2011年8月21日-23日

ムンプス ワクチンの有効性
インフルエンザ ワクチンとナルコレプシー
コレラ ハイチ、ドミニカ共和国:ネパール由来

● ムンプス チェコ(2),バーミューダ(3件)
チェコ共和国
PRO/EDR> Mumps - Czech Republic: (SK) supplementary vaccination? 20110822.2553
 情報源 Prague Daily Monitor, CTK report、2011年8月22日
チェコ共和国の主席保健監視官 chief health inspector は、ボヘミア地域の北部 [Stredocesky or Usti nad Labem] において、2011年初めの4か月間に 996人の患者が報告された、ムンプス Mumps 感染流行の発生を受け、若年者に対するワクチンの再接種を検討していることを明らかにした。チェコの小児は、生後15か月にムンプスワクチンの接種を受け3歳時に追加接種を受けている。同官は、2012年に若年者にどの程度免疫が残存し、免疫能向上のための追加接種が必要かを知るための免疫学的調査を行いたいとしている ... the Usti region では、主に14-19歳の年齢層に感染が広がっている ... January 2011 to the 14th week of 2011 の期間中、合計 516 cases of mumps が、 the region's 7 districts 中 4 districts から報告され、これは、住民10万人当たり 61.7人の患者が発生したことになる。全国で登録されたムンプスの患者の、76%が the Usti region の患者だった。
[Mod.CP- Mumps outbreaks in recent years から the mumps vaccine の有効性への疑問が湧いてくる。
イスラエルで最近行われた国内の recent mumps outbreak に関する疫学調査 the epidemiological and laboratory evidence の結果から、以前にワクチンを接種されている青年や若年成人の多くが、ワクチンによって付与された免疫能が減弱したために、現在ムンプスに感染する可能性があることが示された。
結論としてアウトブレイク mumps outbreaks が発生した際に、特に congregate living environments の環境にある場合は追加接種 booster vaccination programmes が検討されるべきと述べられている (Mumps outbreak in Israel's highly vaccinated society: are two doses enough? Infect. 2011 Apr 20:1-8)。An assessment of mumps vaccine effectiveness by dose during an outbreak in Canada (CMAJ. 2011 June 14; 183(9): 1014-1020) では、one dose of the MMR vaccine の (感染予防) 効果は 49.2-81.6 percent であり 2 doses では 66.3-88.0 percent と報告している。もしも、2回接種による効果が 85% だとすれば、ワクチン接種のカバー率が 88.2 percent と 98.0 percent (1回目と2回目?) でなければ、community transmission of mumps. を阻止することはできない]
関連項目 20110809.2418

PRO> Mumps - Czech Republic (02): background 20110823.2569
 投稿者 Steve Berger、2011年8月23日。
northern Bohemia で現在流行が発生しているものの、チェコ共和国は、米国並みにムンプス発生率を抑えることに成功していた。

バーミューダ
PRO/EDR> Mumps - Bermuda
Archive Number: 20110823.2568
 情報源 Bernews、2011年8月22日
Bermuda Health Department: Several Cases Of Mumps Reported
保健省 The Department of Health は22日、8月に医療機関から複数のムンプス Mumps 感染患者が報告されていることを明らかにした。重症疾患であるが、現在では非常にまれな病気となっている。この10年間に、島内で確認されたムンプス患者はわずか8人であった。高い予防接種率であるにもかかわらず、2011年に報告された患者数が多いことが懸念されている ... Bermuda では 1983年に予防接種に組み込まれ、6歳までにほとんど小児が接種 (15 months and a booster is given between the ages of 4 to 6 years.) を完了する ...
[Mod.CP- Bermuda における近年の MMR vaccine coverage が、最適ではなかった (下回っていた) 可能性がある。ムンプス患者が、ワクチンを受けていなかったかどうかについては書かれていないが、3価の the triple MMR vaccine のうち、ムンプスの成分による protectinon が他の2成分に比べて劣るということが、はっきりと示されたことはなく、ワクチン接種を受けてたとしても、ごく少数は感染するリスクが残されている]

● インフルエンザ 中国、ナルコレプシー
PRO/EDR> Influenza (49): China, narcolepsy 20110823.2561
 情報源 New Scientist、2011年8月22日
Swine flu, not vaccine, may trigger narcolepsy
昨年 [2010]、北京 Beijing の ナルコレプシー narcolepsy cases は3倍に増加した。冬の豚インフルエンザの流行 the swine flu [A/H1N1 2009 virus] pandemic of the previous winter と関係があると思われた。それ以前にも、同じようなナルコレプシー患者 cases of narcolepsy -- 不意に眠気が襲う異常 -- の増加と、ワクチン swine flu vaccine との関連性が指摘されていた。原因はワクチンに含まれる免疫反応を増強するための添加物アジュバント adjuvants と考えられている。ワクチン接種の機会が少なく、またアジュバントなしのワクチンを接種されていた中国でも、同時期にナルコレプシーが増えたことが研究者らを悩ませている。インフルエンザそのものが患者増の原因ではないのか。この点を明らかにするため、北京大学病院 [and collaborators in California and Ohio] が1998年以降の narcolepsy による受診者 906 人の the medical profiles を分析した結果、2009年10月にワクチンが導入される数年前から、ナルコレプシーの患者数には季節性変動 a seasonal pattern があり、11月ごろに有意に減少し、4月に大きく増えていた。このピークが the swine flu pandemic 後の春には例年より大きかった。
[Mod.CP- the Medical Products Agency (MPA) in Sweden は2009-2010年のスウェーデンにおいて行った患者リスト a case inventory の結果を報告している。この研究結果では、the Pandemrix influenza vaccine の接種と小児及び19歳以下の青年の narcolepsy との間に因果関係があるとされている (Eurosurveillance, 30 Jun 2011; 16(26))。
今回引用された Narcolepsy onset is seasonal and increased following the 2009 H1N1 pandemic in China. Annals of Neurology の the Abstract の部分を示す:
"Narcolepsy の原因は視床下部の hypocretin/orexin neurons の喪失であり、これは自己免疫反応の結果と考えられている。近年北欧ではワクチン H1N1 vaccination 接種後の narcolepsy に関する報告が出された。今回、中国・北京 Beijing, China (1998-2010) で診断された narcolepsy の症例に関する retrospective analysis を行った。自己申告による発症の時期 (年月) が得られたのは629 patients (86 percent children) だった ... 2009年10月以降に narcolepsy を発症した 182人のワクチン接種歴を聴取した。narcolepsy の発症には季節性があり、least frequent in November and most frequent in April の傾向があり、最低と最高の間に 6.7-fold increase の開きがある。年毎の比較では、the 2009 H1N1 winter influenza pandemic 後に3倍の増加が認められた。この増加は H1N1 vaccination を接種したと答えた患者がわずか 8 of 142 (5.6 percent) patients であったことから、ワクチン接種により増加した可能性は低いと考えられた。Cross-correlation では influenza/cold or H1N1 infections のピーク時とナルコレプシーの発症のピークに、5から 7ヶ月もの遅れが生じていた。以上より、中国国内において、narcolepsy onset は毎年認められる H1N1 influenza を含む季節性上気道感染症と強い相関があると結論付けられた。 2010年の the peak seasonal onset of narcolepsy は winter H1N1 infections から 6ヶ月遅れで始まり、調査対象の大部分で H1N1 vaccination から独立していた(関係が認められなかった)"。narcolepsy が immune system responses を契機に発症するとすれば、virus infection によるとしても vaccination の結果誘導されるとしても、いずれも合理性はある]

● コレラ ハイチ、ドミニカ共和国
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update 2011 (25): Haiti, DR  20110823.2567
[1] ハイチ/ドミニカ共和国での流行の感染源
 情報源 American Society of Microbiology (ASM) journal、mBio 2(4) July/August 2011 Volume 2 Issue 4 e00157-11, doi:10.1128/mBio.00157-11.、2011年8月23日
Population genetics of Vibrio cholerae from Nepal in 2010: evidence on the origin of the Haitian outbreak.
[Mod.LL- 同報告では the relationship of the Nepalese peacekeepers(ネパール平和維持軍)and the epidemic on Hispaniola の関連があったとされている]
要約
ハイチでのコレラ感染流行が確認された後、国連平和維持軍に従事するネパール人兵士大隊が感染源であるとの噂が流れた。この可能性について調査が行われたことはなかった。whole-genome sequence typing (WGST), pulsed-field gel electrophoresis (PFGE), および抗生物質感受性試験により、ネパールで検出されているコレラ菌 24 recent _Vibrio cholerae_ isolates の特徴を明らかにし、the Haitian outbreak との疫学的関連性について検討した。2010年7月30日から同年11月1日までの期間の、ネパール国内の 5か所の地域からの分離菌の the 24 genomes と、すでに塩基配列が解析されている、 3 from the Haitian outbreak (began July 2010).を含む 10件のコレラ菌 _V. cholerae_ isolates との比較を行った。 抗生物質感受性試験と PFGE patterns から、ネパールとハイチで分離された菌に、epidemiological link があるものとして矛盾はなかった。WGST では、ネパールで分離された全コレラ菌 all 24 _V. cholerae_ isolates が a single monophyletic group に属していた上、バングラディシュとハイチの分離菌も同じグループだった。ネパールの isolates は 4 closely related clusters.に分類される。 One cluster には 3 Nepalese isolates と 3 Haitian isolates が属しており、わずか 1- or 2-bp の違いを除き、ほとんど同一だった。今回の結果から、the origin of the Haitian outbreak はネパールと考えられる
[2] ドミニカ共和国
 情報源 Dominican Today、2011年8月20日
ドミニカ共和国内のコレラ感染流行による死者の数が109人となり、感染が疑われる患者は15876人に達したことが、19日、保健当局による明らかになった。保健省の声明によると、6週間前より減少傾向が続いているものの、首都を含む the region of Gran Santo Domingo は依然深刻な流行に直面している

● サルモネラ感染症 スペイン
PRO/AH/EDR> Salmonellosis - Spain: (CN) poss. restaurant source 20110823.2566
 情報源 La Opinion [in Spanish]、2011年8月19日
カナリア諸島保健当局 The Health Department of the Canary Islands は今週、18人のサルモネラ症 Salmonellosis 患者が発生し、今も Tenerife の複数の病院に7人が入院中であると報告した。当局は近郊にある人気カフェテリアと感染の関係を示唆しており、当局者が立ち入り調査を行っている。これまでのところ、いずれの検査でもこの施設が感染流行の原因であることを特定する結果は得られていない。患者の1人は、患者の一部が鶏肉を使った a la carte dish を食べたと証言している。12日夜に摂取された後、翌日に激しい腹痛、発熱、下痢、嘔吐が発生した

● ダニ媒介性回帰熱 米国
PRO/AH/EDR> Tick-borne relapsing fever - USA: (CO) youth camp, alert 20110823.2564
 投稿者 米・Colorado Department of Public Health and Environment、Elisabeth W. Lawaczeck DVM、2011年8月19日
コロラド州および郡保健当局 The Colorado Department of Public Health and Environment (CDPHE) and the Chaffee County Public Health Department は、7-8月にコロラド Colorado 州中部の a youth camp でボランティア活動を行っていた1人のダニ媒介性回帰熱 tick-borne relapsing fever (TBRF) 患者に関する調査を行っている。
発熱、発汗、体力低下、意識障害 confusion、頭痛、筋肉痛、関節痛、嘔気などの症状を発症し、初期症状 the initial TBRF episode は適切に治療されたものの、再発したため再入院となっている。現在行われている調査により、このボランティアはキャンプでの活動中に TBRF に感染したものと見られ、患者が使用していた the cabin の environmental assessment で、TBRF exposure を説明しうる significant rodent infestation が確認されている。各州および各国からのおよそ 625 名の campers and volunteers が夏季の1週間を過ごした ... 
最近、Colorado 州山間部の rustic cabin に寝泊りした人や、州中部のユースキャンプ利用者の中で、initial or recurrent fever とともに、全身痛、頭痛、悪寒、発汗のある患者は、通常の血液塗抹検査を受け、TBRF について調べることを勧める。発熱があり抗生物質を使用する前に Smear evaluation が行われれば、スピロヘータ spirochetes がもっとも見つかりやすい
[Mod.LL- 他州や他国からの campers and volunteers であるので、アメリカ西部の the endemic areas 以外(で発症した場合) であっても、この感染症についての検討が必要である。Relapsing fever は the _Borrelia_ genus のスピロヘータを原因とする。ベクターの _Ornithodoros_ tick は、ロッキー山紅斑熱やライム病の the typical "hard ticks" よりもずっと短い時間で吸血する "soft tick" であるため発見されにくい。診断は、発熱中の末梢血の Wright's stain 染色標本により容易である。他の spirochetes と違い the Wright stain ですばやく 染まる: The typical peripheral blood smear 。病原体の外側蛋白抗原 the outer protein antigens の変化により The relapses が生じる。アフリカで見られるシラミ媒介性回帰熱 Louse-borne relapsing fever は、ダニ媒介性 tick-borne に比べ、より重症 less benign である]
参考文献1. Relapsing fever. A clinical and microbiological review. Medicine 1969; 48(2): 129-49.
参考文献2. Borreliae, human relapsing fever and parasite-vector-host relationships. Bacteriol Rev 1965; 29(1):46-74

● 大腸菌 O157 カナダ
PRO/AH/EDR> E. coli O157 - Canada (03): (ON) RFI 20110823.2563
 情報源 The Sun Times, Owen Sound (ON)、2011年8月23日
Grey-Bruce の公衆衛生当局は、ここ数週間に8人が確認された、遺伝学的に類似する大腸菌 E. coli  O157 に感染した患者の間の関連性について、調査を行っている。食品や渡航歴、活動などについて聴取しているが、現在のところ、特定されていないと述べた ... 13-14日の週末以降、新たな患者は報告されていない。最初の患者が報告されたのは、7月初旬だった

 ● 炭疽 バングラデシュ
PRO/AH/EDR> Anthrax, human, livestock - Bangladesh (10): (RS) 20110823.2562
 情報源 Gulf Times、2011年8月22日
Khirshin Tikar village(Paba sub-district of northwestern Rajshahi district)において、女性4人を含む16人が,感染したウシの肉を食べて炭疽 Anthrax に感染した。3日に the Rajshahi city 近郊の市場で購入した2頭のウシの肉を食べ感染したことが分かった。男女全員が解体から調理までの作業に関わり、皮膚炭疽に感染した。およそ10人が治療を受けている

● 日本脳炎 ネパール
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis - Nepal (KA)
Archive Number: 20110822.2559
 情報源 All Voices、2011年8月21日
ネパール最西部の Kanchanpur district で、この2日間に少なくとも2人が、日本脳炎 Japanese encephalitis [virus infection] により死亡した。2人は19日に Mahakali Zonal Hospital に入院し治療を受けていたが、同日死亡した。すべての人々にワクチンを接種し、日本脳炎を根絶することに取り組んでいるが、全国民にはいきわたらず、今も数十人がブタやカモから感染して死亡する。同じく8月、別の1人の死亡が確認されており、死者は3人となった。Dang では、7月に1人が死亡している。
参考項目 2010
Japanese encephalitis & other - India (18): (UP, BH) Nepal 20100915.3340

● デング熱/デング出血熱 フィリピン、インド、パキスタン、ブラジル 
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2011 (33) 20110822.2556
[1] フィリピン Philippines
 - (Metro Manilla ). 21 Aug 2011. 8月までに the Philippine capital で70人が死亡、 dengue cases in Metropolitan Manila from 1 Jan - 6 Aug [2011] rose to 10 487 compared to 5416 cases for the same period last year [2010].
 - (Muntinlupa , Metro Manila). 16 Aug 2011. 市当局 Muntinlupa City [the southernmost city in the Philippine National Capital Region] は16日、 from 1 Jan - 5 Aug this year [2011] の市内の患者数が 258 人に達し、2010年の59人と比べ、a 370 per cent increaseであることを発表。San Pedro で5人が死亡。
 - (Aklan province, Western Visayas). 20 Aug 2011. From 1 Jan - 15 Aug this year [2011], 121 dengue cases、 last year's [2010] 477 cases より75%の減少。
[2] インド (Orissa state ). 20 Aug 2011. 20日に新たに2人が死亡し、死者が19人となった。
[3] パキスタン Pakistan 
 - (Faisalabad, Punjab province). 17 Aug 2011.  the local Allied Hospital. に2人、 the Punjab Medical College に8人が入院
 - (Lahore, Punjab province). 16 Aug 2011. 16日、Lahore で24人の感染が確認され、the total number of reported dengue cases が 91人となった。
 - (Karachi, Sindh province). 16 Aug 2011. 今週、6 more dengue virus cases in Karachi ;138 have been confirmed positive in the province this year [2011].
[4] ブラジル Brazil (Ribeirao Preto, Sao Paulo State). 17 Aug 2011. 1か月間に、the number of dengue cases increased from 15 325 to 16 240. The number of deaths has not changed, remaining at 12.

● ハンタウイルス アルゼンチン、チリ 
PRO/AH/EDR> Hantavirus update 2011 - Americas (36): Argentina, Chile 20110822.2551
[1] アルゼンチン
 情報源 El Diario de Madryn [in Spanish]、2011年8月18日。
the Zoonosis Division of the Program Area of the Secretariat of Health 当局は、山岳部の Chubut で2名のハンタウイルス Hantavirus 感染患者を確認した。患者の1人は Lake Puelo を渡った the El Turbio area の50年以上前からの住民である。もう1人は the Lagos Tres area of the Rio Pico locale の23歳の若者である。両者とも Esquel の獣医学当局の獣医師が診断した ... 2011年は colihue cane の開花の当たり年で、Neuquen から Chubut にかけての各地の山々でげっ歯類が大発生 super population し、ウイルス感染のリスクが高まっている [Colihue cane, _Chusquea culeou_, は、イネ科の the bamboo subfamily に属する多年性植物で、チリとアルゼンチン南西部の湿潤温帯林に生育する]. ...
[Mod.TY- 20110430.1348 にあるように、アルゼンチンにおいてヒトの感染に関係するハンタウイルスとしては: Andes virus (western Argentina, in the long-tailed pygmy rice rat host, _Oligoryzomys longicaudatus_); related Andes-like viruses Hu39694 (in central Argentina; rodent host unknown); Lechiguana (in central Argentina in the yellow pygmy rice rat _O. flavescens_); Oran (in northwestern Argentina in _O. longicaudatus_); and Bermejo (western Argentina in _O. flavescens_) virus. があり、検査機関での確定診断によらなければ、ウイルスについて言及することはできない]
[2] チリ Chile
 - (Los Lagos): Radio Bio-Bio [in Spanish]、2011年8月14日。
山岳地帯の Valle el Frio (the Cochamo community) の女性1名が、ハンタウイルス感染と見られる症状が見られるため、ヘリで Hospital Base Puerto Montt に移送された。ほか2名も、ハンタウイルス感染が疑われるため、Puerto Montt に移送されている。迅速検査の結果は陰性であったが、3人は今も隔離されたたまま、the ISP.からの検査結果の報告を待っている。患者の1人は、家族である、Ventisqueros 在住の33歳男性が12日に劇症感染症により死亡している。この患者は、同じく搬送されており、迅速検査でハンタウイルス感染が確認されている。げっ歯類の増加に対し、健康及び農業上の注意喚起が行われていた。
 - (Aysen):Radio Santa Maria [in Spanish]、2011年8月21日。
16日、保健当局の責任者が、6人目のハンタウイルス感染患者が確認される可能性があると発表した。この女性のおいが、ハンタウイルス感染により最近死亡している。感染の疑われている患者は現在深刻な状態にあり、集中治療室で人工呼吸器を装着されている。the Institute of Public Health. からの検査結果報告が待たれている。5人の確定診断された患者とこの感染疑い患者以外にも、2010-2011の夏に、さらに2人の感染例が発生している。
[Mod.TY- 今回の報告では Aysen の地名が明らかにされていないが、以前の報告では the Aysen region とされていた]

● ベネズエラ出血熱 ベネズエラ
PRO/AH/EDR> Venezuelan hemorrhagic fever - Venezuela: (PO)
Archive Number: 20110821.2548
 情報源 El Nacional [in Spanish]、2011年8月20日
the Banco Morrones village of the Guaranarito municipality において、ベネズエラ出血熱 Venezuelan hemorrhagic fever により、女性1名が死亡し3人が感染していることが、19日当局者 Regional Director of Health からの情報で分かった。げっ歯類のフンにより媒介されるこのウイルスは、前出の地域 the said jurisdiction of Portuguesa state に固有の疾患である。死亡したのは50歳の女性で,受診が遅れたための死亡であり、今回のように雨期にピークのある感染症であることから市民は特別な注意を必要としないと述べた。しかし2週間に4人の患者が発生した Banco Morrones には新たな感染発生への防止策を開始したと述べた。Portuguesa においては、the Center for Virological Research が出血熱治療を行っているものの、病初期でなければ効果は期待できない。死亡した患者は発症から7-8日経ってから受診したため手の施しようがなかったと説明された。この疾患の症状として、関節痛、発熱、死肉出血などが認められる。これらの症状が見られた場合は、すぐに医療機関を受診するよう勧められている。Portuguesa の農村部、特に Guanaritoの住民は、げっ歯類が近づかないよう自宅内にコメや小麦を放置しないことをアドバイスされている。 また、中庭 patios の掃除する前に散水し、ネズミのフンが混じった埃が舞い上がらないようにし、手袋や長靴を着用するなどの注意が呼びかけられている。
[Mod.TY- Guanarito virus infections が Venezuelan hemorrhagic fever の原因となる。1989年 Portuguesa 州南部の農村部の住民の間であらゆる年代の男女に,発熱、頭痛、筋肉痛、咽頭痛、体力低下、食欲不振、嘔気、嘔吐、ときにけいれんなど症状を示す重症の熱性疾患が集団発生した。その後も sporadic cases の発生が続いており、致死率は40%である。げっ歯類の保有宿主 The rodent reservoirs は,the cotton rat _Sigmodon alstoni_ と the cane mouse _Zygodontomys brevicauda_ である。Guanarito virus はアレナウイルス arenavirusnの1種で、2 other South American arenaviruses の Machupo virus (Bolivian hemorrhagic fever) と Junin virus (Argentina hemorrhagic fever) と関連性がある]
画像 _Zygodontomys brevicauda_ 

● 手足口病 マレーシア
PRO/EDR> Hand, foot & mouth disease - Malaysia 20110821.2547
 情報源 The Star online、2011年8月21日
2011年、全国で合計2919人の手足口病 hand, foot and mouth disease (HFMD) の患者が報告されているが、この病気による死者は出ていない。2010年1年間の報告数である8769人より減少する見込みである。最も多く患者が報告されている5つの地域は、 -- Sarawak with 914 cases, Selangor (513 cases), Johor (300), Perlis (300) and Pulau Pinang (263).となっている ... "The National Public Health Laboratory surveillance により、human coxsackievirus A16 and human enterovirus 71 (EV 71) were the most common viruses causing HFMD であることが分かった"

● 麻疹
PRO/EDR> Measles update 2011 (28) 20110821.2546
[1] フランス (Mayotte):Risk of measles epidemic
 情報源 MayotteHebdo.com [In French]、2011年8月18日
インド洋地域保健局 The Regional Agency for Health of the Indian Ocean (ARS) は、5日から14日にかけて3例の麻疹の国内感染 (島内? フランス本土内?; indigenous cases) が確認されたことを受け、住民らに対して注意するよう呼びかけている。小児では一般的に軽症であることが多いが、重症合併症や死亡につながる場合もある。唯一の予防法は、2回の予防接種を受けることである。2009年1月にワクチン接種が義務化されてから、Mayotte において麻疹感染が報告されたことはなかった
[2] アイルランド (Dublin):HSE warns of rapid rise in measles cases
 情報源 RTE New Ireland、2011年8月19日
保健当局 The Health Service Executive (HSE) は、ダブリン Dublin の北部を中心に、麻疹感染が急増していることを報告した。MMR ワクチン接種を受けさせるよう、保護者らに呼びかけている。アイルランドでは、2011年これまでに 135例の麻疹感染が確認されており、このうち 70%以上が the cases in the north of Dublin city だった。
[3] エチオピア (Dollo Ado):Alarming Rise of Measles Deaths in Dollo Ado Refugee Complex
 情報源 Voice of America、2011年8月16日
国連 The United Nations refugee agency [UNHCR -- United Nations High
Commission for Refugees] は、エチオピアの the Dollo Ado complex にある4か所の難民キャンプ refugee camps のうちの1か所で、死亡発生率 the death rates が警戒レベルに達していると報告した。 The UNHCR によると、麻疹と干ばつによる低栄養が重なったことが、主な要因と見られている ... 6月の the Kobe refugee camp 開設以来、連日平均で5歳未満の小児10人が死亡している。麻疹と見られる感染流行に、高率の急性栄養失調が合わさったためと見られ、Dollo Ado sites 全体で148例の感染と11例の死者の麻疹感染が確認されている
[4] 米国 (Minnesota)
State health department investigating 2 cases of measles in young Dakota County children
 情報源 Shakopee Valley News 、2011年8月19日
ミネソタ州当局 The Minnesota Department of Health は Dakota County
Public Health 等とともに、Dakota County. で確認された2例の幼児の麻疹感染例について調査を行っている。8月に 麻疹流行が発生しているケニアから帰国してすぐに発病した、 Dakota County 生後12か月は、4日から17日までの間に infectious であったと考えられる。現在、入院中で重篤な状態となっている。もう1名は、第1の患者宅を訪問した、生後15か月で同じく入院中である。いずれの患児も、ワクチンを接種されていなかった
[5] オーストラリア Australia
 - (Northern Territory):Sick backpacker sparks red centre measles alert
 情報源 ABC News、2011年8月18日
先週、ドイツ人旅行者が麻疹と診断されたことにより、Alice Springs の住民らに対して、保健当局から注意が呼びかけられている
 - (New South Wales):Measles outbreak in Blacktown causes alarm
 情報源 Blacktown Sun、2011年8月19日。
... 2002年から2010年にかけて、the western Sydney region で22例の麻疹感染が報告されているが、Blacktown では2011年に22例の麻疹感染が報告された。"患者の多くは Mt Druitt の住民で、半数以上が小児と若年成人である" と説明されている
[6] ニュージーランド New Zealand
 - (Auckland):108 measles cases in Auckland, and 2 cases of rubella
 情報源 Voxy News engine、2011年8月15日
The Auckland Regional Public Health Service によると: 15日現在、the Auckland region で確認されている麻疹感染患者は 108 confirmed cases of measles で West Auckland を中心に Central Auckland, North Shore, and Manukau. に広がっている。先週、2例の風疹感染例wも確認された
 - N(North Island):Measles outbreak hits more than 120 people
 情報源 stuff.co.nz, NZPA report 、2011年8月16日
the upper North Island で120人以上の感染患者が出ている麻疹感染流行は、今も感染拡大が続いている。109 confirmed cases in Auckland, や 19 confirmed and one suspected case in Waikato のほか、Taupo and Northland でも患者が確認されている。多くの患者が、ワクチンを受けていなかった

● 旋毛虫症 アルゼンチン
PRO/AH/EDR> Trichinellosis - Argentina: (CB) 20110821.2544
 情報源 Dia a Dia [trans.]、2011年8月17日
the Department of San Justo で、35人の患者が発生した旋毛虫症 the outbreak of trichinosis の原因が、ソーセージ職人であったことが最終的に分かった。この職人はブラジル人で、現在すべての材料が差し押さえられている。the town of El Tio から始まったこの流行は、San Francisco にも拡大した
[Mod.EP- 2010年11月10日に ProMED-mail で報告された Cordoba の流行の続報と思われる]

● 狂犬病 ボリビア
PRO/AH/EDR> Rabies - Bolivia (05): canine, human 20110821.2543
 情報源 Opinion [in Spanish]、2011年8月19日
Vacas 市(Arani province, in the Cochabamba Alto Valle)で狂犬病 Rabies 患者1名が確認され、当局は注意を呼びかけている。Punata に限っても、連日3-5例のイヌ咬傷が報告されている

● ウエストナイルウイルス イタリア
PRO/AH/EDR> West Nile virus - Eurasia (07): Italy (VN) 20110821.2542
 情報源 Eurosurveillance 2011; 16 (33) Article 3、2011年8月18日
原著 Human cases of West Nile virus Infection in Northeastern Italy, 15 Jun-15 Nov 2010.
要約
2010年、イタリア北東部で3年連続して、3 confirmed cases of neuroinvasive disease and 3 confirmed cases of West Nile fever を含む、ウエストナイルウイルス感染 West Nile virus (WNV) infection が確認されている。2008年と2009年、すべてのWNV 感染患者は南部 the Veneto region で確認されていたが、2010年はそれまでの発生地域の外の、北部 areas of Veneto の比較的狭い2か所の地域でも発生が確認された。Veneto 住民の献血者の WNV IgG 抗体陽性率は、発生のない地域の 1000人対 3.2人から、高度発生地域である the Rovigo province の 33.3人までの開きがあった。2010年、イタリアでは他の autochthonous human cases of WNV disease は報告されなかった。3年間にわたって繰り返し WNV 感染例が発生したことから、イタリア北東部に WNV 定着していることが強く示唆された
[Mod.TY- 2011年の ProMED-mail には、イタリアの WNV 感染循環は報告されていないし、WHO Global Alert and Response report 20110819.2519 でも触れられていないが、このことが必ずしも、この地域にウイルスがないことを意味しない]

● マラリア ギリシャ
PRO/EDR> Malaria, P. vivax - Greece: (PW), autochthonous 20110821.2541
Autochthonous _Plasmodium vivax_ malaria from Greece
 情報源 CDC、2011年8月20日
The Centers for Disease Control and Prevention (CDC) に対し,7月最終週ごろのギリシャ南部の Elos and Skala への旅行者1名が三日熱マラリア_Plasmodium vivax_ malaria の確定診断を受けたと the GeoSentinel Surveillance system から報告された。 (この患者はルーマニア市民でブカレスト Bucharest の病院で診断された)この旅行者はマラリア常在地域を旅行したことはない。1974年以降、ギリシャではマラリア清浄国になっている: しかし政府保健当局によると、2011年6月以降合計6名の常在地域への渡航歴のないマラリア患者が報告されている。いずれの患者も三日熱マラリア _P vivax_ 感染であることが確認されており、南部地域 (Peloponnesus) の、特に Laconia and Evoia districts で発生している]
● ヘンドラウイルス オーストラリア
PRO/AH/EDR> Hendra virus, equine - Australia (24): (QL) 20110823.2570
 情報源 ABC.net au、2011年8月23日
Gold Coast horse dies from hendra virus
クイーンズランド Queensland 州で、新たに1頭のヘンドラウイルス Hendra virus 感染が確認された。 the Currumbin Valley (the Gold Coast hinterland) の飼育場のウマ1頭のヘンドラウイルス感染が確認され、その後死亡した。Biosecurity Queensland は23頭について検査を実施し、そのうち1頭の陽性が確認された。獣医師と農場主の2人が曝露した疑いがある ... Gold Coast Councillor は the Gold Coast のすべての the flying foxes の巣 colony について、ウイルスのチェックを行うよう、改めて指示した
[Mod.TG-  the risk of testing flying foxes はその検査を行うヒトへの感染リスクを上回るメリットがあるのだろうか。コウモリの専門家ではないが、コウモリのコロニーの検査や駆除によって、よりウイルスが拡散する可能性があるのではないだろうか。the flying foxes がなぜウイルスを排泄するかを理解するに足る研究結果が存在するのかを知らない。つねにウイルスを排泄し続けているのだとすれば、常にヘンドラウイルスに関連する死亡や疾病が発生しているはずである。しかしそうではない。つまり、何らかの要因があって、コウモリからウイルスが排泄されるに違いない。ウマの所有者らは the flying foxes が果樹や果実におびき寄せられることを知っておかなければならない。the equine paddocks の果樹は撤去するか、果実がなっている期間は、果樹のある場所からウマを遠ざけることが、ウマとそして所有者自身を守ることにつながる。These flying foxes は非常に食べ方が汚く extremely messy eaters, 多量のよだれを流し、近くで草を食んでいるウマがウイルスに曝露する。長年開発研究されている the new vaccine が今試すことができれば]

● 口蹄疫 カザフスタン,ジョージア(2件)
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Kazakhstan (04): (EK) bovine, OIE 20110823.2560
 情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2011; 24(34)、2011年8月22日
Foot-and-mouth disease, Kazakhstan immediate notification
感染開始時期 2011年8月11日
前回流行時期 2011年7月26日
原因ウイルス Foot and mouth disease virus Serotype: O 
新たな感染流行
発生地  Karashilik, Kurchumskiy, East Kazakhstan 農村
感染した種 ウシ cattle
Susceptible: 770
Cases: 33
Deaths: 0
Destroyed: 69
Slaughtered: 0
ヒツジ 2337頭中 0頭

PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Georgia: (SD) serotype O susp. 20110822.2555
 情報源 RES News agency [machine trans.]、2011年8月15日
the Dzauskom region of South Ossetia [in the region of Shida Kartli] の4つの村 (Erman, Zgubir, Styrfaz and Hvtse) から、口蹄疫 foot and mouth disease [FMD] 感染例が報告されている。5日、山間部の the mountain village of Erman から、ウシの感染が報告され、臨床症状から FMD 疑いと判断した。検体を採取し提出したところ、 FMD serotype O と確認された

● 炭疽 キルギスタン,カザフスタン(2件)
PRO/AH/EDR> Anthrax, human, bovine - Kyrgyzstan (03): (BA) 20110822.2552
 情報源 Kazakhstan Today [machine trans.]、2011年8月22日
キルギスタン南部で3名が炭疽 Anthrax 感染の疑いで入院となったと報じられた。非常事態省広報担当によると18 日以降,the Orozbekova Kadamjay rural district of Batken province 内の2か所で発生が確認されていて The village of Pulgon Batken の1947年生まれの女性1名と the village of Toloykon Osh の47歳男性と9歳男児が炭疽と診断された。初期診断は炭疽と確定されている。高齢女性は汚染された牛肉との接触があった。6月には the Jalal-Abad region で住民2名が炭疽感染と診断されている。共和国内には、1200か所以上の soil pockets of anthrax [cattle graves、ウシの埋葬地], があり、半数以上で感染性芽胞が発生している ...

PRO/AH/EDR> Anthrax, bovine - Kazakhstan: (WK) 20110822.2554
Anthrax, Kazakhstan Immediate notification
 情報源 OIE、2011年8月22日。
感染開始時期 2011年7月30日
前回流行時期 2010年7月27日
原因菌  _Bacillus anthracis_
発生地  URAL'SK (Komsomol, Dzhanybekskiy)
種/ 頭数 / 感染数 / 死亡数 /処分 / 廃棄
ウシ Cattle: 285 / 3 / 3 / 0 / 0
ヒツジ Sheep: 75 / 0 / 0 / 0 / 0
ウマ科 Equidae: 40 / 0 / 0 / 0 / 0

● キウィフルーツの病気,Bacterial canker ニュージーランド、イタリア
PRO/PL> Bacterial canker, kiwifruit - New Zealand, Italy: spread 20110822.2550
[1] ニュージーランド
 情報源 New Zealand Herald、2011年8月12日
Kiwifruit [bacterial canker(胴枯れ病) caused by strain] Psa V が農家に被害をもたらせ、勢いよく感染が拡大していることが、報告された。the Te Puke region in the Bay of Plenty 全体で拡大を続けながら、新たに地域にも広がりつつある the Matapihi area, on the outskirts of Tauranga でも確認されている
[2] イタリア
 情報源 European Plant Protection Organisation (EPPO) Reporting Service 6/2011/131、2011年6月
2011年 _Pseudomonas syringae_ pv. _actinidiae_ (EPPO Alert List) のイタリア国内での感染拡大が続いており、以下の地域でも初めての発生が報告されている
 - Calabria, in some plants of _Actinidia chinensis_ grown in an orchard in the municipality of Rosarno (Province of Reggio Calabria).
 - Campania, in plants of _A. deliciosa_ cv. "Jin Tao." These plants had been planted in 2010, and the orchard was located in the municipality of Sessa Auruca (Province of Caserta).
 - Friuli-Venezia Giulia, in 4 young orchards of _A. deliciosa_ cv. "Hayward" located in the municipalities of Bertiolo, Camino al Tagliamento and Codroipo (province of Udine) and in the greenhouse of a nursery located in the municipality of Sacile (Province of Pordenone)

● 腺疫 レバノン
PRO/AH/EDR> Glanders, equine - Lebanon (03): RFI 20110822.2549
 情報源 The Daily Star (Lebanon)、2011年8月20日
ベイルート Beirut 市長は19日、首都の Hippodrome で21頭が処分される結果となった、ウマの病気(腺疫 Glanders)は沈静化したと発表した。近く農業省から最終報告がなされることを明らかにした。ヒトに感染する危険性はないと説明されている。検査で陽性となったウマは2頭のみであったが、さらに19頭が処分され、すべて埋葬された ... 発端となった2頭のウマは、シリアの1か所の農場から輸入されたものであった
関連項目 20110731.2302