2007年2月1日

鳥インフルエンザ、ヒト ナイジェリア WHO

● 鳥インフルエンザ、ヒト ナイジェリア
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (28): Nigeria, WHO 20070201.0408
 情報源 World Health Organisation (WHO), CSR, Disease Outbreak News, 2月1日
ナイジェリア政府は、ラゴス在住の22歳の女性が鳥インフルエンザ感染疑いで死亡したことを発表した。この患者は、2007年1月16日に死亡した。この22歳の患者の母親が類似の症状で1月4に死亡した。初期の検査で、この22歳女性患者の検体はインフルエンザA/H5陽性であった。現在、検体は確定診断のため、インフルエンザ参照研究に関するWHOインフルエンザ指定研究センターに送付されている。検査結果はまもなく判明する。患者の母親からの検体は得られていない。接触者の追跡調査が行われたが、鳥インフルエンザ潜伏期の2倍の日数を経た時点で症状は見られなかった。これらの接触者は、別の1名の死者を含む3名の疑い患者と同様に検査が実施され、初期の検査では全員陰性であった。これらの検体も同様に、インフルエンザ参照研究に関するWHOインフルエンザ指定研究センターに送付されている。肉の赤みが全て無くなるまで、70℃以上の温度で適切に調理された鶏肉は、消費しても安全であると繰返して言うことが重要である。適切に調理された家禽又は卵の消費により、ヒトがインフルエンザ(H5N1)ウイルスに感染したことを示す疫学的証拠は無い。このウイルス曝露への最大のリスクは、感染している生きた家禽を取り扱ったり処分することである。WHOは、ナイジェリア政府と共同で状況を監視している。

● リフトバレー熱  ケニア
PRO/AH/EDR> Rift Valley fever - Eastern Africa (12): Kenya 20070201.0413
[1] Nairobi's Kariobangi and Eastleigh estates 3例うち1例死亡
 情報源 984 Capital online, Wed 31 Jan 2007
[2] 新たに2例の患者
 情報源 allAfrica.com, The Nation (Nairobi)、2007年2月1日。
[3] ワクチン配布開始
 情報源 SomaliNet、2007年1月31日。
[4] リフトバレー熱感染流行--ケニア: CDC
Rift Valley Fever Outbreak -- Kenya: Nov 2006 to Jan 2007
 情報源 MMWR Weekly, Fri 2 Feb 2007 / 56(04);73-76

● ウエストナイルウイルス 西半球
PRO/AH/EDR> West Nile virus update 2007 - Western Hemisphere (02) 20070201.0414
[1] 米国(サウスダコタ州)
 情報源 US CDC Weekly Morbidity and Mortality Reports、2007年2月2日。
[2] 米国(カリフォルニア州)
 投稿者: William Reisen 、1月29日.

● 馬ヘルペスウイルス 米国
PRO/AH/EDR> Equine herpesvirus - USA (multistate)(04): CA
Archive Number: 20070201.0402
 情報源:Thoroughbred times.com [edited]、1月30日.
馬ヘルペスウイルス(EHV-1)で2頭のウマが死亡した事を受け、Los Alamitos RaceCourse の2つの厩舎が隔離措置を受けている.

● 口蹄疫 ボリビア、ベトナム(3件)
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease, bovine - Bolivia 20070201.0403
 情報源:O Globo, Rio de Janeiro, Brazil [in Portuguese]、1月30日.
ブラジルのMato Grosso (MT) & Mato Grosso do Sul (MS)州から国境を越えた、ボリビアのSanta Cruz地区において、2007年1月29日に、3カ所で口蹄疫感染流行が発生している事が確認された[誰によって確認されたかは明らかにされていない].1月31日のパリのOIE会議で、ブラジルは、ワクチン接種により、2005年にMT & Parana で流行発生が起こり失った、口蹄疫清浄化地域の立場を回復できる事を望んでいた.

PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Viet Nam (04) 20070201.0412
 情報源 Thanh Nien Daily - Ho Chi Minh City,Vietnam [edited]、2007年2月1日。
ベトナム各地の9つの省で、最大で3000頭のウシとブタが口蹄疫に感染した.感染区域は拡大していると、動物衛生当局が述べた.以下、感染動物の内訳など.
[2006年5月以降、公式報告が無く、ベトナムの口蹄疫の状況は不透明である.これは、地理上の情報だけでなく、感染循環しているウイルスの株(血清型)も含めた、疫学状況に対してもいえる]

PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease, bovine - Bolivia (02) 20070201.0416
[1] 情報源 Los Tiempos, Bolivia[translated], 2007年1月28日。
[2] 情報源 El Mundo, Bolivia [translated]、2月1日。

●  ブルータング、ヒツジ イスラエル
PRO/AH> Bluetongue, ovine - Israel (03): BTV-15 20070201.0409
 投稿者:Christiaan Potgieter and Truuske Gerdes, OIE South AfricaVia: MagdaOneill 、1月31日.
イスラエルにおけるBTV15に関する最近の議論に反応して、南アフリカのBTV15についてのいくつかの興味深い事実.(原文でお願いします)

● 鳥インフルエンザ タイ、インドネシア、ジョージア
PRO/AH/EDR> Avian influenza (21)-Thailand, Indonesia, Georgia RFI 20070201.0411
[1] タイ: 3番目の感染県
 情報源:TNA via etna.mcot.net [edited]、2月1日.
タイ家畜省は、中央部Ang Thong県の闘鶏と地鶏native chickenの検体で、H5N1型鳥インフルエンザウイルスを確認したことを認めた.2007年になって、致死性ウイルスが確認された3番目の場所となる[地図]家畜開発局事務局長は、同県 Samko 地区の6羽の闘鶏と地鶏の検査により、H5N1型ウイルス検査が陽性となった事を確認した.すべての家禽は2007年1月23日に処分された.噴霧消毒と、移動監視所が設置された.2007年初めから、ピサヌロークとノンカイ県でH5N1型ウイルスが確認されていた.2007年1月以降、数羽の渡り鳥によってAng Thong県のニワトリが感染したと考えられると、獣医学疾患対策局長が述べた.鳥インフルエンザに関して、全53196検体中、家禽の12144検体の検査結果がまだ出ていない状態であると、述べた.タイにおける鳥インフルエンザの患者25人の内、17人が死亡している.
[最近確認されたタイの3県の感染流行は、それぞれがかなり離れた別々の場所で発生している.地図 ピサヌロークは北部のNo12 ノンカイは北東のNo12 最新の流行があったAng Thongは中央のNo1]
[2] 時系列、2006年2月からの選択事例
 情報源:Reuters、1月31日.
鳥インフルエンザの症状で死亡したナイジェリア人女性1名のH5N1型鳥インフルエンザウイルス検査が陽性となった.情報相は、2007年1月31日、西アフリカにおける同ウイルスの初めての死者を報告した.以下は、これまでの主な鳥インフルエンザの経過である
8 Feb 2006 -- アフリカ初のH5N1型株が、ナイジェリアの家禽で確認される(states ofKano, Kaduna and Plateau)
17 Feb 2006 -- エジプト初の、ニワトリのH5N1型感染
18 Feb, 2006 -- インド初のH5N1型感染例、西部の家禽
25 Feb 2006 -- フランス東部の七面鳥農場で、H5N1型 EU内の家禽での第1例
8 Aug 2006 -- 中国、ヒトでの感染の第1例は、従来の2005ねんではなく、2003年に発生していたと発表
28 Sep 2006 -- 中国政府は、長い間望まれていた、H5N1型ウイルスのサンプルを世界の科学者に公開
8 Dec 2006 -- マリでの3日間の会議後、各国から475.9百万ドルの追加支援
2 Dec 2006 -- 韓国で4件目の家禽での鳥インフルエンザ感染流行発生 2006年11月に、約3年ぶりとなる1件目の感染流行が発生
9 Jan 2007 - 中国政府は、東部Anhuiの農夫が12月にH5N1型ウイルスに感染していた事を公表 数ヶ月ぶりのヒト感染患者
15 Jan 2007 -- タイで6ヶ月ぶりとなるH5N1型ウイルス感染流行が、北部ピサヌローク県の数羽のガチョウで確認された
16 Jan 2007 -- 日本で、3年ぶりのH5N1型感染流行が南西部宮崎県の家禽で確認された 2件目が1月27日に発生した
29 Jan 2007 - WHO は、インドネシアで新たな死者を確認し、世界の死者は164人となった.
31 Jan 2007 -- ナイジェリア政府は、商都ラゴスの女性1名が、サブサハラのアフリカで初めての、ヒトでの鳥インフルエンザ感染患者となった事を公表した 確認の検査のため、海外の研究所へ検体が送付されている
WHOの最新地図 
[3] インドネシア、西ジャワ州
 情報源:ANTARA News via Yahoo [edited]、1月31日.
西ジャワ州、Purwakartaで今週初め、3羽のニワトリが死亡しているのが発見され、検査の結果鳥インフルエンザに感染している事が判明した。地区畜産事務所長が2007年1月30日に明らかにした.ニワトリはSinangpanong village in Bojong subdistrict と Raharja village in Wanayasa sub districtの住民らが所有していた.以下対策など.
[4] ジョージア(グルジア、Abkhazia)疑い、情報提供依頼
 情報源: Rustavi 2 broadcasting company, Georgia、1月31日.
1週間前、Gudauta出始めてのH5N1型ウイルスの感染が確認された.検査は、Alkhazia湖岸での調査活動中のロシアの専門家により行われた.しかし、この情報は一般に公表されていない.Gudauta での同ウイルスの確認は、Krasnodar地区での感染に関連している.Abkahkazian de facto政府は、国民に対しこの情報を隠蔽しているが、大量の鳥インフルエンザ症例が発生しているため、住民らは支援を必要としている.グルジアの他の地域にとっても脅威となっている.
[上記内容は、2007年2月1日、Abkhazian政府当局により、次のようにのべ、否定されている グルジアーAbkhaz国境に関して、グルジアで鳥インフルエンザ報告を受け、2006年初めより国境を越えた家禽の移動取引は禁じられている.疫学情報の不足は、政情不安の表れである.FAO等の国際機関による現状の確認は可能だろうか?Gudautaはグルジアの飛び地breakaway regionのAbkhaziaにある町で、黒海の北東岸に位置し、Abkahaziaの首都Sukhumiから北西に37kmの地点にある.H5N1型ウイルスは、同じく黒海に面する隣接するKrasnodarで、今週初めから報告されている.(seearchived 20070129.0384) 黒海とアゾ海、さらにはカスピ海の海岸では、2005年の同じ時期、2005年12月から、H5N1型感染流行が発生し、2006年の春まで継続した.この地域は、シベリアからの渡り鳥の飛行ルートにある]

● コレラ、鳥類-カナダ
PRO/AH/EDR> Cholera, avian - Canada (NL Newfoundland) 20070201.0415
 情報源 CBC News、2007年2月1日