2011年10月17日-20日

ポリオ マダガスカル,ワクチン由来

● ポリオ マダガスカル
PRO/EDR> Poliomyelitis, vaccine derived - Madagascar: (TL) RFI 20111020.3128
 情報源 Linfo Reunion [in French]、2011年10月19日
Madagascar: the epidemic of polio reappears
マダガスカル国内では1990年代後半以降、ポリオ Poliomyelitis 患者は確認されていなかったが、当局は国内南部で6例の新規患者を確認したと発表した。低いワクチン接種率に加え、健康や栄養の問題がポリオ再興の要因となった可能性がある。ポリオは1997年以降 the Big Island から姿を消していたが、保健省は Fort Dauphin and Tulear [now known as Tolanaro or Tolagnaro] の農村部で、ワクチンを接種されていなかった 6例のポリオ患者を確認したと発表した。The Pasteur Institute による調査で、今回の感染に関わったウイルスは a vaccine virus であるため、軽い麻痺を生じる程度で病原性は弱く、一方野生株ウイルスでは重症の麻痺を生じるとしている[これは正しくない。vaccine derived poliomyelitis cases が significant paralytic disease を発症することはある] ... 2010年の保健省の報告では Malagasy (マダガスカルの) children のポリオワクチンの接種率はわずか70%で、これは最も脆弱な地域である南部も含めた全国値である。
[Mod.MPP- Madagascar では2001-2002年に paralytic disease の発生に関係する circulating vaccine derived poliovirus (cVDPV) が確認されていた。当時、同じ Toliara 州で5 cases of type 2 cVDPV associated cases が報告されている。2001年発症の初発患者は resident of Toliara (Tulear) で、他の4例の発症は 2002年の3月と4月で、Toliara から約400 km離れた農村だった。いずれの患者も3回のワクチン接種 3 dose series of polio vaccination を完了していた。これに関係したウイルスの遺伝学的検索により、異なる2つの地域の患者らは、2種類の遺伝学的に区別される genetically distinct, independent cVDPV lineages だった。その当時のマダガスカル国内の the OPV (oral polio vaccine) coverage は、全国平均で50%を下回っていた。2005年にも別の3例の type 2 VDPV (vaccine derived polioviruses) cases が the 2001-2002 casesと同じ地域 (Toliara) から報告されている ... ウイルスの特徴など]
地図 Madagascar

● リフトバレー熱 フランス ジンバブエから
PRO/AH/EDR> Rift Valley fever, human - France: ex Zimbabwe (ME) 1st
Archive Number: 20111020.3132
 投稿者 仏・ Service de medecine tropicale CHU de Bordeaux、Dr Receveur, Pr Malvy、2011年10月19日
21歳の旅行者 Caucasian traveller が、7月17日から8月11日にかけての the rural region of Marondera [Mashonaland East province] を訪れたジンバブエ旅行からの帰国後の9月5日、重大な筋力低下 asthenia と激しい頭痛のため受診した。この女性は帰国の翌日に発熱があったが1週間以内に解熱したことを記憶していた。マラリア、ライム病、リケッチア症、デング熱、チクングニア熱、ウエストナイル熱の検査は全て陰性だったが、リフトバレー熱ウイルの血清 Elisa 検査では IgM 陽性だった。10月17日、発熱の再発はなかったが、頭痛が続いていた。知りうる限り、ジンバブエからのリフトバレー熱患者の初報告である。

● リステリア症 米国
PRO/AH/EDR> Listeriosis, fatal - USA (11): cantaloupe, farm factors 20111020.3130
 情報源 The New York Times 、2011年10月19日
全米で問題のメロン cantaloupe を食べた25人が死亡した、リステリア症 Listeriosis 感染流行の原因が、栽培されたコロラド州の農場 the Colorado farm のパッキング施設の衛生条件の不良であった可能性がある、と19日に当局者が発表した。Jensen Farms (Granada, Colorado) が運営する施設の従業員が通過する際に足を踏み入れた、施設周辺の水たまりでこの菌が増殖したと見られている。メロンを運ぶベルトコンベア、乾燥エリア、排水溝などで病原体が検出されている

● 原因不明の死亡 カンボジア
PRO/MBDS> Undiagnosed deaths - Cambodia: Kratie, RFI 20111020.3127
 情報源 Phnom Penh Post、2011年10月20日
Kratie's Snuol district で、15日から18日にかけて自家製ワインを飲んだ4人の住民が死亡し、その他大勢が入院となった。警察当局者は15日に溺死したバッファローの肉と共にワインを飲んだ女性3人と男性1人が死亡した、と19日に発表した。めまい、下痢、嘔吐などの症状があったが、当初これらの患者は放置し、ひどくなるまで病院を受診しなかったことを明らかにした

● インフルエンザ オーストラリア
PRO/EDR> Influenza (59): Australia (QL) 20111020.3125
 情報源 ABC News ILLawara 、2011年10月19日
医療関係者らは、9月末時点で確定患者数が2万5千人となり、豪全体でインフルエンザ Influenza 患者が急増していると述べた。2年前の豚インフルエンザパンデミックを除けば、10年間で最も多い数字である。クイーンズランド Queensland 州はもっとも深刻で1万人以上の患者が発生し、New South Wales が約半数でこれに続く。人口比では Queensland, South Australia, and the Northern Territory の患者数が多い。全国で報告された患者のうち、15%が4歳未満の小児で最も多い

● 旋毛虫症 インド
PRO/AH/EDR> Trichinellosis - India: (UT) 20111019.3124
 情報源 The Pioneer、2011年10月17日
野生のイノシシの肉を食べ、4つの村であわせて合計10人が死亡し、多数の入院患者が発生した。ウッタラーカンド Uttarakhand 州 Paubo block of Pauri district の住民らは、旋毛虫症 Trichinellosis により死亡した

● 日本脳炎 インド
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis & other - India (28): (BI,UP) 20111019.3122
[1] Bihar:The Telegraph、2011年10月17日
州都およびその周辺地域で日本脳炎 Japanese encephalitis が発生し、ここ数日間に Patna Medical College and Hospital (PMCH) 大学病院では毎日10-12人の患者が報告されている。250人の脳炎患者のうち100人ほどが日本脳炎の患者だったと病院の医師が説明した。これは Gaya の医科大学病院の多数の患者を除いた数字である。日本脳炎の患者の致死率はおよそ20-25%に及ぶ。受診患者の多くが Patna, Hajipur, Muzaffarpur, and Chhapra districts からの患者で、一部の患者は危険な状態で運ばれてくると述べた ... Gaya では日本脳炎により6人が死亡し、死者は68人となった。
[2] Uttar Pradesh:Jagran Yahoo [in Hindi]、2011年10月18日
この24時間で日本脳炎の患者18人のうち10人が死亡した。1月以降449人が死亡している。

● 手足口病 ベトナム
PRO/EDR> Hand, foot & mouth disease - Viet Nam (05)
Archive Number: 20111018.3119
 情報源 Xinhuanet English News、2011年10月17日
Hand-foot-mouth disease spreads throughout Viet Nam
手足口病 Hand, foot and mouth disease (HFMD) がベトナム全国に感染が拡大し、17日時点で7万1470人が感染し、そのうち130人が死亡していることが現地の報道で明らかになった。保健省は今も under "control" の状態にあるとして流行を宣言していない。保健省予防医学局長は、週2000人、月間8000-10000例の患者が新たに発生しているが、コントロール下にあると述べた。しかし9月には全国で26000人以上が新たにHFMDに感染し、31人が死亡。10月前半にも1万人の患者と16人の死者が報告されている。southern Ho Chi Minh City and central Quang Ngai province での感染が最も深刻である

● レプトスピラ症 フィリピン 
PRO/AH/EDR> Leptospirosis - Philippines (03) 20111018.3118
 情報源 Philippine Information Agency、2011年10月18日
全国的にレプトスピラ症 Leptospirosis の患者が増加しており、特に洪水の発生した地域では注意するよう、保健当局が呼びかけている。1月から9月24日までの期間に保健当局 the Department of Health に2061例のレプトスピラ症が報告され、うち156人が死亡した。2010年同期の699例から195%増の数字である。患者の多くが Western Visayas (824 cases), National Capital Region (411), Central Luzon (166), and Davao (131) から報告され、30%が20-29歳の年齢層で、88%が男性患者だった 
参考項目 20110716.2154

● グラム陰性菌 南アフリカ、NDM-1
PRO/EDR> Gram negative bacilli, MDR - South Africa: NDM-1, nosocomial 20111018.3117
 情報源Deccan Herald, Agence France-Presse (AFP) report、2011年10月17日
南アフリカで発生した多剤耐性の ''superbug'' 感染流行は、9人の感染が発生した後に鎮静化した。このうち3人は今も隔離されていることが、17日病院関係者の話でわかった。the NDM-1 (New Delhi metallo-beta-lactamase 1) に感染し死亡した2人の患者には、他の慢性疾患があった。このほか最近報告があったのは2例のみであった。1ヶ月前にヨハネスブルグ Johannesburg の公立病院1箇所で感染流行が発生し、the private Life Glynnwood Hospital, in Benoni east of Johannesburg の患者らにインドへの渡航歴がなかったことから "a secondary contact" による感染と考えられている。

● 鳥インフルエンザ、ヒト インドネシア
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (62): Indonesia (BA) fatal, susp 20111018.3116
[1] Bangli, Bali: the mother of 2 H5N1 victims dies
 情報源 Bird Flu Information Corner, Indonesian newspaper MNCTV News report、2011年10月18日
Jehem village (Tembuku sub-district, Bangli, Bali) の女性1名が自宅で死亡し、当局は鳥インフルエンザ bird flu (H5N1) infection を疑い女性から検体を採取した。この女性は数日前にH5N1 により Sanglah hospital で死亡した2人のこどもの母親である (20111010.3036)。この母親は発熱の治療のため入院中であった Bangli hospital での血液の検査では H5N1 は陰性だった。退院の2日後に死亡した。この女性は鳥インフルエンザ bird flu H5N1 の感染を前提に bio-security clothes を装着して治療が行われていた
[2] H5N1 suspected in death of Indonesian mother
 情報源 CIDRAP (Center for Infectious Disease Research & Policy) News、2011年10月17日
H5N1鳥インフルエンザで死亡したバリの小児2人の母親が、発熱の治療後自宅で死亡していたことが、17日、神戸大学と Airlangga University in Indonesia が運営するサイトの Bird Flu Information Corner で報告された。この女性は退院の2日後に死亡したが、血液検査では H5N1 陰性だった。公衆衛生当局はこの女性に H5N1 感染の疑いがあるとして、防護服などの感染予防対策をとっていた。この女性が、こどものH5N1感染が判明した後、予防的にタミフル oseltamivir (Tamiflu) を処方されていたかは明らかではない。翻訳されたインドネシアでの報道の内容によると、この女性は死亡する前に病院を抜け出していた。家族内での発生では、ヒト-ヒト感染の可能性が懸念されるが、今回の女性の死亡では(ヒトからヒトへの感染は)確認されておらず、先の報道にあるとおり、共通のウイルス感染源に曝露したためと見られている。小児らは自宅で病死した家きんに触れていたと報じられている。
[Mod.CP- 2人のきょうだい、ならびにこの女性の死亡について WHO-authenticated laboratory による avian influenza A/H5N1 virus infection を原因とするとの確認は得られていない。また、鳥インフルエンザウイルスに感染した家きんに曝露していたことも明確にはなっていない。ヒトでの確定診断が行われた症例は Western Java on 25 Aug 2011 が最後である]

● 病原性大腸菌 アイルランド O26
PRO/AH/EDR> E. coli VTEC non-O157 - Ireland: (LK) day care, O26 20111018.3115
 情報源  Raidio Teilifis Eireann (RTE) News 、2011年10月17日
Limerick の1か所の託児所 creche が、大腸菌 E. coli 感染流行発生を理由に公衆衛生当局 the Health Service Executive [HSE] から閉鎖を求められている。原因菌は毒素産生性病原性大腸菌 _E. coli_ O26 であることが確認された。感染した児は10人以下で、数人の感染に関連性が認められた。閉鎖により職員と児童のスクリーニングが可能となる。

● 狂犬病 ボリビア,ザンビア(2件)
ボリビア
PRO/AH/EDR> Rabies - Bolivia (09): (CO) canine, human 20111018.3114
 情報源  FM Bolivia、2011年10月16日
7歳の小児1名が狂犬病 Rabies で死亡し、78例のイヌの狂犬病と、最近発生した狂犬病イヌによる11人の小児の咬傷は、コチャバンバ Cochabamba department における狂犬病のリスクを反映している。2011年のどの時期においても Cochabamba department は最も狂犬病ウイルスの発生の多い地域の1つであり、主に stray animals で多く確認されている

ザンビア
PRO/AH/EDR> Rabies - Zambia: (MA) canine, human
Archive Number: 20111017.3111
 情報源 allAfrica.com, ex Times of Zambia、2011年10月15日
マンサ Mansa district において最近、14例の狂犬病 Rabies が発生し、1人が死亡した。Chembe area で14例の狂犬病が発生し、Mwang'uni でイヌ咬傷後の1人が狂犬病で死亡した、と家畜当局者が述べた

● マラリア インド
PRO/EDR> Malaria - India (18): (RJ) 20111017.3110
 情報源 Times of India、2011年10月15日
Bikaner's Sardar Patel Medical Collegeの病院には、この2週間に1400人ほどのマラリア Malaria 患者が入院となり、6人が死亡した。9月に週平均400人の患者が確認された。地区内での死者は1月以来22人に達し,その60%がこの3か月間に発生した。Nagaur, Churu, Sriganganagar, Hanumangarh,さらには Jaisalmer and Jodhpur からの患者が来ていると述べた。死亡する可能性のある熱帯熱マラリア malaria _Plasmodium falciparum_ (Pf), の患者も増えているという。6人が Pf により死亡する一方、16人の三日熱 _Plasmodium vivax_ (Pv) malaria,の合併症で入院した患者も死亡した。

● 結膜炎 タイ
PRO/MBDS> Conjunctivitis - Thailand 20111017.3107
 情報源 National News Bureau of Thailand (NNT) Public Relations Department、2011年10月16日
タイの国内全域で多発している、広範囲の洪水により、小児を中心に1700人以上の結膜炎患者が発生している。公衆衛生省は、避難所での感染拡大防止策に取り組んでいる。

● 炭疽 米国、2001年
PRO> Anthrax, human, 2001 - USA (08): spore characteristics 20111017.3112
 情報源 Journal of Bioterrorism & Biodefense、2011年10月17日
原著 The 2001 anthrax attack: Key observations. Journal of Bioterrorism & Biodefense, Special Issue 3, 2011, http://dx.doi.org/10.4172/2157-2526.S3-001
要約 未解決の科学的疑問について
 -どこで、どのようにして封筒内に準備されたか
 -芽胞の粉末中に大量のシリコンや錫が混入した理由は何か
 -まれな型の_B. subtilis_が混入したのはどこか

● Theileria、ウシ オーストラリア(2件)
PRO/AH> Theileria, bovine - Australia (04): (VI) 20111020.3129
 投稿者 豪・David Thomson、2011年10月19日
今回の the _Theileria_ は、以前は New South Wales でより広く蔓延し、現在は Victoria 州に発生する the _T. orientalis_/_T. buffelei_ group によるものである点に注目することが重要である。_T. buffelei_ は極北 far northern Australia に多い。いずれも豪内では良性(軽症?)感染症 benign infections となる ... The main Australian tick vector は _Haemaphysalis longicornis_ (common bush tick or bottle tick) である。

PRO/AH> Theileria, bovine - Australia (03): (VI) 20111019.3121
 情報源  Weekly Times Now、2011年10月17日
ビクトリア州 Victoria's North East and Gippsland areas のウシ生産農家は、theileria の原因となる寄生虫への監視が必要である。当局 Department of Primary Industries district の獣医官は、 New South Wales 北部や Queensland では珍しいものではないが、Victoria で認められることは、まれと述べている。Theileria は血液中の寄生虫で、ダニ刺咬によりウシに感染することが多く、北部の州からのウシが持ち込む theileria に感染したダニが Victorian beef and dairy herds の感染源と述べた 
[Mod.TG- Theileriosis results は、the genus _Theileria に属する偏性細胞内感染原生動物による疾患で、最も重要な2つの種は East Coast fever, Corridor disease, and Zimbabwean theileriosis の原因となる _T. parva_ と、tropical theileriosis (Mediterranean theileriosis) の原因となる _T. annulata_ である。他の多くの _Theileria_ species は反芻動物に感染することもあるが、軽症または無症候性感染となる]

● 口蹄疫 マラウイ
PRO/AH> Foot & mouth disease, bovine - Malawi: (Southern) RFI 20111020.3131
 情報源 The Maravi Post、2011年10月18日
Foot-and-mouth disease spreads as Malawi has no vaccine
急速に口蹄疫 foot-and-mouth disease [FMD] 感染が拡大する中、the Lower Shire Valley のウシ牧畜の中心地で、7万頭以上のウシに感染リスクがある。ボツワナからのワクチン到着が期待されている

● ポテトの病気,Silver scurf モロッコ 英国から
PRO/PL> Silver scurf, potato - Morocco ex UK: update 20111019.3123
 情報源  Belfast Telegraph、2011年10月17日
Morocco rejects Northern Ireland potatoes
2010年3月、北アイルランド Warrenpoint から輸入されたポテト1000トンが、真菌の病気  silver scurf の感染を理由に the Moroccan city of Nador での陸揚げが拒否された。オランダ、フランス、スコットランドからの Seed potatoes も同様に拒否された。北アイルランド政府当局の検査官は出荷を承認していた
[Mod.DHA- Silver scurf of potato は真菌の _Helminthosporium solani_ を原因とし、茎の表面に "scurf" 状に茶色のスポットができ、濡れると silvery に見える。この scurf は、the tuber's end の表面だけにできる]

● 伝染性サケ貧血 カナダ
PRO/AH> Infectious salmon anemia - Canada: (BC) Pacific, 1st rep 20111019.3120
[1] 情報源  Metro News 、2011年10月18日
最近 the North Pacific Ocean の紅サケ wild sockeye salmon では初めての感染力の強い伝染性サケ貧血 Infectious salmon anemia の感染が確認されたことは,the British Columbia salmon industry だけでなく、アボリジニ社会にも影響する可能性があると17日、Simon Fraser University [SFU] 大学の研究者が指摘した。Rivers Inlet で捕獲された48 salmon smolts [young salmon] のうちの2匹がこのウイルスに感染しており、研究者らは感染拡大を懸念している。
[2] 情報源  PhysOrg.com, Simon Fraser University (SFU) report、2011年10月17日
both wild salmon and herring の感染が懸念されている。 BC salmon farmsから、 Atlantic salmon を除去するよう主張されている

● 原因不明の疾患、イヌ 英国
PRO/AH> Undiagnosed illness, canine - UK (04): (England) 20111018.3113
 情報源  Dispatch、2011年10月15日
ハックナル Hucknall の Vine Terrace にある the Orchard House Veterinary Centre の獣医師は、この1週間に3頭の中毒と見られる症状のイヌを治療したことから、ペットの飼い主らに特に注意するよう呼びかけている。the mysterious seasonal canine illness (SCI) に罹患した恐れがある。これは、秋に自然発生する物質により areas of woodland に入り込んだイヌに発生すると考えられている。この2年間で Nottinghamshire では11頭のイヌが SCI により死亡した

● ブルータング スペイン
PRO/AH> Bluetongue - Europe (02): Spain (EX) bovine, BTV-1 20111017.3109
 情報源  Ministry of Environment and Rural and Marine Affairs, Spain, Veterinary Health Alert Network news release [in Spanish]、2011年10月16日
1st bluetongue outbreak in 2011-2012 season reported in Caceres province
The Official Veterinary Services of the Junta de Extremadura have reported detection of 10 animals positive for BTV-1.

● 大量死、海洋野生生物 米国
PRO/AH> Die-off, marine wildlife - USA (03): (AK) seal, walrus 20111017.3108
[1] 投稿者 ノルウェー、Lt Col Per Leines Lausund DVM MPH、2011年10月14日
1980年代後半から、北極海沿岸諸国において morbilli (distemper) virus を持つ Greenlandseal の新たな地域への大移動に伴う grey seals の死亡数増加の問題に直面している。狩猟や捕食者の減少と何らかの関係があり、個体数の増えた Greenland seals にとって、魚類の豊富なノルウェー沿岸は魅力的である。
[2] 情報源 laska Dispatch、2011年10月14日
アラスカ北部沿岸の異常な皮膚病変の流行の被害者は、ホッキョクワモンアザラシ Arctic ringed seals だけではない。最近気候変動の影響で、Point Lay in Northwest Alaska で夏を過ごすようになった何千頭ものセイウチでも奇妙な化膿創が認められている。専門家は600頭が感染したと見ている