2012年7月11日-13日

原因不明の疾患 カンボジア WHO

● 原因不明の疾患 カンボジア(3件)
PRO/EDR> Undiagnosed illness, fatal, child - Cambodia (07): WHO statement 20120713.1200936
 情報源 World Health Organisation (WHO), CSR, Disease Outbreak News、2012年7月13日
Severe complications of HFMD caused by EV-71 in Cambodia
カンボジアの非常に幼い小児らを中心に発生し、罹患と死亡が確認されている疾患の調査の結果、大部分の患者で、重症型の手足口病 hand, foot and mouth disease (HFMD) が原因であったことが、保健省に報告された。
合計31人の患者から採取された検体について、パスツール研究所 Institut Pasteur du Cambodge において多数の病原体が調べられた。大部分の検体で、HFMD の原因であるエンテロウイルス enterovirus 71 (EV-71) が陽性だった。少ない割合の検体の検査では、インフルエンザ菌 _Haemophilus influenzae_ type B とブタ連鎖球菌 _Streptococcus suis_ 等の他の病原体も陽性だった。適切な検体が採取される前に死亡した患者もいたため、全ての患者の検査を実施することはできなかった。 Kantha Bhopa hospital をはじめ、他の病院についても患者記録を徹底的に調査 thorough review し、検査結果や the national surveillance system などのデータを評価した。
合計 78 cases が確認され、この中には、当初 Kantha Bopha hospital 及びその他の病院から報告された 62例も含まれている。症例定義に一致した 61例を中心に調査を行い、このうち 54例が死亡している。
14州で確認されている患者の大部分が 3歳未満で、慢性疾患のある患者も含まれている。相当数の患者が、治療経過中のいずれかのタイミングで、ステロイド Steroid による治療を受けていた。ステロイドを使用すると EV-71 の患者の状態が悪化することが知られている。2012年 4月以降の小児入院患者の中で、異常な数の疾患の発生と死亡が起きているとの Kantha Bopha Children's hospital からの報告を受けた保健省は、 WHO ならびにパスツール研究所及び米 CDC 等の関連機関の協力を受け調査を行った

PRO/EDR> Undiagnosed illness, fatal, child - Cambodia (06): pathogen mix 20120711.1198162
 情報源 CNN News、2012年7月11日
カンボジア保健省に協力する The World Health Organization (WHO) は、カンボジアで 60人以上の小児が死亡した原因不明の病気は、複数の病原体が組み合わさって起きたものとの結論を下す見通しである、と調査内容を知る医師が 11日述べた。病原体として、エンテロウイルス enterovirus 71、ブタ連鎖球菌 _Streptococcus suis_ およびデングウイルスが含まれるとしている。これに加え、免疫機能を低下させる作用を持つステロイドの不適切な使用が、多くの患者で疾患の悪化につながった、とも述べられている。
小児病院の院長 Kantha Bopha Children's Hospitals -- 66 patients の治療にあたり、このうち 64 人が死亡している -- は、7月 7日以降新たな患者は確認されていない、と述べた。The WHO も、高熱、脳炎、呼吸困難などの感染徴候 signs and symptoms が認められた患者への、ステロイドの使用を控えるよう、医療従事者らに求めている ... 他の病院からも同様の患者の報告があるが、首都にあり最も人気のある同病院に比べると、極端に少数だった。患者である小児のほとんどが南部の住民であるが、保健省は、特定のある 1か所の地域での集団発生は確認していない ... 先週末を挟んで、検査の結果、一部の症例は手足口病の原因ウイルスである enterovirus 71 (EV71) に関係していたことが明らかになった。しかし全体像の解明は完了しておらず、引き続き調査を行っている保健当局は、豚連鎖球菌とデングウイルスなど、他の病原体が確認されたことを明らかにしている。
5月から10月まで続くカンボジアの雨期は、蚊族媒介性のデング熱対策の上で重要な問題である。多くの家庭は自宅内に水道が無く、雨水をおけにためて使用するため、これが [デングウイルスのベクターである] 蚊族発生の場所となる可能性がある。豚連鎖球菌 _Streptococcus suis_ は、ブタや豚肉との濃厚接触があったヒトに、細菌性髄膜炎などの感染症を発生させる可能性がある。
近年、報告される患者数が急増しており、特に東南アジアに多いことが、 the Centers for Disease Control and Prevention (CDC) in Atlanta が発行する雑誌 Emerging Infectious Diseases で報告されている。
EV71 との関係が解明されても、重症の EV71 infections に対する効果的な抗ウイルス治療やワクチンがないため、治療にむすびつくわけではない。軽症例では風邪様症状、下痢と手足口腔内の炎症 sores を生じるとされている。しかし、重症例では、脳内の液体貯留からポリオ様麻痺や死亡が発生することもある。 
CDC によると、アジア太平洋地域では Outbreaks of the enterovirus が周期的に発生しており、2006年のブルネイではじめて大流行し、2008年には中国で発生が確認された。免疫機能が確立された成人はこのウイルスに対する抵抗力を有しているが、小児は感染しやすい、と説明されている。世界中の多くの国々と同じくカンボジアでも、保護者らは当初、子どもを自宅で治療しようとする。良くならないと、付近のクリニックを訪ね、最後の望みとして、しばしば大旅行となる、最も近い病院までの移動を行うことになる。
[Mod.CP- ... As highlighted in the previous posting in this thread, treatment protocols are critical in the absence of specific antivirals or vaccine]

PRO/EDR> Undiagnosed illness, fatal, child - Cambodia (05): EV71 treatment options 20120711.1197882
 投稿者 ベトナム・Oxford University Clinical Research Unit、Rogier van Doorn, MD PhD、2012年7月11日
感染流行の概況
疫学及び臨床症状
EV71 は 1970年代のハンガリーとブルガリアの乳児の致死性脳炎集団発生と、1998年以降は、東南アジアの手足口病の大規模流行に関係している。これらの流行において一部の少数の患者に、rhombencephalitis (?) や肺水腫につながる自律神経調節障害を生じ、肝臓や腎臓の機能を示す検査学的指標が基準値にとどまったままでの、24時間以内の死亡につながった可能性がある。
Kantha Bopha (病院) の小児らの男女比は、以前の、ベトナム・ホーチミン Ho Chi Minh City (HMC) の第 1小児病院に入院した、平均年齢が生後 20か月の 4000人の小児患者らの男女比 1.6対 1に非常に近いものである。
また、重症化する場合、平均して入院から 24時間以内に起きていたことも指摘しておかなければならない。
全入院患者の致死率は 0.2% で、死亡した患者 19人のうち 6人の患者に肺水腫が認められた。指を中心としたミオクローヌスが、しばしば中枢神経系合併症の初発症状で、重症化する患者の大部分で認められる。自律神経調節障害は増悪の指標であり、解熱できない高熱に加え、高血圧や頻脈として現れ、肺水腫や死亡につながることがある。
台湾とマレーシアでは、このような重症型の経過を辿った症例のかなりの割合 (1/3 から 1/2) の患者に、発疹が認められなかった。HMC 熱帯病病院の小児集中治療室でも、非常に重篤な症例 47例のうち、12例に発疹が無く、28例にミオクローヌス発作 myoclonic jerks が認められた。
カンボジアの小児らについては、発疹、ミオクローヌス、高血圧に関する記述はないが、非常に関心が持たれる。Institute Pasteur の検査所見と臨床学および疫学的特徴は、EV71 による疾患スペクトラムの最重症型として矛盾しない。致死率の高さに驚かされるが、軽症例は入院しないため報告されず、合計患者数が低く見積もられていることが原因と考えられる。手足口病の典型的な発疹がないからと言って、原因として EV71 を除外することはできない。
治療に関する指摘事項
ベトナム保健省はガイドラインの中で、ミオクローヌスを抑えるために、フェノバルビタール phenobarbital の経口または経静脈投与を行い、抑制できない場合、kg 体重あたり 2g の IVIg [免疫グロブリン静注 ?] を 2回行うよう勧めている。自律神経調節障害の、特に高血圧に対しては、milrinone が使用されている。
抗エンテロウイルス作用を持つ、Pleconaril は、in vitro では EV71 に対して効果が認められなかった。 
IVIg は、新生児と無ガンマグロブリン血症の児の、エンテロウイルス脳炎の治療から取り入れられたものであるが、HFMD における有効性を示す only observational and retrospective case data があるものの、どのような患者に投与すべきかに関するエビデンスはない。 
EV71 HFMD についての、大規模研究 Large randomised controlled trials of all treatment options (IVIg, milrinone, magnesium, fluid regimens, etc) が急がれる。
関連項目 (04): EV71, WHO 20120709.1195264

● C型肝炎 米国
PRO/EDR> Hepatitis C - USA (05): (NH) nosocomial 20120713.1200939
 情報源 Seacoastonline.com、2012年7月12日
Additional cases of hepatitis C
新たに 4人の患者で、病院の心臓カテーテル検査および回復室 Exeter Hospital's cardiac catheterization lab and recovery area に関係するとされているものと同じ種類の C 型肝炎 Hepatitis C ウイルスが陽性となり、感染した患者の数は、病院職員 1人を含め 31人に達した
関連項目 (04): (NH) nosocomial 20120704.1188998

● レジオネラ症 英国
PRO/EDR> Legionellosis - UK (09): (Scotland) more cases, fatal 20120713.1200937
 情報源 scotsman.com、2012年7月12日
レジオネラ症 The legionellosis outbreak による 100人目の患者 [原文は claimed] が記録されたことが、スコットランド政府当局により明らかにされた。1週間ぶりに確認された患者で、この最悪の流行自体は終息したものと見ている、と当局者が述べた。 
レジオネラ肺炎 Legionnaires' disease の患者 3人死亡し 2人が現在も集中治療室に収容されている。合計 52 people の感染が確定診断されており、48人についても感染が疑われている。 5月末にエジンバラ Edinburgh から感染流行が始まり、感染源の調査は今も続いている。保健及び保安当局 Health and safety experts は今も、市南西部の産業用冷却塔 an industrial cooling tower から発生したと見ているが、正確に特定されることはないだろうと述べている
関連項目 (02): (Scotland) 20120605.1156972

● 炭疽 ドイツ
PRO/AH> Anthrax - Germany (08): (Berlin) ongoing investigations 20120713.1200646
 投稿者 独・Robert Koch Institute、George, Maja、2012年7月13日
Update on 3rd confirmed case of anthrax in an injecting drug user
完全ではないが、ドイツ (ベルリン Berlin) の 3人目の、薬物注射常用者炭疽患者 injecting drug user (IDU) から得られた炭疽菌の分子学的解析 the molecular typing of _Bacillus anthracis_ DNA から、遺伝学的に the Regensburg region の 2人の患者や、英国とドイツにおける the 2009/2010 outbreak strain と同じものであることが分かった
関連項目 (07): (Berlin) early self treatment 20120710.1196322

● サルモネラ感染症 米国
PRO/AH/EDR> Salmonellosis - USA (03): (CA) nosocomial, neonatal 20120713.1200477
 投稿者 Robert L. Haddock, DVM, MPH、2012年7月13日
20120712.1199298 に関し。
乳児は、ほこり contaminated dust particles によってエアロゾル感染伝播 aerosol transmission されるような、少数のサルモネラ菌 _Salmonella_ bacteria によっても感染する exquisitely sensitive との結論を得ている。数年前にわれわれの新生児室でも同様のアウトブレイクを経験し、the unit の _Salmonella_ が原因であることが判明したことについて報告している。the unit のエントランスに吸着マット "sticky-mat" を置いたことによって、問題が解決したと考えている。
原著 (要約) Infant salmonellosis: vacuum cleaners used to investigate outbreak. J Environ Hlth 1989; 52(2): 106-7
関連項目 (02): (CA) nosocomial, neonatal 20120712.1199298

● コレラ キューバ
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update 2012 (29): Cuba 20120713.1199636
 情報源 The Miami Herald、2012年7月12日
政府公衆衛生当局者によると、確認された患者数が 85人から 100人に増加し、最も被害が深刻な province of Granma の住民らに対し、移動を控えるよう呼びかけられている。一方、第 2の都市 Santiago hospitals でコレラ Cholera 感染により 8人が死亡したと報じられている
関連項目 (28): Cuba 20120710.1195962

● サルモネラ感染症 米国、タイ(2件)
米国
PRO/AH/EDR> Salmonellosis - USA (02): (CA) nosocomial, neonatal
Archive Number: 20120712.1199298
 情報源 CBS News、2012年7月11日
Doctors Medical Center in Modesto , CA において、3週間で 2人の乳児がサルモネラ感染症 Salmonellosis に感染した

タイ 
PRO/AH/EDR> Salmonellosis - Thailand: (CM) precooked eggs 20120712.1199297
 情報源 Bangkok Post、2012年7月11日
Chiang Mai のある学校でサルモネラ感染症 Salmonellosis を発症した生徒数が 460人に達した。保健当局によると、サルモネラ菌に汚染されていた疑いのある 3日前のゆで卵 3-day-old boiled eggs を食べたことが原因と見られている

● 病原大腸菌 EHEC 米国 O157(2件)
PRO/AH/EDR> E. coli EHEC - USA (20): (OH) O157, picnic 20120712.1199235
 情報源 Dayton (OH) Daily News、2012年7月12日
Germantown において、大腸菌 _E. coli_ O157 に感染した患者数が 55人に達した。 3日の Neff 's Lawn Care での利用者に感謝するピクニックが原因と見られている

PRO/AH/EDR> E. coli EHEC - USA (19): (OH) O157, picnic 20120711.1197184
 情報源 Public Health - Dayton & Montgomery County (OH Ohio)、2012年7月10日
オハイオ Ohio 州の公園 Neff's Lawn Care in Germantown へのピクニックで食べた食事により、36人以上が発病した。このうち 9人が入院となった。当局 Public Health -- Dayton & Montgomery County が感染源の調査を行っている。この公園が毎年行っている、利用者感謝ピクニックには、推計で約 200-300人が参加したものと見られており、患者のうちの 5人で、大腸菌 _E. coli_ O157 感染が確定診断されている

● 日本脳炎など インド
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis & other - India (10): (AS) 20120712.1199565
 情報源 Outbreak News 、2012年7月12日
先週、アッサム州 Assam's Sivasagar district で日本脳炎 Japanese encephalitis で死亡した人の数が 28人に上っている ... 
the 8 block PHCs of Khelua, Geleki, Morabajar, Patsaku, Kalugaon, Dimow, Sapekhati and Metora の複数の地域に、 several cases of acute Japanese encephalitis syndrome (AES) の患者が発生している。

● 狂犬病 中国
PRO/AH/EDR> Rabies - China (02): Beijing, canine, human 20120712.1199452
 情報源 Beijing Center for Disease Prevention and Control [in Chinese]、2012年7月11日
5月13日、餌をやっていた北京 Beijing の男性が所有するイヌに手を咬まれた。患者はワクチンを拒否し、創の処置も行われなかった。 6月18日に男性は狂犬病 Rabies を発症し、同 23日に死亡した。2012年の北京市内で発生した 5件目の狂犬病症例である。

● インフルエンザ オーストラリア
PRO/EDR> Influenza (54): Australia 20120712.1199434
 情報源 World News Australia、2012年7月11日
the trans-Tasman Influenza Specialist Group (ISG) によると、全国でインフルエンザ様症状で入院となった患者数が倍増した。オーストラリアはインフルエンザの被害を特に強く受けている。 6月には 5000人を超えるインフルエンザウイルス the potentially deadly H3N2 and type B strains の感染患者が記録され、昨年同期のおよそ 2倍に当たっている。このほかにも、診断されていない数千人の患者がいると見られている。2012年のこれまでに、9034人がインフルエンザと診断されており、特に Queensland, New South Wales (NSW) and South Australia で深刻な感染が発生している

● 手足口病 ベトナム(2件)
PRO/EDR> Hand, foot & mouth disease - Viet Nam (11) 20120712.1199237
 情報源 Thanh Nien News、2012年7月1日
ベトナムでエンテロウイルス EV71 [human enterovirus 71] 感染による手足口病 hand-foot-mouth disease [HFMD] の患者がさらに増えていることが、保健当局者により明らかになった ... 2012年のこれまでに、5万人の感染と 27人のHFMD による死亡があったことが報告されており、死亡した原因は EV71 による感染であったことが、最新の保健省の統計で示されている。2012年の感染の約 80%が EV71 によるものとなっている

PRO/EDR> Hand, foot & mouth disease - Viet Nam (10): (QN)
Archive Number: 20120711.1198166
 情報源 Viet Nam New、2012年7月11日
中部 Quang Nam 省において年初以来、780人の手足口病 hand, foot and mouth disease (HFMD) cases が記録されていることを、10日当局 the provincial Preventive Medicine Centre が発表した。わずか 12人であった 2011年同期と比べ、急激な増加となっている。地域住民 10万人あたりおよそ 51人が感染したことになり、多くが 3歳未満の幼児である。310人を超えるムンプス患者も報告されており、2010年同期の 2倍である。

● マラリア インド 
PRO/EDR> Malaria - India (06): (GA, New Delhi, MH, AP) update 20120711.1198090
[1] 情報源 Times of India、2012年7月11日
the Candolim primary health centre (PHC) では、この 2週間にマラリア患者の急激な増加が起きている。6月までの6か月間で確認されたマラリア患者は26人だったが、モンスーンが強まったこの 2- 3週間に新たに50人の患者が確認された。多くの移動労働者の流入があった、と説明されている ...
[2] 情報源 Times of India、2012年7月10日
2012年、5例のデング熱患者と86例のマラリア患者が確認されており、2011年同期の患者のほぼ 2倍の報告になっている ...
[3] 情報源 Times of India、2012年7月8日。
2012年の 6か月間に、郊外の地域はよく健闘したものの NMC limits 圏内ではマラリア患者が増加した。6月までの地域内のマラリア患者数は、2011年が 1437例であったところ、2012年は 901例だった。Nashik city の 2011年の患者数 74例に対し、2012年は 100例となっている ...
[4] 情報源 Times of India、2012年6月30日
モンスーン開始からわずか 2週間で、ハイデラバード Hyderabad のマラリア患者数はすでに 30人に達している

● 炭疽 ドイツ,ジンバブエ,カナダ(3件)
PRO/AH/EDR> Anthrax, bovine - Germany: (ST) 20120713.1200938
[1] Anthrax in Sachsen-Anhalt:Vetion、2012年7月13日
ドイツ東部の 1群の肉牛の群れで、少なくとも 7頭が炭疽感染により死亡した。行方が分からなくなっていた 1頭が、Lower Saxony の下流 (way down the river in Lower Saxony) のエルベ川 the river Elbe で死亡しているのが見つかった。検査機関 The Friedrich-Loeffler-Institut (FLI) で炭疽 Anthrax 感染が確認されている。
[2] Anthrax outbreak kills cows, 50 people treated:The Local、2012年7月13日
東部で少なくとも 9頭のウシが炭疽感染流行により死亡し、50人が抗生物質を服用していることが、13日に判明した。牧草地に感染動物が埋められていたのではないかと、懸念されている

PRO/AH/EDR> Anthrax, bovine - Zimbabwe: (MV) susp. RFI 20120712.1199536
 情報源 The Zimbabwean、2012年7月11日
Gutu において原因不明の家畜の死亡が発生していることから、農業当局 the Deputy Head in the Department of the Dairy Herd Improvement Services in the Agriculture Ministry は、死亡した原因のはっきりしないウシの肉は摂取しないよう、住民らに注意を呼びかけている

PRO/AH/EDR> Anthrax, bison - Canada (04): (NT) 20120711.1198108
 情報源 CBC News、2012年7月10日
Fort Providence, N.W.T. 近郊で、23頭のバイソンの死体が発見され、炭疽感染流行 an anthrax outbreak により死亡したと見られるバイソンは、151頭に達した。Five of the 23 は、橋の建設現場 the Deh Cho bridge construction site で発見された
 
● Liberibacter、野菜 複数の国々
PRO/PL> Liberibacter, vegetable crops - multicountry 20120713.1199961
[1] ホンジュラス Honduras: 1st report
1st report of '_Candidatus_ Liberibacter solanacearum' in Honduras
 情報源 European Plant Protection Organisation (EPPO) Reporting Service 6/2012/115、2012年 6月
[2] 欧州 Europe: 1st reports
1st report of '_Ca._ L. solanacearum' on carrots in Finland, in association with _Trioza apicalis_ ほか
 情報源 European Plant Protection Organisation (EPPO) Reporting Service 6/2012/118-121、2012年 6月
[3] 米国 USA: updates
'_Ca._ L. solanacearum' detected on potatoes in Idaho, Oregon, and Washington
ほか
 情報源 European Plant Protection Organisation (EPPO) Reporting Service 6/2012/116-117、2012年 6月

● 鳥インフルエンザ メキシコ H7N3,中国 H5N1(2件)
PRO/AH/EDR> Avian influenza (43): Mexico (JA) high path H7N3, poultry 20120712.1198514
[1] 情報源 The Telegraph (UK) 、2012年7月11日
感染封じ込めのため、西部の約 250万羽の家きんが処分された。感染の原因は H7N3 型ウイルスで、当局が調査した 148か所の農場のうち、 31の農場で鳥インフルエンザが確認され、 34か所は陰性が確認されているが、残りの農場の検査結果はまだ出ていない ...
[2] 情報源 Fox News Latino, Agencia EFE report、2012年7月10日
中国からの 100万本のワクチンがニワトリに接種される予定となっている
関連項目 (41): Mexico (JA) high path H7N3, poultry 20120701.1186591

PRO/AH/EDR> Avian influenza (43): China (HK) H5N1, pet birds, surveillance 20120711.1197681
 情報源 Hong Kong Special Administrative Region (HKSAR) press release、2012年7月5日
H5N1 virus detected from swab sample in Bird Garden
農業当局 the Agriculture, Fisheries and Conservation Department (AFCD) の報道官が 5日、the Yuen Po Street Bird Garden (Bird Garden) in Mong Kok (旺角) の 1か所のペットショップの、鳥かごで飼育されていた 1羽のコマドリ Oriental magpie robin で、 H5N1 ウイルスが確認されたことを明らかにした。当局による鳥インフルエンザサーベイランス the AFCD's routine avian influenza surveillance programme の検査のため、他の検体と共に、6月25日に採取されたスワブ (擦過) 検体だった。同ペットショップは鳥インフルエンザ発生地点に指定され、店は閉鎖され、飼育されていた全ての鳥類が処分される。 the Bird Garden も 21日間閉鎖される
関連項目 (38): China (HK) H5, scaly-breasted munia 20120621.1175680

● 慢性消耗性疾患 米国
PRO/AH/EDR> Chronic wasting disease, cervid - USA (06): (TX) 20120711.1197183
 情報源 Texas Parks & Wildlife Department (TPWD) press release 、2012年
Chronic wasting disease detected in Far West Texas
テキサス州西端 far West Texas で最近採取された、2 mule deer ミュールジカの検体で、慢性消耗性疾患 chronic wasting disease (CWD) が確定診断された。Texas deer で確認されたのは初めて the 1st cases of CWD