2007年3月4日

鳥インフルエンザ、ヒト ラオス、中国
狂犬病 カナダ

●  鳥インフルエンザ、ヒト ラオス、中国(2件)
ラオス
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (47): Laos, susp
Archive Number: 20070304.0769
[1] ラオス-鳥インフルエンザが疑われる 2例目の患者
 情報源 Bloomberg News Agency、3月4日。
ラオスにおいて 2人目のヒトの鳥インフルエンザ感染疑い患者が、東南アジアにあるこの国で初の症例が確定されてからわずか 1週間後に発生したと、 WHO および政府当局が発表した。この 42才の女性は、ビエンチャン州 Vientiane province 出身で、2007年 2月28日から鳥インフルエンザの症状で入院にしていると、 WHO 本部およびラオス保健省の記者会見で明らかにされた。この女性は現在も隔離中で、状態は安定し、治療中である。「新たな H5N1 型感染例である可能性が高い」と、2007年 3月4日、ラオス WHO の広報担当者が電話取材に対し述べた。3月2日、この患者からの臨床検体で、 WHO の症例定義に従って行われた、H5 亜型鳥インフルエンザウイルスの検査が陽性となった。当局は WHO 委託研究所からの詳細なウイルス株の検査結果を待っている .... 以下、ラオスの 15才の少女において 2007年 2月27日に鳥インフルエンザ感染が確定されたことと、こ の42才の患者とは別の地域であり直接の関連性はないことなど。
[2] ラオス-鳥インフルエンザが疑われている 2例目の患者死亡
 情報源 France 24 online, Agence France Presse report、3月4日。
H5N1 型鳥インフルエンザウイルス感染が疑われていた、42才のラオス人女性が 4日、入院先の首都ビエンチャンの病院で死亡したと、WHO が伝えた。女性の H5亜型鳥インフルエンザ感染は検査で判明しているが、H5N1 型についての詳細な検査結果は、未だ結果がでていない。
関連項目 (42): Laos, WHO 20070228.0714

中国
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (46): China 20070304.0752
[1] 中国、23例目の患者 (福建省 Fujian)、臨床的特徴
 情報源 Xinhua News Agency、3月2日。
2007年 2月27日、H5N1 型鳥インフルエンザの感染が確定した農業従事者の女性は、重体で入院中であるが状態は安定している。この 44才の女性は,Jian'ou 病院で治療を受けている、と福建省鳥インフルエンザ対策専門家会議の議長が 2007年 3月2日に話した。患者の肺炎の症状は急速に進行し、入院後昏睡状態となった。2月25日の胸部レントゲン写真上、肺野には大きな影が映っている。専門家の医師らは救命のための詳細な治療計画を立て、体温と脈拍は正常に戻り、肺と呼吸機能も改善している。医師らは、依然危険な状態であるが、さらに臓器感染が発生しないよう、免疫強化に努めていると語った。中国では、2007年 1月10日に、2006年の 12月に安徽省 Anhui の 37才の農夫が鳥インフルエンザに感染していたことが報告されている。この患者は後に回復しているが、それ以来 7週間ぶりの患者発生である。今回の患者は、山岳地帯にある Xiaosong の町の、市場のある 」Damiao 村の出身者である。自宅で 5羽のニワトリを飼育するこの農婦は、2007年 2月27日に、発熱と肺炎の症状を発症し、2月27日に中国 CDC により鳥インフルエンザウイルスの感染が確定された。この患者が、死亡した家禽と接触しているこが確認されている。Damiao 村と付近の半径 3km以内の地域のすべての生きた家禽が処分され、患者の自宅および周辺の消毒が行われた。同村および周辺地域での生鳥とその製品を扱う市場は、追って通知があるまでの間、閉鎖されている。当局は患者との密接な接触者の健康監視を行っており、現在まで異常を認めていない。
[2] 中国、23例目の患者 (福建省)、治療、回復期血清の使用
 情報源 People's Daily online, Xinhua News Agency report、3月3日
2006年12月、H5N1 型鳥インフルエンザに感染し、のちに回復した中国東部・安徽省の農夫が、2007年2月に同じウイルスに感染したことが確認された中国の辺地のもう一人の女性患者の治療に使用する血清を提供するため呼ばれている。福建省 鳥インフルエンザ対策専門家会議議長は、2007年 3月3日、安徽省から、福建省の省都・福州へこの農夫を同伴してきたことを明らかにした。福建省保健局関連の血液センターの専門家らは、翌日彼から血清を採取した。農夫は自宅に戻っている。「この血清は当日に Jian'ou 病院に届けられ、H5N1 型感染が確認されたばかりの女性に第 1回の注射が行われている」 と、説明した。「新たな方法ではあるが、新たな感染と戦う何らかの力を女性に与えるに違いない」 と説明し、鳥インフルエンザに対する彼女自身の免疫効果発現まで、ある程度の時間を要すると述べた .... 中略 ( [1] と同内容の、彼女の出身地、病状の経過などの説明) .... 10人を超える地元と北京の Chaoyang 病院、Ditan 病院からの、10人を超える専門医らが治療に当たっている .....
[Mod.CP- ヒト回復期の血清の使用は、おそらく免疫学的に一致していないと考えられ、誰も行っていない、危険を伴う鳥インフルエンザの治療法である。この治療結果や、以前からの治療法である抗ノイラミニダーゼ薬の使用の有無などについて、新たな情報が寄せられることを期待している]

● ロタウイルス ロシア
PRO/EDR> Rotavirus - Russia (Yekaterinburg) 20070304.0768
 情報源 Upmonitor.ru [trans.AS]、2月26日
エカテリンブルグ Yekaterinburg の市営会社の経営者は、Ural 地方中央部の感染流行の主な原因が水道水の汚染であるとする、疫学者による声明を否定した。2007年初めに Sverdlovsk 地方のロタウイルス Rotavirus 感染流行が報告されたにもかかわらず、経営陣は注意を払わなかった。感染事例が 3倍になったことが報告されていたことから、状況の悪化を軽視しようとしていた可能性がある 以下、対応策など。
[Mod.VM- この報告は、 Yekaterinburg と the Sverdlovsk 地方における、ロタウイルス感染予防策に関する問題を総括している。医療従事者と福祉サービスにより発生が減少するなら、明るい材料となるが、小児の場合 は、飛沫感染の可能性があるという問題が残る。より効果的な対策は、小児施設や組織において接触を減らす; 今まで考慮されたことのない何かなどである]
[Mod.CP- Yekaterinburg または Ekaterinburg (旧Sverdlovsk) はロシア中央部の中心都市でSverdlovsk 地方の行政庁が置かれている。他、ウラル山岳地帯の東にあり、工業と文化の中心でもあり、人口129万人 のロシア第 5の都市であることなど]

●  食中毒 中国
PRO/EDR> Foodborne illness, wedding - China (Yunnan): RFI 20070304.0767
 情報源 International Herald Tribune、3月4日
中国南部で、披露宴のあとの約 400人が、食中毒が疑われ入院している。2007年 3月1日からの雲南省 Yunnan province Licang 市でこの病気による死亡は報告されていない。パ-ティーでの食事後すぐに 371人が体調を崩し、3カ所の病院に運ばれたと、国営新華社は伝えた。招待客は、娘の結婚式を祝うため設宴した男性の友人と家族で、3月2日の時点で、 未だ 118人が入院中である。地元の当局はこの件に関して調査中である。中国では、大規模な食中毒事件が定期的に発生し、多くの場合、衛生手順を軽視したり、 塩やその他の調味料と工業原料を取り間違えるかした調理人が原因である。

●  狂犬病 カナダ

PRO/AH/EDR> Rabies, human, bat - Canada (AB) 20070304.0766
 投稿者 アルバータ Alberta 大学病院 Lynora Saxinger, Jennie Johnstone、3月3日
Canada: fatal case of bat-bite rabies in Alberta
カナダ・アルバータ Alberta 州北部の 73才の老人男性が、ケタミンによる鎮静下に集中治療を受け、2007年 3月1日、項部皮膚生検 DFA により狂犬病 Rabies の診断が確定した。
男性は、2006年 8月に自宅でコウモリによる咬傷を受け、2007年 1月に咬傷部位の左肩に激しい痛みを生じた。さらに、脱力、嚥下困難 (おそらく恐水症)、拘縮 (opisthotonic posturing) の症状を発症し、肺炎の診断で地元の病院に入院した。当院の集中治療室に転院した3日後に狂犬病が疑われた。MRI では特に所見はなく、脳脊髄液は白血球が 4で、ややタンパク増加が見られた。
コウモリの咬傷後、患者は医療機関を受診せず、コウモリを殺したにもかかわらず、狂犬病の検査もしなかった。彼も家族も危険性を知らなかった。2000 年以来カナダで起きた 3件目の狂犬病症例であり、北米では比較的まれな狂犬病症例におけるコウモリの重要性が強調されるとともに、暴露した人と医療従事者に疾患の可能性を知らしめ、狂犬病の暴露後予防を行う必要性について、公衆衛生の注意喚起が引き続き必要であることが強調された。
[Mod.CP- "カナダの在来種のコウモリからの狂犬病ウイルスの抗原的、遺伝学的多様性"の論文が、Virus Research 2001 Apr; 74(1-2): 139-56 に掲載されている。著者らは、4つの基本的な系統発生上のグループ(Ⅰ-Ⅳ)を区分し、そのサブグループのウイルスが、特定のコウモリの種で感染循環していることを明らかにした。北米のコウモリのウイルス the North American bat viruses の中には、集団を作り移動しないコウモリ (_Myotis_ sp. and _Eptesicus fuscus_) に関係するグループⅠ group I specimens と、単独で巣を作り移動する solitary, migratory species コウモリの種 (_Lasiurus_ sp. and _Lasionycteris noctivagans_) に保有されるグループⅡの間に、明確な区分がある。他の翼手目 _Chiroptera_ の変異ウイルスに頻回に感染することにより、観察がしばしば曖昧となっていたが、一部の種の _Myotis_ が狂犬病ウイルスの保有宿主であることが明らかにされている。もう一つのグループⅢは、_E. fuscus_ における感染循環が明確化されており、一方、ラテンアメリカの食虫性および吸血性双方のコウモリに保有されているウイルスは、別のクレードであるグループⅣにまとめられる。これらのウイルスの予想される N および G タンパクと、陸生生物のウイルスとの比較によれば、宿主となる種の生活様式とは無関係に、構造的組成に相同性が認められた。これらの解析結果から、リッサウイルス属の中での、アメリカ大陸のコウモリのウイルスの進化の上での関係性を検討することが可能となった。さらに詳しい包括的サーベイとして、 "Bats: important reservoir hosts of emerging viruses," Clin Microbiol Rev 2006 Jul; 19(3): 531-45 がある: 翼手目の特徴に関する情報と、コウモリから分離されている 66種類のウイルスに関する情報が総括されたレビューである]

● ロタウイルス ロシア
PRO/EDR> Rotavirus - Russia (Tver Oblast) 20070304.0761
 情報源 Komsomolskaya Pravda [trans.]、2月23日
高熱、頭痛、全身倦怠、吐き気、嘔吐の症状が Tver の住民を襲っている。インフルエンザ様の呼吸器疾患の感染流行発生が示唆されている。疫学サーベイランスセンターの副センター長は、実際は腸管のインフルエンザで、Tver では一般的なロタウイルス Rotavirus 感染の症状であると述べた。救急センター長は腸かぜの症状に苦しむ患者の往診が、最近の数日間は 60-70倍に増えていると語った。病院の副院長は、感染流行の拡大はないとして、病院の隔離は行っていないと説明した。同医師は水分 (薄いお茶やさまし湯) をたくさんとるよう勧めている。まだ厳しい寒さにあり、ウイルスの急速な拡大には不適であるので、市全体の感染流行の危険はないと述べた。また、早めにロタウイルス感染の診断を受けたら、抗生物質を使用せず、十分な水分をとるよう勧めている。水は沸かしてから飲むべきである。ロタウイルスの感染源は汚染された食品で、特にミルク、水道水、フルーツジュース、野菜などが原因となりやすい。
[Mod.CP- 冬期はロタウイルス感染流行の好発時期である。Tiver での感染流行の原因は、糞口感染による感染経路が一般的であることから、水質の低下である可能性が高い。- Corresp.VM ; 通常、ロタウイルス感染のリスクが最も高いのは子供であるが、年齢の分布に関する情報は示されていない。Tver は、人口約 40万人の都市で、Tver oblast の行政の中心である; ボルガ川とTvertsa 川の合流地点にある。1931年から 1990年の間、Kalinin と呼ばれていた]
関連項目 20070117.0228

● サルモネラ感染症 米国
PRO/EDR> Salmonellosis, serotype Tennessee, peanut butter - USA (11) 20070304.0755
[1] FDA、商品回収の範囲拡大
 情報源 US Food and Drug Administration (FDA) News、3月1日。
以下の商品にもリスクあり
Sonic Brand Ready-To-Use Peanut Butter Topping in 6 lb 10.5 oz cans.
The topping was used in the following Sonic products:
- Peanut Butter Shake
- Peanut Butter Fudge Shake
- Peanut Butter Sundae
- Peanut Butter Fudge Sundae
Carvel Peanut Butter Topping in 6 lb 10 oz cans.
The topping was used in the following Carvel ice cream products:
- Chocolate Peanut Butter
- Peanut Butter Treasure
- Peanut Butter & Jelly
- Reese's Peanut Butter Cup Sundae Dasher
- その他のピーナッツバター風味のアイスクリームケーキのアイスクリームを含むPeanut Butter Toppingを使った商品
[2] 米国外での第 1例と疑われる患者 (コロンビア)
 情報源 Consumer Affairs、3月2日。
2007年3月2日、ジョージア州の工場からの汚染食品によって、米国以外の他国で患者が発生したことが初めて示された。コロンビア人の男性1名は、2007年 2月10日に、5才の娘のために好きなピーナッツバターとゼリーのサンドイッチを作ろうと、Peter Pan ピーナッツバターの瓶をを購入した。娘は先週下痢などの症状を発症したため、家族らはそれ以上与えることを止めた。「驚いたことに、英語の CNN ニュースを見ていたら、FDA が Peter Pan ピーナッツバターに関するサルモネラ菌について、消費者に注意を呼びかけていた。さらに驚いたことに、まだ持っているが、そのビンのふたには、"2111" の番号がついていた」 と、父親が語った。彼が購入した店に連絡し、輸入業者に聞いたところ、全ての検査にかかる費用は、この父親持ちとなると答えた。
[Mod.LL- 少女やピーナッツバターの培養結果による証拠はない; Mod.SH 注-コロンビア人と報告されているものの、コロンビアに住んでいるのか (コロンビアで発生したのか) については記載されていない]
関連項目 (10) 20070301.0731

● ノロウイルス 米国 、カキ
PRO/AH/EDR> Norovirus, oysters - USA (TX): recall 20070304.0754
 情報源 FDA (US Food and Drug Administration) News, press release、3月2日
USA (TX): Norovirus outbreak linked to oysters
米国 FDA (食品医薬品局)は、テキサス Texas 州 San Antonio 湾で収穫された生ガキにの摂食に関係した、ノロウイルス関連疾患の調査を行っている。FDA は、消費者らに、2007年 2月1日以降にこの地域で採れた生のカキを食べないよう呼びかけている。これらのカキが供されたメリーランド州でのイベントに参加した人々が発病したことを受けてのことである。ノロウイルスに関連する症状としては、吐き気、嘔吐、下痢、激しい胃痛などがある。微熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感を経験することもある。このウイルスに感染してから発症するまでの時間は 48時間以内であることが多い。典型的には、症状の持続は 1ないし2日間である。以下、カキを食べた後に症状が見られた人の届出要請、2007年 2月9-11日のメリーランド州の Bull&Oyster Event で生ガキを食べて発症したと報告されたのは 25人であること、カキ採取の禁止措置、FDAの活動状況など。
列挙された 7項の注意事項として、殻が閉じたカキを購入すること、ボイルや蒸して食べるときの安全な調理法、など。

● 鳥インフルエンザ パキスタン、クウェート、マレーシア
PRO/AH/EDR> Avian influenza (46): Pakistan, Kuwait, Malaysia 20070304.0762
[1] パキスタン(NWFP [North-West Frontier Province]において鳥インフルエンザ確定)
 情報源 The News, Pakistan、3月4日。
イスラマバードの国立家禽疾患研究所は、ペシャワール Peshawar, Naushera および Charsadda 地区で死亡して発見されたトリの、H5N1 型鳥インフルエンザウイルス Avian influenza 感染を確認した。NWFP の獣医学研究所をよく知る情報筋は、イスラマバードの検査室で、black partridge and dead crows. 黒のヤマウズラ1羽と死亡したカラスのウイルス感染が確定されたことを明らかにした。同検査室はまた、[在来の、南アジア血統の] Desi レイヤー種の血液検体の検査も行っている。NWFP 州政府は、今も予防策を講じていない。2月28日にイスラマバードから検査報告を受け取ったにもかかわらず、家畜酪農開発局は養鶏場のチェックや隔離処分を行っていない。イスラマバード検査室は、小屋にある全てのトリを処分し、標準的な手順での消毒作業を行うよう勧告している。
[2] クウェート 2件のニワトリの鳥インフルエンザ感染流行確認
 情報源 Reuters Alertnet、3月3日
クウェート政府当局は 3日、新たに 2件のニワトリの H5N1型鳥インフルエンザウィルス感染を確認した。アラブ湾岸の国で、2007年に感染したトリは合計 48羽となった。「新たな感染症例は、al-Rai 地区の鳥市場との関連が確認されている」 と、保健省当局者が述べた。以下、鳥の処分内容、動物園の閉鎖、クウェートの感染種の内訳 (2007年 2月に感染した 39件のうち、20件は動物園と南部の農場のタカで確認されており、残りは養鶏場ではなく、庭先のかごで飼われていた家禽であった。最後に報告あったのは、2005年のフラミンゴ1羽の鳥インフルエンザ症例であった)。
[3] マレーシア: 予防と封じ込め政策:Kuwait News Agency (KUNA)、3月3日
Malaysia not to use vaccine, still to cull birds
マレーシア政府は、家禽における致死性の H5N1型鳥インフルエンザウイルスの封じ込めにワクチンを使用したとの報告を否定し、感染対策としてより効果的であることが証明されている、感染したトリの処分を選択するつもりであると主張した。インドネシアとベトナムは、鳥の処分は農夫への補償費用がかさむとの理由で、ワクチンを使用した。3億羽以上のニワトリのインドネシアと、7千万羽のアヒルのベトナムは、ワクチンを使用し、経済的に最少のコスト補償に抑えることに成功した。しかし、マレーシアは感染個体数が少数であるため、家禽の処分と補償とを行っている。
[Mod.AS-2006年7月19日にマレーシア政府は、OIE への最後の H5N1感染流行の報告(2006年2月) を行っている。マレーシアは高病原性鳥インフルエンザの清浄国を宣言した]

● リフトバレー熱 東アフリカ
PRO/AH/EDR> Rift Valley fever - Eastern Africa (19): wildlife, susp 20070304.0753
[1] バッファローの死亡、野生動物の RVF の恐れ
 情報源 The Standard, Nairobi、2月28日。
Hells Gate 国立公園で 10頭を超えるバッファローが死亡し、動物保護主義者らの間には、とりわけ RVF の国内感染第 1例が報告された農場で 2頭の動物が死亡してから、リフトバレー熱が野生動物に拡大したのではないかと危機感が拡がっている。政府当局者らは死亡した動物からの献体による死因の決定はまだ結果が出ていないと述べている。公園の担当官が死亡を確認した。
[Mod.AS- IUCN (世界保護連合) 獣医学専門家グループの創設者で、OIE への報告の野生動物作業部会の中東、西中央アジアの担当者である、Dr.Michael Woodford 医師から出された、野生動物におけるRVF最新情報の欠如に関するコメントに内包されている。RVF の世界的権威である GlynDavies 教授にこれらの質問を送り、以下 ([2]) にその回答を得た]
[2] 野生動物とRVFウイルス
 投稿者 Glyn Davies
野生生物と RVF ウイルスについて (原文願います)
1.フィールドでの観察
2.実験的ワクチン接種