2008年6月2日-3日

◎ Q熱 米国
セパシア菌 Burkholderia cepacia 米国

◎ Q熱 米国
PRO/AH/EDR> Q fever - USA: (IA), RFI
Archive Number: 20080602.1762
 情報源:The Harlan Tribune 、2008年5月30日
現地保健当局は、the Myrtue Medical Center において複数の患者が Q熱 の診断 Q fever をうけて治療されていることを受け、住民に対し地域内の Q熱発生に注意するよう呼びかけている。「最近当地域内で複数の Q熱患者が確認されているため、同疾患についての詳しい情報などを提供したい」と、保健局長が述べた。 
[Mod.LL-患者数や曝露源についての情報を歓迎する。相当離れた距離を移動するエアロゾル化も発生するため、必ずしも患者と保有動物との接触は必要ではない。病原体である _Coxiella burnetii_ は 1937年に発見された。熱や乾燥に抵抗性のある病原体で、空気感染経路による強い感染力を有する。たった1個の病原体を吸入しても発症する可能性がある。実際、ヒト以外の霊長類の 50% の致死量は 1.7個(1.7 organisms)とされている。ウシヒツジヤギが、_C. burnetii_ の一次保有動物である。幅広い種での感染が知られており、この中にはその他の家畜やペットも含まれる。 _C. burnetii_ は通常これらの動物で病原性を示すことはないが、ヤギやヒツジにおける流産と _C. burnetii_ 感染の関連性が知られている。感染動物のミルク・尿・糞便中に病原体が排出される。最も重要なのは、出産の際に羊水胎盤に大量の病原体が排出されることである。汚染された羊毛との接触による感染も知られている。この病原体は乾燥・多くの一般的な消毒薬抵抗性である。このため環境中で長期間生存可能である。非常に安定性のある _C. burnetii_ は "小型小細胞型 compact small cell variants " によるもので、標準的複製 standard replication の過程で,抵抗性の落ちる大細胞型 the less resistant large cell form とともに産生される形態で、代謝は休眠期にあり、芽胞類似である。ヒトの Q熱感染症は、感染動物の胎盤組織・羊水 birth fluids・糞便などが乾燥したものが混じった barnyard 農場 の埃のなかの病原体を吸入することにより発生することが多い。ヒトは Q熱への感受性が非常に高く、非常に少量の病原体で感染が成立する。より低頻度の感染様式であるが、汚染されたミルクの摂取のあとに反芻 (逆流) して吸入する場合もある。ヒトへの感染伝播としてこのほかに、ダニによる刺咬やヒト-ヒト感染も知られているが、まれである] 
地図 Shelby County, Iowa西部

● セパシア菌 Burkholderia cepacia 米国
PRO/EDR> Burkholderia cepacia, urine - USA: (NY), RFI
Archive Number: 20080602.1761
 投稿者:米・コロンビア大学、Neville Clynes MD、2008年5月29日
発熱のない膿尿の患者1名が入院した。入院歴、嚢胞性線維症 cystic fibrosis 患者との接触歴、抗生剤投与の既往、自宅でのカテーテルの使用,のいずれも認められなかった。入院後 6時間、発熱は認められなかった。入院の 4時間後に Foley カテーテルを留置された際に、外傷性の肉眼的血尿が認められた。Foley カテーテル留置の 2時間後、患者に悪寒戦慄と 39.4℃の発熱が認められ、4セットの血液培養で _Burkholderia cepacia_ が検出された。翌日には尿培養でも同菌が発育した。入院前、入院時、カテーテル挿入時には、尿培養は行われていない。膀胱鏡でカテーテル挿入による偽腔が確認された。
尿における一次感染源として(同菌は)まれであることから、カテーテル挿入時に感染した可能性が考えられる。問題のカテーテルとキットは入手できなかった。同じ病棟にあった 2組の同じサイズの別のキットが開封され、poviodine(消毒薬)、潤滑ゼリー、水が培養されている。同じような症例を経験された方はないだろうか? 
[Mod.LL-_B. cepacia_ は非発酵性好気性のグラム陰性菌で、以前はシュードモナス _Pseudomonas_ に分類されていた。_B. cepacia_は弱毒菌で、限られた条件下でヒトでの感染症を発症する。_B. cepacia_ は水のある病院内環境で生存・増殖するが、蒸留水中や四価アンモニア quaternary ammonium 塩のような一部の消毒液中でも、長期間生存可能である。2組のキットでの培養結果について明らかにされていない]

● コレラ,下痢症
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update 2008 (27)
Archive Number: 20080602.1764
トルコ 下痢症
アデノウイルス、ロタウイルス、ノロウイルスなどのウイルスと大腸菌が原因
 情報源:Today's Zaman 、2008年5月21日
12-18日の週以降、中央部 Anatolian 市(アクサライ Aksaray)と Sereflikochisar の町で発生した 4000人以上の下痢症患者の原因は、飲料水の汚染であると保健当局が発表した。20日の保健省の発表によると、アクサライ では13日、Sereflikochisar では16日からの下痢症患者発生以降、同省の専門家チームが飲料水や患者の血液の検体を採取した。
検査の結果、アデノウイルス、ロタウイルス、ノロウイルスなどの多数のウイルスと、大腸菌が下痢症の原因であった。
飲料水の汚染により始まった感染流行は、ヒト-ヒト感染などの感染様式を取るようになったと、説明している。アクサライにおける飲料水汚染は水道管工事中に発生しており、また Sereflikochisar は塩素濃度が不十分なためと説明している。両地域とも塩素濃度がチェックされ、必要なレベルとなっていると述べた。各病院には、12-18日の週のはじめから 4000人を超える下痢・嘔吐・胃痛を訴える患者が現れている。アクサライでは外来治療で十分な患者ばかりで、患者数も減少しつつある。東部 Siirt 市でも複数の下痢症患者が発生したため、当局は飲料水のサンプルを採取し始めている。市内の上水道の汚染は、水道管および汚水管の交換による可能性が高い。塩素濃度のチェックをより頻回に行うこととしている。Konya の保健当局者によると、中央部アナトリア Anatolian city でおよそ400人が下痢の症状で病院を受診し,8人が入院となった。 
地図 The province and city of Aksaray in central Turkey 
パキスタン
下痢症患者 18名中 8名の便検体でコレラ感染確認
 情報源:The Nation (Pakistan)、2008年5月20日
健康科学大学の専門家らは、シンド Sindh 州 ミールプルカース Mirpur Khas 地区におけるコレラ Cholera 感染流行の発生を確認した。19日の記者会見で微生物学教授は、ミールプルカース地区は、胃腸炎ではなくコレラ Cholera が発生していることが調査により判明したと述べた。当局はコレラ感染流行に注意を払い、対応しなければならないと指摘した。同地区の患者 18名中、8名の便検体でコレラの原因菌である _Vibrio cholerae_ の感染が確認されたことを明らかにした。
地図 Sindh province は、Pakistan の 4州のうちの1つで、南東部に位置する 
ケニア
 情報源:The Times (South Africa), Agence France-Presse (AFP) report、2008年5月28日
ケニア Kenya 西部で、この2週間にコレラ感染流行により3人が死亡し多数の感染者が出ていると、28日に新聞が報じた。死亡患者が発生したのは、ビクトリア湖 Lake Victoria 岸の Nyanza 州 Ranchuonyo 地区である。同地域では複数の患者が治療を受けており、当局は、路面の飲食店を閉鎖し、水処理キットを配布している。数ヶ月前の同地方の感染流行では、64人以上が死亡し、数千人の患者が発生した。 
ザンビア 
 情報源:Xinhua News Agency、2008年5月28日
ザンビア Zanbia の保健当局が,Mpulungu District(Northern Province)における 98例のコレラ患者を報告したと、28日に報道された。しかし、4月以降の感染流行中に死者は発生していない。保健省は他の関係機関とともに、発生地域での監視プログラムを立ち上げ、井戸水の消毒を行っている。
ギニアビサウギニアコナクリ 
 情報源:AllAfrica, UN Integrated Regional Information Networks (IRIN) report、2008年5月26日
ギニアビサウ Guinea Bissau 南東部の郊外の漁村で発生したコレラ感染流行により 2人が死亡し、53人が感染したと WHO が報告した。今回の感染流行は、現在非常に地域に限定されている。... Guinea Conakry では、国境地域全域でおよそ 40人のコレラ患者が報告されている。... 国連によると、ギニアビサウは近代的な上下水道のインフラが世界で最も整っていない地域である。農村部できれいな水を手に入れられるのは半数以下の人々であり、近代的なトイレは25%以下しかない。
スーダン 下痢症、コレラ
 情報源:AllAfrica, UN Integrated Regional Information Networks (IRIN) report、2008年5月23日
スーダン Sudan 南部の中心都市ジュバ Juba の給水車内の水の大半は汚染されていると、専門家らは見ている。水源が汚染されて容器も汚れているため、病気を防ぎようがないと医療従事者が述べた。1950-60年代のものは全て破壊され、ジュバには水処理施設も下水もないなか、コレラが疑われるなどの下痢症患者の報告が寄せられている。およそ 6000人が住む軍施設から、5月に下痢の集団発生が報告された。Eastern Equatoria でもコレラの疑われる患者が発生している。スーダン南部の WHO 関係者により検体が採取され、迅速検査により53人中 3人のコレラ感染が確認されたため、ナイロビに送付し解析を依頼している。これは4週間の累積患者数であり、19-25日の週には 80人以上となる可能性があると、説明した。スーダン南部全域では,特に女性やこどもが安全な飲料水を入手できない状況にある。2000万人以上が下水設備を利用できず、1700万人は安全な飲料水を飲むことができないと、UNICEF は伝えている。... 4月には Yei において感染流行が発生した。2008年、Yei では急性水様性下痢症が土着感染を起こしている。3月12日から4月5日にかけて 118例の急性水様性下痢症患者が Yei 病院を受診した。”スーダン南部全域は人口の急増に伴い、過去2年間にコレラ感染患者の増加が見られる。..."と NGO 関係者が述べた。 
コンゴ民主共和国
 情報源:AllAfrica, UN Integrated Regional Information Networks (IRIN) report、2008年5月21日
コンゴ民主共和国 Democratic Republic of Congo (DRC) 東部の North Kivu 州における,新たなコレラ感染流行による死者は 2週間にさらに増えた。北部の森林地帯である Pinga and Mweso の感染が最も深刻となっている。この地域のコレラ感染流行は、変動はあるものの、過去数週間で患者数は激増したと同地域の中心地である Goma の WHO 代表が述べた。Goma の国連人道調整事務所によると、4月後半のわずか1週間に Pinga では 12人の死亡が発生したことが報告されている。5月5日から11日にかけては 158例の患者が報告されている。
ウガンダ
 情報源:UN Office for the Coordination of Humanitarian Affairs (OCHA), ReliefWeb, Uganda Red Cross report、2008年5月21日
Kibaale 地区では、コレラ感染により 4人が死亡43人が発病した。ウガンダ Uganda 赤十字社は、17日にこの地域で発生したコレラにより Kasojo Health Centre II in Mpefu Sub County, Kagadi Health Centre IV などへの入院があったことを明らかにした。最も感染が深刻なのは漁業の水揚げ場であるという。この中には Kitebere, Kabukanga, Kamina, Kamulebe, and Nguse 等の船着き場がある。

● 麻疹 米国 スイスから(2件)
PRO/EDR> Measles - USA: (IL) ex Switzerland
Archive Number: 20080602.1763
 情報源:eFluxMedia、2008年6月1日
イリノイ Illinois 州公衆衛生当局は、DuPage County における 7例の麻疹 Measles 感染症例を確認した。当局者は、麻疹ワクチン接種の重要性を再度強調した。世界中で毎年 2000万人が感染する麻疹は重症化することもある疾患で、発疹・高熱・咳・鼻漏・赤眼や流涙の症状が見られる。まれに重篤な合併症として、肺炎・脳炎・けいれん・死亡にいたることもある。感染の疑われる患者は受診すべきである。当局は、麻疹に感染した小児は適切な麻疹ワクチン接種を受けていなかったと見ている。合衆国政府当局は、以前より麻疹・ムンプス・風疹に対するワクチンによる小児の免疫賦与の重要性を強調していたが、多くの保護者が宗教上の理由やワクチン接種により自閉症などの問題が生じると信じているため、子供にワクチンを受けさせることを拒否している。5月に出された米国 CDC の報告によると、1月から 4月25日までの期間に 64例の麻疹患者が発生し、7年ぶりの大規模な麻疹感染流行となっている。これは 2006年1年間の全患者数より多く、4ヶ月間の患者数としては、(116例が発生した) 2001年以来の数字である。当局は、この患者数増加は、海外への渡航者がウイルスに感染して米国に帰国したことが一因であるとしている。麻疹ワクチン定期接種が行われるまで、米国では毎年 300-400万人が感染し、このうち 400-500人が死亡し、48000人が入院を要し、およそ 1000人は麻疹脳炎のための後遺症を残していた。
[Mod.CP-今回の流行は、スイスへの旅行者に端を発している。5月27日の報道では; ”州衛生当局者は、DuPage County の麻疹患者を確認した。これは 2008年の同州で 2例目である。1例目はスイスを旅行した1人の男性である; 最新の患者は男子・児童である。発生した市の名前は公表されていない”]

PRO/EDR> Measles - USA: (IL) ex Switzerland, corr.
Archive Number: 20080603.1774
 投稿者 米・Burkholderia cepacia,Julie Morita 6月2日
20080602.1763 に関し。
The current investigation does not support a link between the visitor
from Switzerland and the 7 measles cases detected in DuPage County,
Illinois.

● ボツリヌス症 イタリア
PRO/EDR> Botulism, canned truffle sauce - Italy: alert, recall
Archive Number: 20080602.1760
 投稿者: 伊・Facolta di Medicina Veterinaria、Prof Beniamino Cenci Goga, DVM, PhD、2008年5月31日
31日、地元紙によると、缶入りトリュフソース canned truffle sauce 生産者 (Castello di Magrano Srl,Carbonesca, Gubbio, Italy) は、ボツリヌストキシン混入の疑いがあるとして、2006年5月3日製造(賞味期限:2009年12月)の "Salsa tartufata bianca" のロットNo.23 の回収を開始した。このトリュフソースを食べた男性1名が、典型的なボツリヌス症 Botulism の症状を呈した。 
[Mod.LL-工場で製造される食品によるボツリヌス症では、複数の患者が関係することが多い]

● チクングニア スリランカ
PRO/EDR> Chikungunya (23): Sri Lanka (Sabaragamuwa)
Archive Number: 20080602.1759
 情報源:Daily Mirror, Sri Lanka 、2008年6月2日
保健相と地区保健当局代表者との会談で、ラトナプーラ Ratnapura district で 1万から1万5千人のチクングニア Chikungunya 患者が発生していることが明らかになった。数ヶ月にわたる豪雨が事態を悪化させている。同地区でのチクングニア患者急増を受け非常事態宣言が出された。地区内には無数の合法および違法の gem pits(宝石採掘穴 ?) があり、採掘者らは立ち去る前にその gem pits を埋め戻さないため、蚊族の繁殖に好適な場所ができてしまうと説明された。ラトナプーラに向け、直ちに医師50人と看護師60人を派遣し治療と予防対策に当たらせるよう指示したと述べた。 
[Mod.TY-ラトナプーラ地区でのチクングニア感染流行は、驚くべき勢いで拡大している。この記事で伝えられているチクングニア患者数は、4月28日のProMED(20080429.1478)で報告されたラトナプーラ地区の患者数 500人の20-30倍である] 
地図 The Ratnapura District:the Sabaragamuwa Province of SriLanka

● トリパノソーマ症 アンゴラ
PRO/AH/EDR> Trypanosomiasis - Angola: background
Archive Number: 20080602.1765
 情報源:Gideon、2008年6月2日
トリパノソーマ Trypanosoma がはじめて確認されたのは、1871年、アンゴラの the Quixamaregion (Kwanza River area, Luanda の南方) においてであった。1980年代前半からの発生増加は市民の不安によるもので、土着感染国での一般的な傾向を反映したものではない。アンゴラ国内 18州のうち 7州で土着感染となっている。リスクのある地域としては、Bengo, Kwanza Norte and Kwanza Sul, Luanda, Malange, Uige, and Zaire の北部の州がある。南部の Kunene, Huambo, Namibe, and Huila の各州で、同疾患が蔓延していることがはじめて報告されたのは 2003年のことである。Kwanza River 北側の 6000の村々において、250万から 400万人の人々がリスクにさらされていると考えられている。_Trypanosoma brucei gambiense_ が優位であり (主に northwestern region: Zaire, Uige, Luanda and Kwanza Norte)、_Trypanosoma brucei rhodesiense_ による散発的発生についても報告されている。アンゴラの18州中 14州に Tsetse flies ツェツェバエ が生息する。現地のベクターは _Glossina palpalis_ (found in Zaire, Bengo, Kwanza Norte,Kwanza Sul and Cuando Cubango), _G. fuscipes_ ssp. quanzensis andmartinii (found in Uige, Malanje, Lunda Norte and Lunda Sul), and _G.morsitans_ (found in Malanje, Kwanza Sul, Bia, Moxico and Cuando Cubango) である。

● エボラ コンゴ民主共和国 疑い
PRO/AH/EDR> Ebola hemorrhagic fever - Congo DR: susp.
Archive Number: 20080603.1779
 情報源 Radio Okapi online [translated] 6月3日
Suspected case of Ebola hemorrhagic fever in Boende
A case of haemorrhagic fever has been reported in the Boende health
zone of Tshuapa District

● サルモネラ感染症 米国
PRO/EDR> Salmonellosis, serotype Saintpaul, tomatoes - USA: multistate
Archive Number: 20080603.1777
 情報源 US Centers for Disease Control and Prevention (CDC) 6月2日
Since late April 2008, 40 persons infected with _S._ Saintpaul with
the same genetic fingerprint have been identified in Texas (21
persons) and New Mexico (19 persons). ... 
consumption of raw tomatoes as the likely source of the illnesses in New Mexico and Texas

● デング熱 インドネシア,イエメン,ブラジル,ガイアナ
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2008 (22)
Archive Number: 20080603.1776
[1] Indonesia (East Nusa Tenggara)
 情報源 The Jakarta Post 5月31日
At least 5 people have died and 58 are being treated at Maumere General Hospital for dengue fever in Sikka regency, East Nusa Tenggara.
[2] Indonesia (Java)
 情報源 The Jakarta Post 5月27日
A child, 7, a resident of Cakung, East Jakarta, died Sunday [25 May 2008] after being hospitalized for 3 days with dengue fever
[3] Yemen
 情報源 Yemen News Agency 6月2日
more than 1000 cases in Shabwa province, southeast of the Yemeni capital, Sana'a
[4] Brazil (Rio de Janeiro)
 情報源 Reuters America Latina [in Spanish] 5月29日
The dengue epidemic, which has hit Rio de Janeiro, the most lethal in the history of Brazil, has caused 123 deaths so far this year
[2008], 
[5] Brazil (Sergipe)
 情報源 Correio de Sergipe [in Portuguese] 
20 174 reported [dengue] cases and 8726 confirmations, per the numbers officially released by the Secretariat of Health of the state calculated as of 21 May [2008].
[6] Guyana
 情報源 Caribbean Net News 5月30日
12 confirmed cases of dengue fever in region 9, Lethem, close to the Guyana-Brazil border.

● 炭疽 インド
PRO/AH/EDR> Anthrax, human, livestock - India (04): (Orissa)
Archive Number: 20080603.1775
 情報源 Khaleej Times, Indo-Asian News Service (IANS) report 6月3日
Two die of anthrax in Orissa, over 20 fall ill
[2 Jun 2008], 2 people and dozens of cattle have died of anthrax, while over 20 people have fallen ill in Orissa's tribal dominated Koraput district.

● 鳥インフルエンザ 英国
PRO/AH/EDR> Avian influenza (71): UK (England), H7
Archive Number: 20080603.1778
 情報源 DEFRA News Release Ref: 171/08 6月3日
Avian influenza H7 confirmed in Oxfordshire
avian influenza in chickens on premises near Banbury in Oxfordshire after preliminary tests were positive for the H7 strain.