2024年3月11日

食中毒 タンザニア、ウミガメ

● 食中毒 タンザニア、インド(2件)
タンザニア
PRO/EDR> Foodborne illness - Tanzania: (Zanzibar) sea turtle meat, fatal
Archive Number: 20240310.8715302
  情報源 ABC News 2024年3月9日
Pemba Island in the Zanzibar archipelago において、ウミガメの肉を食べた小児8人成人1人死亡し、ほか78人入院となったと9日当局が発表した。chelonitoxism による食中毒によりたびたび死亡する結果があるにもかかわらず、Zanzibar's people にとって Sea turtle meat はごちそうと考えられている。
3月8日に死亡した成人は、それ以前に死亡した小児の1人の母親であった。肉を摂取したのは3月5日だった。
2021年11月、Pemba で3歳児を含む7人がカメ肉を食べて死亡し、ほか3人も入院となっている。 
[Mod.LL- カメ肉食中毒 Turtle poisoning (chelonitoxication) は、the flesh of certain marine turtles (green sea turtle, hawksbill turtle, leatherback turtle) の摂取によると考えられている。多くの国々で Turtle meat is considered a delicacy。
カメには、食物連鎖の中で蓄積される chelonitoxin と呼ばれる生体毒 a biotoxin が含まれている場合がある。皮 and/or 肉を食べることで、嘔気、口唇・舌・口腔の灼熱感、嚥下困難、胸部絞扼感、発疹、肝腫大を経験し、昏睡や死亡に至ることもある。
ここに紹介するように、母乳を介しトキシンが伝播されることがある。
参考文献 Chelonitoxism in breast-fed child: cases in Mahajanga, Madagascar. Med Sante Trop. 2017;27:329-332. 
Abstract
"Chelonitoxism は、chelonitoxins とよばれる海洋毒 marine toxins を含むウミガメの肉や内臓の摂取による食中毒である。母乳中に these toxins が通過すれば授乳中の乳児に致死的となるため、トキシンの母乳への通過の可能性と母児への影響について検討した。
マダガスカル西部で最近、ウミガメ the species _Eretmochelys imbricata_ の肉をみんなで摂取 collective consumption し、76例の患者が発生した事例について、授乳中の女性とその乳児(各7例)の後ろ向き研究 a retrospective descriptive study of the lactating women and their babies (7 of each) in that group を行った。哺乳後の乳児の潜伏期間は最大24時間であった。
母親と乳児の初期症状は多様で、死亡した4人の受乳児には重い症状が認められた。母親の死亡例は報告されなかった。
母乳、特に多くの授乳が行われた場合は、カメの肉の摂取と同等の有毒性 toxic となる; 母親がウミガメを食べたとしても授乳を行わなければ児に影響はない prognosis was good for the babies。
During cases of poisoning by marine animals or episodes of chelonitoxism, breastfeeding must be suspended immediately." ]
参考項目 2021
Foodborne illness - Tanzania: (Zanzibar) sea turtle meat, fatal 20211201.8699974

インド
PRO/EDR> Foodborne illness - India (06): (OR) students
Archive Number: 20240311.8715321
 情報源 The Times of India (TOI), Times News Network (TNN) 2024年3月9日
Greater Noida [Gautam Buddha Nagar district], Uttar Pradesh において合計76人の学生が食中毒の症状で入院となった。different colleges に通うこれらの学生は、8日の a private hostel における their Mahashivratri [a Hindu festival] fast の夕食後、不安感、めまい、嘔吐などの症状を発症した。an educational hub である Aryan Residency in the Knowledge Park area で発生した。

● 麻疹 台湾、米国(2件)
台湾
PRO/EDR> Measles - Taiwan (03): ex Malaysia, imported
Archive Number: 20240311.8715312
 情報源 Focus Taiwan 2024年3月9日
最近マレーシア旅行から帰国した女性が検査で陽性となり、麻疹輸入例 an imported case of measles であると、新竹の公衆衛生当局 Hsinchu County's Public Health Bureau が9日発表した。この30代の女性は、from 16-20 Feb [2024] に東南アジアにあるこの国を訪れており、3月4日に頚部の痛みを感じ、2日後に同6日に発熱と発疹の症状が現れた。医療機関を受診し麻疹と診断され、現在状態は安定し隔離されていると説明されている。同じフライトに搭乗していた別の麻疹感染例の接触者と特定されていた。家族や友人を含む合計192人が濃厚接触者として特定されており、当局は3月25日までモニターし続けるとしている。 
関連項目
Measles - Taiwan (02): local and imported 20240306.8715217

米国
PRO/EDR> Measles - USA (16): (IL) Chicago, 2nd migrant case, same shelter
Archive Number: 20240311.8715309
 情報源 Fox32 Chicago 2024年3月10日
10日、2人目の移民の小児の麻疹 measles 感染が報告された。シカゴ保健当局 The Chicago Department of Public Health (CDPH) によると、この患児は保護施設の新規入所者 the new arrivals shelter in Pilsen, located at 2241 S. Halsted St であった。先週、同じ施設の小児の麻疹が確認されていた。

● ラッサ熱 ナイジェリア
PRO/AH/EDR> Lassa fever - West Africa (07): Nigeria (AD) conf
Archive Number: 20240311.8715311
 情報源 Premium Times 2024年3月4日
州保健当局 The Adamawa Government により、感染が疑われた5例の中から1例の陽性例 one positive out of the 5 suspected cases of Lassa fever が確認されたと、保健当局者 The Commissioner for Health が4日明らかにした。
初発例は2月22日に Modibbo Adama University Teaching University Teaching Hospital (MAUTH), Yola 病院に入院し、同23日に接触者の検体が採取され、検査のため the National Reference Laboratory (NRL), Abuja に送付されていた。4例は陰性で、1例が陽性となった。
関連項目
Lassa fever - West Africa (06): Nigeria (BE) fatal 20240304.8715169

● 結膜炎 モザンビーク
PRO/EDR> Conjunctivitis - Mozambique: surge
Archive Number: 20240311.8715310
 情報源 APA NEWS 2024年3月8日
Sofala province において、出血性結膜炎 haemorrhagic conjunctivitis の症例が警戒すべき増加をみせていると、8日明らかにされた。150例を超え、the city of Beira では112例が the Central Hospital of Beira 病院で治療を受けた。