2011年7月19日

インフルエンザ B -オーストラリア

● インフルエンザ B -オーストラリア
PRO/EDR> Influenza B - Australia: (SA), young people
Archive Number: 20110719.2186
Huge jump in influenza B cases in South Australia
 情報源 ABC News、2011年7月19日。
2011年、South Australia (SA) 州内で 982例のインフルエンザ Influenza B の患者が記録されている。 昨年の同時期の患者数は18例のみであった。当局者は、若年者の患者が多いと述べている。 "感染者の約半数が、5歳から19歳の患者である。それ以上の年齢層でも、シーズン開始に伴い、患者数増が見込まれる," と説明されている。 "2011年は the flu season. の開始が早く、5月に始まり、患者数が増えている" 。予防接種によって、influenza B, another influenza A strain [H3N2] and H1N1 に対する免疫が付与される ... 全体として、South Australia で今期、1295人のインフルエンザが発生している
[Mod.CP- The Southern Hemisphere winter influenza outbreak はピークとなり、ここまでオーストラリアは、南半球の他の国よりも多くの患者が発生している。とくに、小児と若年者での influenza B virus infection が、他の地域や以前に比べより多くなっているようである]

● ジフテリア-インド (02)
PRO> Diphtheria, fatal - India (02): (RJ), low immuniz. rate 20110719.2185
20110717.2162 に関し。
 投稿者 Dr. Steve Berger、2011年7月17日。
インド国内のジフテリア感染発生率 Diphtheria rates in India は、1980年以降、ワクチンによるカバー率と平行して大きく減少した。が、実際には、この数十年間、周辺諸国と同程度の発生率にとどまっている

● 日本脳炎-インド
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis - India: (UP) (03) 20110719.2184
 情報源 News 24、2011年7月19日。
新たに2人の脳炎による死者が発生し、2011年にウッタルプラデシ Uttar Pradesh 州東部でウイルス性疾患により死亡した患者が 101人となった。the deadly brain fever により、Gorakhpur Mandal では 75人が死亡していると19日に the BRD Medical College [in Gorakhpur] の医師らが説明した。1月1日以降、この地域の病院に入院した脳炎患者は合計 626人に上っている。最も深刻な状況にある地域は、141人のうち 24人が死亡した Gorakhpur と 127人のうち 24人が死亡した Kushinagar で,The fever の原因はブタから蚊によってヒトに感染するウイルスである。
[Mod.TY- この報告が日本脳炎 Japanese encephalitis (JE) virus についてのものであるかは定かではない。(JE は)イエカ属 _Culex_ mosquitoes や野鳥が、増殖宿主として保持している。この 2週間で報告数が増加しており、20110707.2055 では、450人の acute encephalitis syndrome cases and 77 deaths, with 111 cases and 21 deaths in Gorakhpur と報告されていた。また "acute encephalitis syndrome" と表現され、このうち JE virus infections と確認されたのは半数以下で、多数の患者については、おそらく enteroviruses が想定される water-associated viruses が原因であることが示唆されていた]

● 狂犬病-カザフスタン
PRO/AH/EDR> Rabies - Kazakhstan (02): (QO) human susp. 20110719.2183
 情報源 Novosti-Kazakhstan [in Russian]、2011年7月14日。
非常事態省報道当局によると、the Kyzylorda Oblast [region] の 10歳の少年 1名が、狂犬病 Rabies 感染の疑いで入院となった。現在、厳しい状態にある。
[Mod.CP- イヌや野生動物の咬傷を受けたのだろうか。ProMED-RUS Corr.BA によると、カザフスタンの狂犬病発生状況は深刻であり、キツネの間に感染が広がっている。2011年 4月までの 5年間の患者数は 39人で、30人が南部で発生している。患者らの中で受療行動をとったのはわずか7人だった]
地図 The Kyzylorda Oblast of Kazakhstan
 
● 炭疽-ジョージア
PRO/AH/EDR> Anthrax, human, livestock - Georgia (02): (KK) 20110719.2182
 情報源 Trend、2011年7月18日。
64歳の男性1名 [Tetri Tskaro area, Kvemo Kartli region, southeastern Georgia 在住] が、自宅での家畜の処分時に炭疽 Anthrax 菌に感染し死亡した。6日後に現地医療機関を受診し、トビリシ the Tbilisi Infectious Diseases Hospital に搬送されたが、救命されなかった。医師によると generic [sic. 全身性のこと] 感染であった。患者は腎不全と肺がんにかかっていた。医師の話ではジョージア国内の炭疽感染が急増しており、2011年の6ヶ月間に、およそ18例の患者が報告されている。2010年の患者数はわずか 8例だった。
[Mod.MHJ- Georgia において human cases of anthrax は珍しくはない。この 5年間だけでも、年間の動物の感染頭数は以下のとおりである: 2006 (38), 2007 (42), 2008 (62), 2009 (38), and 2010 (28)。感染動物の皮を剥いだり肉を切り分けたりすることのほか、汚染された肉を食べるなどの行動により、感染数は変化する。Most animal outbreaks はウシだが、時にヒツジやヤギ、そしてウマでも報告される ... The cattle outbreaks reported in the past 5 years are: 2006 (3), 2007 (4), 2008 (7), 2009 (10), and 2010 (9)]

● ライム病-ロシア
PRO/AH/EDR> Lyme Disease - Russia (02): (LN, SV) 20110719.2181
[1] レニングラード
 情報源 Rosbalt Information Agency [in Russian]、2011年7月5日。
Leningrad Oblast [region] の公衆衛生当局者は、39人のライム病 Lyme disease が発生していることを明らかにした。ダニ刺咬後に医療機関を受診した人の数は、全体で5068人だった。18235人に、ダニ媒介性脳炎 TBE [tickborne encephalitis] vaccine が接種された。 951 hectares [2350 acres] の recreational areas に、ダニ対策が実施された。
[2] スベルドロフスク
 情報源 Regnum News Agency [in Russian]、2011年7月8日。
Nizhniy Tagil の住民数十人がライム病と診断されている: 医師らは大変な数と捉えている。多くのダニが _Borrelia burgdorferi_ を保有するNizhniy Tagil は、Sverdlovsk Oblast で最も感染が深刻な地域となっている。66 cases が、検査による確定診断を受けている。
関連項目 20100228.0665

● 原因不明の死亡、ウシ-インド
PRO> Undiagnosed deaths, bovine - India: (MN, HR), RFI 20110719.2187
[1] Manipur (Senapati)
Mysterious disease continues to claim cattle in Senapati village
 情報源 The Morung Express 、2011年7月17日。
the Makhan village of Manipur's Senapati district およびその周辺地域に広がる、原因不明の病気によって、新たに合計5頭のウシが死亡した。獣医学当局は、原因を解明できていない。11日、50頭以上の cows and buffaloes の原因不明の死亡が報じられていた。州獣医学当局は13日、Makhan village を訪れ、発生状況を調査した
[Mod.AS- 臨床症状に関する情報がない]
[2] Haryana (Kaithal)
Mysterious buffaloes deaths in Kaithal district
 情報源 The Times of India 、2011年7月17日。
Khanpur village of Kaithal district で発生中の原因不明の疾患により、過去24時間におよそ25頭のバッファローが突然死亡した ... ある農夫は、他の住民らとともに、村の池から彼の自宅に連れ帰ったところ、発病したと述べている。
[Mod.AS- 牧草地から戻ったすぐ後の per-acute death of cattle から、intoxications も疑われる]