2009年7月15日

クリミア・コンゴ出血熱 カザフスタン、担当医の死亡
インフルエンザパンデミック (H1N1)2009 pandemic origins,Dating the emergence PNAS
ライム病 米国

● クリミア・コンゴ出血熱 カザフスタン
PRO/AH/EDR> Crimean-Congo hem. fever - Kazakhstan: (SK) 20090715.2529
 情報源:Kazakhstan Today [trans.]、2009年7月14日
the South Kazakhstan region の Turkestan 市で 36才の小児科医が Crimean-Congo hemorrhagic fever (CCHF クリミアコンゴ出血熱) により死亡した。市内の産科病院に勤務していたこの女性医師は、急性ウイルス性呼吸器感染症の診断で 10日 the Central City Hospital に入院となった。その後 CCHF ウイルス感染であることが確定診断された。13日夜に死亡した。以前に出産に立ち会っていた。the Public Prosecutor(検察官)当局は、市内の産科病院の産科病棟に 6月24日に入院し、同日出産した 23才女性が 3日後母児共に退院したが、同29日に出血症状で再入院となっていたこと突き止めた。出血を止めるために手術を受け、術中にも大量出血があり、合併症のため 7月2日に再手術となった。同日、 他の手術も行われたが、翌3日に新生児が、4日には母親も死亡した。さらにこの患者の血管手術を行った外科医が Shymkent 市の自院に戻った後死亡した。10日、女性の手術を指揮した City Hospital の外科医長が感染症病棟に入院し、7−8日に発病した同医師は、臨床および疫学データから CCHFと仮診断された。11日、治療されたにもかかわらず、この外科医長も死亡した。同じく 7月10日、出産時に女性の診察をくり返し行っていた産科病院の 25才のassistant gynecologist(産科補助医師 ?)が、中等度の急性ウイルス性呼吸器感染症の診断で、感染症病棟に収容され、同11日には、34才の junior maternity nurse(研修助産師?)も同じ診断を受け入院した。女性の出産を担当していた。
[Mod.CP- 少なくとも 3人の医療従事者が死亡したこの悲劇的事例は、院内感染によって CCHF ウイルスが医療施設内で広がる可能性があることを物語っている]

● インフルエンザパンデミック (H1N1)2009
PRO/AH> Influenza pandemic (H1N1) 2009 (04): pandemic origins 20090715.2527 
[1] パンデミックウイルス株が新興する数年前から、動物やヒトの宿主の間で viral precursors の感染循環があった
 情報源: Rehabpub, Reuters Health Stories、2009年7月13日。
20世紀に発生した 3大インフルエンザパンデミックの原因ウイルスの遺伝型を検討した中国の研究者らは、パンデミックウイルス株が新興する数年前から、動物やヒトの宿主の間で viral precursors (前駆ウイルス) の感染循環があったことを示唆する手がかりを発見した。3つのパンデミックウイルス株の進化の歴史は未解明のままで、理解不足が将来の インフルエンザパンデミックに対する認識と準備を遅らせることになると、14日付の the Proceedings of the National Academy of Sciences に掲載される論文の著者 senior authorである香港大学の Dr. Yi Guan が述べた。
パンデミック誕生の舞台裏を明らかにするため同博士のチームは、the A/Brevig Mission/1/1918 virus (BM/1918), H2N2/1957, and H3N2/1968 pandemic strains の発生に関係する入手可能な全てのウイルスについて、遺伝子の 8つの分節すべてのアミノ酸の相同性を比較した。これらのパンデミックは、 動物が起源でヒトにとって新型の hemagglutinin 亜型のウイルスが導入されて適応に成功し、結果として抗原シフトが起きたことに端を発していると述べた。the BM/1918 strain の最も新しい共通の祖先の発生時期は、PB2遺伝子の 1903年から、HA遺伝子の 1916年までの間と推定され、パンデミックの 2−15年前には、ヒトもしくはブタを宿主としてウイルス遺伝子が存在していたことが示唆された。完全に鳥類のウイルスだったものが、パンデミック直前に直接ヒトに導入された結果 the BM/1918 virus になったとは考えにくく、それまで循環していたヒトとブタのウイルス株と、新しく入ってきたトリのウイルス株との間で 再集合したことにより、何年もかかって誕生した可能性がより高いと述べた。彼らは、1918年には BM/1918株と季節性 H1N1ヒトインフルエンザ,従来からの豚インフルエンザ H1N1のパンデミック前駆ウイルスの、3つの H1N1ウイルスが同時に感染循環していたと見る。系統発生学的に,H2N2/1957 ウイルスはそれまでに循環が起きていたヒトとトリのウイルスの遺伝的再集合から生まれ,3種類の遺伝子はユーラシアのトリ由来であることが判っている。これらの遺伝子は、パンデミックの 2-6年前にはヒトの間に入っていた。H3N1パンデミックでも同様のプロセスがあったことを、彼らのデータは示している。もし将来のパンデミックがこれと同じく、未知のほ乳類での再集合を通じ複数のトリのウイルスとの関係の中でパンデミック発生より前に誕生するという様式で発生するとすれば、precursor ウイルスの同定に対象を定めたサーベイランス戦略によって将来のパンデミック阻止の可能性も生まれる。さらに、ヒトインフルエンザウイルス分離株の 8つの全遺伝子分節の high-throughput characterization (高度処理解析?) が、初期パンデミックの早期発見にとって不可欠になるとした。 
[2] パンデミックウイルスの前駆ウイルスが、爆発的な流行の数年前にヒトの間で感染循環していた可能性がある 
 情報源: Fort Frances times, The Canadian Press 、2009年7月14日
The precursors of pandemic flu viruses (パンデミックウイルスの前駆ウイルス) は、爆発的な流行に必要なすべての遺伝学的変化を獲得する数年前に、ヒトの間で感染循環していた可能性があることが、新たな研究で明らかになった。筆者らは、有名な 1918年のスペインかぜなど 3つのパンデミックがこのように逐次的に新興したと主張している。また研究結果は、スペイン風邪 (インフルエンザ) ウイルスが、直接トリからヒトへ種を飛び越えて発生したとの考えを否定した。彼らはそうではなく、数年間に徐々に進化したもので、遺伝子の一部は 1918年以前のパンデミックの原因ウイルスに由来すると述べた。これは 1889年に発生したパンデミックで H3亜型ウイルスによると考えられている。lead author Gavin Smith は、スペインかぜのウイルスが,再集合と呼ばれる一続きの遺伝子の交換事象ではなく、鳥類から直接、そのままの形で導入されたとする説に言及し、"常に議論されてきた" と述べた。学会の中で一致した意見ではないと述べた。しかし 1918ウイルスの発見と解析を指揮した the U.S. National Institutes of Allergy and Infectious Diseases の研究者は、phylogenetics (系統発生学) と呼ばれるウイルスの系統樹を元に計算する手法で得られた今回の研究結果では、スペインかぜウイルスの発生過程についての仮説を立てたに過ぎない、としている。すべての発生系統学的研究モデルによる 1918ウイルスの発生時期の推定における基本的な問題点として、1918インフルエンザの由来を知るために必要な重要なデータは、1918年以前のインフルエンザ検体に拠らなければならないということがあると述べた。ウイルス解析の結果が入手可能な時点 (時代) より前について、系統発生学は 1918ウイルスの由来に関する疑問を解き明かす答えを出せないだろうと述べた。雑誌 the journal Proceedings of the National Academy of Sciences に掲載された今回の新しい研究は、香港大学、中国の Shantou University および米・St. Jude Children's Research Hospital の研究者らによって行われた。著者の 1人の香港大学の Smith は、先月の Nature 誌にも 2009年1月頃から新型インフルエンザ Aウイルスがヒトの間で感染循環していたと推定されるという内容の論文が掲載された。今回の研究も Nature 掲載の研究と同じ手法が用いられた。彼らは、1918, 1957, 1968年の各パンデミックの原因となったインフルエンザウイルスの 8つの遺伝子すべての塩基配列を詳細に検討し、入手可能な蓄積されている遺伝子塩基配列のデータを元に、その lineages 系統発生を辿った。著者は 20世紀の 3つのパンデミックはすべて、動物またはヒトのいずれかが、双方の異なる 2つのウイルスに同時に感染したときに発生する遺伝子の交換、再集合によって生まれたことが、彼らの研究から示唆されたと述べた。1957および 1968ウイルス株が再集合ウイルスであることは広く認められているものの、1918ウイルスについては、ヒトに感染可能となるポイント変異を生じたトリのウイルスであると、一部で主張されている。 Smith らはまた、これらのパンデミックウイルスと、現在の季節性 H1N1ウイルスやブタでの感染循環が知られている H1N1ウイルスを比較し、意外な結論に至った。現在の季節性 H1N1ウイルスと豚インフルエンザウイルスは、1918ウイルスのそう遠くない子孫であった。gene dating techniques (遺伝子年代測定法) により、the 1918 H1N1、現在の季節性 H1N1、およびブタで循環する H1N1は、共通の祖先をもちいとこや遠い親戚以上の関係にあることが示唆された。もしこれが正しければ、1918年のパンデミック当時にこれらのウイルスすべてが感染循環していたことになり、インフルエンザの uneven patterns の説明が可能となる。パンデミックの重症度にはばらつきが見られ、一部の地域では重症化し別の地域ではそうではなかったのは、この考えに合うのかもしれない。しかしこれもまた推測に過ぎず、当時の分離ウイルスが数多く入手できなければはっきりした事は言えないと述べた。一方の研究者は依然として懐疑的であり、現代の科学がいつどこで現在のパンデミックウイルスが発生したのか解明できないのなら、1918年のなぞが解けるチャンスはより少ないのではないかと指摘する。特別なインフルエンザのサーベイランスや迅速抗原解析が可能な現代であっても、パンデミックウイルスが生まれた再集合イベントが発生した時期、種、地域などを特定することはできていない。まさに分子ウイルス学の時代である、2008-2009年に起きた新型インフルエンザ A(H1N1)ウイルスの発生に際して何が起きたのか判らないのであれば、データがさほど多くない 1918年に起きたことが本当に理解されているとは言えず、将来的にも難しいだろうと述べた。 
[3] パンデミックインフルエンザウイルスの新興時期の推定 
Dating the emergence of pandemic influenza viruses. 
 情報源: Proceedings of the National Academy of Sciences 、2009年7月13日。 
要約  
パンデミックインフルエンザウイルスはヒトに重大な死亡率をもたらせる。20世紀中に 3種類のインフルエンザウイルスによる大規模なパンデミックが発生した:  the 1918 H1N1 virus, the 1957 H2N2 virus, and the 1968 H3N2 virus である。これらのパンデミックの発端は、動物由来の新たな hemagglutinin subtype ウイルスが、ヒトに導入され適応に成功し、抗原シフトが起きたことであった。新型のパンデミックインフルエンザを世界が警戒する一方で、パンデミックウイルスの発生過程はよくわかっていない。今回われわれは、すべての20世紀パンデミックインフルエンザウイルス株の各遺伝子について、進化の過程とヒトへの導入時期を推論した。われわれの研究結果から、the 1918 H1N1 pandemic virus の遺伝子構成部分は、ほ乳類の宿主、すなわちブタとヒトで、1911年という早い時期から感染循環しており、(パンデミック) 直前にトリのウイルスから導入された可能性は低いことが示唆された。系統発生学上の関連性から、the A/Brevig Mission/1/1918 virus (BM/1918) は、ブタまたはおそらくヒトのいずれかにおいて、ほ乳類のウイルスとそれまでに循環していたヒトのウイルスとの再集合によって誕生したことが示唆された。さらに、季節性 H1N1ウイルスや、従来からの (classic) ブタ H1N1ウイルスは、BM/1918 から直接生成されたのではなく、パンデミックの期間中に同時に循環していたパンデミックの precursors 前駆ウイルスに由来していた。最新の共通の祖先の発生時期の平均的な推定値から、H2N2 および H3N2 パンデミックウイルスは、パンデミック発生の確認前に、特定できない哺乳類の宿主内での再集合から発生しており、複数の鳥類のウイルスが関与していたことも示唆された。パンデミックが確認される数年前からの、ほ乳類で起きた一連の再集合イベントを通じてパンデミックウイルスが誕生したと考えられることより、precursor viruses の発見を目的とするサーベイランス戦略が、将来のパンデミック阻止につながる可能性がある。

● ライム病 米国

PRO/AH/EDR> Lyme disease - USA: (ME) increased incidence 20090715.2523 
 情報源:SeacoastOnline, Associated Press (AP) report、2009年7月13日
メーン Maine 州保健当局者は、Lyme 病の確定および可能性例患者が 2007年と 2008年に連続して増加したことを報告した。メイン州疾病対策センターは、2008年にこのダニが媒介する疾患に感染したヒトの数は 72%増の 900例を超えたことを明らかにした。2007年にも 57%の増加が見られている。感染ダニ deer tick の刺咬によってヒトに感染伝播される Lyme 病は、州南部と沿岸地域に多く発生するが次第に北上しつつある。関節痛や疲労などの症状が見られることが多いが、一部の患者では発熱や髄膜炎様症状をきたし重症化することもある。しばしば診断には困難を伴う。患者がダニに咬まれたと申告し、発疹が刺咬部位から広がっている場合は診断は容易である。しかしほとんどの患者はダニがついていたことを忘れており、全員に発疹が認められるわけでもないと、 Lyme 病の啓蒙に熱心な医師が説明した。患者が、医師が決めた治療法に同意しないことも珍しくないという。耳感染症で 40.8℃ の発熱と髄膜炎様症状があり、左半身が麻痺し、右半身に腫脹が見られた Brunswick の 10代の患者について、医師らは診断に苦慮した。家族らは、次の 2つの理由からハイリスクであると考えていた; Cumberland County は York County とともに州内でも Lyme 病の患者の多い地域であることと、自宅の 16haの農場で長時間過ごしていたことである... 
[Mod.ML− Lyme 病は米国内では局所的に分布して発生している; 地方病感染の状態にあると考えられているのは、北東部の 8州(Connecticut, Delaware, Maryland, Massachusetts, New Jersey, New York, Pennsylvania, and Rhode Island) と、upper Midwestern の 2州 (Wisconsin and Minnesota) で、2003−5年に報告された患者の 93%を占める。メーン州内で Lyme 病のサーベイ ランスが開始されたのは 1989年で、2000年以降着実に症例数が増加している。この間の米国内の人口対発生率はほとんど変わっていないが、New England region 全体の発生率には変動があり、メーン州の発生率は高いまま変わっていない。発生率は南東部沿岸の 3郡 (York, Lincoln, and Knox) でそれぞれ 71.2 cases per 100 000, 56.5 per 100 000, and 42.9 per 100 000 と最も高い。Kennebec County などの内陸部の一部地域でも報告数が増加しており、deer tick (_Ixodes scapularis_) の個体数の推移を追った生態学的研究の結果と一致する現象である。_Borrelia burgdorferi_ (Lyme diseaseの病原体), _Anaplasma phagocytophilum_ (ヒト顆粒球性アナプラズマ症 human granulocytic anaplasmosis の病原体), および_Babesia microti_ (バベシア症 babesiosis の病原体) のベクターは共通しており、the white-footed mouse に付く自然界の保有宿主である the deer tick である。このためこれらの疾患は、米国の北東部と upper Midwest において、同ダニが確認される地域に共通した地理的分布が見られる結果となっている。 _Ixodes scapularis_ が感染伝播する疾患のどれかに感染した患者は、同じベクターによる他の疾患にも同時に感染する可能性がある。患者は、そこで曝露したと考えられる居住地 (郡)で報告されている。しかし、居住地以外で感染ダニに曝露することもあることに注意が必要である]

● ペスト 米国
PRO/AH/EDR> Plague, fatal - USA (03): (NM) recovery 
Archive Number: 20090715.2530
 情報源:KRQE.com、2009年7月9日
Bernalillo County 在住の生後 16ヶ月の女児は、ペスト Plague 感染から回復しつつあると、アルバカーキ Albuquerque の当局が発表した。郡内では 2009年初の患者であり、州内では 5例目の患者であった。同市当局者は、この女児は the East Mountains でペストに感染したと見られ、さらに感染源の調査を行っていると説明した。女児の祖父もペスト感染の疑いがあるが、現在最終診断の結果を待っているところであると述べた。家庭内のペットもペストに感染し、飼い主の自宅内に感染性のノミを持ち込む可能性がある。イヌは感染した場合でも無症状だが、ネコは頸部のリンパ節が腫れ元気がなくなり、発熱や食欲不振が見られる。当局はペットの飼い主らに対して、ペットのノミを駆除し、齧歯類の死骸や巣に近づかないようにさせ、放し飼いやネズミ取りをさせないよう注意を呼びかけている。病気のペットは獣医師の診察を受ける必要がある。ヒトについても、病気のネズミや死体に近づかないようにし、野生動物と距離を置き、齧歯類が近づかないよう、ゴミや雑草、薪などを自宅周辺に置かないことを心がける。 
[Mod.LL− 記載はないが、この女児は _Yersinia pestis_ の皮膚感染であったと考えられる] 

● 東部ウマ脳炎 カナダ  2008
PRO/AH> Eastern equine enceph., equine, emus 2008 - Canada: (QC), background 20090715.2528 
 情報源:Equine Disease、2009年7月13日 
2008 年秋までの35年間に、ケベック Quebec 州で報告された Eastern equine encephalitis (EEE 東部ウマ脳炎) の感染例は、わずか 2例のみであった。2008年12月31日時点で、同州のウマで EEE 感染が確定診断されたのは 16例で、3例の感染疑い例がある。Estrie, Centre-du-Quebec, Lanaudiere, and Monteregie の 4地方から報告された。1頭を除き死亡または安楽死となっている。ケベック州では 2003年以降ヒトの EEE感染は届出義務のある疾患となっているが、これまでのところ報告されていない。

● 伝染性サケ貧血 チリ
PRO/AH/EDR> Infectious salmon anemia - Chile 20090715.2526
 情報源:Bloomberg.com 、2009年7月13日
世界最大の卸売業者である Wal-Mart Stores Inc 社は、米国への最大の魚類輸出国であるチリからのサケの購入を停止した。南米にあるこの国で infectious salmon anemia (ISA 伝染性サケ貧血) が発生したことを受けての措置である。チリからのサケが "unavailable 入手不能" となったため、"Atlantic 大西洋" からの輸入に切り替えた。輸入国名は明らかにされていない。ノルウェーはチリや英国を上回る世界最大のサケの輸出国である。ウイルス発生により 2009年のチリの魚類輸出は 59%落ち込んだ

● 原因不明の大量死、魚類 中国
PRO/AH/EDR> Undiagnosed die-off, fish - China: (FJ) RFI 20090715.2520 
 投稿者:加・Canadian Food Inspection Agency、Dr Pascale Nerette, DVM, PhD、2009年7月15日
VietFish からの報告によると、 中国の finfish(ナガスクジラ)に white spot virus(白斑ウイルス) の発生が確認されている。これまでこのウイルスに感染したのが確認されたのは crustaceans 甲殻類だけであり、非常に驚いている。この情報が正しいか確認してほしい。 "The white spot virus is to blame for killing 4000 metric tons of farmed yellow croaker worth USD 100 million (EUR 72 million) in China's aquaculture-rich Fujian province, according to the Chinese Fishery Association (CFA).": The newswire in "Vietfish.com," dated 13 Jul 2009

● 原因不明の死亡、魚類、鳥類 米国
PRO/AH/EDR> Undiagnosed deaths, fish, avian - USA: (TN) RFI 20090715.2525
 情報源 Nashville、2009年7月14日
25羽のガチョウとダック、多数の魚類が公園内の池で死亡している 
ナッシュビル Nashville の Centennial Park で 12日に起きた魚と鳥の原因不明の死亡について、野生動物当局者らが調査を行っている。公園の警察によると 25羽のガチョウとダックが公園内の池で死亡したり、死にかかっているところを発見されている。また多数の死んだ魚類も見つかっている。これらが突然死亡した原因は判っていないが、検査が行われているところである。 
[ModTG- あまり多くの情報はないが、水に関係する問題である可能性がある。報告された鳥類は水禽であり、魚も関係している。何かの化学物質やトキシンが水に混入したのではないかと見られる。ボツリヌス症の可能性もあるが、しっくり来ない状況である]

● ウシブルセラ症 フィジー
PRO/AH/EDR> Bovine brucellosis - Fiji (05): (Viti Levu ) positive serology 20090715.2524
 情報源:Fijivillage.com 、2009年7月13日。
ブルセラ症 Bovine brucellosis の検査が続けられる中、合計 314頭のウシが感染していることが判明した。一次産業当局の広報担当者は the Central and Western Divisions において検査を実施し、合計 4382頭のウシが検査されたと述べた。陽性となった 314頭はすべて the Central Division で確認されている。ひきつづき the Tailevu North areas でも検査が行われている。ウシとの曝露に際して予防策をとるよう住民らに注意を呼びかけている。ブルセラ症の血液検査で陽性となったウシの中で、何頭が処分されたかは明らかにされていない。 
[Mod.AS- 初期血清学的診断は、厳密な確定診断ではなく、細菌培養とファージ phage のタイピングを行うことが望ましい。すでに 314頭(もしくは何頭か)の処分が行われたとすると(培養などの検査が)済んでいるはずである。情報提供が望まれる] 
[ModTG-(RB51などの)marked strain [=特定の菌株?] を使ったワクチン接種計画が行われていないなら開始すべきである。非常に有効性が高く、ブルセラ症を完全に排除できる] 

● 豚コレラ(豚熱)リトアニア
PRO/AH/EDR> Classical swine fever - Lithuania: (PA) susp, RFI 20090715.2521
 情報源:Novosti.err.ee [in Russian]、2009年7月11日
リトアニア食品獣医学局は、デンマークの Saerimner 社保有の Pasodil 検疫農場で、豚コレラ感染 Classical swine fever 流行の報告があったことを明らかにした。デンマークから輸入された 445頭のブタが処分された。