黄熱 ブラジル
● 黄熱 ブラジル
PRO/AH/EDR> Yellow fever - South America (28): Brazil 20090504.1667
情報源:Jornal Pequeno [in Portuguese]、2009年5月2日
保健省によると、2008年11月から2009年4月の間に Rio Grande do Sul とサンパウロSao Paulo両州で、合計43例の yellow fever [YF 黄熱] 患者が確認されている。このうち16例が死亡した。Rio Grande do Sul では、18例の確定患者と7人の死亡例、Sao Pauloでは、25例の確定患者と9例の死亡が確認された。Porto Alegre(州都)では、サルの死亡発生後に状況が悪化した。市近郊 Guaiba の森林で、2匹のサルがUFにより死亡したことが確認されたため、州都 もリスクゾーンに入っている。Sao Paulo [state] で死亡が確認されたことから、同州と接するパラナParanaではYFワクチン接種の強化が行われている。
地図 Brazil showing the location of the states
● インフルエンザA(H1N1)(5件)
PRO/AH/EDR> Influenza A (H1N1) - worldwide (09) 20090504.1673
[1] WHO guidance on masks マスク使用に関する暫定的なガイダンス
情報源: World Health Organization (WHO), EPR, Guidance Documents 、2009年5月3日
新型インフルエンザ Influenza A(H1N1)ウイルスが市中で流行した場合の、暫定的なマスク使用に関するガイダンスである。新たな情報により変更される可能性がある。
背景:
現在、新型インフルエンザA(H1N1)ウイルスのヒト-ヒト感染の主な経路は、会話や咳・くしゃみにより排出される、気道からの飛沫感染であることが示唆されている。インフルエンザ様症状(発熱、くしゃみ、咳、鼻漏、悪寒、筋肉痛など)を訴える患者との濃厚な接触(およそ1m)があった全ての場合に、感染の可能性のあるrespiratory droplets(気道からの飛沫物)への曝露のリスクが存在する。医療現場における気道ウイルスの拡散を減少させるための対策を評価した研究において、マスクの使用がインフルエンザの感染伝播を減少させることが示唆されている(2)。医療現場でのマスクの使用の勧告は、適正な使用法の訓練、継続的な供給、適切な処理施設など、その効果に影響を与える追加情報とのセットで行われる。しかし市中においては、特にインフルエンザ類似症状のある患者との濃厚接触が閉鎖空間ではなく、開放された空間で起きた場合、マスクの着用のメリットは確かめられていない。しかし、多くの人々は、例えば家族の看護などで濃厚接触がある場合などに、家庭や職場でのマスク着用を希望するだろう。さらにマスクを着用することで、インフルエンザ類似症状のある個人の口と鼻を被って気道飛沫分泌物の飛散を防ぎ、咳エチケットともなりうる。しかし、マスクの間違った使用は、感染伝播を減らすどころかかえってリスクを増大させてしまう。マスクを使用する場合は、同時にほかの一般的なインフルエンザのヒト-ヒト感染予防策、適切なマスク使用法の訓練と各個人の文化的・個人的価値を考慮することもあわせて実施すべきである。
一般的な勧告:
市中では、インフルエンザ感染拡大予防には、以下の一般的な対策の方がより重要であることを、知っておくことが大切である。 健康に問題のない人は、
-インフルエンザ類似症状のある人から少なくとも1m離れる
-口や鼻を触らない -石鹸と水で頻繁に洗って、もしくはアルコール基剤の擦り込み薬(3)を使って手を清潔に保つ (特に口、鼻、汚染された可能性のある表面を触ったとき)
-体調が悪い人となるべく濃厚接触を持たないようにする
-できる限り窓を開放し換気する インフルエンザ類似症状がある場合 -体調が悪い場合は自宅に待機し、地元の公衆衛生機関の勧告に従う
-健康に問題のないヒトから、できるだけ(少なくとも1m)離れる
-咳やくしゃみのときには、ティッシュなどで鼻や口を塞ぎ、気道分泌物が飛散しないようにする (使用ティッシュなどは直ちに捨てるか洗う) 気道分泌物が付いた手はすぐに洗う
-できる限り部屋の換気を行う マスクを着用する際、 適切な使用と廃棄が効果的な使用と、間違った使用による感染拡大リスク防止に重要である。
以下は、実際の医療現場から得られた適切なマスク着用法に関する情報である(4)
-マスクが鼻と口をカバーするよう注意を払い、マスクと顔との隙間が最小となるようきっちり着ける
-使用中マスクには触らない -マスクをはずしたり洗ったりする時などにマスクに触れた場合は、水と石鹸できれいに手を洗うか、アルコール性擦り込み薬を使う
-湿ってきたら、新しい乾いたマスクと取り替える
-使い捨てマスクの再使用はしない
-使い捨てマスクはその都度捨て、はずしたらすぐにゴミ箱に入れる しばしば標準的な医療用マスクの代わりとなるバリアが使用されている(布製マスク、スカーフ、紙製マスク、鼻と口を被うための布切れなど)が、有効性に関する十分なデータはない。もしこれらの代替マスクを使用する場合は、1回限りの使用もしくは布製マスクであれば使用するたびに徹底的にきれいにする(室温で家庭用洗剤で洗う)必要がある。病人の看護の後は、直ちにはずさなければならない。マスクをはずしたらすぐに手を洗う。
注釈:
(1) ここで言う "mask(マスク)" の語は、 homemade(自家製) or improvised (間に合わせ)masks, dust (防塵)masks and surgical masks (外科用 しばしば medical masks 医療用マスクと呼ばれる)などを示している。 マスクには様々なデザインがあり、使い捨てであることが多く、 surgical, dental, medical procedure, isolation, dust or laser masksなどと表示されている。医療現場以外で使用されるマスクの多くは、布・紙またはそれに類似の材料で作られている。マスクの名称や標準は国ごとに異なっている。
(2) Jefferson T, Foxlee R, Del Mar C et al. Physical interventions to interrupt or reduce the spread of respiratory viruses: systematic review. BMJ 2008; 336;77-80.
(3) alcohol-based hand rubs(アルコール性擦り込み薬)が設置されており、引火性や誤飲などに十分な注意が払われている場所では、適切な使用(20-30秒間手に擦り込む)が、消毒法として推奨される。
(4) Infection prevention and control of epidemic- and pandemic-prone acute respiratory diseases in health care WHO Interim Guidelines(July 2007)
[2] Distribution of reagents and antivirals (USA)
情報源: Medscape Infectious Diseases 、2009年4月30日
The US Centers for Disease Control and Prevention (CDC 米国疾病対策センター) は、H1N1インフルエンザウイルス対策を実施する中で、計画的に国家備蓄された抗ウイルス薬を配布し、全米50州で診断キットを使用可能とした。...
4月30日の週までは、H1N1の診断が行えるのはCDCのみであったが、現在ニューヨークとカリフォルニアでもH1N1の診断が可能となっており、5月1日には全ての州にreagent kits(試薬キット)が配布されることになっている。このウイルス株に有効と考えられるワクチンの開発計画も進行中である。現在、製剤メーカーに配布すべく、seed strain(元となるウイルス株)が培養されている。CDCは、2010年度のインフルエンザーシーズンワクチン製造を終了し、H1N1ワクチンの製造に切り替える計画についての議論を行っている。...the University of Michigan School of Public Healthのインフルエンザの専門家は、季節性インフルエンザ同様、H1N1インフルエンザの重症例はすべて抗ウイルス薬で治療すべきとしている。問題は、大流行や汎流行が発生したときに使用できる薬剤量が限られていることであり、今のところ、備蓄でカバーできているに過ぎない。現在検討中の、政府による抗ウイルス薬使用勧告に注目すべきである。製薬会社は増産体制に入っているが、過剰な需要に間に合わない可能性がある。主に高齢者に影響のある季節性インフルエンザとは異なっていると考えられ、どの患者が重症化する可能性があるのか、注意深く対処しなければならないと述べた。
[3] H1N1 in the UK
情報源: BBC News 、2009年5月4日
14歳の少女の豚インフルエンザ感染により、英国で3校目の学校閉鎖が行われた。ロンドンLondonのSouth Hampstead High Schoolに通うこの生徒は、メキシコや米国に一度も旅行することなく豚インフルエンザウイルスに感染した、英国で3人目の患者である。ロンドン南西部の11歳の少女1人と、Ayrshire の男性1名も豚インフルエンザに感染し、英国で確認された患者の数は18人となった。環境相は、感染流行は当初考えられていたより軽症であるものの、市民には引き続き"play safe(安全に行動する)"よう注意を呼びかけている。...以下、英国内の対応など
[4] On cross protection 交差反応による防御
情報源:CRA. Inc. Allen Kirchner、2009年5月4日
ずっと以前からH1N1が含有されてきたワクチンである、季節性インフルエンザ用ワクチンが、新興したH1N1ウイルスに何らかの防護作用を示すのではないかとの疑問が投げかけられている。現在旅行中で原典を明らかにできないが、共通のノイラミニダーゼ抗原による緩和作用について記述したのは、2007年の Sandbulte だったと思われる
[Cross-reactive neuraminidase antibodies afford partial protection against H5N1 in mice and are present in unexposed humans. Sandbulte MR, Jimenez GS, Boon AC, Smith LR, Treanor JJ, Webby RJ. PLoS Med. 2007. - Mod.CP] 。
ノイラミニダーゼ抗原の共通性-今回はN1-により、ノイラミニダーゼ抗原が共通でhemagglutinin抗原が異なる別のインフルエンザ亜型ウイルスに感染したときに、病期の短縮や軽症化が認められることが示唆されている。このことは、H5N1のパンデミック時の、通常の季節性インフルエンザワクチン接種実施を議論する根拠の1つとなっている。
また、1957年のH2N2のパンデミックと比較して、1968年のH3N2によるパンデミックでは比較的死亡率が低かったことを説明できるとも考えられている。パンデミック対策に関する講義でも、季節性インフルエンザワクチンを指示する根拠として、これらのデータを用いている。(季節性インフルエンザワクチン接種が)論理的でないことを示す証拠はどこにもない。季節性インフルエンザワクチン接種は、2009年のH1N1ウイルスに対して全く意味がないとする、複数の公衆衛生専門家の意見を目にするが、このようなアドバイスは、short-sighted(先見性がなく)、恐らく間違っているのではないか。
[Mod.CP- 季節性インフルエンザワクチンの生産を中止し、2009年にパンデミックとなる可能性のある、H1N1ウイルス感染に対する免疫付与に適合したワクチンの生産に切り替える決定を出す前に、議論すべき重要な問題である]
[5] In defense of surveillance
情報源: David Thomson 、2009年5月4日
[6] Strain displacement
情報源: National Public Radio、2009年5月4日
生物学者らによると、新興インフルエンザウイルス株は、今後のインフルエンザシーズンにおいても優位ウイルス株となる地位を築く可能性が高い。20世紀中に3回、新たなインフルエンザウイルスが新興し、既存のウイルス株を駆逐した。ワクチンメーカーの毎年のワクチン生産が微調整だけで済んでいる、現在の感染循環中のウイルスの変異とは、大きく違っている。1年ごとに変化しているウイルス株同志は、いとこ関係にあると考えればよいが、ブタ由来の新興ウイルスはgame-changerとなりうる全くの新顔で、今まで会ったことのない、町の見知らぬ人に例えられると、Vanderbilt's medical schoolの関係者は説明した。...
通常の漸次的進化によるものではなく、今回の新たな豚インフルエンザウイルスは"shift"と呼ばれる変化である [shift の語は通常、antigenic typeの変化を指し示すもので、例えば H1N1 から H2N2に変化した場合などに使用するが、 the 2009 H1N1は依然としてH1N1-type.のままである]。最も有名な shift は、1917年に出現し1918年にパンデミックの原因となったウイルスである。その後このウイルスは数十年間に渡って、優位ウイルス株となった。そして1957年には他のウイルスに取って代わられ、さらに1968年にももう1度shiftが起きたと、Columbia Universityの関係者は述べた。
20世紀には、パンデミックごとに季節性インフルエンザウイルスとして感染循環するウイルスが確立され、次のパンデミックが起きるまで続くという経験則があると、同氏は説明する。shiftがおきると、通常より強いインフルエンザシーズンとなるが、世界人口がこの新しいウイルスに曝露するか、もしくはワクチン接種を受け、1-2年で鎮静化してきた。
現在ある疑問は、この新しいH1N1ウイルスの、効率的なヒト-ヒト感染が続くかどうかという点である。もしこのような状態が続くなら、このウイルスは世界を飲み込んで、次の季節性インフルエンザは、このウイルスの子孫となるだろうと述べた。St. Bart's and the Royal London Hospital の教授は、それでは、このウイルスはどのような形で終焉を迎えるかという点に興味が移ると言う。慎重な楽観論にはいくつかの理由があると述べた。
地球上の人口のほとんどはある程度の(ウイルス感染の)記憶を有しており、1978年以来H1N1ウイルスに遭遇し続けているため、ある意味で軽いshiftの1つとなると述べた。保健当局者らがこの新しいウイルスをH1N1ウイルスと呼んでいるが、それは現在世界中で感染循環が起きているウイルスでもある。
また興味深い歴史もある。1920年代から1940年代を通じて主要インフルエンザウイルスであったH1N1は、新たなウイルスに代わった1957年に姿を消した。そして1977年に突然、再び登場した。一体どこから来たのか?中国北部もしくはロシア国境の研究機関から偶発的に漏れだしたのではないかと、現在では後方視的に信じられている。当時、研究機関内の全員がこのウイルスを取り扱っていたからである。...
同氏は、新興したH1N1ウイルスに感染してもほとんどの人は軽症ですんでいると見ている。その理由として、我々は全て、遠い親戚に当たる1970年代に発生したH1N1ウイルスに曝露しているからだと推論している。(19070年代に研究施設から)逃げ出したウイルスは、今回ブタのウイルスに直面した時には、何らかの恩恵を与えてくれるかも知れないと述べた。これは十分な情報に基づいた推察であるが、完璧な保証ではない。インフルエンザウイルスの中で、従来豚インフルエンザウイルスであったものからのshiftについて学んだことは、それほど安心させるものではない。春に初めて登場したときには、豚インフルエンザ感染は軽症であるが、新たな優位のウイルスとしてその年の秋に戻ったときには、常に大変なインフルエンザの年を引き起こしてきた。これが、医療当局者らがこの新たなウイルスを、非常に注意深く取り扱っている理由の1つである。
[Mod.CP- この種の推論をあまりに重要視するのは賢明ではない。パンデミックウイルスの動向と、パンデミックに至らないウイルスのそれとの間に、ほとんど一貫性はない。2つのパンデミックウイルス、H1N1とH3N2亜型の子孫は駆逐されておらず、現在も季節性インフルエンザウイルスとして、感染循環が続いている]
PRO/AH/EDR> Influenza A (H1N1) - worldwide (10): case counts 20090504.1675
[1] WHO - global update
情報源: WHO Epidemic and Pandemic Alert and Response (EPR)、2009年5月1−3日
a. Influenza A(H1N1) - update 13 -- 4 May 2009
感染症情報センター(抜粋)2009年5月4日6時00分世界標準時(訳注:日本時間 5月4日午後3時00分)現在、20カ国が合計985例のインフルエンザA(H1N1)感 染を公式に報告している。メキシコは、25例の死亡例を含む590例の確定ヒト症例を報告している。メキシコからの報告が増加したのは、以前に収集された 検体の検査が進行中であることを反映している。アメリカ合衆国政府は、1名の死亡者を含む226例の検査確定されたヒト症例を報告している。以下の国が検 査確定された症例を報告しているが、死亡者はいない
b. Influenza A(H1N1) - update 14 -- 4 May 2009 感染症情報センター(抜粋)2009年5月4日18時00分世界標準時(訳注:日本時間 5月5日午前3時00分)現在、21カ国が合計1085例のインフルエンザ A(H1N1)感染を公式に報告している。メキシコは、25例の死亡例を含む590例の確定ヒト症例を報告している。アメリカ合衆国は、1名の死亡者を含 む286例の検査確定されたヒト症例を報告している。以下の国が検査確定された症例を報告しているが、死亡者はいない
[2] PAHO - Americas regional update
情報源: PAHO H1N1 flu website、20009年5月4日
[3] CDC - USA update
情報源:CDC H1N1 flu website、2009年5月4日
[4] Mexico - MOH update
情報源: Secretaria de Salud website (MOH)[Trans. ]、2009年5月4日
[5] Canada - Health Protection Agency
情報源: Health Protection Agency、2009年5月2日
[6] News briefs: 4 May 2009 米大陸 Canada - 1st serious case, young child, admitted to intensive care unit
PRO/AH/EDR> Influenza A (H1N1) - worldwide (07)
Archive Number: 20090503.1658
[1] Vaccine logistics: 20090503.1657 についての訂正
[2] Multi-drug strategy
情報源 The New Scientist 5月1日
Multi-drug strategy could slow pandemic spread
[3] Celia Alpuche,Head of Mexico's Top Swine Flu Lab Microbiologist interview
情報源 ScienceInsider 5月1日
[4] 'Ground zero' village
情報源 Haaretz newspaper 5月3日
'Ground zero' swine flu village gets new facilities, but few answers
[5] H5N1 in swine
鳥インフルにインドネシアの豚1割感染 人感染タイプも
Study shows new H5N1 strain may mutate in pigs
情報源 The Daily Shimbun online 4月30日
全身感染性の強毒型として心配される鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)がインドネシアの豚に広がっていることが、神戸大感染症センターの調査で分かった。人に感染するタイプに変異したウイルスも見つかった。05~07年、現地のアイルランガ大熱帯病研究所と共同で4州の豚計402頭の感染状況を調べた結果、全体の1割を超える52頭からH5N1型ウイルスが見つかった。うち1頭から分離されたウイルスは鳥にも人にも感染するタイプとみられることが分かった。鳥のインフルエンザウイルスが豚に感染を繰り返すうちに、人にも感染するタイプに変化したとみられるという ... 研究を支援した理化学研究所感染症研究ネットワーク支援センター(東京・有楽町)の永井美之センター長は「今問題になっているものだけが新型インフルエンザではない。今回の調査結果は、鳥インフルエンザが新型ウイルスに変異する危険が依然大きいことを示している。引き続き監視が必要だ」と話している。
PRO/AH/EDR> Influenza A (H1N1) - worldwide (05)
Archive Number: 20090503.1657
[1] Vaccine logistics
情報源 Associated Press report 5月1日
WHO will take vaccine gamble with swine flu
[2] Surveillance history
情報源 The New York Times 5月2日
Questions Linger Over the Value of a Global Illness Surveillance System
[3] H1N1 and H5N1 range overlap
投稿者 Michael Steinle 5月2日
H1N1 and H5N1 are now present simultaneously in at least 2 regions -- Egypt and Southeast Asia.
PRO/AH/EDR> Influenza A (H1N1) - worldwide (08): case counts
Archive Number: 20090503.1660
In this update:
[1] WHO - global update
[2] PAHO - Americas regional update
[3] CDC - USA update
[4] Mexico - MOH update
[5] Canada - Health Protection Agency
[6] Subscriber reports of interest
[7] Mexico - Descriptive epidemiology
[8] News briefs
● 原因不明の死亡 ケニア
PRO/EDR> Undiagnosed fatalities - Kenya: (BN), RFI
Archive Number: 20090503.1659
情報源 Kenya KTN TV / The Standard 5月3日
'Mysterious disease', 16 dead in Kenya
西部 western district において,合計 16人が原因不明の病気で死亡したと,3日報じられた。Kabula sub-location, in Bungoma South District で 1週間に 10人あまりが死亡し,原因は判っていない。住民らによると,死亡した人々は下痢,嘔吐の症状があり,死亡する前に鼻や眼からの出血があったという。
● 原因不明の大量死、ブタ ミャンマー
PRO/AH/EDR> Undiagnosed die-off, porcine - Myanmar: RFI 20090504.1674
情報源:Pandemi Information News 、2009年5月3日
2009 年4月26日以来、100頭以上のブタが原因不明の疾患で死亡していると、Twante Township(Rangoon [Yangon] )の住民らが報告しており、メキシコの豚インフルエンザ感染流行に端を発する不安が広がっている。4月25日以降、Thakhundineと Zeephyukone villagesで飼育されていた約25頭のブタが、原因不明の疾患で死亡している。死亡する前のブタには、中毒症状が見られ、ショック状態となって、2 時間後に死亡したと、住民は話している。死亡したブタの肉は黒っぽく、脱水しているように見え、この肉を食べたものは、めまいを感じたり、下痢をしたりし たと述べた。
[Mod.AS―大量死や突然死は、例外はあるものの、豚インフルエンザとしては非典型的である。どんな場合も、獣医学的検 査、臨床・疫学調査など、非感染性(中毒)を含めあらゆる原因検索を行うことが望ましい。...本題と無関係だが、"piggery owners who built the piggeries on fish ponds(養魚場の上に、豚舎を建てている養豚業者)" は興味深い。ブタと魚類と野鳥とヒトが混在する多種飼育を行う、東南アジアではよく見られる方法である:新型、再集合インフルエンザウイルス株発生の繁殖・ 混合容器となっている]
● マンゴーの病気,Gummosis バングラデシュ(RJ)
PRO/PL> Gummosis, mango - Bangladesh: (RJ) 20090504.1669
情報源:The Daily Star、2009年5月3日
Signs of gummosis worry mango growers
地区内の多数のマンゴーが、現地では 'athajhora rog'とも呼ばれる gummosis disease に感染し、栽培業者の間で問題となっている。感染した樹木では、ある部分からgumが流れ出し、3−6ヶ月に渡って樹木全体に広がり、死滅 する。真菌性の病気で、_Lasiodiplodia theobromae_が原因であると、説明された。
● 真菌性疾患 フランス、ドイツ、穀物
PRO/PL> Fungal diseases, cereal crops - France, Germany 20090504.1668
[1] Undiagnosed rust, wheat - France (Normandy), request for information
投稿者:Susan Baekeland、2009年5月2日
冬小麦で、ある種のcommon rust感染流行が発生している。種別や、他のfarming(作物?)にも発生してるかについては、不明である。
[2] Fungal diseases, winter cereals - Germany (Saxony)
情報源: Proplanta [in German]、2009年4月25日
winter barley(冬大麦)は、種類によるが、mildew(うどん粉病), net blotch, leaf rust, and rhynchosporiumなどの すべての葉の病気が発生している。植物の生長が早いため、多くの作物では、単回の殺真菌剤の処理で十分である。
● アナプラズマ症,ウシ カナダ
PRO/AH/EDR> Anaplasmosis, cattle - Canada (MB)
Archive Number: 20090503.1662
情報源 Winnipeg Frepress 5月2日
Dozens of cattle in Manitoba slaughtered due to disease