2008年10月17日-19日

マラリア ナイジェリア
原因不明の死亡 南アフリカ ザンビアから Eurosurveillance

● マラリア ナイジェリア
PRO/EDR> Malaria - Nigeria: (Katsina), RFI
Archive Number: 20081019.3310
 情報源:Press TV 、2008年10月19日
ナイジェリア・カチーナ Katsina 州のマラリア Malaria 感染流行により、過去 4週間で 401人死亡したと、現地保健当局者が述べた。州内で流行となっているマラリアにより 28日間に 401人が死亡したと、州衛生当局の責任者が説明した。これは病院内で死亡した患者だけの数字であり、自宅で死亡した患者は含まれていないため、実際の死者はさらに増えるとも述べた。過去 4週間の州内のマラリア患者数は 50311人で、雨期の豪雨が原因で蚊族の繁殖が普段より多くなっていることによると説明した。当局は噴霧消毒や蚊帳の配布を行っている。2008年の WHO のマラリア年次報告によると、2006年にマラリアに感染したナイジェリア人は 350-800万人となっている。同年、マラリアで 100万人が死亡しており、その多くが 5才未満の小児であった。マラリアは蚊族が伝播する感染症で、激しい体温の変化、消耗、体部痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られる。適切な時期の治療が行われなければ、死亡する可能性がある。 
[Mod.EP- Katsina State でマラリアは endemic であり、WHO 2008 malaria report には、WHO アフリカ地域の全マラリア患者の 1/4 をナイジェリアが占め、南部では 1年を通じて感染伝播があり、北部では季節性が見られると記載されている。ほとんどが熱帯熱マラリアによるものであるが、その多くは確定診断されていない。マラリアの負担が減少しているとの証拠はなく、患者数や死者数の増加は貧困が原因であると報告されている。IRS  [indoor residual spraying 屋内残留噴霧消毒] は政府の施策ではない。国家マラリア対策により 2005-7年に、およそ 1700万張りの ITN [insecticide treated mosquito-nets 殺虫剤処理済みの蚊帳] が配布されたが、リスクのある人口全体の 23%をカバーするにすぎなかった。2006年に 450万人に対する ACT [artemisinin-based combination therapy] も実施され、2007年には 900万人分が行われたが、必要な量にはほど遠いものであった。マラリア対策基金の増額も、予防と治療に関する国家目標達成には十分ではない。ナイジェリアは偽薬の製造で知られており、高度侵淫地でのマラリアによる多数の死亡は、治療薬中の成分が不十分であったり、異なる成分が含まれていたことによる可能性もある] 
[Mod.MPP-ナイジェリア国内や Kastina 州における、薬剤耐性の状況に関する情報提供を歓迎する] 

● 原因不明の死亡 南アフリカ ザンビアから
PRO/AH/EDR> Undiagnosed fatalities - S. Africa ex Zambia (09): arenavirus
Archive Number: 20081018.3300
Unknown disease in South Africa identified as arenavirus infection
 情報源: Eurosurveillance, Volume 13, Issue 42 、2008年10月16日
9月12日、ザンビア Zambia ・ルサカ Lusaka 在住のサファリツアーを企画するツーリストガイド1名が、重篤な状態で南アフリカのヨハネスブルグ Johannesburg に移送された。発症から10日目の 14日に死亡した。前駆症状として発熱・筋肉痛・下痢があり、続いて発疹、肝障害、けいれんが起こった。CT では脳浮腫が認められている。検査のための検体は得られていない。... 以下、これまでの経過説明、アレナウイルス分類学、アレナウイルス感染の症状(神経学症状と出血熱)・ 治療(リバビリン)・ ワクチン(アルゼンチンの Junin virus ワクチン)、宿主と感染伝播、結語、参考文献。 
[Mod.CPー 南アフリカの新種のアレナウイルス感染流行に関する総説]
関連項目 
Undiagnosed fatalities - S. Africa ex Zambia (08): arenavirus 20081013.3241

● 病原大腸菌 O157 カナダ
PRO/AH/EDR> E. coli O157, restaurant - Canada (02): (ON)
Archive Number: 20081019.3309
 情報源: CTV Toronto、2008年10月18日
North Bay の公衆衛生当局は、市内で 146人の大腸菌 E. coli 感染が疑われる患者が発生しており、このうち 24人が検査で確認されたことを明らかにした。この中にはトロント Toronto を含む他の地域で調査中の患者もいる。現時点では Harvey's Restaurant(on Algonquin Avenue in North Bay) に限局した感染流行と考えていると、18日当局者は述べた。現在このレストランは閉鎖されている。17日現在 131人の患者が報告されていた。.. _E. coli_ O157:H7が検出されている。

● 麻疹 ポルトガル ルーマニア,英国から 
PRO/EDR> Measles - Portugal, ex Romania & UK
Archive Number: 20081018.3302
 情報源: Eurosurveillance, Volume 13, Issue 42、2008年10月16日
8月ポルトガル Portugal において、英国から輸入された1例の麻疹 Measles 感染患者が報告された。以前 2005年にルーマニア Romania から輸入および輸入関連の麻疹感染例が報告されている。ポルトガルでの国内発生による麻疹感染は報告されていない。... 背景、2008年の症例、2005年の症例、討論、.. 原文参照願います

● 日本脳炎 インド
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis - India (06): (WB, UP)
Archive Number: 20081017.3295
[1] 西ベンガル - コルカタ Kolkata
 情報源: Sundh Today.net、2008年10月16日
9日、34才の男性が日本脳炎 Japanese encephalitis より死亡した。この男性はコルカタ市で10年ぶりの日本脳炎による死者となった。Behala 在住のこの男性は 9月9日に IgM 検査により日本脳炎と確定診断されていた。3ヶ月にわたる高熱とけいれんに苦しんだ後、10月9日に熱帯医学大学 the School for Tropical Medicine (STM) at Thakurpukur in
south Kolkata(病院)で死亡した。IgM 検査の結果にもかかわらず、市保健当局責任者は、この男性の死因は日本脳炎ではないと述べている。肺炎による死亡であり、彼が日本脳炎にかかったのは 1ヶ月半前のことと説明した。 
[Mod.TY-この地域ではデングとチクングニアウイルスも感染循環し、発症者も出ている。同時に同じ場所で複数の病原体が関与する可能性に対し注意が必要である] 
地図 India showing the location of West Bengal state
 [2] Uttar Pradesh 
 投稿者: Deborah Phillips、2008年10月18日
20081014.3260 に関し

● 有機リン殺虫剤 日本、中国から
PRO/EDR> Organophosphate insecticide, frozen vegetable - Japan ex China
Archive Number: 20081017.3294
[1] 情報源:Reuters、2008年10月15日
殺虫剤による汚染が確認されたため、日本のスーパーマーケットチェーンは中国製冷凍豆類を店頭から回収した。
[Mod.TG- Dichlorvos is an organophosphate insecticide,  ... ]
[2] Food scare: Chinese green beans pulled from shelves 中国製インゲン、店頭から回収
 情報源: Fox News、2008年10月15日

● ウイルス性結膜炎 ドミニカ共和国
PRO/EDR> Viral conjunctivitis - Dominican Republic: RFI
Archive Number: 20081017.3292
 情報源:Listin Diario online [trans.]、2008年10月17日
国内では結膜炎が流行している。2008年 45000人の患者が報告されていることが、16日に明らかにされた。2007年にもハリケーン Noewl と Olga のあと、結膜炎が流行した。しかし、今回の流行による患者数は 2倍となっている。... 結膜炎の原因は、細菌・ウイルス感染のいずれでも起こりうるが、ドミニカ共和国で発生中の結膜炎はウイルスが原因であると、眼科専門家が述べた。アレルギー性結膜炎も発生中である。 
[ModCP- ウイルス性結膜炎は、アデノウイルス adenovirus 感染によるものがほとんどで多くの血清型が知られている。Types 3, ときに 4 and 7が pharyngoconjunctival fever(咽頭結膜熱)の原因である。結膜炎はしばしば上気道感染に合併する。types 8 and 19 は しばしばウイルス性角結膜炎と関連することが多い。Coxsackievirus A24, enterovirus 70, herpes simplex virus and varicella-zoster virus も急性出血性結膜炎と関係することがある。より頻度は少ないが molluscum contagiosum, vaccinia, and human immunodeficiency virus も、結膜炎の原因となる。influenza virus, Epstein-Barr virus, Newcastle disease virus, measles, rubella, and mumps の全身感染で、上気道感染に伴う結膜炎がおこる可能性がある。ウイルス性結膜炎は、しばしばハリケーン ・ 砂嵐などの激烈でストレスの大きい気象のあとに発生する。中米およびカリブ海域では、ハリケーンシーズンとウイルス性結膜炎がしばしば関連する。ドミニカ共和国の現在の流行の原因ウイルスは、アデノウイルスあるいはエンテロウイルスによるものと見られる]

● E型肝炎ウイルス ウガンダ
PRO/EDR> Hepatitis E virus - Uganda (11): (Kitgum)
Archive Number: 20081017.3288
 情報源:The New Vision, Uganda 、2008年10月16日
キトグム Kitgum district で、今週新たに 64人の E型肝炎 Hepatitis E 感染の患者が発生した。しかし、前週の 90例からは減少した。保健省によると発生は減少傾向にあるという。累積の患者数は 8617人となった。今週 Lokung sub-county において唯一の死亡例が報告されている。
以下、Layamo sub-county の 15例を最高として、Agoro and Padibe 各10例、Kitgum Town Council 6例, Mucwini、Lagoro and Paloga、Madi Opei, Kitgum Matidi, and Namukora、Lokung, Akwang, Omiya Anyima, and Amida の各地の発生数(省略)。
患者の排泄物による食品や水の汚染により広がったこの疾患は 2007年10月に発生した。最も深刻な被害を受けているのは内戦による国内難民らである。潜伏期間が長いことが感染拡大の原因であると説明されている。
地図 Uganda showing the location of Kitgum district(北部)

● 食中毒 ボツワナ
PRO/AH/EDR> Foodborne illness, fatality - Botswana: (SO)
Archive Number: 20081017.3287
 情報源:All Africa, Mmegi/The Reporter (Gaborone) report 、2008年10月16日
Kanye で発生した重い食中毒により小児1名死亡し、およそ 100人が病院に入院したと伝えられている。10月11-12日の週末に、Kanye から数 km 離れた Selokolela の葬儀で食事をとった 9才の少女が死亡した。... 患者ら全員が、Selokolela の葬儀で samp(トウモロコシの粉の粥)や肉を食べていた。
[Mod.LL-発熱の有無、食事から発症までの期間、病悩期間などの情報がなく、細菌性・ウイルス性・寄生虫・腸管トキシン・トキシンいずれも考えられる。Samp とは乾燥したトウモロコシの kernel で、たたいて粉々にしたものであるが、mealie-meal(トウモロコシミール)やmealie rice ほど細かくはない。kernel の周りの皮は緩んでいて、叩いたりつぶしたりするうちに取れてしまう。beef, lamb, poultry のつけ添えや詰め物にされる]

● 鳥インフルエンザ バングラデシュ H5N1・香港 H5、ドイツ H5N3(2件)
PRO/AH/EDR> Avian influenza (106): Bangladesh, China (Hong Kong)
Archive Number: 20081019.3312
[1] バングラデシュ, 家禽, 北部 
Naogaon 4ヶ月ぶりの H5N1型鳥インフルエンザ感染確認
 情報源: AFP via Straits Times 、2008年10月19日
19日バングラデシュ Bangladesh 政府当局は、国内で4ヶ月ぶりとなる家きん農場における新たな鳥インフルエンザ感染流行を確認したと発表した。先週、北部 Naogaon district において、H5N1型鳥インフルエンザが確認されたため、300羽以上の処分が行われた。... [Mod.AS-バングラデシュにおいて HPAI H5N1 の感染流行が発生したと報告されたのは 2007年2月5日のことで、それ以降感染は継続して発生している。初回の OIE 報告のあった 2007年3月20日以後 7つの報告書により、286件の感染流行報告が提出された] 
[2] 香港, house crow 
 情報源:Hong Kong's Information Services Department, Press release 、2008年10月17日
Sham Shui Po で死亡して発見されたイエガラス1羽の暫定的な検査結果により、H5亜型鳥インフルエンザ感染が疑われていると、17日に当局が発表した。この死亡したカラスは、15日に Sham Shui Po Parkのrefuse collection chamber(ゴミ箱)から発見された。...
[Mod.AS-1997年8月に、世界で初めてヒトが H5N1型 HPAI に感染した香港のこれまでの対策]

PRO/AH/EDR> Avian influenza (105): Germany (Saxony), LPNAI H5N3, Update
Archive Number: 20081018.3303
20081018.3296 の RFI に対しての回答 
 情報源:EU, DG Health and Consumers Web site - SCFCAH meetings/presentations 、2008年10月18日
10月15日にブリュッセルで行われた委員会 the Standing Committee on the Food Chain and Animal Health での発表 "Avian influenza in Saxony - current situation" から 
Slide 9 
野鳥からの導入, ただし2008年 Saxony において野鳥の鳥インフルエンザウイルスは確認されていない 
Slide 10 
H5 in Stadtgut Molkau (near Leipzig) 
9 Oct 2008. 通常検査でカモとガチョウの H5 specific RNA 確認   
飼育動物の内訳: 21 geese, 59 ducks, 25 chicken, 7 quail(ウズラ) 
10 Oct 2008.全数処分(予防措置) 
14 Oct 2008. LPAI と確定

PRO/AH/EDR> Avian influenza (104): Germany (Saxony), OIE, LPNAI H5N3, RFI
Archive Number: 20081018.3296
 情報源:: OIE's WAHID interface 、2008年10月17日
感染開始時期 2008年10月17日、初報告 
原因ウイルス Low pathogenic avian influenza virus Serotype: H5N3 
新たな感染流行 
発生地 Zoo Leipzig, Leipzig, Stadt, SACHSEN 
感染動物 種/個体数/感染/死亡/廃棄/処分 
Birds/ 248/ 4/ 0/ 4/ 0 Affected population: 1 goose and 3 ducks affected in a zoo. 
発生地2 Leipzig - Stadtgut Molkau, Leipzig, SACHSEN 
種/ 個体数/感染/ 死亡/廃棄/処分 
Birds/ 106/ 106/ 0/ 106/ 0 
Affected population: 生きた家禽の取引は行っていない事業所:neuraminidase は確認されていない 
[Mod.AS-この2つの感染流行は、低病原性鳥インフルエンザウイルスの無症候性感染のようである]

● 炭疽 スロベニア
PRO/AH/EDR> Anthrax, bovine - Slovenia
Archive Number: 20081019.3311
 情報源:Xinhua、2008年10月10日
17日、スロベニア獣医学当局は、炭疽 Anthrax による 4頭のウシの死亡を確認したが、平静を保つよう呼びかけている。この4頭のウシは、北東部 Slovenske Konjice 近郊の Zice 村の 1農場が保有されていたと伝えられている
地図 Slovenia

● 狂犬病 米国
PRO/AH/EDR> Rabies, skunk - USA: (CO)
Archive Number: 20081019.3308
 情報源:Medical News Today 、2008年10月10日
2008年のこれまでに、コロラド Colorado 州東部地域でスカンクの狂犬病 Rabies の報告がつづいていたが、州検査機関は Northwest Denver の Sloan's Lake 近郊においてスカンクの狂犬病感染を確認した。同地域では 1976年以来のスカンクの狂犬病感染報告となった。

● 伝染性サケ貧血 チリ
PRO/AH/EDR> Infectious salmon anemia - Chile (02)
Archive Number: 20081019.3307
 情報源:MercoPress、2008年10月18日
チリ政府当局は、Magallanes Region (Region XII) にある Punta Arenas 北の Puerto Natales area の Nova Austral から採取されたサケの養魚場において、infectious salmon disease (ISA 伝染性鮭貧血) virus を確認した。会社側によると、死亡状況に異変はないものの、smolts(サケのこども)30万匹の処分に同意したという。

● 結核 米国、シカ
PRO/AH/EDR> Tuberculosis, cervids - USA: (NY)
Archive Number: 20081019.3306
 情報源:Readme、2008年10月16日
ニューヨーク New York 州農業市場当局は、16日、Columbia County で捕獲された red and fallow deer (?) 1頭の結核 Tuberculosis 感染が確認されたことを報告した。これは、同局が行っている通常検査の中で確認された

● 封入体肝炎 タイ、家きん
PRO/AH/EDR> Inclusion body hepatitis, poultry - Thailand
Archive Number: 20081018.3304
 情報源:Bangkok Post、2008年10月18日
タイ Thailand では初めての鳥類のウイルスが、中部・西部・東部地域の養鶏場に発生し、国内の家禽産業への影響が懸念されている。この新たなウイルスである Avian Adenovirus Group 1 の発見は、17日に Nakhon Pathom 県の Kasetsart University 診断部の獣医師らが明らかにした。家禽の inclusion body hepatitis(封入体肝炎)の原因であるこのウイルスは、ヒトに感染する可能性はないと説明されている。鶏肉や卵を食べても問題はない。
[Mod.AS-鳥類とアデノウイルスの概説] 
地図 Thailand 

● ブルータング オランダ
PRO/AH/EDR> Bluetongue - Europe (61): Netherlands, new strain susp, RFI
Archive Number: 20081018.3301
 情報源:Algemeen Dagblad [trans. from Dutch ]、2008年10月17日
オランダで2006年8月以降確認されている従来のブルータングウイルスとは明らかに異なる、A bluetongue virus (BTV) が、4カ所のウシ飼育場で確認された。ワシントン大学Central Veterinary Institute (CVI) から報告があった。新たな別のブルータングウイルスが持ち込まれたのか、また BTV-8 と大きく異なっているかについては、現在検討が続けられてい る。

● 慢性消耗性疾患, ムース 米国
PRO/AH/EDR> Chronic Wasting Disease, Moose - USA (WY)
Archive Number: 20081018.3299
 情報源:Wyoming Game and Fish Department、2008年10月17日
西部ワイオミング Wyoming 州において、3才のメスの moose の Chronic Wasting Disease (CWD、慢性消耗性疾患)の検査が陽性となった。CWD は、シカ、エルク、ムースの致死性神経疾患で、脳を侵し体重減少・異常行動から死に至る。CWD がヒトの健康に影響するとの証拠はない。

● サトウキビ,野菜の病気,Red rot コスタリカ
PRO/PL> Red rot, sugarcane & vegetable viruses - Costa Rica: alert
Archive Number: 20081017.3293
 情報源:The Guanacaste Journal, Infocom report、2008年10月14日
コスタリカ政府は、国内各地の穀物で 2種類の危険な疾患が発生し拡大が懸念されるため、全国および地方の植物衛生上の緊急事態を発令したと農業相が発表した。
第1は the Southern Zone cantons of Perez Zeledon and Buenos Aires および the Northern Zone cantons of San Carlos and Los Chiles における、サトウキビの真菌疾患である orange rot or sugar cane rot に対して発令した。
第2は the community of Canas Gordas (Agua Buena 地区,the Southern Zone canton of Coto Brus (near the border with Panama))で確認された melon thrips (_Thrips palmi_ Karny) に対して発令された。

● イネの病気 ベトナム
PRO/PL> Rice diseases - Viet Nam
Archive Number: 20081017.3291
 情報源:Viet Nam News (VNS) 、2008年10月13日
the Cuu Long (Mekong) Delta の稲作地帯で、ragged stunt rice disease and yellow stunt rice disease が発生している。...

● 小反芻獣疫 モロッコ
PRO/AH/EDR> Peste des petits ruminants - Morocco (08): genotyping
Archive Number: 20081017.3290
 投稿者:仏・OIE/FAO reference laboratory for PPR、Genevieve Libeau、2008年10月17日
情報提供依頼に対する回答:
モロッコ Morocco からの 6検体の遺伝子配列を解析し、全て lineage IV 由来であることを確認したが、 F fragment 内に認められる the N genomic amplified fragment に多少の相違が認められた。この the PPR N gene の暫定的解析結果より、このウイルスはサウジアラビアおよびイランのウイルス株に非常に近縁な関係を有することが示唆された。