2008年3月5日

腸チフス フィリピン

● 腸チフス フィリピン
PRO/EDR> Typhoid fever update 2008 (04): Philippines
Archive Number: 20080305.0901
[1] フィリピン (Laguna) 
 情報源:USA Today、3月5日
フィリピンの首都近郊の都市カランバ Calamba で、1ヶ月足らずの間に 1400人以上が腸チフス Typhoid fever の症状を発症し、当局は、2008年3月5日に災害発生を宣言した。臨時の医療チームが編成され、カランバでの医療と調査に当たっている。
2月16日以降、1477人の患者のうち、436人が病院での治療を受け、残りの患者は地域医療センターで治療されている。腸チフスの検査は高額であるため、血液検査により診断が確定されたのは、37人のみである。これまでのところ、死者は報告されていない。
感染の流行は、マニラ Manila からおよそ34マイル離れた、カランバの隣り合った5つの村で発生した。感染流行の拡大のスピードから、チフスの原因であるサルモネラ菌が、上水道 water system を経由して拡がった可能性がある。しかし、当局者は感染流行の終息に期待をもっており、「依然、患者の報告はあるが、数日前より患者数が減少している」と、述べた。.. 市当局は、3日、抗生物質や輸液のために緊急資金を引き出すことを許可した。 
[2] フィリピン (Laguna) 
 情報源:Inquirer.net、3月5日
同内容 .. カランバ市にある製氷工場での汚染疑惑があるものの、感染拡大のスピードから上水道汚染が最も疑われる。しかし、当局の水質調査では陰性であった。スクリーニングテストによれば、263人が血液検査の結果陽性となった。

● リシン 米国
PRO/EDR> Ricin - USA (04): (NV), conf.
Archive Number: 20080305.0912
 情報源:Los Angeles Daily News 、3月4日
CDC で行われた 4回目の検査で、先週ラスベガスのモーテルにあったバイアルの中身が、猛毒のリシン Ricin であることが確認されたと、2008年3月4日に当局が説明した。

● E型肝炎ウイルス サハラ以南のアフリカ 
PRO> Hepatitis E virus - Sub-Saharan Africa
Archive Number: 20080305.0909
 情報源:The Gideon Database 、3月5日
20080304.0894 について。Gideonのデータベースから。 
ボツワナ:1985 - An outbreak (245 cases) in Maun 
中央アフリカ共和国:2002 - An outbreak (48 confirmed cases) in Bangui、2004 - An outbreak (10 cases) in Bangui 
チャド:2004 - An outbreak (1442 cases, 46 fatal) in Goz Amer and Goz Beida - Sudanese refugee camps、2005 - An outbreak (50 or more fatal cases) Goz Beida (eastern Chad). 
コンゴDR:2006 - An outbreak (341 cases, 13 fatal) in Equateur Province. 
ジブチ:1993 - An outbreak of mixed hepatitis A and hepatitis E infection in Djibouti City 
エチオピア:1988 to 1989 - An outbreak (423 hospitalized) of acute hepatitis E among military personnel 象牙海岸:1986 - An outbreak in Tortiya (northwestern region), the 1st well-documented outbreak of hepatitis E in Africa. 
ナミビア:1983 - An outbreak (201 known cases, 7 fatal - 6 of these pregnant) in the Kavango region. 1995 - An outbreak of presumed water-borne hepatitis E (no details given). 
ソマリア:1985 to 1986 - Outbreaks (2000 cases or more, 87 fatal) in 4 refugee camps.死者の46%が妊婦 1988 to 1989 - An outbreak (11 413 cases, 346 fatal)in the Shebeli River in the Lower Shebeli region. 
スーダン:1985 - An outbreak (63 fatal, including 11 pregnant women)  among refugees.、2004 - An outbreak (6 861 cases, 87 fatal)among refugees in the Darfur region. 入院患者の致死率は17.8%と高率 

● 鳥インフルエンザ、ヒト  エジプト
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (33): Egypt, WHO
Archive Number: 20080305.0900
 情報源:World Health Organization (WHO) Epidemic and Pandemic Alert and Response (EPR) disease outbreak news、3月4日
 [*FORTH感染症速報・公式情報より]
エジプト:鳥インフルエンザ感染状況-WHO 更新5 
エジプト保健人口省は、新たな H5N1型鳥インフルエンザウイルス感染患者1名を確認した。患者は、Fayum 地域 (governorate)、 Sennoris 地区出身の 25歳女性である。この女性は2008年2月24日に発症し、2月27日に入院したが、本日その死亡が保健人口省により確認された。患者の感染源調査の結果、自身の発病前に、病鳥に接触していたことが確認された。 エジプトでは、これまでに確定された患者 45名中、20名が死亡している。 
[Mod.CP- エジプトで45例目の患者の、WHOによる公式確認である。死者は合計20人となった] 

● イルカの大量死 米国
PRO/AH/EDR> Dolphin die-off - USA: (TX)
Archive Number: 20080305.0913
 情報源:Agence France-Presse、3月5日
2日間にわたってテキサス Texas 州の海岸に打ち上げられていた、21頭のイルカ発見の後、海洋関係者らは、メキシコ湾で新たなイルカの大量死が発生する可能性を懸念している。1年前にも、2週間にわたっておよそ 70頭のイルカが打ち上げられたのと同じ場所で、イルカの死体が発見された。昨年(2007年)については、発見時に損傷が進んでいたため、その原因を明らかにすることはできなかった。
[Mod.TG- 発見された遺体すべてに、赤潮に関連する domoic acid やトキシンなどの検査が行われることを期待したい。空中からの捜索は、赤潮や遺体発見につながる]

● 炭疽 レソト
PRO/AH/EDR> Anthrax, livestock - Lesotho: RFI
Archive Number: 20080305.0908
 情報源:IOL、3月4日
2008年3月4日、南アフリカ Free State の農業従事者らに対し、レソトの炭疽 Anthrax 感染流行が、抜け道の多い両国の国境を越えて、被害が及ぶ可能性があるとして、注意が呼びかけられている。Free State の農業当局広報担当者は、政府農業省から、レソトでの炭疽発生の情報を得ていると述べた。直ちにワクチン接種を開始し、住民らに注意を呼びかけていると説明した。... 
[Mod.MHJ-このあとの IOL の発表には、この報告内容以外の重要な事項は加わっていない。レソトでは炭疽感染が散発しており、基本的にはウシとヒツジに限られているが、近年ウマでの感染もみられる。2005年に、レソトの Mafeteng で 3件の感染流行の報告があり; 2006年4月には Masero で大量死を伴った3件が発生したが、2007年には発生がなかった。2006年の南アフリカでは、Mpumalanga,Northern Cape Province, Limpopo, and the Kruger National Park で、8件の感染流行があり、2007年1月は Northern Cape Province と North West Province の 2件のみであった]

● Citrus tristeza 米国
PRO/PL> Citrus tristeza - USA: research station (CA), update
Archive Number: 20080305.0899
 情報源:Capital Press、2月15日
カリフォルニア  California大学 Lindcove Research and Extention Center は、San Joaquin Valley の柑橘類栽培地域の中心にある。栽培業向けの無感染 budwood を供給する、Citrus Clonal Protection Program(クローンによる柑橘類保護計画)の本部である。もし木々に感染があるとすれば、柑橘類栽培業務に費やされた時間と資金は無駄になる。2007年、合計 50本の木が_Citrus tristeza virus_ に感染していることが確認され、このセンターから取り除かれた。