● 原因不明の呼吸器疾患,死亡 ブラジル
PRO/EDR> Undiagnosed respiratory disease, fatal - Brazil: (Sao Paulo), RFI
Archive Number: 20080423.1433
情報源:Ministry of Health, Secretariat for Health Surveillance [in Portuguese]、4月9日
2008年4月2日、保健省当局者 Secretariat for Health Surveillance (SVS)/Ministry of Health (MS) は、サンパウロ Sao Paulo の疫学当局を通じ、同州 Santos 市の呼吸器疾患患者発生についての報告を受けた。市・州・政府各当局が協力して疫学調査が開始された。
初発患者として同一家族内の 4人の症例についての報告があり、微熱、coryza 鼻かぜ、咽頭痛、咳、耳痛 (3名)、膿性の耳漏 (2名) の症状が認められた。2名は重症化し、複数の原因により死亡した。4名全員につき、デングウイルス、ハンタウイルスは除外され、3名の検体については、季節性インフルエンザ、鳥インフルエンザ、RSウイルス、アデノウイルス、パラインフルエンザウイルスが除外された。2例の鼻咽頭検体の電顕像から、普通感冒の原因である picornavirus が示唆された。その他のウイルスについても調査が行われている。これらの家族内発生に加え、家族と疫学的に関連性のある有症者が確認され、ウイルス検査は陰性であり、回復している。
[Mod.LJS、LL- 偶然と思われるが、耳の炎症と家族内感染から、_Mycoplasma_ や_Moraxella_ 感染が想起される。家族 4人のうち 2人が死亡したこの疾患の病因ははっきりしない。上記のように、マイコプラズマ肺炎は、耳疾患に関連することがあるが、通常、水胞性鼓膜炎 bullous myringitis の形をとり、膿性の耳漏の原因とはならない。マイコプラズマ症により死亡する可能性もあるが、1家族内で2人が死亡するのは異常である。同様に、 _Moraxella catarrhalis_ により中耳炎や肺炎も発生するが、同じ患者に発生したり、生来健康なヒトでの死亡も通常見られない。患者の年齢、屋内でのペットの飼育、旅行、他所からの訪問者、生活環境などの情報に興味がもたれる]
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update 2008 (24)
Archive Number: 20080425.1446
スーダン(Sudan, Central Equatoria) 急性水様性下痢症 AWD
情報源:Reuters Foundation AlertNet, Medair - Switzerland report、4月25日
2008年4月10日、Yei および周辺地域の村々で活動中の当局者は、他の NGO から支援要請を受けた。Yei の町では、コレラが風土病感染となっており、2008年のこれまで、常にコレラが発生していたが、雨期に入り、現在その数が増している。市内の病院では、3月12日から4月5日にかけて、合計118人がコレラ感染または急性水様性下痢症 AWD の診断を受けた。この2年間に、スーダン南部全体で、コレラ感染患者数は増加している。
ソマリア (Hiraan) 下痢症、死亡
情報源:Garowe Online、4月23日
ソマリア Somalia 中央部 Mahas において、少なくとも 7人が急性水様性下痢症により死亡したことが確認された。中央部 Hiraan 地方にある現地の医療情報によると、このほかにも135人が感染し、医療施設が不十分なこの地域ではさらに死者の数が増えることが懸念されている。
ナイジェリア(Gombe)
汚染された豆類の摂食後、コレラ感染により入院した。
情報源:Yahoo Health News, Agence France-Presse (AFP) report、4月21日。
ナイジェリア Nigeria 北部で 116人以上の女学生が、汚染された豆類の摂食後、コレラ感染により入院したと、医療当局が2008年4月21日に報告した。Gombe 州の secondary boarding school に通学中の学生らの間で、昼食の数時間後から嘔吐と下痢が始まった。当局による検査結果が判明するまで、学校給食での豆類の使用を禁止した。2006年、Kafin Maiyaki の男子学生が、豆類の摂食後にコレラ感染で入院した。
[Mod.LL-潜伏期間が短いように思える。微生物学的検査によるコレラ菌の確定が行われたか不明である]
タンザニア(Rukwa)
タンザニア(Rukwa)
情報源:The Times (South Africa) Agence France-Presse (AFP) report、4月21日
現地医療当局者によると、タンザニア Tanzania 南部のコレラ感染流行により 2人が死亡した。2008年4月14-20日の週に Sumbawanga で入院した5人の中の2人である。
ネパール (Nepal, Eastern Region) 下痢症
情報源:Kantipur Online 、4月24日。
Siraha 地区において、焼け付くような暑い季節の到来後、下痢症関連疾患の患者が増加している。病因関連の情報によると、下痢症や他の胃腸疾患患者数は、主に衛生状態の悪化に起因している。
マレーシア (MalaysiaLabuan)
情報源:Malaysian National News Agency (Bernama) 、4月23日
コレラ感染確定後、6人が Labuan の総合病院に入院した。すべてがフィリピン人の6人は、年齢が 1歳から21歳で、2008年の島内で確認された最新のコレラ感染患者である。いずれも状態は安定しており、4人は Pulau Daat 出身で、2人は Kg Muslim 出身者である。
[Labuan は the Malaysian Federal Territory of Labuanの主島: Labuan の地名はマレー語の 'labuhan(anchorage=停泊)' に由来する]
ベトナム 下痢症、コレラ
ベトナム 下痢症、コレラ
情報源:World Health Organization (WHO) Epidemic and Pandemic Alert and Response (EPR) disease outbreak news 、4月22日
2008年3月5日から 4月22日からにかけて、ベトナム Vietnam 保健省は、コレラ菌感染陽性の 377人を含めた、2490人の重症急性水様性下痢症患者を報告した。血清型は、O1 Ogawa 型となっている。死亡の報告はない。これまで、20の州と市で感染が発生した。患者の多くは、ハノイ Hanoi 市民である。感染経路は、汚染された食物を介したものであった。ハノイおよびそのほかの地域の飲料水からは、コレラ菌は検出されていないが、複数の surface waters (河川など) からは検出されている。
インド (West Bengal)
情報源:The Times of India、4月21日
Beldanga において、5日間で2人がコレラ感染により死亡した。このほかのおよそ 60人が感染している。最も被害が深刻なのは、Beldanga Municipality の wards 8 and 9 で、Khanpara において約30人の感染者が発生し、5日前に 64歳の患者が死亡し、2008年4月20日に、2歳児が同じコレラ感染により死亡した。
地図 Beldanga、Murshidabad district(in the state of West Bengal、India 北西部)
バングラデシュ Bangladesh 下痢症
バングラデシュ Bangladesh 下痢症
[1] Diarrhea - Bangladesh (バリサール Barisal)
情報源:The New Nation、4月24日
Barisal division の 6地区の、40カ所の upazilas [亜地区, Bangladesh の最小行政単位] で、下痢症が驚異的な流行を見せている。2008年4月21日に発表された数字によると、Barisal division における4月中の下痢症患者は 3000人以上で、2人が死亡したと報告されている。最も被害が深刻なのは、Bhola 島嶼地区で、4月の患者数は 1600人を超え、この10日間で少なくとも2人が死亡している。Barisal 地区で治療を受けた患者数は 500人以上で、ほか、Patuakhali 650, Barguna 450, Pirojpur 350, Jhalakati 300 となっている。
[2] Diarrhea - Bangladesh (Dhaka)
情報源:China View, Xinhua News Agency report、4月18日
バングラデシュ国内の下痢症発生状況は、気温の上昇とともに悪化しており、首都ダッカの国際下痢症研究センター International Center for Diarrhea Disease Research, Bangladesh (ICDDR, B) は、1週間で数百人の下痢症患者が受け入れた。センターの職員は、2008年4月18日の取材に対し、17日の午後3時までに 221人の下痢症患者が入院したと答えた。患者の多くは貧困層で、4月初めからの気温上昇に耐えられなくなっていた。
● 麻疹、ワクチン関連死亡 インド
PRO/EDR> Measles, vaccine-related deaths - India: (Tamil Nadu)
Archive Number: 20080425.1445
[1] 医療キャンプで麻疹ワクチンを接種された、4人の生後10ヶ月の乳児らが、接種後数分以内に死亡した。
情報源:China View, Xinhua News Agency report 、4月24日
地元紙 Times of India によると、2008年4月23日、インドタミルナドゥ州の2カ所の医療キャンプで麻疹ワクチンを接種された、4人の生後10ヶ月の乳児らが、接種後数分以内に死亡した。同州の州都チェンナイ Chennai から約 75 km の Pennalurpettai village の施設で、3人の女児が死亡した。4人目の死者である男児は、Venkatapuram village(Tiruttani town)で接種されたあと死亡した。このショッキングなニュースのあと、2人の公衆衛生看護師の業務と、州全体の麻疹ワクチン接種計画を停止した。保健省は、専門家らは現地に急行させ、同州に割り当てられたワクチンのサンプルを検査のため、中央研究所へ送付した。目撃者によると、この3人の女児らは、注射を受けたとたん、口から泡を吹き、真っ青になって死亡した。さらに緊急時に備えて、児を病院まで搬送する準備が行われていなかった。定期予防接種であり、救急車や医療支援の準備を行っていなかったと、当局者は述べた。
[2] 当局者は「抗生物質、アドレナリン、または筋弛緩薬の薬瓶と、ワクチンを、PHCの看護師が取り違えた人為的ミスに違いない」と説明した。
情報源:The Times of India、4月25日
定期接種用に Human Biologicals Institute (Hyderabad) [HBI] 製の麻疹ワクチンを使用している、(インド国内の)少なくとも10州に対し、政府当局は直ちに使用を中止するよう求めた。2008年4月23日、Tiruvallur district (Tamil Nadu 州)の 4人の乳児が、primary health centre (PHC、診療所) において、このワクチンを接種されたすぐあとに死亡した。保健省の記録によると、同州以外にこのワクチンが使用されているのは,Maharashtra, Rajasthan, Assam, Gujarat, Uttar Pradesh, Chhattisgarh, Jharkhand, Madhya Pradesh, and Bihar の各州で、生後 9ヶ月に対して用いられている。保健大臣は 450万回接種分の同社製麻疹ワクチンの使用を見合わせている。Serum Institute 社が納入する、備蓄されたワクチンは、全国的に使用されている。調査にあたった National Polio Surveillance Project の当局者は、「同じように見える、抗生物質、アドレナリン、または筋弛緩薬の薬瓶と、ワクチンとを、PHC の看護師が取り違えた人為的ミスに違いない」と説明した。あるいは、調製後のワクチンが戸外で保管され、細菌の繁殖の原因となった可能性もあると述べた。...
[Mod.CP-今回の事例は、まれな麻疹ワクチン接種後のアナフィラキシー反応、以外の原因があるようである]
● クリミア・コンゴ出血熱 ブルガリア
● クリミア・コンゴ出血熱 ブルガリア
PRO/AH/EDR> Crimean-Congo hem. fever - Bulgaria: (Blagoevgrad), susp.
Archive Number: 20080425.1444
情報源:Eurosurveillance weekly release, 2008 13(17) 、4月24日
2008年3月20日から4月10日にかけて、6人のクリミア・コンゴ出血熱 Crimean-Congo hemorrhagic fever CCHF に感染した可能性のある患者が、ギリシア Greece とマケドニア Machedonia との国境地域にある、Gotse Delchev 市(Blagoevgrad district, Bulgaria)から報告されている。CCHF はブルガリアの特にこの地域において土着感染している。近年、複数の CCHF 患者(各年 2-20例)が報告されており、致死率は 10-50%の範囲にある。..
以下、症例報告;初発患者は2008年1月に発熱などの症状を発症した 40代の男性で、3月に大量の鼻出血を来し、死亡した。2例目は同じ町で 1月に発症した 30代の男性で、3月に血痰を吐いたが感染症病棟入院後に回復した。いずれの患者も、3月中に素手でウシのダニ捕りを行っていた。第3の患者は 50代の女性医療従事者で、1例目の患者が出血した際に看護に当たっていた。4人目は、1例目の患者との密接な家族の接触がある 40代の女性である、感染流行調査の内容、結論。
[Mod.CP-記載されている患者の症状は、クリミア・コンゴ出血熱 Crimean-Congo haemorrhagic feverの診断に合致する。疾患の重症度と、ブルガリアに風土病感染しているとされていることから、政府当局は国内の医療システムとして CCHF ウイルス検出用の診断設備を整える必要性がある。家畜動物は,感染があっても通常 Crimean-Congo haemorrhagic fever virus の症状を示さないことから、なおさらである。CCHF は、ダニ媒介性ウイルス tick-borne virus (_Bunyaviridae_ ブニヤウイルス科_Nairovirus_属)の1種による感染を原因とする。1944年、初めてクリミア Crimea で報告され、クリミア出血熱と命名されたが、その後1969年にコンゴ Congo の疾患の原因でもあることが判明し、現在の病名となった。東欧のとくに旧ソ連南部に見られるが、地中海、中国北西部、中央アジア、南欧、アフリカ、中東、インド亜大陸にも広がっている]
● 手足口病 ベトナム
PRO/EDR> Hand, foot & mouth disease - Viet Nam: HCM, RFI
Archive Number: 20080423.1435
情報源:VietNamNet Bridge、4月21日
手足口病 Hand, foot & mouth disease と診断される小児の数が増加しており、流行は新たな局面に入ったと、小児病院感染症部門の医師が述べた。2008年4月20日の朝だけで、52人の同疾患の患者を受け入れた。手足口病により、唇、舌、口に腫れsoresが生じ、発熱、咽頭痛、手足の痛みの原因となる。小児はより感染しやすい。先週に比べ、患者数は倍増した。その他の小児病院でも患者の増加が報告されている。2008年のはじめの3ヶ月間の患者数は、2007年同期より7倍多くなった。..「けいれんや起床時の glowing [原文のまま、赤くなった] eyes などの症状がみられる」と、医師が述べた。容易に治療することが可能であるが、放置すれば、脳や心臓に障害を及ぼし、ときに死亡することもある。3歳以下の小児は鼻水、唾液、患児のつかったボトル・食品・玩具などから感染すると説明されている。 [Mod.YMP/MPP-2008年初のベトナムからの手足口病 hand, foot and mouth disease (HFMD) 感染流行の報告である。新聞記事には、病原体や患者の詳細な臨床症状についての記載はない。これまでのところ、死者の報告はないことから、感染流行の原因はコクサッキーウイルス coxsackievirus であると思われる。
以前の PRO/MBDS postings で述べられていたように、HFMD はいくつものウイルスが原因となっており、最も多いのは coxsackievirus A16 と enterovirus 71 である。coxsackievirus A16 感染による HFMD は軽症となることが多く、ほとんどの患者は 7-10日間で医学的治療を必要とせずに治癒する。まれに、同ウイルス感染患者がウイルス性髄膜炎を発症して短期間の入院が必要となることがある。enterovirus 71 による感染でもウイルス性髄膜炎が発生し、まれに,より重症化し脳炎やポリオ様マヒ性疾患に発展することがある。エンテロウイルス71 感染による脳炎では死亡する可能性もある。これは、1997年のマレーシア、1998年の台湾での HFMD 感染流行で観察されている。2007年には、ホーチミン Ho Chi Minh 市における 2件の HFMD 感染流行が報告されている。1件目は 2007年4月に、2件目の流行は 2007年9月に発生した。原因となった病原体およびベトナムの HFMD 感染流行に関する疫学調査の結果について、さらに情報が提供されることを歓迎する]
地図 Viet Nam with provinces
● 鳥インフルエンザ H5N1型 strain nomenclature(命名法)
PRO/AH> Avian influenza (H5N1) strain nomenclature
Archive Number: 20080423.1436
情報源:Nature online 、4月23日。
従来の ”福建省類似"、"青海類似" などの表記法(命名)を、"Clade 2.3.4"、"Clade 2.2"に変更するよう、WHOは勧告した。
科学論文に掲載されるインフルエンザウイルスの名前が、2008年から、多少変異した。これまで "Fujian-like(福建省類似)"とされてきたH5N1型鳥インフルエンザウイルスのグループは "Clade 2.3.4" に変わり、その類縁である "Qinghai(青海)-like" は "Clade 2.2" と呼ばれている。これは、WHO の推奨する H5N1 nomenclature(命名法)の完全改定の一環である。このシステムは、より政治的に正しい (more politically correct)。"地理的要因でクレード clade 名が決定される(stigmatizing labelling of clades by geographical reference)" ことを避けるためと、WHO はしている。2006年、研究者らが、アジア一帯に広がる H5N1型ワクチン耐性株を、"福建省類似ウイルス" と命名した際、中国政府は強くこの名前に抵抗した。政府当局者は、中国南東部福建省は、ウイルス感染拡大によって汚染されたものだと主張した。しかし、WHO 当局者は科学雑誌 Nature に対し、命名法の改定に関する議論は,このような論争以前から行なわれており科学的に推し進められたものであり、地理に基づく名前は色々な意味で適当でないと認識している,と答えた。インフルエンザに関する専門家らは、WHO のウェブサイトと Emerging Infectious Diseases 誌に掲載された、今回の新たな命名法の勧告は、多くの意味を持つ。研究者らが新たに発見したグループに自らの名前を付けてしまう、場当たり的な ad-hoc なシステムに代わって、名前に、より生物学的な関連性が与えられるシステム化された方法になる。H5N1型ウイルスは、hemagglutinin (血球凝集素) の遺伝子配列に基づき、10種類の系統発生分類(phylogenetic clades、ウイルスの科の幹 tree から分かれた枝 branch)に分けられていて、新しい命名法により、この幹のなかでどの位置にあるかに従ってウイルスのサブグループに名前が付けられる。より論理的であることを目指す。たとえば、Clade 2.3.4 virusesは、福建省だけに限定されるわけではなく、中国、ラオス、ミャンマー、ベトナムの患者にも感染した。Clade 2.1 viruses はインドネシアの家禽とヒトに優位であったが、Clade 2.2 viruses は最も広い地理的範囲に拡大し、アゼルバイジャンからナイジェリアやパキスタンまで、60カ国以上の感染流行の原因となった。
● 口蹄疫 ベトナム
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Viet Nam (02): Ha Tinh, Nghe An
Archive Number: 20080424.1439
情報源:China View, Xinhua News Agency report、4月23日
2008年4月23日の地元紙によると、ベトナム中央部 Nghe An 省で口蹄疫が発生し、感染発生地域の数は 2カ所となった。15-21日以降、28頭のバッファローと bull が口蹄疫に感染したと、当局が発表した。中央部 Nghe An および Ha Tinh 省で口蹄疫が発生している。.
地図 Viet Nam
● 鳥インフルエンザ インド
PRO/AH/EDR> Avian influenza (64): India (Tripura)
Archive Number: 20080423.1434
情報源:Reuters Health、4月22日
インド India 北東部の辺境州であるトリプラ Tripura 州で、新たな家禽での鳥インフルエンザ Avian influenza 感染流行により、処分が行われる事となった。8カ所の村でH5N1型ウイルスが発生したことを受け、2008年4月、すでに25000羽のニワトリとカモの処分が行われている。4月22日、当局は新たな地域への鳥インフルエンザ感染拡大を発表した。トリプラ州で家禽の鳥インフルエンザが確認されたのは、2回目のことで、H5N1型によるものであると、当局者は説明した。この北東の辺境州は、国内の半数以上の地域で鳥インフルエンザが発生しているバングラデシュと国境を接している。インドでは、2008年1月に東部ウエストベンガルWest Bengal州で鳥インフルエンザウイルスが再発生し、400万羽以上の処分が行われた。ウイルス感染が間欠的に発生し、家禽の売り上げに打撃を与えている。
● 炭疽、ウシ 米国
PRO/AH/EDR> Anthrax, bovine - USA: (MN)
Archive Number: 20080423.1431
情報源:KXNet.com (North Dakota News), Associated Press report、4月22日
当局は、Becker County の牧場のウシ2頭が炭疽 Anthrax で死亡したことを明らかにした。ミネソタ Minnesota 州動物衛生委員会は、2008年の州内初の炭疽感染例であると述べた。