新型コロナウイルス フランス
● 新型コロナウイルス フランス(2件)
PRO/AH/EDR> Novel coronavirus - Eastern Mediterranean (24): France, 2nd case
Archive Number: 20130512.1707305
[1] France confirms new case of deadly SARs-like virus
情報源 France 24、2013年5月12日
フランス北部において、SARS 類似の新種のコロナウイルス the new deadly SARs-like coronavirus 感染の国内第 1例目の患者と同じ病室の患者が 、(同ウイルスに感染し) 国内 2例目の患者となっていることが判明した、と 12日仏保健当局が発表した。さらに 2人の potential cases についても調査が行われている ... nCoV-EMC と呼ばれるこの新種のウイルスは、Severe Acute Respiratory Syndrome (SARS) と近縁関係にある。この新たな感染患者は、サウジアラビアを中心に 18人の死者が発生している同ウイルスに感染し北部リール市で集中治療を受けている 65歳の男性患者と、同じ病室にいた。いずれの患者についても、"ウイルス検査の結果が陽性であることが確認された" と発表された。さらに 2人の感染が疑われる患者について調査が行われている。
[2] Coronavirus. A 2nd case confirmed
情報源 Ouest-France [Trans.]、2013年5月12日
2例目の新種のコロナウイルス the novel coronavirus (nCoV) 感染例が、昨夜 [11-12 May 2013]、 the Minster of Social Affairs and Health により確認された。Valenciennes の病院における、第 1例目の患者の同室者の検体についての検査 [for the nCoV] が陽性となった。ほか 1名の、1例目の患者の家族 close household contact については、the Pasteur Institute での検査の結果陰性であることが判明した。
[3] France confirms new deadly SARS-like virus case
情報源 The Local - AFP、2013年5月11日
仏 ・ 保健当局は、感染が確定診断されている男性と接触のあった 1名が、新種のコロナウイルス a deadly new SARS-like virus 感染の疑いがあることを発表し、続いて another 3 patients については、検査の結果、感染が除外されたことを明らかにした "Further examinations are necessary" と声明で述べている ...
[Mod.MPP- ... (新たな感染例の) 特別な持病については明らかにされていない ... 12日現在の the breakdown of total confirmed cases of SARI associated with infection with the nCoV (and deaths) by country of report is:
- サウジアラビア: 24 (13 deaths)
- ヨルダン: 2 (2 deaths)
- 英国: 4 (one patient from Qatar -- under treatment, 3 patients from UK -- one with history of travel to Saudi Arabia and Pakistan prior to illness; one recovered, 2 deaths)
- ドイツ: 2 (one patient from Qatar -- discharged, one patient from the UAE -- one death).
- フランス: 2 (one with a history of travel to the UAE prior to illness; 1 health care facility contact of other case) ... ]
Archive Number: 20130512.1707305
[1] France confirms new case of deadly SARs-like virus
情報源 France 24、2013年5月12日
フランス北部において、SARS 類似の新種のコロナウイルス the new deadly SARs-like coronavirus 感染の国内第 1例目の患者と同じ病室の患者が 、(同ウイルスに感染し) 国内 2例目の患者となっていることが判明した、と 12日仏保健当局が発表した。さらに 2人の potential cases についても調査が行われている ... nCoV-EMC と呼ばれるこの新種のウイルスは、Severe Acute Respiratory Syndrome (SARS) と近縁関係にある。この新たな感染患者は、サウジアラビアを中心に 18人の死者が発生している同ウイルスに感染し北部リール市で集中治療を受けている 65歳の男性患者と、同じ病室にいた。いずれの患者についても、"ウイルス検査の結果が陽性であることが確認された" と発表された。さらに 2人の感染が疑われる患者について調査が行われている。
[2] Coronavirus. A 2nd case confirmed
情報源 Ouest-France [Trans.]、2013年5月12日
2例目の新種のコロナウイルス the novel coronavirus (nCoV) 感染例が、昨夜 [11-12 May 2013]、 the Minster of Social Affairs and Health により確認された。Valenciennes の病院における、第 1例目の患者の同室者の検体についての検査 [for the nCoV] が陽性となった。ほか 1名の、1例目の患者の家族 close household contact については、the Pasteur Institute での検査の結果陰性であることが判明した。
[3] France confirms new deadly SARS-like virus case
情報源 The Local - AFP、2013年5月11日
仏 ・ 保健当局は、感染が確定診断されている男性と接触のあった 1名が、新種のコロナウイルス a deadly new SARS-like virus 感染の疑いがあることを発表し、続いて another 3 patients については、検査の結果、感染が除外されたことを明らかにした "Further examinations are necessary" と声明で述べている ...
[Mod.MPP- ... (新たな感染例の) 特別な持病については明らかにされていない ... 12日現在の the breakdown of total confirmed cases of SARI associated with infection with the nCoV (and deaths) by country of report is:
- サウジアラビア: 24 (13 deaths)
- ヨルダン: 2 (2 deaths)
- 英国: 4 (one patient from Qatar -- under treatment, 3 patients from UK -- one with history of travel to Saudi Arabia and Pakistan prior to illness; one recovered, 2 deaths)
- ドイツ: 2 (one patient from Qatar -- discharged, one patient from the UAE -- one death).
- フランス: 2 (one with a history of travel to the UAE prior to illness; 1 health care facility contact of other case) ... ]
PRO/AH/EDR> Novel coronavirus - Eastern Mediterranean (23): France, RFI
Archive Number: 20130511.1705803
情報源 Mobile France、2013年5月11日
仏・保健省は 10日、感染が疑われていた 3 suspected infections of the new deadly SARs-like coronavirus の検査が陰性であったことを明らかにした。別の疑い患者については、現在も検査が続けられている。 a 4th case needed "further investigation." と説明されている
関連項目 (22): France, susp. RFI 20130509.1702445
Archive Number: 20130511.1705803
情報源 Mobile France、2013年5月11日
仏・保健省は 10日、感染が疑われていた 3 suspected infections of the new deadly SARs-like coronavirus の検査が陰性であったことを明らかにした。別の疑い患者については、現在も検査が続けられている。 a 4th case needed "further investigation." と説明されている
関連項目 (22): France, susp. RFI 20130509.1702445
● 鳥インフルエンザ、ヒト 中国 H7N9、WHO・EID(2件)
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (76): China H7N9 update
Archive Number: 20130511.1706511
[1] US CDC Update
情報源 CDC, H7N9 update、2013年5月10日
10日現在、中国国内の鳥インフルエンザ感染の弧発例 sporadic human cases of infection with avian influenza A (H7N9) の報告は続いているものの、毎日複数名の感染が報告されていた 4月に比べ、発生数の増加は鈍化している ... これは、曝露リスクがあるとされた生きたトリを売る市場の閉鎖などの政府当局の封じ込め策の結果と考えられるが、同時に季節の変化、あるいはその相乗効果とも考えられる。いくつかの研究で、鳥インフルエンザウイルスには、ヒトの季節性インフルエンザウイルスに類似する、季節性パターンがあることが示されている。家禽における --そしてその結果としてヒトにおいての-- ウイルス活動性は、冬季に増加し、夏季に減少することが、10年間にわたる H5N1 の観察で明らかになっており、 H7N9 についても同様である可能性がある。もしそうであれば、季節が涼しくなれば再び増加する可能性が考えられる。報告される患者数は減少しつつあるものの、依然として流行の深刻さに変化はない ... 診断キット the CDC-developed H7N9 diagnostic test kits は 4月25日から出荷が始まっている。国内 95キット、海外へ27キットが出荷され、 1キットでで1000検体の H7N9 検査が行える。検査機関ではまず、季節性インフルエンザの除外診断を行ってから the H7N9 test kits を使用することが求められる。CDC's seasonal flu diagnostic tests では、an H7N9 sample は an influenza A "unsubtypable" の結果となると予想される。米国内で、中国への渡航後にインフルエンザ様症状が認められた 54人の米国民に対し検査を行い、すべて H7N9 検査は陰性だった。ちなみに 6 tested positive for seasonal influenza A, and 3 tested positive for seasonal influenza B であった ... 米国内で感染が確認された場合の対応 ... ワクチン接種 H7N9 vaccine for a U.S. national vaccination response については、まだ決定されていないが、 ... CDC は、2 different H7N9 isolates (Shanghai/2 and Anhui/1) から、 ワクチンに使用されるウイルス株の候補 candidate vaccine viruses (CVVs) の開発を進めている ... 以下、原文 [Google 翻訳] 参照願います。
[2] New diagnostic test
情報源 American Association for Clinical Chemistry [AACC], News Release、2013年5月10日
10日の Clinical Chemistry に掲載された速報によると、新たに開発された診断検査は、中国で現在流行中の新型鳥インフルエンザウイルス the new strain of influenza (H7N9) の検出が可能である
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (76): China H7N9 update
Archive Number: 20130511.1706511
[1] US CDC Update
情報源 CDC, H7N9 update、2013年5月10日
10日現在、中国国内の鳥インフルエンザ感染の弧発例 sporadic human cases of infection with avian influenza A (H7N9) の報告は続いているものの、毎日複数名の感染が報告されていた 4月に比べ、発生数の増加は鈍化している ... これは、曝露リスクがあるとされた生きたトリを売る市場の閉鎖などの政府当局の封じ込め策の結果と考えられるが、同時に季節の変化、あるいはその相乗効果とも考えられる。いくつかの研究で、鳥インフルエンザウイルスには、ヒトの季節性インフルエンザウイルスに類似する、季節性パターンがあることが示されている。家禽における --そしてその結果としてヒトにおいての-- ウイルス活動性は、冬季に増加し、夏季に減少することが、10年間にわたる H5N1 の観察で明らかになっており、 H7N9 についても同様である可能性がある。もしそうであれば、季節が涼しくなれば再び増加する可能性が考えられる。報告される患者数は減少しつつあるものの、依然として流行の深刻さに変化はない ... 診断キット the CDC-developed H7N9 diagnostic test kits は 4月25日から出荷が始まっている。国内 95キット、海外へ27キットが出荷され、 1キットでで1000検体の H7N9 検査が行える。検査機関ではまず、季節性インフルエンザの除外診断を行ってから the H7N9 test kits を使用することが求められる。CDC's seasonal flu diagnostic tests では、an H7N9 sample は an influenza A "unsubtypable" の結果となると予想される。米国内で、中国への渡航後にインフルエンザ様症状が認められた 54人の米国民に対し検査を行い、すべて H7N9 検査は陰性だった。ちなみに 6 tested positive for seasonal influenza A, and 3 tested positive for seasonal influenza B であった ... 米国内で感染が確認された場合の対応 ... ワクチン接種 H7N9 vaccine for a U.S. national vaccination response については、まだ決定されていないが、 ... CDC は、2 different H7N9 isolates (Shanghai/2 and Anhui/1) から、 ワクチンに使用されるウイルス株の候補 candidate vaccine viruses (CVVs) の開発を進めている ... 以下、原文 [Google 翻訳] 参照願います。
[2] New diagnostic test
情報源 American Association for Clinical Chemistry [AACC], News Release、2013年5月10日
10日の Clinical Chemistry に掲載された速報によると、新たに開発された診断検査は、中国で現在流行中の新型鳥インフルエンザウイルス the new strain of influenza (H7N9) の検出が可能である
WHO
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (75): WHO risk assess. disease profile
Archive Number: 20130510.1704795
[1] WHO Risk Assessment
情報源 WHO, Human and Animal Interface, Risk Assessment Update、2013年5月10日
中国政府当局 the China National Health and Family Planning Commission から WHO に対し、131人の鳥インフルエンザ感染確定患者 confirmed cases of human infection with avian influenza A(H7N9) virus が報告されており、台湾当局 the Taipei Centers for Disease Control (Taipei CDC) も 1例を報告している。幅広い年齢層の男女から報告されているが、多くが中年以降の男性で占められている。32人が死亡し、他の患者も重症とされている。
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (75): WHO risk assess. disease profile
Archive Number: 20130510.1704795
[1] WHO Risk Assessment
情報源 WHO, Human and Animal Interface, Risk Assessment Update、2013年5月10日
中国政府当局 the China National Health and Family Planning Commission から WHO に対し、131人の鳥インフルエンザ感染確定患者 confirmed cases of human infection with avian influenza A(H7N9) virus が報告されており、台湾当局 the Taipei Centers for Disease Control (Taipei CDC) も 1例を報告している。幅広い年齢層の男女から報告されているが、多くが中年以降の男性で占められている。32人が死亡し、他の患者も重症とされている。
(江蘇省への旅行歴があった) 台湾の症例を含め、感染した患者は、安徽省 Anhui、福建省 Fujian、湖南省 Henan、湖南省 Hunan、江蘇省 Jiangsu、江西省 Jiangxi、山東省 Shandong、浙江省 Zhejiang と、北京 Beijing 並びに上海 Shanghai の両市から報告されている。このウイルスについては解明されていないことが数多く残されており、その中には、ウイルス感染循環のある保有動物の種、主要な曝露および伝播経路、ヒト及び動物間のウイルス感染の拡大範囲、などが含まれる。調査が続けられているが結論には至っていない。
そうした中、ヒトでの感染は、生きた家きんもしくは汚染された環境への曝露に関係すると見られている。その理由として:
- ヒトで確認されたウイルスと、動物及び環境 (生きた家禽の市場) で確認されたウイルスは、遺伝子学的に同じもの genetically similar だった。
- ヒトの感染例の多く (およそ 4人に 3人) で、動物、特にニワトリとの接触歴が報告されている。
- live bird markets の家きんでウイルスが確認されている。
- live animal markets の閉鎖後に患者数が減少した。ペットや野生のトリやほ乳類などの、他のウイルス保有種が存在する可能性もあるが、特定されていない。また、家族内発生 2 family clusters が報告されているが、ヒトからヒトへの持続的な感染が起きている証拠はない:
- ヒトで確認されたウイルスと、動物及び環境 (生きた家禽の市場) で確認されたウイルスは、遺伝子学的に同じもの genetically similar だった。
- ヒトの感染例の多く (およそ 4人に 3人) で、動物、特にニワトリとの接触歴が報告されている。
- live bird markets の家きんでウイルスが確認されている。
- live animal markets の閉鎖後に患者数が減少した。ペットや野生のトリやほ乳類などの、他のウイルス保有種が存在する可能性もあるが、特定されていない。また、家族内発生 2 family clusters が報告されているが、ヒトからヒトへの持続的な感染が起きている証拠はない:
- 確定患者との接触者 (2000人超) について観察と検査を行ったが、感染はほとんど確認されなかった。
- 3月と4月に発生した 2万人を超えるインフルエンザ様疾患 influenza-like illness (ILI) の患者のうち、H7N9 が確認されたのは、わずか 6人であり、軽症の感染例 milder cases of H7N9 infection が多数発生しているとは考えにくい。
同型鳥インフルエンザ the avian influenza A(H7N9) subtype のヒトへの感染が確認されたのは今回が初めてである。これまで、他の H7 亜型 influenza A(H7) viruses の感染が、家禽での感染流行発生に伴って散発性に発生している。少数の発生である、ヒトでの感染 The few A(H7) human infections の結果、軽い症状と結膜炎が発生し、例外として 1例の死亡があった。
ヒトから分離されたウイルス avian influenza A(H7N9) viruses の、遺伝子学ならびに検査上の特徴として:
- 複数の起源を持つ、一群のインフルエンザウイルス遺伝子 a group of influenza virus genes を包含する。
- レセプター alpha 2-6 receptors への親和性を高めるようなアミノ酸置換など、いくつかの遺伝子学的変化が見られ、他の鳥インフルエンザウイルスと比較して、H7N9 はヒトを含むほ乳類への強い感染力を有する可能性がある。
- 分離されたウイルスの中で遺伝子塩基配列の違いが認められることから、動物からヒトへのウイルスが複数回 ( 1回のみではなく) あったことが示唆されている。
- 遺伝子学上、ノイラミニダーゼ阻害薬 オセルタミビル oseltamivir とザナミビル zanamivir 感受性が期待できるが、抗ウイルス薬 アマンタジン amantadine とリマンタジン rimantadine への耐性が予想される。
- 分離されたウイルスのヘマグルチニン構造 haemagglutinin structure は、トリに対する低病原性を示している。家禽での重症疾患発生が報告されたことはない。このような症状の欠如により、H5N1 鳥インフルエンザ avian influenza A(H5N1) ほど容易にトリの間でのウイルス感染を感知することは難しい。
リスク評価
今回は、4月13日の評価に代わるもので ... The risk has not changed since the previous assessment.
感染発生地域において、さらにヒトの感染が増えるリスクは何か?
今回のアウトブレイク及びウイルスについて分かっていることは限られており、感染させた保有宿主や動物間での感染の範囲についても同様である。しかし、ヒトの H7N9 感染例のほとんどが動物または生きたトリを売る市場に関係している。新たな患者発生はあると考える必要がある。 H5N1 など他の鳥インフルエンザウイルス感染は季節により変化し、ヒトの感染者数が、夏季に減り冬季に多いパターンがある。H7N9 infections が同様の季節性パターンを取るかどうかについては、現時点では不明である。患者の多くが重症化している。
ヒトからヒトへの感染リスクは?
現時点で、ヒトからヒトへの持続的な感染が起きている証拠はない。しかし、2組の家族内発生では、家族内や医療現場などの患者間の濃厚接触がある場面での、限定的な human-to-human transmission が起きていた可能性がある。さらに、これらのウイルスにおいて、ほ乳類への適応を示唆する遺伝子変化が認められており、より適応が進むことが懸念されている。より多くの重症感染例の間でヒト-ヒト感染が持続して発生した場合、医療システムの負担が増すことにつながる。
旅行者による、国境を越えた H7N9 感染拡大のリスクは?
international spread が起きている証拠はない。有症もしくは無症候性の感染患者が他国を訪れ感染を拡大させる可能性があるが、持続的なヒト-ヒト感染の証拠がないことから、コミュニティ内でさらに感染が拡がることは考えにくい。もしも感染伝播性 transmissibility が強まった場合には、感染拡大の危険性も高まることになる。
WHO does not advise special screening at points of entry with regard to this event, nor does it currently recommend any travel or trade restrictions.
[2] Case Monitoring
情報源 Emerg. Infect. Dis.、2013年5月8日
原著タイトル Monitoring Avian Influenza A(H7N9) Virus through National Influenza-like Illness Surveillance, China.
要約
- 3月と4月に発生した 2万人を超えるインフルエンザ様疾患 influenza-like illness (ILI) の患者のうち、H7N9 が確認されたのは、わずか 6人であり、軽症の感染例 milder cases of H7N9 infection が多数発生しているとは考えにくい。
同型鳥インフルエンザ the avian influenza A(H7N9) subtype のヒトへの感染が確認されたのは今回が初めてである。これまで、他の H7 亜型 influenza A(H7) viruses の感染が、家禽での感染流行発生に伴って散発性に発生している。少数の発生である、ヒトでの感染 The few A(H7) human infections の結果、軽い症状と結膜炎が発生し、例外として 1例の死亡があった。
ヒトから分離されたウイルス avian influenza A(H7N9) viruses の、遺伝子学ならびに検査上の特徴として:
- 複数の起源を持つ、一群のインフルエンザウイルス遺伝子 a group of influenza virus genes を包含する。
- レセプター alpha 2-6 receptors への親和性を高めるようなアミノ酸置換など、いくつかの遺伝子学的変化が見られ、他の鳥インフルエンザウイルスと比較して、H7N9 はヒトを含むほ乳類への強い感染力を有する可能性がある。
- 分離されたウイルスの中で遺伝子塩基配列の違いが認められることから、動物からヒトへのウイルスが複数回 ( 1回のみではなく) あったことが示唆されている。
- 遺伝子学上、ノイラミニダーゼ阻害薬 オセルタミビル oseltamivir とザナミビル zanamivir 感受性が期待できるが、抗ウイルス薬 アマンタジン amantadine とリマンタジン rimantadine への耐性が予想される。
- 分離されたウイルスのヘマグルチニン構造 haemagglutinin structure は、トリに対する低病原性を示している。家禽での重症疾患発生が報告されたことはない。このような症状の欠如により、H5N1 鳥インフルエンザ avian influenza A(H5N1) ほど容易にトリの間でのウイルス感染を感知することは難しい。
リスク評価
今回は、4月13日の評価に代わるもので ... The risk has not changed since the previous assessment.
感染発生地域において、さらにヒトの感染が増えるリスクは何か?
今回のアウトブレイク及びウイルスについて分かっていることは限られており、感染させた保有宿主や動物間での感染の範囲についても同様である。しかし、ヒトの H7N9 感染例のほとんどが動物または生きたトリを売る市場に関係している。新たな患者発生はあると考える必要がある。 H5N1 など他の鳥インフルエンザウイルス感染は季節により変化し、ヒトの感染者数が、夏季に減り冬季に多いパターンがある。H7N9 infections が同様の季節性パターンを取るかどうかについては、現時点では不明である。患者の多くが重症化している。
ヒトからヒトへの感染リスクは?
現時点で、ヒトからヒトへの持続的な感染が起きている証拠はない。しかし、2組の家族内発生では、家族内や医療現場などの患者間の濃厚接触がある場面での、限定的な human-to-human transmission が起きていた可能性がある。さらに、これらのウイルスにおいて、ほ乳類への適応を示唆する遺伝子変化が認められており、より適応が進むことが懸念されている。より多くの重症感染例の間でヒト-ヒト感染が持続して発生した場合、医療システムの負担が増すことにつながる。
旅行者による、国境を越えた H7N9 感染拡大のリスクは?
international spread が起きている証拠はない。有症もしくは無症候性の感染患者が他国を訪れ感染を拡大させる可能性があるが、持続的なヒト-ヒト感染の証拠がないことから、コミュニティ内でさらに感染が拡がることは考えにくい。もしも感染伝播性 transmissibility が強まった場合には、感染拡大の危険性も高まることになる。
WHO does not advise special screening at points of entry with regard to this event, nor does it currently recommend any travel or trade restrictions.
[2] Case Monitoring
情報源 Emerg. Infect. Dis.、2013年5月8日
原著タイトル Monitoring Avian Influenza A(H7N9) Virus through National Influenza-like Illness Surveillance, China.
要約
中国国内の10か所の地域で、3月4日から4月28日までの期間に、インフルエンザ様疾患の患者からの 20 739 specimens について avian influenza A(H7N9) virus testing が行われた: 6 (0.03 percent) が陽性となった。サブタイプの分類ができないインフルエンザ陽性検体 unsubtypeable influenza-positive specimens 数の増加は認められなかった ... 以下、H7N9 の発生状況、全国サーベイランスシステム the Chinese National Influenza-Like Illness Surveillance Network (CNISN) のデータ解析結果など、原文 [Google 翻訳] 参照願います。
● 日本脳炎など インド
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis & other - India (04): (BR)
Archive Number: 20130511.1706357
情報源 Health India、2013年5月9日
ビハール Bihar 州で 9日、生後 6か月の乳児が、致死性の蚊族媒介性疾患により死亡し、2013年にこの病気で死亡した患者は 3人となった。Muzaffarpur には 16人の小児が入院してる。この 6か月の乳児は acute encephalitis syndrome (AES) により、Sakra Referral Hospital で死亡したと見られている ...
[Mod.TY-インド北東部では、これからの 3-4か月間に脳炎患者数の増加が見込まれる。一般的にモンスーンのシーズンに患者数が増加することが多い。例年のモンスーン到来時期より前であるにもかかわらず、2013年のこれまでに、acute encephalitis (AES) により 38 lives が死亡し 118人が感染した。興味深いことに、2013年はインド東部で脳炎患者が発生している。20130402.1615081 では: "脳炎の患者はすでに、Andhra Pradesh, Assam, Uttar Pradesh, and West Bengal から報告されており、3月19日までに 228 cases and 49 fatalities が発生した。このうち West Bengal からの 7人が日本脳炎 Japanese encephalitis [virus infections] であることが確認されている" とある。2013年は、隣国のバングラデシュでも感染が発生している ... 日本脳炎と確定診断された例の有無が不明であり、ワクチン接種が重要であることなど]
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis & other - India (04): (BR)
Archive Number: 20130511.1706357
情報源 Health India、2013年5月9日
ビハール Bihar 州で 9日、生後 6か月の乳児が、致死性の蚊族媒介性疾患により死亡し、2013年にこの病気で死亡した患者は 3人となった。Muzaffarpur には 16人の小児が入院してる。この 6か月の乳児は acute encephalitis syndrome (AES) により、Sakra Referral Hospital で死亡したと見られている ...
[Mod.TY-インド北東部では、これからの 3-4か月間に脳炎患者数の増加が見込まれる。一般的にモンスーンのシーズンに患者数が増加することが多い。例年のモンスーン到来時期より前であるにもかかわらず、2013年のこれまでに、acute encephalitis (AES) により 38 lives が死亡し 118人が感染した。興味深いことに、2013年はインド東部で脳炎患者が発生している。20130402.1615081 では: "脳炎の患者はすでに、Andhra Pradesh, Assam, Uttar Pradesh, and West Bengal から報告されており、3月19日までに 228 cases and 49 fatalities が発生した。このうち West Bengal からの 7人が日本脳炎 Japanese encephalitis [virus infections] であることが確認されている" とある。2013年は、隣国のバングラデシュでも感染が発生している ... 日本脳炎と確定診断された例の有無が不明であり、ワクチン接種が重要であることなど]
● 結核 インド
PRO/EDR> Tuberculosis - India (02): MDR
Archive Number: 20130510.1703033
情報源 The Indian Express、2013年5月9日
インドでは 1分に 1人が結核により亡くなっている。Chandigarh とその周辺地域も同じ状況にあり、多剤耐性結核 multidrug resistant tuberculosis (MDR-TB) の割合が 9 %に及んでいることが研究者 the doctors of PGIMER [Postgraduate Institute of Medical Education and Research, a medical and research institution located in Chandigarh, India] により明らかにされた
インドでは 1分に 1人が結核により亡くなっている。Chandigarh とその周辺地域も同じ状況にあり、多剤耐性結核 multidrug resistant tuberculosis (MDR-TB) の割合が 9 %に及んでいることが研究者 the doctors of PGIMER [Postgraduate Institute of Medical Education and Research, a medical and research institution located in Chandigarh, India] により明らかにされた
● ボツリヌス症 米国
PRO/EDR> Botulism - USA (03): juices, risk
Archive Number: 20130511.1706074
情報源 FDA、2013年5月10日
米 ・ 食品医薬品局 The U.S. Food and Drug Administration は Juices Incorporated (aka Juices International and Juices Enterprises) of Brooklyn, NY のすべての製品を摂取しないよう、注意を呼びかけている。同社製キャロット及びビートジュース carrot and beet juice に、ボツリヌス菌 _Clostridium botulinum_ 汚染の疑いがある ...
The following Juices Incorporated juice products pose a particular concern for _Clostridium botulinum_ contamination:
Carrot Juice Drink
Carrot & Beet Juice Drink
Carrot & Ginger Drink
Double Trouble Carrot Punch
Ginger Beet Juice
Beet Juice Drink
The products are packaged under the following brand names:
Juices Incorporated
Juices International
Juices Enterprises
● ウシ結核 ニュージーランド
PRO/AH/EDR> Bovine tuberculosis, bovine - New Zealand
Archive Number: 20130511.1703032
情報源 Stuff.co.nz、2013年5月9日
6例目の結核感染例 Taranaki's 6th case of bovine tuberculosis が確認された。Inglewood 周辺で牛結核の感染が確認された群れは 4となった。Opunake 周辺の 2群でも感染が確認されている
● 口蹄疫 中国
PRO/AH> Foot & mouth disease - China (10): (Tibet) st. A, bovine, OIE
Archive Number: 20130510.1704885
情報源 OIE, WAHID、2013年5月10日
Foot and mouth disease, China (People's Rep. of)、New strain of a listed disease、Follow-up report No. 2
感染開始時期 2013年4月12日
病原体 Foot and mouth disease virus、Serotype: A
新たな感染流行 (1)
Outbreak 1: Jiesha village, Naidong, Shannan, Tibet
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
ウシ Cattle / 25 / 11 / 0 / 25 / 0
ヒツジ Sheep / 28 / 0 / 0 / 28 / 0
ブタ Swine / 3 / 0 / 0 / 3 / 0
● ブルセラ症 オランダ
Archive Number: 20130510.1704885
情報源 OIE, WAHID、2013年5月10日
Foot and mouth disease, China (People's Rep. of)、New strain of a listed disease、Follow-up report No. 2
感染開始時期 2013年4月12日
病原体 Foot and mouth disease virus、Serotype: A
新たな感染流行 (1)
Outbreak 1: Jiesha village, Naidong, Shannan, Tibet
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
ウシ Cattle / 25 / 11 / 0 / 25 / 0
ヒツジ Sheep / 28 / 0 / 0 / 28 / 0
ブタ Swine / 3 / 0 / 0 / 3 / 0
● ブルセラ症 オランダ
PRO/AH/EDR> Brucellosis, porcine - Netherlands: (LI), serovar 2, wild boar, OIE
Archive Number: 20130510.1704688
感染開始時期 2013年5月6日
病原体 _Brucella suis_ - biovar 2
新たな感染流行
Total outbreaks: 1
Outbreak Location: Limburg (Vaals en Margraten)
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
Wild boar: _Suidae_ (_Sus scrofa_) / 30 / 2 / 0 / 0 / 2
● シュマーレンベルグウイルス 欧州
PRO/AH/EDR> Schmallenberg virus - Europe (22): status OIE, turkey susp.
Archive Number: 20130510.1704469
[1] OIE 本部で技術セミナー開催
情報源 Rosselkhoznadzor News [in Russian]、2013年5月8日
7日、the International Epizootic Bureau [OIE] (Paris) 本部でシュマーレンベルグウイルスに関する技術セミナーが開催され、ロシア、ベラルーシ、カザフスタンと欧州連合の各代表が出席した ...
[2] Antibodies to Schmallenberg virus in domestic livestock in Turkey.
情報源 Trop Anim Health Prod, May 2013 (Preview), Short communications, abstract、2013年5月9日
要約 2011年後半に。トルコ the Middle Black Sea, West, and Southeast regions of Turkey からドイツに輸入された家畜の反芻動物で初めて報告された、新型オルトブニヤウイルス a new Orthobunyavirus である、シュマーレンベルグウイルス Schmallenberg virus (SBV) について、その抗体陽性域 the seroprevalence を後方視的に確認する目的で本研究がデザインされた。2006-2013 年のと畜場で採取されたスクリーニングのための血清検体を用いて、indirect enzyme-linked immunosorbent assay により調べられた。全体の陽性率 The overall seroprevalence は 335/1362 (24.5 percent) であり、ウシ ・ ヒツジ ・ ヤギ ・ 水牛 Anatolian water buffalo についてはそれぞれ 325/816 (39.8 percent), 5/307 (1.6 percent), 3/109 (2.8 percent), and 2/130 (1.5 percent) であった
Archive Number: 20130510.1704688
情報源 OIE, WAHID 2013; 26 (20)、2013年5月9日
Brucellosis (_Brucella suis_), Netherlands、1st occurrence of a listed disease感染開始時期 2013年5月6日
病原体 _Brucella suis_ - biovar 2
新たな感染流行
Total outbreaks: 1
Outbreak Location: Limburg (Vaals en Margraten)
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
Wild boar: _Suidae_ (_Sus scrofa_) / 30 / 2 / 0 / 0 / 2
● シュマーレンベルグウイルス 欧州
PRO/AH/EDR> Schmallenberg virus - Europe (22): status OIE, turkey susp.
Archive Number: 20130510.1704469
[1] OIE 本部で技術セミナー開催
情報源 Rosselkhoznadzor News [in Russian]、2013年5月8日
7日、the International Epizootic Bureau [OIE] (Paris) 本部でシュマーレンベルグウイルスに関する技術セミナーが開催され、ロシア、ベラルーシ、カザフスタンと欧州連合の各代表が出席した ...
[2] Antibodies to Schmallenberg virus in domestic livestock in Turkey.
情報源 Trop Anim Health Prod, May 2013 (Preview), Short communications, abstract、2013年5月9日
要約 2011年後半に。トルコ the Middle Black Sea, West, and Southeast regions of Turkey からドイツに輸入された家畜の反芻動物で初めて報告された、新型オルトブニヤウイルス a new Orthobunyavirus である、シュマーレンベルグウイルス Schmallenberg virus (SBV) について、その抗体陽性域 the seroprevalence を後方視的に確認する目的で本研究がデザインされた。2006-2013 年のと畜場で採取されたスクリーニングのための血清検体を用いて、indirect enzyme-linked immunosorbent assay により調べられた。全体の陽性率 The overall seroprevalence は 335/1362 (24.5 percent) であり、ウシ ・ ヒツジ ・ ヤギ ・ 水牛 Anatolian water buffalo についてはそれぞれ 325/816 (39.8 percent), 5/307 (1.6 percent), 3/109 (2.8 percent), and 2/130 (1.5 percent) であった