◎ インフルエンザ パンデミック (H1N1) ヒトへの適応
◎ インフルエンザ パンデミック (H1N1)
PRO/AH> Influenza pandemic (H1N1) (62): human adaptation 20100806.2671
[1] What Caused 2009 H1N1 Pandemic?
情報源:Bloomberg Business Week,、2010年8月5日
The [pandemic] 2009 H1N1 swine flu virus は、新種の生化学的トリックを使って、宿主細胞をハイジャックしたことが、今回の大流行につながったと、国際的研究者チームが発表した。
PRO/AH> Influenza pandemic (H1N1) (62): human adaptation 20100806.2671
[1] What Caused 2009 H1N1 Pandemic?
情報源:Bloomberg Business Week,、2010年8月5日
The [pandemic] 2009 H1N1 swine flu virus は、新種の生化学的トリックを使って、宿主細胞をハイジャックしたことが、今回の大流行につながったと、国際的研究者チームが発表した。
なぜヒトにおいて、これほどまでにthe pandemic H1N1 virus が複製されたのかを解明したと、Yoshihiro Kawaoka 教授が述べた [see (2) below]。The H1N1 virus は、過去90年間に発生した、4種類の鳥インフルエンザウイルスと豚インフルエンザウイルスが組み合わさったもので、2000万人が死亡した the 1918 pandemic virus の遺伝子を受け継いでいると説明されている。通常、インフルエンザウイルスが、ある動物から種を飛び越えてヒトの細胞で効率的な複製が行えるようになるためには、 key avian protein [PB2] 上の特定部位に、2種類のアミノ酸 -- lysine and asparagine (リジンとアスパラギン)--がなければならない。しかし Kawaoka らは、the [pandemic] H1N1 virus においては、 the avian [PB2] protein の全く違う部位に the lysine amino acid が存在することを突き止めた。このことにより、同ウイルスはヒトの細胞に対する適応性(adapt to and co-opt human cells)を獲得した。8月5日発行の PLoS Pathogens [see (3) below]で報告される
[2] H1N1 flu virus used new biochemical trick to cause pandemic
情報源:University of Wisconsin-Madison, news release 、2010年8月5日
[3] Ref: Biological and Structural Characterization of a Host-Adapting
Amino Acid in Influenza Virus.
[Authors: Yamada S, Hatta M, Staker BL, Watanabe S, Imai M, et al. (2010)]
情報源: PLoS Pathog 6(8): e1001034. doi:10.1371/journal.ppat.1001034 ,2010年8月5日
要約
[2] H1N1 flu virus used new biochemical trick to cause pandemic
情報源:University of Wisconsin-Madison, news release 、2010年8月5日
[3] Ref: Biological and Structural Characterization of a Host-Adapting
Amino Acid in Influenza Virus.
[Authors: Yamada S, Hatta M, Staker BL, Watanabe S, Imai M, et al. (2010)]
情報源: PLoS Pathog 6(8): e1001034. doi:10.1371/journal.ppat.1001034 ,2010年8月5日
要約
the polymerase subunit PB2 protein の2つのアミノ酸 (リジン lysine at position 627 or アスパラギンasparagine at position 701) は、鳥インフルエンザ A ウイルスがほ乳類に適応するために重要 critical と考えられている。しかし、最近発生したパンデミック H1N1 ウイルスは、このアミノ酸が欠損していた。
今回われわれは、position 591 of PB2 の塩基性アミノ酸 (basic amino acid) が、position 627 部位のリジン lysine の欠如を補い、ほ乳類での効率的な pandemic H1N1 viruses 複製を可能にしたことを報告する。さらに position 591 of PB2 の塩基性アミノ酸は、マウスに対するavian H5N1 virus の致死性を高めた。また、pandemic H1N1 virus PB2 protein の C末端の、the X-ray crystallographic structure についても供覧する。 position 591のアルギニン Arginine は、この部位の H5N1 PB2 proteins の間隙cleft を埋め、 H1N1 PB2 proteins の形状および荷電状態の変化をもたらせた。これにより、ウイルスと細胞部位のタンパク間の相互作用に変化が生じ、ほ乳類でのウイルス複製を可能にした。
著者によるまとめ 鳥類を起源とするインフルエンザウィルスは、ほ乳類での複製を効率的に行うためには、適応のためのアミノ酸変化を獲得しなければならないと考えられる。the polymerase PB2 protein における2種類のアミノ酸置換 -- グルタミン酸からリジンへの置換(glutamic acid to lysine change at position 627) またはアスパラギン酸からアスパラギンへの置換 (an aspartic acid to asparagine change at position 701) --は、鳥類起源のインフルエンザウイルスに対して、ほ乳類で効率的な複製を可能にすることが知られている。興味深いことに、the pandemic H1N1 viruses (鳥インフルエンザ類似の avian-like PB2 geneを持つ) は、 the 'human-type(ヒト型)' amino acids PB2-627K and PB2-701N をエンコードしていなかった。
著者によるまとめ 鳥類を起源とするインフルエンザウィルスは、ほ乳類での複製を効率的に行うためには、適応のためのアミノ酸変化を獲得しなければならないと考えられる。the polymerase PB2 protein における2種類のアミノ酸置換 -- グルタミン酸からリジンへの置換(glutamic acid to lysine change at position 627) またはアスパラギン酸からアスパラギンへの置換 (an aspartic acid to asparagine change at position 701) --は、鳥類起源のインフルエンザウイルスに対して、ほ乳類で効率的な複製を可能にすることが知られている。興味深いことに、the pandemic H1N1 viruses (鳥インフルエンザ類似の avian-like PB2 geneを持つ) は、 the 'human-type(ヒト型)' amino acids PB2-627K and PB2-701N をエンコードしていなかった。
● ジフテリア、C. ulcerans 英国
PRO/AH/EDR> Diphtheria, C. ulcerans - UK: (England) 20100806.2656
情報源:Eurosurveillance edition 2010; 15(31)、2010年8月5日
Toxigenic _Corynebacterium ulcerans_ infection in a veterinary student in London, UK, May 2010
導入:
ジフテリア Diphtheria は急性の上気道および皮膚感染を引き起こす。起因菌として3種類のトキシン産生性コリネバクテリウム toxin-producing _Corynebacterium_ species が知られている; 流行の原因となる _C. diphtheriae_、人獣共通感染病原体である _C. ulcerans_ と非常にまれな _C. pseudotuberculosis_ である。
2002年から 2009年までの間に英国内で検出された toxigenic corynebacteria は 43件あり、イングランド England とウェールズ Wales で分離され、このうち 27件が _C. ulcerans_ であった。ワクチンを接種されたことの無かった3人では典型的な臨床症状が見られたが、何らかの形でワクチンを接種されていたほとんどの感染者では(咽頭痛や扁桃炎など)軽症の呼吸器症状にとどまった。
_C. ulcerans_ の保有宿主であるウシなどの家畜との接触が、ヒトの感染リスク因子となっている。これより少ないものの、未殺菌のミルクや乳製品摂取による _C. ulcerans_ 感染の可能性もある。イヌなどのペットからの感染やヒト-ヒト感染の発生の可能性も示唆されている。
症例報告:
症例報告:
2010年3月末、ロンドン London において、重大な既往歴のない 20歳の獣医学生1名が 4-5週間にわたって咽頭痛と扁桃炎を繰り返し、最大投与量 full course のペニシリンの治療にも反応しなかった。5月10日に咽頭の白苔病変からのスワブ検体が採取され、_C. ulcerans_ が確認された。erythromycin による治療が開始 ... この学生は、ジフテリアトキソイド接種を完了しており、14歳時の追加接種も受けていた。殺菌されていないミルクの摂取や、最近の海外渡航は認められなかった。2か所の農場で学生実習を行っており、3月の最後の2週間は、出産時期 lambing placement にあたっていた。
[Mod.ML- Toxigenic _Corynebacterium ulcerans_ は、ジフテリア diphtheria(原因菌_C. diphtheriae_)と同じく人獣共通感染症となる可能性がある。unpasteurized dairy products、Livestock, including dairy cattle and pigs、pet dogs and cats なども _C. ulcerans_ のキャリアとなりうる (ネコは鼻からの分泌)。ヒトの _C. ulcerans_ infection は重症化する可能性があり、今回の報告により、ジフテリアの起因菌が _C. diphtheriae_ だけではないことを再認識させられた]
関連項目 20091030.3755
[Mod.ML- Toxigenic _Corynebacterium ulcerans_ は、ジフテリア diphtheria(原因菌_C. diphtheriae_)と同じく人獣共通感染症となる可能性がある。unpasteurized dairy products、Livestock, including dairy cattle and pigs、pet dogs and cats なども _C. ulcerans_ のキャリアとなりうる (ネコは鼻からの分泌)。ヒトの _C. ulcerans_ infection は重症化する可能性があり、今回の報告により、ジフテリアの起因菌が _C. diphtheriae_ だけではないことを再認識させられた]
関連項目 20091030.3755
● 狂犬病 インドネシア
PRO/AH/EDR> Rabies, canine, human - Indonesia (09): (Bali)
Archive Number 20100806.2673
Archive Number 20100806.2673
情報源: The Sydney Morning Herald, Agence France-Presse 、2010年8月6日
Bali suffering rabies epidemic
過去2年間に 76人が死亡している狂犬病 Rabies 流行対策として、バリ Bali 島のすべてのイヌへのワクチン接種を行うことになったと、インドネシア政府当局が 6日発表した。2010年の7か月間だけで、西側からの旅行者に人気のこの島で、約 34000人がイヌの咬傷を受けた
● 脳炎 ギリシャ
PRO/AH/EDR> Encephalitis - Greece: (MC Central Macedonia), WNV susp., RFI 20100806.2672
情報源: In.gr 、2010年8月6日
(マケドニア)において、ウエストナイルウイルス West Nile virus (WNV) もしくは類似ウイルスによると見られる複数の脳炎 Encephalitis 患者が確認されていることが、the Center for Disease Control and Prevention により明らかにされた。KEELPNO [the Hellenic Centre for Diseases Control] の管轄地域では、2名の確定患者と9名の疑い possible 患者が確認されている。このウイルスは蚊族によって伝播されるが、ヒトからヒトには感染しない。ほとんどの患者は、発熱や筋肉痛などの軽い症状にとどまり、症状のでない場合もある。髄膜炎や脳炎などの中枢神経症状が見られるのは高齢者などを中心とした 1%以下の患者で、ほとんどが良好な経過をたどる。ウエストナイルウイルス West Nile virus は EU (European Union) countries and in the USA で1996年以降流行が発生している。ギリシャにおいては、初めての流行発生となった。
PRO/AH/EDR> Encephalitis - Greece: (MC Central Macedonia), WNV susp., RFI 20100806.2672
情報源: In.gr 、2010年8月6日
(マケドニア)において、ウエストナイルウイルス West Nile virus (WNV) もしくは類似ウイルスによると見られる複数の脳炎 Encephalitis 患者が確認されていることが、the Center for Disease Control and Prevention により明らかにされた。KEELPNO [the Hellenic Centre for Diseases Control] の管轄地域では、2名の確定患者と9名の疑い possible 患者が確認されている。このウイルスは蚊族によって伝播されるが、ヒトからヒトには感染しない。ほとんどの患者は、発熱や筋肉痛などの軽い症状にとどまり、症状のでない場合もある。髄膜炎や脳炎などの中枢神経症状が見られるのは高齢者などを中心とした 1%以下の患者で、ほとんどが良好な経過をたどる。ウエストナイルウイルス West Nile virus は EU (European Union) countries and in the USA で1996年以降流行が発生している。ギリシャにおいては、初めての流行発生となった。
[Mod.TY- West Nile virus (WNV) は、4か月前より the Mediterranean Basin -- ギリシャの西のイタリアと、東のイスラエル -- での感染が発生していた。ギリシャに波及しても不思議はない。ギリシャ国内ではウマの感染も起きているのだろうか。また温暖化により、ベクター vector mosquitoes (presumably _Culex_ species) や WNV の鳥類の宿主の分布に変化が見られるのではないだろうか]
* Central Macedonia は、the 13 peripheries of Greeceの1つで、 Greek Macedoniaの中央に位置する。Chalcidice, Imathia, Kilkis, Pella, Pieria, Serres, and Thessaloniki の各県に分かれている。
* Central Macedonia は、the 13 peripheries of Greeceの1つで、 Greek Macedoniaの中央に位置する。Chalcidice, Imathia, Kilkis, Pella, Pieria, Serres, and Thessaloniki の各県に分かれている。
● 麻疹 ザンビア
PRO/EDR> Measles - Africa (21): Zambia 20100806.2669
PRO/EDR> Measles - Africa (21): Zambia 20100806.2669
情報源: sify.com news, IANS report、2010年8月6日
Measles outbreak kills 110 in Zambia
Measles outbreak kills 110 in Zambia
ザンビア保健省によると、国内の麻疹 Measles 感染流行による感染者は6252人で、110人が死亡した。首都ルサカ Lusaka での感染が最も深刻で、感染者は4928人で、死者106人と報告されている。
● サルモネラ感染症 英国・米国,米国(2件)
英国・米国
PRO/AH/EDR> Salmonellosis, reptile feed - UK, USA (02) 20100806.2662
情報源:CDC, Salmonella Outbreak Investigations、2010年8月2日
CDC は各州の関係機関と FDA の協力の下、サルモネラ菌感染症 Salmonella infection, serotype I 4,[5],12:i:- による感染流行の調査を行っている。7月29日現在 34人が一致するサルモネラ菌 matching strain of _Salmonella_ serotype I 4,[5],12:i:- に感染し、1月以来の報告は以下の17州に及んでいる: AL (1), AZ (1), CO (1), GA (7), IA (1), IL (3), MA (3), MI (1), MO (3), NC (3), NV (1), NY (2), SC (1), TN (1), VA (1), WI (3), and WY (1)。年齢は生後1か月未満から57歳まで。疫学調査から、は虫類のエサ用の冷凍齧歯類(frozen rodents used for reptile feed)との関連が示唆されている
PRO/AH/EDR> Salmonellosis, reptile feed - UK, USA (02) 20100806.2662
情報源:CDC, Salmonella Outbreak Investigations、2010年8月2日
CDC は各州の関係機関と FDA の協力の下、サルモネラ菌感染症 Salmonella infection, serotype I 4,[5],12:i:- による感染流行の調査を行っている。7月29日現在 34人が一致するサルモネラ菌 matching strain of _Salmonella_ serotype I 4,[5],12:i:- に感染し、1月以来の報告は以下の17州に及んでいる: AL (1), AZ (1), CO (1), GA (7), IA (1), IL (3), MA (3), MI (1), MO (3), NC (3), NV (1), NY (2), SC (1), TN (1), VA (1), WI (3), and WY (1)。年齢は生後1か月未満から57歳まで。疫学調査から、は虫類のエサ用の冷凍齧歯類(frozen rodents used for reptile feed)との関連が示唆されている
米国
PRO/AH/EDR> Salmonellosis, ST Hartford, Baildon - USA: fast food chain 20100806.2661
情報源:CDC, Salmonella Outbreak Investigations、2010年8月4日
CDC は複数の州の公衆衛生担当局、FDA、 the Department of Agriculture's Food Safety and Inspection Service (USDA/FSIS 農務省食品監視局) の協力を得て、2種類の異なる血清型 serotype のサルモネラ菌 _Salmonella_ により,Hartford および Baildon で起きた複数の州にまたがる2件の感染流行についての調査を行っている。いずれもまれな型の菌で、双方の流行とも、類似の年齢層と地域分布をもつ患者の感染であった。サルモネラ菌の DNA 解析による調査が行われている。患者の食品調査から、メキシコスタイル Mexican-style のファストフードチェーン fast food restaurant chain A での食事との関連が示されたが、特定の食品や食材との関連は指摘できなかった。the _S. enterica_ serotype Hartford の患者は、ピークの6月以降次第に減ってきている。_S. enterica_ serotype Baildon outbreak の患者数も、6月末をピークに減少している
● 東部ウマ脳炎 米国
PRO/AH/EDR> Eastern equine encephalitis, equine - USA (13) (FL, MA) 20100806.2675
[1] フロリダ Florida:Eastern Equine Encephalitis in Lake County
情報源: WDBO Local News ,2010年8月5日
[2] マサチューセッツ Massachusetts:Another Horse Dies Of EEE
情報源: The Boston Channel 、2010年8月5日
PRO/AH/EDR> Eastern equine encephalitis, equine - USA (13) (FL, MA) 20100806.2675
[1] フロリダ Florida:Eastern Equine Encephalitis in Lake County
情報源: WDBO Local News ,2010年8月5日
[2] マサチューセッツ Massachusetts:Another Horse Dies Of EEE
情報源: The Boston Channel 、2010年8月5日
● 原因不明の死亡、シカ スペイン
PRO/AH/EDR> Undiagnosed deaths, deer - Spain: (ZM), RFI 20100806.2674
情報源:Publico.es [in Spanish],2010年8月6日
Farmers fear spread of unknown disease from deer
Farmers fear spread of unknown disease from deer
The Junta (地方当局) は、サモラ Zamora で 42体のシカの死体を確認した。一方で、COAG (Coordinadora de Organizaciones de Agricultores y Ganaderos, Coordinated Farmers and Ranchers Organizations) は、およそ 100体のシカを確認している。シカが死亡していたのは the protected area of the Sierra del Culebra (Zamora) 内で、今のところ原因はわかっていない。初めて Villadeciervos 市で 2頭の死亡したシカが発見されたのは 7月28日であった...
[Mod.AS- ブルータングや流行性出血病ウイルス(bluetongue and epizootic haemorrhagic disease (EHD) viruses)などの Orbiviruses が最も疑われる。EHD はシカに感染しやすい]
[Mod.AS- ブルータングや流行性出血病ウイルス(bluetongue and epizootic haemorrhagic disease (EHD) viruses)などの Orbiviruses が最も疑われる。EHD はシカに感染しやすい]
● アフリカ豚熱 ロシア OIE
PRO/AH/EDR> African swine fever - Russia (06): (RO), OIE
Archive Number: 20100806.2668
情報源 OIE Weekly Disease Information, Vol. 23 - No. 31, 5 Aug 2010 8月5日
African swine fever, Russia (Follow-up report No. 36)
Report date: 05 Aug 2010
Causal agent: African swine fever [ASF] virus
Total outbreaks: 9
種/個体数/感染/死亡/廃棄/と畜/ワクチン接種
ブタ Swine/ 4178/ 119/ 33/ 842/ 3303
● 汚水流出(流入)、魚類の死亡 米国
PRO/AH/EDR> Sewage spill, fish kill - USA: (TN) 20100806.2660
情報源:The Tennessean 、2010年8月4日
8月1日の週末、the Stones River West Fork(分岐点)において汚水流入 sewage leak によって多数の魚類や野生生物が死亡し、テネシー Tennessee 州当局によるマーフリーズバラ Murfreesboro 市の清掃作業 fining が行われる結果となったと、当局者が述べた。8月1日に汚水処理場からあふれた未処理の汚水が、Bridge Avenue にかかる橋のすぐ南の the West Fork Stones River に流れ込んだため、市当局はこの川に近づかないよう市民に呼びかけている
PRO/AH/EDR> Sewage spill, fish kill - USA: (TN) 20100806.2660
情報源:The Tennessean 、2010年8月4日
8月1日の週末、the Stones River West Fork(分岐点)において汚水流入 sewage leak によって多数の魚類や野生生物が死亡し、テネシー Tennessee 州当局によるマーフリーズバラ Murfreesboro 市の清掃作業 fining が行われる結果となったと、当局者が述べた。8月1日に汚水処理場からあふれた未処理の汚水が、Bridge Avenue にかかる橋のすぐ南の the West Fork Stones River に流れ込んだため、市当局はこの川に近づかないよう市民に呼びかけている
PRO/AH/EDR> Avian influenza (42): world update, FAO 20100806.2659
情報源:Food and Agriculture Organisation of the Unite Nadtions、2010年8月5日(投稿者:Akiko Kamata)
FAO Animal Influenza Disease Emergency News [FAOAIDEnews], situation update 68
At a glance: the latest HPAI outbreaks for the period 1 Jun-31 Jul 2010
アフリカ
-エジプト:H5亜型HPAI(高病原性鳥インフルエンザ)陽性例が、2010年6月に5つの県から合計8件(Dakahlia (1), Fayoum (2), Menoufia (1), Qalioubiya (1), and Sixth of October (3) ; 7月に2件(Qalioubiya (1) and Sixth of October (1) Governorates.) 報告されている。the Dakahlia Governorate の商業飼育施設の1件をのぞき、すべて自家用に飼育されていた家禽である。
アジア
-バングラデシュ : 6月19日にダッカ Dhaka Division (Narayanganj District) で1件の H5N1 HPAI 流行が報告された
-インドネシア : The Participatory Disease Surveillance & Response (PDSR 参加型疾患サーベイランス対応) programme は,33 Local Disease Control Centres を通じ,インドネシア国内の 448の地域にある 71033か所の村の 84 %と 33州のうちの 29州の都市ををカバーする。May 2010に PDSR は 1978 villages (2.8 percent) でサーベイランスを行った。The overall HPAI incidence は,調査が行われた1000 villages あたり 0.6だった。The 4 provinces with the highest incidence values は、Yogyakarta (6.8 per 1000 villages), Sumatera Barat (2.2 per 1000 villages), Kalimantan Timur (1.7 per 1000 villages), and Lampung (1.6 per 1000 villages) で、5月に新たに感染が確認されたのは各島ごとに;14 in Sumatra, 29 in Java, and 2 in Kalimantan であった。
At a glance: the latest HPAI outbreaks for the period 1 Jun-31 Jul 2010
アフリカ
-エジプト:H5亜型HPAI(高病原性鳥インフルエンザ)陽性例が、2010年6月に5つの県から合計8件(Dakahlia (1), Fayoum (2), Menoufia (1), Qalioubiya (1), and Sixth of October (3) ; 7月に2件(Qalioubiya (1) and Sixth of October (1) Governorates.) 報告されている。the Dakahlia Governorate の商業飼育施設の1件をのぞき、すべて自家用に飼育されていた家禽である。
アジア
-バングラデシュ : 6月19日にダッカ Dhaka Division (Narayanganj District) で1件の H5N1 HPAI 流行が報告された
-インドネシア : The Participatory Disease Surveillance & Response (PDSR 参加型疾患サーベイランス対応) programme は,33 Local Disease Control Centres を通じ,インドネシア国内の 448の地域にある 71033か所の村の 84 %と 33州のうちの 29州の都市ををカバーする。May 2010に PDSR は 1978 villages (2.8 percent) でサーベイランスを行った。The overall HPAI incidence は,調査が行われた1000 villages あたり 0.6だった。The 4 provinces with the highest incidence values は、Yogyakarta (6.8 per 1000 villages), Sumatera Barat (2.2 per 1000 villages), Kalimantan Timur (1.7 per 1000 villages), and Lampung (1.6 per 1000 villages) で、5月に新たに感染が確認されたのは各島ごとに;14 in Sumatra, 29 in Java, and 2 in Kalimantan であった。
[Mod.AS- 8月3日に新たに South Sulawesi の2か所の村で発生した]
-ベトナム : 6月のQuang Nam および Thai Nguyen Provinces と、7月の Gia Lai Province で発生した H5N1 HPAI のアウトブレイクについて、政府ウェブサイト上で報告されている。最も新しい 7月18日の流行は、中部 Gia Lai Province.Ia Grai District Ia Hrung Commune の chickens and Muscovy ducks の間で起きている。
欧州
-ロシア連邦 : トゥバ共和国 Republic of TuvaのUbsu-Nur Lake(湖)で、6月5日に合計367羽の野鳥が死亡しているのが発見された。この湖はモンゴルの北西部オブス Uvs 県と国境を接している。死亡していた鳥類は reat crested grebe (_Podiceps cristatus_ grebe カイツブリ)、goosander (_Mergus merganser_ カワアイサ), grey heron (_Ardea cinerea_ アオサギ), gadwall (_Anas strepera_ オカヨシガモ), and Eurasian spoonbill (_Platalea leucorodia_ ユーラシアヘラサギ) で、PCR 検査により H5N1 陽性が確認された。
● 炭疽 カナダ,ウガンダ(2件)
-ベトナム : 6月のQuang Nam および Thai Nguyen Provinces と、7月の Gia Lai Province で発生した H5N1 HPAI のアウトブレイクについて、政府ウェブサイト上で報告されている。最も新しい 7月18日の流行は、中部 Gia Lai Province.Ia Grai District Ia Hrung Commune の chickens and Muscovy ducks の間で起きている。
欧州
-ロシア連邦 : トゥバ共和国 Republic of TuvaのUbsu-Nur Lake(湖)で、6月5日に合計367羽の野鳥が死亡しているのが発見された。この湖はモンゴルの北西部オブス Uvs 県と国境を接している。死亡していた鳥類は reat crested grebe (_Podiceps cristatus_ grebe カイツブリ)、goosander (_Mergus merganser_ カワアイサ), grey heron (_Ardea cinerea_ アオサギ), gadwall (_Anas strepera_ オカヨシガモ), and Eurasian spoonbill (_Platalea leucorodia_ ユーラシアヘラサギ) で、PCR 検査により H5N1 陽性が確認された。
● 炭疽 カナダ,ウガンダ(2件)
カナダ バイソン
PRO/AH/EDR> Anthrax, bison - Canada (08): (NT Northernb Territory) 20100806.2658
情報源: HQYellowknife.com 、2010年8月4日
the Department of Environment and Natural Resources [ENR 環境自然資源局] の当局者は、the South Slave Lowlands におけるバイソンの炭疽 Anthrax 感染流行の鎮静化を望んでいる。7月31日からの週末に新たに2頭のバイソンが遺体で発見された。いずれも生後間もないバイソンであった。7月12日以降 45頭の死体が確認されていて、すべて炭疽感染による死亡と当局は見ている。8月中旬まで当局の監視が続けられる。the Slave River Lowlands and Wood Buffalo National Park では、1962年から 2007年までの間に合計 14件の炭疽感染流行が発生している。
情報源: HQYellowknife.com 、2010年8月4日
the Department of Environment and Natural Resources [ENR 環境自然資源局] の当局者は、the South Slave Lowlands におけるバイソンの炭疽 Anthrax 感染流行の鎮静化を望んでいる。7月31日からの週末に新たに2頭のバイソンが遺体で発見された。いずれも生後間もないバイソンであった。7月12日以降 45頭の死体が確認されていて、すべて炭疽感染による死亡と当局は見ている。8月中旬まで当局の監視が続けられる。the Slave River Lowlands and Wood Buffalo National Park では、1962年から 2007年までの間に合計 14件の炭疽感染流行が発生している。
ウガンダ カバ
PRO/AH/EDR> Anthrax, hippopotamus - Uganda (06): (QENP) OIE 20100806.2657
情報源:OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2010; 23(31) 、2010年8月4日
感染開始時期 2010年6月15日
前回流行時期 2005年
原因菌 _Bacillus anthracis_
新たな感染流行
発生地1 Queen Elizabeth National Park, Bushenyi
種/個体数/感染/死亡/廃棄/と畜/ワクチン接種
Wild species 野生 / 2616 / 51 / 0 / 0
Affected population: カバ hippopotamuses and バッファロー buffaloes
発生地2 Queen Elizabeth National Park, Kasese
情報源:OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2010; 23(31) 、2010年8月4日
感染開始時期 2010年6月15日
前回流行時期 2005年
原因菌 _Bacillus anthracis_
新たな感染流行
発生地1 Queen Elizabeth National Park, Bushenyi
種/個体数/感染/死亡/廃棄/と畜/ワクチン接種
Wild species 野生 / 2616 / 51 / 0 / 0
Affected population: カバ hippopotamuses and バッファロー buffaloes
発生地2 Queen Elizabeth National Park, Kasese
種/個体数/感染/死亡/廃棄/と畜/ワクチン接種
Wild species / 2616 / 50 / 0 / 0
Affected population: hippopotamuses and buffaloes
Affected population: hippopotamuses and buffaloes