2007年6月3日

リーシュマニア症 ジョージア

●  炭疽 インド
PRO/AH/EDR> Anthrax, human, livestock - India (Orissa)
Archive Number: 20070603.1798
[1] 部族支配のつづく Orissa 地区で、過去 2週間に、炭疽により 6人が死亡、32人が感染。
 情報源 Times of India、6月3日
[2] Semiliguda and Laxmipur blocks(Koraput 地区)で、過去 1週間に、炭疽により 6人が死亡、50人が感染。
 情報源 Newindpress.com、6月3日

● サルモネラ感染症 米国
PRO/EDR> Salmonellosis, serotype Tennessee, peanut butter - USA (17)
Archive Number: 20070603.1796
 情報源 Morbid Mortal Week Rep 2007;56: 521-24、6月1日
2006年11月、CDCは全米各州でサルモネラ菌Tennesseeの報告事例増加を確認した。

● ボツリヌス症 米国
PRO/EDR> Botulism, wound, drug-related - USA (WA)
Archive Number: 20070603.1795
 情報源 SeattlePT.com、5月31日
Yakima 郡で 2ヶ月間に 2例目となる、男性 1名の創傷関連のボツリヌス症 Botulism による死亡があり、当局は、black tar heroin との関連したものと見ている。

●  リーシュマニア症 ジョージア
PRO/AH/EDR> Leishmaniasis - Georgia
Archive Number: 20070603.1793
 情報源 Russian News Agency Novosti, [trans.]、6月3日
2007年初めからのジョージアのリーシュマニア症 Leishmaniasis 患者の報告は、およそ 90人となっている。疾患対策の当局者は、「2007年のジョージアでは、合計およそ 90人のリーシュマニア症患者が発生し、そのうち45例は首都トビリシ Tbilisi で発生した。2006年に比べ増加しているが、流行発生のレベルには達していない。」と説明した。2006年、ジョージアでは 174例のリーシュマニア症患者が報告され、このうち 103例はトビリシの患者であった。専門家らは、最も感染の危険性の高い地区として、Tbilisi: Vake, Vera and Mtatzmindaを挙げている。リーシュマニア症の症状は、貧血、発熱、全身倦怠、肝腫大、脾腫である。
[Mod.EP- 1995年以前、内臓リーシュマニア症患者の報告は年間わず か1-5例であり、現在の患者数増加は、疾患の認識やサーベイランスの拡大したのか、それとも実際に患者数が増加しているのかについては、想像の域を出ない。2007年5月30日の投稿での Mod, に、ジョージアの疾患管理センターの記録に触れたものがあるので、参照されたい。しかし、このウェブサイトはジョージア語のみで、統計が記載されているEpidemiology Bulletinについては、2004年6月以降分はオンラインでアクセスできない。その他のウェブサイトでも、ジョージアのリーシュマニア症の統計は含まれていない(Health and Social Affairs および the centralized information system for infectious diseases (CISID) of the WHO European Region)]

● 鳥インフルエンザ 英国 LPAI H7N2;否定
PRO/AH/EDR> Avian influenza (95): UK (Wales), LPAI H7N2, 2nd location, NOT
Archive Number: 20070603.1794
[1] 情報源 Chard & Ilminster News、6月1日
Chard 近郊の小規模養鶏場で発病したニワトリが、鳥インフルエンザ Avian influenza と見られる症状を呈し、政府当局は鳥インフルエンザの検査を行っている。環境 ・ 食糧 ・ 農務省 DEFRA の獣医師らは、2007年5月30日に、Winsham の tony Knaps のメンドリ 12羽から、血液、糞、唾液の検体を採取した。トリたちに対して鳥インフルエンザおよびニューカッスル病の検査が行われた。結果判明の期限は5月31日であったが、6月4日となった。DEFRA は、ウェールズ北部で確認された鳥インフルエンザ対策に時間を取られているためであると説明した。養鶏場のオーナーは、5月29日に1羽のトリの発病に気づき、当局に連絡した。ニワトリの頭部が腫脹し、口蓋には大きな血塊が見られたと話している。
[2] 情報源 Welsh Assembly Government, most recent press releases [accessed 3 Jun 2007]、6月3日
Llyn 半島の農場の家禽について行われた H7N2 型鳥インフルエンザの検査は、陰性であったことが判明した。Welsh Assembly Government による最終の結果報告は、2007年5月29日に到着し、農場のニワトリは同ウイルスに感染していなかった。5月24日に家禽の H7N2型鳥インフルエンザが確認された、Corwen の感染流行との関連がある Chelford Market と、5月7日に関係があったという理由で検査されたこの農場のニワトリは、全て5月25日までに処分され、消毒作業も完了している。...
[3] 情報源 News BBC、6月2日
ウェールズでの鳥インフルエンザ感染発生後禁止されていた、来週予定のイングランド南部のニワトリやアヒルのショーが、解禁となる。1967年以降毎年、 South of England Agricultural Societyにより、Ardingly ( West Sussex 州) においてこのショーは開催されていた。Llyn 半島の農場における鳥インフルエンザの検査が陰性となったことによる...
[Mod.AS 注-(Conwy の H7N2型感染のトリの供給源であったとされる、”Chelford Market と関連性がある”と伝えられていた Llyn 半島の農場の検体の、検査の最終結果報告が陰性となったことで、感染源とされているこの市場の特定は、さらなる確認を要することになった。DEFRA は、鳥類の集積 (ショー、鳩レース、鷹狩りなど)に関するガイドラインを更新した。