ポリオ チャド、パキスタン
PRO/EDR> Poliomyelitis - worldwide (08): Chad, Pakistan
Archive Number: 20110611.1776
[1] チャド: WHO 最新状況
Poliomyelitis in Chad
情報源 WHO Global Alert and Response (GAR)、2011年6月10日 FORTH
チャドでは、野生株1型ポリオウイルス wild poliovirus type 1 (WPV1 - 65 cases in 2011) と、野生株3型ポリオウイルス wild poliovirus type 3 (WPV3 - 3 cases) の2つの感染流行がともに発生している。3型ウイルスの感染流行は、2007年11月から続いており、チャドは現在、WPV3 感染伝播が再定着した状態と考えられている。WPV1 のアウトブレイクは、ナイジェリア北部から新たにウイルスが導入された結果、2010年9月から開始し、その後も感染の拡大が続いている。発生当初は、the greater N'Djamena area に限局していたが、2011年となり国内の他の地域に拡大し、南部は中央アフリカ共和国及びカメルーンとの国境地域、東部はスーダン国境まで広がっている。以前より、チャドはポリオウイルスの国境を越える感染拡大に影響を受けてきた。2004年から2006年にかけて、WPV1 は、チャド東部から、スーダンに拡大し、その後 the Horn of Africa の他地域や、サウジアラビア、イエメン、そしてインドネシアにまで波及し、1230例の感染者を出した。さらに、2008年と2009年にも、チャド東部から WPV3 が中央アフリカ共和国とカメルーンに到達している。チャドで2回のアウトブレイク発生があったことから、the greater N'Djamena area、並びに東部と南部を中心に、チャド国内全土において、経口ポリオワクチン oral polio vaccine (OPV) を受けた小児の人口比率を高めるため、より一層質の高いワクチン接種活動の一刻も早い実施が必要となっている。地方レベルの急性弛緩生麻痺のサーベイランス acute flaccid paralysis (AFP) surveillance の質にギャップがあるため、このほかにも特定されていない WPV があることも否定できない ...
他国への波及の可能性
2010年及び2011年の感染流行への対策は不十分であった。2種類の WPV の感染伝播への対策が不十分なまま、広い範囲の地域に感染が広がっていること、過去にも周辺諸国に波及があったこと、中央アフリカやスーダンとの国境地帯も含む全国に拡大しつつあることを考慮すれば、WHO は他国への感染拡大の可能性が高いとの見る。サウジアラビアのメッカへの巡礼であるハッジ the Hajj が11月初旬に、ラマダン Ramadan が8月初旬に予定されているため、アフリカ西部と中央部一帯を巡礼者たちはすでに移動を開始している。サウジ政府当局は5月に、ハッジへの参加者らにポリオワクチンの接種を要求する旨、発表している ...
[2] パキスタン
情報源 The News International、2011年6月10日。
9日、Peshawar および Bannu で、新たに2人のポリオ患者が報告された。Qaziabad の3才の女児1名と、Mir Mast area of Bannu の生後15か月の乳児の、ポリオウイルス感染が確認された。2011年、ペシャワール Peshawar で3人のポリオ患者が報告されている。
[Mod.MPP- 8日現在の The Global Polio Eradication Initiative website によれば、パキスタンでは WPV1 による患者49人が確認されている。次の [3] にある最新報告では、8日までの1週間で、Balochistan and Khyber Pakhtoon and Gilgit Baltistan の住民ばかり、6人のポリオ感染が発生したとされている。[2] で報告された患者2名は、Peshawar and Bannu の患者で、いずれも Kyhber Pakhtoon (旧 NorthWest Frontier Province or NWFP) にあるが、この2人が、6人に含まれているかどうか、は不明である]
[3] Wild poliovirus (WPV) cases confirmed as of 8 Jun 2011
情報源 Global Polio Eradication Initiative、2011年6月9日。
Total cases: to-date 2011 / to-date 2010 / Total in 2010*
Globally: 195 / 288 / 1288
- in endemic countries: 64 / 56 / 232
- in non-endemic countries: 131 / 232 / 1056
* Data in WHO as of 8 Jun 2010 for 2010 data and 7 Jun 2011 for 2011 data.
アフガニスタン
先週新たに WPV1 from Hilmand の患者が報告され、2011年の累計患者数が4人となった ...
インド
2011年は、1月13日に麻痺を発症した West Bengal (WPV1) の1名のみ
ナイジェリア
2011年の患者数累計は10人で、最新の患者は4月15日に麻痺を発症した、WPV3 from Kebbiの症例
パキスタン
先週新たに6人の患者(all WPV1s)が、Balochistan and Khyber Pakhtoon and Gilgit Baltistan から報告され、2011年の患者数は合計49人
アンゴラ(2011年、4人)、中央アジア及びロシア連邦(6か月以上患者発生の報告がない)、チャド(先週新たに3人(all WPV1s)、2011年の合計63人)、コンゴとガボン(各1名、WPV 1)、DRC(新たに 3 WPV1s from Kinshasa と one WPV1 from Bas-Congo の4人を加え、合計54人)、Horn of Africa(2011年は報告なし)、西アフリカ(2011年、全て WPV3 による合計8人)
[1] チャド: WHO 最新状況
Poliomyelitis in Chad
情報源 WHO Global Alert and Response (GAR)、2011年6月10日 FORTH
チャドでは、野生株1型ポリオウイルス wild poliovirus type 1 (WPV1 - 65 cases in 2011) と、野生株3型ポリオウイルス wild poliovirus type 3 (WPV3 - 3 cases) の2つの感染流行がともに発生している。3型ウイルスの感染流行は、2007年11月から続いており、チャドは現在、WPV3 感染伝播が再定着した状態と考えられている。WPV1 のアウトブレイクは、ナイジェリア北部から新たにウイルスが導入された結果、2010年9月から開始し、その後も感染の拡大が続いている。発生当初は、the greater N'Djamena area に限局していたが、2011年となり国内の他の地域に拡大し、南部は中央アフリカ共和国及びカメルーンとの国境地域、東部はスーダン国境まで広がっている。以前より、チャドはポリオウイルスの国境を越える感染拡大に影響を受けてきた。2004年から2006年にかけて、WPV1 は、チャド東部から、スーダンに拡大し、その後 the Horn of Africa の他地域や、サウジアラビア、イエメン、そしてインドネシアにまで波及し、1230例の感染者を出した。さらに、2008年と2009年にも、チャド東部から WPV3 が中央アフリカ共和国とカメルーンに到達している。チャドで2回のアウトブレイク発生があったことから、the greater N'Djamena area、並びに東部と南部を中心に、チャド国内全土において、経口ポリオワクチン oral polio vaccine (OPV) を受けた小児の人口比率を高めるため、より一層質の高いワクチン接種活動の一刻も早い実施が必要となっている。地方レベルの急性弛緩生麻痺のサーベイランス acute flaccid paralysis (AFP) surveillance の質にギャップがあるため、このほかにも特定されていない WPV があることも否定できない ...
他国への波及の可能性
2010年及び2011年の感染流行への対策は不十分であった。2種類の WPV の感染伝播への対策が不十分なまま、広い範囲の地域に感染が広がっていること、過去にも周辺諸国に波及があったこと、中央アフリカやスーダンとの国境地帯も含む全国に拡大しつつあることを考慮すれば、WHO は他国への感染拡大の可能性が高いとの見る。サウジアラビアのメッカへの巡礼であるハッジ the Hajj が11月初旬に、ラマダン Ramadan が8月初旬に予定されているため、アフリカ西部と中央部一帯を巡礼者たちはすでに移動を開始している。サウジ政府当局は5月に、ハッジへの参加者らにポリオワクチンの接種を要求する旨、発表している ...
[2] パキスタン
情報源 The News International、2011年6月10日。
9日、Peshawar および Bannu で、新たに2人のポリオ患者が報告された。Qaziabad の3才の女児1名と、Mir Mast area of Bannu の生後15か月の乳児の、ポリオウイルス感染が確認された。2011年、ペシャワール Peshawar で3人のポリオ患者が報告されている。
[Mod.MPP- 8日現在の The Global Polio Eradication Initiative website によれば、パキスタンでは WPV1 による患者49人が確認されている。次の [3] にある最新報告では、8日までの1週間で、Balochistan and Khyber Pakhtoon and Gilgit Baltistan の住民ばかり、6人のポリオ感染が発生したとされている。[2] で報告された患者2名は、Peshawar and Bannu の患者で、いずれも Kyhber Pakhtoon (旧 NorthWest Frontier Province or NWFP) にあるが、この2人が、6人に含まれているかどうか、は不明である]
[3] Wild poliovirus (WPV) cases confirmed as of 8 Jun 2011
情報源 Global Polio Eradication Initiative、2011年6月9日。
Total cases: to-date 2011 / to-date 2010 / Total in 2010*
Globally: 195 / 288 / 1288
- in endemic countries: 64 / 56 / 232
- in non-endemic countries: 131 / 232 / 1056
* Data in WHO as of 8 Jun 2010 for 2010 data and 7 Jun 2011 for 2011 data.
アフガニスタン
先週新たに WPV1 from Hilmand の患者が報告され、2011年の累計患者数が4人となった ...
インド
2011年は、1月13日に麻痺を発症した West Bengal (WPV1) の1名のみ
ナイジェリア
2011年の患者数累計は10人で、最新の患者は4月15日に麻痺を発症した、WPV3 from Kebbiの症例
パキスタン
先週新たに6人の患者(all WPV1s)が、Balochistan and Khyber Pakhtoon and Gilgit Baltistan から報告され、2011年の患者数は合計49人
アンゴラ(2011年、4人)、中央アジア及びロシア連邦(6か月以上患者発生の報告がない)、チャド(先週新たに3人(all WPV1s)、2011年の合計63人)、コンゴとガボン(各1名、WPV 1)、DRC(新たに 3 WPV1s from Kinshasa と one WPV1 from Bas-Congo の4人を加え、合計54人)、Horn of Africa(2011年は報告なし)、西アフリカ(2011年、全て WPV3 による合計8人)
● インフルエンザ(2件)
PRO/EDR> Influenza (41): neuraminidase mutation
Archive Number: 20110610.1769
情報源 Eurosurveillance, Volume 16, Issue 23 2011年6月9日
オーストラリアおよびシンガポールにおいて,検出される(抗ウイルス薬)oseltamivir and zanamivir の感受性が低下した新型インフルエンザの変異ウイルス a novel influenza A(H1N1)2009 variant が増加しており,ノイラミニダーゼの変異 a S247N neuraminidase mutation による。
Summary
2011年初の数か月間に,薬剤感受性が低下したウイルス A novel influenza A(H1N1)2009 variant with mildly reduced oseltamivir and zanamivir sensitivity が,シンガポールの市中検体の10%以上,オーストラリア北部では30%以上で確認されている。他のアジア大洋州 other regions of the Asia-Pacific でも確認されているこの変異株は,ノイラミニダーゼ変異 a S247N neuraminidase mutation を含んでいる。オセルタミビルで治療された患者にみられる the H275Y mutation と併存すると,the dual S247N+H275Y mutant had extremely high oseltamivir resistance.
PRO/EDR> Influenza (40): H3N2/H1N1 reassortant ex patient
Archive Number: 20110609.1749
投稿者 onathan Gubbay 6月8日
Reassortment following coinfection with seasonal H3N2 and pandemic (H1N1) 2009 viruses in Ontario, Canada
1月24日に呼吸器及び消化器症状のため a Greater Toronto Area Hospital に入院した生後16か月の幼児は,15時間後に回復して退院した。入院当日に採取された2件の鼻咽頭スワブ検体が,PCR 検査によるインフルエンザ型判定のため the Ontario Agency for Health Protection (OAHPP) Public Health Laboratories (PHL) に送付され ...
Further sequencing confirmed presence of the following genes in the primary samples:
A. Pandemic H1N1 2009 genes: Matrix, NS, H1, N1 (H1 sequencing was conducted on one primary sample only)
B. Seasonal H3N2 genes: N2 (H3 sequencing was not conducted on either primary sample)
● レジオネラ症 英国
PRO/EDR> Legionellosis, fatal - UK (02): (Scotland) 20110611.1775
[1] 配管から細菌が発見され、施設閉鎖
情報源 Wishaw Press、2011年6月1日
Legionnaires' disease の原因菌が発見され、Wishaw Sports Centre が閉鎖された。25日、配管 the plumbing system から細菌が発見され、この利用者の多い施設は閉鎖せざるを得なくなった。1か月前に行われた定期検査で、シャワーヘッドと、着替え室側の水道の蛇口から検出され、当局の勧告に従って閉鎖された ...
[2] スタッフ1名、Legionnaires' disease と診断
情報源 Wishaw Press、2011年6月8日
Wishaw Sports Centre のスタッフ1名が、Legionnaires' disease と診断された。North Lanarkshire Leisure にあるこの人気施設の配管から、レジオネラ菌が検出されたとのニュースが伝えられるなか、この職員は入院となった。ただし、この職員の病気は、Wishaw Sports Centre とは無関係だと考えられている。感染は、5月に9人の患者が発生した the Glasgow outbreak of Legionnaires' による、より重症型の感染と伝えられている。
[Mod.ML- 定期検査の結果発見されたもので、患者の発生はないというが、2件目の記事の感染のあった職員が、なぜ Glasgow で感染したと判断されたのか、説明されていない。20110514.1472 では、Greater Glasgow の流行では、死者3人を含め7人の患者が確認されたとされているが、この記事では9人となっていて、今回の患者は10人目の患者ということになる]
● マラリア インド
PRO/EDR> Legionellosis, fatal - UK (02): (Scotland) 20110611.1775
[1] 配管から細菌が発見され、施設閉鎖
情報源 Wishaw Press、2011年6月1日
Legionnaires' disease の原因菌が発見され、Wishaw Sports Centre が閉鎖された。25日、配管 the plumbing system から細菌が発見され、この利用者の多い施設は閉鎖せざるを得なくなった。1か月前に行われた定期検査で、シャワーヘッドと、着替え室側の水道の蛇口から検出され、当局の勧告に従って閉鎖された ...
[2] スタッフ1名、Legionnaires' disease と診断
情報源 Wishaw Press、2011年6月8日
Wishaw Sports Centre のスタッフ1名が、Legionnaires' disease と診断された。North Lanarkshire Leisure にあるこの人気施設の配管から、レジオネラ菌が検出されたとのニュースが伝えられるなか、この職員は入院となった。ただし、この職員の病気は、Wishaw Sports Centre とは無関係だと考えられている。感染は、5月に9人の患者が発生した the Glasgow outbreak of Legionnaires' による、より重症型の感染と伝えられている。
[Mod.ML- 定期検査の結果発見されたもので、患者の発生はないというが、2件目の記事の感染のあった職員が、なぜ Glasgow で感染したと判断されたのか、説明されていない。20110514.1472 では、Greater Glasgow の流行では、死者3人を含め7人の患者が確認されたとされているが、この記事では9人となっていて、今回の患者は10人目の患者ということになる]
● マラリア インド
PRO/EDR> Malaria - India (11): (Mumbai) comment 20110611.1778
投稿者 Ronan Kelly、2011年6月11日
20110610.1762 について。Rise in pre-monsoon malaria cases の記事の紹介。
情報源 The Times of India (TOI), Times News Network (TNN)、2011年6月1日。
モンスーン前にも関わらず、2011年の1月から4月までの間に、Maharashtra では2010年同期の20091人より多い28400人のマラリア患者が記録されている ... 最多の 16833人(死者11人)の Mumbai に次いで、 Thane (709 cases) and Kalyan (182 cases) の順となっている
20110610.1762 について。Rise in pre-monsoon malaria cases の記事の紹介。
情報源 The Times of India (TOI), Times News Network (TNN)、2011年6月1日。
モンスーン前にも関わらず、2011年の1月から4月までの間に、Maharashtra では2010年同期の20091人より多い28400人のマラリア患者が記録されている ... 最多の 16833人(死者11人)の Mumbai に次いで、 Thane (709 cases) and Kalyan (182 cases) の順となっている
● 住血吸虫症 フィリピン
PRO> Schistosomiasis - Philippines (02): background 20110611.1779
投稿者 GIDEON (Global Infectious Disease & Epidemiology Network)、2011年6月11日
20110610.1761 について。
フィリピン国内で初めて住血吸虫症が報告されたのは1906年。1970年代にendemicであった地域は、
- Mindoro Oriental and Sorsogon in Southern Luzon
- The provinces of North, East, and Western Samar
- Leyte
- Bohol in Eastern Visayas
- All the provinces of Mindanao with the exception of Misamis Oriental, Davao Oriental, and Maguindanao.
現在最も感染が多いのは、Bohol, Lake Naujan, coastal Mindanao, Samar, and southeastern Luzon.
Reservoirs
- Infection is common among dogs.
- Infection is common among field water buffaloes and rats on Leyte.
- The local snail reservoir is _Oncomelania hupensis quadrasi_.
● 狂犬病 エクアドル
PRO/AH/EDR> Rabies - Ecuador: (MN) bovine 20110611.1780
情報源 Radio Sucre [in Spanish]、2011年6月10日
エクアドル農業当局 The Ecuadorian Agriculture Quality Assurance Agency (Agrocalidad) は、 the Olmedo canton and parish of Manabi province において、ウシの狂犬病流行の発生があり、これまでに4頭の死亡が確認されていることを明らかにした ... 吸血コウモリ the hematophagous [blood feeding] bat, _Desmodus rotundus_ の咬傷により感染した可能性がある。
20110610.1761 について。
フィリピン国内で初めて住血吸虫症が報告されたのは1906年。1970年代にendemicであった地域は、
- Mindoro Oriental and Sorsogon in Southern Luzon
- The provinces of North, East, and Western Samar
- Leyte
- Bohol in Eastern Visayas
- All the provinces of Mindanao with the exception of Misamis Oriental, Davao Oriental, and Maguindanao.
現在最も感染が多いのは、Bohol, Lake Naujan, coastal Mindanao, Samar, and southeastern Luzon.
Reservoirs
- Infection is common among dogs.
- Infection is common among field water buffaloes and rats on Leyte.
- The local snail reservoir is _Oncomelania hupensis quadrasi_.
● 鳥インフルエンザ,ヒト カンボジア,エジプト(2件)
カンボジア
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (47): Cambodia (PV)
Archive Number: 20110610.1767
[1] Avian influenza situation in Cambodia - WHO update 4
情報源 World Health Organisation (WHO), Global Alert and Response,
Disease Outbreak News 6月10日
カンボジア保健省 The Ministry of Health (MoH) of the Kingdom of Cambodia は,ヒトの鳥インフルエンザ感染例 a confirmed case of human infection with avian influenza A (H5N1) virus を確認した途方濃くした。患者は Prasat village, Prasat commune, Kampong Trabek district, Prey Veng Province の7歳の女児である。
[2] Cambodian girl dies of H5N1
情報源 New Straits Times 6月10日
関連項目
Avian influenza, human (38): Cambodia (PV) 20110421.1246
エジプト
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (46): Egypt
Archive Number: 20110610.1764
One new fatal human case of A/H5N1 avian influenza virus infection
情報源 FluTrackers, UN Food & Agriculture Organisation (FAO) report 6月9日
● 大腸菌 O104(3件)
PRO/AH/EDR> E. coli O104 - EU (15): case update, EaggEC VTEC O104:H4 genetics
Archive Number: 20110609.1753
[1] Case update:Richmond Times-Dispatch, Associated Press (AP) report 6月9日
[2] Enteroaggregative phenotype 腸管凝集性
情報源 Channel NewsAsia (CNA), Agence France-Presse (AFP) report 6月7日
ドイツで死亡例が発生している大腸菌 Germany's deadly _E. coli_ [O104] strain は,動物よりも,よりヒトで多く認められ,腸管出血性大腸菌 typical strains of enterohemorrhagic _E. coli_ (EHEC) ではなく,激しい下痢を特徴とする腸管凝集性大腸菌 an enteroaggregative _E. coli_, known as EAEC に属すると説明されている ...
[3] Outbreak strain genetics
情報源 The Wall Street Journal 6月7日
欧州のアウトブレイクの原因となっているのは an evolved and extremely toxic version of a bug first identified in Munster, Germany, in 2001 であることが,別々の2つの研究チームによる遺伝子解析で示された
PRO/AH/EDR> E. coli O104 - EU (14): case update, neurological symptoms
Archive Number: 20110609.1747
[1] Germany: case update
情報源 Forbes, Associated Press (AP) 6月8日
[2] WHO update:6月8日
[3] A cucumber reprise
情報源 The New York Times 6月8日
[4] Neurological symptoms
情報源 Science Insider, American Association for the Advancement of Science (AAAS) 6月6日
研究者らが,進化の過程を解明し感染源を特定するため,大腸菌遺伝子 the genome of the _E. coli_ O104:H7 bacterium の解析に取り組んでいる。the Shiga toxin による脳への影響についても解明が期待されている。トキシンは通常,腎臓を攻撃し溶血性尿毒症症候群 hemolytic-uremic syndrome (HUS) を発症させるが,神経症状が認められるのは HUS のうちのわずか数%のところ,今回のアウトブレイクでは HUS 患者の約半数が神経症状を発症していると,head of the neurology department at the University Medical Center Hamburg-Eppendorf が述べている
[5] Commentary:Wired.com 6月8日
[6] Poland ex Germany:Warsaw Business Journal 6月7日
[7] Switzerland ex Germany:Expatica 6月8日
[8] UK ex Germany: Daily Telegraph 6月7日
PRO/AH/EDR> E. coli O104 - EU (16): case update,
Archive Number: 20110610.1766
[1] Case update
情報源 European Centre for Disease Control 6月10日
[2] Germany Joint Institute Statement
情報源 Robert Koch Institute 6月10日
[3] "Smoking" sprouts
情報源 Reuters 6月10日
[4] Epidemiological link to sprouts
情報源 New York Times 6月10日
[5] Revised case definition
EU case definition for diarrhea and hemolytic uremic syndrome (HUS) caused by the epidemic strain Shiga toxin 2-producing _E. coli_ (STEC)
O104:H4 情報源 ECDC 6月7日
● 炭疽 バングラデシュ
PRO/AH/EDR> Anthrax, human, livestock - Bangladesh (06): (SR)
Archive Number: 20110610.1765
情報源 bdnews24.com 6月8日
Shahjadpur upazila [subdistrict] in Sirajganj において新たに6例の炭疽 anthrax 感染が確認され,この2週間に the district で確認された患者が57例になった。
● Dracunculiasis メジナ虫症(ギニア虫症)チャド
PRO/EDR> Dracunculiasis - Chad: reemergence, 2010
Archive Number: 20110610.1763
情報源 CDC. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2011; 60(22): 744-8 6月10日
Infections with Guinea worm emerged in Chad in 2010
dracunculiasis (Guinea worm disease,メジナ虫症) は水系感染する寄生虫疾患で根絶目標の対象となっており,チャドでは最後の患者が報告された2000年以降感染伝播が止まったと考えられていた。しかし2010年,the Chad Ministry of Public Health (Ministere de la Sante Publique [MSP]) and the World Health Organization (WHO) による調査 field investigations により10 cases が確認された
● 住血吸虫症 フィリピン
PRO/AH/EDR> Schistosomiasis - Philippines: (LE)
Archive Number: 20110610.1761
情報源 Inquirer Visayas News 6月9日
Schistosomiasis grips villages in Leyte town
Palo, Leyte で合計99人が住血吸虫症に感染した。
● レジオネラ症 オーストラリア
PRO/EDR> Legionellosis - Australia (03): ex Indonesia (Bali) alert
Archive Number: 20110610.1759
情報源 WAtoday 6月10日
1週間で2人目のレジオネラ肺炎 Legionnaires' disease 患者が確認されたことを受け,バリ Bali 島旅行から帰国した人々に対する注意喚起が発出された。
● 麻疹 欧州,アフリカ,北米,大洋州
PRO/EDR> Measles update 2011 (18)
Archive Number: 20110610.1770
[1] Spain (Gipuzko)
[2] Algeria (M'sila)
[3] Mozambigue
[4] Sudan (West Darfur)
[5] [6] Canada (Quebec)
[7]-[12] USA (California)(Maryland)(Minnesota)(New York city)(Utah)(Vermont)
[13] [14] New Zealand (Auckland)(Hawke's Bay)
● マラリア インド
PRO/EDR> Malaria - India (10): (Mumbai)
Archive Number: 20110610.1762
情報源 news24online.com 6月9日
Malaria strikes Mumbai
● 狂犬病 エクアドル
PRO/AH/EDR> Rabies - Ecuador: (MN) bovine 20110611.1780
情報源 Radio Sucre [in Spanish]、2011年6月10日
エクアドル農業当局 The Ecuadorian Agriculture Quality Assurance Agency (Agrocalidad) は、 the Olmedo canton and parish of Manabi province において、ウシの狂犬病流行の発生があり、これまでに4頭の死亡が確認されていることを明らかにした ... 吸血コウモリ the hematophagous [blood feeding] bat, _Desmodus rotundus_ の咬傷により感染した可能性がある。
● ペスト 米国,ネコ
PRO/AH/EDR> Plague, animal - USA (02): (OR) feline
Archive Number: 20110610.1773
情報源 The Oregonian 6月9日
Barn cat in Prineville infected by the plague
A barn cat in Prineville, Oregon, is being treated for an infectious disease associated with the Middle Ages: bubonic plague.
● 口蹄疫 アルメニア(2),イスラエル(3件)
PRO/AH> Foot & mouth disease, bovine - Armenia (02): (GR) susp., background
Archive Number: 20110610.1772
投稿者 Keith Sumption 6月10日
Since 2004, the EuFMD Commission, based in FAO, with the financial support of the EC, has provided supplies of FMD vaccines to the Trans Caucasus countries (TCC: Armenia, Azerbaijan and Georgia) for re-enforcement of the vaccination programmes operated by the National Veterinary Services in the populations at high risk, predominantly in the border regions with Turkey and Iran. No FMD outbreaks have been reported by Armenia since 2001.
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease, bovine - Armenia: (GR) susp. RFI
Archive Number: 20110609.1755
情報源 ARKA (Armenian News Agency) 6月9日
Armenian authorities have imposed a quarantine in the Gegharkunik [province] of Armenia on suspicion of a foot-and-mouth disease [FMD] outbreak ...
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Israel (09): (HZ), RFI
Archive Number: 20110610.1768
Foot & mouth disease in Ramat Magshimim
情報源 Circular of Director Field Veterinary Services No. 8/2011/FMD
[accessed 10 Jun 2011, Hebrew]
● Duck viral enteritis 英国,ハクチョウ(2件)
PRO/AH/EDR> Duck viral enteritis - UK (02): (England) swans
Archive Number: 20110610.1771
投稿者 Richard Irvine 6月10日
During winter 2011 more than 150 Mute Swans (_Cygnus olor_) died on the River Thames due to infections, probably exacerbated by the severe weather experienced in the UK at that time.
PRO/AH/EDR> Duck viral enteritis - UK: (England) swans, susp, RFI
Archive Number: 20110609.1748
情報源 The Times of India Press Trust of India (PTI) 6月8日
A deadly virus is said to have claimed the lives of more than 180 of British Queen's swans.
● 狂犬病 中国
PRO/AH/EDR> Rabies - China: Shanghai, animal vaccine, RFI
Archive Number: 20110609.1754
情報源 Global Times via China.org.cn 6月9日
Dog owners in Shanghai fear rabies vaccinations required under new licensing rules
● 馬ヘルペスウイルス カナダ,米国
PRO/AH/EDR> Equine herpesvirus, equine - North America (07)
Archive Number: 20110609.1750
[1] Canada (Saskatchewan)
[2], [3] USA (Texas)
[4] North America (USA, Canada)