マラリア 欧州、インドから
ペスト ウガンダ、肺ペスト
● 鳥インフルエンザ、ヒト 中国、エジプト
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (44): China, Egypt, WHO 20070301.0732
[1] 中国、23例目の患者 China: avian influenza situation update
情報源 World Health Organization (WHO), CSR, Disease Outbreak News、3月1日
中国衛生部は、インフルエンザ H5N1 感染ヒト患者 1名を報告した。患者は福建省 Jian‘ou 県出身の 44歳の女性である。この患者は、2月18日に発熱と肺炎を呈し、2月22日に入院、現在は危篤状態である。患者は、2月26日に福建省地方研究所での検査及び翌日の国立研究所での検査により確定した。 WHO に提供された情報では、患者は裏庭で鳥を飼育している農園主で、病鳥に曝露された可能性がある。この病鳥との接触が感染源かどうかの調査が進行中である。患者との濃厚接触者は、医療監視下に置かれている。中国では、確定した 23名の患者のうち、14名が死亡している。
[2] エジプト、23例目の患者 Egypt: avian influenza situation - WHO update 7
情報源 World Health Organization (WHO), CSR, Disease Outbreak News、3月1日
エジプト人口保健省は、新たなインフルエンザ A(H5N1) 感染患者 1名を発表した。この患者は、エジプト中央公衆衛生検査所及び NAMRU-3 での検査により確定された。このダカリーヤ州出身の 4歳の女児は、2月25日に発症、2月26日に病院に入院し、現在は安定した状態である。患者は、発症の1週間前に自宅で病鳥との曝露があった。患者との接触者は健康に異常はなく、密接な監視下に置かれている。エジプトでは、確定した23名の患者のうち、13名が死亡している。
[Mod.CP-2007年 3月1日、WHO が世界で確定したヒトでの H5N1 型鳥インフルエンザウイルス感染患者数は、277人で、うち 167人が死亡した。インドネシア、ロシア、トルコにおいて、過去 2週間に複数の感染が疑われる患者が報告されているが、現在までいずれも確定されていない]
● サルモネラ感染症 米国
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (44): China, Egypt, WHO 20070301.0732
[1] 中国、23例目の患者 China: avian influenza situation update
情報源 World Health Organization (WHO), CSR, Disease Outbreak News、3月1日
中国衛生部は、インフルエンザ H5N1 感染ヒト患者 1名を報告した。患者は福建省 Jian‘ou 県出身の 44歳の女性である。この患者は、2月18日に発熱と肺炎を呈し、2月22日に入院、現在は危篤状態である。患者は、2月26日に福建省地方研究所での検査及び翌日の国立研究所での検査により確定した。 WHO に提供された情報では、患者は裏庭で鳥を飼育している農園主で、病鳥に曝露された可能性がある。この病鳥との接触が感染源かどうかの調査が進行中である。患者との濃厚接触者は、医療監視下に置かれている。中国では、確定した 23名の患者のうち、14名が死亡している。
[2] エジプト、23例目の患者 Egypt: avian influenza situation - WHO update 7
情報源 World Health Organization (WHO), CSR, Disease Outbreak News、3月1日
エジプト人口保健省は、新たなインフルエンザ A(H5N1) 感染患者 1名を発表した。この患者は、エジプト中央公衆衛生検査所及び NAMRU-3 での検査により確定された。このダカリーヤ州出身の 4歳の女児は、2月25日に発症、2月26日に病院に入院し、現在は安定した状態である。患者は、発症の1週間前に自宅で病鳥との曝露があった。患者との接触者は健康に異常はなく、密接な監視下に置かれている。エジプトでは、確定した23名の患者のうち、13名が死亡している。
[Mod.CP-2007年 3月1日、WHO が世界で確定したヒトでの H5N1 型鳥インフルエンザウイルス感染患者数は、277人で、うち 167人が死亡した。インドネシア、ロシア、トルコにおいて、過去 2週間に複数の感染が疑われる患者が報告されているが、現在までいずれも確定されていない]
● サルモネラ感染症 米国
PRO/EDR> Salmonellosis, serotype Tennessee, peanut butter - USA (10) 20070301.0731
情報源 Reuters、3月1日
工場内のサルモネラ菌と患者のピーナッツバターの原因菌との一致を確認。
ConAgra Foods 社所有の工場で生産され、数百人が発病したピーナッツバターは、細菌に汚染されていたと、米国の保健監督機関が2007年 3月1日に明らかにした。食品医薬品局 (FDA) は、Peter Pan ピーナッツバターが製造されていた、ジョージア州 Sylvester の工場を詳しく調査し、サルモネラ菌を検出したと報告した。2月16日以降、工場は閉鎖されている。FDA により工場の環境中にサルモネラ菌が発見された事実は、"消費者の手に製品が届く前に汚染が起きていたことを示唆する" と述べられた。FDA によって工場内で発見された細菌は、発病した患者から回収されたピーナッツバター内の感染流行の原因菌と一致したと、FDA は語った。当局は、ConAgra 社が、Peter Pan ピーナッツバターがテネシー州 Humboldt の工場に輸送され、Carvel および Sonic の商品名のアイスクリームとトッピングに使用されていることも明らかにした。これらの商品はすでに回収が行われているが、当局は、消費者に対し、自宅内に製品の一部が残されている可能性があるとして注意を促した。
[Mod.LL-報告には、工場内の何から、感染流行の原因である _Salmonella enterica_ serotype Tennesse eの培養が陽性となったかについては、詳しく書かれていない。米国内の患者数に留意していくとともに、輸出された国からの患者発生に関する報告を待っている。アイスクリームとトッピングにも関連しているとの情報は、これまでには、FDA からも CDC からも出されていない]
関連項目 (09) 20070228.0716
情報源 Reuters、3月1日
工場内のサルモネラ菌と患者のピーナッツバターの原因菌との一致を確認。
ConAgra Foods 社所有の工場で生産され、数百人が発病したピーナッツバターは、細菌に汚染されていたと、米国の保健監督機関が2007年 3月1日に明らかにした。食品医薬品局 (FDA) は、Peter Pan ピーナッツバターが製造されていた、ジョージア州 Sylvester の工場を詳しく調査し、サルモネラ菌を検出したと報告した。2月16日以降、工場は閉鎖されている。FDA により工場の環境中にサルモネラ菌が発見された事実は、"消費者の手に製品が届く前に汚染が起きていたことを示唆する" と述べられた。FDA によって工場内で発見された細菌は、発病した患者から回収されたピーナッツバター内の感染流行の原因菌と一致したと、FDA は語った。当局は、ConAgra 社が、Peter Pan ピーナッツバターがテネシー州 Humboldt の工場に輸送され、Carvel および Sonic の商品名のアイスクリームとトッピングに使用されていることも明らかにした。これらの商品はすでに回収が行われているが、当局は、消費者に対し、自宅内に製品の一部が残されている可能性があるとして注意を促した。
[Mod.LL-報告には、工場内の何から、感染流行の原因である _Salmonella enterica_ serotype Tennesse eの培養が陽性となったかについては、詳しく書かれていない。米国内の患者数に留意していくとともに、輸出された国からの患者発生に関する報告を待っている。アイスクリームとトッピングにも関連しているとの情報は、これまでには、FDA からも CDC からも出されていない]
関連項目 (09) 20070228.0716
● マラリア 欧州、インドから
PRO/EDR> Malaria - EU ex India (Goa) (02): UK 20070301.0728
投稿者: ロンドンの熱帯病病院 Ron Behrens 、3月1日
英国のマラリア委託研究所は、新たに熱帯熱マラリア Malaria 患者1名を報告した。[インド、ゴア Goa 州の]Panaji の北 15kmの Calangute に滞在した旅行者である。
投稿者: ロンドンの熱帯病病院 Ron Behrens 、3月1日
英国のマラリア委託研究所は、新たに熱帯熱マラリア Malaria 患者1名を報告した。[インド、ゴア Goa 州の]Panaji の北 15kmの Calangute に滞在した旅行者である。
以下は、過去 6ヶ月間にインドから輸入され、TropNetEurop Network に報告されたマラリア患者数である。
報告のあった都市 / 輸入/ 旅行最終日 / マラリアの種類 / 予防内服の有無
コペンハーゲン / Punjab / 16 Jul 2006 / 三日熱_P. vivax_ / No
コペンハーゲン / Punjab / 15 May 2006 / 三日熱/ No
ロンドン / - / 25 Jul 2006 / 熱帯熱_P. falciparum_ / No
オルフスAarhus / Mumbai / 31 Jul 2006 / 熱帯熱 / No
ヘルシンキ / - / 24 Aug 2006 /三日熱/ No
バーゼル / Goa / 01 Jul 2006 / 三日熱 / No
ウィーン / - / 26 Aug 2006 / 三日熱/ No
ウィーン / - / 04 Sep 2006 / 三日熱/ No
ブレシャBresia / - / 21 Jul 2006 / 熱帯熱/ No
ヘルシンキ / - / 16 Nov 2006 / 三日熱/ No
ベルリン / Goa / 10 Dec 2006 / 熱帯熱/ No
ベルリン / Goa / 06 Dec 2006 / 熱帯熱/ No
ストックホルム / Goa / 12 Dec 2006 / 熱帯熱 / No
オルフス / Goa / 15 Dec 2006 / 熱帯熱 / No
ロンドン / Goa / 14 Feb 2007 / 熱帯熱/ No
Candolim Beach および Calangute Beach [ともにゴア州] に滞在した 4症例が報告されている。
[Mod.EP-新たな症例発生は、インドのゴア州および周辺地域の熱帯熱マラリア感染のリスク上昇の状態が継続していることを示している。非常に短期間の曝露しかないゴア州の旅行者が感染しているのであるから、そうあってもおかしくはないが、インド政府当局からの住民におけるマラリア感染増加の報告はない。ヨーロッパの複数の国々では、ゴア州やその周辺への旅行者に対して、個人的予防策の強化とマラリア予防内服の選択を勧めている。この最新の患者発生は、インド当局側から、不要であるとの証拠が示されるまでは、この勧告を継続した方がよいことを示唆している]
地図
関連項目 EU ex India (Goa) 20070112.0150
コペンハーゲン / Punjab / 16 Jul 2006 / 三日熱_P. vivax_ / No
コペンハーゲン / Punjab / 15 May 2006 / 三日熱/ No
ロンドン / - / 25 Jul 2006 / 熱帯熱_P. falciparum_ / No
オルフスAarhus / Mumbai / 31 Jul 2006 / 熱帯熱 / No
ヘルシンキ / - / 24 Aug 2006 /三日熱/ No
バーゼル / Goa / 01 Jul 2006 / 三日熱 / No
ウィーン / - / 26 Aug 2006 / 三日熱/ No
ウィーン / - / 04 Sep 2006 / 三日熱/ No
ブレシャBresia / - / 21 Jul 2006 / 熱帯熱/ No
ヘルシンキ / - / 16 Nov 2006 / 三日熱/ No
ベルリン / Goa / 10 Dec 2006 / 熱帯熱/ No
ベルリン / Goa / 06 Dec 2006 / 熱帯熱/ No
ストックホルム / Goa / 12 Dec 2006 / 熱帯熱 / No
オルフス / Goa / 15 Dec 2006 / 熱帯熱 / No
ロンドン / Goa / 14 Feb 2007 / 熱帯熱/ No
Candolim Beach および Calangute Beach [ともにゴア州] に滞在した 4症例が報告されている。
[Mod.EP-新たな症例発生は、インドのゴア州および周辺地域の熱帯熱マラリア感染のリスク上昇の状態が継続していることを示している。非常に短期間の曝露しかないゴア州の旅行者が感染しているのであるから、そうあってもおかしくはないが、インド政府当局からの住民におけるマラリア感染増加の報告はない。ヨーロッパの複数の国々では、ゴア州やその周辺への旅行者に対して、個人的予防策の強化とマラリア予防内服の選択を勧めている。この最新の患者発生は、インド当局側から、不要であるとの証拠が示されるまでは、この勧告を継続した方がよいことを示唆している]
地図
関連項目 EU ex India (Goa) 20070112.0150
● ペスト ウガンダ
PRO/AH/EDR> Plague - Uganda (Masindi): pneumonic 20070301.0725
情報源 Relief Web、2月28日
マシンジ Masindi 地区で 10人が死亡した肺ペスト Plague 感染流行対策として、当局によるノミとネズミの撲滅一斉作業が開始された。担当チームは、保健省、ウガンダウイルス研究所、米国 CDC、WHO、地区衛生当局者および公衆衛生作業委員会から構成されている。保健局長官は、噴霧によりノミを伝播するネズミの処分を行ったと述べた。彼は、ケニアとエジプトで行われた検査の結果、この疾患が肺ペストであることが確定したことを明らかにした。「住民らに対して、衛生状況の悪化が原因となることを周知している。保清に努めるよう指導している」 と話した。ウエストナイルおよびマシンジは流行発生地区となっているが、感染源はコンゴ民主共和国である可能性があると発言した。治療に十分な薬剤を保有しているとしている。「実際のところ、数百人以上の患者が発生するとは考えていない。十分素早く対応できた。」と語った。マシンジ地区の保健局長は、入院患者らは回復しており、新たな感染の報告はないと述べているが、手袋などの器材の不足を訴えている。
情報源 Relief Web、2月28日
マシンジ Masindi 地区で 10人が死亡した肺ペスト Plague 感染流行対策として、当局によるノミとネズミの撲滅一斉作業が開始された。担当チームは、保健省、ウガンダウイルス研究所、米国 CDC、WHO、地区衛生当局者および公衆衛生作業委員会から構成されている。保健局長官は、噴霧によりノミを伝播するネズミの処分を行ったと述べた。彼は、ケニアとエジプトで行われた検査の結果、この疾患が肺ペストであることが確定したことを明らかにした。「住民らに対して、衛生状況の悪化が原因となることを周知している。保清に努めるよう指導している」 と話した。ウエストナイルおよびマシンジは流行発生地区となっているが、感染源はコンゴ民主共和国である可能性があると発言した。治療に十分な薬剤を保有しているとしている。「実際のところ、数百人以上の患者が発生するとは考えていない。十分素早く対応できた。」と語った。マシンジ地区の保健局長は、入院患者らは回復しており、新たな感染の報告はないと述べているが、手袋などの器材の不足を訴えている。
[Mod.MPP- ペストはウガンダにおいて、土着感染しており、ここ数年、毎年感染流行が報告されている。マシンジは Albert 湖に近い、ウガンダの北西部に位置しており、同湖はウガンダとコンゴ民主共和国 (DRC) の国境にある。以前に ProMED-mail に報告された、ウガンダでのペスト感染流行も、DRC に近いウガンダ Uganda 北西部で発生した。DRC およびウガンダは共に、ペストの風土病地域で、感染流行の初発患者に関する情報がないため、感染流行がウガンダで発生したのか、DRC から輸入されたのか、はっきりした伝播の方向を指摘することは難しい。
WHO によるペストのファクトシートからの引用
” ペストは人獣共通感染症で、主に小動物とそれに付着するノミとの間で、感染循環している。ペスト菌 _Yersinia pestis_ はヒトにも感染する。感染したノミの刺咬、直接の接触、吸入、まれに汚染物質の嚥下によって、動物およびヒトの間で感染する。ヒトでのペスト感染は重症化し、未治療の場合、致死率は 30-60%に上る。
”感染したヒトは、通常 3-7日間の潜伏期の後、インフルエンザ様症状で発病する。典型的には、患者は、突然の発熱、悪寒、頭痛と体部痛、全身衰弱、悪心・嘔吐を経験する。ペスト感染の臨床像それ自体が示す感染経路によって、3つの型がある;、腺ペスト、敗血症ペスト、肺ペストである。
”* 腺ペスト bubonic は、感染したノミによる刺咬によって生じる最も一般的な感染型である。ペスト菌は刺咬された皮膚から入って、最も近いリンパ節までリンパ系に沿って進む。リンパ節は、増殖によって増えたペスト菌による炎症を生じる。腫脹したリンパ節は、"bubo(横痃、よこね)"と呼ばれ、非常に痛みが強く、感染が進めにつれ化膿して潰瘍となることもある。
”* 敗血症ペストは、"bubo" の兆候なく、直接血流によって感染が拡大して起こる。腺ペストが進行し、血液中にペスト菌 _Y. pestis_ が入って発生する場合の方が多い。敗血症ペストは、皮膚の傷を通して、ノミの刺咬や汚染された物質との直接の接触によって起こることがある。
”* 肺ペストは、最も重症な virulent で頻度の少ないペストである。典型的には、肺ペストは、初期には腺ペストであったものが進行し、二次的に波及することによって起こる。原発性の肺ペストは、感染性の飛沫のエアロゾルを吸入した結果起こり、ヒトからヒトへ、ノミや動物を介することなく、伝播する。肺ペストは、治療が行われない場合、非常に高い致死率となる。”
ペストは、アフリカ、旧ソ連、アメリカ大陸およびアジアの多くの国に土着感染し、2003年、9カ国の 2118人の患者と 182人の死者が報告されている。、全患者数の 98.7%、全死亡者数の 98.9%が、アフリカで発生している。現在、ペスト感染発生の地域分布は、自然界で発生地域 natural foci の地理的分布に一致する]
関連項目 Undiagnosed deaths - Uganda (Masindi): RFI 20070227.0698
● Sea lice、水産養殖 カナダ
● 鳥インフルエンザ ミャンマー
● アフリカ豚熱(豚コレラ)ケニア
WHO によるペストのファクトシートからの引用
” ペストは人獣共通感染症で、主に小動物とそれに付着するノミとの間で、感染循環している。ペスト菌 _Yersinia pestis_ はヒトにも感染する。感染したノミの刺咬、直接の接触、吸入、まれに汚染物質の嚥下によって、動物およびヒトの間で感染する。ヒトでのペスト感染は重症化し、未治療の場合、致死率は 30-60%に上る。
”感染したヒトは、通常 3-7日間の潜伏期の後、インフルエンザ様症状で発病する。典型的には、患者は、突然の発熱、悪寒、頭痛と体部痛、全身衰弱、悪心・嘔吐を経験する。ペスト感染の臨床像それ自体が示す感染経路によって、3つの型がある;、腺ペスト、敗血症ペスト、肺ペストである。
”* 腺ペスト bubonic は、感染したノミによる刺咬によって生じる最も一般的な感染型である。ペスト菌は刺咬された皮膚から入って、最も近いリンパ節までリンパ系に沿って進む。リンパ節は、増殖によって増えたペスト菌による炎症を生じる。腫脹したリンパ節は、"bubo(横痃、よこね)"と呼ばれ、非常に痛みが強く、感染が進めにつれ化膿して潰瘍となることもある。
”* 敗血症ペストは、"bubo" の兆候なく、直接血流によって感染が拡大して起こる。腺ペストが進行し、血液中にペスト菌 _Y. pestis_ が入って発生する場合の方が多い。敗血症ペストは、皮膚の傷を通して、ノミの刺咬や汚染された物質との直接の接触によって起こることがある。
”* 肺ペストは、最も重症な virulent で頻度の少ないペストである。典型的には、肺ペストは、初期には腺ペストであったものが進行し、二次的に波及することによって起こる。原発性の肺ペストは、感染性の飛沫のエアロゾルを吸入した結果起こり、ヒトからヒトへ、ノミや動物を介することなく、伝播する。肺ペストは、治療が行われない場合、非常に高い致死率となる。”
ペストは、アフリカ、旧ソ連、アメリカ大陸およびアジアの多くの国に土着感染し、2003年、9カ国の 2118人の患者と 182人の死者が報告されている。、全患者数の 98.7%、全死亡者数の 98.9%が、アフリカで発生している。現在、ペスト感染発生の地域分布は、自然界で発生地域 natural foci の地理的分布に一致する]
関連項目 Undiagnosed deaths - Uganda (Masindi): RFI 20070227.0698
● Sea lice、水産養殖 カナダ
PRO/AH> Sea lice, aquaculture - Canada (BC British Columbia) 20070301.0730
情報源 The Globe and mail、2月27日
Fish farms linked to sea lice outbreak
カナダで初めて研究者らが、世界最大の水産養殖業者からのデータに基づき、ブリティッシュコロンビア British Columbia 州の養魚場の Atlnatic salmon (大西洋サケ) の sea liceが、付近を回遊する天然のサケの感染率増加に関与していることを明らかにした。2002年の感染発生による、Broughton 列島での天然の春サケ頭数の枯渇危機を受けて、BC 州の水産資源調査を行う NGO の代表者は、ノルウェーの Marine Harvest 社から、地域内の同社の養魚場の sea lice に関する情報を入手した。 "2002年、360万匹の天然のサケが、Broughton に回帰するものと見込まれていた。しかし、統計によれば漁獲量は、わずか14万7千匹で、Broughton だけが、97% もの落ち込みを見せた" と科学調整官はのべた。
以下、BC 本土とバンクーバー島の北岸の間の数十の島々からなる Broughton には、12個の open net-cage farm が稼動中で、100-500万匹の大西洋サケが収容されていて、2003-2004年の 18ヶ月間に数十億のlice eggsが産出され、そのピークは若い天然のサケが海に出る直前の晩冬であったこと、養魚場のサケを早期に引き上げ l ce-egg 産生が減少した年は、養魚場付近の天然の若いサケの感染も激減し、中には空となった養魚場付近で42倍の減少 (1/42) となったところさえあったこと、ノルウェーの会社がこのようなデータを持っていたことへの賞賛と、返って BC 州の無策への危惧など
[Mod.TG -Sea lice は甲殻類で、_Caligidae_科_copepoda_ (カイアシ類)に属する寄生虫である。_Lepeophtheirus salmonis_ (salmon louse [*pl. lice] ) および _Caligus elongatus_ は、大きな問題となることがあり: 特に _L. salmonis_ は、症状が重い。_C. teres _は、チリの Atlantic salomn で深刻な問題となっている。("sea lice" の語は、フロリダ州において、”海水浴客の発疹 sea bather's eruption ” にも用いられることがあり、その原因は、_Linuche unquiculata_ の幼虫, または thimble jellyfishである) 以下、種別の地理的分布 [* 日本固有の _C. orientalis_ など]、種類と宿主、生活環(生育史)、病原性、(養殖魚の)治療法、出典の紹介]
● 口蹄疫 イスラエル、トルコ(2件)
情報源 The Globe and mail、2月27日
Fish farms linked to sea lice outbreak
カナダで初めて研究者らが、世界最大の水産養殖業者からのデータに基づき、ブリティッシュコロンビア British Columbia 州の養魚場の Atlnatic salmon (大西洋サケ) の sea liceが、付近を回遊する天然のサケの感染率増加に関与していることを明らかにした。2002年の感染発生による、Broughton 列島での天然の春サケ頭数の枯渇危機を受けて、BC 州の水産資源調査を行う NGO の代表者は、ノルウェーの Marine Harvest 社から、地域内の同社の養魚場の sea lice に関する情報を入手した。 "2002年、360万匹の天然のサケが、Broughton に回帰するものと見込まれていた。しかし、統計によれば漁獲量は、わずか14万7千匹で、Broughton だけが、97% もの落ち込みを見せた" と科学調整官はのべた。
以下、BC 本土とバンクーバー島の北岸の間の数十の島々からなる Broughton には、12個の open net-cage farm が稼動中で、100-500万匹の大西洋サケが収容されていて、2003-2004年の 18ヶ月間に数十億のlice eggsが産出され、そのピークは若い天然のサケが海に出る直前の晩冬であったこと、養魚場のサケを早期に引き上げ l ce-egg 産生が減少した年は、養魚場付近の天然の若いサケの感染も激減し、中には空となった養魚場付近で42倍の減少 (1/42) となったところさえあったこと、ノルウェーの会社がこのようなデータを持っていたことへの賞賛と、返って BC 州の無策への危惧など
[Mod.TG -Sea lice は甲殻類で、_Caligidae_科_copepoda_ (カイアシ類)に属する寄生虫である。_Lepeophtheirus salmonis_ (salmon louse [*pl. lice] ) および _Caligus elongatus_ は、大きな問題となることがあり: 特に _L. salmonis_ は、症状が重い。_C. teres _は、チリの Atlantic salomn で深刻な問題となっている。("sea lice" の語は、フロリダ州において、”海水浴客の発疹 sea bather's eruption ” にも用いられることがあり、その原因は、_Linuche unquiculata_ の幼虫, または thimble jellyfishである) 以下、種別の地理的分布 [* 日本固有の _C. orientalis_ など]、種類と宿主、生活環(生育史)、病原性、(養殖魚の)治療法、出典の紹介]
● 口蹄疫 イスラエル、トルコ(2件)
PRO/AH> Foot & mouth disease - Israel (02): bovine, caprine, OIE 20070301.0729
情報源 OIE WAHID、2月27日
Israel: OIE official follow up report on outbreak reported in Hazafon ["Northern district"]
2件の新たな感染流行が報告された。
1件目: 発生地 Natur, Golan, Hazafon、放牧された肉用牛100/160 頭が感染
2件目: 発生地 Aramsha, Acco, Hazafon 放牧された肉用牛 20/50頭と若いヤギ40 /400頭
情報源 OIE WAHID、2月27日
Israel: OIE official follow up report on outbreak reported in Hazafon ["Northern district"]
2件の新たな感染流行が報告された。
1件目: 発生地 Natur, Golan, Hazafon、放牧された肉用牛100/160 頭が感染
2件目: 発生地 Aramsha, Acco, Hazafon 放牧された肉用牛 20/50頭と若いヤギ40 /400頭
PRO/AH> Foot & mouth disease, bovine - Turkey (Thrace)(02): OIE 20070301.0726
情報源 OIE Disease Information, WAHID Vol. 20 - No. 9 、3月1日
Foot and mouth disease, Turkey、reoccurrence of a listed disease
流行開始時期 2007年2月22日
前回流行発生 2007年1月30日
原因病原体 口蹄疫ウイルス 血清型O
新たな流行
発生地 Kirklareli (Armagan, Armagan, Merkez)
感染種 ウシ
感染頭数 9頭中 1頭(死亡 0頭、破棄 9頭)
感染源 野生種との接触(感染したイノシシ)
[Mod.PC-トルコの、ブルガリアとの国境のすぐ南にある Marmara 地方の感染流行発生地については、OIE の報告全文にアクセスすればわかる。Edrne での 2007年 1月の感染流行と同じ地域で発生している。この流行の疫学調査結果は、豚コレラがしばしば持ち込まれる様式と同じ、野生のイノシシへの曝露によって、他の病原体も導入されるという注意を喚起させる]
情報源 OIE Disease Information, WAHID Vol. 20 - No. 9 、3月1日
Foot and mouth disease, Turkey、reoccurrence of a listed disease
流行開始時期 2007年2月22日
前回流行発生 2007年1月30日
原因病原体 口蹄疫ウイルス 血清型O
新たな流行
発生地 Kirklareli (Armagan, Armagan, Merkez)
感染種 ウシ
感染頭数 9頭中 1頭(死亡 0頭、破棄 9頭)
感染源 野生種との接触(感染したイノシシ)
[Mod.PC-トルコの、ブルガリアとの国境のすぐ南にある Marmara 地方の感染流行発生地については、OIE の報告全文にアクセスすればわかる。Edrne での 2007年 1月の感染流行と同じ地域で発生している。この流行の疫学調査結果は、豚コレラがしばしば持ち込まれる様式と同じ、野生のイノシシへの曝露によって、他の病原体も導入されるという注意を喚起させる]
PRO/AH/EDR> Avian influenza (45): Myanmar (Rangoon), OIE 20070301.0727
情報源 OIE Disease Information, WAHID Vol. 20 - No. 9、3月1日
Highly pathogenic avian influenza, Myanmar、reoccurrence of a listed disease
流行開始時期 2007年2月26日
前回流行発生 2006年4月27日
原因病原体 高病原性H5N1型鳥インフルエンザウイルス
新たな感染流行
発生地 9 ward, Mayangone, ヤンゴン Yangon (West), (ラングーン Rangoon)
疫学単位 農場
感染種 トリ
感染個体数 1360羽中 68羽 (死亡 68羽、廃棄 1292羽)
感染個体群 レイヤー種ニワトリ、アヒル、若い雌鶏pullets
感染源 低いバイオセキュリティ
[Mod.PC -Mod.MHJ は、鳥類のインフルエンザウイルス感染の種の多様性について議論された、IMED 会議から戻ったばかりである。鳥類のウイルスに対する反応は、実に大きな違いがあることを教えられた。今回のニワトリと家禽の種が混在した報告において、感染が発生した農場で、どれだけの種の間に感染が拡がったのかを確認することは価値がある]
情報源 OIE Disease Information, WAHID Vol. 20 - No. 9、3月1日
Highly pathogenic avian influenza, Myanmar、reoccurrence of a listed disease
流行開始時期 2007年2月26日
前回流行発生 2006年4月27日
原因病原体 高病原性H5N1型鳥インフルエンザウイルス
新たな感染流行
発生地 9 ward, Mayangone, ヤンゴン Yangon (West), (ラングーン Rangoon)
疫学単位 農場
感染種 トリ
感染個体数 1360羽中 68羽 (死亡 68羽、廃棄 1292羽)
感染個体群 レイヤー種ニワトリ、アヒル、若い雌鶏pullets
感染源 低いバイオセキュリティ
[Mod.PC -Mod.MHJ は、鳥類のインフルエンザウイルス感染の種の多様性について議論された、IMED 会議から戻ったばかりである。鳥類のウイルスに対する反応は、実に大きな違いがあることを教えられた。今回のニワトリと家禽の種が混在した報告において、感染が発生した農場で、どれだけの種の間に感染が拡がったのかを確認することは価値がある]
PRO/AH> African swine fever - Kenya (Uasin Gishu) 20070301.0721
情報源 Kenya Broadcasting Corporation、2月27日
Uasin Gishu 地区で、アフリカ豚熱 African swine fever の感染流行が報告されている。地域の獣医学当局者は、感染流行予防のため、養豚業者に対してブタの自由な徘徊をさせないよう要求している。ウガンダその他の国からの家畜の輸入の禁止も実施した。wananchi [スワヒリ語 Kiswahili で市民の意味] に対して、異常があれば獣医師らに報告することと、州の養豚業者らに対しては、家畜の簡易なワクチンのための crush pen [* 注射器?] の復活を求めた。
情報源 Kenya Broadcasting Corporation、2月27日
Uasin Gishu 地区で、アフリカ豚熱 African swine fever の感染流行が報告されている。地域の獣医学当局者は、感染流行予防のため、養豚業者に対してブタの自由な徘徊をさせないよう要求している。ウガンダその他の国からの家畜の輸入の禁止も実施した。wananchi [スワヒリ語 Kiswahili で市民の意味] に対して、異常があれば獣医師らに報告することと、州の養豚業者らに対しては、家畜の簡易なワクチンのための crush pen [* 注射器?] の復活を求めた。
[Mod.AS-アフリカ豚熱A frican swine fever (ASF) は、ウイルスによる様々な症状を示す家畜や野生のブタの病気で、あらゆる種の全ての年齢のブタに感染する。ASF ウイルスは、 _Asfarviridae_ family に属する唯一のウイルスである。高熱、網内系の出血を特徴とする急性疾患で、致死率が高い。感染力を持つウイルスは、新鮮な肉でも塩蔵の乾燥肉製品でも数ヶ月生存する。人獣共通感染は起こさない。Uasin Gishu 地区は、ケニア西部リフトバレー州の行政区で、Trans-Nzoia 地区に接し、中心地は Eldoret OIE のデータによれば、ケニアで ASF が最後に発生したのは 2006年1月である; 同国内では土着感染している]