2009年5月15日-16日

Deer tick virus encephalitis 米国、死亡 NEJM
インフルエンザ A(H1N1) Ro Eurosurveillance

● Deer tick virus encephalitis 米国
PRO/AH/EDR> Deer tick virus encephalitis, fatal, 2008 - USA: (NY)
Archive Number: 20090515.1821
 情報源:Forbes.com, HealthDay News report、2009年5月13日
2008年、deer tick の刺咬後に発生し deer tick virus に感染したと見られる,髄膜脳炎で死亡したニューヨーク New York 州の 62才の男性の詳細な経過についての報告が行われた。恐らくこの種の症例についての初めての報告と考えられる。この病原体はカナダ・オンタリオ Ontario 州のヒトの脳組織から分離されていたが、同ウイルスによるヒトでの感染例が報告されるのは初めてである。Deer tick virus 脳炎はまれであるが、通常に行える検査がないため、実際の症例が見過ごされている可能性があると筆者は述べている。 
報告 2009年5月14日付the New England Journal of Medicine誌 (Norma P Tavakoli et al. Fatal case of deer tick virus encephalitis. N Engl J Med 2009; 360: 2099-107.

● インフルエンザ A(H1N1) (4件)
PRO/AH/EDR> Influenza A (H1N1) - worldwide (31)
Archive Number: 20090516.1835
[1] New H1N1 rumour A New, New H1N1 in Mexico?(メキシコで新々型 H1N1?) 
 情報源: Swine Flu Archives, ScienceInsider, Science 、2009年5月15日
15日の米国・疾病対策管理センター CDC での記者会見で以下のような odd exchange(興味深い? やりとり)があった 
Durango, Zacatecas, and Jalisco の各州で、今回の豚インフルエンザ H1N1 とも、季節性Brisbane H1N1とも異なる、さらに新しい H1N1 ウイルスが確認されているとの報道があるが、そのような報告が受けているか、また何かコメントはあるか? 
CDC's deputy director of influenza division:
そういった複数の reports(噂)を耳にしているが、直接的な specifics(確定情報)を入手したことはない。当局とメキシコ側の間で意見交換中であり、情報が得られ次第公表する。.
[2] メキシコでの再生率(R Ro) 
 情報源: Eurosurveillance, Volume 14, Issue 19, 14 May 2009 、2009年5月14日
Why are Mexican data important?(何故メキシコのデータが重要であるか): 
今回の Eurosurveillance に、仏チームから提出されたメキシコにおける新型 influenza  A(H1N1) の感染伝播に関する記事が掲載されている。感染伝播を評価する重要なパラメータとして、感染流行から得られ公表されている数値の中で reproduction rate, R(再生率)を採用している [20090515.1824 [3]の再掲である]。 
What is R ?(Rとは?): 
感染流行の増加率を決める 2大要素は、個々の患者によって新たに感染する患者数と、ある患者が感染性のある患者となってから、その患者に二次感染した患者が感染性となるまでの時間である。最初の要素は "reproduction rate(再感染率)"と呼ばれ R と略される。全ての人口が免疫を有していない中で疾患が蔓延する場合には、"basic reproduction rate" (Ro 基礎再生産率) の用語が用いられる。R は four terms の影響を受ける:  感染力のある患者と免疫のないヒトとの 1回の接触あたりの感染リスク、集団内での接触頻度、患者 1人の感染力を有する期間、集団内の感受性者(免疫を持たない人)の割合。R が 1より大きければ、各患者が 1人またはそれ以上に感染を広げる計算となる。1未満なら、ある程度の患者は発生するかも知れないが、感染流行は最終的に消滅する。ある患者が二次感染患者に感染させるようになるまでの時間を "generation time" (Tg) と呼び、評価する方法により正確な値は変わるが、基本的には biological constant(生物学的に一定)である。Rを決定する要素の各数値は、その疾患についての科学的知識、感染伝播背景、人口の免疫状態に基づいて計算できる。しかし、感染流行時の R の値は通常、感染流行曲線の解析、または transmission chains 感染連鎖を研究することから得なければならない。メキシコのデータから、新型インフルエンザ A(H1N1)ウイルスの R (or Ro) および Tg を算出すべく、複数の研究が行われている。今回の Eurosurveillance の論文において筆者は、1種類の exponential(指数) fitting と1種類の real-time estimation model を用いて、R は 2.2から 3.1の間にあると計算した。これは Science 誌に掲載された 3つのモデル(1種類の exponential fitting, 1種類の genetic analysis, および 2種類の standard SIR models for a confined outbreak in La Gloria)を用いて計算された数値 1.4-1.6 より高かった。さらに長期間におきたこのウイルス内の小さな遺伝学的変化の解析により、Ro estimate of 1.16が得られた。
Why is Ro important in public health?(公衆衛生上 R0 が重要な理由): 
reproduction rate は感染効率を反映するため、感染流行の緩和や封じ込めに取り組む公衆衛生当局にとって重要な数字である。例えば Ro of 1.16 とすると、患者の 14%の感染伝播を阻止できれば最終的に流行を断ち切ることができるが、Ro of 3.1 だと 68%の患者の感染伝播を抑えなければならないことになる。これは人口集団全体がランダムに接触しあうことが前提である。 
Why are Ro estimates so different for influenza?(インフルエンザによって Ro がこれほど変化するのは何故か): 
少ない研究において季節性インフルンザの Ro の計算が試みられ、ほぼ 1.2から 1.4であることが分かっている。しかしほとんどの季節性インフルエンザでは、過去のインフルエンザシーズン中に集団内に一定の免疫が成立し、reproduction rate が低くなっている (このような状況では本来 Ro と呼ぶことはできない)。感染後に免疫が成立するような疾患の感染流行では常に、後の段階で判明する実際の Rより初期の Roは高値となる。これは集団内で免疫のないヒトの割合が減少していくためである。また感染者の報告の遅れも、R の計算に影響することを知っておかな ければならない。
What influences Ro?(Ro に影響するもの): 
感染性患者が感受性のあるヒトと接触した場合の感染伝播のリスクは、感染可能な期間と同様(感染症の時期・病期によっても変わりうるが)基本的には生物学的に一定であるが、接触頻度は集団ごとに大きく異なる。例えば学校や幼稚園・保育所などでは、成人に比べて接触頻度が高く、また文化、家族構成のサイズ、社会的相互作用などによっても異なる。 
Why is the Ro from Mexico important?(メキシコの Ro が重要な理由): 
メキシコのデータが欧州にもあてはまるのか?
(欧州に比べ)メキシコの方が接触密度が高い可 能性があり、一方で感染流行からある程度の時間経過があり、非感受性者の割合が高まり、ほとんどが免疫のない欧州の状況は、より "true" (higher) Ro に近いと考えられる。April-May 2009 の新型インフルエンザA(H1N1)感染流行の、メキシコ、カナダ、米国、および European Union and European Free Trade Association (EU / EFTA) 各国の日別累積報告患者数のグラフで比較すると、半対数目盛では、欧州の(増え方の)傾斜がメキシコと非常に近似しているのがはっきりと分かる。欧州での時間の遅れ(タイムラグ)の評価は困難であるが、およそ 1−2ヶ月遅れと見ている。非常にそうである可能性が高いと考えているが、2つの地域での流行の generation times が同じだと仮定すると、メキシコの Ro 値がそのまま欧州にあてはまると考えられる。Ro が 1をわずかに上回る程度であることから、封じ込めは成功すると考 えられる。
[3] Novel H1N1 influenza in people: global spread from an animal source? 
 情報源: The Veterinary Record[subscription required], May 9 2009、2009年5月9日
"swine influenza" (or "swine flu 豚インフルエンザ") と呼ばれてきたが、ブタに由来することを支持する科学的証拠は確かめられていない。またこのウイルスに同時に感染したブタ の臨床症状に関する報告もなく、感染動物に見られるであろう症状の確認もできていない。他のブタのインフルエンザ類似の症状の発症や、無症候性感染もあり得る。

PRO/AH/EDR> Influenza A (H1N1) - worldwide (30): case counts
Archive Number: 20090516.1831
[1] WHO - Influenza A(H1N1) - update 29 -- 15 May 2009 
 情報源: WHO Epidemic and Pandemic Alert and Response (EPR) 、2009年5月15日
2009年5月15日06:00 GMT現在までに、34カ国から7520人のinfluenza A(H1N1) 患者が公式に報告された。 

PRO/AH/EDR> Influenza A (H1N1) - worldwide (29)
Archive Number: 20090515.1824
[1] Swine H1N1 clarification 
 投稿者:英・Veterinary Laboratories Agency (VLA)、 Ian Brown、2009年5月14日
20090514.1798 について
(取り上げられた論文) 研究で使用された H1N1 ウイルスは、古典的豚インフルエンザ H1N1ウイルスから得られたヘマグルチニン遺伝子を有する 2005年のタイのウイルス株である。したがってこのウイルスの遺伝学的特徴として、現在新興したヒトインフルエンザ (A)H1N1 ウイルスとある程度の相同性が認められるものの、同じものではない。この研究は、ブタにおいてこのタイプのウイルスを用いた他の多くの研究報告に一致する症状や病理について確認が行われたものであ る。
[2] WHO declines to assign severity scale 
 情報源: Medscape Infectious Diseases 、2009年5月。
> The World Health Organization (WHO 世界保健機関) は、今回のインフルエンザ A(H1N1) 感染流行の the severity(重大性、重症度) は、疾患の特性や各国の対応が変化する中で 1つの物差しで表すことはできないと発表した。The WHO Global Influenza Programme の医師は 13日のジュネーブにおける記者会見でこのように述べた。the WHO pandemic alert level phases (フェーズ)は、主にウイルス感染伝播と地理的広がりに基づいて決められているため、疾患の重大性そのものについては他の方法で評価されると述べた。現在、地域内感染流行が 1つの WHO 地域だけで発生していることを意味する、6段階中の 5 に設定されている。
感染流行の重症度 severity の評価は、次の 3つの要因に基づいて決定される: 
"the [characteristics of the] virus(ウイルスの特性), the vulnerability of the population(人口の感受性), the intervention we can put in place to reduce the impact of severe disease(重症度軽減のためになし得る介入)" である。重症度の評価は各国の対応を援助するためには重要であるが、世界的レベルで考えると a severity index はそれほど役立たない。それは、実施される場所によって重症度 "severity" が変わるためである。 同氏が指摘するのは、豊かな国が資材を感染流行へのより有効な手段の実施につぎ込む一方、西アフリカのような途上国では感染流行の対処に慣れていて医療システムが機能しているため、有利に働く可能性があるという。これをその国の "resilience(復元力)" と呼ぶと、述べた。また oseltamivir や zanamivir が、新型インフルエンザ A(H1N1) ウイルスに効果があり、抗ウイルス薬に耐性を示している季節性インフルエンザと対照的である点を強調した。著明な豪のインフルエンザの専門家の、今回のウイルス発生は人為的エラーによるものである、との主張を扱ったニュースも出回っている。... 昨日 CDC が妊娠女性の新型インフルエンザ A(H1N1) に関する MMWR 速報を発行している。
[3] Reproductive rate estimate A preliminary estimation of the reproduction ratio for new influenza A(H1N1) from the outbreak in in Mexico, March-April 2009 
 情報源: Eurosurveillance, Vol. 14, Issue 19 、22009年5月14日
12 日現在、30カ国から 5251人の新型インフルエンザ A(H1N1) ウイルス感染患者が WHO に公式に報告されている。ヒトからヒトへの感染が引き続いて起きることがインフルエンザパンデミック発生には必要で the reproduction ratio (一次感染者から二次感染する患者数の平均値) の評価が感染拡大を予測する上で重要となる。今回 2つの方法で、メキシコでの流行曲線から 3 plausible generation intervals (the time between primary and secondary case infection) を用いて the reproduction ratio を計算した。予想通り、現在の感染流行に関して評価が定まっていない(評価が行われている)the generation interval に関する仮説に対し、the reproduction ratio estimates はかなり鋭敏な指標となった。The generation interval に依存するが、メキシコの the reproduction ratio (再生産数)は 2.2-3.1 未満と見られている。 メキシコ以外の国に感染流行が拡大する中で、the reproduction ratio の監視と最新状況の把握を、感染流行状況の評価と公衆衛生上の介入計画の上での最優先事項としなければならない。

PRO/AH/EDR> Influenza A (H1N1) - worldwide (28): case counts
Archive Number: 20090515.1822
[1] WHO - global update (06:00 GMT) 
 情報源: WHO Epidemic and Pandemic Alert and Response (EPR) 、2009年5月14日。 感染症情報センター(訳)  
(抜粋)
2009 年5月15日6時00分世界標準時(訳注:日本時間 5月15日午後3時00分)現在、34カ国が合計 7,520例のインフルエンザ  A(H1N1)感染を公式に報告している。メキシコは 60 例の死亡例を含む 2,446例の確定ヒト症例を報告している。アメリカ合衆国は 3名の死者を含む 4,298例の検査確定されたヒト症例を報告している。カナダは 1名の死者を含む 449例の検査確定されたヒト症例を報告している。コスタリカは 1名の死亡者を含む 8例の検査確定されたヒト症例を報 告している。 
[2] PAHO - Americas regional update (17:00 GMT-4) 
[3] CDC - USA update (11:00 GMT -4) 
[4] Mexico - MOH update (08:40 GMT -5) 
[5] Canada - Public Health Agency of Canada (17:00 GMT -4) 
[6] Spain - Eurosurveillance 
[7] UK - Eurosurveillance 
[8] News briefs: Thu 14 May 2009

● 鳥インフルエンザ,ヒト エジプト
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (89): Egypt, WHO
Archive Number: 20090516.1827
 情報源:World Health Organization (WHO), EPR, Disease Outbreak News、2009年5月15日
Avian influenza situation in Egypt - WHO update 15 
エジプト保健省は、新たな鳥インフルエンザの患者1名を報告した。患者は Sohag Governorate・Tama District の 5才の女児である。彼女は 2009年5月7日に発病し、同9日に Sohag Fever Hospital に入院し oseltamivir の治療を受けている。女児の状態は安定している。10日に the Egyptian Central Public Health Laboratories で診断が確定された。感染源の調査により病死した家禽との濃厚接触が判明した。エジプト保健省は先に確定された H5N1 による死亡例に関し、以下のような発表を行っている;
6才の男児 1名(Qaliobia Governorate); 33才女性 1名(Kfr El Sheikh Governorate); 25才の女性 1名(Cairo Governorate)。
エジプトでこれまでに確定された 69人の患者のうち 26人が死亡した。 
[Mod.CP- 20090511.1760 で報告された、エジプトで 69例目の H5N1鳥インフルエンザ A 患者と、2009年の鳥インフルエンザ再興以降に発生した 3人の死亡例の WHO による公式確認である。まだ WHO が公式確認していない 70例目の患者がいる]

● キノコ中毒 キルギスタン、死亡
PRO/EDR> Mushroom poisoning, fatal - Kyrgyzstan
Archive Number: 20090516.1826
 情報源: Information portal stan [Trans.]、2009年5月11日
キルギスタンで2人の mushroom poisoning(キノコ中毒)が報告された。重症の中毒のため、このうちの 1人である乳児死亡した。さらに 3人の小児が集中治療室にいる。もう 1人の死亡例は、母親とその 2人のこどもの一家である。母親は昏睡状態にあり、こどもの 1人が死亡したが、もう 1人は回復した。食用の the blue-leg mushroom (_Lepista saeva_) と勘違いして採取したキノコが、毒性の強いものに変化していたと医師は推定している。 
[Corr.BA− Kyrgyzstan (KG) sanitary surveillance center によると、キルギスタン国内では本日より一切のキノコの販売が禁止されている。国内のキノコ中毒は、これまでにも繰り返されている]

● 手足口病 韓国
PRO/EDR> Hand, foot & mouth disease - Asia: (S Korea)
Archive Number: 20090515.1823
 情報源:The Korea Herald 、2009年5月14日
13 日に手足口病 Hand, foot & mouth disease による国内初の死亡例が報告され、保護者らの間で不安が広がっている。5日、12才の少女1名が強毒性の消化管ウイルスである enterovirus 71 (EV-71) 感染による脳炎で死亡したことを、韓国 CDC の当局者が明らかにした。これまでにも韓国国内で、コクサッキーAウイルスによる小児の感染症の合併症は報告されていたが、2009年4月以降に中国で 80人以上の小児が死亡した enterovirus 71 による死者が、国内で報告されたのは初めてである。この少女には、ウイルスが発生している中国やその他の東南アジアの国々への渡航歴はなく、このウイルスはすでに中国から韓国国内に伝播され定着していると見られると、当局者は説明した。近年、韓国で脳炎や髄膜炎で死亡した小児の一部は、同ウイルスが原因である可能性があると述べた。感染拡大傾向にもかかわらず、当局への公式の報告体制がないため、正確な感染者数は分からないとしている。最近の 19週間に提出された 186件の小児科からの検体検査によると、感染者数は増加傾向にあるが、epidemic とされるほど大規模にはなっていない。

● チクングニア マレーシア,タイ(2件)
マレーシア
PRO/EDR> Chikungunya (14): Malaysia
Archive Number: 20090515.1820
 情報源:Malaysian National News Agency (Bernama) 、2009年5月14日。 
チクングニア Chikungunya ウイルス感染に関して保健相は 9日、先週の 71例から今週は 96例の報告があったことを明らかにした。Kedah, Penang, Selangor, Kuala Lumpur-Putrajaya, and Sarawak の 5つの州で患者数の増加が記録されている。9日までの累積の患者数が 1609例となり、死者は報告されていないと述べた。 
地図 Malaysia showing the location of the Malaysian states  

タイ
PRO/EDR> Chikungunya (13): Thailand (PU)
Archive Number: 20090515.1818
 情報源 Phuket Gazette 5月12日
プーケット Phuket でもチクングニア Chikungunya [infection] が確認されたと,保健当局 the Phuket Provincial Health Office が明らかにした。島内で 4例の感染が確認され,Vachira Phuket Hospital 病院で治療が行われている。

● ナス科の病気,Liberibacter 世界各国
PRO/PL> Liberibacter, solanaceous crops - multicountry
Archive Number: 20090515.1819
[1] _Ca._ L. psyllaurous - Mexico: 1st report
 情報源: Plant Disease、2009年5月
参考文献: JE Munyaneza, et al. First report of '_Candidatus_ Liberibacter psyllaurous' in potato tubers with zebra chip disease in Mexico. Plant Dis 2009; 93(5): 552; DOI: 10.1094/PDIS-93-5-0552A 
[2] _Ca._ L. solanacearum - USA, Mexico, Guatemala: epidemiology 
 情報源: Plant Disease、2009年6月
参考文献: GA Secor, et al. Association of '_Candidatus_ Liberibacter solanacearum' with zebra chip disease of potato established by graft and psyllid transmission, electron microscopy, and PCR. Plant Dis 2009; 93(6): 574-583; DOI: 10.1094/PDIS-93-6-0574 
[3] Liberibacter and psyllid vectors - New Zealand: economic impact New pest wrecking potato crop 
 情報源: Manawatu Standard 、2009年5月12日