黄熱 ウガンダ
● 黄熱 ウガンダ(2件)
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Uganda (11): (north)
Archive Number: 20101230.4595
情報源 Ultimate Media Consult (UMC), Uganda、2010年12月29日
Northern Uganda で黄熱 Yellow fever 感染の拡大が続く中、新たに 1人の死亡と 4人の入院が確認された。保健省は 20日の週に、11月以来10の地区に発生のある黄熱に対する警戒を呼びかけている。最新の報告の結果、死者は 49人、入院患者は 191人に達した。今回の死亡は Kaabong 地区で発生した。Kaabong 地区で 2人、後の 2人は Agago district において感染したと説明されている。このほか、Gulu, Lira, Abim, and Pader などでも感染が確認されている。
情報源 Ultimate Media Consult (UMC), Uganda、2010年12月29日
Northern Uganda で黄熱 Yellow fever 感染の拡大が続く中、新たに 1人の死亡と 4人の入院が確認された。保健省は 20日の週に、11月以来10の地区に発生のある黄熱に対する警戒を呼びかけている。最新の報告の結果、死者は 49人、入院患者は 191人に達した。今回の死亡は Kaabong 地区で発生した。Kaabong 地区で 2人、後の 2人は Agago district において感染したと説明されている。このほか、Gulu, Lira, Abim, and Pader などでも感染が確認されている。
[Mod.TY- ワクチン接種キャンペーンの開始が急がれる。日を追うごとに、患者が増え、新たな地域に感染が広がってしまう。ウガンダでは40年間黄熱の報告がなかったことから、YF vaccination を通じて集団免疫を維持することへの pressure は低く、more remote areas ではなおさらである]
地図 The affected districts
地図 The affected districts
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Uganda (10): North, alert 20101229.4588
情報源 U.S. Embassy Kampala, Uganda Warden Message、2010年12月28日
Outbreak of Unidentified Illness Now Confirmed as Yellow Fever in Northern Uganda
the U.S. Centers for Disease Control and Prevention (CDC) は、ウガンダ保健省および WHO との協議の結果、Mission Kampalaâs 30 Nov [2010] Warden Message に報告された原因不明の重症疾患は、黄熱 Yellow fever outbreak であるとの結論に至った。7つもの地域から患者が報告され、スーダン南部からも 2人の疑い患者が報告されているが、重症患者(発熱、嘔吐、出血)は Northern Uganda の3つの地域に集中して発生している; すなわち Abim (specifically Morulem sub-county), Agago (Omiya P’Chua, Adilang and Paimoi sub-counties) and Kitgum (Orum, Namokora and Kitgum Town Council) である。このような状況から the U.S. Mission in Kampala は、ウガンダへの渡航または滞在する米国民に対し、過去10年間に黄熱ワクチン接種を受けていない場合は Northern Uganda への旅行を控えることを勧告する。ワクチンを受けた場合でも、接種後10日間は Northern Uganda へ行くべきではない (yellow fever vaccinations do not take effect [induce immunity] for 10 days)。黄熱ワクチンの接種を受けた U.S. government officials に限り、発生地への旅行が許可される。
Outbreak of Unidentified Illness Now Confirmed as Yellow Fever in Northern Uganda
the U.S. Centers for Disease Control and Prevention (CDC) は、ウガンダ保健省および WHO との協議の結果、Mission Kampalaâs 30 Nov [2010] Warden Message に報告された原因不明の重症疾患は、黄熱 Yellow fever outbreak であるとの結論に至った。7つもの地域から患者が報告され、スーダン南部からも 2人の疑い患者が報告されているが、重症患者(発熱、嘔吐、出血)は Northern Uganda の3つの地域に集中して発生している; すなわち Abim (specifically Morulem sub-county), Agago (Omiya P’Chua, Adilang and Paimoi sub-counties) and Kitgum (Orum, Namokora and Kitgum Town Council) である。このような状況から the U.S. Mission in Kampala は、ウガンダへの渡航または滞在する米国民に対し、過去10年間に黄熱ワクチン接種を受けていない場合は Northern Uganda への旅行を控えることを勧告する。ワクチンを受けた場合でも、接種後10日間は Northern Uganda へ行くべきではない (yellow fever vaccinations do not take effect [induce immunity] for 10 days)。黄熱ワクチンの接種を受けた U.S. government officials に限り、発生地への旅行が許可される。
[Mod.TY- ようやく黄熱ウイルス感染による outbreak の laboratory confirmation が明らかにされた。 Confirmation まで1か月を要した。最初の Ebola hemorrhagic fever に始まり、amoebic dysentery and later plague などが疑われた。ロジスティックや医療サービスに困難を伴う辺境地で発生した outbreak における、確定診断に至るまでの苦労を物語っている。診断が確定された今、予算がつけば、積極的なワクチン接種を開始することが可能となった]
関連項目
Undiagnosed disease - Uganda (08): yellow fever susp. 20101224.4531
● ブタ連鎖球菌 中国
PRO/AH/EDR> Streptococcus suis - China: (HK Hong Kong) 20101230.4591
情報源 Webnewswire.com 、2010年12月28日
健康保護局 The Centre for Health Protection (CHP) of the Department of Health は 28日、 _Streptococcus suis_ (ブタ連鎖球菌、ブタから分離される細菌の1種) の感染が確定された患者についての調査を開始した。患者は Sha Tin 在住の 56歳の男性で、23日に発熱、悪寒、意識混迷の症状が始まり、25日に Prince of Wales Hospital に入院となった。髄膜炎と診断され、現在状態は落ち着いている。男性の血液と髄液から、_S. suis_ が培養された。この男性に最近の渡航歴はなく、男性との接触者に異常はない。2010年に報告された 10人目の _S. suis_ infection 患者である; 6 cases in 2009 and another 6 in 2008。当局の報道官は _S. suis_ infection により髄膜炎、敗血症、よりまれな心内膜炎、関節炎、気管支肺炎、などが発生すると説明した。抗生物質により治療可能であると述べた。ブタもしくは生の豚肉の取り扱い時には、手袋を着用し、後で良く手を洗い、キズがある場合は確実に保護するよう、注意を呼びかけている。
[Mod.ML- Human _Streptococcus suis_ infection は、死亡の可能性のある zoonosis で、髄膜炎の報告が最も多い]
地図 Sha Tin District is one of the 18 districts of the Hong Kong Special Administrative Region of the People's Republic of China, and is located in the New Territories [on the mainland]
PRO/AH/EDR> Streptococcus suis - China: (HK Hong Kong) 20101230.4591
情報源 Webnewswire.com 、2010年12月28日
健康保護局 The Centre for Health Protection (CHP) of the Department of Health は 28日、 _Streptococcus suis_ (ブタ連鎖球菌、ブタから分離される細菌の1種) の感染が確定された患者についての調査を開始した。患者は Sha Tin 在住の 56歳の男性で、23日に発熱、悪寒、意識混迷の症状が始まり、25日に Prince of Wales Hospital に入院となった。髄膜炎と診断され、現在状態は落ち着いている。男性の血液と髄液から、_S. suis_ が培養された。この男性に最近の渡航歴はなく、男性との接触者に異常はない。2010年に報告された 10人目の _S. suis_ infection 患者である; 6 cases in 2009 and another 6 in 2008。当局の報道官は _S. suis_ infection により髄膜炎、敗血症、よりまれな心内膜炎、関節炎、気管支肺炎、などが発生すると説明した。抗生物質により治療可能であると述べた。ブタもしくは生の豚肉の取り扱い時には、手袋を着用し、後で良く手を洗い、キズがある場合は確実に保護するよう、注意を呼びかけている。
[Mod.ML- Human _Streptococcus suis_ infection は、死亡の可能性のある zoonosis で、髄膜炎の報告が最も多い]
地図 Sha Tin District is one of the 18 districts of the Hong Kong Special Administrative Region of the People's Republic of China, and is located in the New Territories [on the mainland]
● 髄膜炎菌性髄膜炎 米国
PRO/EDR> Meningitis, meningococcal - USA (03): (CO) fatal 20101230.4590
投稿者 米・Larimer County Department of Health and Environment、Adrienne LeBailly, MD, MPH、2010年12月29日
Re: follow-up information on the northern Colorado meningococcal disease cases
the Larimer County outbreak の原因となった細菌は C 型髄膜炎菌 _Neisseria meningitidis_, serogroup C, in the ST-11/ET-37 complex であった。コロラド Colorado 州公衆衛生環境局で行われた PFGE [pulsed field gel electrophoresis] testing の結果、関連性が確認された 8人の患者 (including the Denver Metro State student) は同じクローングループの菌に感染しており、MLST [multilocus sequence typing] testing by CDC により the matching sequence types であることが確認された。同時期の2010年 6月のホッケーリーグで発生した別の髄膜炎菌性髄膜炎患者の 1名の検査では、髄膜炎菌は培養されなかったが CDC は PCR 検査により meningococcal serogroup B と判断した。この症例は the outbreak との関連性はないと見られるが,capsule switching の可能性も否定できない。 epidemiologic links between the Metro State student and other (non-ill) Colorado State University (CSU) students ... 死亡した3人の患者が感染したと見られている the 9 Jun 2010 hockey game に出場した 4人を含む、多数の the Fort Collins adult hockey league の (non-ill) persons は CSU の学生または職員であった。最も新しい 10月と 12月の CSU student cases との関連性も示唆されているが、surveys of pharyngeal carriage of the outbreak strain は行われていない。
関連項目 20101224.4536
Re: follow-up information on the northern Colorado meningococcal disease cases
the Larimer County outbreak の原因となった細菌は C 型髄膜炎菌 _Neisseria meningitidis_, serogroup C, in the ST-11/ET-37 complex であった。コロラド Colorado 州公衆衛生環境局で行われた PFGE [pulsed field gel electrophoresis] testing の結果、関連性が確認された 8人の患者 (including the Denver Metro State student) は同じクローングループの菌に感染しており、MLST [multilocus sequence typing] testing by CDC により the matching sequence types であることが確認された。同時期の2010年 6月のホッケーリーグで発生した別の髄膜炎菌性髄膜炎患者の 1名の検査では、髄膜炎菌は培養されなかったが CDC は PCR 検査により meningococcal serogroup B と判断した。この症例は the outbreak との関連性はないと見られるが,capsule switching の可能性も否定できない。 epidemiologic links between the Metro State student and other (non-ill) Colorado State University (CSU) students ... 死亡した3人の患者が感染したと見られている the 9 Jun 2010 hockey game に出場した 4人を含む、多数の the Fort Collins adult hockey league の (non-ill) persons は CSU の学生または職員であった。最も新しい 10月と 12月の CSU student cases との関連性も示唆されているが、surveys of pharyngeal carriage of the outbreak strain は行われていない。
関連項目 20101224.4536
● コレラ ハイチ、ドミニカ共和国
PRO/EDR> Cholera - Haiti (31): Haiti, Dominican Rep.
PRO/EDR> Cholera - Haiti (31): Haiti, Dominican Rep.
Archive Number: 20101229.4589
[1] ハイチ Haiti update
情報源 Agence France-Presse (AFP) 、2010年12月29日
29日の公式発表によると、ハイチ国内のコレラ Cholera 感染による死者は 2761人に達した。12月14日から17日までに、連日60人以上が死亡した。11月中旬のピーク時の死者数以来の発生レベルである。
[1] ハイチ Haiti update
情報源 Agence France-Presse (AFP) 、2010年12月29日
29日の公式発表によると、ハイチ国内のコレラ Cholera 感染による死者は 2761人に達した。12月14日から17日までに、連日60人以上が死亡した。11月中旬のピーク時の死者数以来の発生レベルである。
[2] ワクチン Cholera vaccine
情報源 Haiti Libre 、2010年12月26日
汎米保健機関 PAHO, the regional office of WHO は21日、コレラ感染流行により大きな被害が発生しているハイチにおいて、2011年4月に試験的な予防接種事業を開始すると発表した。最近まで、より使用しやすい経口コレラワクチンはあまり使われてこなかった。少なくとも1週間を開けて、成人では2回、小児では3回の接種が必要である。年齢によって接種回数が変わる。ワクチンの効果が現れるまでに1週間かかる。ワクチンの効果は一定しない variable ものの重症化を免れることができる。現在、世界に3種類のコレラワクチンがある: Dukoral (USD 40 per dose) is manufactured in Sweden and approved by the WHO; Shanchol (USD 6 per dose) is produced by Shantha Biotechnics in India; and Morc VAX-VaBiotech is produced in Viet Nam である。WHO が認可しているのは Dukoral のみで Shanchol は pre-qualification by WHO (this could be done in the 1st or 2nd quarter of 2011) を待っている状態である。Shanchol は、the Bill & Melinda Gates Foundation からの資金提供を得て the International Vaccine Institute in Seoul (韓国) が製造した。ハイチでの分離菌は、遺伝学的にインド、ネパール、バングラディシュ、パキスタンの菌と同じものだと言われている。世界中でこれまでに、コレラワクチンの一斉接種が行われたことはない。
[3] ドミニカ共和国 Dominican Republic update
情報源 Info Sur Hoy [trans.]、2010年12月28日
10月中旬に発生したコレラ感染流行の初めての死者と見られる患者について、現在当局が調査を行っている。すでに 105人が感染した。23日にコレラ感染により死亡したことが疑われている患者は、ハイチとの国境に近い、国内西部 San Juan de la Maguana 市の農夫である。当局者は the provinces of San Juan and Azua に感染流行が発生していると述べた。
● 鳥インフルエンザ、ヒト エジプト
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (70): Egypt, WHO 20101229.4586
情報源 World Health Organisation (WHO), Global alert and Response (GAR), Disease Outbreak News 、2010年12月29日 FORTH
エジプト保健省は、新たに 2人の H5N1鳥インフルエンザ感染患者について発表した。Manshaet district of Damnhouar governorate の 28歳の女性 1名は、2010年12月12日に発病し、同 14日に入院となったが、同 22日には回復して退院した。この女性には、生きた動物を売買する市場への曝露歴が確認され江いる。Esna district of Luxor governorate の 11歳の少女1名は、2010年12月18日に発病し、翌日に入院となった。人工呼吸器の装着を必要とする、重い呼吸器症状が認められ、同 23日に死亡した。家禽との接触についての情報は得られていない。現在、感染源についての調査が行われている。H5N1 ウイルス感染については、検査室で確定診断されており、いずれの患者も抗ウイルス薬による治療が行われている。エジプトではこれまでに 115人の患者が確認され、うち 38人が死亡している。
[Mod.CP-9 Dec 2010 時点で the WHO により確認されていたのは、113 human cases of avian influenza A/(H5N1) virus infection, 37 of whom have died: だった。
- The 11-year-old-girl (the 115th case in ProMED-mail post: 20101223.4515)
- The 28-year-old woman (presumed to be the 114th case, although not the same person
identified as the 114th case previously by the Egyptian Ministry of Health 20101208.4378).
- The 116th case reported by the Egyptian Ministry of Health on 28 Dec 2010 (20101228.4577) has yet to be confirmed by WHO.]
地図 the governorates of Egypt
情報源 Haiti Libre 、2010年12月26日
汎米保健機関 PAHO, the regional office of WHO は21日、コレラ感染流行により大きな被害が発生しているハイチにおいて、2011年4月に試験的な予防接種事業を開始すると発表した。最近まで、より使用しやすい経口コレラワクチンはあまり使われてこなかった。少なくとも1週間を開けて、成人では2回、小児では3回の接種が必要である。年齢によって接種回数が変わる。ワクチンの効果が現れるまでに1週間かかる。ワクチンの効果は一定しない variable ものの重症化を免れることができる。現在、世界に3種類のコレラワクチンがある: Dukoral (USD 40 per dose) is manufactured in Sweden and approved by the WHO; Shanchol (USD 6 per dose) is produced by Shantha Biotechnics in India; and Morc VAX-VaBiotech is produced in Viet Nam である。WHO が認可しているのは Dukoral のみで Shanchol は pre-qualification by WHO (this could be done in the 1st or 2nd quarter of 2011) を待っている状態である。Shanchol は、the Bill & Melinda Gates Foundation からの資金提供を得て the International Vaccine Institute in Seoul (韓国) が製造した。ハイチでの分離菌は、遺伝学的にインド、ネパール、バングラディシュ、パキスタンの菌と同じものだと言われている。世界中でこれまでに、コレラワクチンの一斉接種が行われたことはない。
[3] ドミニカ共和国 Dominican Republic update
情報源 Info Sur Hoy [trans.]、2010年12月28日
10月中旬に発生したコレラ感染流行の初めての死者と見られる患者について、現在当局が調査を行っている。すでに 105人が感染した。23日にコレラ感染により死亡したことが疑われている患者は、ハイチとの国境に近い、国内西部 San Juan de la Maguana 市の農夫である。当局者は the provinces of San Juan and Azua に感染流行が発生していると述べた。
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (70): Egypt, WHO 20101229.4586
情報源 World Health Organisation (WHO), Global alert and Response (GAR), Disease Outbreak News 、2010年12月29日 FORTH
エジプト保健省は、新たに 2人の H5N1鳥インフルエンザ感染患者について発表した。Manshaet district of Damnhouar governorate の 28歳の女性 1名は、2010年12月12日に発病し、同 14日に入院となったが、同 22日には回復して退院した。この女性には、生きた動物を売買する市場への曝露歴が確認され江いる。Esna district of Luxor governorate の 11歳の少女1名は、2010年12月18日に発病し、翌日に入院となった。人工呼吸器の装着を必要とする、重い呼吸器症状が認められ、同 23日に死亡した。家禽との接触についての情報は得られていない。現在、感染源についての調査が行われている。H5N1 ウイルス感染については、検査室で確定診断されており、いずれの患者も抗ウイルス薬による治療が行われている。エジプトではこれまでに 115人の患者が確認され、うち 38人が死亡している。
[Mod.CP-9 Dec 2010 時点で the WHO により確認されていたのは、113 human cases of avian influenza A/(H5N1) virus infection, 37 of whom have died: だった。
- The 11-year-old-girl (the 115th case in ProMED-mail post: 20101223.4515)
- The 28-year-old woman (presumed to be the 114th case, although not the same person
identified as the 114th case previously by the Egyptian Ministry of Health 20101208.4378).
- The 116th case reported by the Egyptian Ministry of Health on 28 Dec 2010 (20101228.4577) has yet to be confirmed by WHO.]
地図 the governorates of Egypt
● 鳥インフルエンザ 韓国、家禽か渡り鳥か(2件)
PRO/AH/EDR> Avian influenza, poultry vs migratory birds (08): S. Korea 20101229.4584
[1] 3件目の死鳥の発見
情報源 Yonhap News、2010年12月28日
韓国農業省は28日、the virulent strain of bird flu [HPAI H5N1] が原因と見られる、20羽の死亡した spectacled teal ducks が発見されたことを明らかにした。ソウル Seoul の南、Haenam におけるこの死鳥の発見は、12月に入ってこれで3件目の報告であり、現地の家禽農家は不安を募らせている。
[Mod.MHJ- 2008年以来となった、2010年の韓国の第1例目の野鳥の HPAI H5N1 の報告は、確定されて OIE に報告されている 20101211.4410]
[2] 野鳥の、高病原性鳥インフルエンザ感染が確認された
情報源 FluTrackers.com 、2010年12月28日
Nankai District, South Jeolla Province の野鳥において高病原性鳥インフルエンザへの感染が確認された。2010年のこれまでに the Iksan river (7 days ago [?]), および the Seosan shallow bay (10 days ago [?]) の広い範囲で、H5N1 高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されている。The South Jeolla Province当局は 28日、 Rock Lake in Hainan county のおよそ 1000羽の鳥類のうち、74 Baikal [?] dead birds が発見され、20羽から検体を採取したことを明らかにした。これらの検体から、H5N1 virus が確認された。
[1] 3件目の死鳥の発見
情報源 Yonhap News、2010年12月28日
韓国農業省は28日、the virulent strain of bird flu [HPAI H5N1] が原因と見られる、20羽の死亡した spectacled teal ducks が発見されたことを明らかにした。ソウル Seoul の南、Haenam におけるこの死鳥の発見は、12月に入ってこれで3件目の報告であり、現地の家禽農家は不安を募らせている。
[Mod.MHJ- 2008年以来となった、2010年の韓国の第1例目の野鳥の HPAI H5N1 の報告は、確定されて OIE に報告されている 20101211.4410]
[2] 野鳥の、高病原性鳥インフルエンザ感染が確認された
情報源 FluTrackers.com 、2010年12月28日
Nankai District, South Jeolla Province の野鳥において高病原性鳥インフルエンザへの感染が確認された。2010年のこれまでに the Iksan river (7 days ago [?]), および the Seosan shallow bay (10 days ago [?]) の広い範囲で、H5N1 高病原性鳥インフルエンザの感染が確認されている。The South Jeolla Province当局は 28日、 Rock Lake in Hainan county のおよそ 1000羽の鳥類のうち、74 Baikal [?] dead birds が発見され、20羽から検体を採取したことを明らかにした。これらの検体から、H5N1 virus が確認された。
PRO/AH/EDR> Avian influenza, poultry vs migratory birds (09): S. Korea 20101230.4596
投稿者 Asia Global Health Program、Martin Gilbert MRCVS, BVMS、2010年12月29日。
20101229.4584 について
おそらく、Baikal teal (_Anas formosa_) であって spectacled eider (_Somateria fischeri_) ではないと思う。誤訳によるエラーではないか。韓国は Baikal teal(a species currently classified as vulnerable by the IUCN [International Union for Conservation of Nature])の重要な越冬地となっている。種の個体数は近年増加傾向にあるが、密集して過ごす習性は、HPAI 感染のリスクとなっている。20日の週に発生した日本の鹿児島県出水市の hooded crane の鳥インフルエンザ感染とも、無関係ではない。2010年5月のモンゴル ・ スフバートル Sukhbaatar 県の感染流行は、過去のいずれの outbreak 発生地点からも東へ 1000km 以上離れた場所で発生し、南の韓国や日本まで達する飛行経路に沿って(ウイルスを)定着させている点が注目される。2007/08 から 2010年までの Asia において、野鳥では引き続き clade 2.3.2 viruses が検出され、家禽ではほとんど発生の見られない wild bird outbreaks (such as Mongolia) の状況にあり、野鳥の the maintenance of HPAI H5N1 に関する役目を支持している。しかし、野鳥でこれまでに一貫して確認されているのは only 2 strains (clades 2.2. and 2.3.2) であることは、ウイルスの進化に果たす野鳥の役割は prominent role でないことを示しており(この点に関しては)家禽からの occasional spillover が主役となっている。
20101229.4584 について
おそらく、Baikal teal (_Anas formosa_) であって spectacled eider (_Somateria fischeri_) ではないと思う。誤訳によるエラーではないか。韓国は Baikal teal(a species currently classified as vulnerable by the IUCN [International Union for Conservation of Nature])の重要な越冬地となっている。種の個体数は近年増加傾向にあるが、密集して過ごす習性は、HPAI 感染のリスクとなっている。20日の週に発生した日本の鹿児島県出水市の hooded crane の鳥インフルエンザ感染とも、無関係ではない。2010年5月のモンゴル ・ スフバートル Sukhbaatar 県の感染流行は、過去のいずれの outbreak 発生地点からも東へ 1000km 以上離れた場所で発生し、南の韓国や日本まで達する飛行経路に沿って(ウイルスを)定着させている点が注目される。2007/08 から 2010年までの Asia において、野鳥では引き続き clade 2.3.2 viruses が検出され、家禽ではほとんど発生の見られない wild bird outbreaks (such as Mongolia) の状況にあり、野鳥の the maintenance of HPAI H5N1 に関する役目を支持している。しかし、野鳥でこれまでに一貫して確認されているのは only 2 strains (clades 2.2. and 2.3.2) であることは、ウイルスの進化に果たす野鳥の役割は prominent role でないことを示しており(この点に関しては)家禽からの occasional spillover が主役となっている。
● 口蹄疫 韓国,イラク(2件)
韓国
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - S. Korea (25): update, alert 20101229.4587
[1] crisis center
情報源 Yonhap via Joongang Daily 、2010年12月30日。
29日、韓国政府当局は、危機管理センターを立ち上げ、全国に拡大した口蹄疫 foot-and-mouth disease (FMD)流行対策に当たると発表した...
[2] quarantine personnel
情報源 Bloomberg Business Week 、2010年12月29日。
政府当局は、公務員や兵士、警察官などを含めた17万人以上を quarantine personnel として動員し、消毒及び処分作業に当たらせることを発表した。これに先立ち、動物への limited vaccinations は完了したことを明らかにした。
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - S. Korea (25): update, alert 20101229.4587
[1] crisis center
情報源 Yonhap via Joongang Daily 、2010年12月30日。
29日、韓国政府当局は、危機管理センターを立ち上げ、全国に拡大した口蹄疫 foot-and-mouth disease (FMD)流行対策に当たると発表した...
[2] quarantine personnel
情報源 Bloomberg Business Week 、2010年12月29日。
政府当局は、公務員や兵士、警察官などを含めた17万人以上を quarantine personnel として動員し、消毒及び処分作業に当たらせることを発表した。これに先立ち、動物への limited vaccinations は完了したことを明らかにした。
イラク
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Iraq: susp., RFI 20101229.4585
Foot-and-mouth disease (FMD) suspected in Iraq
投稿者 Arnon Shimshony(Mod.AS)、2010年12月29日。
According to the Iraqi page on the WRLFMD (IAH, Pirbright) website, FMD is endemic in Iraq
The following FMDV serotypes have been identified in Iraq throughout the years:
FMDV-O: 1957, 1959, 1961-1964, 1966, 1969-1970, 1973, 1977, 1985, 1994, 1999-2001
FMDV-A: 1952, 1955, 1963-1964, 1970, 1978, 1985, 2000, 2002, 2009
FMDV-Asia 1: 1975, 1985
FMDV-SAT 1: 1962
Foot-and-mouth disease (FMD) suspected in Iraq
投稿者 Arnon Shimshony(Mod.AS)、2010年12月29日。
According to the Iraqi page on the WRLFMD (IAH, Pirbright) website, FMD is endemic in Iraq
The following FMDV serotypes have been identified in Iraq throughout the years:
FMDV-O: 1957, 1959, 1961-1964, 1966, 1969-1970, 1973, 1977, 1985, 1994, 1999-2001
FMDV-A: 1952, 1955, 1963-1964, 1970, 1978, 1985, 2000, 2002, 2009
FMDV-Asia 1: 1975, 1985
FMDV-SAT 1: 1962
● ウイルス、ミツバチ 米国
PRO/AH/EDR> Viruses, apis - USA: pollen transmission susp. 20101229.4583
情報源 Science News 、2010年12月24日
大量の飼育ミツバチを死滅させているウイルスの一部が、米国内の11種の wild [insect] pollinators(花粉の媒介者) に保有されていることが判明し、(ウイルス感染が)花粉によって伝播されている可能性があることが判明した。これまで、花粉媒介者がミツバチのウイルスを運んでいることを報告したものはなかったと、研究者は述べている...これらのウイルスは、未だに原因が解明されていない、 蜂群崩壊症候群 colony collapse disorder(CCD)の原因である可能性が示唆されているものの1つである。
原著 The PLoS paper
PRO/AH/EDR> Viruses, apis - USA: pollen transmission susp. 20101229.4583
情報源 Science News 、2010年12月24日
大量の飼育ミツバチを死滅させているウイルスの一部が、米国内の11種の wild [insect] pollinators(花粉の媒介者) に保有されていることが判明し、(ウイルス感染が)花粉によって伝播されている可能性があることが判明した。これまで、花粉媒介者がミツバチのウイルスを運んでいることを報告したものはなかったと、研究者は述べている...これらのウイルスは、未だに原因が解明されていない、 蜂群崩壊症候群 colony collapse disorder(CCD)の原因である可能性が示唆されているものの1つである。
原著 The PLoS paper