中国
PRO/AH/EDR> Anthrax - China: (LN) 20110811.2438
情報源 Adn.es/internacional、2011年8月11日。
中国北東部 ・ 遼寧省 Liaoning province の炭疽 Anthrax 感染流行により、合計21人が入院したことが、当局の話として報じられた。Haicheng and Xiuyan 両地区の患者らは隔離されているが、医師によって炭疽感染と確定診断された患者は、このうちの3人のみである
PRO/AH/EDR> Anthrax - China: (LN) 20110811.2438
情報源 Adn.es/internacional、2011年8月11日。
中国北東部 ・ 遼寧省 Liaoning province の炭疽 Anthrax 感染流行により、合計21人が入院したことが、当局の話として報じられた。Haicheng and Xiuyan 両地区の患者らは隔離されているが、医師によって炭疽感染と確定診断された患者は、このうちの3人のみである
米国
PRO/AH/EDR> Anthrax - USA (03): (MN) 20110811.2437
Anthrax investigators hope to learn where exposure occurred
情報源 CIDRAP (Center for Infectious Disease Research & Policy) News、2011年8月10日。
ミネソタ Minnesota 州で数年ぶりに発生した炭疽患者の感染源の調査は、感染した場所の調査に絞られていると10日州当局者が述べた。昨日当局から州内の病院で North Dakota, South Dakota, Montana, and Wyoming を旅行後に inhalational anthrax を発症し治療中の患者がいることが発表されたが、いずれも炭疽菌が常在する4つの州にまたがっての "multi-week trip" であるため、感染した場所の特定は困難と述べた
PRO/AH/EDR> Anthrax - USA (03): (MN) 20110811.2437
Anthrax investigators hope to learn where exposure occurred
情報源 CIDRAP (Center for Infectious Disease Research & Policy) News、2011年8月10日。
ミネソタ Minnesota 州で数年ぶりに発生した炭疽患者の感染源の調査は、感染した場所の調査に絞られていると10日州当局者が述べた。昨日当局から州内の病院で North Dakota, South Dakota, Montana, and Wyoming を旅行後に inhalational anthrax を発症し治療中の患者がいることが発表されたが、いずれも炭疽菌が常在する4つの州にまたがっての "multi-week trip" であるため、感染した場所の特定は困難と述べた
◎ ロッキー山紅斑熱－米国
PRO/EDR> Rocky Mountain spotted fever - USA: (OH) 20110811.2436
情報源 Mansfield (OH) News Journal、2011年8月9日。
ロッキー山紅斑熱 Rocky Mountain spotted fever に感染した46歳の女性1名は完治する見込みであるが、2011年6月以降、この女性の世界は一変した。Rocky Mountain spotted fever は死亡する可能性のあるダニが媒介する病気で、感染性ダニの刺咬による細菌感染が原因となる。米国内では the American dog tick, Rocky Mountain wood tick, and brown dog tick から感染する可能性がある。この女性の話では、仕事中に同僚が女性の耳たぶに深く埋まった1匹のダニ American dog tick を発見し、同僚が取り除くのに10分かかったと言う。驚いたが、ほかにもダニに刺された人はたくさんいて、何も起こっていないのでそれほど心配していなかったと話した。"激しい頭痛とリンパ腺の腫れが始まり、嘔気やふくらはぎの強い痛みを感じ" 、3日後にベッドから起き上がれなくなった。オンラインの The Lucas resident を使って、Rocky Mountain spotted fever の症状であることを突き止め、doxycycline を服用することに決めた。すぐに症状は軽快し始めた。Rocky Mountain spotted fever の血液検査が陽性であることが確かめられた。最後に Richland County で（この病気が）発生したのは30年以上前のことだが、Ohio 州内の年間患者数は 2 から 26 cases である。女性は飼っている2匹のイヌから感染したと考えているが、いずれのイヌも検査の結果感染していなかった。イヌを管理する当局者は、2011年は特にダニが多く、とりわけ野犬に多く見られるが、その理由は分からないと述べている。イヌのダニを調べるときは、毛のない耳の中を調べると見つけやすいとアドバイスしている。
[Mod.LL－ 早期診断が致死率低下に重要である。今回のように発生があまり多くない中西部の症例では特にそうである。インターネット上には間違った情報も流されているが、この女性は the web によって命が助かったと言える。草の茂みから病原体を有するメスのダニが通りすがりのヒトに付着するとき，あるいはイヌから直接・間接的に移る場合でも、はじめは下半身に付くことが多い。衣服の上を這って適当な皮膚を見つけ、そこで吸血を開始する。（白い衣服は、動き回るダニを見つけやすくする）定着後、リケッチア病原体が活性化して感染伝播されるまで24時間ほど時間がかかる。したがって、毎日１ないし2回、ダニをチェックして取り除けば、感染の可能性は最小限になる。頭の中などの有毛部にくっ付いたダニは、特に探すのが難しい。（the difficulty in removing this woman's tick）
CDC の情報では；
"皮膚についたダニを発見してもあわてないこと。先のとがったピンセット fine-tipped tweezers できちんと取り除くことができる。
" fine-tipped tweezers を使って、ダニのできるだけ皮膚表面に近い部分をつかみ、しっかりとはさんで持ち上げる。ひねったり、勢いよく引っ張ったりしない： 口の部分がちぎれ、皮膚の中に残ってしまう可能性がある。もしもそうなった場合は、口の部分だけを tweezers で取り除くか、取り除けない場合は、皮膚のキズが治るまでそのままにしておけばよい。
"ダニを除去したあと、刺し口の部分と手を、アルコール、イソジン、石鹸と流水などできれいにする"
潜伏期間はダニへの暴露からおよそ1週間で、ダニ除去後かなり経ってからとなる。臨床症状は非特異的で、発熱、筋肉痛、頭痛（ただし quite severe）である。発疹は第3病日に出始め、初期の手首や足首の丘疹 maculopapular から、 手掌や足底の出血斑と紫斑 petechial and purpuric に変わり、近位体幹に及ぶ。紫斑は通常、第６病日以前には出現しない。発疹の発現前か発現後1-2日目に治療（通常ドキシサイクリン）が開始されれば、実際の致死率はかなり低い。常在地域において、春から夏の季節に，一致する症状が見られた場合は、たとえダニ刺咬が明らかでない場合でも Empiric treatment for this infection が望ましい]
"皮膚についたダニを発見してもあわてないこと。先のとがったピンセット fine-tipped tweezers できちんと取り除くことができる。
" fine-tipped tweezers を使って、ダニのできるだけ皮膚表面に近い部分をつかみ、しっかりとはさんで持ち上げる。ひねったり、勢いよく引っ張ったりしない： 口の部分がちぎれ、皮膚の中に残ってしまう可能性がある。もしもそうなった場合は、口の部分だけを tweezers で取り除くか、取り除けない場合は、皮膚のキズが治るまでそのままにしておけばよい。
"ダニを除去したあと、刺し口の部分と手を、アルコール、イソジン、石鹸と流水などできれいにする"
潜伏期間はダニへの暴露からおよそ1週間で、ダニ除去後かなり経ってからとなる。臨床症状は非特異的で、発熱、筋肉痛、頭痛（ただし quite severe）である。発疹は第3病日に出始め、初期の手首や足首の丘疹 maculopapular から、 手掌や足底の出血斑と紫斑 petechial and purpuric に変わり、近位体幹に及ぶ。紫斑は通常、第６病日以前には出現しない。発疹の発現前か発現後1-2日目に治療（通常ドキシサイクリン）が開始されれば、実際の致死率はかなり低い。常在地域において、春から夏の季節に，一致する症状が見られた場合は、たとえダニ刺咬が明らかでない場合でも Empiric treatment for this infection が望ましい]
写真1 The female _Dermacentor variabilis_ (the American dog tick), a common vector
写真2 The early rash of this disease
写真2 The early rash of this disease
● C 型肝炎－英国
PRO/EDR> Hepatitis C - UK (03): (Scotland) 20110811.2435
Act now to tackle an "epidemic" of hepatitis C, says a leading doctor
情報源 Scottish Daily Record、20111年8月10日。
the National Forum on Drug-Related Deaths 会長は、スコットランドで毎年新たに約1000人の患者が発生していると述べた。[人口500万人の] スコットランドにおける、C 型肝炎 hepatitis C の患者数は3万9000人に上ると推計されている。C 型肝炎は非常に重大な流行となっており、ほとんどの患者が、不法薬物の使用により感染した、薬物注射使用者である、と述べた
Act now to tackle an "epidemic" of hepatitis C, says a leading doctor
情報源 Scottish Daily Record、20111年8月10日。
the National Forum on Drug-Related Deaths 会長は、スコットランドで毎年新たに約1000人の患者が発生していると述べた。[人口500万人の] スコットランドにおける、C 型肝炎 hepatitis C の患者数は3万9000人に上ると推計されている。C 型肝炎は非常に重大な流行となっており、ほとんどの患者が、不法薬物の使用により感染した、薬物注射使用者である、と述べた
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis & other - India (10): (BE) 20110811.2433
情報源 The Telegraph、2011年8月10日。
Bansihari でこの24時間以内に、新たに2人汚小児がウイルス性脳炎により死亡し、ほかにも少なくとも10人が発病した。the North Bengal Medical College and Hospital in Siliguri に入院中だった、9歳と10歳の2人が9日死亡し、ウイルス性脳炎による死亡が確認された、と当局者が述べた。Shantipur village（Bansihari）ではこの1週間に、多数の小児らが高熱、激しい頭痛、嘔吐、せん妄などを訴えていた ...
[Mod.TY－ 当局者らは、蚊族による刺咬やブタに言及し、日本脳炎の患者と見ており、おそらく正しいだろう]
● 鳥インフルエンザ、ヒト (55) データ ECDC
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (55): data analysis
Archive Number: 20110811.2439
Avian influenza A(H5N1) in humans: new insights from a line list of WHO confirmed cases, Sep 2006 to Aug 2010
情報源 Eurosurveillance 2011; 16(32), 11 Aug、2011年8月11日。
要約
2005年、欧州において、ヒトに対する鳥インフルエンザ avian influenza (AI) viruses の脅威が高まり、the Robert Koch Institute は the World Health Organization (WHO) やその他の情報源から得られた、全世界の all human AI cases に関する情報を凝縮し、詳しい解析用に時系列のリスト? line list を作成する定期監視装置 routine monitoring instrument を開発した。2006年9月から2010年8月までの期間中に235例の confirmed AI cases が捕捉され、致死率は56% (132/235) で、エジプトの 28 % (27/98) からインドネシアの 87 % (71/82) までの開きがあった。多変量解析により、発病から入院までの期間が1日経過するごとに、致死率のオッズ比は33%ずつ増加することが分かった (OR: 1.33, p=0.002) 。0-9歳の小児に関しては、10-19歳と20-29歳の患者に比べ、死の転帰をとる確率のオッズ比が6倍以上で (OR: 6.06, 95 per cent CI: 1.89-19.48, p=0.002 and OR: 6.16, 95 per cent CI: 2.05-18.53, p=0.001, respectively) 、30歳以上と比べても約5倍 (OR: 4.71, 95 per cent CI: 1.56-14.27, p=0.006) であった。エジプトでは、小児の患者数や発生件数が、他の年齢層や他国と比較して、2倍以上の開きがあった ...
Avian influenza A(H5N1) in humans: new insights from a line list of WHO confirmed cases, Sep 2006 to Aug 2010
情報源 Eurosurveillance 2011; 16(32), 11 Aug、2011年8月11日。
要約
2005年、欧州において、ヒトに対する鳥インフルエンザ avian influenza (AI) viruses の脅威が高まり、the Robert Koch Institute は the World Health Organization (WHO) やその他の情報源から得られた、全世界の all human AI cases に関する情報を凝縮し、詳しい解析用に時系列のリスト? line list を作成する定期監視装置 routine monitoring instrument を開発した。2006年9月から2010年8月までの期間中に235例の confirmed AI cases が捕捉され、致死率は56% (132/235) で、エジプトの 28 % (27/98) からインドネシアの 87 % (71/82) までの開きがあった。多変量解析により、発病から入院までの期間が1日経過するごとに、致死率のオッズ比は33%ずつ増加することが分かった (OR: 1.33, p=0.002) 。0-9歳の小児に関しては、10-19歳と20-29歳の患者に比べ、死の転帰をとる確率のオッズ比が6倍以上で (OR: 6.06, 95 per cent CI: 1.89-19.48, p=0.002 and OR: 6.16, 95 per cent CI: 2.05-18.53, p=0.001, respectively) 、30歳以上と比べても約5倍 (OR: 4.71, 95 per cent CI: 1.56-14.27, p=0.006) であった。エジプトでは、小児の患者数や発生件数が、他の年齢層や他国と比較して、2倍以上の開きがあった ...
以下、導入、方法、結果、議論および結語。
PRO/AH> Eastern equine encephalitis - USA (03): (WI) equine, alpaca 20110811.2434
Encephalitis strikes 3 animals in north west Wisconsin
情報源 WisBusiness.com、2011年8月9日。
Dunn County でアルパカ2頭が蚊族媒介性で中枢神経を冒すウイルスによる東部ウマ脳炎 eastern equine encephalitis, or EEE により死亡し、ウマ1頭も発病している。ヒトに感染する可能性もあるが、ウィスコンシン Wisconsin 州内では患者は報告されていない ... アルパカへの使用が認められているワクチンはないため、所有者らは獣医師と感染予防策を相談するよう勧められている ... Wisconsin 州は、2001年に a major outbreak of EEE を経験しており、州北西部を中心に 69 confirmed or presumptive positive cases, が確認された。その後は散発性の症例が発生していた。初夏から初霜が降りるまでの蚊族の発生期間内に発生する ... "Northern Wisconsin には蚊族にとって好適な地域があり、ほとんどがその地域で発生してきた"
Encephalitis strikes 3 animals in north west Wisconsin
情報源 WisBusiness.com、2011年8月9日。
Dunn County でアルパカ2頭が蚊族媒介性で中枢神経を冒すウイルスによる東部ウマ脳炎 eastern equine encephalitis, or EEE により死亡し、ウマ1頭も発病している。ヒトに感染する可能性もあるが、ウィスコンシン Wisconsin 州内では患者は報告されていない ... アルパカへの使用が認められているワクチンはないため、所有者らは獣医師と感染予防策を相談するよう勧められている ... Wisconsin 州は、2001年に a major outbreak of EEE を経験しており、州北西部を中心に 69 confirmed or presumptive positive cases, が確認された。その後は散発性の症例が発生していた。初夏から初霜が降りるまでの蚊族の発生期間内に発生する ... "Northern Wisconsin には蚊族にとって好適な地域があり、ほとんどがその地域で発生してきた"