2008年4月30日

クリミア・コンゴ出血熱 ロシア
麻疹 ワクチン関連死亡

● クリミア・コンゴ出血熱 ロシア
PRO/AH/EDR> Crimean-Congo hem. fever - Russia (02): (Ingushetia)
Archive Number: 20080430.1495
 情報源:IA Tatar-INFO [trans. Corr.ATS, edited]、4月28日
非常事態省・地方センターによると、2008年4月28日、クリミア・コンゴ出血熱 Crimean-Congo hemorrhagic fever (CCHF) に感染した患者 1名が死亡した。この男性は、重篤な状態で病院の集中治療室に入院していたが、数日後に死亡した。患者と密接な接触のあった3人が病院内で監視下に置かれている。このほかに何らかの接触のあった25人が、監視されている。医療関係者らは、感染が疑われる患者のサーベイランスとして、戸別訪問を行なっている。現地には 600世帯の 6000人が暮らしている。接触者全員の血清検体が採取され、Stavrapol Research Anti-plague Institute へ送付された。28日現在、新たな患者は報告されていない。 
[Mod.NP-2007年5月4日に、同地域の 2007年初の CCHF患者報告が行なわれている。このときの患者は Astrakhan oblast 出身であった。2008年、1ヶ月早く感染が発生したことは、早い時期からダニの活動性が始まったことを意味する。2008年の Southern Federal District における CCHF 患者第1報は、Stavropol region の単一症例で、4月21日に ProMED-RUS に投稿されている。当局からの注意喚起が出されている。さらなる CCHF 感染流行拡大が迫っている。] 
地図 Republic of Ingushetia in the far south

● 麻疹、ワクチン関連死亡 インド
PRO> Measles, vaccine-related deaths - India (03): (Tamil Nadu)
Archive Number: 20080430.1493
 投稿者:印・T Jacob John、4月30日
4月23日だけ、1ないし2ヶ所の施設において、死亡した 4人を含む 6人だけに発生したという、極めて時間的・空間的に限定された問題である。1本のバイアルが "contaminated" ones であったと思われる。アナフィラキシー反応とするには、疫学的にも症候学的にも時間的にも合わない。
麻疹ワクチンは従来から、ブドウ球菌産生性エクソトキシン注入による、トキシックショック症候群 toxic shock syndrome (TSS) で有名だった。通常、TSS ははじめに感染があって後に毒性を発現するため、このことはあまり知られていない。しかし、ワクチンでは (エクソトキシンが) 大量に注入される。この問題に初めて遭遇したのは 1978年で、複数の小児が発病し 1人が死亡した。調査により、1本のバイアルが汚染されていたことが判明した。残った薬液は、黄色ブドウ球菌だらけ(heavy suspension of _S. aureus_)だった。
関連項目 
Measles, vaccine-related deaths - India (02): (Tamil Nadu) 20080429.1473

● 炭疽 ロシア
PRO/AH/EDR> Anthrax, human - Russia: (Volgograd), susp.
Archive Number: 20080430.1494
 情報源:IA "Volgograd-TRV" [in Russian]、4月26日
ウシを処分して炭疽 Anthrax に感染した 2人に関する Rospotrebnadzor 当局による2008年4月17日の報告を受け、ボルゴグラード Volgograd の住民らの間に不安が広がっている。調査が開始され、市場は閉鎖されている。当局は、炭疽感染は確定されていないとしているが、市場は徹底的に消毒された。

● ソラマメの病気,Tobacco streak virus スーダン
PRO/PL> Tobacco streak virus, faba bean - Sudan
Archive Number: 20080430.1485
 情報源:British Society for Plant Pathology, New Disease Reports (NDR) vol. 17、4月8日
[Ref: MA Ali, et al: _Tobacco streak virus_ infecting faba bean (_Vicia faba_) reported for the 1st time. BSPP New Disease Reports 2008; 17]

● 鳥インフルエンザ 日本、デンマーク
PRO/AH/EDR> Avian influenza (66): Japan, swan, Denmark, LPAI H7, OIE
Archive Number: 20080430.1484
[1] 日本: ハクチョウ 高病原性鳥インフルエンザ
 情報源:OIE WAHID (World Animal Health Information Database) weekly disease information 2008; 21(18) 、4月29日
感染発生時期 2008年4月21日 前回報告時期 2007年 
原因ウイルス highly pathogenic avian influenza virus, serotype H5N1 
新たな感染流行 
発生地 Kosaka Town, Akita(秋田県)
感染種 野鳥 (ハクチョウ、4羽中4羽死亡) 
疫学的コメント:
ハクチョウのうち、3羽は死亡しており、1羽は衰弱した状態で、2008年4月21日に秋田県十和田湖岸で発見された。28日まで、当局は現地を監視したが、このほかに野鳥が多数死亡している事例は確認されなかった。ハクチョウが発見された地点から半径10km以内には養鶏場はなく、その他の養鶏場でも異常な事象は発生していない。今回の発生を受け、農水省は、十和田湖を囲む秋田・青森・岩手の3県に対し、養鶏場での監視強化を行なって、異常なニワトリの早期発見と適切な対応、野鳥の鶏舎への侵入防止による感染拡大防止に努めるよう、要請した。当局は、白鳥発見現場から半径30km以内の15箇所の養鶏場の視察を直ちに行うとともに、周辺地域の野鳥を監視し、環境省と協力して野鳥のサーベイランスを実施する。 
[2] デンマーク Denmark : LPAI H7 低病原性鳥インフルエンザ
 情報源:OIE WAHID (World Animal Health Information Database) weekly disease information 2008; 21(18)、4月29日
感染開始時期 2008年4月24日 前回流行時期 2006年6月19日 
原因ウイルス low pathogenic avian influenza virus (serotype H7) 
新たな感染流行 
発生地 Stenstrup, Svendborg Kommune, South 農場
感染種 家禽 300 geese, 250 ducks, and 1500 mallards

● ポテトの病気,Late blight 英国
PRO/PL> Late blight, potato - UK: (Scotland), alert
Archive Number: 20080430.1482
 情報源:The Scotsman 、4月29日