2011年3月25日-26日

クレンブテロール汚染、豚肉 中国

● クレンブテロール汚染、豚肉 中国
PRO/AH/EDR> Clenbuterol contamination, pork - China: recall 20110325.0939
 情報源 People's Daily Online, China Daily report、2011年3月21日
Huge recalls under way as pork scandal continues
河南省 Qinyang city, Henan province において14日の週、禁止されている添加物 clenbuterol の入った飼料で飼育されていたブタの埋め立て処分中、作業員らは消毒薬を撒布した。クレンブテロールは、ブタの脂肪を減らして筋肉を発育させる作用を持つが、ヒトに対する有害作用がある ... the Henan-based Jiyuan Shuanghui Food Co Ltd で精肉され、Shineway という商品名で販売されていた肉製品に、クレンブテロールが混入していることが判明した。北京のイトーヨーカ堂などの大手スーパーは、Shuanghui の他の関連会社で精肉され検査で安全性が確認されているとして,Shineway meat products の回収を行っていない。しかし、広州の the Vanguard supermarket chain などは、Jiyuan Shuanghui 以外で製造されたものも含め Shuanghui の全てのソーセージを回収した。the Shuanghui Group は16日、広州市内の同社製肉製品は全て安全だとの報告を行っている ...
[Mod.TG- Clenbuterol は beta-2 agonist の1つで、脂肪を増やさず筋肉だけを増やす make lean muscle instead of fat 作用を持つ。ウシやブタ、ヒツジ、ヤギにも使用されている。喘息の治療薬としても用いられている。クレンブテロールが残留したレバーの摂取による死亡の報告はない。スペインでは1990年に2つのアウトブレイクが発生し、合計135ンがクレンブテロールが残留したレバーを摂取し、頻脈、筋けいれん、頭痛、嘔気、発熱、悪寒など、一過性の症状による入院患者が発生した。検体から、160-291ppbの濃度のクレンブテロールが検出された。フランスやアイルランドからも報告されている]

● インフルエンザ(2件)
PRO/EDR> Influenza (25) - WHO Update
Archive Number: 20110326.0957
 情報源 World Health Organisation (WHO), Global Aleert and Response, Influenza 、2011年3月25日
WHO Update number 130 - Influenza update - 25 Mar 2011
要約 
北半球温帯地域のほとんどで、インフルエンザの活動性はピークを過ぎ、減少傾向にある ... 欧州のほとんどの国で、中~低レベルの活動性にある ... 北アフリカのチュニジア、アルジェリアで、インフルエンザ A(H1N1) 2009 および Bの活動性が認められている ...
Global circulation of influenza viruses 
Northern hemisphere circulation of influenza viruses 
Southern hemisphere circulation of influenza viruses
- Weekly update on oseltamivir resistance to influenza A/(H1N1) virus

PRO/EDR> Influenza (24): Europe update 20110325.0943
 情報源 WHO Regional Office for Europe, EuroFlu: Weekly Electronic Bulletin、2011年3月25日
Influenza activity declining in the WHO European Region
- Sentinel hospitalizations for severe acute respiratory infections (SARI) are generally declining, but remain above pre-season levels in some countries.

● ハンタウイルス チリ
PRO/AH/EDR> Hantavirus update 2011 - Americas (15): Chile (VD) 20110326.0956
 情報源 UPI.com [in Spanish]、2011年3月25日
チリ南部の Corral 市の The Corral Hospital は24日、検査により患者 2名のハンタウイルス Hantavirus 感染が判明したために空床となった。これは Valdivia 市の病院の集中治療室で治療中だった 31歳と 51歳の 2人の女性患者が、long-tailed rat [long-tailed pygmy rice rat (_Oligoryzomys longicaudatus_] の尿により感染するこのウイルス感染症により死亡したことに関係している。死亡患者のうち最も若い患者は、集中治療室の助手の 1人であった。これらの患者の死亡のわずか数時間前にも、同じく Valdivia において同様の症状で死亡した 60歳の女性患者1名があったが、現在のところ同じ疾患であったかの確認はついていない ... 感染の場所が、病院内であった可能性も、自宅の可能性も捨てきれていない、と病院関係者が述べた。市長は、いずれにしても病院は一時閉鎖と決定したと述べた。

● 鳥インフルエンザ、ヒト インドネシア H5N1
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (31): Indonesia (WJ) 20110326.0954
 情報源 World Health Organisation (WHO), CSR, Disease Outbreak News、2011年3月25日
Avian influenza situation in Indonesia - WHO update 2
インドネシア保健省は、新たな鳥インフルエンザ avian influenza A(H5N1) virus 感染患者1名が確認されたことを発表した。患者は西ジャワ州 Bekasi City, West Java Province の 2歳の女児で、3月2日に発症し、同 3日に医療施設に入院後、同 9日に病院に搬送された。女児は、後遺症なく回復した。患児の母親 [20110314.0821] は、女児が発症する1日前に、鳥インフルエンザ A(H5N1) ウイルス感染により死亡したことが確認されている。患児は、母親に連れられて、生きた家きんを売る旧式の市場を訪れていたが、感染源については、現在調査中である。検査機関において、鳥インフルエンザ A(H5N1) virus の感染が確認された。インドネシアではこれまでに 175人の患者が確認されており、144人が死亡している。
[Mod.CP- WHO により、20110323.0921 の報告が公式に確認された。母子感染があったのか、共通の感染源から別々に感染したのか、については今も解決されていない]
関連情報 FORTH

● 原因不明の死亡 タイ
PRO/EDR> Undiagnosed deaths - Thailand (04): (CM)
Archive Number: 20110325.0949
 情報源 Department of Disease Control, Ministry of Health, Thailand、2011年3月22日
Progress on epidemiologic investigation of myocarditis cases in Chiang Mai
WHO はじめ、調査に当たっている関係各機関の紹介。
3月11日の更新以降、新たな心筋炎または原因不明の死亡患者の発生は確認されていない。従って、2月19日の英国人夫妻の死亡以後に、新たな患者は報告されていないことになる ...

● サルモネラ感染症 米国
PRO/AH/EDR> Salmonellosis, serotype Panama - USA: ex Guatemala, cantaloupes 20110325.0948
 情報源 CDC、2011年3月23日
22日現在、Oregon (5 cases), Washington (4 cases), California (2 cases), and Maryland (1 case) の12人が、サルモネラ菌感染症 outbreak of _Salmonella [enterica_ serotype] Panama infections の患者として報告されており、発症日は2月5日から23日の間で、年齢は1歳未満から68歳に及んでいる。死者はない。12人の患者のうち11人が、発症前に、7つの異なる店で購入された cantaloupes を食べていた。これらの cantaloupes は、グアテマラの1農場で収穫されていた。Del Monte Fresh Produce NA, Inc. 社は cantaloupes の自主回収を行っており、これらの cantaloupes は、Alaska, California, Colorado, Idaho, Montana, Oregon, and Washington の各州に流通した。

● 病原大腸菌 O157 米国
PRO/AH/EDR> E. coli O157 - USA: Lebanon bologna, alert, recall 20110325.0946
[1] CDC report
 情報源 CDC, _E. coli_ Outbreak Investigations、2011年3月26日
22日現在、Maryland (3 cases), New Jersey (2 cases), North Carolina (1 case), Ohio (2 cases), and Pennsylvania (6 cases) の、計14人の大腸菌感染流行 the outbreak strain of _E. coli_ serotype O157:H7 による患者が報告されている。発症日は、1月10日から2月15日である。年齢は1歳から70歳で、23%にあたる3人が入院となった。死亡例は報告されていない。当局により、発酵食品である semi-dry sausage ソーセージ、Lebanon bologna と関連づけられている ...
[Mod.LL- Lebanon bologna]
[2] USDA/FSIS report
 情報源 US Department of Agriculture's Food Safety and Inspection Service (USDA-FSIS) 、2011年3月22日
Palmyra Bologna Company, Inc., a Palmyra, Pennsylvania 社は、大腸菌による汚染の疑いがあるとして、Lebanon bologna の回収を開始した

● デング熱/デング出血熱
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2011 (12) 20110325.0938
南北アメリカ. PAHO. 18 Mar 2011.
厚労省検疫所 FORTH より 汎米保健機構 (PAHO Epidemiological Alert: Update on Dengue Situation in the Americas (Published 18 March 2011) 2011年03月22日
アンデス地域
ボリビア 1月に、Beni県で最初にアウトブレイクがおこり、雨期に、他の地域へと拡大した。2011年流行第9週の時点で、デング熱の感染の影響が最も大きい県は、Beni、 Santa Cruz、 La Paz、 Cochabamba、 Pando、Tarija で、この地域では住民人口100,000に対して41.8から228.6という高い累積症例発生率が記録されている。これまでに6,850症例のデング熱症例と、17の死亡例が記録されている。2010年以来、血清型1、2、3がボリビアで流行している。
ペルー 北部 Loreto 県とその首都である Iquitos では、2010年 51週にデング熱のアウトブレイクが始まり、デング熱血清型 1型、2型、4型が同時に流行している。この地域で起こった最も大規模な流行であったと考えられる。Loretoでは12例の死亡が報告され、国内 18,776 例中、74%がこの県に集中していた。もっとも症例の発生率が高い都市は、Iquitos (46.0)、 Belén (39.6)、 San Juan Bautista、Punchada (23.4)である ...
コロンビア 2010年後半期に記録された大規模なアウトブレイクの後、症例数は減っている。流行8週までに、6,020例のデング熱症例が報告されており、そのうちの310例が重症デング熱でした。これ加えて、300例のデング熱死亡例が報告されており、そのうち18例が確定症例でした。このことから、重症デング熱症例の5.8%が致死的でした。コロンビア保健省は、デング熱対応指針(IMS- Dengue)にある、すべての項目について実施を強化しており、特に患者管理に重点を置いています。
南アメリカ南部
アルゼンチン 第 10週の時点で、Buenos Aires (3)、 the city of Buenos Aires (3)、 Mendoza (1)、 Santa Fe (46)、 Salta (2)と 、全国で55のデング熱症例が報告されており、Santa-Fe 県の Romang で 1型 デング熱のアウトブレイクが確認されている。
ブラジル 第 8週の時点で、ブラジル全国で 155,618の症例が報告された。これに加え、1,588症例の重症デング熱症例と、163の死亡例が記録され、それぞれアメリカ地域全症例の67%および73%占めていた。報告例の 52%が 6つの州、Acre (11%)、 Amazonas (13%)、 São Paulo (2%)、 Paraná (10%)、 Minas Gerais (9%)、Goiás (7%)で報告された。例年ごく少数しか報告されていない Amazonas 州でのデング熱の増加が観察された。
パラグアイ 第 9週の間に、確定診断された症例は 1,155例で、昨年の同時期以来最も低い発生率だった。2011年、11例の死亡例が確認され、確定された症例は、Alto Paraná、 Concepción、 Amambay県、および首都圏に分布している。現在、デング熱1型と2型が同時に流行しているが、2型が優勢である。
南部地域の他の国
チリ および ウルグアイ の2か国では、引き続きデング熱ウイルスが地域内で流行しているという報告はない。
考察すべきこと
デング熱はこの20年間にわたって南北アメリカで流行している。これまでのところ、デング熱発生は、流行のピークが次第に高く、ほぼ3から5年ごとに周期的に高くなる傾向があった。このような再燃傾向は、環境的、社会経済的、政治的、社会的要素といったマクロ的な要素に起因していることは言うまでもなく、この間に、感染に対して感受性がある地域人口が次第に多くなっていること、異なる血清型のウイルスの流行、流行株の毒性の上昇、この地域の新しい場所へとベクターが播種されていること、等によると考えられている。以下、IMS-Dengue(Integrated Management Strategy)について ...
ブラジル(情報源 in Portuguese)
 - (Belem, Alagoas). 14 Mar 2011. up to 6 Mar [2011] 39 [dengue] cases have been reported.
 - (Alagoas state). 14 Mar 2011. Alagoas has registered 1343 dengue cases.
 - (Rio de Janeiro state). 16 Mar 2011. [From the beginning of 2011] up to 12 Mar [2011], there were 20 150 reported [dengue] cases
 - (Metropolitan Rio de Janeiro). 14 Mar 2011. [In 4 municipalities of Metropolitan Rio de Janeiro -- Niteroi, Sao Goncalo, Itaborai, and Marica -- there have been 996 dengue cases]. There has been a 857 per cent increase in [Rio de Janeiro] state.
 - (Resende, Rio de Janeiro state). 15 Mar 2011. There have been 5 confirmed dengue cases in Resende. The Ministry of Health has issued an alert for a possible increase in March and April [2011].
 - (Taubate, Sao Paulo stat). 15 Mar 2011. The city is going though a dengue epidemic with 310 dengue cases [so far in 2011? this month (March 2011)?].
 - (Bauru, Sao Paulo state). 16 Mar 2011. 645 registered dengue cases -- just 3 less than in all of 2010.
 - (Rio Claro, Sao Paulo state). 17 Mar 2011. the Jardim Santa Maria municipality recorded 91 cases of the disease [dengue].
 - (Londrina, Parana state). 15 Mar 2011. As of Monday 14 [Mar 2011], the state Secretariat reported new dengue statistics for Londrina city, which is in 1st place in the state with 1648 confirmed and 6630 reported [suspected] cases.
 - (Cascavel, Parana state). 16 Mar 2011. There are 16 confirmed cases in Cascavel
 - (Cuiaba, Mato Grosso state). 17 Mar 2011. As of 10 Mar [2011], there were 3378 dengue cases, 7 of them serious, and one death under investigation.
 - (Teresina, Piaui state). 18 Mar 2011. The Central Laboratory in Fortaleza confirmed this Friday [11 Mar 2011] the 1st case of dengue [virus] type 4 [infection] in Teresina, capital of Piaui state.
ボリビア
 - Bolivia (Santa Cruz department in Spanish,). 22 Mar 2011. 935 confirmed [dengue] cases.
パラグアイ
 - Paraguay (Ciudad del Este, Alto Parana in Spanish, ). 16 Mar 2011. With the
death of a 64-year-old man, dengue deaths in Alto Parana now total 22.
アルゼンチン
 - Argentina (Santa Fe province in Spanish). 15 Mar 2011. in the Romang locality more than 90 [dengue] cases.
スリランカ
 - Sri Lanka 15 Mar 2011. 24 deaths caused by dengue fever had been reported for the past 2 months this year [2011]. (There have been 2159 dengue cases island-wide up to 4 Mar 2011).
オーストラリア
 - Australia (Cairns, Queensland). 22 Mar 2011. dengue fever outbreak in Cairns, following confirmation of the mosquito borne disease in 2 suburbs.

● 口蹄疫 ブルガリア(2)、北朝鮮(3件)
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Bulgaria (20): (BR), ovine, RFI 20110326.0962
[1] New Flare of FMD Discovered in SE Bulgaria
 情報源 Novinite 、2011年3月26日
[2] Poor SE Bulgaria Villagers to Protest FMD Measures
 情報源 Novinite、2011年3月26日

PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Bulgaria (19): (BR Burgas) new outbreak, update 20110325.0947
 情報源 Fax sent by Directorate D - Animal Health and Welfare, EU Health & Consumers DG, Brussels, to CVOs [chief veterinary officers] of all member countries and Iceland, Switzerland, and Norway、2011年3月24日
Epidemiological situation of FMD in Bulgaria (2nd outbreak in the municipality of Stredets, Burgas region)
19日、トルコとの国境から7km地点の、Strandja Mountain, municipality of Stredets, Burgas region で、口蹄疫の感染流行が確認された

 PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - North Korea (06): FAO, OIE 20110325.0950
 情報源 FAO/OIE press release、2011年3月24日
北朝鮮の口蹄疫 foot-and-mouth disease (FMD) 対策のため、100万ドル相当の器材とワクチンが至急必要である

● アフリカ馬疫 南アフリカ
PRO/AH/EDR> African horse sickness - South Africa (04): update, OIE 20110326.0955
 情報源 TNA The New Age、2011年3月23日
Ravaging disease 'kills more than 400 horses a day'

アフリカ馬疫 African horse sickness [AHS] により死亡したウマの数は、the province [of Kwa-Zulu Natal] 内で毎日 10頭以上を超え、全国で合計410頭に達し、死亡率は約 65% となってい

● Post weaning MSW syndrome、ブタ ニュージーランド
PRO/AH/EDR> Post weaning MSW syndrome, porcine - New Zealand 20110326.0953
 情報源 The Pig site、2011年3月24日
Devastating PMWS Continues to Spread
2003年に北島 the North Island で流行が発生し、2006年には南島 the South Island に感染が拡大した、壊滅的なブタの病気 Post-weaning multi-systemic wasting syndrome (PMWS) は、今も拡大が続いている。ヒトには影響がないものの、幼ブタの衰弱、下痢、呼吸困難の原因となり、最大で 40% の死亡率となる場合がある。オーストラリアを除く全世界で発生が確認されており、生後6から 12週の子ブタで、高い致死率が認められている ... Huntly の東 24kmの Orini piggery において、この疾患が初めて確認された 2003年に、感染流行が発生したのは、ブタに生の豚肉を与えたことで、原因不明の感染性病原体による感染が起きたことがきっかけであったとの議論がなされた。ブタへの残飯投与時の煮沸を義務づけた規制強化に対する、政府当局からの予算が停止され、新たな輸入肉の調理 (処理) 対策が実施される以前の期間であったことが、(感染が起きた)原因ではないかと言われている。その後、屋外でブタを飼育するこの農場内で爆発的な感染拡大があり、"感染が気づかれるまでに、おそらく、カモメ、スズメ、ハエ、歩き回ったトラックドライバー、弱った子ブタなどによって広がった," と説明された。 "南島 the South Island では、およそ80%の群れで感染が確認され、発生農場での初期致死率 the initial mortality は18%である" と言う 
[Mod.TG- PMWS は、porcine circovirus type 2 (PCV2) の感染を必須とする、多因子疾患 multifactorial disease である。 Circoviruses は小型 (直径 17-22 nm)のエンベロープを持たないウイルスで、一本鎖環状 DNA を保有する。2 genotypes of porcine circovirus がある; PMWS の原因となるのは、PCV2 だけである。PCV1 と PCV2 の間に交差反応が見られるが、the viral genotypes に抗原性の相違があるため、some serologic assays によって識別可能である。Serologic surveys によると、ブタの間で PCV2 は広くまん延している。ブタ以外の動物も PCV2 or PCV-like viruses に感染する可能性があるとの、いくつかの報告がある。しかし、ウシやその他の家畜の抗 PCV 抗体の serologic studies では、これに反する結果が出ている。ブタ以外の家畜への感染実験も成功していない ... はっきりと示されてはいないが、感染のあるブタとの直接的な接触により伝播されると考えられている ... 症状の説明など]

● 伝染性潰瘍症候群、魚類 カナダ
PRO/AH/EDR> Epizootic ulcerative synd., fish - Canada 20110326.095
 情報源 OIE、2011年3月25日
Epizootic ulcerative syndrome, Canada Immediate notification (Final report)
感染開始時期 2010年9月25日、初報告
病原体 Aphanomyces invadans
新たな感染流行
発生地 Lake Ontario, Ontario Resolved (02 Nov 2010)
感染した種  Brown bullhead (_Ameiurus nebulosus_);adult catfish

● 鳥インフルエンザ LPAI、家禽-オランダ H7 亜型 OIE
PRO/AH/EDR> Avian influenza (LPAI), poultry - Netherlands: H7, OIE 20110325.0951
 情報源 OIE-WAHID Weekly Disease Information Vol. 24 - No. 13、2011年3月25日
Low pathogenic avian influenza (poultry), Netherlands Immediate notification
感染開始時期 2011年3月22日
前回流行時期 2010年8月9日
原因ウイルス Low pathogenic avian influenza virus Serotype: H7N1 
新たな感染流行
発生地  (2011-000198): Schore, Zeeland 農場
感染した種/ 飼育数/ 症例数/ 死亡/ Destroyed/ Slaughtered
Birds/ 127500/ 10/ 0/ 127490/ 0
Affected Population: Holding with free range laying hens and rearing hens

● キウィフルーツの病気,Bacterial canker チリ
PRO/PL> Bacterial canker, kiwifruit - Chile: 1st rep (OH, ML) 20110325.0940
 情報源 Cooperative Chile [in Spanish]、2011年3月22日
Contingency plan after detecting "kiwi disease" in Chile
イタリアやニュージーランドから広がった病気が、チリの O'Higgins and Maule regions でも確認されている。全国のキウィフルーツ栽培地で、細菌の _Pseudomonas syringae_ pv. _actinidiae_ (PSA) を原因とする病気の確認が増えている。2010年12月と1月の調査で、O'Higgins (1) and Maule (3) regions の地域で発生が確認された ...
[Mod.DHA- Bacterial canker of kiwifruit (_Actinidia_ species and hybrids) は細菌の _Pseudomonas syringae_ pv. _actinidiae_ を原因とし、1989年に日本で初めて確認されたが、病原体の起源は不明である]