2012年1月23日-25日

ニパ脳炎 バングラデシュ
ポリオ エチオピア ソマリアから

● ニパ脳炎 バングラデシュ
PRO/AH/EDR> Nipah encephalitis, human - Bangladesh: (JI)
Archive Number: 20120125.1022056
 情報源 BD News 24 、2012年1月24日
Jaipurhat で4日間に、5人のニパウイルス Nipah 感染による死者が確認された。疫学疾病対策研究所 The Institute of Epidemiology Diseases Control and Research (IEDCR) は24日にウェブサイトで、5人の患者の Nipah [virus infection] が確認されたことを明らかにした。Joypurhat municipality and Khetlal Upazila でヒトへの感染が発生した。死者5人のうち、2人はKhetlal 、残りは市内の感染で、Ziaur Rahman Medical College Hospital in Bogra and Rajshahi Medical College Hospital でそれぞれ死亡した。21日に専門家チーム 5-member IECDR expert が Bogra and Rajshahi に向かった
参考項目 20110308.0756

● ポリオ エチオピア ソマリアから
PRO/EDR> Poliomyelitis - worldwide (02): Ethiopia ex Somalia, susp., RFI
Archive Number: 20120125.1020475
 情報源 UN News Centre 、2012年1月24日
UN refugee agency warns of potential polio cases in Ethiopian camps
国連高等弁務官事務所 The United Nations refugee agency [UNHCR] は24日、今週エチオピア国内のソマリア難民キャンプで2例のポリオ Poliomyelitis 疑い患者が確認され、周囲のコミュニティからも3例の報告があったことに懸念を示している .....ウイルス株の同定により、適切なワクチンを Dollo Ado に送付し一斉接種を行うと、当局者が述べた。27日から予定されている全国ポリオ対策キャンペーンを、全ての難民キャンプに拡大して行うとしている ..... 現在、143000人のソマリア人が、エチオピアの Dollo Ado にある5か所のキャンプに避難している。
[Mod.MPP- ポリオが疑われている患者の感染が確定診断されれば、2012年のポリオ第1号患者となる。2011年、エチオピアからもソマリアからも、野生株ポリオウイルスの感染は報告されていなかった:the Global Polio Eradication Initiative webiste 。確定診断された場合は、遺伝学的検査による the most likely origin of the WPV(s) の判断が重要となる。2011年に the Horn of Africa で確認された唯一の WPV associated paralysis の症例は、7月30日に発症したケニアの症例であり、2010年の Uganda's Bugiri District で感染循環があったウイルスと非常に近い関係にあるウイルスとされた (20110920.2860)]

● トリパノソーマ症 アンゴラ
PRO/AH/EDR> Trypanosomiasis - Angola: (CN)
Archive Number: 20120125.1021761
 情報源 Angop Health、2012年1月25日
北部クワンザノルテ Kwanza Norte province で、2011年の1年間に47例の新たなトリパノソーマ症 Trypanosomiasis 患者が確認されたが、死者は報告されていない。州保健当局によると、前年の 2010年と比べて 1例の増加だった。
関連項目 20110709.2081
[Mod.EP- Human trypanosomiasis, or sleeping sickness, is endemic in northern Angola]

● マラリア アンゴラ 2011年
PRO/EDR> Malaria - Angola: 2011
Archive Number: 20120125.1021720
 情報源 Angola Press Agency (Angop) 、2012年1月24日
Over 2 million malaria cases registered in 2011
2011年、全国でおよそ 290万人のマラリア Malaria 感染が記録された。前年[2010年]の患者数は約 400万人で、大幅な減少となった。

● 腸チフス ジンバブエ
PRO/AH> Typhoid fever update 2012 (02): Zimbabwe (Harare)
Archive Number: 20120125.1021610
 情報源 Daily Monitor (Uganda) 、2012年1月25日
ジンバブエ Zimbabwe の首都ハラレ Harare で新たな腸チフス Typhoid fever の感染流行が発生し、数日間に600人が感染し、90人の入院が必要となった。ホテル従業員 1名が入院したことをきっかけに、一気に感染が広がった。感染流行は腸チフスと確認され、屋外で販売されていた食品の汚染が原因と見られる、と発表された 
[Mod.LL- ホテル従業員の職種はなんだったのだろう? 潜伏期間が 2-3週間であることを考えると、第2の集団発生も予想される]

● ノロウイルス カナダ、キューバから
PRO/EDR> Norovirus - Canada: (QC) ex Cuba (HO) tourism-related
Archive Number: 20120125.1021637
 情報源 The Gazette, Montreal、2012年1月24日
Dozens of Quebec vacationers show signs of norovirus
モントリオール Montreal の女性1名が、キューバ Cuba で行われたいとこの結婚式に出席中に体調を崩した。現地でウイルスに感染したと見られている。リゾート地 Holguin で、下痢、嘔吐などの症状を発症した ... Air Transat は今週 Holguin 発トロント Toronto およびオタワ Ottawa 行きの3便で、搭乗客ら 45人が発病したことを発表している。カナダ政府当局 The Public Health Agency of Canada はキューバ政府当局に対して、ウイルス感染流行発生を調査するよう依頼した。患者らには感染力の強いノロウイルス norovirus の症状が見られた

● サルモネラ感染症 ロシア、米国(2)、英国(4件)
ロシア
PRO/AH/EDR> Salmonellosis, serotype Oranienburg - Russia: (IK) powdered milk
Archive Number: 20120124.1020183
 情報源 eFoodAlert、2012年1月23日
ベルギーの食品安全当局 AFSCA, the Belgian food safety authority は23日、ベルギーから輸入された粉ミルクにより、ロシア北部の乳児らにサルモネラ感染症 _Salmonella [enterica_ serotype] Oranienburg 感染が発生したと見られる、との発表を行った。19トンの1製造ロットの商品のうち、16トンがロシア向けに、残りの3トンが他の製造ロットと混ぜて複数の途上国向けに出荷されている。ベルギー国内および EU 圏内では、問題のロットは販売されていない。当局は製造工場の立ち入り調査を行い、再発防止のあらゆる対策を講じたとしている。ベルギーの会社で製造されたこの乳児用粉ミルクは、[Usolye-Sibirskoye, Irkutsk , Russia の] 16人の乳児のサルモネラ感染症に関係したと考えられている[20120122.139001]。感染が発生したのは、2011年11月2日から2012年1月13日までの期間で、生後2週間から24歳と29歳の成人までの患者全員が _S._ Oranienburg に感染した。製品はベルギー国内で製造され、JSC "STI Damil" (Moscow) が販売した ["Damil 1 Lux"] であることが確認されている

米国
PRO/AH/EDR> Salmonellosis, serotype Enteritidis - USA: restaurant chain
Archive Number: 20120123.1017853
 情報源 CDC, _Salmonella_ Homepage、2012年1月19日
各州保健当局および FDA と共に、複数の州のメキシコ料理レストランチェーンに関係する、サルモネラ感染症 outbreak of _Salmonella [enterica_ serotype] Enteritidis infections について調査を行った。食品の特定には至っていないが、レストランチェーンの搬入前に汚染があったと見られている。 outbreak は現在終息したと考えられる ... 患者が確認されているのは: Texas (43), Oklahoma (16), Kansas (2), Iowa (1), Michigan (1), Missouri (1), Nebraska (1), New Mexico (1), Ohio (1), and Tennessee (1). ...

PRO/AH/EDR> Salmonellosis, serotype Typhimurium, 2010-2011 - USA: laboratory acquired
Archive Number: 20120123.1017855
 情報源 CDC, _Salmonella_ Homepage、2012年1月17日
2010年1月30日、食中毒監視ネットワーク PulseNet, the national molecular subtyping network for foodborne disease surveillance は、複数の州におけるサルモネラ感染症流行_Salmonella [enterica_ serotype] Typhimurium infections を感知した

英国
PRO/AH/EDR> Salmonellosis, serotype Typhimurium DT193 - UK
Archive Number: 20120123.1017854
 情報源 BBC News、2012年1月20日
Cases of _Salmonella [enterica_ serotype] Typhimurium DT193 in England and Wales の患者数は、2004年の71例から、2011年には518例に630%増加した。主に牛肉と豚肉に認められるが、未殺菌ミルク、デザート、サンドウィッチなどでも検出されている

● デング熱/デング出血熱
PRO/EDR> Dengue/DHF update 2012 (04)
Archive Number: 20120123.1019599
[1] ブラジル Brazil in Portuguese
 - (Londrina , Parana state). 23 Jan 2012. 16日現在の Londrina のデング熱の患者は160人、まだ確定診断された患者はない。
 - (Araraquara , Sao Paulo state). 19 Jan 2012. 2012年、Araraquara は、2例のデング熱患者の確認で始まった。 いずれの患者も the Jardim Del Rey e Vila Xavier neighborhoods of the cityにおいて感染した。
[2] コロンビア Colombia (Soledad, Atlantico department [state or province equivalent]). 21 Jan 2012. in Spanish 2例の感染が確定された
[3] エクアドル Ecuador (Guayas province). 18 Jan 2012. in Spanish 公衆衛生省は18日、12歳の小児の死亡と、99人の感染を確認した。
[4] ボリビア Bolivia (Santa Cruz). 16 Jan 2012. in Spanish The Santa Cruz Municipal Council 市当局は16日、 デング熱患者が増えていることを受け、 municipal emergency を宣言した
[5] マレーシア Malaysia (Kuala Lumpur). 17 Jan 2012. 2011年12月以降、週平均400人のデング熱患者が報告されている。前年は300-350例だった。保健相は、デング熱ワクチンの第Ⅱ相試験が Putrajaya and Penang の2000人を対象に行われ、2012年末に狩猟する予定である事を明らかにした。 The 3rd phase of the trials が2012年末に実施され、2015年には実用化されるとの見方を示した。遺伝子組み換え蚊 the genetically modified _Aedes_ mosquitoes も、人口の少ない地域でのリリースに続く、 released in populated areas が計画されている ...
[6] フィリピン Philippines (Zamboanga .city , Mindinao). 20 Jan 2012. 1日以来、約57例が報告されている。2011年12月は70例でうち2例が死亡した。
[7] インド India (Thiruvananthapuram, Kerala state). 20 Jan 2012. 先週より、連日5名以上の患者報告が続き、現在24名の患者が確認されている。
[8] インドネシア Indonesia (Nganjuk, East Java). 18 Jan 2012. 20 villages in Ngajuk district, East Java では現在、デング熱の流行が発生し、2週間に検査された14人中10人の感染が確認されている。

● 原因不明の脳疾患 ウガンダ、nodding disease
PRO> Undiagnosed cerebral disease - Uganda (02): nodding disease
Archive Number: 20120123.1019479
 投稿者 スイス・University of Bern、Andre Burnens, MD、2012年1月23日
中毒性脳症 toxic encephalopthy をきたす全ての毒素 all toxins の中で、いくつかの理由から mycotoxins による可能性が高い。動物飼料中の mycotoxins に関する獣医学生への講義の中で、特に強調している点は、
 - mycotoxicosis で障害を受ける重要臓器の1つが、中枢神経系である
 - 他の中毒と違う、見たことのない臨床症状
 - 二次患者が存在しないため、伝染性疾患が除外できる
mycotoxins を含む食品により発症する。摂取から発病までの時間は、トキシンにもよるが遷延することもある
関連項目 20120115.1011277

● 鳥インフルエンザ、ヒト ベトナム
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (12): Viet Nam, background
Archive Number: 20120123.1019444
[1] ベトナム、WHO 確定
 情報源 World Health Organisation (WHO), CSR, Disease Outbreak News、2012年1月20日
20日保健省は、鳥インフルエンザ Avian influenza A(H5N1)ウイルスに感染した患者1名について報告を行った。患者は Kien Giang province の18歳男性で、1月10日に発病し同14日に入院となったが、同16日に死亡した。17日に感染が確定診断された。ダックへの曝露が報告されている。ベトナム国内で120例目のH5N1 ウイルス感染患者となり、うち60人が死亡している。
[2] 背景
 投稿者 Steve Berger、2012年1月23日
2011年12月の時点で、H5N1 インフルエンザウイルスに感染した患者の多くが、カンボジア、中国、エジプト、インドネシア、タイ、ベトナムから報告されていた。次のグラフでは、ベトナムとインドネシアの successive peaks と、エジプトの increasing activity が注目される。

● A群連鎖球菌感染症、猩紅熱 中国
PRO/EDR> Streptococcus group A, scarlet fever - China: (HK) toxic shock
Archive Number: 20120123.1019357
 情報源 7thSpace interactive、2012年1月19日
保健当局 The Centre for Health Protection (CHP) of the Department of Health は、トキシックショック症候群 toxic shock syndrome を伴った2例の猩紅熱 scarlet fever の患者について調査を行っている。1人目は健康に問題がなかったが死亡した14歳の少女で、6日以降、咳や鼻水、倦怠感を伴う low-grade fever を繰り返していた。6日から17日までの間に3つの医院を計5回受診していた。状態は改善せず、17日に呼吸促迫 rapid breathing があり、Paediatric Intensive Care Unit に敗血症性ショック、肺炎、胸水の診断で入院となった。さらに状態が悪化し、同日死亡した。吸引された胸水の検査で _Streptococcus pyogenes_ (group A) が陽性となった ... 2例目は健康に問題のなかった11歳の男児で、8日に咳と鼻水、13日より発熱があり、15日に入院となった。血液検体で Group A streptococcus が分離された。17日に Paediatric Intensive Care Unit of Pamela Youde Nethersole Eastern Hospital へ搬送され、同日、全身の発疹 sandpaper-like skin rash を発症したが、現在状態は安定している

● クリミア・コンゴ出血熱 オマーン
PRO/AH/EDR> Crimean-Congo hem. fever - Oman (02): (BU) fatal
Archive Number: 20120123.1019272
 情報源 Gulf News、2012年1月22日
先週 Buraimi [Al Buraimi governorate]で死亡したバングラデシュから搬送された患者の、クリミア・コンゴ出血熱 the Crimean-Congo haemorrhagic fever (CCHF) infection は、密輸された家畜による感染の可能性がある。家畜を取り扱っていた、このバングラデシュ在住の不法入国者は、2週間前に CCHF で死亡した。 ... these smuggled livestock の多くは、the Horn of Africaから輸入されるとの未確認情報がある
関連項目 20120121.1017799

● ブルセラ症 米国
PRO/AH> Brucellosis, human - USA (02): (MA Massachusetts), unpasteurized milk
Archive Number: 20120123.1019236
20120121.1017730 に関し。
 投稿者 米・Centers for Disease Control and Prevention、Dr Mark Lehman、2012年1月23日
モデレータが、病原体は _Brucella melitensis_ とのコメントを行っているが、米国において、同菌は外来からの動物による病気と捉えられており、今回のケースには当てはまらないと考える。可能性がより高いのは _B. abortus_ である。
[後にブルセラ症は否定されている]

● 炭疽 ジンバブエ 
PRO/AH/EDR> Anthrax, human, wildlife - Zimbabwe (03)
Archive Number: 20120123.1018797
[1] 149 cases in new human anthrax outbreak
 情報源 UN Office for the Coordination of Humanitarian Affairs (OCHA), ReliefWeb, WHO Global Health Cluster report、2012年1月17日
2011年11月より、4つの州で炭疽 Anthrax 感染流行が発生し、12月31日までに報告された患者は149人に達したが、死者は報告されていない。発生地域は Centenary、Mibire、Mt Darwin in Mashonaland Central、Mutoko in Mahonalan East、Nkayi in Matabelelanad North、Chirumhanzu and Dokwe North in the Midlands provinces である。Mibire などのように感染動物の肉の摂取による感染である
[2] 情報源 UN Office for the Coordination of Humanitarian Affairs (OCHA), ReliefWeb、2012年1月1日
Mutoko district [Mashonaland East province] は、2011年の炭疽感染数を19とする the updated line list を報告した。Nyadire Hospital 10, Katsukunya clinic 7, and Mutoko Hospital 2で、HQ level の報告は12月のみであった

● 麻疹
PRO/EDR> Measles update 2012 (04)
Archive Number: 20120123.1018565
[1] ECDC report:EMMC report
 情報源 ECDC European monthly measles monitoring report、2012年1月16日
最新の European Monthly Measles Monitoring (EMMC) reportによると、2011年の1月から11月までの期間中に、the 29 contributing EU [European Union] and EEA [European Economic Area] countriesの当局から報告された麻疹感染の患者数は 28 800 cases を超えた 
  - 8 measles-related deaths and 26 cases of acute measles encephalitis が記録されている。
 - 3 out of the 29 reporting countries remained measles-free until the end of November 2011, namely Cyprus, Hungary, and Iceland
[2] Isle of Man
Suspected measles case in the Isle of Man

 情報源 isleofman.com、2012年1月19日
保健当局は、the Isle of Man で麻疹感染が疑われる19歳の患者を確認した
[3] スペイン:Measles cases rising in Spain
 情報源 EuroWeekly online、2012年1月19日
ワクチン接種率は85%に低下している。2011年にスペイン国内で確認された麻疹患者数は約2000人で、2010年は173人だった ...
[4] エクアドル (Chimborazo):Measles in Chimborazo
 情報源 Diario Los Andes, Ecuador [In Spansh]、2012年1月19日
州内の麻疹感染109例中、106例は陰性、3例が陽性だった
[5] 米国 (Kansas):More measles cases confirmed in Finney County
 情報源 KSN.com、2012年1月19日
The Finney County Health Department が新たなに2例の麻疹患者を確認した ...
[7] インド (AP):Measles outbreak reported from Arunachal district
 情報源 IBN Live.in.com India、2012年1月19日
30例の患者が確認され、辺境地の村 East Kameng district of Arunachal Pradesh で感染流行発生
[8] オーストラリア (ACT):Measles outbreak "a warning"
 情報源 The Canberra Times、2012年1月16日
Canberra school(1校)で麻疹感染流行発生

● 狂犬病 メキシコ、ブラジル
PRO/AH/EDR> Rabies, human, bovine - Mexico, Brazil
Archive Number: 20120123.1018767
[1] メキシコ: スカンク、ヒト (Batopilas, Chihuahua)
 情報源 El Diario [in Spanish]、2012年1月20日
[2011年1月?]the Batopilas community でスカンクの咬傷による狂犬病 Rabies 患者1例が発生した。動物が捕獲され検査が行われた ... 全ての住民が原住民であるこの地域では、スカンクを食料として利用するほか、アレルギーなどの治療にも使う習慣があり、狂犬病の感染のリスクがあることへの注意が呼びかけられていた ...
[2] ブラジル:ウシ (Parana)
 情報源 Bondenews [in Portuguese]、2012年1月19日
狂犬病の発端は、2頭の動物が死亡した2011年12月のthe city of Primeiro de Maio であったことが判明した。1月19日、当局は 9 foci of the disease in the northern region of Parana: 3 in Primeiro de Maio, one in Bela Vista do Paraiso, another in Sertanopolis, and a 4th in the municipality of Florestopolis における、狂犬病発生を確認した

● 鳥インフルエンザ、ヒト 感染伝播の研究についての論争
PRO/AH> Avian influenza, human (13): transmission studies controversy
Archive Number: 20120125.1021903
[1] 情報源 Winnipeg Free Press, The Canadian Press 、2012年1月25日
鳥インフルエンザ [avian A/(H5N1) influenza virus] の研究 transmission studies に関する論争の渦中にある科学者の1人が、沈黙を破って、まだ公表されていない研究課程の情報を公開した。インフルエンザウイルスの研究者・河岡義裕氏は科学雑誌 Nature の中で、彼や他のトップクラスの研究者らが行っている、なぜ一部のインフルエンザウイルスだけがヒトの間で感染拡大するのか、を解明するための重要な作業は、中止することはできない、と主張している
[2] 情報源 Nature (2012)、2012年1月25日

● リーシュマニア症、イヌ シンガポール スペインから
PRO/AH/EDR> Leishmaniasis, canine - Singapore ex Spain: OIE
Archive Number: 20120125.1022003
 情報源 OIE, WAHID、2012年1月24日
Leishmaniasis, Singapore、1st occurrence of a listed disease
感染開始時期 2011年11月25日
病原体 _Leishmania infantum_
新たな感染流行
発生地 Changi, SINGAPORE
感染した種  Dogs
Susceptible 2
Cases 1
Deaths 0
Destroyed 0
Slaughtered 0
スペインから輸入された 3-year-old male British bulldog 1頭。オーナーは他に、イングランドから輸入された 6-year-old male British bulldog 1頭を所有する。

● 狂犬病 カナダ
PRO/AH/EDR> Rabies, fox - Canada (02): (NL Newfoundland & Labrador )
Archive Number: 20120125.1020978
 投稿者 加 ・ Forestry and Agrifoods Agency、Dr Hugh Whitney 、2012年1月24日
20120121.1017798 に関し。
与えられた質問に対して。
4年周期に疑問を持たれていた。われわれはそれほど詳しく研究しているわけではなく、流行を観察し、それに従った市民へのアドバイスを行っているに過ぎない。Labrador は land area of 294 330 sq km に約 26 000人が住んでおり、人口密度は 0.1 people per sq km 未満である。われわれが確認するのはほとんどがコミュニティに近づいてきた動物についてである。大きな流行として the years 1988, 1992, 1996, 2001, 2004 を経験し、おそらく 2012 もそうなると思われる。当初から約4年周期のパターンだったが、最近は違っている。コミュニティ内の住民の個人的協力によるデータで、統計的価値は乏しい。感染流行は Labrador だけでなくより広い地域での、the coloured fox (_Vulpes vulpes_) と the arctic fox (_Alopex lagopus_) 双方の群れの移動に依存し、northern Quebec and the territory of Nunavut も同じに違いない。

● 慢性消耗性疾患、シカ科 米国
PRO/AH/EDR> Chronic wasting disease, cervid - USA (02): (MO)
Archive Number: 20120125.1020977
 情報源 Missouri Department of Conservation, MDC online 、2012年1月24日
ミズーリ州環境保全局 The Missouri Department of Conservation (MDC) は、州北中部で2011年秋の銃器によるしか狩猟シーズンに射殺された free-ranging deer から採取された検体の、慢性消耗性疾患 chronic wasting disease (CWD) 検査 1077 tissue samples のうち、2例の陽性が確認されたとの報告を受け取った。いずれも Macon County で射殺された adult bucks であり、free-ranging deer in Missouri で陽性結果 CWD-positive results が確認されたのは今回が初めてとなる .....

● White nose syndrome、コウモリ カナダ
PRO/AH/EDR> White nose syndrome, bats - North America (03): Canada (NB)
Archive Number: 20120125.1020976
 情報源 New Brunswick Museum 、2012年1月23日
Devastating fungal disease continues to spread among New Brunswick bats
博物館研究員 New Brunswick Museum researchers が、New Brunswick in 2011 のコウモリの大量死のの原因が、 white nose Syndrome (WNS) によるものであったことを確認した

● シュマーレンベルグウイルス ドイツ、欧州(2件)
PRO/AH/EDR> Schmallenberg virus - Europe (10): Germany, update
Archive Number: 20120124.1020710
[1] The 1st confirmation of Schmallenberg virus [SBV] in Rhineland-Palatinate
 情報源 Input-Aktuell [German]、2012年1月24日
環境省 the Ministry of Environment は、北部 Rhineland-Palatinate area のバイソンの胎児とその母親 its dam で、SBV 感染が確認されたことを発表した。 Schmallenberg virus と呼ばれるウイルスがドイツ国内で初めて確認された。同ウイルス感染が疑われる、5頭の子羊についても検査が行われている ....
[2] Schmallenberg-Virus: Probably, we haven't seen the worst yet
 情報源 Top Agrar online [German]、2012年1月24日

PRO/AH/EDR> Schmallenberg virus - Europe (09): update
Archive Number: 20120123.1019416
[1] 英国: (England) sheep, 1st cases
 投稿者 英・ Animal Health and Veterinary Laboratories Agency (AHVLA) Weybridge、Prof Trevor Drew MSc PhD CBiol MSB、2012年1月23日
[2] 英国: (England) sheep, 1st cases
Schmallenberg virus: update

 情報源 DEFRA (UK Department for Environment, Food, and Rural Affairs) Animal Health and Veterinary Laboratories Agency (AHVLA) news release 、2012年1月23日
[3] 英国: (England) sheep, 1st cases
Schmallenberg virus detected in eastern England

 情報源 Farmers Guardian、2012年1月23日
[4] ロシア: temporary import restrictions
 情報源 Rosselkhoznadzor (Federal Service for Veterinary and Phytosanitary Surveillance) News、2012年1月18日

● ブルータング ギリシャ、ロシア(2件)
PRO/AH/EDR> Bluetongue - Europe: Greece (SA South Aegean) livestock, OIE
Archive Number: 20120124.1020368
 情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2012; 25(4)、2012年1月23日
Bluetongue, Greece reoccurrence of a listed disease
感染開始時期 2011年12月22日
前回流行時期 2010年12月
原因ウイルス Bluetongue virus、Serotype: 4
新たな感染流行
発生地  Dodekanisa 8,9,10, Notio Aigaio [South Aegean] 農場、の3ヵ所
感染した種 / 頭数 / 感染数 / 死亡 / Destroyed / Slaughtered
ウシ Cattle / 170 / 7 / 0 / 0 / 0
ヒツジ Sheep / 111 / 0 / 0 / 0 / 0

PRO/AH/EDR> Bluetongue - Russia: ex Germany, livestock, susp., RFI
Archive Number: 20120124.1020349
 情報源 Rosselkhoznadzor (Federal Service for Veterinary and Phytosanitary Surveillance) 、2012年1月20日
Detection of cattle with bluetongue antibodies delivered from Germany in Kaluga Oblast
the All-Russian Scientific and Research Institute for Veterinary Virology and Microbiology の監視活動の中で、2011年に、ドイツから OOO "Kaluzhskaya Niva"(settlement of Khokhlovka, Peremyshl' Rayon [district], Kaluga Oblast [region] )に送られてきたウシのブルータング血清検査が陽性 bluetongue seropositive であることが確認された。陽性だったウシは、送られてきた57頭中35頭(61%)だった。Smolensk Oblast でも、ドイツからのウシのブルータング感染が確認されている
[Mod.AS- ドイツは2012年1月の the last meeting of SCFCAH (Standing Committee on the Food Chain and Animal Health) において the free status of bluetongue の承認を要求している]

● 口蹄疫 台湾
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease, porcine - Taiwan: (PH Penghu) OIE
Archive Number: 20120124.1019903
 情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2012; 25(4)、2012年1月23日
Foot-and-mouth disease, Chinese Taipei [Taiwan]、immediate notification
感染開始時期 2012年1月19日
前回流行時期 2011年12月14日
原因ウイルス Foot and mouth disease virus、Serotype: O
新たな感染流行
発生地 Makung City, [Penghu]
感染した種 swine
Susceptible: 239
Cases: 140
Deaths: 0
Destroyed: 239
Slaughtered: 0
Affected population: an animal quarantine house

● ウエストナイルウイルス カナダ
PRO/AH/EDR> West Nile virus, equine - Canada: (BC)
Archive Number: 20120124.1019784
 情報源 Terrace Standard 、2012年1月22日
Prince George [British Columbia] で1頭のウマの感染が確認され、馬主らに West Nile virus への注意が呼びかけられている。ワクチンを接種されていなかったウマ1頭の抗体陽性が確認された。 the Rocky Mountains を越え、2011年は Kamloops、今回は Prince George で確認された、と述べられている

● Wobbly possum disease ニュージーランド
PRO/AH> Wobbly possum disease - New Zealand (02): (NO)
Archive Number: 20120124.1019783
 投稿者 NA・Massey University、Magda Dunowska, LW (vet), PhD、2012年1月23日
20120120.1016184 に関し。
病原体 the putative viral agent responsible for wobbly possum disease [WPD] は "はっきりと分かっていない(has not been positively identified and characterised)" とのコメントに対して。
われわれの報告 (Dunowska et al, Vet Micro, 2011)の中で the WPD virus is a novel nidovirus で、most closely related to the members of the current family Arteriviridae を示唆するデータを提示していることを申し上げておきたい。

● トマトの病気、Bacterial wilt ケニア、カナダ
PRO/PL> Bacterial wilt, tomato - Kenya, Canada
Archive Number: 20120123.1018696
 情報源 CBC (Canadian Broadcasting Corporation) News、2012年1月17日
病気対策の指導のため、トマト栽培農家の1人がケニアに向かっている。Prince Edward Island [Canada] の温室栽培の経験をケニアの農家の支援に活かしたいと考えている。the impact of southern bacterial wilt について語られている