エボラ (127) WHO F ギニア
マラリア P. knowlesi -マレーシア (03)
Zika ウイルス-ブラジル (16) 小頭症 未確定
ペスト-マダガスカル (05)
鳥インフルエンザ、ヒト (125)-中国 H7N9
チクングニア熱 (33)
WHO/PAHO、グアテマラ、フィリピン、米国、プエルトリコ、バージン諸島
感染防御抗体
手足口病-中国 (04) など
● Leaf mould、トマト-スイス 新株
PRO/PL> Leaf mould, tomato - Switzerland: new strain
Archive Number: 20151118.3802532
情報源 FreshPlaza DE [in German]、2015年11月9日。
スイス国内で昨年、新たな病原性真菌が新興し、トマトの葉のカビ leaf mould が大発生した。Race 2.9 は、栽培品種として広く用いられている the Cf-9 gene の耐性を凌駕する恐れがある ...
● エボラ (127) WHO ギニア清浄化
PRO/AH/EDR> Ebola update (127): WHO, Guinea Ebola-free, vaccine, research, tech, funding
Archive Number: 20151118.3802437
[1] WHO
情報源 WHO Ebola Situation Report - 18 Nov 2015、2015年11月18日。
厚労省検疫所 FORTH より。
11月15日の週に、ギニアからはエボラ出血熱確定患者は報告されていない。ギニアからの最も新しい患者は 10月29日に報告された、エボラ治療センターで生まれた新生児で、分娩は医療スタッフの完全な個人防護具装着の下に行われた。この患者に関連する接触者はなく、これまでの患者に関連した接触者も全員が21日の観察期間を完了した。11月16日には、この新生児からの連続した 2回の血液検査で陰性結果が得られている ...
[2] ギニア Reports on Guinea countdown to Ebola-free status
16 Nov 2015: Guinea health unit reports no confirmed Ebola cases for 17 days
17 Nov 2015 Guinea's last Ebola patient released from care in Conakry
17 Nov 2015 Guinea: Last known Ebola case in Guinea recovers: MSF
[3] Vaccines
18 Nov 2015: Study finds that Ebola vaccine is safe and stimulates strong immune response
[全文: a phase 1, single-blind, randomised trial, a phase 1b, open-label and double-blind, dose-escalation trial, and a nested, randomised, double-blind, placebo-controlled trial 2015. The Lancet Infectious Diseases. Published online 3 Nov 2015 http://dx.doi.org/10.1016/S1473-3099(15)00362-X. ]
Research
(17 Nov 2015). Measuring the impact of Ebola control measures in Sierra Leone, _Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, vol. 112 no. 46 14366-14371_. doi: 10.1073/pnas.1508814112
[意義 Between June 2014 and February 2015、その他の感染対策とともに、シエラレオネに数千床分のエボラ治療用ベットが納入された。しかしその時期や対象を非難する声があり、 the 2014-2015 Ebola epidemic に対して、どれほどの効果があったのかも明らかではない。数学モデル a mathematical model を用い、シエラレオネ各地で、何人のエボラウイルス疾患患者が、この対応で救われたのかを推測した。われわれの試算では、シエラレオネで新たに導入された治療ベッドの直接的な影響により、56 600人 (95 per cent credible interval: 48 300-84 500) Ebola cases (の発生?) が避けられた averted 。さらに、あと 1ヶ月早くベッドが利用できていれば、さらに多くの感染を避けられた可能性がある]
Technology
17 Nov 2015: Xenex Germ-Zapping Robot destroys Ebola virus & Anthrax spores in new study performed at Texas Biomed Biosafety Level 4 Lab
Funding
17 Nov 2015 Sierra Leone: Ebola-free Sierra Leone receives IMF recovery funds
関連項目 (126): vaccination comment, susp cases 20151116.3793906
● ブルータング-オーストリア ヨーロッパ(16):BTV-4 OIE
Bluetongue, Austria、reoccurrence of a listed disease
PRO/AH/EDR> Bluetongue - Europe (16): Austria, bovine, st. 4, OIE
Archive Number: 20151118.3802436
情報源 OIE, WAHID weekly disease information 2015; 28(47)、2015年11月18日。
感染開始時期 2015年11月13日
前回流行時期 2009年12月31日
原因ウイルス Bluetongue virus、Serotype: 4
新たな感染流行 (3)
発生地 1: Jennersdorf, Jennersdorf, Burgenland: farm
Outbreak 2: Neusiedl, Neusiedl, Burgenland: farm
Outbreak 3: Hartberg-Furstenfeld, Hartberg-Furstenfeld, Steiermark: farm
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
ウシ Cattle / 205 / 4 / 0 / 0 / 0
● 蚊族ウイルス-オーストラリア
PRO/AH/EDR> Mosquito virus - Australia
Archive Number: 20151118.3802323
情報源 ABC News、2015年11月17日。
蚊族が運ぶウイルスが、ロスリバーウイルス Ross River virus や、もしかするとデング熱などの蚊族媒介性疾患根絶の道を開く可能性があることを、研究者らが明らかにした。Parramatta River virus と呼ばれるこのウイルスは、the University of Queensland (UQ) and the University of Sydney の共同研究で発見された。UQ's Australian Infectious Diseases Research Centre の研究者によると、Parramatta River virus は蚊族だけに感染し、ヒトや動物には感染しない。このウイルスに感染した蚊族は、 (ヒトの) 病気の原因となるウイルスには感染しにくくなり、感染伝播を止めることにつながる可能性があると説明する。Parramatta River virus は、デング熱などと同じフラビウイルス the same family of viruses [flaviviruses] に属し、経卵感染により何世代にもわたり、非常に効率的に感染し続ける ... これまで、研究者らが Parramatta River virus の感染を確認した蚊族は、唯一 _Aedes vigilax_ mosquitoes だけで、この蚊族は Ross River virus を伝播することが知られている。しかし、デング熱を伝播するネッタイシマカ the _Aedes aegypti_ mosquito が、同ウイルスや類似ウイルスを保有する可能性を探っている ...
● マラリア P. knowlesi -マレーシア (03)
PRO/EDR> Malaria, P. knowlesi - Malaysia (03): (SA)
Archive Number: 20151118.3801294
情報源 The Star Online (Malaysia)、2015年11月17日。
サバ州北部 northern Sabah 一帯で、新たな種のマラリアの確認が続いている。_Plasmodium knowlesi_ による感染例の、過去 10年間の増加は警戒すべきレベルであり、現在、州内のヒトのマラリア感染の主因となっている。the Monkeybar project と名付けられた研究計画は、the districts of Ranau, Pitas, Kota Marudu, Kudat, and Pulau Banggi [Sabah state の 170ヶ所の村に住む 1万人の血液検体を採取し、新たなマラリアの拡大範囲を明らかにすることを目的に開始された。_P. knowlesi_ によるマラリアに重症化の可能性があり、[in Kota Kinabalu] 複数の死亡例が確認されている。
● Zika ウイルス-ブラジル (16) 小頭症 未確定
PRO/EDR> Zika virus - Brazil (16): (PE) microcephaly cause undetermined
Archive Number: 20151118.3799192
情報源 Diario de Pernambuco [in Portuguese]、2015年11月4日。
Pernambuco で小頭症 microcephaly で生まれる新生児が著しく増加しており ... [2015年だけで] 90 cases が報告されている。例年は平均 9 [cases] で、今年の患者の多くが、過去 3ヶ月に登録された。保健当局が調査を行っている。通常小頭症は、妊娠中に母親から胎児に感染する、サイトメガロウイルス cytomegalovirus、麻疹、トキソプラズマなどの、先天性感染によることが多い。しかし、Pernambuco は事情が異なっている。現時点で正確な原因を特定することは不可能であるが、母親の一部が妊娠中に、デング熱、Zika ウイルス感染症、チクングニア熱などと直接関係のある症状である発疹を訴えている。"これらが小頭症の原因とするのは、無責任だ。デング熱の可能性はほとんどない。断層撮影[CT] の所見は感染性を示唆するが、そう述べるのは時期尚早と考える"。
● MERS-CoV (157)
PRO/AH/EDR> MERS-CoV (157): a cautionary tale
Archive Number: 20151118.3802196
投稿者 Larry Madoff、2015年11月18日。
ProMED-mail への支援要請
● ヘビ真菌性疾患-米国 (03)
PRO/AH/EDR> Snake fungal disease - USA (03): etiology, experimental evidence
Archive Number: 20151118.3801956
情報源 Eurekalert!、2015年11月17日。
the U.S. Geological Survey の研究者らが、米国東部でしばしば死亡につながることのあるヘビの皮膚感染症の背景に、真菌病原体を発見した。the American Society for Microbiology のオンラインジャーナル mBio の今週号に掲載されたもので、_Ophidiomyces ophiodiicola_ の原因が snake fungal disease (SFD) であることを突き止めた ... 原文参照願います
● ペスト-マダガスカル (05) 死亡
PRO/AH/EDR> Plague - Madagascar (05): (IT) fatal
Archive Number: 20151118.3801914
情報源 L'express de Madagascar [machine trans.]、2015年11月12日。
10月30日、the Miarinarivo district の 2つの市の 2人の患者が死亡したと、11月11日に保健省ペスト担当者 communications manager of the Division of the Plague Ministry of Health が明らかにした。"腺ペスト bubonic plague 感染後に死亡した" と述べ、感染は the Pasteur Institute of Madagascar で確認されたと、公衆衛生省 the Ministry of Public Health から報告されている。2市について、その他の情報は明らかにされていない。8月以降、マダガスカル国内でペスト患者の発生が続いている。2015年のこれまでに 20人の死者が報告されている。Tsiroanomandidy and Moramanga は、最も患者が多く報告されている都市である。
参考文献 Plague, a Reemerging Disease in Madagascar. Emerg Infect Dis 1998; 4(1): 101-4
● 慢性消耗性疾患、シカ科-米国 (12)
PRO/AH/EDR> Chronic wasting disease, cervid - USA (12): (WY)
Archive Number: 20151118.3801231
情報源 Big Horn Radio Network、2015年11月17日。
ワイオミング州当局サーベイランス the Wyoming Game and Fish Department's (WGFD) chronic wasting disease (CWD) surveillance program で、Cody 近郊のハンティングエリアを含む、新たな 3ヶ所のエリアでの発生が確認された ...
● 鳥インフルエンザ (196) 家きん、HPAI H5N1 OIE
Highly pathogenic avian influenza, Viet Nam、 reoccurrence of a listed disease
PRO/AH/EDR> Avian influenza (196): Viet Nam (CM) poultry, HPAI H5N1, spread, OIE
Archive Number: 20151118.3800637
情報源 OIE, WAHID weekly disease information 2015; 28(47)、2015年11月17日。
感染開始時期 2015年11月7日
前回流行時期 2015年10月27日
原因ウイルス highly pathogenic avian influenza virus、Serotype: H5N1
新たな感染流行(1)
発生地 1: Khanh Binh Tay Bac, Tran Van Thoi, Ca Mau: backyard
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
Birds / 600 / 94 / 94 / 506 / 0
● 鳥インフルエンザ、ヒト (125) - 中国 H7N9
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (125): China (ZJ) H7N9, 4th wave H7N9
Archive Number: 20151118.3801312
[1] 中国 ・ 浙江省 H7N9
Human infection with avian influenza A(H7N9) virus - China
情報源 Disease Outbreak News、2015年11月13日。
11日、 the National Health and Family Planning Commission (NHFPC) of China が新たに 2名の鳥インフルエンザ感染 laboratory-confirmed cases of human infection with avian influenza A(H7N9) virus を報告した。1例目は ShengzhouCity (ジョウ州市) , Zhejiang Province の 62歳女性で、10月1日に発症した。家禽市場を訪れており、自宅で家きんを飼育していた。2例目は Hangzhou City (杭州市), Zhejiang Province の 51歳女性で、10月3日に発症した。自宅で家きんを飼育していた ...
[2] 4th wave H7N9
情報源 FAO Animal Production and Health Division、2015年10月15日。
[15 Oct 2015] FAO は a 4th wave of avian influenza H7N9 がすでに開始していると、各国に注意を呼びかけた。2013年前期に中国のヒトの間で新興した、新型鳥インフルエンザウイルス The novel A(H7N9) avian influenza virus は、これ以降、毎冬ごとに中国南部でヒトの感染例の増加が観察されている。H7N9 は、鳥類では、ほとんどあるいは全く症状を現さないため、気付かれないまま、家きんの間で静かに感染が拡がる。感染した鳥類やその分泌物と直接接触することで、ヒトにも感染する。中国でのサーベイランスの結果、 H7N9 が国内南東部の各地の家きんに定着している has become well established ことが確認され、ヒトに対して軽症から重症疾患を呈することが確認された。中国政府から公式発表された数値によれば、ヒトにおける H7N9 感染による致死率はおよそ 40 %である。678人が感染し、271人が死亡している。2015年7月以来となる、浙江省の 2人の感染が公表され、FAO は第 4波の開始と位置づけた ...
● チクングニア熱 (33)
WHO/PAHO、グアテマラ、フィリピン、米国、プエルトリコ、バージン諸島
感染防御抗体
PRO/EDR> Chikungunya (33): Americas, Asia
Archive Number: 20151118.3799623
[1] WHO/PAHO report
24 Oct 2015
[2] グアテマラ (national). 9 Nov 2015. [in Spanish] (reported) 26 183 cases; Deaths 5. Departments most affected: Santa Rosa 3277 cases, Peten 2956 cases, Quetzaltenango (west) 2362 cases, Zacapa (east) 2325 cases.
[3] フィリピン Philippines (South Cotabato, Soccsksargen region). 10 Nov 2015. (susp.) 12 cases, (conf.) 2 cases.
[4] 米国
- USA states from ArboNET
- Caribbean Islands
プエルトリコ (imported) 0 cases, (locally acquired) 183 cases
米領バージン諸島 (imported) 0 cases, (locally acquired) 4 cases
[5] 感染防御抗体 Protective antibodies
情報源 Vaccine News Daily、2015年11月10日。
Washington University School of Medicine in St Louis [Missouri, USA] の研究者らが最近、広範囲の中和作用を有する抗体 broadly neutralizing antibodies を発見し、1種類で、チクングニア熱および関連ウイルスの感染から人々を守るワクチンの作成につながる可能性がある ... 著者で、professor of medicine and director of the Division of Infectious Diseases and Vaccine Development in the Center for Human Immunology and Immunotherapy Programs の研究者は、"複数の異なるアルファウイルス alphaviruses を実際に中和する抗体を同定した" と述べた。"この領域 this region に対する抗体反応を起こすことができれば、同じ科の多数のウイルスから身を守ることが可能となる" とし、"this epitope をターゲットとする蛋白を作成中で、正しい抗体が産生されるかの動物実験を開始する" と述べている。
原著タイトル Broadly neutralizing alphavirus antibodies bind an epitope on E2 and inhibit entry and egress. Cell. 2015. pii: S0092-8674(15)01406-3. doi: 10.1016/j.cell.2015.10.050. [Epub ahead of print]; abstract
要約 チクングニア熱は、チクングニアウイルスによるヒトの感染症で、ヒトや霊長類が自然界の宿主であり、感染したメスのネッタイシマカやヒトスジシマカによる刺咬を介して、ヒトの間で感染が拡大する。アフリカ、インド亜大陸、インド洋の島々、[そして南北アメリカ] でアウトブレイクが発生している。感染したヒトの多くが、蚊族の刺咬から 3-7日後に何らかの症状を発症する。最も多く見られる症状は発熱と関節痛である。このほか、頭痛、筋肉痛、関節腫脹、発疹がある。通常、チクングニア熱により死亡することはないが、症状は重く身体活動を制限 disabling する。数ヵ月間、関節痛が継続することもある。出産前後に感染した新生児、65歳以上の高齢者、高血圧、糖尿病、心臓疾患などの持病のある人々は、重症化しやすい。一旦感染すると、生涯、感染から防御される。特別な治療法はなく、いくつかの症状に対しては、鎮痛薬と安静が症状の緩和に役立つ。多様なウイルスによる感染に対抗する、多機能交差反応性抗体を利用することは、実験室内と生体で有効であることが証明されれば、理想的な 1つの解法となる。
● トマトリングスポットウイルス、ザクロ-イタリア 米国から
_Tomato ringspot virus_ in _Punica granatum_ in Italy
PRO/PL> Tomato ringspot virus, pomegranate - Italy ex USA
Archive Number: 20151118.3799622
情報源 European Plant Protection Organisation (EPPO) Reporting Service 10/2015/194、2015年10月。
原文参照願います
● ランピースキン病-ケニア ウシ
20151117.3796350 に関し。
PRO/AH/EDR> Lumpy skin disease - Kenya : (NT) bovine
Archive Number: 20151118.3800993
投稿者 匿名、2015年11月17日。
Chuka and the wider Meru region in Kenya でランピースキン病流行 an ongoing outbreak of lumpy skin disease [LSD] の発生がある。多数のウシの死亡が確認されているが、正確な数字は把握されていない。
● 手足口病-中国 (04) 校内感染流行
PRO/EDR> Hand, foot & mouth disease - China (04): (HK) school outbreaks
Archive Number: 20151118.3799693
情報源 7th Space Interactive, HKSAR Government report、2015年11月16日。
香港保健当局 The [Hong Kong ] Centre for Health Protection (CHP) of the Department of Health は[16 Nov 2015]、2ヶ所の学校 secondary schools in Wan Chai District and Central and Western District と幼稚園 a kindergarten on Lamma Island で発生の、3件の手足口病 outbreaks of hand-foot-mouth disease (HFMD) の調査を行っている。Wan Chai District の中学校で、11-17歳の生徒 19人と職員 1名が感染した。入院した生徒の鼻咽頭スワブでエンテロウイルス enterovirus (EV) 検査が陽性となった。 Central and Western District の secondary school では、14-17歳の 25人が感染した。 Lamma Island の幼稚園では、3-5歳の園児 23人が感染した。
マラリア P. knowlesi -マレーシア (03)
Zika ウイルス-ブラジル (16) 小頭症 未確定
ペスト-マダガスカル (05)
鳥インフルエンザ、ヒト (125)-中国 H7N9
チクングニア熱 (33)
WHO/PAHO、グアテマラ、フィリピン、米国、プエルトリコ、バージン諸島
感染防御抗体
手足口病-中国 (04) など
● Leaf mould、トマト-スイス 新株
PRO/PL> Leaf mould, tomato - Switzerland: new strain
Archive Number: 20151118.3802532
情報源 FreshPlaza DE [in German]、2015年11月9日。
スイス国内で昨年、新たな病原性真菌が新興し、トマトの葉のカビ leaf mould が大発生した。Race 2.9 は、栽培品種として広く用いられている the Cf-9 gene の耐性を凌駕する恐れがある ...
● エボラ (127) WHO ギニア清浄化
PRO/AH/EDR> Ebola update (127): WHO, Guinea Ebola-free, vaccine, research, tech, funding
Archive Number: 20151118.3802437
[1] WHO
情報源 WHO Ebola Situation Report - 18 Nov 2015、2015年11月18日。
厚労省検疫所 FORTH より。
11月15日の週に、ギニアからはエボラ出血熱確定患者は報告されていない。ギニアからの最も新しい患者は 10月29日に報告された、エボラ治療センターで生まれた新生児で、分娩は医療スタッフの完全な個人防護具装着の下に行われた。この患者に関連する接触者はなく、これまでの患者に関連した接触者も全員が21日の観察期間を完了した。11月16日には、この新生児からの連続した 2回の血液検査で陰性結果が得られている ...
[2] ギニア Reports on Guinea countdown to Ebola-free status
16 Nov 2015: Guinea health unit reports no confirmed Ebola cases for 17 days
17 Nov 2015 Guinea's last Ebola patient released from care in Conakry
17 Nov 2015 Guinea: Last known Ebola case in Guinea recovers: MSF
[3] Vaccines
18 Nov 2015: Study finds that Ebola vaccine is safe and stimulates strong immune response
[全文: a phase 1, single-blind, randomised trial, a phase 1b, open-label and double-blind, dose-escalation trial, and a nested, randomised, double-blind, placebo-controlled trial 2015. The Lancet Infectious Diseases. Published online 3 Nov 2015 http://dx.doi.org/10.1016/S1473-3099(15)00362-X. ]
Research
(17 Nov 2015). Measuring the impact of Ebola control measures in Sierra Leone, _Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, vol. 112 no. 46 14366-14371_. doi: 10.1073/pnas.1508814112
[意義 Between June 2014 and February 2015、その他の感染対策とともに、シエラレオネに数千床分のエボラ治療用ベットが納入された。しかしその時期や対象を非難する声があり、 the 2014-2015 Ebola epidemic に対して、どれほどの効果があったのかも明らかではない。数学モデル a mathematical model を用い、シエラレオネ各地で、何人のエボラウイルス疾患患者が、この対応で救われたのかを推測した。われわれの試算では、シエラレオネで新たに導入された治療ベッドの直接的な影響により、56 600人 (95 per cent credible interval: 48 300-84 500) Ebola cases (の発生?) が避けられた averted 。さらに、あと 1ヶ月早くベッドが利用できていれば、さらに多くの感染を避けられた可能性がある]
Technology
17 Nov 2015: Xenex Germ-Zapping Robot destroys Ebola virus & Anthrax spores in new study performed at Texas Biomed Biosafety Level 4 Lab
Funding
17 Nov 2015 Sierra Leone: Ebola-free Sierra Leone receives IMF recovery funds
関連項目 (126): vaccination comment, susp cases 20151116.3793906
● ブルータング-オーストリア ヨーロッパ(16):BTV-4 OIE
Bluetongue, Austria、reoccurrence of a listed disease
PRO/AH/EDR> Bluetongue - Europe (16): Austria, bovine, st. 4, OIE
Archive Number: 20151118.3802436
情報源 OIE, WAHID weekly disease information 2015; 28(47)、2015年11月18日。
感染開始時期 2015年11月13日
前回流行時期 2009年12月31日
原因ウイルス Bluetongue virus、Serotype: 4
新たな感染流行 (3)
発生地 1: Jennersdorf, Jennersdorf, Burgenland: farm
Outbreak 2: Neusiedl, Neusiedl, Burgenland: farm
Outbreak 3: Hartberg-Furstenfeld, Hartberg-Furstenfeld, Steiermark: farm
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
ウシ Cattle / 205 / 4 / 0 / 0 / 0
● 蚊族ウイルス-オーストラリア
PRO/AH/EDR> Mosquito virus - Australia
Archive Number: 20151118.3802323
情報源 ABC News、2015年11月17日。
蚊族が運ぶウイルスが、ロスリバーウイルス Ross River virus や、もしかするとデング熱などの蚊族媒介性疾患根絶の道を開く可能性があることを、研究者らが明らかにした。Parramatta River virus と呼ばれるこのウイルスは、the University of Queensland (UQ) and the University of Sydney の共同研究で発見された。UQ's Australian Infectious Diseases Research Centre の研究者によると、Parramatta River virus は蚊族だけに感染し、ヒトや動物には感染しない。このウイルスに感染した蚊族は、 (ヒトの) 病気の原因となるウイルスには感染しにくくなり、感染伝播を止めることにつながる可能性があると説明する。Parramatta River virus は、デング熱などと同じフラビウイルス the same family of viruses [flaviviruses] に属し、経卵感染により何世代にもわたり、非常に効率的に感染し続ける ... これまで、研究者らが Parramatta River virus の感染を確認した蚊族は、唯一 _Aedes vigilax_ mosquitoes だけで、この蚊族は Ross River virus を伝播することが知られている。しかし、デング熱を伝播するネッタイシマカ the _Aedes aegypti_ mosquito が、同ウイルスや類似ウイルスを保有する可能性を探っている ...
● マラリア P. knowlesi -マレーシア (03)
PRO/EDR> Malaria, P. knowlesi - Malaysia (03): (SA)
Archive Number: 20151118.3801294
情報源 The Star Online (Malaysia)、2015年11月17日。
サバ州北部 northern Sabah 一帯で、新たな種のマラリアの確認が続いている。_Plasmodium knowlesi_ による感染例の、過去 10年間の増加は警戒すべきレベルであり、現在、州内のヒトのマラリア感染の主因となっている。the Monkeybar project と名付けられた研究計画は、the districts of Ranau, Pitas, Kota Marudu, Kudat, and Pulau Banggi [Sabah state の 170ヶ所の村に住む 1万人の血液検体を採取し、新たなマラリアの拡大範囲を明らかにすることを目的に開始された。_P. knowlesi_ によるマラリアに重症化の可能性があり、[in Kota Kinabalu] 複数の死亡例が確認されている。
● Zika ウイルス-ブラジル (16) 小頭症 未確定
PRO/EDR> Zika virus - Brazil (16): (PE) microcephaly cause undetermined
Archive Number: 20151118.3799192
情報源 Diario de Pernambuco [in Portuguese]、2015年11月4日。
Pernambuco で小頭症 microcephaly で生まれる新生児が著しく増加しており ... [2015年だけで] 90 cases が報告されている。例年は平均 9 [cases] で、今年の患者の多くが、過去 3ヶ月に登録された。保健当局が調査を行っている。通常小頭症は、妊娠中に母親から胎児に感染する、サイトメガロウイルス cytomegalovirus、麻疹、トキソプラズマなどの、先天性感染によることが多い。しかし、Pernambuco は事情が異なっている。現時点で正確な原因を特定することは不可能であるが、母親の一部が妊娠中に、デング熱、Zika ウイルス感染症、チクングニア熱などと直接関係のある症状である発疹を訴えている。"これらが小頭症の原因とするのは、無責任だ。デング熱の可能性はほとんどない。断層撮影[CT] の所見は感染性を示唆するが、そう述べるのは時期尚早と考える"。
● MERS-CoV (157)
PRO/AH/EDR> MERS-CoV (157): a cautionary tale
Archive Number: 20151118.3802196
投稿者 Larry Madoff、2015年11月18日。
ProMED-mail への支援要請
● ヘビ真菌性疾患-米国 (03)
PRO/AH/EDR> Snake fungal disease - USA (03): etiology, experimental evidence
Archive Number: 20151118.3801956
情報源 Eurekalert!、2015年11月17日。
the U.S. Geological Survey の研究者らが、米国東部でしばしば死亡につながることのあるヘビの皮膚感染症の背景に、真菌病原体を発見した。the American Society for Microbiology のオンラインジャーナル mBio の今週号に掲載されたもので、_Ophidiomyces ophiodiicola_ の原因が snake fungal disease (SFD) であることを突き止めた ... 原文参照願います
● ペスト-マダガスカル (05) 死亡
PRO/AH/EDR> Plague - Madagascar (05): (IT) fatal
Archive Number: 20151118.3801914
情報源 L'express de Madagascar [machine trans.]、2015年11月12日。
10月30日、the Miarinarivo district の 2つの市の 2人の患者が死亡したと、11月11日に保健省ペスト担当者 communications manager of the Division of the Plague Ministry of Health が明らかにした。"腺ペスト bubonic plague 感染後に死亡した" と述べ、感染は the Pasteur Institute of Madagascar で確認されたと、公衆衛生省 the Ministry of Public Health から報告されている。2市について、その他の情報は明らかにされていない。8月以降、マダガスカル国内でペスト患者の発生が続いている。2015年のこれまでに 20人の死者が報告されている。Tsiroanomandidy and Moramanga は、最も患者が多く報告されている都市である。
参考文献 Plague, a Reemerging Disease in Madagascar. Emerg Infect Dis 1998; 4(1): 101-4
● 慢性消耗性疾患、シカ科-米国 (12)
PRO/AH/EDR> Chronic wasting disease, cervid - USA (12): (WY)
Archive Number: 20151118.3801231
情報源 Big Horn Radio Network、2015年11月17日。
ワイオミング州当局サーベイランス the Wyoming Game and Fish Department's (WGFD) chronic wasting disease (CWD) surveillance program で、Cody 近郊のハンティングエリアを含む、新たな 3ヶ所のエリアでの発生が確認された ...
● 鳥インフルエンザ (196) 家きん、HPAI H5N1 OIE
Highly pathogenic avian influenza, Viet Nam、 reoccurrence of a listed disease
PRO/AH/EDR> Avian influenza (196): Viet Nam (CM) poultry, HPAI H5N1, spread, OIE
Archive Number: 20151118.3800637
情報源 OIE, WAHID weekly disease information 2015; 28(47)、2015年11月17日。
感染開始時期 2015年11月7日
前回流行時期 2015年10月27日
原因ウイルス highly pathogenic avian influenza virus、Serotype: H5N1
新たな感染流行(1)
発生地 1: Khanh Binh Tay Bac, Tran Van Thoi, Ca Mau: backyard
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
Birds / 600 / 94 / 94 / 506 / 0
● 鳥インフルエンザ、ヒト (125) - 中国 H7N9
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (125): China (ZJ) H7N9, 4th wave H7N9
Archive Number: 20151118.3801312
[1] 中国 ・ 浙江省 H7N9
Human infection with avian influenza A(H7N9) virus - China
情報源 Disease Outbreak News、2015年11月13日。
11日、 the National Health and Family Planning Commission (NHFPC) of China が新たに 2名の鳥インフルエンザ感染 laboratory-confirmed cases of human infection with avian influenza A(H7N9) virus を報告した。1例目は ShengzhouCity (ジョウ州市) , Zhejiang Province の 62歳女性で、10月1日に発症した。家禽市場を訪れており、自宅で家きんを飼育していた。2例目は Hangzhou City (杭州市), Zhejiang Province の 51歳女性で、10月3日に発症した。自宅で家きんを飼育していた ...
[2] 4th wave H7N9
情報源 FAO Animal Production and Health Division、2015年10月15日。
[15 Oct 2015] FAO は a 4th wave of avian influenza H7N9 がすでに開始していると、各国に注意を呼びかけた。2013年前期に中国のヒトの間で新興した、新型鳥インフルエンザウイルス The novel A(H7N9) avian influenza virus は、これ以降、毎冬ごとに中国南部でヒトの感染例の増加が観察されている。H7N9 は、鳥類では、ほとんどあるいは全く症状を現さないため、気付かれないまま、家きんの間で静かに感染が拡がる。感染した鳥類やその分泌物と直接接触することで、ヒトにも感染する。中国でのサーベイランスの結果、 H7N9 が国内南東部の各地の家きんに定着している has become well established ことが確認され、ヒトに対して軽症から重症疾患を呈することが確認された。中国政府から公式発表された数値によれば、ヒトにおける H7N9 感染による致死率はおよそ 40 %である。678人が感染し、271人が死亡している。2015年7月以来となる、浙江省の 2人の感染が公表され、FAO は第 4波の開始と位置づけた ...
● チクングニア熱 (33)
WHO/PAHO、グアテマラ、フィリピン、米国、プエルトリコ、バージン諸島
感染防御抗体
PRO/EDR> Chikungunya (33): Americas, Asia
Archive Number: 20151118.3799623
[1] WHO/PAHO report
24 Oct 2015
[2] グアテマラ (national). 9 Nov 2015. [in Spanish] (reported) 26 183 cases; Deaths 5. Departments most affected: Santa Rosa 3277 cases, Peten 2956 cases, Quetzaltenango (west) 2362 cases, Zacapa (east) 2325 cases.
[3] フィリピン Philippines (South Cotabato, Soccsksargen region). 10 Nov 2015. (susp.) 12 cases, (conf.) 2 cases.
[4] 米国
- USA states from ArboNET
- Caribbean Islands
プエルトリコ (imported) 0 cases, (locally acquired) 183 cases
米領バージン諸島 (imported) 0 cases, (locally acquired) 4 cases
[5] 感染防御抗体 Protective antibodies
情報源 Vaccine News Daily、2015年11月10日。
Washington University School of Medicine in St Louis [Missouri, USA] の研究者らが最近、広範囲の中和作用を有する抗体 broadly neutralizing antibodies を発見し、1種類で、チクングニア熱および関連ウイルスの感染から人々を守るワクチンの作成につながる可能性がある ... 著者で、professor of medicine and director of the Division of Infectious Diseases and Vaccine Development in the Center for Human Immunology and Immunotherapy Programs の研究者は、"複数の異なるアルファウイルス alphaviruses を実際に中和する抗体を同定した" と述べた。"この領域 this region に対する抗体反応を起こすことができれば、同じ科の多数のウイルスから身を守ることが可能となる" とし、"this epitope をターゲットとする蛋白を作成中で、正しい抗体が産生されるかの動物実験を開始する" と述べている。
原著タイトル Broadly neutralizing alphavirus antibodies bind an epitope on E2 and inhibit entry and egress. Cell. 2015. pii: S0092-8674(15)01406-3. doi: 10.1016/j.cell.2015.10.050. [Epub ahead of print]; abstract
要約 チクングニア熱は、チクングニアウイルスによるヒトの感染症で、ヒトや霊長類が自然界の宿主であり、感染したメスのネッタイシマカやヒトスジシマカによる刺咬を介して、ヒトの間で感染が拡大する。アフリカ、インド亜大陸、インド洋の島々、[そして南北アメリカ] でアウトブレイクが発生している。感染したヒトの多くが、蚊族の刺咬から 3-7日後に何らかの症状を発症する。最も多く見られる症状は発熱と関節痛である。このほか、頭痛、筋肉痛、関節腫脹、発疹がある。通常、チクングニア熱により死亡することはないが、症状は重く身体活動を制限 disabling する。数ヵ月間、関節痛が継続することもある。出産前後に感染した新生児、65歳以上の高齢者、高血圧、糖尿病、心臓疾患などの持病のある人々は、重症化しやすい。一旦感染すると、生涯、感染から防御される。特別な治療法はなく、いくつかの症状に対しては、鎮痛薬と安静が症状の緩和に役立つ。多様なウイルスによる感染に対抗する、多機能交差反応性抗体を利用することは、実験室内と生体で有効であることが証明されれば、理想的な 1つの解法となる。
● トマトリングスポットウイルス、ザクロ-イタリア 米国から
_Tomato ringspot virus_ in _Punica granatum_ in Italy
PRO/PL> Tomato ringspot virus, pomegranate - Italy ex USA
Archive Number: 20151118.3799622
情報源 European Plant Protection Organisation (EPPO) Reporting Service 10/2015/194、2015年10月。
原文参照願います
● ランピースキン病-ケニア ウシ
20151117.3796350 に関し。
PRO/AH/EDR> Lumpy skin disease - Kenya : (NT) bovine
Archive Number: 20151118.3800993
投稿者 匿名、2015年11月17日。
Chuka and the wider Meru region in Kenya でランピースキン病流行 an ongoing outbreak of lumpy skin disease [LSD] の発生がある。多数のウシの死亡が確認されているが、正確な数字は把握されていない。
● 手足口病-中国 (04) 校内感染流行
PRO/EDR> Hand, foot & mouth disease - China (04): (HK) school outbreaks
Archive Number: 20151118.3799693
情報源 7th Space Interactive, HKSAR Government report、2015年11月16日。
香港保健当局 The [Hong Kong ] Centre for Health Protection (CHP) of the Department of Health は[16 Nov 2015]、2ヶ所の学校 secondary schools in Wan Chai District and Central and Western District と幼稚園 a kindergarten on Lamma Island で発生の、3件の手足口病 outbreaks of hand-foot-mouth disease (HFMD) の調査を行っている。Wan Chai District の中学校で、11-17歳の生徒 19人と職員 1名が感染した。入院した生徒の鼻咽頭スワブでエンテロウイルス enterovirus (EV) 検査が陽性となった。 Central and Western District の secondary school では、14-17歳の 25人が感染した。 Lamma Island の幼稚園では、3-5歳の園児 23人が感染した。