ProMED-mail 情報: 2024年2月7日

リステリア症　米国、チーズ CDC

●　リーシュマニア症　イエメン、皮膚

PRO/AH/EDR> Leishmaniasis - Yemen: cutaneous, increasing incidence, WHO

Archive Number: 20240207.8714724

　情報源 Gad [in Arabic] 2024年1月31日

イエメンの国内でリーシュマニア症 leishmaniasis が拡がっていると The World Health Organization (WHO) が明らかにした。声明の中で、2023年に約1万5000例の皮膚リーシュマニア症患者 cases of cutaneous leishmaniasis in Yemen が確認され、増加が続いていると述べられている。

●　コレラ　アフリカ

PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update (08): Africa, ongoing outbreak, Africa CDC

Archive Number: 20240207.8714721

　情報源 Africa CDC 2024年2月3日

2024年初以降、合計2万6122例のコレラ感染 cases (3396 confirmed; 22 726 suspected) and 663 deaths (case-fatality rate [CFR、致死率] 2.6%) of cholera が、[13] African Union (AU) member states から報告されている:

ブルンジ Burundi (33 cases; 0 death), コモロ Comoros (6; 1), コンゴ（民）DRC (783; 13), エチオピア Ethiopia (779; 12), ケニア Kenya (128; 0), マラウイ Malawi (11; 0), モザンビーク Mozambique (2563; 6), 南アフリカ South Africa (2; 0), ソマリア Somalia (1406; 18), タンザニア Tanzania (164; 1), ウガンダ Uganda (13; 0), ザンビア Zambia (13 015; 488), and ジンバブエ Zimbabwe (7219; 124).

今週、5310 new cases and 29 new deaths of cholera from 9 AU member states: Burundi, Comoros, Ethiopia, Kenya, Malawi, Mozambique, Somalia, Zambia, and Zimbabwe が報告された

●　リステリア症　米国、チーズ 2014-23 CDC

PRO/AH/EDR> Listeriosis - USA: queso fresco & cotija cheeses, fatal, alert, recall, 2014-23, CDC

Archive Number: 20240207.8714711

　情報源 CDC 2024年2月6日

_Listeria_ Outbreak Linked to Queso Fresco and Cotija Cheese

Fast Facts

　患者数 Illnesses: 26

　入院 Hospitalizations: 23

　死亡 Deaths: 2

　発生した州 States: 11

　Recall: Yes

　Investigation status: Active

CDC および関係各局は、複数の州で発生したリステリア症アウトブレイク a multistate outbreak of _Listeria monocytogenes_ infections の調査のためのデータ収集を行っている。

2017年と2021年にこのアウトブレイクについて調査が行われ、以前の調査で得られた疫学的証拠として、queso fresco and other similar cheeses チーズが感染源と疑われていたが、商品の特定には至らなかった。

2023年12月に新たな感染が確認されたことから、2024年1月に調査を再開し、アウトブレイク株 the outbreak strain がチーズ検体 a cheese sample from Rizo-López Foods で確認された。

Epidemiology and recent laboratory data show that queso fresco and cotija made by Rizo-López Foods are making people in this outbreak sick.

Epidemiologic Data

6 Feb 2024 の時点で26人の感染 people infected with the outbreak strain of _Listeria_ from 11 states [see map at original URL] が確認されている。

発症日は on dates ranging from 15 Jun 2014 to 10 Dec 2023 [see timeline at original URL] である。

情報が得られた26人のうち、23人が入院し、2人, 1 from California and 1 from Texas が死亡したと報告されている。

State of Residence / # Sick People

Demographics

　年齢 Age (n = 26) Range from < 1 to 88 years, median age of 52

　性別 Sex (n = 26) 58% female, 42% male

　Race (n = 21) 71% White, 5% Native American or Alaska Native, 24% reported another race category

　Ethnicity (n = 26) 85% Hispanic, 15% non-Hispanic

Laboratory Data

Public Health Actions

参考項目 2023

Listeriosis - Americas (08): (USA) peaches, alert, recall 20231121.8713247

●　ダニ媒介性脳炎 [SFTS]　日本

PRO/AH/EDR> Tick-borne encephalitis - Japan

Archive Number: 20240207.8714698

　情報源 Metropolis 2024年1月11日

日本の大自然を愛する人々に対して、最近までインド、タイ、インドネシアなどの気温の高い地域に多く見られていたダニに注意するよう、昆虫学者らが呼びかけている。死亡するおそれのある重症熱性血小板減少症候群 potentially fatal [severe fever with] thrombocytopenia syndrome (SFTS) を伝播するダニ Several species of these ixodid ticks が、北部の東北地方でも発見されるようになり、当初確認されていた西日本から範囲が拡大したことが示されている。

during surveys between June and August 2021 の調査で、東北地方沖の島 an island において、少なくとも no fewer than 9 species of tick が発見されたと、2023年7月の学術誌 the academic journal Experimental and Applied Acarology で報告された。

ダニの生息範囲の拡大は一般的にはシカやイノシシなどの野生のほ乳動物によると理解されていたが、渡り鳥による場合があることが判明した。

the National Institute of Infectious Diseases によれば between the turn of the year [2023] and the end of July [2023] の期間に95人が [SFTS] に感染し、5人が死亡した。日本で初めて SFTS が確認されたのは2013年で40例が報告され、その後2022年には118例にまで増加した。

もっとも最近の例は、2023年8月にダニ刺咬による SFTS に感染し死亡した、福岡県の80代の女性である。

[Mod.TY－ severe fever with thrombocytopenia syndrome (SFTS) virus を伝播するダニの、日本国内の生息範囲拡大は公衆衛生上の深刻な懸念となる。2013年に国内で確認されて以来拡大が続いている。

the National Institute of Infectious Diseases の報告によると、110 people infected in 2021, followed by a record 118 in 2022 であった。日本紅斑熱 cases of _Rickettsia japonica_ infections 感染を鑑別診断に入れる必要のある一部の地域においては、SFTS の報告が（実際より）少なくなる可能性がある。

SFTS virus infections は重症化するおそれがある一方で、不顕性 subclinical or 軽症 mild infections となる場合もあるとの証拠が示されており、これまでに報告された患者数は、（真の）感染者数よりも少ないと考えられる。

またヒト－ヒト感染とみられる証拠が複数あるが、まれなイベントとみられる。

このウイルスは間違いなくアジアの複数の国に常在しており、日本においてもこれまでにたびたび発生している。

以前には、あきらかに1匹のネコ an SFTS-virus-infected cat から直接感染したとみられる2例が報告されている。この事例でダニによる感染伝播には触れられていない。想定される感染経路として、血液などの体液に暴露したことによる、ネコから獣医師及び看護師へ感染の記述もなかった（20181211.6204927)。

写真 the longhorn tick, _Haemaphysalis longicornis_, the SFTS vector]

参考項目 2023

Severe fever w/ thrombocytopenia synd. - Japan 20230220.8708495

●　トウモロコシの病気、Lethal necrosis　ケニア

PRO/PL> Lethal necrosis, maize - Kenya

Archive Number: 20240207.8714729

　情報源 Africa Newswire 2024年2月3日

国内のトウモロコシの深刻な脅威となっている maize lethal necrosis (MLN) 拡大防止のため、ケニア植物衛生当局 The Kenya Plant Health Inspectorate Service (KEPHIS) が農家に対して出所のわからない種子 uncertified seeds を使用しないよう注意を呼びかけている。農家と販売者 both farmers and sellers at 67 different selling points の双方にアドバイスが行われている。

Additionally, KEPHIS advised on the practice of crop rotation as a strategy to mitigate the impact of MLN. ...

●　口蹄疫　アルジェリア

PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Algeria (06): SAT-2 1st rep, topotype V

Archive Number: 20240207.8714725

　情報源 Pig333 2024年2月2日

北アフリカの複数の国 several North African countries (アルジェリア Algeria, チュニジア Tunisia, and リビア Libya) において口蹄疫アウトブレイク FMD outbreaks の発生が増加していると、欧州口蹄疫委員会 The European Commission for the Control of Foot and Mouth Disease (EuFMD) of the FAO が加盟国に対し通報した。疫学情報の大きな変化として、これまでアルジェリアだけで報告されていた型である serotype SAT 2 が、直近の複数のアウトブレイクの原因となっている。

[Mod.SF－ Please note the source error: "only（アルジェリアだけ）" ではなく "not （アルジェリアではまだ～ない）" と記載すべき。; refer to the moderator comments for more information. ]

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2024年2月7日

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