2010年8月8日

マラリア フィリピン,インド
リーシュマニア症 スーダン

● マラリア フィリピン,インド(2)
フィリピン
PRO/EDR> Malaria - Philippines (03): (RI) 20100808.2710
 情報源: Manila Bulletin Publishing Corporation 、2010年8月6日
リサール the province of Rizal においてこの数か月に急増している疾患は、デング熱だけではなく、マラリア Malaria も増えていると6日 the Provincial Health Office (PHO) 当局が報告した。7月、州内各地で記録されたマラリア感染患者数は300人を超え、その多くが Taytay municipality の農村部や高地の村々の患者だった。マラリアを伝播する蚊族ハマダラカ _Anopheles_ mosquitoes は Taytay 内の Hapay na Mangga およびその周辺の sitios [barangay (sub-district) を構成する territorial enclave 集落] の、特に stagnant streams and creeks のある地域に発生する...原文参照願います
[Mod.EP- Rizal は、ルソン Luzon にある州の1つで、マニラ Manila から東に約20kmの位置にある。通常、この地域のマラリアリスクは LOW と考えられていた。報告ではどのようにマラリアと診断されたか説明されていない。デング熱とマラリアの臨床症状による鑑別は困難である。[省略部分の内容の] 死亡した患者の1人が、アフリカで感染した可能性があるというのは驚きである]
 
インド(2件)
PRO/EDR> Malaria - India (07): (JH) 20100808.2703
 情報源: The Pioneer 2010年8月5日。
the subdivision Bermo [Bokaro district] で脳マラリアの患者が報告されている。The Angawali, Central colony, Makoli, Phusro, the Peterwar-Jainamore road に平行する northern ravines(渓谷)of the dense forest の住民らに、最も大きな被害が出ている。当局による対策は、抗マラリア薬の配布にとどまっている。患者らの状態は深刻であると伝えられている。地方からの患者は、マラリアの診断がつかないままに病状が進行してしまっていた...
[Mod.EP- Jhakrkand にはマラリアが常在しており、最近行われた妊婦の調査 (Burden of malaria in pregnancy in Jharkhand State, India. Malaria J 2009, 8: 210; doi:10.1186/1475-2875-8-210) では、1.8 % (43/2382) がマラリアの診断検査で陽性となった: 53.5 % _Plasmodium falciparum_ 熱帯熱, 37.2 %_Plasmodium vivax_ 三日熱, and 9.3 % mixed infections 混合感染 。出産施設の入院患者(participants)では、 1.7 % (12/717) が末梢血の寄生虫血症の状態にあり、2.4 % (17/712)で placental parasitaemia(胎盤血寄生虫血症)が認められた。a surge of cerebral malaria(脳マラリア) では、脳マラリアのないマラリア患者も増えているはずだが、そのことには触れられていない]

PRO/EDR> Malaria - India (06): (Mumbai) 20100808.2701
 情報源:The Times of India, Press Trust of India (PTI) report 、2010年8月5日。
保健当局者は5日、前日にムンバイ Mumbai で2名がマラリア感染により死亡し、8月のマラリア感染による死者が6人になったことを明らかにした。新たにマラリア感染で死亡したのは、Goregoan 在住の50歳男性と Haji Ali の16歳の少年であったと発表された。1月以降マラリア感染で死亡した人の数は45人を超えている。5日現在、マラリアに感染して入院している患者は200人以上で、8月の各病院の入院患者数は合計988人と報告された。このような市内のマラリア感染状況の中、市長はマラリア対策は成功していると述べた。
[Mod.EP-7月22日の投稿では、Mumbai city 当局の情報として、14日間で8614人の患者が報告されており、1日あたり600人を超えていると伝えている。これと比較すれば、1日200人は減少したと言える。しかし、報告が正確かどうかはわからない]

● リーシュマニア症 スーダン
PRO/AH/EDR Leishmaniasis, visceral - Sudan: (JG) 20100808.2709
 情報源: Sudan Tribune 、2010年8月7日
Jonglei state の当局者らが、地域内で致死性の Kala azar の流行が発生していると報告した。
8月2日の週に発生し、48人が死亡し、130人以上が入院している。死者数の増加が懸念されている。Jonglei state は雨期に入り各地への接近が困難になっている。Ayod では、 48人が死亡し 138 people が入院しているが,Ayod County center への道路は寸断されている。Fangak and Pigi Counties でも kala azar cases が報告されている。Kala azar は  visceral leishmaniasis(内臓リーシュマニア症)とも呼ばれ,Jonglei state の北部地域で多発している。
[Mod.EP- Kala azar は Jonglei State で endemic の状態にあるが、2003年の患者数が約 6000 であったところ、2006年には 2000人まで減少している ( Kala-azar Epidemiology and Control, Southern Sudan. Emerg Infect Dis 2008; 14(4): 664-6)]
地図 Jonglei state in Southern Sudan and bordering Ethiopia
関連項目 20091107.3851:leishmaniasis in Sudan as well as HIV-leishmania co-infection 

● チクングニア インド
PRO/EDR> Chikungunya (24): India (MA)
Archive Number: 20100808.2711
 情報源 Pune Mirror 8月7日
Puneities は3つの病気,豚インフルエンザ,マラリア,チクングニアに苦しめられている。市保健当局 Pune Municipal Corporation (PMC) health department figures によると,1月以降,10例のチクングニア chikungunya cases が確認されている。死者の記録はない。

● White nose syndrome 米国 コウモリ
PRO/AH> White nose syndrome, bats - USA (15)
Archive Number: 20100808.2712
 投稿者 Bat World NOVA・Leslie Sturges, Director,8月7日
There has been a great deal of discussion of possible in-situ treatments(現場での治療)for bats affected by White nose syndrome (WNS) among those most actively studying it ... 

● 口蹄疫、ウシ ボツワナ OIE
PRO/AH/EDR> Foot & mouth diseases, bovine - Botswana: (NW) OIE 20100808.2706
 情報源: OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly
disease information 2010; 23(32) 、2010年8月8日
Foot-and-mouth disease, Botswana
感染開始時期 2010年7月26日
前回流行時期 2008年
原因ウイルス Foot-and-mouth disease virus Serotype: pending
新たな感染流行
発生地 : Lesoma, Chobe, Kasane [North-West district] 農村
感染した種 ウシ、ヤギ、ブタ

● 原因不明の死亡、レパード インド
PRO/AH/EDR> Undiagnosed deaths, leopard - India: (UT) RFI 20100808.2704
 情報源: The Pioneer 、2010年8月5日
the Ramgarh block of Nainital District で4日、1頭のレパード leopard の遺体が発見され、1月以降 Uttarakhand で発見されたこのネコ科動物の数は71頭に達した。the Jhutia area of Ramgarh で住民らが発見し、当局に通報した。the Nainital Zoo で行われた解剖で、このレパードは8日間何も食べていない状態で、肺炎で死亡したことが判明した。しかし、活動家の1人は、この地域でレパードなどが薬物で殺される事例が増えているものの、当局が加齢や病気によるものとして片づけたがっていると指摘している
[Mod.AS- 2つの疑問点 1.どうして食べ物を食べていない期間が8日間とわかったのか 2.(本文中にある) 検査中の "DNA fingerprints" とは何か? 現在行われているという DNA 検査の結果や、毒物検査などの結果を待ちたい]

● ウマ伝染性貧血 米国
PRO/AH/EDR> Equine infectious anemia - USA (02): (MO)
Archive Number: 20100808.2702
 情報源 infoZine 8月6日
ミズーリMissouri 州の定期サーベイランス a regulatory surveillance requirement において,near Walker [Vernon County] の農場でウマ 1頭がウマ伝染性貧血 equine infectious anemia (EIA) 検査で陽性となった ...