● 鳥インフルエンザ、ヒト 獣医師,英国,中国(3件)
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (91): veterinarians
Archive Number: 20070604.1813
情報源 Science Daily, University of Iowa press release 、5月31日鳥インフルエンザ Avian influenza に関連した仕事を行っている獣医師らは、鳥インフルエンザウイルスに感染するリスクが高く、パンデミックインフルエンザワクチンや抗ウイルス薬を優先的に使用するべきであることが、アイオワ Iowa 州立大学公衆衛生学部の研究者らの研究により示された。
[Mod.CP- 逆に家禽を見る獣医師は、各種の抗原性を持つ鳥インフルエンザウイルスに反応して、抗体を保有している可能性があり、一般人よりも鳥インフルエンザ感染のリスクが低く、ワクチンや抗ウイルス薬治療の優先順位は低いと考えることもできる。しかし、2003年にオランダで H7N2型鳥インフルエンザウイルス感染が流行し、3000万羽のトリが処分された際に、家禽業従事者や家族などによる積極的な症例発見が実施され、その後これらの人たちの健康問題に関する報告が続いた。453人の人々の中で、結膜炎が最も多い(349人)症状であった。インフルエンザA(H7N2) は、89例 (19.6%)で検出された。この感染流行で、唯一の死亡例は、感染流行中に、家禽の感染が発生した農場を回っていた 57才の獣医師である]
英国
PRO/AH/EDR> Avian influenza H7N2, human - UK (Wales) (07): WHO
Archive Number: 20070604.1810
情報源 World Health Organization (WHO), CSR, Disease Outbreak News 、6月4日ウェールズ、コンウェイにある小自作農 Corwen 農場の病鳥に曝露された 4名(2名がウェールズ、2名がイングランド北西部在住)でのインフルエンザA/H7N2 ウイルス感染を英国保健当局が5月25日に診断確定したことを受けて、ウェールズ公衆衛生局(NPHS)は、感染事例の調査と公衆衛生上の対策実施を継続している。
WHOヨーロッパ地域事務局からの詳細な情報
2007年5月30日時点で、感染が発生した施設、病鳥あるいはインフルエンザA/H7N2 ウイルス感染確定または可能性患者のいずれかに曝露された 256名が、以下の場所 ・状況で特定された、すなわち、家族内(39名)、学校(14名)、および職場(203名、この中には 2病院での患者およびスタッフ少なくとも 148名が含まれる)である。曝露された個人の内 79名は、7日間の潜伏期間が経過したため、もはやリスクはないとされた。予防的な対策として、また英国政府の方針に従って、曝露された個人へのオセルタミビル提供が決定された。検査で診断が確定されたウェールズの2名に加えて、医療従事者1名を含む曝露された17名がインフルエンザ様疾患(38℃以上の発熱、疼痛、咳/鼻感冒、咽頭痛および結膜炎)を発病した。全員が軽症で、オセルタミビル治療を受け、回復している。12名から採取された鼻咽頭および結膜拭い検体では、インフルエンザA/H7N2 ウイルス感染に対する検査結果は陰性であった。疫学調査の予備的な結果からはヒト・ヒト感染伝播は除外できないが、公衆衛生上のリスクは低いと考えられる。インフルエンザA/H7N2 ウイルスのような低病原性鳥インフルエンザウイルスに関連したヒト・ヒト感染伝播の証拠は非常に限定的である。しかし、こうした事実は、2003年にオランダの家禽での高病原性インフルエンザA/H7N7 ウイルス感染に関連して実施された後ろ向きコホート研究で証明されている。
WHOヨーロッパ地域事務局からの詳細な情報
2007年5月30日時点で、感染が発生した施設、病鳥あるいはインフルエンザA/H7N2 ウイルス感染確定または可能性患者のいずれかに曝露された 256名が、以下の場所 ・状況で特定された、すなわち、家族内(39名)、学校(14名)、および職場(203名、この中には 2病院での患者およびスタッフ少なくとも 148名が含まれる)である。曝露された個人の内 79名は、7日間の潜伏期間が経過したため、もはやリスクはないとされた。予防的な対策として、また英国政府の方針に従って、曝露された個人へのオセルタミビル提供が決定された。検査で診断が確定されたウェールズの2名に加えて、医療従事者1名を含む曝露された17名がインフルエンザ様疾患(38℃以上の発熱、疼痛、咳/鼻感冒、咽頭痛および結膜炎)を発病した。全員が軽症で、オセルタミビル治療を受け、回復している。12名から採取された鼻咽頭および結膜拭い検体では、インフルエンザA/H7N2 ウイルス感染に対する検査結果は陰性であった。疫学調査の予備的な結果からはヒト・ヒト感染伝播は除外できないが、公衆衛生上のリスクは低いと考えられる。インフルエンザA/H7N2 ウイルスのような低病原性鳥インフルエンザウイルスに関連したヒト・ヒト感染伝播の証拠は非常に限定的である。しかし、こうした事実は、2003年にオランダの家禽での高病原性インフルエンザA/H7N7 ウイルス感染に関連して実施された後ろ向きコホート研究で証明されている。
中国
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (90): China, WHO
Archive Number: 20070604.1809
情報源 World Health Organization (WHO), CSR, Disease Outbreak News 、6月4日2007年6月4日、中国衛生部は WHO に対し、国内 16例目となる H5N1型鳥インフルエンザによる死亡患者を報告した。福建省で服務中の 19才の男性兵士 1名が、2007年6月3日に死亡した。中国における確定患者 25人のうち、16人が死亡した。
[Mod.CP- この兵士の曝露の種類についての情報がない]
[Mod.CP- この兵士の曝露の種類についての情報がない]
● ロッキー山紅斑熱 米国
PRO/EDR> Rocky Mountain spotted fever, fatal - USA (NC)
Archive Number: 20070604.1807
情報源 WFMY News、5月31日
Guilford 郡の女性1名がダニによる刺咬が原因で死亡し、3人のダニ刺咬例の報告があった。
● サルモネラ感染症 ロシア
PRO/AH/EDR> Salmonellosis, foodborne - Russia (Stavropol)
Archive Number: 20070604.1806
情報源 Itar-Tass 、5月30日
Stavropolで小児15名を含む78人が、複数の店で購入したケーキを食べた後、食中毒により入院している。
● 結核、超薬剤耐性 XDR 南アフリカ
PRO/EDR> Tuberculosis, XDR - South Africa (09): Western Cape
Archive Number: 20070604.1805
情報源 Independent Online 、5月30日
18才の少年1名が、XDR TB超薬剤耐性結核 Tuberculosis で死亡した。
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update 2007 (21)
Archive Number: 20070604.1804
[1] コレラ-ジブチ(Tadjourah)情報源 Reuters Foundation AlertNet, UN Integrated Regional Information Networks (IRIN) report 、5月29日
ジブチ北西部Tadjourah地区の2つの村で、コレラ感染流行により 5人が死亡した。2007年5月29日、WHO 当局者が明らかにした。5月18日以降患者報告は途絶えていると、報告した。WHO の関係当局が、飲料水確保などで協力している。2007年5月前半の 2週間に、5人の死亡を含む約 76人の患者が報告されている。TadjourahのHangade および Balho 地区での感染流行は、違法難民による汚染された井戸によるものであると伝えられている。
[2] コレラ-アンゴラ (Luanda Province)
情報源 Angola Press (ANGOP) 、5月28日
2007年2月から 4月にかけて降り続いた降雨と、不十分な排水設備が、首都 Luanda での患者発生の原因である。同地区では、2007年開始以来 883例のコレラ患者が登録されており、うち 18人が死亡した。
[3] コレラ-ケニア (Western, Nyanza Provinces)
情報源 Kenya Broadcasting Corporation 、5月28日
保健相は、死亡患者は全て Port-Victoria 地区病院に治療のため入院していたと説明した。Bukoma および Sango Islands( Port-Victoria, Budalangi 地区)での被害が最も大きかったと述べた。保健省は全省を挙げてこの問題に対処し、同地区の飲食店を閉鎖するよう命じた。Siaya 地区においても、2007年5月に 7人以上がコレラにより死亡し、50人の患者が発生したと説明されている。住民らに衛生上の注意を呼びかけている。
[4] コレラ-ケニア(北東州)
情報源 AllAfrica.com, The East African Standard (Nairobi) report 、5月17日
北東州における新たなコレラ感染流行発生に対し、新規の注意が呼びかけられた。2007年4月以来の死者の数は 17人となった。母親とその 5才の娘が、Garissa 地区の Dadaab 難民キャンプで死亡した。一方では、ソマリアとの国境に近い Liboi 地区に住む 10才の子供も死亡した。国連高等弁務官事務所 United Nations High Commissioner for Refugees (UNHCR)のキャンプでは、約 60人の難民が入院している。Mandera 地区で死亡した 10人を含め、118人以上の患者が発生していると述べた。...衛生状態の悪化したキャンプないの医療施設に対して、閉鎖の命令が出された。
[5] コレラ-コンゴ (Pool, Kouilou Regions)
情報源 AllAfrica.com, UN Integrated Regional Information Networks (IRIN) report [edited]、5月17日
コンゴ政府衛生当局の報告では、Loutete において 21人のコレラ患者が発生し、うち 7人が死亡した。その他、2007年の 5月に入ってから、207人の患者が Loudima から報告されており、このうち 8人が死亡した。最大の被害が出ているは、首都ブラザビル Brazzaville から南東に 200km以上離れた地域である。2007年1月には、80万人の人口を抱える第2の都市 Pointe-Noire からコレラ患者の報告があった。その後の経過(首都への拡大)など。...
[6] コレラ-ソマリア (Lower Jubba)
情報源 AllAfrica.com, Shabelle Media Network (Mogadishu) report、5月14日
ソマリア南部 Dhobley からの報告によると、首都モガディシュ Mogadishu から逃れた内戦による難民の間に、深刻なコレラ感染流行が悪影響を及ぼしている。
Notifications of cholera received from 11 to 17 May 2007 報告なし
Notifications of cholera received from 18 to 24 May 2007
国名 / 期間 / 患者数 / 死者数
アフリカ
アンゴラ / 27 Apr-10 May 2007 / 1063 / 23
コンゴ民主共和国 / 23-29 Apr 2007 / 151 / 3
ジブチ / 14-21 Apr 2007 / 50 / 2
リベリア / 30 Apr-6 May 2007 / 18 / 0
セネガル / 26 Mar-22 Apr 2007 / 116 / 0
スーダン / 30 Apr-6 May 2007 / 18 / 1
アジア
インド / 28 Jan-24 Feb 2007 / 4 / 0
ヨーロッパ
スペイン / 25 Apr 2007 / 1(i) / 0
i = imported
Notifications of cholera received from 25 to 31 May 2007
アフリカ
アンゴラ / 11-20 May 2007 / 434 / 4
ケニア / 15 Feb-11 May 2007 / 625 / 35
スーダン / 7-20 May 2007 / 398 / 9
Notifications of cholera received from 11 to 17 May 2007 報告なし
Notifications of cholera received from 18 to 24 May 2007
国名 / 期間 / 患者数 / 死者数
アフリカ
アンゴラ / 27 Apr-10 May 2007 / 1063 / 23
コンゴ民主共和国 / 23-29 Apr 2007 / 151 / 3
ジブチ / 14-21 Apr 2007 / 50 / 2
リベリア / 30 Apr-6 May 2007 / 18 / 0
セネガル / 26 Mar-22 Apr 2007 / 116 / 0
スーダン / 30 Apr-6 May 2007 / 18 / 1
アジア
インド / 28 Jan-24 Feb 2007 / 4 / 0
ヨーロッパ
スペイン / 25 Apr 2007 / 1(i) / 0
i = imported
Notifications of cholera received from 25 to 31 May 2007
アフリカ
アンゴラ / 11-20 May 2007 / 434 / 4
ケニア / 15 Feb-11 May 2007 / 625 / 35
スーダン / 7-20 May 2007 / 398 / 9
● プリオン病
PRO/AH/EDR> Prion disease update 2007 (02)
Archive Number: 20070604.1812
● ランピースキン病 ジンバブエ、ザンビア
PRO/AH> Lumpy skin disease, bovine - Zimbabwe, Zambia
Archive Number: 20070604.1811
情報源 PANA via Jeunafrique.com [trans. from French]、5月29日● 原因不明の疾患、ブタ 中国
PRO/AH> Undiagnosed disease, porcine - China (08): RFI
Archive Number: 20070604.1808
情報源 Reuters Foundation AlertNet 、6月4日● アボカドの病気,Cercospora spot ケニア
PRO/PL> Cercospora spot, avocado - Kenya
Archive Number: 20070604.1803
情報源 Fresh Plaza、6月1日
● リフトバレー熱 タンザニア
PRO/AH/EDR> Rift Valley fever - Eastern Africa (33): Tanzania
Archive Number: 20070604.1802
情報源 FEWS NET (Famine Early Warning Systems Network) 、5月23日
リフトバレー熱は鎮静化し、ワクチン接種も継続して行われている。● 馬伝染性貧血 フランス
PRO/AH> Equine infectious anemia - France (Ardeche): OIE
Archive Number: 20070604.1801
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), Disease Information 2007; 20(23) 、6月3日
フランス:ウマ伝染性貧血の発生報告● サトウキビの病気,黒穂病 オーストラリア
PRO/PL> Smut, sugarcane - Australia (QLD)
Archive Number: 20070604.1800
情報源 FarmOnline, North Queensland Register report 、5月30日