2022年5月17日-18日

◎ Lloviu ウイルス ハンガリー
COVID-19 北朝鮮 パンデミックの出口 若年者のワクチン接種
MERS-CoV オマーン WHO
エムポックス(サル痘)英国 国内感染伝播

● ポリオ モザンビーク パキスタンから
PRO/EDR> Poliomyelitis update (19): WPV1 AFP Mozambique ex Pakistan
Archive Number: 20220518.8703340
 情報源 Africa News (by Rédaction Africanews with AP) 2022年5月18日
モザンビーク Mozambique 保健当局は国内でポリオアウトブレイク  a polio outbreak が発生したと宣言した。北東部 Tete province の小児 1名が同疾患により麻痺を発症したことが確認されたため,と the World Health Organization (WHO) が明らかにした。今回のモザンビークの症例は,2022年のアフリカ南部でにおいて,2月中旬のマラウイ Malawi で確認された症例に続いて 2例目の輸入ポリオ感染例 the second imported case of polio である。モザンビークでは 2019年に経口ワクチンからの変異ウイルスに関連する症例が確認されているが,野生株ポリオ感染例としては 1992年以来の確認となった。今回のモザンビークの症例は遺伝子解析の結果,2022年のマラウイの症例と同様に,2019年にパキスタンで感染拡大したウイルス株と関連があることが示されている ... 

◎ Lloviu ウイルス ハンガリー

PRO/AH/EDR> Lloviu virus - Hungary
Archive Number: 20220518.8703330
 情報源 Nature Communications 2022年3月21日
原著タイトル Isolation of infectious Lloviu virus from Schreiber's bats in Hungary. Nat Commun. 2022; 13(1706); 
フィロウイルスの一部 Some filoviruses は自然界宿主からの人獣共通感染溢出 spillover イベントによってヒトにも感染し,この数年間フィロウイルスによるアウトブレイクの頻度が増している。2002年にスペインのコウモリ Schreiber's bats (_Miniopterus schreibersii_) で発見された The filovirus Lloviu virus (LLOV) は,その後にハンガリーのコウモリでも確認されている。今回われわれはハンガリー国内で捕獲した生きたコウモリ a live sampled Schreiber's bat の血液から,感染性ウイルス infectious LLOV を分離した。分離後,遺伝学的解析とコウモリ腎細胞培地 the _Miniopterus_ sp. kidney cell line SuBK12-08 での培養を行ない,さらにサルおよびヒト細胞への感染にも成功したことから,LLOV は spillover potential を有することが示唆された。ハンガリーのコウモリについての数年間の LLOV サーベイランスで,死亡および生存個体いずれからも LLOV RNA が検出され,また the families Nycteribiidaeハエ)and Ixodidaダニ)の外寄生虫 coupled ectoparasites からも検出されている。このことは,捕獲したコウモリ sampled Schreiber's bats の血清抗体陽性 LLOV seropositivity 結果とも一致する。今回のデータは,コウモリ,とりわけ _M. schreibersii が,欧州内における LLOV の宿主となっていることを支持する。熱帯地方のフィロウイルスとの比較で,温帯気候地域の自然界でのフィロウイルス動態にコウモリの寄生虫が関わる可能性があると考えられる ... 
[Mod.TY- このコウモリの分布地域 The geographic distribution of _Miniopterus schreibersii_ は,"from south western Europe, in the Balkan and Carpathian Mountains and in the Caucasus. Patchily distributed over its range in some large and vulnerable colonies" と述べられている。(1) この広い地域内で,Lloviu virus (LLOV) が報告されているのは,スペインハンガリーだけである。(LLOV の)はじめての報告は,スペインで LLOV による同種のコウモリの大量死に関するものだった。今回のハンガリーの状況はこれとは異なり,数年以上にわたってコロニー内で LLOV が確認されている。スペインとハンガリーのいずれの状況においても,抗体を保有する個体が確認され,感染後に生存していることが示唆されている。コウモリに対するウイルスの病原性や個体数への影響などについてさらなる研究が望まれる。また著者が指摘しているように,コウモリに付くハエ bat flies の機械的または生物学的ベクターとしての役割も未確定である。ハエからウイルスが検出されたとしても,ウイルスを伝播する能力があると証明されたわけではない。ベクターとしての能力を確かめるためには,感染伝播実験が必要となる。
Studies of the presence of LLOV in _Miniopterus schreibersii_ and their ectoparasites is needed across their range
参考資料 Discovery of an Ebolavirus-like Filovirus in Europe. PLoS Pathog. 2011; 7(10): e1002304; ]
参考項目 2011
Ebolavirus-like filovirus - Spain: (AS) bat 20111022.3148
厚労省検疫所 FORTH

● COVID-19

PRO/AH/EDR> COVID-19 update (120): N Korea, pandemic exit, youth vaccine, US deaths, WHO
Archive Number: 20220518.8703327
[1] 北朝鮮
 [A] 情報源 AP News 2022年5月15日
北朝鮮は新たに 15人の死亡と数万人の発熱患者が確認されたと,15日国営メディアが伝えた ... 
 [B] 情報源 NBC News 2022年5月16日
新たに 8人の死亡と,39万2千人の発熱患者が報告された ... 
[2] パンデミックからの出口 Exit from the pandemic
 情報源 The Guardian 2022年5月16日
 ... delta の 3倍の reproductive number をもつ the omicron (BA.1) variant が優位になったときに,ウイルスの伝播能力が上限に達したと期待したが,すぐに約 30% transmissibility が増加した a BA.2 wave に移行し,BA.2.12.1 はさらに another 25% more transmissible than BA.2 をもち,新たな症例の 50%近くを占めている ... BA.4 and BA.5 が a new wave in South Africa を引き起こしている。公衆衛生当局は,"live with COVID(コロナとの共生)"政策を採り始めているが,これは間違いで,the COVID は今も深く懸念すべき状況にある deeply concerning。ワクチン未接種者と比較して,入院と死亡に占めるワクチンを接種した人の割合は増加している。米国では,デルタでは 23% だったがオミクロンでは 42% となっている。ブースターを接種していないか,ブースターから4か月以上経過し効果が減弱したことが原因とみられる。さらにワクチンが重症化,入院,死亡に対して安定して有効であると誤解されている。ブースターは,デルタでは 95% であった防御効果が,オミクロンではブースター(またはブースター2回)でも約 80% である。依然として高い値ではあるが,大きな低下である ... 将来のより有害な変異株の可能性があり,今降伏することは理解しがたい unfathomable。もう政府からの資金援助はない。開発中の新たなワクチンは an omicron booster のみで,the BA.1 variant をもとに作成されており,使用可能となる今夏に,現在や将来の変異株に対する十分な防御効果を有していないかもしれないし,数か月間はワクチンが不足するかもしれない。あきらめるのではなく,ウイルスの進化を予測しパンデミックの終焉を促すイノベーションを推進する時である。リストの筆頭は,変異に強い経鼻ワクチンの開発で,粘膜免疫を誘導する経鼻スプレーで,現在オミクロン系統に対する最小限の防御しか持っていない感染伝播をブロックできる。3種類の経鼻ワクチンが臨床試験の最終段階にあるが,注射ワクチンのような any Operation Warp Speed or governmental support を受けられていない。次に,有望な候補となる薬剤が多数存在する中,これらの治験をスピードアップさせること。Paxlovid は史上最速の小型分子計画 the most rapid small molecule (pill) program in history であった: 分子デザインから 2年足らずで,高い有効性と商品化を示す definitive randomized trials を完了した。錠剤,吸入ナノボディACE-2 decoys といった他の多くの抗ウイルス薬に適応するよう積極的な要求がなされないのはなぜだろう。a pan-β-coronavirus or pan-sarbecovirus vaccine の概念は魅力的で,過去 2年間,世界中の学術研究所が追求してきた。数十種類の広域中和抗体 broad neutralizing antibodies (bnAbs) が発見され,将来のいかなる変異株に対しても高い有効性が期待されている。しかし,これらの nAbs 基づくワクチンの開発や試験はほとんど行われていない nearly a void。明らかに手が届く範囲にあるが,優先度や速度の高いイニチアチブへの投資がないため,(遠い位置に)引き戻されている。経鼻または経口ワクチンの併用,より多くの有効な薬剤,変異株に強いコロナワクチンこそが,決定的なパンデミックの出口に導いてくれるだろう  ... 
[3] ワクチン: 若年者 youth
 情報源 CIDRAP (Center for Infectious Disease Research and Policy) 2022年5月16日
先週の JAMA に掲載された新たな 2件の研究 observational studies により,Pfizer/BioNTech COVID-19 vaccine ワクチンが,the omicron variant surge において米国の小児と青少年の感染防御に働く可能性が示された。1つめの論文では 12-15歳に 3回目の接種を行うことで感染に対して 71% の有効性があり,2件目では New York state の 5-17歳へのワクチン接種で感染と入院のリスクが低下したことが示された ... 
[4] US deaths
 情報源 NY Times 2022年5月13日
高所得国の中で米国は,国民のワクチン接種完了および追加接種の達成に成功していない。13日現在,全米の約 1/3 の国民がワクチン接種を完了できておらず,およそ 70% が追加接種を受けていない(ちなみに,カナダで接種を完了していない国民は 17%,追加接種を受けていないのは 46% である)。米国内の COVID-19 による死者の約半数が,ワクチン接種が広く行われるようになったあとに発生している。ワクチンを接種しないことで数十万人が死亡したとされている。2021年12月から2022年1月までのオミクロンによる感染流行中,米国の致死率は,ドイツ,フランス,英国,カナダよりも高く,これらの国々では人口の大部分がワクチン接種を完了しまたは追加接種を受けている。高齢者は臓器機能や免疫システムが弱いため,感染しやすくワクチンに対する反応が弱い ... オミクロンによる流行中に,80歳以上の高齢者はワクチンを接種していても,ワクチンを接種していない 50~60歳代よりも 2倍の死亡リスクがあるとされている ... 
[原著タイトル COVID-19 National Preparedness Collaborators. Pandemic preparedness and COVID-19: an exploratory analysis of infection and fatality rates, and contextual factors associated with preparedness in 177 countries, from 1 Jan 2020 to 30 Sep 2021. Lancet. 2022;]
[5] WHO: daily new cases reported (as of 16 May 2022)
 情報源 WHO 2022年5月16日
[Data by country, area, or territory for 16 May 2022]
[6] Global update: Worldometer accessed 16 May 2022 19:53 EST (GMT-5)
 情報源 Worldometer 2022年5月16日
Total number of reported cases: 523 209 618
Total number of reported deaths: 6 290 453
Number of newly confirmed cases in the past 24 hours: 2 014 231
[A 7-day series of cumulative totals reported by countries, territories, and reporting entities]
関連項目 
COVID-19 update (119): shedding, croup, long COVID, N. Korea, WHO 20220515.8703268

● MERS-CoV オマーン
Middle East respiratory syndrome coronavirus - Oman 17 May 2022
PRO/AH/EDR> MERS-CoV (05): Oman (DH) WHO
Archive Number: 20220518.8703321
 情報源 World Health Organization Disease Outbreak News 2022年5月17日
 [厚生労働省検疫所 FORTH より]
発生状況一覧
 2022年4月28日、WHO はオマーン国のザヒーラ (Al Dhahira) 行政区から 34歳男性の中東呼吸器症候群の症例が発生したと通知を受けた。患者はオマーンの家族の農場で、ヒトコブラクダ、ヒツジ、ヤギなどの動物と直接接触歴があった ... 
症例の解説
 ... 4月18日に息切れ、高熱、乾いた咳などの症状が現れ ... 4月24日、病院救急部門における診察と評価の結果、高度の呼吸困難、発熱、低血圧が認められ、胸水貯留がある肺炎と診断され、隔離病棟に収容された。その後、医療病棟の陰圧隔離室、集中治療室(ICU)の隔離室に移され、人工呼吸器による管理が行われている ... 5月8日現在、患者の状態は極めて不安定で、ICU の隔離室で人工呼吸器による管理が続けられている ... 
関連項目 
MERS-CoV (04): Qatar, WHO 20220514.8703251

● エムポックス(サル痘)英国 国内感染伝播

PRO/AH/EDR> Monkeypox - UK (03): local transmission
Archive Number: 20220518.8703317
[1] 情報源 BBC 2022年5月16日
England で新たに 4人がサル痘 monkeypox と診断された。英国内での感染であるものの,英国保健当局 The United Kingdom Health Security Agency は,市民のリスクは依然として very low のままとしている。3 in London and one in north-east England のこれらの新たな患者は,7日および 14日に確認された感染例との疫学的関連性は確認されていない。The UKHSA は,いずれもロンドンで感染したとみられる最新の 4例の間に関連があるか調査中としている。4例のうちの 2例については共通の接触が認められている。4人はすべて,gay, bisexual, or other men who have sex with men とされている ... 
[2] 情報源 Daily Mail 2022年5月17日
英国内でのサル痘に対する不安が拡がる中,性感染症クリニックでは再び social distancing が導入された ... サル痘は,梅毒などの発疹性疾患と間違われやすく,早期の診断が難しい ... 現在,7人の英国民サル痘と診断されており,うち 6人英国内での感染とみられ,市中に感染が拡がっている可能性がある。5 in London, one in the South East, and one in the North East の症例で,4 例が gay or bisexual men である。2週間近く前に診断された英国の第 1例目の患者は endemic であるナイジェリアで感染しウイルスを持ち帰っていた。専門家は,ヒトからヒトへの感染伝播は 'unusual' and 'surprising' と述べている ... 
What is the monkeypox virus and what are the risks and symptoms?
関連項目 
Monkeypox - UK (02): ex Nigeria 20220515.8703269

● ポリオ パキスタン
PRO/EDR> Poliomyelitis update (18): WPV1 AFP Pakistan, cVDPV2 AFP, CVDPV3, violence
Archive Number: 20220518.8703319
[1] パキスタン Pakistan (Khyber Pakhtunkhwa): 3rd case
 情報源 Daily Pakistan 2022年5月15日
野生株 1型ポリオウイルス The wild poliovirus type 1 により北西部の山岳地帯の 1歳児が麻痺を発症し,2022年の国内 3例目の感染となった。2022年1月にパキスタンは 1年間のポリオ感染 0 を達成したが,4月に 1例目の感染が確認された。7日に患児から検体が採取され,この男児はワクチンを接種していなかったことが判っている ... 
[2] Global as of 11 May 2022: AFP cVDPV2 (コンゴ(民) DR Congo, モザンビーク Mozambique, ナイジェリア Nigeria); environmental samples (Djibouti, Nigeria, Yemen)
Poliovirus weekly update as of 11 May 2022, World Health Organization
 情報源 Global Polio Eradication Initiative/WHO 2022年5月11日
New wild poliovirus isolates reported this week:
Acute flaccid paralysis [AFP] cases: 0
New cVDPV isolates reported this week:
AFP cases13
ES: 12
Others: 1
Summary of new polioviruses this week:
- コンゴ(民) DR Congo: 11 circulating vaccine-derived poliovirus 2 [cVDPV2] cases
- モザンビーク Mozambique: 1 cVDPV2 case
- ナイジェリア Nigeria: 1 cVDPV2 case and 1 positive ES
- Djibouti: 5 cVDPV2 positive ES
- Yemen: 6 cVDPV2 positive ES
地図 A map showing the locations of each confirmed case of polio worldwide in the past 12 months
[3] Global as of 4 May 2022: AFP WPV1 (パキスタン Pakistan), cVDPV2 (ナイジェリア Nigeria)
Poliovirus weekly update as of 4 May 2022, WHO
 情報源 Global Polio Eradication Initiative/WHO 2022年5月4日
New wild poliovirus isolates reported this week:
AFP cases1
Environment: 0
Others: 0
New cVDPV isolates reported this week:
AFP cases3
Environment: 11
Others: 0
Summary of new polioviruses this week:
- パキスタン Pakistan: 1 WPV1 case
- ナイジェリア Nigeria: 3 cVDPV2 cases and 11 cVDPV2 positive environmental samples
[4] パレスチナ自治区 Palestinian Authority: vaccination
 情報源 ReliefWeb 2022年5月13日
[5] パキスタン Pakistan 
 情報源 Nation 2022年5月13日
関連項目 
Poliomyelitis update (17): Pakistan WPV1, global cVDPV2, CVDPV3 20220503.8702966

● ラッサ熱 ナイジェリア
PRO/AH/EDR> Lassa fever - West Africa (11): Nigeria
Archive Number: 20220517.8703300
 情報源 Nigeria Centre for Disease Control (NCDC) 2022年5月8日
Key points
Current week (18): 2-8 May 2022 / Cumulative weeks 1-18 2022 / Cumulative weeks 1-18 2021
Confirmed cases3 / 762 / 272
- Deaths: 2 / 151 / 56
- Case fatality rate (CFR [%]): 66.7 / 19.8 / 20.6
Number of states affected3 / 23 / 14
- Local government areas (LGAs) affected: 3 / 95 / 57
Highlights
- In week 18 [2-8 May 2022], the number of new confirmed cases decreased from 8 in week 17, 2022 to 3 cases,reported from the states of Edo, Ondo, and Benue 
 ... 

● トリパノソーマ症 チリ 宿主トカゲ
PRO/AH/EDR> Trypanosomiasis (Chagas disease) - Chile: lizard hosts
Archive Number: 20220517.8703305
 情報源 Emerging Infectious Diseases journal 2022年5月13日
チリの 4種類のトカゲを用いて,シャーガス病 Chagas disease の病原体であるトリパノソーマ _Trypanosoma cruzi_ に感染していないサシガメ uninfected kissing bugs への感染能力について評価した。すべての種のトカゲで感染が確認され,病原体を(サシガメに)伝播する能力がある種が確認されたことから,トリパノソーマの保有宿主であることが示された ... 

● 狂犬病 ネパール,米国,インドネシア
ネパール
PRO/AH/EDR> Rabies (21): Asia (Nepal) dog, human
Archive Number: 20220518.8703345
 投稿者 Sher Bahadur Pun 2022年5月18日
12日,27歳女性が腕の痛み,恐風症 aerophobia,恐水症 hydrophobia のため Sukraraj Tropical & Infectious Disease Hospital (STIDH) に入院となった。1か月前にペットの子犬に右腕をかまれていた。この子犬は数ヶ月前に拾った野犬で,家庭内で飼っていた。子犬は(女性を)咬んだ 5日後に,貯水タンクに落ちて死亡したため,獣医師は感染症を疑っていなかった ... 

米国
PRO/AH/EDR> Rabies (20): Americas (USA) animal, human exp
Archive Number: 20220518.8703329
[1] Virginia (Bedford County): キツネ fox, human exposure
 情報源 WDBJ 2022年5月8日
[2] Oklahoma (Logan County): ウマ horse
 情報源 The Horse 2022年5月10日
[3] New Jersey (Atlantic County): ネコ cat, human exposure
 情報源 WPG Talk Radio 2022年5月10日
[4] New York (Oneida County): ネコ cat, human exposure
 情報源 WIBX950.com 2022年5月15日
[5] North Carolina (Brunswick County): キツネ fox, human exposure
 情報源 Port City Daily 2022年5月16日

インドネシア
PRO/AH/EDR> Rabies (19): Asia (Indonesia) dog susp, human exp, comment
Archive Number: 20220518.8703328
 投稿者 Shamsudeen Fagbo 2022年5月17日
20220511.8703194 に関し。
(ワクチンを接種されているにもかかわらずヒトを襲ったことによって)
"rabies suspected dogs" が "rabies infected dogs" として処分されている事情について ... 

● 鳥インフルエンザ 米国 野鳥
PRO/AH/EDR> Avian influenza (121): Americas (USA) wild bird, HPAI H5N1
Archive Number: 20220518.8703337
[1] Idaho (Custer County): owl [2] Texas (Bosque County): bald eagle [3] Florida: bald eagle [4] Maryland: vulture [5] Minnesota: goose [6] Michigan: merganser, owl [7] Colorado: pelican

● 原因不明の死亡,ラクダ チュニジア
PRO/AH> Undiagnosed deaths, camel - Tunisia: (TA) RFI
Archive Number: 20220518.8703324
 情報源 Alchourouk [in Arabic] 2022年5月16日
地域農業当局 The regional administration of agriculture in Tataouine に 13日以降,北東部 the town of [Bir Lahmar] と the towns of Remada and Smarsince から,7頭のラクダの死亡が報告されている。獣医師が検分し,検査に必要な検体の採取を行った。初診で,躯幹の急速な腐敗と腫脹 a rapid rotting and swelling of the bodies が認められている ... 
[Mod.AS the peracute course of the fatal cases combined with their "unbalanced diet" and digestive tract changes との記述から想定される鑑別診断の 1つとして enterotoxaemia があげられる]

● ウマ伝染性貧血 カナダ 米国
PRO/AH> Equine infectious anemia - North America (03): Canada (SK), USA (CA) horse
Archive Number: 20220518.8703320
カナダ Canada
[1] Saskatchewan
 情報源 The Horse 2022年5月16日
カナダ動物衛生当局 The Canadian Animal Health Surveillance System により,a Rosemount No. 378 premises のウマ 1頭がウマ伝染性貧血 equine infectious anemia (EIA) 検査が陽性であることが確認された。イベントにエントリーするための検査で,臨床症状は認められていない ... 
米国
[2] California
 j情報源 EquiManagment 2022年5月17日
カリフォルニア州農業当局 The California Department of Food and Agriculture (CDFA) が 2日,a 3 year old quarter horse stallion on a Riverside County, California が,interstate movement to a racetrack のための EIA 検査で陽性となったことを確認した。Tulare County, California からのウマであった ... 

● 炭疽 シエラレオネ 家畜
PRO/AH/EDR> Anthrax - Sierra Leone: (North West) livestock
Archive Number: 20220517.8703318
 情報源 The East African 2022年5月17日
シエラレオネ Sierra Leone 北西部で 30年ぶりとなる炭疽 an outbreak of the deadly anthrax disease の発生が報告された。200頭あまりの家畜の死亡が確認されていると,16日農業相が明らかにした。Port Loko District で家畜の死亡が報告され,採取した検体の検査の結果,炭疽菌が陽性と判明した。

● ブルーベリーの病気 オーストラリア
PRO/PL> Blueberry rust - Australia: (WA)
Archive Number: 20220517.8703302
 情報源 Greenlife Industry Australia 2022年5月
近年,西オーストラリア Western Australia (WA) 州各地でブルーベリーの病気 Blueberry rust が確認されており,一次産業地域開発当局 the Department of Primary Industries and Regional Development (DPIRD) にも疑わしい例が報告されている。感染が確認された植物は,移動,販売,流通が禁止される,a declared pest となっている。感染拡大の状況と病気の性質から,州内での根絶は技術的に難しいと考えられ,当局は its biosecurity status を 'present' とする方針である。すなわち輸入と検疫の制約はなくなり,輸出する際にバイオセキュリティ上の要求基準を満たすことが求められる。 

● 鳥インフルエンザ ハンガリー、モルドバ、チェコ
PRO/AH/EDR> Avian influenza (120): Europe, wild bird, poultry, HPAI H5N1, OIE
Archive Number: 20220517.8703292
[1] ハンガリー Hungary (Szabolcs-Szatmar-Bereg): poultry, HPAI H5N1
 情報源 OIE-WAHIS (World Animal Health Information System) 2022 2022年5月13日
HPAI H5N1 was confirmed in a fattening duck holding farm in Nyirbator, Szabolcs-Szatmar-Bereg.
種/個体数/感染/死亡/廃棄/と畜/ワクチン接種
Birds / 93 768 / 2500 / 2500 / 91 268 / - / -
[2] モルドバ Moldova (Ungheni): poultry, HPAI, serotype not typed
 情報源 OIE-WAHIS (World Animal Health Information System) 2022年5月16日
HPAI was detected in domestic birds of different species from backyards in Rezina village, Ungheni.
種/個体数/感染/死亡/廃棄/と畜/ワクチン接種
Birds / 4194 / 454 / 454 / - / - / -
[3] チェコ共和国 Czech Republic (Jihocesky): poultry, HPAI H5N1
 情報源 OIE-WAHIS (World Animal Health Information System) 2022年5月16日
HPAI H5N1 was confirmed in a commercial holding with 277 mallards in Hajany, Strakonice, Jihocesky.
種/個体数/感染/死亡/廃棄/と畜/ワクチン接種
Mallard (_Anas platyrhynchos_): Anatidae-Anseriformes / 277 / 12 / 0 / 277 / - / -