2011年11月26日-27日

◎ 麻疹 SSPE defective measles virus、ワクチンによる発症はない
HIV フランス,カメルーンから The strains of HIV-1  4 groups: M,  O and N and P

◎ 麻疹 SSPE
PRO/EDR> Measles update 2011 (42) 20111127.3468
[1] HPA update (Europe):Health Protection Report, Volume 5 No 43、2011年10月28日
The 5th European monthly measles monitoring (EMMO) surveillance report
the total number of cases for 2011 more than 30 200.
Two cases of sub-acute sclerosing panencephalitis(SSPE,亜急性硬化性汎脳炎) , one of whom died
Between January and September 2011, 8 measles-related deaths and 23 cases of acute measles encephalitis were reported. ...
[2] アイルランド (East):Epi-Insight, Volume 12, Issue 11, November 2011、2011年11月24日
2月初旬から HSE-East [Health Service Executive-East] に麻疹 Measles 患者が報告され始め、early August 2011 (week 31) に最大23 cases /週のピークがあり、the end of week 42 までの全国の患者数は265 cases で 227 (86 percent) が HSE-E の患者だった 
[3] ケニア (Mwingi):The Star、2011年11月26日
麻疹感染流行により the Kavonokya [religious] sect の11人の重症の小児患者と3名の女性が Mwingi District Hospital に入院した ... Ngoo sub-location of Mwingi East district では2か月間で11人の小児が麻疹感染で死亡した
[4] カナダ (Alberta):iNews880AM 、2011年11月23日
初発患者からの感染が疑われた3人の検査の結果は陰性だった
[5] エクアドル (Chimborazo):Diario Los Andes [in Spanish]、2011年11月24日。
the province of Chimborazoでは、109例の患者らの麻疹感染が疑われていたが、検査の結果106人が陰性で、3人が陽性だった ...
[6] オーストラリア Australia
 - (ACT [Australian Capital Territory] ):The Canberra Times、2011年11月23日
the Orana Steiner School の生徒1名が麻疹間のため入院し、少なくとも3人の同級生が麻疹と診断された
 - (ACT):The Canberra Times、2011年11月25日
[Mod.CP-(2011年に欧州で報告された3万人超の確定患者のうち)2例の亜急性硬化性汎脳炎 sub-acute sclerosing panencephalitis (SSPE) が発生しうち1人が死亡した。ほか 8 measles-related deaths(死亡)and 23 cases of acute measles encephalitis(脳炎)も報告されている。
亜急性硬化性汎脳炎 Subacute sclerosing panencephalitis (SSPE) は、麻疹ウイルス感染後に起きる慢性脳炎 chronic encephalitis の1つで、ワクチン接種率などにより地域ごとの発生率が異なっている。
小児と若年者の中枢神経系の進行性の神経異常 progressive neurological disorder であり、一部欠損のあるウイルス defective measles virus による、緩徐で持続性の感染である。世界各国から報告されているものの、先進国での報告はまれで、米国では年間10例以下である。麻疹ワクチン接種が広く実施されている国では The incidence of SSPE が90%以上低下する。一部の途上国では SSPE の発生率が高いままであり、女性に比べ男性に多く (male/female: 3/1)、SSPE の若年患者のほとんどが2年以上前の麻疹感染歴があり、6-8年潜伏期間をおいて神経学的症状が開始される。麻疹感染と発症 the onset of SSPE の間に長い経過があるものの、脳の感染は麻疹ウイルス感染後すぐに起こり、その後の進行が遅いためと考えられている。
SSPE の症状ははっきりしたものはなく subtle,軽度の精神障害 mild mental deterioration (記憶障害 memory loss など) や行動変容 changes in behavior (易刺激性 irritability など) であり、その後、運動機能障害 disturbances in motor function 、たとえばミオクローヌス反射 myoclonic jerks と呼ばれる、頭部や体幹、四肢の制御不能な不随意運動を発症する。けいれん発作 Seizures が見られることもあり,失明する患者もある。進行すると、筋肉の固縮やけいれん muscles stiffen or spasm により歩行不能となる。さらに悪化し、昏睡状態から植物状態に至る。死因としては、発熱、心不全、脳による自律神経システムの制御不能などによるものが多い ... 
疫学およびウイルス学的データから、麻疹ワクチンにより SSPE が発生することはないことが示されている (Int J Epidemiol. 2007 Dec;36(6):1334-48)]

● HIV フランス N type,カメルーンから
PRO/AH/EDR> HIV - N type: France ex Cameroon 20111126.3456
[1] Rare strain of AIDS virus moves beyond Cameroon
 情報源 Dawn.com, Agence France-Presse report 、2011年11月25日
原著 HIV-1 group N: travelling beyond Cameroon, The Lancet Volume 378, Issue 9806, Page 1894, 26 Nov 2011;
かつてカメルーンの少数の患者だけで確認されていた、AIDS [acute immunodeficiency syndrome] virus の極めてまれなタイプが、西アフリカ以外にも感染が広がっている可能性が高いことが、25日 The Lancet で報告された。
"group N" strain of the human immunodeficiency virus (HIV) と呼ばれるこのウイルスが初めて確認されたのは、1998年の1名のカメルーン女性 AIDS 患者で、その後1万2千人以上の HIV-infected patients living in Cameroon に対して group-N infection の検査が行われたが、陽性と診断されたのは2組のカップルを含む 12 cases にとどまっていた。
フランスの医師らから報告された今回の新たな患者は、1月にパリの病院 the Saint Louis Hospital Paris に入院となった57歳男性で、発熱、発疹、リンパ節腫脹、陰部潰瘍の症状があった。高レベルの the HIV-1 "family'' のウイルス' [i.e., Family _Retroviridae_, genus _Lentivirus_, species _Human immunodeficiency virus_] の保有が確認されたが、どのウイルスであるかはっきり分からなかった。2月9日、患者は顔面麻痺を発症し、医師らはさらに詳しい血液検査を行ったところ、the N strain の抗体アッセイ [Fourth-generation ELISA (ARCHITECT HIV Ag/Ab Combo, Abbott, Chicago, IL) was weakly positive, and HIV-1 western blot (New Lav Blot I, Biorad, Paris, France)] に反応が認められた。性行為履歴を調べた医師らは、在留していたトーゴでのパートナーとの接触による the "group N" virus 感染である可能性が高いと見られている。
今回の事例は、カメルーン以外の国でも、まれと考えられていたこのウイルスの感染循環があり、厳重な疫学監視が必要であることを示した。
患者は重篤な症状だけでなく、CD4 白血球数で示される免疫系の急激な低下 fast-track decline も見られることから、今回の発見は重要である。powerful 5-drug combination of anti-retroviral による治療に反応しているが、今後も予断を許さないと述べられている。Group N may は、チンパンジー chimpanzees から種を飛び越えてヒトに感染が広がったもので、サル HIV the simian equivalent of HIV に汚染された bushmeat の取り扱いを通じて起きたのではないかと考えられている。HIV-1 group の4 sub-types of virus の1つで、ほかに桁外れに多い far the most prevalent M と O および P がある。The P strain は、O and N のように very rare で、2009年に発表された論文によるとゴリラからヒトに感染した (jumped to humans from gorillas) と考えられている。もう1つの minority viral family [species] である HIV-2 も、霊長類からヒトに感染した(have passed to humans from animal primates.)可能性がある。
[2] Experts Confirm 12 Group N Cases Since 1998
 情報源 NewsTonight 、2011年11月25日。
[1] と同内容
[Mod.CP- HIV には2種類 HIV-1 and HIV-2 あり、いずれも性行為、血液、または母子感染により感染し、いずれも臨床上は同じ AIDS を発症する。
しかし HIV-2 はやや感染しにくい less easily transmitted 傾向があり、感染から発病までの期間も the case of HIV-2 の方が長い。世界的に優位なウイルスは HIV-1 であり、特に断りがない限り HIV といえば HIV-1 ウイルスを指す。あまり多くない HIV-2 type は西アフリカに集中しており、他の地域で発見されることはまれである。
The strains of HIV-1 は 4 groups に分類されている: the "major" group M, the "outlier" group O and 2 new groups, N and P である。これら 4 groups は、別々にヒトの間に広がるようになった 4 種類の simian immunodeficiency virus を代表していると考えられている。Group O はアフリカ中西部 west-central Africa に限局し、カメルーンで1998年に発見された group N は極めてまれ extremely rare である。
2009 年に1名のカメルーン女性で、ゴリラのウイルス gorilla simian immunodeficiency virus に近い新種ウイルス が発見され,HIV-1 group P と命名された。
HIV-1 infections の90%以上HIV-1 group M によるものである。group M には少なくとも9種類の genetically distinct subtypes (or clades) of HIV-1 A, B, C, D, F, G, H, J and K があることが知られている。1人が異なる2種類のウイルス 2 viruses of different subtypes に感染することで新たなハイブリットウイルス a new hybrid virus が生まれる可能性があるが、そのようなウイルスはほとんどの場合持続 (生存) しない "circulating recombinant forms." ]

◎ 抗生物質耐性、大腸菌 英国 ESBL

PRO/EDR> Antibiotic resistance, E. coli - UK: (Wales) ESBL 20111126.3454
 情報源 The Telegraph 、2011年11月22日
保健当局が2例の大腸菌 _Escherichia coli_ infection 感染による新生児 (乳児 2 babies) 死亡を確認した。Singleton Hospital(Swansea , South Wales) 病院で調査が続けられている。

1例は極小未熟児 "very premature" で病院内で死亡した。2例目は市中で死亡した児であるが、母親は病院で感染したものと考えている。Singleton 病院を経営する大学当局 Abertawe Bro Morgannwg (ABM) University Health Board は、院内の産科新生児病棟で起きたこの ESBL [extended spectrum beta-lactamase,広域スペクトラムβラクタマーゼ] 産生大腸菌_E. coli_ の院内感染 cross-infection の調査について当局 Public Health Wales の協力を得て行っている。責任者は ESBL _E.coli_ は食中毒の原因となる大腸菌とは別の菌である点を強調した。
ほとんどの患者に対して ESBL _E.coli_ は害を及ぼさないが、脆弱な患者 vulnerable individuals に対しては重篤な感染症の原因となることがある、と説明した。現在、満期産児 full-term babies のこの病棟の使用を制限している ...
[Mod.ML- ESBLs (i.e., extended spectrum beta-lactamases) とは、ペニシリンと an oxyimino side chain を有する広域スペクトラムセファロスポリン (cefotaxime, ceftriaxone, ceftazidime, and cefepime) を含むセファロスポリン、さらにアズトレオナム the oxyimino-monobactam aztreonam も加水分解する βラクタマーゼ beta-lactamases で、ほとんどの ESBLs が、in vitro の条件では clavulanate, sulbactam, or tazobactam などの βラクタマーゼ阻害薬 beta-lactamase inhibitors に阻害される; しかし実際に beta-lactam/beta-lactamase inhibitor combinations の臨床効果 the clinical effectiveness が常に期待できるとは限らない (An Unappreciated Global Problem. Medscape. membership required)。
ESBLs をコードする遺伝子はプラスミド上にあるため、the ESBL-encoding genes は容易に他の細菌に転写され、違う種の菌に伝達されることすらある。これらのプラスミドには、ベータラクタム剤以外の複数の薬剤耐性を誘導する遺伝子も乗っているため、ESBL-producing isolates は一般的に多数の種類の抗生物質耐性を示し、その中でも aminoglycosides, fluoroquinolones, tetracyclines, chloramphenicol, and sulfamethoxazole-trimethoprim に耐性であることが多い。
このような多剤耐性病原体による感染症の治療薬で、最も信頼性が高いのはカルバペネム系抗生物質 carbapenem antibiotic であり、ertapenem, imipenem, meropenem and doripenem などがある。
ESBL resistance は病院内だけでなく市中でも発生しうる。複数の種類 multiple types of ESBLs, e.g., TEM, SHV, CTX-M, OXA があり、それぞれが multiple subtypes に分かれている。現在80 を超える CTX-M enzymes が知られている。英国内では2000年以前は CTX-M-15 が報告されたことはなかったが 2003年以降急速に感染が拡大し、CTX-M-15 は今や英国内で最も広い範囲に存在する大腸菌である (Community and hospital spread of Escherichia coli producing CTX-M extended-spectrum b-lactamases in the UK. J Antimicrob Chemother (JAC) 2004; 54: 735-743..)。
しかし the Swansea outbreak に関係する the type of ESBL については記載されていない]

● マラリア ブータン、インド
PRO/EDR> Malaria - India (22): update, Bhutan 20111127.3467
[1] Assam, Gelephu (ブータン):BBS.com、2011年11月26日
Gelephu [Bhutan] では、インドの the town of Dawsiree in Assam においてマラリア Malaria 感染流行が発生していることを受け、住民らへの予防等に関する情報提供活動を強化している。Dawsiree から Gelephu までわずか15kmしかなく、長く通過が容易な国境線 with a long porous borderを有している。
最近、21歳のインド人1名が、 the Gelephu hospital. で死亡した。医師は、住民らは冬季間はマラリアに感染しないと考えており危険である、と述べた。
[2] Madhya Pradesh, Sidhi:The Hindu、2011年11月17日
Madhya Pradesh 州内のマラリア発生状況は危険域に達し、連日死者が発生しているが、州全体の正確な死者の数はわからない状態である。
新たに2週間前からマラリア感染流行が集中して発生し始めた、部族支配の栄養不足地域 Sidhi district だけで、35人が死亡したと報告されているが、85人以上の死者が発生したと主張している団体もある ...
[3] Madhya Pradesh, Mandsaur:The Times of India、2011年11月15日
14日、中央政府からの精鋭チームが、マラリアの被害を受けている Mandsaur district の各地を訪問したところ、発熱で死亡した患者があるが、血液がほとんど採取されていないことが分かった。患者記録では329人がマラリアに感染したとされ、21人はすでに死亡した。6 tribal villages でマラリアが発生している

● NDM-1 腸内細菌 イタリア
PRO/EDR> NDM-1 carrying Enterobacteriaceae - Italy: link to India 20111127.3466
 情報源 Eurosurveillance, Volume 16, Issue 47 、2011年11月24日
Between July 2011 and August 2011 の期間中に、イタリア北部の4つの医療施設に入院中の患者6人から分離された肺炎桿菌 _Klebsiella pneumoniae_ と大腸菌 _Escherichia coli_ isolates において、the New Delhi metallo-beta-lactamase 1 (NDM-1) gene が確認された。このうち1人は、2011年2月から5月までニューデリー New Delhi, India の病院に入院後、5月から7月まで the Bologna area, Italy に移動しており、感染源 the source of the outbreak となった可能性が高い。イタリア国内でのカルバペネム耐性菌蔓延の可能性があり intensive surveillance が必要と考えられる ... 以下、Outbreak description、Background、Laboratory investigations、Discussion、References。

● カンピロバクター症 英国
PRO/AH/EDR> Campylobacteriosis - UK (03): background 20111127.3465
 情報源 Gideon 、2011年11月26日
英国内のカンピロバクター症 campylobacteriosis の報告は1990年代以降増加しており、他の報告義務のある腸管病原体全ての合計よりも多くなっている。
スコットランドの発生率も、イングランドとウェールズの発生率と同じであるが、北アイルランドはアイルランド共和国の数字により近い。

● A型肝炎 チェコ共和国
PRO/EDR> Hepatitis A - Czech Republic: (OV) 20111127.3463
 情報源 ROMEA、2011年11月25日
2011年の夏以来、 Predndrazi street in the Privoz quarter of Ostrava (チェコ第3の都市) の住民らの間に A型肝炎 Hepatitis A ウイルスの感染が流行している。当局の調査で、下水施設 the neighborhood sewer の不備が感染の原因であることが分かった。下水道管を分割して所有する市当局と私営の水道会社間の調整が付かず、修理ははかどっていない。
The Moravian-Silesian region は最も発生率が高く、2011年は Ostrava-Privoz で最も問題が深刻化している。7月から10月にかけて流行が発生し、ロマ人の小児を中心に合計35人が発病した。潜伏期間は50日間でまだ終了していない。10月17日から11月4日まで臨時のワクチン接種が呼びかけられ,the Christian Elementary School and the Premysl Pitter nursery school の生徒及び教員300人に接種したと当局者が述べた ... 
ずっと以前より下水管の所有者が不明確であり、どこが修理するのかまだ決まっていないと Moravsk Ostrava and Privoz municipality の副市長が説明した

● チクングニア熱 インド
PRO/EDR> Chikungunya (30): India (Delhi) 20111126.3455
 情報源 The Hindustan Times、2011年11月26日
今週新たに6人のチクングニア熱 Chikungunya 患者が確認され、2011年の首都における患者数が95人に達した。2010年、検査で陽性となったこのウイルス感染患者は65人だった。最も多く患者が報告されているは Najafgarh である。
[Mod.TY- (20111112.3355 の) 71人から、2週間で95人に増えた。デリーでは同じ _Aedes_ mosquitoes が伝播させるデング熱とチクングニア熱の混合感染流行が発生中である]

● ボツリヌス食中毒 カナダ
PRO/EDR> Botulism, olives - Canada: (QC) risk, recall 20111127.3464
 情報源 Canadian Food Inspection Agency、2011年11月25日
カナダ政府食品当局 The Canadian Food Inspection Agency (CFIA) 及び Marche Transatlantique Inc. 社は、ボツリヌス菌による汚染の可能性のある下記のオリーブ製品 the Domaine de l'Oulivie brand Lucque Olives de Pays を摂取しないよう消費者に注意を呼びかけている。問題の食品は Domaine de l'Oulivie brand Lucque Olives de pays で、UPC 3 760121 190437. 340gボトル入りで、全てのコードが対象となっており、 ケベック Quebec 州内に流通している。

● 炭疽 クロアチア
PRO/AH/EDR> Anthrax, equine - Croatia: (SM) OIE 20111127.3469
 情報源 OIE、2011年11月25日
Anthrax, Croatia Immediate notification
感染開始時期 2011年11月12日
前回流行時期 2011年6月13日
原因菌  _Bacillus anthracis_
新たな感染流行
発生地 Bobovac, Sunja, SISACKO-MOSLAVACKA 農場
感染した種 / 頭数 / 感染数 / 死亡 / 廃棄/ 処分
ウシ Cattle / 7 / 0 / 0 / 0 / 0
ウマ Equidae / 4 / 1 / 1 / 1 / 0
ブタ Swine / 6 / 0 / 0 / 0 / 0

● 口蹄疫 タジキスタン
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease, cattle, goats - Tajikistan (KL), OIE 20111127.3460
 情報源 OIE, WAHID 、2011年11月26日
Foot and mouth disease, Tajikistan Immediate notification
感染開始時期 2011年11月10日
前回流行時期 2003年
原因ウイルス Foot and mouth disease virus Serotype Asia 1 
新たな感染流行
発生地 Shurobod district, KHATLON 農村
感染した種 
ウシ Cattle 200 頭中感染30頭 (死亡、廃棄、処分0)
ヤギ Goats 380 頭中感染5頭 (同上0)

● ウエストナイルウイルス マケドニア
PRO/AH/EDR> West Nile virus - Eurasia (15): Macedonia, equine, birds, OIE 20111127.3459
 情報源 OIE, WAHID 、2011年11月26日
West Nile Fever, Former Yugoslav. Rep. of Macedonia Immediate notification
感染開始時期 2011年9月29日 1st occurrence of a listed disease
原因ウイルス West Nile virus
新たな感染流行
発生地 Gorce Petrov, SKOPJE 農場、 Negotino, NEGOTINO 農村、Dolno Lisice, Kisela Voda, SKOPJE 農村など5カ所
感染した種
ウマ _equidae_19頭中2頭感染(死亡、廃棄、処分0) など
鳥類

● 原因不明のウマ脳炎 アルゼンチン
PRO/AH/EDR> Undiagnosed equine encephalitis - Argentina 20111126.3458
 情報源 Diario de Cuyo [in Spanish]、2011年11月26日
6頭のロバ burros が死亡し、2頭が苦しめられている、ヒトにも感染する可能性のあるウイルス感染が発生した疑いで、25日に the Faunistico Park が閉鎖された。ウマ脳炎の原因となる、トガウイルス科f the Togaviridae family, のウイルス感染ではないかと、専門家は見ている。市当局者 The Rivadavia Municipality and Public Health [staff] は念のための措置であると説明している。23日に1頭目のロバが脳炎の症状で死亡し[記載されている症状からは、アルファウイルス an alphavirus が示唆される]、それから24時間以内の他の5頭も死亡したため、ロバ乗り場は隔離されることとなった ... 送付された検体が検査中であること、公衆衛生の専門家は、蚊族が発見されていない the Faunistico [Park] の burros がウイルスで死ぬことはないと60%確信していること、など。

● ランピースキン病 ギニア
PRO/AH/EDR> Lumpy skin disease, bovine - Guinea: OIE 20111126.3457
 情報源 OIE, WAHID、2011年11月26日
Lumpy skin disease, Guinea Immediate notification
感染開始時期 2011年9月21日
前回流行時期 2005年8月
原因ウイルス  Lumpy skin disease virus
新たな感染流行 4件
感染した種 ウシ 806頭中45頭 (死亡3頭)