インフルエンザ A(H1N1) origins、Antigenic & genetic characteristics Science
● インフルエンザ A(H1N1) (2件)
PRO/AH/EDR> Influenza A (H1N1) - worldwide (42)
Archive Number: 20090523.1929
[1] Origins of the New H1N1 Flu Virus
情報源: The Science Press Package Team, AAAS Press Release、2009年5月22日
50以上の新型インフルエンザ A(H1N1) ウイルス検体の遺伝子配列を解析した研究者らは、このウイルスが最も近縁のウイルスとも関係が薄い(distantly related 遠い親戚関係にある)ことを見いだした。このことから、今後ブタの集団において、インフルエンザウイルスの新興を注意深く観察する必要がある。Rebecca Garten らは、メキシコおよび米国で分離された 2009 A (H1N1) viruses の全部または一部の遺伝子配列を解析した。このウイルスの 8つの遺伝子分節 gene segments の由来を突き止め、これらのウイルスは,これまでにブタのインフルエンザウイルスでも、ヒトのインフルエンザウイルスでも報告されたことがない gene segments の組み合わせであることが分かった。全てのインフルエンザの segments は鳥類を宿主とするウイルスに由来し、その後 1918年から 1998年に至るまでの過去の歴史の中で、ブタの間で感染循環をはじめた。8つの segmets の中の 6つが、およそ 1998年頃から北米とアジアを感染循環していた 3重の再集合ブタウイルス(互いの遺伝子部分の交換を行うウイルスの性質により、ヒト、トリ、ブタからの遺伝子部分を包含する)に由来している。残る 2つの segments は Eurasian swine viruses から生成されていた。遺伝子の segments の塩基配列解析から、他のインフルエンザ Aウイルスに見られるような、強い感染力や毒性の痕跡は認められていない。他のまだ解析されていない塩基配列部分が、今回の新型ウイルスのヒトでの増殖・伝播能力を担っている。研究者らはさらに新型イ ンフルエンザ A(H1N1) ウイルスの宿主細胞への結合と感染に与るヘマグルチニンタンパクに注目している。フェレットの抗体が、このタンパクにどのような作用を及ぼすかを調べた試験管内の実験では、新型インフルエンザ A(H1N1) ウイルス株は他の豚インフルエンザ A(H1N1) ウイルスと同等の抗原特性を有しているものの、季節性ヒトインフルエンザとは異なっていた。新型ウイルスのヘマグルチニンタンパクについては,ワクチン候補の選択にも影響するため、引き続きその変化を観察する必要があると、筆者は述べている。
[2] Antigenic and Genetic Characteristics of Swine-Origin 2009 A (H1N1) Influenza Viruses Circulating in Humans
情報源: SciencXpress、2009年5月22日
要約
2009年4月に北米と欧州の豚インフルエンザ系統由来の特徴的な遺伝子分節の組み合わせを有する新型の A(H1N1) ウイルスが確認されて以来、ヒトの間での感染循環が続いている。the 2009 A (H1N1) virus とその最も近い関係にある親戚(近縁株)との間に、ほとんど相同性が見られないことから、この遺伝子分節をもつウイルスはかなり長期間にわたって気づ かれないまま感染循環を続けていたことが示唆されている。その遺伝的多様性の低さから、ヒトへの導入は単一のイベント、もしくは同一ウイルスによる複数回の事象であったと考えられる。ヒトへの適応を予測する分子学的マーカーは、現在のところ 2009 A(H1N1) viruses 内には存在しないことから、これまで認識されていない分子学的決定因子によってヒトの間での感染循環が生じていると考えられる。現在の the novel 2009 H1N1 strain の分離株は、抗原的には同一 homogeneous であるが、現在の季節性インフルエンザウイルス株とは異なっている。
[3] Antigenic & genetic characteristics Genetic study: Novel H1N1 likely originated in pigs
情報源: CIDRAP NEWS、2009年5月22日
米国 CDC の当局者らは 22日、新型インフルエンザ A(H1N1) ウイルスに関する初めての包括的解析結果を公表した; サーベイランスが抜けていた地域のブタで発生したとする、その由来を明らかにした。Science のオンライン版で、新型インフルエンザウイルスの抗原性と遺伝学的特徴に関する研究が 22日公表され、世界中で 60人近い研究者らがこの調査に協力した。メキシコの 17検体と米国の 12の州の 59検体からなる、76検体の新型インフルエンザ A(H1N1) の全てもしくは一部の遺伝子の解析を行った。... the 8 genetic components of the new virus のそれぞれは、ブタで見つかっているインフルエンザウイルスに非常に似ており、新型インフルエンザ A(H1N1) はブタ由来である可能性が高いと、CDC の当局者は説明しながらも、ヒトがブタから直接感染したのか、それとも中間宿主を介した感染であるかは分からないとした。今回の研究によっ て、ブタが重要な保有動物であることが改めて確認された。世界中でより組織的なブタのサーベイランスが必要であることが示されたと述べた。これまで得られたデータに基づいて研究者らは、この新型ウイルスに中間宿主が介在したとの仮説は立てていない。今言えることは、遺伝上の最も近い祖先 gene progenitors がブタの間で感染循環しているということだと説明した。研究者らは、再集合が発生し新型インフルエンザ A(H1N1) ウイルスが 誕生した経緯や場所に関し、様々なシナリオを報告している。しかしその中で、この新型ウイルスが系統樹のなかで長い枝の先にあることから、これまでに塩基配列が解析されているウイルス株と遠い関係にあることが示唆されており、それは何年にも渡ってこの新型インフルエンザの由来宿主に関するサーベイランスが行われていなかったことを露わにする結果となった。これまでに解析が行われたウイルスの検体間で、高度の遺伝学的均一性が認められることから、種を超えたヒトへの導入は単一のイベントか、もしくは非常に似たウイルスが何度も導入されたことを示唆していると、研究グループは述べている。このウイルスのヒトでの増殖・感染伝播を可能にした因子については解明されていないが、1918年の H1N1 ウイルスや H5N1 ウイルスのような、他のウイルスで確認されている適応や感染伝播を規定するマーカーは見つかっていない。この新型インフルエンザ A(H1N1) ウイルスの検体を解析する中で、研究グループは抗原特 性の特徴についても分析を行っている。研究者らによると、このウイルスは非常に均一で、季節性インフルエンザウイルスよりずっと variability(可変性)や drift が少ない。このことで、標準のワクチン株ウイルス reference vaccine virus を作成する作業がかなり楽になると述べた。ブタのインフルエンザウイルスはゆっくりしたスピードで変異していて、これは動物 (ブタ) の寿命がそれほど長くなく、何度も感染することがないためだと考えられると話した。しかし、ヒトでの感染循環が起きている現在、季節性インフルエンザウイルス同様、新型ウイルスも変異し始めるのではないかと警鐘を鳴らしている。CDC の Anne Schuchat, MD は、今回の研究結果は動物とヒトの衛生の専門家らがより密接に情報交換を行い、共同で調査を行う必要性がはっきりしたと述べ た。... University of Minnesota の豚インフルエンザの専門家である Marie Gramer, DVM, PhD は、協力や資金の問題で豚インフルエンザのサーベイランスが公式に行われていない現状を指摘している。同氏によると、ヒトとブタの health communities(衛生学会?)間には緊張関係があり、一部の獣医関係者らは、CDC や WHO が全てのパンデミックはブタか家禽が原因であると常に扇動し、家畜産業を痛めつけていることがその要因であると考えている。インフルエンザの噂によって経済的に翻弄される家畜産業界に、飼育する動物衛生問題すべてのサーベイランスのための資金や研究を期待するのは現実的ではないとし、"インフルエンザウイルスは、ヒトにも動物にも等しく関係があり、バラバラにではなく協力してサーベイランスを行うべきだ" と述べた。
[Mod.CP- 以上の見解から、以前のもっと限られた範囲での解析から導かれていた結論が再確認され、2009年の新型豚インフルエンザ A(H1N1) ウイルス [* 原文の avian は間違い?] は、これまでに分離されていたヒトの A(H1N1) インフルエンザウイルスと近い関係にはないことが確かめられた。このことは (新型ウイルスの)遺伝子が,長い間気づかれずに感染循環していたことを示唆する。2009年のウイルスが遺伝学的に比較的均一であることは、ヒトの集団での発生が、元を辿れば単一のイベントに由来すると考えられるが、データによって正確な起源や中間宿主の存在の可能性を指し示すには至っていない。抗原性の面では 2009年のウイルス分離株は均一性があり、 現在感染循環する季節性 H1N1 ウイルス株とは異なっている。このことは、発生中のパンデミック封じ込めには、新型インフルエンザ A(H1N1) ワクチン が必要であることを意味する。しかしながら、分離株が均一であることで、ワクチン株候補を選択し、適切な新型インフルエンザ A(H1N1) ワクチンを迅速 に開発・製造する作業が単純化される。]
PRO/AH/EDR> Influenza A (H1N1) - worldwide (43): case counts
Archive Number: 20090523.1931
[1] 情報源: WHO Epidemic and Pandemic Alert and Response (EPR)、2009年5月23日。
Influenza A (H1N1) - update 37 -- 23 May 2009
Summary table of cumulative cases reported to WHO as of 1 May 2009 - 23 May 2009
感染研・感染症情報センター (訳)
抜粋 2009 年5月23日6時00分世界標準時(訳注:日本時間 5月23日午後3時00分)現在、43カ国が合計12,022例のインフルエンザA(H1N1)感染 を公式に報告しており、この中には86名の死亡者が含まれる
[2] PAHO - Americas regional update (18:00 GMT-4)
[3] Japan - National Institute of Infectious Diseases
情報源: National Institute of Infectious Diseases、2009年5月23日 日本語
[4] News briefs: 23 May 2009
● ダニ媒介性脳炎 ロシア
PRO/AH/EDR> Tick-bone encephalitis - Russia (03): (YL)
Archive Number: 20090524.1944
情報源 Yaroslavia New Agency [trans.] 5月22日
Yaroslavl において初めてとなる 7歳児のダニ媒介性脳炎ウイルス感染 The 1st case of tick-borne encephalitis (TBE) virus が確認された。両親は,想定される暴露の 5日後に児の耳のダニに気づいたと述べている。ダニが除去され,TBE virus 感染が確定診断された。
● ムンプス 英国
PRO/EDR> Mumps, students - UK (07): (England, Wales)
Archive Number: 20090524.1943
情報源 Telegraph.co.uk 5月23日
2009年の過去 3か月間に,ムンプス感染と診断された症例 Cases of mumps が約 1700例と倍増したと,当局者が述べた。MMR ワクチンの接種対象年齢を超えた,older teenagers and students in their early 20s の感染が中心であった。
● クリミア・コンゴ出血熱 トルコ,ロシア(2件)
トルコ
PRO/AH/EDR> Crimean-Congo hem. fever - Turkey (02): (TT, YT)
Archive Number: 20090524.1941
情報源:Hurriyetet Daily News 、2009年5月24日
中央部 Anatolia でダニの刺咬後、22日に 2人が死亡したことが報道された。ダニ検査によって Tokat の 3種類のダニが Crimean-Congo hemorrhagic fever virus [CCHFV クリミア・コンゴ出血熱] ウイルスを保有していることが確認されている。アナトリア地方トカト Tokat 県 the Zile district でダニの刺咬のあった38才の男性が死亡したと報じられた。先週ダニの刺咬を受け、自らダニを取り除いていたと伝えられてい る。数日後に発病し、CCHFV 感染の疑いで入院した。ヨズガト Yozgat [province] の村の住民である 59才の女性も、CCHFV 感染が疑われて入院した後、22日に死亡した。この 2人から採取された血液検体は、確定診断のためにアン カラ Ankara に送付され、診断が確定された。トルコにおけるダニの種類を調査する目的で行われた研究で、25種類のダニのうち 3種類がウイルスを保有していることが判明したと、報じられている。
[Mod.CP- 2008年、トルコでは 55人が CCHFV 感染で死亡し 2002年に初めての症例が発生して以来、CCHFV 感染による死者は合計 147人となっている。上記の 2人の死亡は 2009年のトルコで報告された 3例目と 4例目の死亡例になると思われる。ベクターダニが増加する暖かい季節に入り、今後患者数の増加が予想される。]
地図 the provinces of Tokat and Yozgat(2009年初の2例の患者が報告された沿岸部 Samsun 県の南)
ロシア
PRO/AH/EDR> Crimean-Congo hem. fever - Russia: (ST)
Archive Number: 20090523.1926
情報源:Tatar-Inform News agency [trans.]、2009年5月19日
The Stavropol region [Kray] で、合計 7例の Crimean-Congo hemorrhagic fever (CCHF クリミア・コンゴ出血熱) が記録されている。Petrokumsky, Ipatovsky and Turkmen の各地区で 1名、the Apanasenkovsky and Arzgirsky districts の各地区で 2名の患者が報告されている。CCHF の患者は、ウシとの接触、ヒツジの毛刈り、家畜の飼育中にダニの刺咬を受け、素手でダ ニを取り除いたために CCHF に感染している。1例は休暇旅行中にダニの刺咬を受け感染した。前週との比較で、ダニ刺咬の報告は 38.8%の増加が見られた。合計 2081人のダニ刺咬による受診者のうち、感染が疑われて入院となったのは 47人であった。気候が暖かくなり、ダニの活動性が増し、ヒトと動物の接触も増える。
[Corr.BA- 第1例目の報告があったのは 2週間前である。2008年、the Stavropol region では 80例の CCHF 患者が報告され、うち 6例が死亡している]
The Stavropol Region は、Russia の優良農業地帯の1つで、the Caucasus mountains の北にあり,西は the Krasnodar region から the Caspian Sea にまで広がる:the Stavropol Region [Stavroposkii Krai]
● 麻疹 ロシア
PRO/EDR> Measles, nosocomial - Russia: (KX)
Archive Number: 20090523.1930
情報源:sibnovosti.ru [trans.]、2009年5月19日
Krasnoyarsk 市病院の医療スタッフや技術者らの間で3人の麻疹 Measles 患者が報告された。暫定的な診断であるが、患者全員が感染拡大予防目的に入院している。1人目の患者は全病院内で活動している electrician(電気技術者)で、接触者追跡は不可能である。その他,救急室の職員や患者らの間でも麻疹感染が報告されている。全ての接触の可能性のある人物は、体温測定や皮膚チェック などによる毎日の健康観察が行われている。免疫のない患者と職員の予防接種が開始された。2009年4月、この病院内には 6人の麻疹患者がいたが、いずれも、今回の感染流行が発生する前に退院している。
[Mod.CP− 2009年5月に Krasnoyarsk は麻疹排除都市宣言を行う予定であった; 20090520.1891。現在起きている院内感染流行は、市内に今も麻疹感染が蔓延し、ワクチンの接種率も市が麻疹を排除するには不十分であることが示唆される]
The city of Krasnoyarsk は中央ロシア・the Yenisey River(エニセイ川)沿岸にあり、the Trans-Siberian Railway(シベリア鉄道)の主要駅である
● ハンタウイルス パナマ
PRO/AH/EDR> Hantavirus update 2009 - Americas (07): Panama (LS)
Archive Number: 20090523.1927
情報源:Panama Star 、2009年5月22日
2009 年5月19日の Los Santos province において、ハンタウイルス Hantavirus 感染症により 2人の女性が死亡したと、保健省国立疫学局長が述べた。2人の女性は検査によりハンタウイルス感染が確認されたが、初めてこのウイルスを発見した the Gorgas Institute に送付し原因ウイルスの特定を行っている。2009年の初めの 5ヶ月間に同州内では 18例のハンタウイルス感染が確認されている。ほとんどの患者が the Azuero region からの報告であるが、Chepo からも 1例の報告があった。保健省は齧歯類の繁殖防止策として噴霧消毒作業を行っているが、ゴミの堆積する場所を中心に今も増え続けている。ネズミはハンタウイルスを運び、尿でビンなどを汚染する。
[Mod.TY− 型不明のハンタウイルス感染が疑 われる 2例の死亡が 2008年12月後半に同地域内で発生している。2009年前半の 18例は、それに続いて発生していると見られる。ハンタウイルスによる死者の合計数は示されていない。本報告も以前の報告(20090103.0026) でも、患者の原因ウイルスとなったハンタウイルスの種類については触れられていないが、Choclo virus である可能性が最も高い。以前の ProMED-mail 20081027.3389 で述べられているように、パナマのハンタウイルスおよびその齧歯類の保有動物は Rio Segundo (_Reithrodontomys mexicanus_), Choclo (_Oligoryzomys fulvescens (costaricensis)_), and Calabazo (_Zygodontomys brevicauda (cherriei)_) の各ウイルスで、ヒトに病原性がありハンタウイルス肺症候群の原因となるのは、3種類のうち Choclo ウイルスのみである]
地図 Panama showing Los Santos province in central Panama
● 鳥インフルエンザ、ヒト (94):エジプト WHO
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (94): Egypt, WHO
Archive Number: 20090523.1922
情報源:World Health Organisation (WHO), EPR, Disease Outbreak News 、2009年5月22日。
2009年5月13日から20日までの間にエジプト保健省は新たな鳥インフルエンザ Avian influenza 感染患者を報告した。Kafr Sakr District (Sharkia Governorate) の 4才男児である。この男の子は 2009年5月10日に発症し、11日に Zagazig Fever Hospital に入院した。容態は安定している。2例目の患者は、Mahalla District (Gharbia Governorate) の 4才の男児で、同12日に発病し、15日に Mahalla Fever Hospital に入院した。状態は安定している。3例目は、Meet Ghamr District (Dakahlia Governorate) の 4才女児で、同9日に発病し、17日に Mansoura Chest Hospital に入院したが、18日に死亡した。4例目は、Sherbin District (Dakahlia Governorate) の 4才男児で、同18日に発病し、同日 Mansoura Chest Hospital に入院となり、状態は安定している。5例目は、Sohag District (Sohag Governorate) の 3才男児で、同17日に発病し、18日に Sohag Fever Hospital に入院となり、状態は安定している。
感染源の調査から上記の患者全員に病死した家禽との濃厚接触が認められた。いずれの患者の感染も the Egyptian Central Public Health Laboratory で確認された。今日までエジプトで確認された74例のうち、27例が死亡した。
● 狂犬病−米国 キツネ、アライグマ、コウモリ
PRO/AH/EDR> Rabies, fox, raccoon, bat - USA: (PA, KY, MD), alert
Archive Number: 20090524.1936
[1] 6頭のアライグマの狂犬病感染が確認された
情報源: WBOC.com 、2009年5月20日。
The Worcester County Health Department は、2009年5月1日以降、同郡内で6頭のアライグマの狂犬病感染が確認されたことから、住民らに対して、注意するよう呼びかけている。メ リーランド Maryland 州やウースター Worcester County で、アライグマは最も狂犬病に感染することの多い動物であるが、キツネ、ネコ、コウモリ、スカンク、groundhogs などでも感染が見つ かっている。
[2] 2009年、スカンク 6匹、キツネとウマ各1匹の狂犬病が確認されている
情報源: Kentucky.com、2009年5月21日。
レキシントン Lexington で1匹のコウモリの狂犬病感染が発見され、2009年に市内で狂犬病検査が陽性となった動物は 9匹目になった。当局は 21日に事実を公表し、事例報告とペットへのワクチン接種の重要性を訴えた。2009年に市内で見つかった他の狂犬病感染動物 8匹のうち、6匹はスカンクで、キツネとウマが各1匹(頭)となっている。2008年の1年間に Lexington で確認された狂犬病に感染した動物は 4匹で (2009年は)2 倍以上となっている。
[3] 4才の孫が、狂犬病のキツネに襲われた
情報源: Pittsburg Live.com、2009年5月21日。
4才の孫が狂犬病のキツネに襲われたため、祖母とその息子は、キツネに数発の銃弾を放った後、最後はモップで叩いて気を失わせた。... ペンシルベニア Pennsulvania 州では 2000年以降、毎年 350−500例の動物が狂犬病検査で陽性となっている。最も新しい 2006年の統計によるとアライグマが 56%を占め、スカンクの 12%、ネコの 11%、コウモリの 8%、キツネの 6%がこれに続いている。