ブタ連鎖球菌-中国
● 黄熱-ウガンダ
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Uganda (11): (north)
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Uganda (11): (north)
Archive Number: 20101230.4595
情報源 Ultimate Media Consult (UMC), Uganda、2010年12月29日。
Northern Uganda で黄熱 Yellow fever 感染の拡大が続く中、新たに 1人の死亡と 4人の入院が確認された。保健省は 20日の週に、11月以来10の地区に発生のある黄熱に対する警戒を呼びかけている。最新の報告の結果、死者は 49人、入院患者は 191人に達した。今回の死亡は Kaabong 地区で発生した。Kaabong 地区で 2人、後の 2人は Agago district において感染したと説明されている。このほか、Gulu, Lira, Abim, and Pader などでも感染が確認されている。
情報源 Ultimate Media Consult (UMC), Uganda、2010年12月29日。
Northern Uganda で黄熱 Yellow fever 感染の拡大が続く中、新たに 1人の死亡と 4人の入院が確認された。保健省は 20日の週に、11月以来10の地区に発生のある黄熱に対する警戒を呼びかけている。最新の報告の結果、死者は 49人、入院患者は 191人に達した。今回の死亡は Kaabong 地区で発生した。Kaabong 地区で 2人、後の 2人は Agago district において感染したと説明されている。このほか、Gulu, Lira, Abim, and Pader などでも感染が確認されている。
[Mod.TY- ワクチン接種キャンペーンの開始が急がれる。日を追うごとに、患者が増え、新たな地域に感染が広がってしまう。ウガンダでは40年間黄熱の報告がなかったことから、YF vaccination を通じて集団免疫を維持することへの pressure は低く、more remote areas ではなおさらである]
地図 The affected districts
地図 The affected districts
● ブタ連鎖球菌-中国
PRO/AH/EDR> Streptococcus suis - China: (HK Hong Kong) 20101230.4591
情報源 Webnewswire.com 、2010年12月28日。
健康保護局 The Centre for Health Protection (CHP) of the Department of Health は 28日、 _Streptococcus suis_ (ブタ連鎖球菌、ブタから分離される細菌の1種) の感染が確定された患者についての調査を開始した。患者は Sha Tin 在住の 56歳の男性で、23日に発熱、悪寒、意識混迷の症状が始まり、25日に Prince of Wales Hospital に入院となった。髄膜炎と診断され、現在状態は落ち着いている。男性の血液と髄液から、_S. suis_ が培養された。この男性に最近の渡航歴はなく、男性との接触者に異常はない。2010年に報告された 10人目の _S. suis_ infection 患者である; 6 cases in 2009 and another 6 in 2008。当局の報道官は _S. suis_ infection により髄膜炎、敗血症、よりまれな心内膜炎、関節炎、気管支肺炎、などが発生すると説明した。抗生物質により治療可能であると述べた。ブタもしくは生の豚肉の取り扱い時には、手袋を着用し、後で良く手を洗い、キズがある場合は確実に保護するよう、注意を呼びかけている。
[Mod.ML- Human _Streptococcus suis_ infection は、死亡の可能性のある zoonosis で、髄膜炎の報告が最も多い]
地図 Sha Tin District is one of the 18 districts of the Hong Kong Special Administrative Region of the People's Republic of China, and is located in the New Territories [on the mainland]
PRO/AH/EDR> Streptococcus suis - China: (HK Hong Kong) 20101230.4591
情報源 Webnewswire.com 、2010年12月28日。
健康保護局 The Centre for Health Protection (CHP) of the Department of Health は 28日、 _Streptococcus suis_ (ブタ連鎖球菌、ブタから分離される細菌の1種) の感染が確定された患者についての調査を開始した。患者は Sha Tin 在住の 56歳の男性で、23日に発熱、悪寒、意識混迷の症状が始まり、25日に Prince of Wales Hospital に入院となった。髄膜炎と診断され、現在状態は落ち着いている。男性の血液と髄液から、_S. suis_ が培養された。この男性に最近の渡航歴はなく、男性との接触者に異常はない。2010年に報告された 10人目の _S. suis_ infection 患者である; 6 cases in 2009 and another 6 in 2008。当局の報道官は _S. suis_ infection により髄膜炎、敗血症、よりまれな心内膜炎、関節炎、気管支肺炎、などが発生すると説明した。抗生物質により治療可能であると述べた。ブタもしくは生の豚肉の取り扱い時には、手袋を着用し、後で良く手を洗い、キズがある場合は確実に保護するよう、注意を呼びかけている。
[Mod.ML- Human _Streptococcus suis_ infection は、死亡の可能性のある zoonosis で、髄膜炎の報告が最も多い]
地図 Sha Tin District is one of the 18 districts of the Hong Kong Special Administrative Region of the People's Republic of China, and is located in the New Territories [on the mainland]
● 髄膜炎、髄膜炎菌性-米国 死亡
PRO/EDR> Meningitis, meningococcal - USA (03): (CO) fatal 20101230.4590
Re: follow-up information on the northern Colorado meningococcal disease cases
投稿者 米 ・ Larimer County Department of Health and Environment、Adrienne LeBailly, MD, MPH、2010年12月29日。
the Larimer County outbreak の原因となった細菌は C 型髄膜炎菌 _Neisseria meningitidis_, serogroup C, in the ST-11/ET-37 complex であった。コロラド Colorado 州公衆衛生環境局で行われた PFGE [pulsed field gel electrophoresis] testing の結果、関連性が確認された 8人の患者 (including the Denver Metro State student) は同じクローングループの菌に感染しており、MLST [multilocus sequence typing] testing by CDC により the matching sequence types であることが確認された。同時期の2010年 6月のホッケーリーグで発生した別の髄膜炎菌性髄膜炎患者の 1名の検査では、髄膜炎菌は培養されなかったが CDC は PCR 検査により meningococcal serogroup B と判断した。この症例は the outbreak との関連性はないと見られるが,capsule switching の可能性も否定できない。 epidemiologic links between the Metro State student and other (non-ill) Colorado State University (CSU) students ... 死亡した3人の患者が感染したと見られている the 9 Jun 2010 hockey game に出場した 4人を含む、多数の the Fort Collins adult hockey league の (non-ill) persons は CSU の学生または職員であった。最も新しい 10月と 12月の CSU student cases との関連性も示唆されているが、surveys of pharyngeal carriage of the outbreak strain は行われていない。
関連項目 20101224.4536
● 鳥インフルエンザ - 韓国、家禽か渡り鳥か
Re: follow-up information on the northern Colorado meningococcal disease cases
投稿者 米 ・ Larimer County Department of Health and Environment、Adrienne LeBailly, MD, MPH、2010年12月29日。
the Larimer County outbreak の原因となった細菌は C 型髄膜炎菌 _Neisseria meningitidis_, serogroup C, in the ST-11/ET-37 complex であった。コロラド Colorado 州公衆衛生環境局で行われた PFGE [pulsed field gel electrophoresis] testing の結果、関連性が確認された 8人の患者 (including the Denver Metro State student) は同じクローングループの菌に感染しており、MLST [multilocus sequence typing] testing by CDC により the matching sequence types であることが確認された。同時期の2010年 6月のホッケーリーグで発生した別の髄膜炎菌性髄膜炎患者の 1名の検査では、髄膜炎菌は培養されなかったが CDC は PCR 検査により meningococcal serogroup B と判断した。この症例は the outbreak との関連性はないと見られるが,capsule switching の可能性も否定できない。 epidemiologic links between the Metro State student and other (non-ill) Colorado State University (CSU) students ... 死亡した3人の患者が感染したと見られている the 9 Jun 2010 hockey game に出場した 4人を含む、多数の the Fort Collins adult hockey league の (non-ill) persons は CSU の学生または職員であった。最も新しい 10月と 12月の CSU student cases との関連性も示唆されているが、surveys of pharyngeal carriage of the outbreak strain は行われていない。
関連項目 20101224.4536
● 鳥インフルエンザ - 韓国、家禽か渡り鳥か
PRO/AH/EDR> Avian influenza, poultry vs migratory birds (09): S. Korea 20101230.4596
20101229.4584 について
投稿者 Asia Global Health Program、Martin Gilbert MRCVS, BVMS、2010年12月29日。
おそらく、Baikal teal (_Anas formosa_) であって spectacled eider (_Somateria fischeri_) ではないと思う。誤訳によるエラーではないか。韓国は Baikal teal(a species currently classified as vulnerable by the IUCN [International Union for Conservation of Nature])の重要な越冬地となっている。種の個体数は近年増加傾向にあるが、密集して過ごす習性は、HPAI 感染のリスクとなっている。20日の週に発生した日本の鹿児島県出水市の hooded crane の鳥インフルエンザ感染とも、無関係ではない。2010年5月のモンゴル ・ スフバートル Sukhbaatar 県の感染流行は、過去のいずれの outbreak 発生地点からも東へ 1000km 以上離れた場所で発生し、南の韓国や日本まで達する飛行経路に沿って(ウイルスを)定着させている点が注目される。2007/08 から 2010年までの Asia において、野鳥では引き続き clade 2.3.2 viruses が検出され、家禽ではほとんど発生の見られない wild bird outbreaks (such as Mongolia) の状況にあり、野鳥の the maintenance of HPAI H5N1 に関する役目を支持している。しかし、野鳥でこれまでに一貫して確認されているのは only 2 strains (clades 2.2. and 2.3.2) であることは、ウイルスの進化に果たす野鳥の役割は prominent role でないことを示しており(この点に関しては)家禽からの occasional spillover が主役となっている。
20101229.4584 について
投稿者 Asia Global Health Program、Martin Gilbert MRCVS, BVMS、2010年12月29日。
おそらく、Baikal teal (_Anas formosa_) であって spectacled eider (_Somateria fischeri_) ではないと思う。誤訳によるエラーではないか。韓国は Baikal teal(a species currently classified as vulnerable by the IUCN [International Union for Conservation of Nature])の重要な越冬地となっている。種の個体数は近年増加傾向にあるが、密集して過ごす習性は、HPAI 感染のリスクとなっている。20日の週に発生した日本の鹿児島県出水市の hooded crane の鳥インフルエンザ感染とも、無関係ではない。2010年5月のモンゴル ・ スフバートル Sukhbaatar 県の感染流行は、過去のいずれの outbreak 発生地点からも東へ 1000km 以上離れた場所で発生し、南の韓国や日本まで達する飛行経路に沿って(ウイルスを)定着させている点が注目される。2007/08 から 2010年までの Asia において、野鳥では引き続き clade 2.3.2 viruses が検出され、家禽ではほとんど発生の見られない wild bird outbreaks (such as Mongolia) の状況にあり、野鳥の the maintenance of HPAI H5N1 に関する役目を支持している。しかし、野鳥でこれまでに一貫して確認されているのは only 2 strains (clades 2.2. and 2.3.2) であることは、ウイルスの進化に果たす野鳥の役割は prominent role でないことを示しており(この点に関しては)家禽からの occasional spillover が主役となっている。