鳥インフルエンザ、ヒト 中国 H5N1
黄熱 パラグアイ、ブラジル
野兎病 ドイツ 2007 Eurosurveillance
● 鳥インフルエンザ、ヒト 中国
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (28): China (Hunan)
Archive Number: 20080218.0656
[1] 湖南省で鳥インフルエンザ患者報告
情報源:Centre for Health Protection, Hong Kong S.A.E., Press release 、2月18日
衛生部健康保護センター CHP は、2008年2月18日、保健省から、湖南省の H5N1型鳥インフルエンザ Avian influenza 患者1名が確認されたとの報告を受けた。
この患者は22才の男性で、1月16日に頭痛と発熱を発症し、その後治療のため入院したとセンターの広報担当者が説明した。この男性は、24日に死亡した。中国CDCにおいて、患者検体について後ろ向きに行われた検査の結果、2月17日に H5N1型陽性であることが判明した。センターは引き続き衛生部と緊密に連携し、詳細な情報取得に努めている。この広報担当者は、国民に対して鳥インフルエンザへの監視を続け、以下の対策に従うよう求めている。
[2] 湖南省の高病原性鳥インフルエンザ感染症例の確認
情報源:Ministry of Health, China, Press release (translated from Chinese by Dan Silver)、2月18日
衛生部は、2008年2月18日、湖南省で高病原性鳥インフルエンザの患者1例が確認されたことを発表した。この患者は、湖南省 Yongzhou 市 Jianghua 郡の 22才の男性である。2008年1月16日、男性は発熱と頭痛などの症状を発症し、同22日に町の医療センターを受診したが、対症療法による改善がみられなかった。同23日、郡の病院に転院したが呼吸状態は悪化し続けた。あらゆる治療も虚しく、2008年1月24日に死亡した。2月15日、湖南省CDCは患者から採取された呼吸器の検体を後ろ向きに検討した結果、H5亜型鳥インフルエンザウイルスが陽性であることが判明した。2月17日、中国 CDCで、患者の呼吸器からの検体について再度検査が行われ、H5N1型鳥インフルエンザウイルスが陽性との結果が得られた。高病原性鳥インフルエンザの感染患者のWHOによる症例定義と中国国内での診断基準に照らし合わせ、衛生部の鳥インフルエンザ予防対策専門家チームは、この症例について、高病原性鳥インフルエンザの感染が確定された症例であると認定した。現地当局は、疾患発生後重大な関心を払い、ヒトでの感染発生時の緊急対応計画を実施している....
[3] 中国政府、ヒトの鳥インフルエンザ感染による死亡を確認
情報源:Reuters News 、2月18日
中央部・湖南省の22才の中国人男性が、H5N1型鳥インフルエンザにより死亡し、2007年後半以降の2例目となる死亡となったことを、2008年2月18日に衛生部が発表した。この男性が初めて発熱と頭痛の症状に気づいたのは、2008年1月16日で、数日後に入院し、1月24日に死亡したと、衛生部のウェブサイトで公表されている。省の当局は、2月15日に患者からの検体を取り寄せ、鳥インフルエンザウイルスの初期検査を行ったところ陽性となった。この検体が、北京のCDCに送付され、同17日にH5N1型ウイルスの検査が陽性であることが確認されたと、衛生部が述べた。衛生部は、鳥インフルエンザ患者の検査が遅れた理由については説明していないが、湖南省は、1月から2月にかけて、豪雪により100人以上が死亡し、各地で道路が寸断され、停電が発生した中国中南部の地域の中でも、特に被害が深刻な地域であった。衛生部は、現地当局は適切に対応していると説明している。...
[Mod.CP-今回の症例は、中国国内で28例目の患者であり、18例目の死者である。2008年の中国初の感染例である。これ以前の最も新しい症例は、江蘇省の、2007年11月24日に発症した息子と、12月3日に発症した父親であった]
● 黄熱 パラグアイ、ブラジル
PRO/AH/EDR> Yellow fever - South America (02): Paraguay, Brazil
Archive Number: 20080218.0645
パラグアイ
情報源:Milenio.com [in Spanish]、2月17日
2008年2月17日、衛生当局は、首都アスンシオン Asuncion での1週間の集中治療のあと、16日に 39才の女性1名が死亡したことを報告した。パラグアイでは、少なくとも6人が、黄熱 Yellow fever 感染流行により死亡した。... 以下、ワクチン一斉接種の状況など。
[Mod.TY-首都での集団ワクチン接種キャンペーンが行われていることから、これまでの首都で感染した都市型黄熱 Yellow fever 患者が、政府と国民に、かなりの関心(パニック)を引き起こしているようである。パラグアイの他の地域でも黄熱ワクチンキャンペーンが行われているのであろうか。ブラジルは、国内で生産された黄熱ワクチンの輸出を禁止したが、ブラジルでも黄熱患者が引き続いて発生する中、パラグアイにワクチンを供与するという、特筆すべき公衆衛生的行動を示した]
地図 Paraguay
ブラジル
情報源:G1 Globo.com [in Portuguese]、2月13日
2008年1月21日、ブラジリア Brazilia において、32才の男性1名が、黄熱 Yellow fever のため死亡した。国内の黄熱による死亡者は、15人に増加した。連邦区衛生当局は、この新たな死亡の原因が黄熱感染であることを、2月13日に確認した。この男性は、ブラジルの郊外にある Sobrdinho の病院で死亡した。死因確定のニュースは、13日に発表された。保健省は、この男性が感染した地域は、連邦区内と推定されると発表した。ブラジリアの衛生当局のこれまでの説明と矛盾している。ブラジリア当局は、この発表の前に、連邦区内で黄熱感染により死亡した患者はすべて、ゴイアス Goias 州での感染であったと述べている。連邦区で報告されている患者のうち、11人の診断は確定し、3人は現在検査中であり、2人は臨床症状や検査の結果、除外された。マトグロッソ Mato Grosso 州 13日、保健省はマトグロッソ MT 州初の黄熱患者を確認した。Para の Evandro Chagas 研究所で行われた検査により、Novo Sao Joaquim, MT の農夫1名が、黄熱により死亡したことが確認された。保健省は、MT 州には、このほかに2名の黄熱感染が疑われ、現在検査が行われている患者がいると述べた。
[Mod.TY-この心配な報告によると、黄熱により死亡したこの男性は、連邦区の郊外の都市で感染したことが示唆されており、都市での感染伝播の可能性が出てきた。この患者に関するさらに詳しい情報提供を依頼する。...MT州の死亡は、森林型黄熱の症例であった可能性が高い]
● 野兎病 ドイツ
PRO/AH/EDR> Tularemia, human, hare, 2007 - Germany: (Baden-Wuerttemberg)
Archive Number: 20080218.0640
情報源:Eurosurveillance weekly release, 2008 13(7) 、2月14日
[*FORTH感染症速報・公式情報より]
2007年夏、ドイツ南部 Baden-Wuerttemberg において、死亡したウサギに触れたあと、家族のうち3人が野兎病 Tularemia に感染した。患者は、20代の森林での労働者1人(患者A)と、50代の両親である。ドイツで野兎病が発生することは、極めてまれである。2002-2006年に報告された患者は、毎年1ないし5例であったが、2005年だけは例外的に15人の患者が報告された。2007年、19人の患者の報告があり、このうち11人が Baden-Wuerttemberg の患者だった。今回の3人の患者が発生したこと地域では、近年、野兎病発生の報告はなかった。
症例報告:2007年8月後半に、患者Aと現地森林官の運転する車がノウサギを轢いた。ノウサギは重症で、森林官によって処分された。患者Aは死亡したノウサギを自宅に持ち帰り、同日父親と共にその皮を剥いだ。母親はノウサギを冷凍庫に保存した。3日後。患者Aの父親が、39~40℃の発熱、頭痛および関節痛といったインフルエンザ様症状を訴えた。翌日、患者Aと母親も同様の症状を発症し、めまいも感じた。ノウサギの皮剥の日に自宅にいなかった別の家族は、発症しなかった。その数週間に渡って、患者3名は主にインフルエンザ様症状が持続し、衰弱が増悪した。患者Aの母親は、やけどが原因の右手の手指の水疱 (病原体の侵入部位と推定される) からの創傷治癒が遅延し、治癒までに数週間かかったと報告した。..10月中旬に、患者Aの父親は、左の腋窩と左肘窩にあるリンパ節腫脹を呈した。肘窩リンパ節は膿瘍を形成し、Ulm にある大学病院で摘出された。患者Aと母親もリンパ節腫脹を呈し、その部位は、母親が右腋窩と左肘窩、息子は左腋窩であった。膿瘍形成したリンパ節は、地元の病院で摘出された。..4人目の家族 (女性) は医療診断センターで働いていた。数週間に渡って自分の家族でインフルエンザ様症状が持続しているため、彼女は、ウサギの皮剥からおよそ2カ月後となる10月中旬に父親から血清検体を採取して、職場で分析した。2週間後、同センターでは問題の検体中に野兎病菌 Francisella tularensis に対する抗体価が上昇していることを確認した。免疫蛍光試験 (IFT) による抗IgG抗体価は1:2,560 (正常値は1:40未満)で、抗IgM抗体価は1:160 (正常値は1:20未満)であった。野兎病に対する血清学検査陽性は、野兎病菌に対する特異抗体が4倍以上の上昇と定義される。父親と、患者Aおよび母親を治療している病院に、急性または最近罹患した野兎病であるという診断が、直ちに伝えられた..以下、診断検査結果、治療について。
● デング熱
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2008 (07)
Archive Number: 20080218.0662
ボリビア
情報源:RTE News 、2月16日
ボリビアの19才の男性がデング熱 Dengue により死亡し、2007年11月に洪水に襲われて以来初めての死者が発生した。死亡したこの男性は、北西部の出身で、全国で53人が死亡した豪雨の、最も被害の激しかった地域である[洪水が発生したのは北東部で、北西部ではない]。全国で100人以上のデング熱感染患者が発生したことを受け、政府は公衆衛生上の注意喚起を行っている。
[Mod.TY-ボリビア出血熱の原因である、Machupo virusの齧歯類保有宿主である、Calomys callosus_が洪水により、ヒトが住む高い場所の1ヶ所に集中すれば、ボリビア出血熱の危険性も増すことが予想される]
地図 Bolivia
ブラジル(リオデジャネイロ)
情報源:O Globo Online [in Portuguese]、2月15日
この季節は、デングの夏として知られることになりそうである。デング感染患者数は飛躍的に増加し、2008年1月の届出患者数は4290人に達し、2月14日の発表{*?}から1110人の増加となった。市内の蚊族ネッタイシマカの感染者は、2007年1月の4倍増となった。2月の患者はすでに205人で、2008年に入ってからの合計4495人となっている。
インドネシア(ジャワ)
情報源:Antara 、2月16日
2008年1月、Central Java 州では37人以上がデング熱により死亡した。2008年1月のデング熱患者数は2347人で、2007年1月の患者数2518人、死者62人より少なくなっている。2008年2月の初めの2週間の感染者は、57人以上であった。
フィリピン(セブ)
情報源:Sunstar 、2月17日
Toledo および Talisay 市では、2008年これまでにそれぞれ35例および28例のデング患者が報告され、最多患者数を記録した。セブ Cebu 州では今もデング熱が蔓延している。2008年1月の初めから2月8日までに、州内では304例のデング熱患者が発生し、このうち7人が死亡した。1月だけで232人の患者と5人の死亡が記録された。昨年の1月の患者数はわずか83人で、死亡は2人だった。同2月の患者は75人で死者はなかった。...
タイ
情報源:MCOT 、2月17日
タイ全国の公衆衛生当局は、2008年、すでに4人が死亡し、累積の患者数は1ヶ月で2824人に達したことから、デングへの警戒態勢を強めている。
カンボジア(訂正)
投稿者:Tom Kiedrzynsk 、2月12日
20080120.0255に関して。
カンボジアの約4万人の患者のうち死者407人であるので、致死率は10%ではなく、1%になる。
スリランカ
情報源:The Sunday Times Online、2月17日
トリンコマリー Trincomalee で、2008年が始まってから45日間で、3人がデング熱により死亡した。34人が感染した。
地図 Sri Lanka
● 病原大腸菌VTEC、非O157 ベルギー 2007
PRO/AH/EDR> E. coli VTEC non-O157, past. ice cream, 2007 - Belgium: Antwerp
Archive Number: 20080218.0655
情報源:Eurosurveillance Surveillance and Outbreak reports, 2008 13(7) 、2月14日
2007年10月、アントワープ Antwerp 州の農場で2007年9月に生産販売されたアイスクリームの消費者の間で、ベロ毒素産生性大腸菌VTEC、O145と、大腸菌O26感染の集団発生があった。誕生パーティーや農場での消費であった。2才から11才までの合計5人の小児が、溶血性尿毒素症候群 HUS を発症し、ほか7人が重症の下痢症を発症した。HUS 患者5人のうち、3人で VTEC O26 が検出された。
● パラチフス B 米国
PRO/AH/EDR> Salmonellosis, serotype Paratyphi B, raw tuna - USA (03)
Archive Number: 20080218.0649
[1] ハワイ州
情報源:KHON (Hawaii) 、2月16日
地元の食料品店で購入した冷凍アヒ 'ahi(キハダマグロ)を食べ、サルモネラ中毒を発症したとの多数の報告があったことから、州および連邦 FDA は、感染のあった魚類の追跡調査を開始した。当局は、11人のサルモネラ症患者の原因が Choyce Products であることを突き止めた。...
[2] 米国 FDA 商品回収
情報源:US Food & Drug Administration (FDA) press release 、2月9日
ハワイ Hawaii 州ホノルルの Choyce Products は、サルモネラ菌感染のおそれがあるとして、冷凍のキハダマグロ yellowfin tuna の自主回収を行っている。
● コレラ
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update 2008 (11)
Archive Number: 20080218.0647
イラク
情報源:UN Office for the Coordination of Humanitarian Affairs (OCHA), ReliefWeb, World Health Organization (WHO) report 、2月3日
2008年1月28日-2月3日の1週間に、全19保健地区が報告書を提出した。..詳細は原文参照願います..新たなコレラ Cholera 感染確定患者は発生していない。2007年8月から2008年2月までの検査で確定されたコレラ感染者一覧(省略) 確定患者数合計(全国):4696人 死者:24人(12月27日から変化なし) 2007年の患者のうち;64% (from Kirkuk province), 26% (from Sulaymaniyah), 6% (from Erbil), 3% (from Baghdad).
イエメン(ハッジャー Hajjah)
情報源:Yemen Times 、2月18日
ハッジャーの Bani Qais 地区では、コレラ感染による生命の危険がある。2007年末から、地域の住民40人が感染流行で死亡した。...2007年10月に、当初、Mistaba、北部ハッジャーおよびイエメン-サウジアラビア国境からコレラ感染が発生し、Bani QaisとKhairan に波及した。
フィリピン 下痢症
情報源:The Manila Times 、2月17日。
小児を中心におよそ31人のフィリピン人が、衛生環境の悪化による下痢症によって死亡していることが、世界銀行と国連国際開発局の調査で判明した。Philippines Statistical Yearbook 2008によると、例年3800万人にもなる、下痢症患者の高発生数により、1日あたり31人の幼いフィリピン人が死亡している。
地図 Philippines
ケニア
[1] 情報源:UN Integrated Regional Information Networks (IRIN)、2月18日
ケニアの Mandera 地区におけるコレラ感染流行により、6人の生命が奪われ、2008年2月11-17日の1週間に、約130人の患者が地方病院を受診した。Mandera District Hospital には、約60人の入院患者がいる。Northeastern Province の州都ガリッサ Garissa にコレラ治療用の薬剤の追加を要求している。近くの Dawa River からの水を飲み水にしている、貧しい衛生状況の結果である。
[2] 情報源:Kenya Broadcasting Corporation、2月18日
2008年1月の流行報告以降、Mandera では8人がコレラにより死亡した;5人は地区病院で、3人はソマリアとの国境地帯の Bulla Hawa 病院で死亡した。北東州の公衆衛生担当者は、感染流行が175km先の Elwak に達したと述べた。ケニア-ソマリア国境の Bula Hawa や、エチオピア国境の Suftu での移民のチェックが甘いため、感染のコントロールが困難であるとしている。
ナイジェリア(アナンブラ)下痢症、死亡
情報源:Nigerian Tribune、2月15日
嘔吐を伴う下痢症の集団発生により、5人のこどもが死亡し、50人以上が Amafor West area of Nkpor(オニチャ Onitsha 郊外, アナンブラ Anambra 州)各地の病院で治療を受けている。現地で治療に当たる医師は、保護者らに感染の危険性を周知教育するものがいないと説明している。
[Mod.LL-原因について明言されていないが、ナイジェリア南部のアナンブラ州は、コレラ感染流行のあったDelta およびCross Rivers州から遠くない]
ジンバブエ(マショナランド East,Central)
情報源:AllAfrica, The Herald (Harare) report 、2月15日
これまでに Nyamukuyo Village(Mudzi 地区, マショナランド Mashonaland East Province)で7人がコレラにより死亡した。当局は、2週間前に始まったコレラ感染流行を確認した。モザンビークを訪問した女性が、この地域にコレラを持ち込んだと見られている。2008年2月の2件目のコレラ感染流行で、Muzarabani [Mashonaland Central Province] における同様の感染流行により、4-10日の1週間に4人が死亡した。
● ボツリヌス中毒 ロシア
PRO> Botulism, canned tomatoes - Russia (02): (Khanty-Mansi)
Archive Number: 20080218.0646
投稿者:イスラエル・Dr Steve Berger、2月15日
20080215.0604に関して。
一般的に,ボツリヌス中毒は食品や野菜の缶詰と関連性があるが、トマトで起こったことはほとんどない。Gideon の116件のデータベースの中で、トマトに関係のある集団発生は、ただ1件だけであった。PubMED においても、トマトとボツリヌス中毒の用語で検索しても、3件の論文が確認されたのみである。このうち2件はロシアからであった。トマトでのボツリヌス中毒が少ない理由として、この野菜の酸性度が関係するという1つの説明が成り立つ。低い pH の働きとして;ボツリヌス菌_Clostridium botulinum_ 芽胞の加熱滅菌への感受性が高まることと、生き残った芽胞の増殖が阻止されることである。
● 牛肉の回収 米国、食品安全性に対する疑問
PRO/AH/EDR> Beef recall - USA: (CA), food safety questions
Archive Number: 20080218.0651
[1] USDAは、全米最大の牛肉の回収を実施
情報源:The Associated Press 、2月18日
[2] 農業省長官の声明;Hallmark/Westland Meat Packing Company
情報源: United States Department of Agriculture (USDA) Newsroom 、2月17日
● White blister、brassicas(アブラナ属)オーストラリア
PRO/PL> White blister, brassicas - Australia: new strain, (QLD)
Archive Number: 20080218.0661
情報源:Australian Food News 、2月15日
アブラナ属の野菜に被害をもたらせる、White blister は、2005年に、クイーンズランド Queensland 州で初めて、Lockyer Valley の Gatton のブロッコリー農場で発生した。真菌の Albugo candida_ を原因とする。
● 家禽の死亡 ホンジュラス
PRO/AH/EDR> Poultry deaths - Honduras: (La Paz), RFI
Archive Number: 20080218.0658
[1] 情報源: La Prensa Grafica (El Salvador) [in Spanish]、2月15日
2008年2月14日、Salvadoran(エルサルバドル)政府は、ホンジュラスに向けて技術者チームを派遣し、200羽の家禽の死亡についての調査を行うと発表した。..ホンジュラスの新聞によると、San Miguelito およびLos Almendros(いずれもLa Paz管区)内の52戸の家庭で、家禽の大量死が発生したとされる。
[2] 情報源:Proceso Digital (Honduras) [in Spanish]、2月14日
エルサルバドル衛生当局は、2008年2月14日、ホンジュラス政府が、200羽の家禽の突然死の報告をうけ、エルサルバドルとの国境の複数の地域に、衛生検疫を宣言したと報告した。国境の La paz 地区の San Miguelito および Los Almendros の52戸の家庭で大量死が発生した。いくつかの検査の結果が確定されていないものの、鳥インフルエンザについては除外されていると当局が説明した。
● 慢性消耗性疾患、シカ 米国、2007
PRO/AH/EDR> Chronic wasting disease, cervids - USA: (SD), 2007
Archive Number: 20080218.0653
情報源:South Dakota Division of Wildlife (accessed 17 Feb 2008) 、1月30日
2007年7月1日以降、合計2532件の検体が採取された。そのほとんどは、サウスダコタ州西部の Black Hills および Fall River, Custer, and eastern Pennington 各郡の狩猟用 prairie で採取されたものであった。一部は、Grant and Deuel Counties(in East River)で採取された。ハンターによって捕獲された動物がほとんどであった。..以下、その結果(one CWD positive elk and 15 CWD positive deer、1頭ずつの詳細情報あり)など。
● ウサギ出血病 ニュージーランド
PRO/AH> Rabbit hem. dis. - New Zealand: Canterbury, pop. recovery
Archive Number: 20080218.0650
情報源:The New Zealand Herald 、2月18日
過去2年間に、カンタベリー Canterbury の農場において、rabbit haemorrhagic disease(calicivirus カリシウイルス)に対する免疫を保有する、ウサギの個体数が増加している。McKenzie Basin, Amuri, and the Ashburton Hill Country の3つの地域では、ウサギの個体数が増加し、一部では、疾患発生前より多くなっている地域もある。
地図 New Zealand region of Canterbury
● 原因不明の疾患、ザクロ インド
PRO/PL> Undiagnosed disease, pomegranate - India
Archive Number: 20080218.0648
情報源:FreshPlaza 、2月14日
ヨーロッパ市場において、インドからのザクロの価格が高騰している。原因不明の疾患によりザクロが不足し、輸出できるものがわずか50%にすぎないことが原因である。
[Mod.DHA-近年では、oily spot disease によるザクロの収量減少の報告があった(20071123.3789)。インドのザクロのおよそ 3/4 が、マハラシュトラ Maharashtra 州で栽培されている]