2011年5月22日-23日

原因不明の疾患、死亡 ソマリア

● 原因不明の疾患、死亡 ソマリア
PRO/EDR> Undiagnosed illness, fatal - Somalia (02): (BK) RFI 20110522.1557
 情報源 OCHA Weekly Humanitarian Bulletin No. 20, 13-20 May 2011 via Somaliweyn、2011年5月21日
Hudur, Bakool region において原因不明の病気が報告されており、これまでに90人以上が罹患し、53人が死亡した。患者らの症状として、1から2か月間継続する発熱、頻拍、咽頭痛、関節と四肢の痛みを伴う進行性の腫脹などがある。患者らは、徐々に軽快するか、死亡に至るかのいずれかである。これまでに得られたデータの中で、致死率が大きな問題となっている。WHO は Hudur に対して、抗生剤のシロップや錠剤を送付し、1か月間現地に設置される移動クリニックの支援を行っている。
[Mod.LM- 同じ地域で64人が死亡したとされている、先の報告と同じ事例に関するものと考えられる。女性と小児が中心、と報告されていた。呼吸器ウイルス、アルボウイルス(チクングニヤ熱)、マラリア、腸管感染(チフスなど)、肝炎など複数の病因によるのではないかと考えられる。いずれも、栄養不良、HIV 感染、結核などの慢性疾患に伴なって起きる]
関連項目 20110521.1534

● デング熱/デング出血熱
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2011 (21)
Archive Number: 20110523.1569
[1] カンボジア
 情報源 Alert Net、2011年5月17日
カンボジアはデング熱 Dengue のシーズンに入り、24ある州のうちの4州で outbreaks が発生し、当局 the National Dengue Control Programme (NDCP) は、約4万人の入院患者を出した the 2007 epidemic の再来の可能性があるとして恐れている ... 2010年中期に、デング熱ウイルスの型が、DEN2 から DEN1 に移行したことが確認され、2011年のはじめの4ヶ月間のデング出血熱 dengue hemorrhagic fever (DHF) の患者が増加したことも懸念材料とされている; 2010年は約50%であったが、2011年は2/3となった。DHF 患者の増加は、新たな serotype の存在を示唆する徴候である、と説明されている。カンボジアでは、デング熱の患者数のピークは6月から7月にかけての時期であり、3-5年毎に大規模流行が発生している 
[2] 各国
ブラジル、in Portuguese
 - Brazil 22 May 2011.34歳の成人1名がデング熱により死亡した
 - (Ribeirao Preto). 19 May 2011. 2011年に4人の死者が報告されている
 - (Bauru). 19 May 2011. 3040人の感染が確認されている
 - (Rio Clar). 16 May 2011.635人の感染が記録されている
 - (Sorocaba). 16 May 2011. 2011年初以来、確定診断された患者数が1345人となった
 - (south of Rio de Janeiro state). 21 May 2011.
 - (Niteroi and Rio de Janeiro city). 20 May 2011. 確定されている4型デングウイルス感染患者は8人。
 - (Ceara). 21 May 2011. Fortaleza で小児2名がデング熱により死亡した。2011年の患者数は合計20357人となっている
 - (Andradas). 20 May 2011. 州南部の Andradas 市でこの二ヶ月間に0人以上のデング熱患者が報告されている
 - (Mato Grosso do Sul state). 20 May 2011. 先週報告されたデング熱患者数は392人で、2011年の合計患者数が11698人となった
パラグアイ in Spanish
20 May 2011. パラグアイ保健省は、2月から4月にかけてデング熱感染流行が発生し、53人が死亡し、21334人の患者が記録されたことを公表した。
ベネズエラ in Spanish
20 May 2011. Vaticano street, Los Olivos sector [of Ciudad Guayana] の住民らは、4人の感染者が発生したデング熱感染の拡大に不安を抱いている
中国 (香港) 18 May 2011. 保健当局 The Centre for Health Protection (CHP) of the Department of Health は18日、関連性のある2例の輸入デング熱患者について調査を開始した

● クリミア・コンゴ出血熱 カザフスタン
PRO/AH/EDR> Crimean-Congo hem. fever - Kazakhstan (02): (KA) 20110523.1568
 情報源 Knews.kz、2011年5月16日
非常事態省広報担当者が,1988年生まれの男性1名がクリミア・コンゴ出血熱 Crimean-Congo haemorrhagic fever (CCHF) により the Kyzylorda region の病院に入院したと発表した。Kambash village in Aral region に住むこの患者は、14日に地区の感染症病院に入院し、医師は重症型であることを確認した。最近、South Kazakhstan region で同じ病気により1名が死亡している。この患者は、ヒツジの毛刈り中にダニの刺咬を受けていたことが、保健当局により明らかにされている ...
[Mod.CP- Crimean-Congo haemorrhagic fever (CCHF) は、ブニヤウイルス科ナイロウイルス属 the genus _Nairovirus_ of the family _Bunyaviridae_. のウイルスの感染による出血熱で、ヒトに感染すると、高い致死率を伴った重症感染症となる。幸い、動物の感染は非常に多いが、ヒトの感染はまれである。ベクターであるダニと同様、ウイルスは広い地理的分布を持つ。基本的に人獣共通感染症であるが、ヒトにおいて、弧発例や集団感染の発生も認められている。アフリカ、欧州、アジアの多数の国々に常在する。今回の (? during this time) CCHF の感染患者は、家畜の血液や感染組織と直接接触したことでウイルスに感染したか、または、ダニの刺咬によりウイルスに感染した可能性もある。患者の大部分が、農業従事者、食肉処理業者、獣医師などの畜産業に関係する人々である。CCHF virus infection は、中央アジアのこの地域の農業関係者にとって、職業上のリスク an occupational hazard となっている]

● 手足口病 香港
PRO/EDR> Hand, foot & mouth disease - Hong Kong, nursery school 20110523.1567
 情報源 7thspace interactive、2011年5月23日
香港の保健当局 the Department of Health's Centre for Health Protection (CHP) は、5人の手足口病集団感染 an outbreak of hand, foot and mouth disease (HFMD) が発生した The Christian and Missionary Alliance Lei Tung Nursery School に対し、6月6日まで2週間、園を閉鎖するよう勧告した。13日から、3歳と4歳の男女5人が発病したが、いずれも入院は必要とされなかった。患児2人の便検査の結果、enterovirus 71 (EV71) が陽性となった

● ベロ毒素産生性大腸菌 ドイツ
PRO/AH/EDR> E. coli VTEC - Germany: RFI 20110523.1566
[1] 10人が入院、4人は集中治療室
 情報源 Monsters and Critics、2011年5月23日
死亡する危険性のある大腸菌に感染した2人の患者が、現在人工呼吸器を装着されていることが、23日、フランクフルト Frankfurt の病院の話で分かった。ドイツ国内各地の病院からも、同菌の感染が増えていることが報告されていた。腸管出血性大腸菌 EHEC, or entero-hemorrhagic _Escherichia coli_ は強毒性腸内細菌 a virulent strain of gut bacterium で、激しい腹痛、下痢の原因となり、ときに貧血や腎障害をきたすこともある。フランクフルトではこれまでに10人が入院となり、このうち4人は集中治療室にいる。さらに50人の軽症 EHEC 感染患者が報告されている。ハンブルグ Hamburg でも合計40人の患者が治療中で、その大部分が女性である。北部 Rostock 市では、重症例を含む4人の患者が経過観察されており、 Lower Saxony, Bremen and Schleswig Holstein の各地からも症例報告があった。毎年ドイツ国内でおよそ800から1200人の EHEC 感染例が記録されており、その多くが小児である。今回の感染流行は、成人の重症例が見られる点が異例である。この細菌は、生や十分に加熱されていないひき肉やミルクから感染することが多いが、今回の流行に、生野菜 uncooked vegetables が関与している疑いがある、と専門家は指摘している。
[2] 約80人が感染
 情報源 The Local、2011年5月23日。
ドイツ北部の公衆衛生当局は、およそ80人が感染してその多くが集中治療を受けている、死亡する可能性のある下痢症流行の、原因調査を行っている。Lower Saxony and Bremen で約25人の感染が確定診断されており、Schleswig-Holstein and Hamburg でもそれぞれ約 20人の感染が確認されている。Hesse で16人、Mecklenburg-Western Pomerania でも4人の感染が疑われている。患者のほとんどが入院して治療されている。患者の多くが女性であり、女性は食品を調理することが多く、野菜などの食料品を洗ったりする時に感染したのではないかと、The Robert Koch Institute の専門家は見ている。肉や未殺菌のミルクによる感染の疑いも持たれている。

● ハンタウイルス チリ、アルゼンチン、米国
PRO/AH/EDR> Hantavirus update 2011 - Americas (26): Chile, Argentina, USA 20110523.1562
[1] チリ Chile (Biobio)
 情報源 Cooperativa [in Spanish]、2011年5月20日
the Biobio region の保健当局は、この地域で2011年の第6例目のハンタウイルス Hantavirus 感染患者を確認した。4人目の死者となった。the Canete community in Arauco 在住の64歳の男性1名で、感染源は現在調査中である 
 - Chile (Maule)
 情報源 La Tercera [in Spanish]、2011年5月19日
the Maule region で新たなハンタウイルス感染患者が報告された。the Longavi community, Linares province から報告された。この38歳の農夫は、the Curico Hospital の集中治療室で、重症ながらも安定し、人工呼吸を必要としない状態にあり、まもなく Linares の治療センターに転院する予定になっている
[2] アルゼンチン (Entre Rios)
 情報源 El Argentino [in Spanish]、2011年5月22日
州疫学担当者によるお、Victoria [Entre Rios province] でこれまでに4人が、ハンタウイルス感染の検査で陽性となり、このうち2人が死亡している。
[3] 米国
 情報源 Bangor Daily News、2011年5月18日
Somerset County において、メーン Maine 州初のハンタウイルス肺肺症候群 Hantavirus pulmonary syndrome, or HPS の患者が報告された。
[Mod.TY-(文中で HPS が spread by the common house mouse と記載されている点について)
Mus musculus_ は一般的に the common house mouse_ と呼ばれているが、 Sin Nombre, New York, or Monongahela hantaviruses いずれの保有宿主ではなく、今回の症例で最も可能性の高いのは the deer mouse, _Peromyscus maniculatus_, and the white-footed mouse, _P. leucopus_. である] ... HPS は、1993 年に New Mexico で起きた、多数の死亡者が発生した若年成人の重症呼吸器疾患の集団発生後に初めて確認された。その後、Pennsylvania and New York など複数の州で発生が確認されている ... [Mod.TY- おそらく New York virus, Monongahela virus or Sin Nombre virus (SNV)  のいずれかのハンタウイルスによるもので、いずれのウイルスも hantavirus pulmonary syndrome の原因となり得る。両ウイルスの宿主 The sigmodontine hosts of Sin Nombre (SNV) and Monongahela viruses は the deer mouseで、_Peromyscus maniculatus_ はメーン Maine を含む全米各地に生息する。The white-footed mouse, _P. leucopus_ も a SNV reservoir である。_P. leucopus_ は the host for New York hantavirus であり、これも Maine 州で確認されている]
写真 _P. leucopus_ and _P. maniculatus_ 

● 狂犬病 インド(2件)
PRO/AH/EDR> Rabies - India (06): (AP) canine, human 20110522.1558
[1] 情報源 News One、2011年5月18日
18日に Andhra Pradesh 州で男性1名が狂犬病 Rabies により死亡し、10日間でイヌの咬傷による死者が5人となった。 Kakinada in East Godavari district of coastal Andhra Pradesh.の病院で死亡した。この45歳の男性は、死亡する前に妻に咬み付いたため、妻もまた入院となっている。死亡した患者は、4ヶ月前に野犬に襲われていたが、抗狂犬病ワクチンの接種を受けなかった。Rajahmundry で3人、Kakinada で2人が死亡した。政府系病院には、十分な量の狂犬病ワクチンがストックされていないため、患者のうちの3人は、イヌ咬傷後に受診した病院から、ワクチン不足を理由に転院 sent away させられている ... the urban areas of East Godavari district だけで、67000頭の野犬がいるとされている。
[2] 情報源 IBN Live, AP/PTI report、2011年5月21日。
イヌ咬傷により入院となった、10歳の少年1名が死亡した。狂犬病ウイルス感染により死亡した。4月26日にイヌによる咬傷を受け、診療所を受診した後、Kakinada, East Godavari district に転送されていた。
[Mod.CP- 間違いなく、暴露後接種用狂犬病ワクチンの品不足が死亡の原因となっている。死亡した狂犬病の夫にかまれた女性も、ワクチンを接種されなかった acceptable post-exposure vaccine therapy のだろうか]

PRO/AH> Rabies - India (07): (AP) canine, human 20110523.156
 投稿者 米 ・ Merritt Clifton、2011年5月23日
A comment on some political issues affecting rabies control in Andhra Pradesh
インドにおける狂犬病対策の諸問題と実情。

● 麻疹
PRO/EDR> Measles update 2011 (14) 
Archive Number: 20110522.1559
[1] ドイツ
 情報源 Berliner Morgenpost [in German]、2011年5月20日
長い間排除されたと考えられていた麻疹に感染する患者が、ベルリン Berlin で再び増加しており、2011年4月はじめから、麻疹トン診断された患者が52人となっている
[2] スペイン
 情報源 Lne.es - Sociedad [in Spanish]、2011年5月18日
the Caudal area [Asturias, Spain] で発生した、麻疹が原因と見られる感染流行について、保健当局は調査を開始した。17日にティーンエージャー1名が麻疹と診断され、さらにこれに関連する2名についても調査が行われることになっている。いずれの患者もワクチンを接種されていなかった。現在 Asturias の域内で、1999年以来となる4人の患者が確認されており、新たに感染が確認された患者は、the area of Gijon の患者である ...
[3] スイス
 情報源 tsrinfo.ch [in French]、2011年5月16日
2010年12月以降、19の地域 cantons から445人の麻疹感染が報告されており、3月に113人、4月に187人が発生している。2010年の11月までに確認された麻疹患者は、59人だった。Basel (62 cases), Geneva (173) and Vaud (93) の順に多く、いずれも感染流行は終息していない ...
[4] 英国 (West Midlands)
 情報源 Coventry Telegraph 、2011年5月19日
過去2か月間に Coventry で3人、となりの Warwickshire では9人の患者が麻疹に感染したと確定診断されている。さらに22人についても、麻疹感染が疑われている。
[5] コンゴ民主共和国
 情報源 allAfrica.com、2011年5月18日
コンゴ民主共和国東部 Maniema Province の2つの地区で、過去3か月間に3000人以上の麻疹患者が報告されている
[6] パナマ
 情報源1 Prensa.com Panama、2011年5月18日
保健省は17日、16年ぶりとなる国内での麻疹感染例について発表した。欧州への旅行から帰国したティーンエージャーであった。最後に確認されたのは、1995年だった。
 情報源2 prensa.com、2011年5月20日
保健省当局は18日、さらに2人の麻疹感染患者を確認したことを明らかにした。いずれの患者にも、最近の欧州への渡航歴が確認されている
[6] カナダ (Quebec)
 情報源 cyberpresse.ca [in French]、2011年5月19日
Trois-Riviere において2例の麻疹感染が確認されたことが、当局 the Health and Social Services Agency [CSSS] of Mauricie and Centre-du-Quebec から報告された。the Health and Social Services Agency of Drummondville, Arthabaska and l'Erable から報告されている117人に加え、2例の感染が確認された。
[7] 米国
 - USA & worldwide:情報源 Health News 、2011年5月16
 - USA Update:情報源 The Post Chronicle、2011年5月15日
 - USA (California):情報源 KSBY News, ksby.com、2011年5月18日
 - USA (California) alert:情報源 Signon San Diego、2011年5月21日
 - USA (Massachusetts):情報源 CBS Boston、2011年5月20日
 - USA (New York):情報源 Official Wire、2011年5月18日
 - USA (Utah):情報源 Salt Lake Valley Health Department、2011年5月17日

● ライム病 ウクライナ
PRO/AH/EDR> Lyme disease - Ukraine: (DT) 20110522.1553
 情報源 0624.com.ua [in Russian]、2011年5月13日
2011年初からの4か月間で、Donetsk, Ukraine において10例のライム病 Lyme disease 患者が報告されている。ダニ刺咬後の患者は300人を超えているが、いずれも刺咬直後ではなく、症状が現れてから漸く医療機関を受診している。2010年には190例と、2009年と比べて10.5%患者数が増加した。最も患者数が多かったのは、Artemovsk, Slavyansk, Kramatorsk, Donetsk, Gorlovka, and Makeyevka であった ...
[Mod.VM- 2011年、ライム病患者が最も多かったのは Gorlovka city であった。Donetsk の患者数は10例である。患者の多くは都市部の住民で、週末に郊外を訪れた際に予防対策を行わなかった結果、ダニの刺咬を受けている]
参考情報 20080723.2234
地図

● ペットフードに関する注意喚起 ベルギー、イスラエル
PRO/AH/EDR> Pet food alert - Belgium, Israel 20110523.1565
 情報源 Gazet van Antwerpen [in Dutch]、2011年5月11日
Puppy epilepsy, dog food suspected
Ghent University に関係する獣医師らは、ある種のドッグフードを食べた子犬がてんかん発作を起こしていることに対して、注意を呼びかけている。問題となっているのは、Bento Kronen の chunks (塊)、 "Lamb & Rice All Breeds Growth 8." で、てんかん発作との直接の因果関係は証明されていないが、同神経クリニック獣医師によると、すべての子犬がこのペレットを食べていた。すでにメーカーである Versele-Laga 社にも報告されている ..
[Mod.AS- イスラエルからも、同様の報告を受けている]

● 原因不明の疾患、clove インドネシア
PRO/PL> Undiagnosed disease, clove - Indonesia 20110523.1561
 情報源 The Hindu、2011年5月18日
Disease chokes cloves' supply line
原因不明の病気による、インドネシア国内の cloves output の急激な減少により、供給体制が悪化し価格が急騰している。major clove producing country の] インドネシアの生産量の80% を占めている主要生産地である Manado [North Sulawesi] and Java の樹木が破壊されている。実がなるまで5から7年を要するため、今後も少ない生産量の年が続くと見込まれている ...
[Mod.DHA- clove (_Syzygium aromaticum_, family _Myrtaceae_) の病気としては、真菌 (leaf spots, blights, bud shedding, sooty mould) のほか、algal leaf spot and little leaf of suspected phytoplasma も報告されている]

● 口蹄疫 ブルガリア、トルコ
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Bulgaria, Turkey: wild boar 20110522.1556
[ブルガリアは1996年10月を最後に口蹄疫の症例の報告がなく、a country free of FMD without vaccination と考えられていた。2011年1月4日にトルコ国境の Burgas で初めての感染例が確認され、同国政府は Turkish Thrace から感染が拡大したと見ていた。Turkish Thrace は、トルコからの報告に基づき OIE によって an "FMD free zone with vaccination" と認められていた ... 20110505.1394]
[1] ブルガリア、トルコ
EuFMD Research group/FAO EMPRES Wildlife Unit Joint Meeting on the risks of persistence of FMD circulation in wild boar/wildlife in South-East Bulgaria and Turkish Thrace. Berlin, 11-12 Apr 2011
 情報源 EuFMD Research group/FAO EMPRES Wildlife Unit Joint Meeting Report、2011年5月22日
[2] ブルガリア、ギリシャ、トルコ ミーティング
 情報源 Regional tripartite (Bulgaria, Greece, Turkey) meeting, Plovdip, Bulgaria, 25 Mar 2011、2011年5月22日
1. Sequencing results, including TCS tree based on L-fragment (3 slides). Included conclusions:
- The FMD outbreaks in Kosti and Rezovo villages are unlikely to be directly linked;
- Both have a common ancestor close to the virus from wild boar;
- The long branches between the putative common ancestor and each of the 2 outbreaks examined (IP1 and IP4) suggest possible intermediate hosts (either wildlife or domesticated animals).
2. Bulgarian "diagnostic approach" overview (39 slides).
3. FMD situation in Bulgaria (14 slides).
4. "Experimental Infection of Wild Boar and Pigs with FMD Virus from Bulgaria: Preliminary Results (a written report).
5. Provisional time-table of the Plovdiv tripartite regional meeting.
6. A review 'FMD CONTROL IN TURKEY' (13 slides).
7. A review on 'PREVENTIVE MEASURES AND SURVEILLANCE IN THRACE - 2010/2011' (12 slides).
8. A presentation 'Wild boar and FMD: issues and study opportunities' by Sergei Khomenko, Wildlife and Disease Ecology Consultant, EMPRES-GLEWS (9 slides). [see comment].
9. A presentation 'Measures of the Greek Authorities following the confirmation of the first FMD outbreak in Bulgaria (5 Jan 2011)' (4 slides).