2011年11月4日-5日

◎ 野兎病 F. tularensis subsp. 亜種
◎ チフス菌 8-methoxy fluoroquinolones 耐性
赤痢 ノルウェー Eurosurveillance

◎ 野兎病 オーストラリア
PRO/AH/EDR> Tularemia, human, possum - Australia: (TS), RFI 20111105.3299
[1] 情報源 XinHuaNet 、2011年11月4日
タスマニア Tasmania, Australia において、これまで南半球で確認されたことのなかったまれな疾患の野兎病 tularaemia が確認されたことが、4日当局 state Deputy Director of Public Health から公表された。タスマニア州西部でポッサム possums に襲われた女性2名が野兎病に感染した。北米や欧州とアジアの一部ではよく知られている病気であるが、今回のタスマニアの症例は、南半球では初めての感染例と考えられている ... いずれの患者も完治したが、野生動物との接触には注意し、擦過傷や咬傷を負った場合には医師に相談するよう呼びかけられている。
[2] 情報源 Tasmania Department of Health and Human Services 、2011年11月4日。
western Tasmania でポッサムに襲われた2人がまれな感染症に罹患した経緯についての調査が開始された。野兎病菌 _Francisella tularensis_ の感染症である野兎病の診断には、特殊な検査が必要とされる。今回の同菌の特異株への感染は、南半球初の事例と見られている。野兎病菌 the _Francisella tularensis_ には多数の株が知られているが、タスマニアの患者は軽症型に感染したことが分かった。2011年中に the Queenstown-Zeehan area のポッサムに咬傷や擦過傷を負わされ、創傷部位の皮膚とリンパ節に持続感染の症状が認められた ...
[Mod.LL- 野兎病の病原体である野兎病菌 _Francisella tularensis_ は、ヒトを含む数多くの動物種に感染することが知られている通性細胞内病原体であり、カテゴリー A のバイオテロエージェントでもある。
野兎病菌は _Francisella tularensis subsp. tularensis_, _F. tularensis subsp. holarctica_, and _F. tularensis subsp. mediasiatica_ の亜種に分類され、病原性や地理的分布に違いが見られる。 _Francisella novicida_ は公式に the _Francisella_ genus 属内の他種と独立した種と認められており、DNA hybridization experimentst によって 4th subspecies of _F. tularensis_ と考えられている。
生命の危険のある type A tularemia の原因となる _F. tularensis subsp. tularensis_ が確認されているのは、北米のみである。
これより症状の軽い type B tularemia の原因菌である _F. tularensis subsp. holarctica_ は、北半球の広い範囲で確認されている。
_F. tularensis subsp. mediasiatica_ は _F. tularensis subsp. holarctica_ と同程度の病原性を有しているが、中央アジアだけに限局している。
_Francisella tularensis subsp. novicida_ は最も病原性が弱い亜種 the least virulent subspecies で、北米でまれに確認されているほか、かつて1度だけ the Northern Territory of Australia から報告された。2003年のこの報告( Characterization of a novicida-like subspecies of Francisella tularensis isolated in Australia. J Med Microbiol. 2003;52: 839-842)では、同地域の汽水に浸っていた下肢創傷から検出された "novicida-like" subspecies of _F. tularensis_ についての記述がある。8年前にこのような報告があったことから、豪州ではじめての the 1st isolation of _F. tularensis_ ではなく the 1st in Tasmania である]

◎ チフス菌 インド
PRO/EDR> Antibiotic resistance, Salmonella typhi - India (02): (Mumbai) fluoroquinolones 20111105.3296
 投稿者 ネパール・Oxford University Clinical Research Unit、Dr. Amit Arjyal、2011年11月3日
20111031.3235 に関し。
Lilavati and Hinduja hospitals in Mumbai の医師らが、初期の10日間、経口薬 (詳細不明) による治療に反応しなかった耐性チフス症例について報告した。腸チフス enteric fever  (_Salmonella enterica_ serovar Typhi, or _Salmonella enterica_ serovar Paratyphi A)  の治療は、薬剤耐性の蔓延により東南アジア各地で困難になりつつある。しかしワクチン available and affordable vaccines の使用や、公衆l衛生対策の実施に取り組む国はわずかである
[Mod.ML- ciprofloxacin などの古いフルオロキノロンに比べ、gatifloxacin などの 8-methoxy fluoroquinolones は、both fluoroquinolone enzyme targets, DNA gyrase and topoisomerase IV に対し同等の活性を有するため、8-methoxy fluoroquinolones への耐性獲得にはいずれの酵素も標的とするようエンコード化された遺伝子変異が必要となる。以前にフルオロキノロンに曝露したことのない野生株 wild-type strains においてこのような変異が起きる確率は非常に低い。topoisomerase- and gyrase-encoding genes に重大な変異が起きたとしても、the 8-methoxy fluoroquinolones は high levels of in vitro activity  を保持し続ける。さらにくみ出しポンプの過剰発現 overexpression of efflux pumps があっても、the MICs of 8-methoxy fluoroquinolones への影響はわずか minimal effect である。従って gatifloxacin などの抗生物質の耐性菌が出現する可能性は低いと考えられる。しかし the selective pressures imposed by their increased use による the 8-methoxy fluoroquinolones 耐性菌のまん延への注意は重要である]

● 赤痢 ノルウェー
PRO/EDR> Shigellosis - Norway: imported basil 20111104.3285
 情報源 Eurosurveillance edition 2011; 16(44) 、2011年11月3日
Outbreak of _Shigella sonnei_ infection in Norway linked to consumption of fresh basil, October 2011
2011年10月にノルウェーで起きた患者46人が発生した赤痢感染流行 a _Shigella sonnei_ outbreak of 46 cases に付いて報告する。2つの都市が関係する A large cluster (42 cases) は北部 north Norway で,小規模クラスター a small cluster (4 cases) は南東部で発生した。疫学的考証と調査から the outbreak は輸入バジル imported fresh basil の摂取と関連付けられた。この商品は市場から回収され、10月25日以降新たな患者は発生していない
写真 _O. basilicum_

● インフルエンザ 米国,イタリア、WHO(3件)
米国 ブタ由来 H3N2
PRO/AH/EDR> Influenza (66): USA swine-origin H3N2 reassortant, update 20111105.3298
 情報源 The Record.com and the Canadian Press、2011年11月4日
More human cases of flu with new swine virus
米国内で新たに、ブタから(種を飛び越えて) ヒトに感染したインフルエンザ Influenza ウイルスによる2例の患者が確認された。4日、the Centers for Disease Control and Prevention (CDC) が明らかにした。 Maine and Indiana 州で2名の感染が明らかになったことにより、7月以降の国内の患者数が7人となった。カナダでの感染は確認されていない ...
[Mod.CP- 現在米国内で 7 cases (6 children and an adult) of infection with an influenza virus ; 2 in Maine, 3 in Pennsylvania and 2 in Indiana が確認されている。各症例間の関連性は確認されていないが、大部分にブタとの濃厚接触が認められている。ウイルスが、ヒトからヒトに感染伝播したとの証拠はなく、家族内発生も認められていない。 the swine H3N2 virus は、ブタの体内で共感染 co-infected with swine H3N2 and the H1N1 strain が発生した際に、the pandemic H1N1 virus から M 遺伝子 M gene (by sub-unit reassortment) を獲得した可能性がある]

イタリア
PRO/EDR> Influenza (65) - Italy : (VO), A & B co-infection 20111105.3293
 情報源 7th Space Initiative、2011年11月3日
Influenza in the Italian Veneto Region
October 2010 から April 2011 にかけて the Italian Veneto Region で1403人の入院患者に対してインフルエンザウイルス感染の検査 specific real time RT-PCR が行われ,327 samples が positive for either influenza A (75 percent) or B (25 percent) viruses だった。検査陽性の患者のうち、患者2人が co-infected by A/H1N1v and B viruses だった。influenza A and B viruses の共感染はまれながら、自然発生し病原性を有する可能性がある

PRO/EDR> Influenza (64): WHO update 20111104.3289
 情報源 WHO Surveillance Monitoring 、2011年11月4日 FORTH より
Influenza update number 146
要約
北半球の温帯地域の国々ではインフルエンザの活動性は低いかほとんど認められず、熱帯地域では低レベルのインフルエンザ活動性が、アメリカの数カ国(キューバ、ドミニカ共和国、ホンジュラス)、中央アフリカ(カメルーン)、南アジア や東南アジア(カンボジア、タイ、ラオス、ベトナム)で報告されている。南アフリカ、南アメリカでの伝播は低レベルである。
 ○ 北半球の温帯地域はオフシーズンであるが、この数週間、散発的にインフルエンザウイルスの検出が報告されている。
 ○ アメリカ熱帯地域は全般的に低レベル;カリブ海地域では、ドミニカ共和国(B型)、キューバ(A(H3N2))、ホンジュラス、エルサルバドルではA(H3N2)、ニカラグアではA(H1N1)pdm09の急激な増加。
 ○ サハラ以南アフリカ; カメルーンではA(H1N1)pdm09とB型が混在した流行が続く
 ○ アジアの熱帯地域;1~2ヶ月前にピークに達した後、低レベル; インド、バングラディシュ、タイでは7月下旬(インド、バングラディシュ)から9月上旬(タイ、ラオス)にA(H3N2)がピークに達したが、続いて2回目のB型の循環が増加してきている。ベトナムは、わずかなB型を伴うA(H1N1)pdm09、カンボジアからはB型とA(H1N1)pdm09のほぼ同程度の報告が出ている。
 ○ 南半球の温帯地域
南米 ;南アフリカ ;オーストラリア、ニュージーランド、南太平洋 ;オーストラリア、ニュージーランドではインフルエンザ活動性は減少し続けており、シーズンはほとんど終わったようである。2011年のニュージーランドでは1,269例のインフルエンザウイルスが確定され、B型が594例 A(H1N1)pdm09が108例、A(H3N2)が430例、A型(亜型不明)が137例だった。

● ヘンドラウイルス オーストラリア 
PRO/AH/EDR> Hendra virus, equine - Australia (12): human risk 20111105.3297
 情報源 Weekly Times Now 、2011年11月4日
Hendra human risk alert 'failure'
保健当局は、臨床症状を伴うことなく、ウマからヒトにヘンドラウイルス [感染] Hendra virus [infection] が発生する可能性があることについて、9ヶ月間にわたって注意喚起を行っていなかった。
1994年以降、感染した7人中4人が死亡したコウモリが媒介する同疾患について保健当局 the Department of Primary Industries and Fisheries が,市民に対するリスク周知を行っていなかったことが明らかになっても適切に対処しなかった点を、オンブズマンの1人が指摘している。
今年(2011年)になって Queensland and New South Wales 両州の広い範囲で18件のアウトブレイクが発生する以前に、2006年から2009年の期間中に 6件の集団発生 6 clusters が発生し、2人の獣医師が死亡した時の政府対応に関する報告でシステム上の問題が指摘されている。報告によると Queensland Health が Primary Industries に対して、無症候性のウマからのヘンドラウイルス感染に関するリスクを伝えたのは2008年7月28日であった。同年8月と11月に、獣医師へのガイドラインの更新が行われているが、リスクについては2009年4月まで触れられていなかったとされる

● ウエストナイルウイルス インド
PRO/AH/EDR> West Nile virus - Eurasia (13): India (KL) 20111105.3295
 情報源 The Hindu、2011年11月3日
日本脳炎 Japanese encephalitis (JE) 類似の感染流行が,ウエストナイル熱 the West Nile [WN] fever 感染流行であることが確認された ... 非公式ながら the presence of WN in Alappuzha が報告されている。  
[Mod.TY- the 1st ProMED report of West Nile virus occurrence in India であるが、Emerging Infectious Diseases では  "インド国内で初めてのヒトの WNV 抗体が確認されたのは Bombay in 1952 で、南部、中部、西部でウイルスの活動性が報告されている。インド国内では _Culex vishnui_ mosquitoes in Andhra Pradesh and Tamil Nadu, from _Cx. quinquefasciatus_ mosquitoes in Maharashtra の蚊族と、Karnataka State のヒトから ウイルスWNV が確認されている" と報告された]

● チクングニア熱 インド
PRO/EDR> Chikungunya (25): India (Delhi) 20111105.3294
 情報源 IBN、2011年11月3日
気温が低下したにも関わらずデング熱患者が増加していることに加え、チクングニア熱 chikungunya 患者も54人に増えたことを、市当局 Municipal Corporation of Delhi (MCD)が懸念している

● リステリア症 米国
PRO/AH/EDR> Listeriosis, fatal - USA (14): cantaloupe, more cases & deaths 20111105.3290
 情報源 Reuters、2011年11月2日
リステリア菌 _Listeria_汚染のマスクメロンによる米国内の死者が、新たな1人を加え29人となったことが、2日、the Centers for Disease Control and Prevention (CDC) から発表された。
Colorado-based Jensen Farms の、Whole or pre-cut Rocky Ford-brand cantaloupe が原因とされ、28州の139人が発病した

● レジオネラ症 米国
PRO/EDR> Legionellosis - USA (06): (FL) fatal
Archive Number: 20111104.3287
 情報源 Fox 13 News Tampa Bay 、2011年11月2日
保健当局 Pasco County public health authorities が3例のレジオネラ肺炎 cases of Legionnaires' disease の感染原因の調査を行っている。2 cases は the same street in Port Richey の患者であった。"a 3rd case が6.5km離れた別の場所の患者であることを聞いたばかりである" と当局の医師は述べた。先週の流行 [week of 24 Oct 2011] outbreak of Legionnaire's disease in Plant City [Hillsborough County, Florida] に続く3例目の患者が発生し、3人は the Meadows Countrywood で診断された。このうち1人が死亡した。当初感染源として疑われていた community hot tub の可能性は棄却されている

● サルモネラ感染症 米国
PRO/AH/EDR> Salmonellosis, st Newport - USA: (UT) unpasteurized cheese
20111104.3284
 情報源 The Salt Lake Tribune 、2011年11月3日
当局の試算によると、 2009年以降、home-made 'queso fresco' によるサルモネラ感染症患者は2100 Utahns に上ると見られている。The Salt Lake Valley Health Department は、この感染流行 the outbreak が "Mr. Cheese" と呼ばれる男性が生ミルク raw milk から同製品を作り a Salt Lake City restaurant/deli に売っていたことが原因だとしている。当局が確認した患者は73人だが、これ以外にも数百人の患者がいるものと考えられている。別の感染源についても、引き続き調査されている

● シックハウス症候群 米国
PRO/EDR> Sick building syndrome - USA: (NY) trichloroethylene susp 20111104.3282
 情報源 New York Daily News 、2011年11月2日
2005年以来、数百人の学生が患者として The Bronx New School's nurse's office を受診した。Bronx のある小学校の生徒らは、トキシン汚染により建物が閉鎖されるまでの間、頭痛、吐き気、嘔吐、歩行障害、痙攣などに苦しめられた。from June 2005 through June 2011に the Bronx New School で浮かび上がったこの健康問題については、しかし、建物内の大気中で検出されたトリクロロエチレン the traces of trichloroethylene (TCE) と疾患の因果関係を導くには至っていない
[Mod.TG- Trichloroethylene 無色の液体で、金属部分の仕上げの溶剤 solvent for cleaning metal parts に用いられている。飲み込んだり、高濃度のものを吸い込んだりすると、神経系に作用したり、肺や肝臓の障害、不整脈、昏睡、ときには死に至ることもある]

● ボツリヌス食中毒 米国、フィリピンから
PRO/EDR> Botulism, smoked fish - USA: risk, recall, ex Philippines 20111105.3300
 情報源 Oregon Live 、2011年11月4日
カリフォルニア California 州の輸入業者 Foremost Foods International, Inc. of Pomona California 社がフィリピンから輸入された海産物の燻製の自主回収を開始した。同社によると Washington, Nevada and California の各州の Seafood City and Manila Seafood stores を通じて販売された、商品名 Roundscad Smoked Galunggong および Mackerel Smoked Hasa Hasa を回収している。これら商品は2010年3月から2011年10月までの期間に、透明のプラスティック製真空パックで売られていた。FDA による検査で、ボツリヌス菌_Clostridium botulinum_ が確認されたための措置であるが、今のところ患者の報告はない
[Mod.LL- Galunggong は the Philippines で多く食べられている。the galunggong fish は英語で the blue mackerel scad, round scad または the shortfin scad と呼ばれることが多いが、ムロアジ科 the Decapterus family の他の魚類に対しても用いられる。フィリピンでは一般的に、体長の短い マアジ mackerel を Hasa Hasa と呼んでいる]

● 口蹄疫 台湾
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease, swine - Taiwan (03): (PH ex mainland Taiwan) 20111105.3292
 情報源 Chinapost 、2011年11月4日
COA contains foot-and-mouth disease outbreak in Penghu pigs
Penghu County の子ブタ5頭で口蹄疫 foot-and-mouth disease [FMD] 感染と見られる水疱が確認されたことが、3日当局から報告された。10月30日、郡当局が5頭の子ブタの感染を確認した。これらの子ブタは台湾本島から輸入された

● インフルエンザ、イヌ 米国
PRO/AH/EDR> Influenza, canine - USA (05): (TX) 20111105.3291
 情報源 Todays THV、2011年11月3日
Texas sees rise in canine flu cases
9月以降 San Antonio, Texas において、30頭の犬インフルエンザ canine influenza "A" 感染が確認されている。ほか70頭についても H3N8 とも呼ばれる、このインフルエンザへの感染が疑われている

● 非定型ミオパチー、ウマ 英国
PRO/AH/EDR> Atypical myopathy, equine - UK: (England) 20111104.3288
 情報源 H&C TV 、2011年11月1日
Warning to UK horse owners after several atypical myopathy cases reported
World Horse Welfare は、英国内の複数のウマの非定型ミオパチー equine atypical myopathy (EAM) が確認されたことを受け、ウマの所有者らへの注意を呼びかけている。Liphook Equine Hospital in Hampshire [England] は、ここ数日間で5例が診断され、うち2頭が死亡し、the Hampshire/Sussex/Surrey area.in the UK の獣医師からも報告を受けていることを明らかにした。EAM は原因不明で、筋肉の重大な障害 significant muscle damage. を招く ... 以下の症状が見られる
 - Weakness and stiffness in horses at pasture - not related to excessive/unusual exercise
 - Dark coloured urine
 - Collapse
 - Muscle tremors

● 鳥インフルエンザ カナダ LPAI H7 亜型
PRO/AH/EDR> Avian influenza (67): Canada (BC), LPAI H7, migratory birds 20111104.3286
 情報源 Abbotsford Times 、2011年11月2日
食品監視局 The Canadian Food Inspection Agency [CFIA] は、中部及び西部の野鳥の H7 亜型低病原性鳥インフルエンザウイルス low pathogenicity H7 avian influenza [AI] virus 感染を確認した。野鳥から家きんへのAI ウイルス感染に対する早期警戒システム Canada's Inter-Agency Wild Bird Influenza Survey によって、秋の渡りのシーズン中の定期検査の中で健康なマガモ healthy mallards において確認された。ウイルスが確認されたのは  Manitoba and Saskatchewan における the course of regular testing during the fall migratory season の結果であるが、the Fraser Valley などのような地域も wild bird flyways にある

● 赤潮、魚類 米国
PRO/AH/EDR> Red tide, fish - USA (02): (TX) 20111104.3283
 情報源 Star Telegram, Associated Press (AP) report 、2011年11月1日
赤潮 red tide と呼ばれる海藻 The algae bloom により、テキサス州沿岸部 the Texas coast で2週間足らずの間に120万匹以上の魚類が死滅した。当局 The Texas Parks and Wildlife Department は10月31日、9月から始まった the red tide outbreak により死亡した魚類が420万匹に上ると発表した。同20日の時点では、200万匹と見積もられていた。カキ、アサリ、ムール貝の採取 commercial and recreational harvesting of oysters, clams and mussels は禁止されている