インフルエンザ H3N2v 病原性と感染伝播性 J.Virol.
● インフルエンザ H3N2v、米国(2件)
PRO/AH> Influenza (25): H3N2v, pathogenesis & transmission 20120407.1093271
情報源 CIDRAP News、2012年4月6日
No increased virulence in novel H3N2 viruses, related swine strains
米国の研究者らが、昨年 (2011年) 米国内で確認された12例のヒト感染例のうちの1例から分離された新型再集合 H3N2 インフルエンザウイルス (H3N2v) と、ブタから分離された関連する複数の H3N2 ウイルスのいずれについても、病原性が強まったとの証拠は得られなかった、と述べた。昨年の夏と秋に確認されたこの12例の H3N2v infections は、パンデミックウイルス the pandemic 2009 H1N1 (pH1N1) virus の遺伝子 the M (matrix) gene を含んだブタ由来 H3N2 strains による感染だった。the Journal of Virology [see Abstract below] の報告の中で、内部遺伝子の三重 (トリプル) 再集合によるブタ H3N2 ウイルス swine H3N2 viruses with triple-reassortant internal genes (H3N2-TRIG) は、1998年以降、米国内に広くまん延している、と述べられている。パンデミックウイルス the pH1N1 virus がヒトからブタに感染した結果、pH1N1 を構成する遺伝子の一部を含む再集合 H3N2 ウイルスが生まれ、著者らはこれを rH3N2p と名付けた。2009年から2011年の間にブタから分離された H3N2 ウイルスの遺伝子を解析したところ、米国内のブタの間に、種類の異なる rH3N2p genotypes が存在し、いずれも pH1N1 の the M gene を含んでいることが分かった。研究チームは、1件のヒトのウイルス a human H3N2v isolate と、2件のブタから分離された H3N2 ウイルス two swine H3N2 isolates -- an H3N2-TRIG、および1件の an rH3N2p について、病原性、感染伝播性、遺伝学的並びに抗原性特性の比較を行った。その結果、ブタにおいて、the H3N2v and rH3N2p viruses は、(それらが新興する) 背景となった the background H3N2-TRIG strain と比べ、病原性 virulent 増加の証拠は認められず、することはなく、感染のあったブタのほとんどが軽い症状を示したことが判った。著者らはまた、最近分離された rH3N2p isolates の一部は、the human H3N2v strain とともに、別の遺伝的クラスター (separate genetic cluster) を形成している可能性がある点を指摘している。これらの得られた知見は、インフルエンザ A ウイルスがヒトと動物の間を容易に往き来し、ブタが再集合ウイルスを生み出す役割を果たしていることの、新たな証拠として加わったと述べている。H3N2 ウイルスを引き続き注視することが、進化とブタとヒトの集団免疫からの逸脱の評価にとって不可欠である、と結論づけられている。
原著 Pathogenicity and transmission in pigs of the novel A(H3N2)v influenza virus isolated from humans and characterization of swine H3N2 viruses isolated in 2010-2011. J.Virol., online ahead of publication
要約
No increased virulence in novel H3N2 viruses, related swine strains
米国の研究者らが、昨年 (2011年) 米国内で確認された12例のヒト感染例のうちの1例から分離された新型再集合 H3N2 インフルエンザウイルス (H3N2v) と、ブタから分離された関連する複数の H3N2 ウイルスのいずれについても、病原性が強まったとの証拠は得られなかった、と述べた。昨年の夏と秋に確認されたこの12例の H3N2v infections は、パンデミックウイルス the pandemic 2009 H1N1 (pH1N1) virus の遺伝子 the M (matrix) gene を含んだブタ由来 H3N2 strains による感染だった。the Journal of Virology [see Abstract below] の報告の中で、内部遺伝子の三重 (トリプル) 再集合によるブタ H3N2 ウイルス swine H3N2 viruses with triple-reassortant internal genes (H3N2-TRIG) は、1998年以降、米国内に広くまん延している、と述べられている。パンデミックウイルス the pH1N1 virus がヒトからブタに感染した結果、pH1N1 を構成する遺伝子の一部を含む再集合 H3N2 ウイルスが生まれ、著者らはこれを rH3N2p と名付けた。2009年から2011年の間にブタから分離された H3N2 ウイルスの遺伝子を解析したところ、米国内のブタの間に、種類の異なる rH3N2p genotypes が存在し、いずれも pH1N1 の the M gene を含んでいることが分かった。研究チームは、1件のヒトのウイルス a human H3N2v isolate と、2件のブタから分離された H3N2 ウイルス two swine H3N2 isolates -- an H3N2-TRIG、および1件の an rH3N2p について、病原性、感染伝播性、遺伝学的並びに抗原性特性の比較を行った。その結果、ブタにおいて、the H3N2v and rH3N2p viruses は、(それらが新興する) 背景となった the background H3N2-TRIG strain と比べ、病原性 virulent 増加の証拠は認められず、することはなく、感染のあったブタのほとんどが軽い症状を示したことが判った。著者らはまた、最近分離された rH3N2p isolates の一部は、the human H3N2v strain とともに、別の遺伝的クラスター (separate genetic cluster) を形成している可能性がある点を指摘している。これらの得られた知見は、インフルエンザ A ウイルスがヒトと動物の間を容易に往き来し、ブタが再集合ウイルスを生み出す役割を果たしていることの、新たな証拠として加わったと述べている。H3N2 ウイルスを引き続き注視することが、進化とブタとヒトの集団免疫からの逸脱の評価にとって不可欠である、と結論づけられている。
原著 Pathogenicity and transmission in pigs of the novel A(H3N2)v influenza virus isolated from humans and characterization of swine H3N2 viruses isolated in 2010-2011. J.Virol., online ahead of publication
要約
"トリプル再集合を持つ豚インフルエンザウイルス [Swine influenza virus (SIV) H3N2 with triple reassorted internal genes (TRIG)] は、1988年以降、米国の動物にまん延した状態 enzootic となっている。 the 2009 pandemic H1N1 (pH1N1) virus が米国のブタに感染伝播し、endemic SIV との再集合の結果、the novel H3N2 genotypes (rH3N2p) などの再集合ウイルスが新興した。2011年7月から12月までの間に、12人の the pandemic matrix (pM) gene (A(H3N2)v) を含んだブタ由来 swine-lineage H3N2 ウイルス感染が確認された。本研究で塩基配列解析を行った 2009-2011年にブタから分離された H3N2 ウイルスと、他の塩基配列が決定されている入手可能な H3N2 ウイルスの全ゲノム解析により、2009年以降の米国内ブタの間に、6種類の異なる rH3N2p genotypes が存在することが判明した。all rH3N2p genotypes には the pM gene が含まれているとの共通の特徴が認められたが、ブタの集団において優位性を持つ、特定の genotype は確認されなかった。a human A(H3N2)v isolate and two swine H3N2 isolates, H3N2-TRIG and rH3N2p について、病原性、伝播性、遺伝学上、および抗原性の特性を比較した。Our _in vivo_ study では、A(H3N2)v or rH3N2p viruses が、endemic H3N2-TRIG virus に比べ、毒性が高まったとの証拠は得られなかった。 cluster IV H3N2-TRIG and rH3N2p viruses 抗体の、A(H3N2)v に対する交差反応性 cross-reactivity は、他の other cluster IV H3N2-TRIG and rH3N2p viruses に対する交差反応性より減弱していた。ヘマグルチニン遺伝子 the haemagglutinin gene の解析により、rH3N2p and A(H3N2)v は、cluster IV of H3N2-TRIG の関連ウイルスであると考えられたが、最近分離された rH3N2p isolates の一部は、ヒトから分離された the human isolates of A(H3N2)v とともに、別のクラスター a separate cluster を形成すると考えられた ...
米国
PRO/EDR> Influenza (24): USA (Pacific NW)
Archive Number: 20120406.1092588
Archive Number: 20120406.1092588
投稿者 Delta County Memorial Hospital・James M. Wilson V, M.D.、2012年4月5日
Influenza in Previously Vaccinated Children (USA Pacific Northwest)
2-3週間前から、the Pacific NW の都市部にある大きな1つの病院を受診するインフルエンザInfluenza 陽性の小児患者が急増している。多くの患者が、2011年9月にワクチンを接種されていた。
Influenza in Previously Vaccinated Children (USA Pacific Northwest)
2-3週間前から、the Pacific NW の都市部にある大きな1つの病院を受診するインフルエンザInfluenza 陽性の小児患者が急増している。多くの患者が、2011年9月にワクチンを接種されていた。
(想像の範囲だが) 1.集団免疫の低下 (the predominant type A influenza circulating is H3N2 in the Pacific NW) A/H3N2 に対する中等度の vaccine drift probability を予想していた 2. still significant levels of circulating A/H1N1 (2009) in the Pacific NW 3. A/H3N2-variant 発生の可能性など。
関連情報 the Eurosurveillance Weekly influenza surveillance overview -- 5 Apr 2012
● プリオン病
PRO/AH/EDR> Prion Disease update 2012 (04)
Archive Number: 20120407.1093352
[1] 英国 UK: National CJD Surveillance Unit -- monthly statistics
情報源 UK National CJD Surveillance Unit, monthly statistics、2012年4月2日
the total number of definite or probable vCJD cases (dead and alive) remains 176 (変更なし)2012年のこれまで vCJD iCJD とも 0
[2] Atypical BSE -- スイス Switzerland:Mad cow strain found in Switzerland
情報源 World Radio Switzerland、2012年3月12日
獣医学当局 The Federal Veterinary Office による監視プログラム活動の中で、ベルン the canton of Bern において、狂牛病 one case of mad cow disease が確認された。当局によると、従来の型 a classical case of BSE ではなく、非定型病原体 an atypical strain による感染とされている。すなわち、2005年に禁止された一部の動物飼料による感染、ではない事を意味する。2006年にスイスに輸入されたウシだった。2007年以降、今回発生するまで、国内で BSE の発生はなかった ...
[3] Mutation and selection of prions
情報源 Prions. PLoS Pathog (3): e1002582. doi:10.1371/journal.ppat.1002582 (2012)、2012年3月29日
導入
● リーシュマニア症 パナマ(2件)
● コレラ アフリカ、アジア
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update 2012 (11): Africa, Asia 20120405.1091348
[1] マラウイ Malawi (Blantyre district):Reuters Africa、2012年4月5日
商都ブランタイア Blantyre でのコレラ Cholera 感染流行により、17週間で11人が死亡した。急激な経済危機による、安全な水の供給が打撃を受け、医療機関は医薬品が購入できない状態となっている、と保険当局者が5日説明した。2001/02 に起きた最悪の流行では、コレラの感染によりおよそ1000人が死亡した。
PRO/AH/EDR> Prion Disease update 2012 (04)
Archive Number: 20120407.1093352
[1] 英国 UK: National CJD Surveillance Unit -- monthly statistics
情報源 UK National CJD Surveillance Unit, monthly statistics、2012年4月2日
the total number of definite or probable vCJD cases (dead and alive) remains 176 (変更なし)2012年のこれまで vCJD iCJD とも 0
[2] Atypical BSE -- スイス Switzerland:Mad cow strain found in Switzerland
情報源 World Radio Switzerland、2012年3月12日
獣医学当局 The Federal Veterinary Office による監視プログラム活動の中で、ベルン the canton of Bern において、狂牛病 one case of mad cow disease が確認された。当局によると、従来の型 a classical case of BSE ではなく、非定型病原体 an atypical strain による感染とされている。すなわち、2005年に禁止された一部の動物飼料による感染、ではない事を意味する。2006年にスイスに輸入されたウシだった。2007年以降、今回発生するまで、国内で BSE の発生はなかった ...
[3] Mutation and selection of prions
情報源 Prions. PLoS Pathog (3): e1002582. doi:10.1371/journal.ppat.1002582 (2012)、2012年3月29日
導入
プリオン病、あるいは伝染性海綿状脳症 transmissible spongiform encephalopathies (TSEs) は、ヒト、ウシ、ヒツジ、シカなどのいくつかの種に自然発生するとともに、この他の種にも実験的に伝播させることが可能である。典型的な潜伏期間は、ヒトでは40年以上と比較的長期である; しかし発症後は、ホスト蛋白の異常な配座異性体 abnormal conformers PrP の蓄積を伴う神経変性の結果、死亡までの期間は1年以内と短期間であることが多い。
自然感染の多くは経口的に起きており、このような例として、パプアニューギニアのフォレ Fore の人々の間で、食人習慣に伴って発生する the kuru epidemic ; 20世紀末に英国で発生した牛海綿状脳症 the bovine spongiform encephalopathy (BSE) は汚染された肉骨粉飼料をウシに与えたことが原因; 現在米国内19州のシカ科動物に発生する慢性消耗性疾患 the current epizootic of chronic wasting disease などがある。
若い人への BSE prions 伝播により、新たな疾患 variant Creutzfeldt-Jakob disease (vCJD) の限定的な小集積が、ほぼ英国内だけで発生した。散発性のプリオン病は、ヒト (sCJD) やウシ (atypical BSE) の間で低い頻度で起きており、発症例の体内で自然発生したプリオン spontaneous generation of prions が原因だと考えられている。
最後に、家族内発生型のプリオン病については PRNP 遺伝子の突然変異 a variety of different, dominant mutations in the PRNP gene が関係し、このような家系はまれであるが浸透率は非常に高い。
以下、プリオンの複製、種類 Prion Strains、種の壁、プリオンの進化、結語、参考資料。
[Mod.CP-[1] 2011年、英国内で vCJD は5例発生したのに対し、2012年の第一4半期の発生数は0、[2] スイス国内で the typical (atypical の間違い?) BSE strain が発見されたことの意義は不明、[3] プリオンの変異と選択に関する論文 The PLoS paper は、プリオンが薬剤耐性を獲得する可能性があるとの発見が創薬に与える影響が大きいことから、全面的に見直されてきた。PrPSc を狙った薬剤は、複数の薬剤を併用したり、PrPC 同志を結合させたり安定化させたりする作用を持たせたりする、ことが必要になる可能性がある。また、少なくとも動物において、PrPC 切断? ablation が必ずしも治癒につながることが確認されていない事を考えると、合成抑制を目的とした薬剤開発の効果に期待が持たれる。現時点で治療に有用な薬剤はないが、詳細なプリオンの分子生物学的洞察により、新たなアプローチへの道が開かれるかも知れない]
以下、プリオンの複製、種類 Prion Strains、種の壁、プリオンの進化、結語、参考資料。
[Mod.CP-[1] 2011年、英国内で vCJD は5例発生したのに対し、2012年の第一4半期の発生数は0、[2] スイス国内で the typical (atypical の間違い?) BSE strain が発見されたことの意義は不明、[3] プリオンの変異と選択に関する論文 The PLoS paper は、プリオンが薬剤耐性を獲得する可能性があるとの発見が創薬に与える影響が大きいことから、全面的に見直されてきた。PrPSc を狙った薬剤は、複数の薬剤を併用したり、PrPC 同志を結合させたり安定化させたりする作用を持たせたりする、ことが必要になる可能性がある。また、少なくとも動物において、PrPC 切断? ablation が必ずしも治癒につながることが確認されていない事を考えると、合成抑制を目的とした薬剤開発の効果に期待が持たれる。現時点で治療に有用な薬剤はないが、詳細なプリオンの分子生物学的洞察により、新たなアプローチへの道が開かれるかも知れない]
● 鳥インフルエンザ、ヒト カンボジア
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (43): Cambodia (KC) WHO 20120406.1092386
情報源 WHO Global Alert and Response (GAR), Disease Outbreak News、2012年4月5日 FORTH より
Avian influenza situation in Cambodia - update
4月5日に公表されたWHOの情報によると、カンボジアで、新たに鳥インフルエンザA(H5N1)患者1例が報告された。患者は、コンポンチュナン(Kampong Chhnang )州に住む6歳の女児で、2012年3月22日に発症した。村で初期治療を受けた後、3月28日にプノンペンの病院に入院したが、3月30日に死亡した。患者は発症前に病気の鳥や死亡した鳥との接触があったことが報告された。カンボジアでは、2005年から現在までに20例の患者が確認され、そのうち18例が死亡している。
関連項目 20120403.1089377
Avian influenza situation in Cambodia - update
4月5日に公表されたWHOの情報によると、カンボジアで、新たに鳥インフルエンザA(H5N1)患者1例が報告された。患者は、コンポンチュナン(Kampong Chhnang )州に住む6歳の女児で、2012年3月22日に発症した。村で初期治療を受けた後、3月28日にプノンペンの病院に入院したが、3月30日に死亡した。患者は発症前に病気の鳥や死亡した鳥との接触があったことが報告された。カンボジアでは、2005年から現在までに20例の患者が確認され、そのうち18例が死亡している。
関連項目 20120403.1089377
PRO/AH/EDR> Leishmaniasis - Panama: (CA) 20120405.1091621
情報源 PA Digital、2012年4月4日
大人も子どもも含め、新たに 150 人のリーシュマニア症 leishmaniasis 患者が発生していることにより、Campana community (Capira District, Western Panama) の住民らの間に不安が広がっている。25歳の妊婦は身体中のあちこちに病変が広がっている。蚊族の刺咬後に発症したと述べている
[Mod.EP- 蚊族ではなく、sand flies (_Diptera_, _Psychodidae_, _Phlebotominae_) of the genus _Lutzomyia_ が伝播する]
情報源 PA Digital、2012年4月4日
大人も子どもも含め、新たに 150 人のリーシュマニア症 leishmaniasis 患者が発生していることにより、Campana community (Capira District, Western Panama) の住民らの間に不安が広がっている。25歳の妊婦は身体中のあちこちに病変が広がっている。蚊族の刺咬後に発症したと述べている
[Mod.EP- 蚊族ではなく、sand flies (_Diptera_, _Psychodidae_, _Phlebotominae_) of the genus _Lutzomyia_ が伝播する]
PRO/AH> Leishmaniasis - Panama: (CA) background 20120406.1092601
情報源 Gideon Online、2012年4月6日
Background data on Leishmaniasis in Panama
発生地域: 多くは西部- Bocas del Toro, Cocle, Colon, Chiriqui and Panama Provinces. ハイリスクであるのは、小児や森林地域への新たな入植者
病原体 Leishmania mexicana amazonensis and L. braziliensis panamanensis
- L. colombiensis
- L. naiffi has been identified in sand flies the region of the Canal Zone
保有動物、ベクター、1984年の流行など。
関連項目 20120405.1091621
Background data on Leishmaniasis in Panama
発生地域: 多くは西部- Bocas del Toro, Cocle, Colon, Chiriqui and Panama Provinces. ハイリスクであるのは、小児や森林地域への新たな入植者
病原体 Leishmania mexicana amazonensis and L. braziliensis panamanensis
- L. colombiensis
- L. naiffi has been identified in sand flies the region of the Canal Zone
保有動物、ベクター、1984年の流行など。
関連項目 20120405.1091621
● レジオネラ症 ニュージーランド
PRO/EDR> Legionellosis - New Zealand (02): (AU) fatal
PRO/EDR> Legionellosis - New Zealand (02): (AU) fatal
Archive Number: 20120405.1091797
[1] 投稿者 NZ Auckland Regional Public Health Service、Dr Simon Baker、2012年4月5日
新聞記事の説明で足りない部分を捕捉すると: 初発患者の発症日は2月19日; 現在合計患者数は11名で、いずれも_Legionella pneumophila_ serogroup 1 (LP1) の感染 (平時の6週間あたりの予想される患者 LP1 cases 発生数は1-2例); 患者の発生分布は広範囲である。オークランド Auckland はロンドンとほぼ同じ面積だが、人口は150万人とかなり少ない。現時点で共通するリンクは同定されていない ...
[2] The major English-speaking countries, rates of legionellosis
投稿者 Steve Berger、2012年4月5日
オーストラリアとニュージーランドが最も高い
[3] 情報源 The National Business Review、2012年4月5日。
Auckland のレジオネラ症流行で4日、初めての死者が発生した
関連項目 20120404.1090247
[1] 投稿者 NZ Auckland Regional Public Health Service、Dr Simon Baker、2012年4月5日
新聞記事の説明で足りない部分を捕捉すると: 初発患者の発症日は2月19日; 現在合計患者数は11名で、いずれも_Legionella pneumophila_ serogroup 1 (LP1) の感染 (平時の6週間あたりの予想される患者 LP1 cases 発生数は1-2例); 患者の発生分布は広範囲である。オークランド Auckland はロンドンとほぼ同じ面積だが、人口は150万人とかなり少ない。現時点で共通するリンクは同定されていない ...
[2] The major English-speaking countries, rates of legionellosis
投稿者 Steve Berger、2012年4月5日
オーストラリアとニュージーランドが最も高い
[3] 情報源 The National Business Review、2012年4月5日。
Auckland のレジオネラ症流行で4日、初めての死者が発生した
関連項目 20120404.1090247
● コレラ アフリカ、アジア
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update 2012 (11): Africa, Asia 20120405.1091348
[1] マラウイ Malawi (Blantyre district):Reuters Africa、2012年4月5日
商都ブランタイア Blantyre でのコレラ Cholera 感染流行により、17週間で11人が死亡した。急激な経済危機による、安全な水の供給が打撃を受け、医療機関は医薬品が購入できない状態となっている、と保険当局者が5日説明した。2001/02 に起きた最悪の流行では、コレラの感染によりおよそ1000人が死亡した。
[2] ガーナ Ghana (Accra):Ghana News Agency、2012年4月5日
アクラの当局 The Accra Metropolitan Assembly (AMA) は、2週間で11人のコレラ感染による死者を確認している ... 当局者は、 Maamobi Polyclinic で5人、the Korle-Bu Teaching Hospital で2人、37 Military Hospital, at La Hospital, at Ridge Hospital, and at a private facility で各1名が確認されたと述べた。アクラにおける 3か月間の感染者は200人以上となった。
[3] コンゴ民主共和国 Congo DR:Voice of America、2012年4月4日
2012年の国内のコレラ患者数が、2011年を超える勢いとなっている。国連機関 UN humanitarian spokesman によると、2011年は年間の患者数が約22000人だったが、2012年の3か月間ですでに8000人と、昨年の40%以上となっている、と説明した ... 1月から3月までに報告されている全国の死者は120人である。
[4] コンゴ共和国 Republic of Congo (Brazzaville):IRIN、2012年4月2日
1か月前に首都ブラザビル Brazzaville で起きた軍事衝突による避難民に、さらにコレラ感染の試練が覆い被さっている。WHO 代表は、10人が確定診断されていると述べた。最も感染が深刻なのは、The covered market in Nkombo, north Brazzaville と the downtown Sacred Heart Cathedral sites である
[5] ウガンダ Uganda (Nebbi district):Daily Monitor、2012年4月3日
2週間前、Panyimur Sub-county, Nebbi District の小児2名がコレラ感染により死亡した。死者数が10人となった。
[6] インド India (Karnataka):Daily News and Analysis (DNA)、2012年4月5日
マイソール Mysore 市内で34例のコレラ感染が報告されている。患者報告があったのは、 Metagalli, Kumbarakoppal to Kuvempunagar to Gangotri Layout である。各ホテルの飲料水が原因とされている。
● サルモネラ感染症 米国
PRO/AH/EDR> Salmonellosis, serotype Bareilly - USA (02): possible sushi link, CDC report 20120405.1091349
情報源 CDC, _Salmonella_ Homepage、2012年4月4日
CDC は、各州の公衆衛生当局及び the FDA の協力を得て、複数の州に及ぶサルモネラ症 multistate outbreak of _Salmonella [enterica_] serotype Bareilly infections の調査を行っている。 _S._ Bareilly はまれな血清型である ... 今回の流行菌 _S._ Bareilly に19州の合計93人が感染した。各州の内訳は次のとおり: Alabama (2), Arkansas (1), Connecticut (4), District of Columbia (2), Georgia (4), Illinois (8), Louisiana (2), Maryland (8), Massachusetts (4), Mississippi (1), Missouri (1), New Jersey (6), New York (23), North Carolina (2), Pennsylvania (2), Rhode Island (4), South Carolina (3), Texas (3), Virginia (5), and Wisconsin (8)。発症日は1月28日から3月23日までの間で、年齢は4から78歳で平均年齢は31歳。情報が得られている51人中10人が入院しているが、死者の報告はない
関連項目 20120404.1090246
● ラッサ熱 ナイジェリア WHO
アクラの当局 The Accra Metropolitan Assembly (AMA) は、2週間で11人のコレラ感染による死者を確認している ... 当局者は、 Maamobi Polyclinic で5人、the Korle-Bu Teaching Hospital で2人、37 Military Hospital, at La Hospital, at Ridge Hospital, and at a private facility で各1名が確認されたと述べた。アクラにおける 3か月間の感染者は200人以上となった。
[3] コンゴ民主共和国 Congo DR:Voice of America、2012年4月4日
2012年の国内のコレラ患者数が、2011年を超える勢いとなっている。国連機関 UN humanitarian spokesman によると、2011年は年間の患者数が約22000人だったが、2012年の3か月間ですでに8000人と、昨年の40%以上となっている、と説明した ... 1月から3月までに報告されている全国の死者は120人である。
[4] コンゴ共和国 Republic of Congo (Brazzaville):IRIN、2012年4月2日
1か月前に首都ブラザビル Brazzaville で起きた軍事衝突による避難民に、さらにコレラ感染の試練が覆い被さっている。WHO 代表は、10人が確定診断されていると述べた。最も感染が深刻なのは、The covered market in Nkombo, north Brazzaville と the downtown Sacred Heart Cathedral sites である
[5] ウガンダ Uganda (Nebbi district):Daily Monitor、2012年4月3日
2週間前、Panyimur Sub-county, Nebbi District の小児2名がコレラ感染により死亡した。死者数が10人となった。
[6] インド India (Karnataka):Daily News and Analysis (DNA)、2012年4月5日
マイソール Mysore 市内で34例のコレラ感染が報告されている。患者報告があったのは、 Metagalli, Kumbarakoppal to Kuvempunagar to Gangotri Layout である。各ホテルの飲料水が原因とされている。
● サルモネラ感染症 米国
PRO/AH/EDR> Salmonellosis, serotype Bareilly - USA (02): possible sushi link, CDC report 20120405.1091349
情報源 CDC, _Salmonella_ Homepage、2012年4月4日
CDC は、各州の公衆衛生当局及び the FDA の協力を得て、複数の州に及ぶサルモネラ症 multistate outbreak of _Salmonella [enterica_] serotype Bareilly infections の調査を行っている。 _S._ Bareilly はまれな血清型である ... 今回の流行菌 _S._ Bareilly に19州の合計93人が感染した。各州の内訳は次のとおり: Alabama (2), Arkansas (1), Connecticut (4), District of Columbia (2), Georgia (4), Illinois (8), Louisiana (2), Maryland (8), Massachusetts (4), Mississippi (1), Missouri (1), New Jersey (6), New York (23), North Carolina (2), Pennsylvania (2), Rhode Island (4), South Carolina (3), Texas (3), Virginia (5), and Wisconsin (8)。発症日は1月28日から3月23日までの間で、年齢は4から78歳で平均年齢は31歳。情報が得られている51人中10人が入院しているが、死者の報告はない
関連項目 20120404.1090246
● ラッサ熱 ナイジェリア WHO
PRO/AH/EDR> Lassa fever - Nigeria (05): WHO 20120405.1091520
情報源 WHO Global Alert and Response (GAR), Disease Outbreak News、2012年4月4日 FORTH より
Lassa fever in Nigeria
2012年初めにナイジェリア保健省からラッサ熱 Lassa fever のアウトブレイクの通報を受けた。3月22日現在、36州のうち19州で70人の死亡を含む623人の疑い患者が発生しており、うち70人が死亡した。エド州では108人の患者が確定されている。死者の中に、3人の医師と4人の看護師が含まれている ... WHO はナイジェリアへの渡航や貿易の制限を勧告しておらず、推奨もしていない ... 通常、感染したマストミスという種類のげっ歯類の、排泄物に接触することでヒトに感染する。集団や医療施設の中では、患者に直接接触することで、ヒトからヒトへの感染が起こる。最も感染する危険が高いのは、マストミスが発見される農村部に住んでいる人で、適切な感染予防が実施されていない場合には、医療従事者が感染する危険がある。
Lassa fever in Nigeria
2012年初めにナイジェリア保健省からラッサ熱 Lassa fever のアウトブレイクの通報を受けた。3月22日現在、36州のうち19州で70人の死亡を含む623人の疑い患者が発生しており、うち70人が死亡した。エド州では108人の患者が確定されている。死者の中に、3人の医師と4人の看護師が含まれている ... WHO はナイジェリアへの渡航や貿易の制限を勧告しておらず、推奨もしていない ... 通常、感染したマストミスという種類のげっ歯類の、排泄物に接触することでヒトに感染する。集団や医療施設の中では、患者に直接接触することで、ヒトからヒトへの感染が起こる。最も感染する危険が高いのは、マストミスが発見される農村部に住んでいる人で、適切な感染予防が実施されていない場合には、医療従事者が感染する危険がある。
関連項目 (04) 20120223.1050129
● マラリア インド
● マラリア インド
PRO/EDR> Malaria - India (02): (GJ) 20120405.1091218
情報源 Daily News & Analysis (DNA)、2012年4月4日
Malaria cases double in Ahmedabad in 2012
2012年の1-3月の間の、アーメダバード Ahmedabad [Gujarat state] 市内のマラリア Malaria 患者は630人に達し、2011年同期の300人から倍増した。熱帯熱マラリア _Plasmodium falciparum_ (Pf) の患者数にはほとんど変化がないが、三日熱 _Plasmodium vivax_ (Pv) が2倍に増えた ...
2012年の1-3月の間の、アーメダバード Ahmedabad [Gujarat state] 市内のマラリア Malaria 患者は630人に達し、2011年同期の300人から倍増した。熱帯熱マラリア _Plasmodium falciparum_ (Pf) の患者数にはほとんど変化がないが、三日熱 _Plasmodium vivax_ (Pv) が2倍に増えた ...
[Mod.EP- Ahmedabad は、パキスタンとムンバイに挟まれたグジャラート州最大の都市であり、三日熱マラリアが常在し、熱帯熱マラリアも見られる。the National Vector Borne Diseases Control programme の情報によると、2012年の Gujarat 州で 3095 malaria cases が報告されており、熱帯熱マラリア _P. falciparum_ の患者は 728 人で死者はなかった。この情報からすると、主要都市 Ahmedabad 市内だけで 150人 でというのは多いような気がする]
関連項目 20120104.0025
関連項目 20120104.0025
● 犬ジステンパー 米国、アライグマ
PRO/AH/EDR> Canine distemper, wildlife - USA (08): (TX), raccoon
Archive Number: 20120406.1092821
情報源 5NBCDFW.com 5月31日
Pet Owners Warned After Distemper Outbreak in Raccoons
A deadly disease is spreading throughout the raccoon population in Dallas, and wildlife experts warn your pets could be at risk.
● White nose syndrome 北米
● Beak and feather disease ニュージーランド、インコ
PRO/AH/EDR> White nose syndrome, bats - North America (12): (MO Missouri) 1st conf. 20120406.1092785
情報源 stltoday.com、2012年4月2日
White-nose fungus confirmed in Missouri bats
ミズーリ Missouri 州で初めて確認された
White-nose fungus confirmed in Missouri bats
ミズーリ Missouri 州で初めて確認された
● Beak and feather disease ニュージーランド、インコ
PRO/AH/EDR> Beak and feather disease - New Zealand: kakariki parakeet 20120406.1092778
情報源 Radio New Zealand、2012年3月30日
Researchers study spread of parrot disease
オークランド動物園 Auckland Zoo の研究者らは、原産種のインコ native parrots に感染し、全国的に感染が拡大しつつあるウイルスの調査を行っている。2008年に kakariki parrots (_Cyanoramphus_ sp.) で発見された Beak and feather disease が、2012年に初めて南島 the South Island でも見つかった
Researchers study spread of parrot disease
オークランド動物園 Auckland Zoo の研究者らは、原産種のインコ native parrots に感染し、全国的に感染が拡大しつつあるウイルスの調査を行っている。2008年に kakariki parrots (_Cyanoramphus_ sp.) で発見された Beak and feather disease が、2012年に初めて南島 the South Island でも見つかった
● シュマーレンベルグウイルス 欧州
PRO/AH> Schmallenberg virus - Europe (33): serology 20120405.109180
投稿者 ANSES・ Emmanuel Breard、2012年4月5日
シュマーレンベルグウイルス Schmallenberg virus (SBV) はベクターにより感染伝播されるオルトブニヤウイルス orthobunyavirus で、the Shamonda and Akabane viruses と類縁である。2011年11月に初めて報告され、それ以降ドイツ、オランダ、ベルギー、フランス、ルクセンブルグ、イタリア、英国、スペインでも確認されており、ウシ・ヒツジ・ ヤギの先天奇形や死産に関係する。疾患サーベイランスや疫学調査に血清学的検査が不可欠である。ウイルス中和反応や免疫蛍光反応による抗体の確認は可能であるが、コレラの検査は時間がかかり、大量の検体の検査には不向きである上、結果に対する一定の判断基準がない。今週、仏エージェンシー ANSES (Maisons-Alfort, France)の動物衛生研究室により、IDvet の開発生産による recombinant SBV nucleoprotein antigen を用いた、間接 ELISA 検査が承認された。欧州内の他の検査機関で、現在検証中である ...
PRO/AH> Schmallenberg virus - Europe (33): serology 20120405.109180
投稿者 ANSES・ Emmanuel Breard、2012年4月5日
シュマーレンベルグウイルス Schmallenberg virus (SBV) はベクターにより感染伝播されるオルトブニヤウイルス orthobunyavirus で、the Shamonda and Akabane viruses と類縁である。2011年11月に初めて報告され、それ以降ドイツ、オランダ、ベルギー、フランス、ルクセンブルグ、イタリア、英国、スペインでも確認されており、ウシ・ヒツジ・ ヤギの先天奇形や死産に関係する。疾患サーベイランスや疫学調査に血清学的検査が不可欠である。ウイルス中和反応や免疫蛍光反応による抗体の確認は可能であるが、コレラの検査は時間がかかり、大量の検体の検査には不向きである上、結果に対する一定の判断基準がない。今週、仏エージェンシー ANSES (Maisons-Alfort, France)の動物衛生研究室により、IDvet の開発生産による recombinant SBV nucleoprotein antigen を用いた、間接 ELISA 検査が承認された。欧州内の他の検査機関で、現在検証中である ...
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Egypt (13): update, int'l impact, vaccine, OIE 20120405.1091576
[1] OIE: follow-up report no 3:Foot-and-mouth disease, Egypt
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2012; 25(14)、2012年4月4日
[2] 26th governorate, Red Sea, infected
Agriculture: emergence of 6 cases infected with foot-and-mouth disease in the Red Sea for the 1st time
情報源 Youm7.com [in Arabic]、2012年4月5日
● ココナツの病気、Bogia syndrome パプアニューギニア
PRO/PL> Bogia syndrome, coconut - Papua New Guinea: (MD) quarantine 20120405.1090762
情報源 Post-Courier Online、2012年3月27日
Madang [province] では、the Bogia coconut syndrome が発生したため、人気の観光地が隔離されている。Copra は PNG [Papua New Guinea] にとって、収入源となる大事な作物で、政府の真剣な対応が望まれる
[Mod.DHA- Lethal yellowing (LY) diseases の原因は、phytoplasmas of the palm lethal yellowing (LY or 16SrIV) group である]
情報源 Post-Courier Online、2012年3月27日
Madang [province] では、the Bogia coconut syndrome が発生したため、人気の観光地が隔離されている。Copra は PNG [Papua New Guinea] にとって、収入源となる大事な作物で、政府の真剣な対応が望まれる
[Mod.DHA- Lethal yellowing (LY) diseases の原因は、phytoplasmas of the palm lethal yellowing (LY or 16SrIV) group である]