エボラ (124) シエラレオネ、Eurosurveilance、Lancet
黄熱、ワクチン不足
原因不明の出血熱－スーダン (05)
Zika ウイルス－コロンビア (04)
野兎病－カナダ
コレラ－イラク、クウェート、バーレーン、シリア など
● エボラ (124) シエラレオネ、Eurosurveilance
PRO/AH/EDR> Ebola update (124): Sierra Leone, Eurosurveillance, Suspected, Research, Vaccine
Archive Number: 20151108.3776823
[1] シエラレオネ
Sierra Leone: WHO--Sierra Leone is free of Ebola
情報源 Public Broadcasting System、2015年11月7日。
シエラレオネからエボラが排除されたことが公式に認められた。42日間、エボラ疾患の患者が発生しなかったことを受け、the World Health Organization (WHO) は 7日、18ヵ月間患者発生があったシエラレオネを being free of EVD と宣言した ...
同内容の記事
最後のエボラウイルス疾患患者が 2回の検査で陰性であることが確認されてから、潜伏期間の 2倍に当たる 42日間が経過した (7 Nov 2015)、the World Health Organization はシエラレオネ国内のエボラウイルス感染伝播が停止したことを宣言した。シエラレオネで初めての患者が確認された 2014年5月以降、合計 8704人が感染し、3589人が死亡、うち 221人が医療従事者だった。これから 2016年2月5日まで、90日間の強化サーベイランス期間に入る ...-more
[2] 西アフリカ以外の国々の the Ebola outbreak に関する経験と教訓
情報源 Eurosurveillance 20 (44)、2015年11月5日。
RESEARCH ARTICLES
スペイン Dealing with Ebola virus disease in Spain: epidemiological inquiries received by the Department of Public Health Alerts, April to December 2014
アッセイ Development and deployment of a rapid recombinase polymerase amplification Ebola virus detection assay in Guinea in 2015
イスラエル Preparing for imported Ebola cases in Israel, 2014 to 2015
日本 Public health challenges and legacies of Japan's response to the Ebola virus disease outbreak in West Africa 2014 to 2015
移動式診断 Mobile diagnostics in outbreak response, not only for Ebola: a blueprint for a modular and robust field laboratory
[3] Ebola: Europe-Africa research collaborations
情報源 Lancet Infectious Diseases、2015年11月4日。
エボラに関する欧州－アフリカの臨床研究の取り組み The Europe-Africa clinical research response to Ebola は印象深く、その中には、西アフリカでのワクチンの安全性研究(2, 3)、WHO が調整したギニアでの環状ワクチン接種治験 the ring vaccination trial の勇気づけられる結果 (4)、ファビピラビル the favipiravir (JIKI) trial consortium (NCT02329054) の初めてのエボラに対する薬剤治験 (5)、ブリンシドビル、TKM-130803、治験 the RAPIDE consortium trials of brincidofovir (PACTR201411000939962) and TKM-130803 (PACTR201501000997429)、そして回復期血清の治験 the Ebola-Tx (NCT02342171) and Ebola-CP (ISRCTN13990511) trials of convalescent plasma... - more
Ref: Horby PW et al. (2015) Ebola: Europe-Africa research collaborations Lancet ID 15(11):1258-1259 (same as source URL)
[3'] コメント
What might post-Ebola health services look like in West Africa?
情報源 Lancet Infectious Diseases、2015年11月8日。
... まだ議論されていないこととして、救急外傷患者、産科処置、他の感染症の確定診断がなされていない時点の患者、からの感染伝播予防対策がある。出血や体液との曝露が関与する患者と接触のあるすべての医療従事者が、常に全身感染防護衣を着用することは、経済的にもロジスティック上も実行不可能である。医療従事者へのワクチン接種と、ベッドサイドでのエボラ検査および検査室での確定診断が、間もなく 3か国で利用可能となり、各医療施設の機能強化のための国際支援が続けられるとの前提で、以下の戦略に沿った計画を立ててもよいだろう。
産科病院: 必ず ebolavirus を検査する; 陽性の場合は隔離する。PPE 着用の HWs 2名の閉鎖エリアで、曝露があった全員を除染する。血清検査が判明する前に曝露していた場合、a suspect case として取り扱う。
救急室 Emergency department: suspect cases と接する全員を除染する、上記のような a decontamination area を設置: 血清検査をできるだけ早く実施。
安全な埋葬チーム Safe burial teams: suspect cases への待機中に、迅速確定検査の実施が肝要。陽性例では、接触者の特定: (完全に有効となるには 10日間かかるが) 同居家族と訪問者へのワクチン接種、発端患者の周囲への環状ワクチン接種 (early ring vaccination not fully effective)(3); 自宅訪問者についての体温による経過観察 ...
参考文献
1. Horby PW et al. (2015) Ebola: Europe-Africa research collaborations Lancet ID 15(11):1258-1259
2. Gignoux E et al. Use of capture-recapture to estimate underreporting of Ebola virus disease [letter]. Emerg Infect Dis. 2015 Dec ((accessed Nov 8, 2015).)
3. Vaccine News Reports (2015) Ring vaccination efficacy questioned in Ebola containment ((accessed Nov 8, 2015).)
[4] Suspected
4 Nov 2015 ギニア: Newborn's Ebola infection adds to Guinea's total
6 Nov 2015 ギニア: Ebola mobile suitcase laboratory successfully tested in Guinea
5 Nov 2015 シエラレオネ: Headmaster: I feared Ebola would kill blind pupils
5 Nov 2015 シエラレオネ: How traditional healers helped defeat Ebola
[2014年5月の流行開始時期に、多くの人々が西洋医学による治療を拒み、国内に約 4万5000人いるとされる施術者 traditional healers による、薬草などの伝統治療を選んだ。 The Overseas Development Institute's Secure Livelihoods Research Consortium (SLRC) の研究者によると、 "流行早期から中期にかけて、Traditional healers はほとんど国家や国際社会から無視されてきた" とし、早い時期に施術者を巻き込まなかったことが、アウトブレイクの長期化や死者数の増加につながったと述べている。多くの国民にとって、Healers は医療の大きな部分を占めており、 (Healers を) 医療連携から除外したことで、伝統医療に頼る患者まで除外してしまったと説明している。西洋医学がアウトブレイクを終わらせることができなくなった時点で、当局が the traditional healers との連携を決断したことで、社会的サポートや患者への情報提供者の一員に組み入れられることとなった]
5 Nov 2015 シエラレオネ: Sierra Leone beds in against Ebola repeat with UK military's 'hospital in a box'
4 Nov 2015 シエラレオネ: Doctor once infected with Ebola discusses recovery and 'uncommon heroism'
6 Nov 2015 シエラレオネ: Infographic: Counting the economic impact of Ebola
7 Nov 2015 How the Ebola scare stigmatized African immigrants In the USA
Vaccine, Research
4 Nov 2015: Ring vaccination efficacy questioned in Ebola containment
[ ... by scientists at the London School of Hygiene and Tropical Medicine ... 初期の封じ込めには役立たないが、感染の病勢が衰えたときに使用することで、ウイルス排除のために有用 ... ]
5 Nov 2015: NIBSC Ebola reference reagents endorsed as global standards by WHO
5 Nov 2015 カナダ: Medicago to develop Sudan strain Ebola antibodies
6 Nov 2015: Grantees selected to build Ebola research capacity
関連項目 (123): WHO, susp, research, vaccine, funding 20151105.3767765
● 黄熱、ワクチン不足
PRO/AH/EDR> Yellow fever vaccine shortage
Archive Number: 20151108.3775245
情報源 Global Health Now、2015年11月5日。
治療法がない黄熱 yellow fever [YF] だが、1930年代にワクチンが導入されて以来、感染リスクのある地域の少なくとも 70 % の住民に接種することで、蚊族が媒介するこの病気のアウトブレイクの発生を防ぐことができてきた。しかし、予防接種を受ける人の割合が低下 lapses しているため、現在、この予防対策が危機に瀕している。1年間に黄熱に感染する患者はおよそ 20万人で、3万人が死亡すると見られている。感染リスクのある 17か国中 14か国が存在するアフリカで、死亡の 90 % が発生している。さらにワクチンの不足が、接種率のさらなる低下を招いている; UNICEF によれば、世界中の需要が 6400万人分なのに対し、生産されるのはわずか約 3500万人分にすぎないという。" ... 定期接種率が必要なレベルに達していないだけでなく、ワクチンの供給量も世界の需要に見合っていない" と報じられている。The Gates Foundation は、セネガルの黄熱ワクチン製造メーカーである the Institut Pasteur de Dakar からの供給量の増加が可能となるよう、資金増額を行っている ...
[Mod.TY 注－黄熱ワクチンの不足は深刻な問題で、アフリカでは近年、深刻な黄熱アウトブレイクに苦しめられている。アフリカおよび南米は、森林での感染循環 the sylvan (forest) cycle が定着しているため、黄熱ワクチンの接種カバー率が不十分であると、森林から溢れたウイルスによる、免疫のない都市もしくは都市近郊の住民への感染リスクが現実のものとなる。幸い、the Gates Foundation が、特にアフリカにおいて、最重要であるワクチン製造への資金提供と増額を行ってきた。しかし、ワクチンの製造と、(現在は) 人口の 70-80 % 以下しか受けてないワクチン接種が、十分に統合されたシステムが必要である。アフリカにおいて、不足によりワクチンが入手できない状況では、偽造された接種証明書や、ワクチン接種なしに発行される接種証明、の発行を止めることはできない]
● 原因不明のウイルス性疾患、ブタ－米国 (03) IA
PRO/AH/EDR> Undiagnosed viral illness, swine - USA (03): (IA) research, comment
Archive Number: 20151108.3775086
投稿者 米 ・ Iowa State University、Bailey Wilberts, DVM, PhD、2015年11月7日。
豚コレラ Classical swine fever (CSF) は 1978年に米国内の飼育ブタからの排除が公式に確認されている。これ以降、継続的サーベイランスで、a case of CSF or presence of CSF は確認されていない ...
● 原因不明の出血熱－スーダン (05) ND RFI
PRO/AH/EDR> Undiagnosed hemorrhagic fever - Sudan (05): (ND) RFI
Archive Number: 20151108.3775050
[1] アウトブレイク継続 Outbreak continues
情報源 Radio Dabanga、2015年11月6日。
Saraf Umra locality, North Darfur のキャンプで複数の小児が、2ヶ月前に流行が開始し、現時点で原因不明の病気により死亡した。1週間で 10人が感染し死亡した。キャンプ camps in Saraf Umra 調整者は、the Dankoj and Jebel camps で死亡した 10人中 7人が小児であり、身体が腫脹し、高熱、下痢、嘔吐、関節痛の症状が認められている、と述べた。"the Saraf Umra hospital に多数の患者がいるが、死者数の統計はない (把握されていない)"。当初 Jayeen Thilo and Subyan Khavo west of Saraf Umra town and Melessa and Numera villages east of Saraf Umra で発生した。9月第1週の豪雨で、水たまりができ蚊族が発生した後に、(疾患が) 発生した ...
[Mod.TY 注－ Darfur の状況は、まだ明らかでない remains confusing。出血熱 an outbreak of hemorrhagic disease 発生の可能性はほとんどない little doubt が、20151102.3760440 にあるようなウエストナイルウイルスに原因を求めることには大いなる疑問がある ... 今回の記事では、WNV には触れられていない ... ]
[2] Alternative etiology
投稿者 ベルギー ・ Fons Van Gompel MD, DTM、2015年11月2日。
... the end of 1998/beginning of 1999、各地 parts of South Sudan で、出血傾向を持ち、高い死亡率の原因不明の病気が流行した。その後、body lice により媒介された回帰熱 a relapsing fever caused by _Borrelia recurrentis_ であることが判明した； [19990511.0767] and earlier posts from 22 Oct 1998 on "acute respiratory syndrome - Sudan" [19981022.2074] ...
関連項目 Undiagnosed hemorrhagic fever - Sudan (03): (Darfur) RFI 20151102.3760440
● Zika ウイルス－コロンビア (04) AT 疑い
PRO/EDR> Zika virus - Colombia (04): (AT ATLANTICO) susp
Archive Number: 20151108.3775023
情報源 El Heraldo [in Spanish]、2015年11月5日。
地区保健当局責任者 The district health secretary は [5 Nov 2015]、Barranquilla において、ネッタイシマカ the _Aedes aegypti_ mosquito により媒介される、10 suspected cases of Zika virus [infection] が確認されたことを明らかにした。 the National Institutes of Health (INS) での血液検査の結果が待たれている。
● 野兎病－カナダ ON
PRO/AH/EDR> Tularemia - Canada: (ON Ontario)
Archive Number: 20151108.3775022
情報源 Northern Life、2015年11月6日。
the Greater Sudbury area の成人 1名の野兎病 tularemia 感染が確定された。the Sudbury and District Health Unit's service area において、2003年以来の確認となった。野生動物との接触による感染と見られている ...
● コレラ－中東
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update (34): Middle East
Archive Number: 20151108.3775015
情報源 Reuters、2015年11月6日。
イラクのコレラ感染流行が、クウェートとバーレーンに拡大し、数百万人の巡礼者が訪問を予定する中、中東地域全体での感染流行に拡大する危険性があると UNICEF's Iraq director が指摘する。2015年9月にバグダッド Baghdad の西で発生が確認され、イラクで 2200人以上が感染し、8人が死亡した ... UNICEF country director は、バーレーン、クウェート、シリアに感染が拡大したとしていたが、後にシリアでは確認されていないとの声明を出した。UNICEF は、シリアの感染は確定診断されていないが、イラクでの感染拡大を考慮すれば、(シリア国内の) イラク国境 (地域) に感染が拡大している危険性は高いと述べている。数百万人のムスリム Shi'ite Muslims が、預言者ムハンマドの孫のフサイン Hussein の死を悼む期間の終わりの宗教行事 Arbaeen として、12月にイラクを訪れる。UNICEF は、聖地 the Shi'ite shrine cities of Najaf and Kerbala の聖職者ら clerics の協力を得て、コレラに対する感染予防の知識を広める活動を行っていた。感染拡大には様々な要因が考えられ、その中には、ユーフラテス川 the Euphrates の水位の低下と冬季の洪水が、汚水による河川や浅い井戸の汚染を招いたことがある。いわゆる Islamic State militants が支配するイラク北部および西部での戦闘による、300万人以上の難民の発生も、アウトブレイクの原因とされている ... イラクのコレラ患者の 5人に 1人が小児であるため、念のため、国内のほとんどの地域で新学年の開始が 1ヶ月延期された
黄熱、ワクチン不足
原因不明の出血熱－スーダン (05)
Zika ウイルス－コロンビア (04)
野兎病－カナダ
コレラ－イラク、クウェート、バーレーン、シリア など
● エボラ (124) シエラレオネ、Eurosurveilance
PRO/AH/EDR> Ebola update (124): Sierra Leone, Eurosurveillance, Suspected, Research, Vaccine
Archive Number: 20151108.3776823
[1] シエラレオネ
Sierra Leone: WHO--Sierra Leone is free of Ebola
情報源 Public Broadcasting System、2015年11月7日。
シエラレオネからエボラが排除されたことが公式に認められた。42日間、エボラ疾患の患者が発生しなかったことを受け、the World Health Organization (WHO) は 7日、18ヵ月間患者発生があったシエラレオネを being free of EVD と宣言した ...
同内容の記事
最後のエボラウイルス疾患患者が 2回の検査で陰性であることが確認されてから、潜伏期間の 2倍に当たる 42日間が経過した (7 Nov 2015)、the World Health Organization はシエラレオネ国内のエボラウイルス感染伝播が停止したことを宣言した。シエラレオネで初めての患者が確認された 2014年5月以降、合計 8704人が感染し、3589人が死亡、うち 221人が医療従事者だった。これから 2016年2月5日まで、90日間の強化サーベイランス期間に入る ...-more
[2] 西アフリカ以外の国々の the Ebola outbreak に関する経験と教訓
情報源 Eurosurveillance 20 (44)、2015年11月5日。
RESEARCH ARTICLES
スペイン Dealing with Ebola virus disease in Spain: epidemiological inquiries received by the Department of Public Health Alerts, April to December 2014
アッセイ Development and deployment of a rapid recombinase polymerase amplification Ebola virus detection assay in Guinea in 2015
イスラエル Preparing for imported Ebola cases in Israel, 2014 to 2015
日本 Public health challenges and legacies of Japan's response to the Ebola virus disease outbreak in West Africa 2014 to 2015
移動式診断 Mobile diagnostics in outbreak response, not only for Ebola: a blueprint for a modular and robust field laboratory
[3] Ebola: Europe-Africa research collaborations
情報源 Lancet Infectious Diseases、2015年11月4日。
エボラに関する欧州－アフリカの臨床研究の取り組み The Europe-Africa clinical research response to Ebola は印象深く、その中には、西アフリカでのワクチンの安全性研究(2, 3)、WHO が調整したギニアでの環状ワクチン接種治験 the ring vaccination trial の勇気づけられる結果 (4)、ファビピラビル the favipiravir (JIKI) trial consortium (NCT02329054) の初めてのエボラに対する薬剤治験 (5)、ブリンシドビル、TKM-130803、治験 the RAPIDE consortium trials of brincidofovir (PACTR201411000939962) and TKM-130803 (PACTR201501000997429)、そして回復期血清の治験 the Ebola-Tx (NCT02342171) and Ebola-CP (ISRCTN13990511) trials of convalescent plasma... - more
Ref: Horby PW et al. (2015) Ebola: Europe-Africa research collaborations Lancet ID 15(11):1258-1259 (same as source URL)
[3'] コメント
What might post-Ebola health services look like in West Africa?
情報源 Lancet Infectious Diseases、2015年11月8日。
... まだ議論されていないこととして、救急外傷患者、産科処置、他の感染症の確定診断がなされていない時点の患者、からの感染伝播予防対策がある。出血や体液との曝露が関与する患者と接触のあるすべての医療従事者が、常に全身感染防護衣を着用することは、経済的にもロジスティック上も実行不可能である。医療従事者へのワクチン接種と、ベッドサイドでのエボラ検査および検査室での確定診断が、間もなく 3か国で利用可能となり、各医療施設の機能強化のための国際支援が続けられるとの前提で、以下の戦略に沿った計画を立ててもよいだろう。
産科病院: 必ず ebolavirus を検査する; 陽性の場合は隔離する。PPE 着用の HWs 2名の閉鎖エリアで、曝露があった全員を除染する。血清検査が判明する前に曝露していた場合、a suspect case として取り扱う。
救急室 Emergency department: suspect cases と接する全員を除染する、上記のような a decontamination area を設置: 血清検査をできるだけ早く実施。
安全な埋葬チーム Safe burial teams: suspect cases への待機中に、迅速確定検査の実施が肝要。陽性例では、接触者の特定: (完全に有効となるには 10日間かかるが) 同居家族と訪問者へのワクチン接種、発端患者の周囲への環状ワクチン接種 (early ring vaccination not fully effective)(3); 自宅訪問者についての体温による経過観察 ...
参考文献
1. Horby PW et al. (2015) Ebola: Europe-Africa research collaborations Lancet ID 15(11):1258-1259
2. Gignoux E et al. Use of capture-recapture to estimate underreporting of Ebola virus disease [letter]. Emerg Infect Dis. 2015 Dec ((accessed Nov 8, 2015).)
3. Vaccine News Reports (2015) Ring vaccination efficacy questioned in Ebola containment ((accessed Nov 8, 2015).)
[4] Suspected
4 Nov 2015 ギニア: Newborn's Ebola infection adds to Guinea's total
6 Nov 2015 ギニア: Ebola mobile suitcase laboratory successfully tested in Guinea
5 Nov 2015 シエラレオネ: Headmaster: I feared Ebola would kill blind pupils
5 Nov 2015 シエラレオネ: How traditional healers helped defeat Ebola
[2014年5月の流行開始時期に、多くの人々が西洋医学による治療を拒み、国内に約 4万5000人いるとされる施術者 traditional healers による、薬草などの伝統治療を選んだ。 The Overseas Development Institute's Secure Livelihoods Research Consortium (SLRC) の研究者によると、 "流行早期から中期にかけて、Traditional healers はほとんど国家や国際社会から無視されてきた" とし、早い時期に施術者を巻き込まなかったことが、アウトブレイクの長期化や死者数の増加につながったと述べている。多くの国民にとって、Healers は医療の大きな部分を占めており、 (Healers を) 医療連携から除外したことで、伝統医療に頼る患者まで除外してしまったと説明している。西洋医学がアウトブレイクを終わらせることができなくなった時点で、当局が the traditional healers との連携を決断したことで、社会的サポートや患者への情報提供者の一員に組み入れられることとなった]
5 Nov 2015 シエラレオネ: Sierra Leone beds in against Ebola repeat with UK military's 'hospital in a box'
4 Nov 2015 シエラレオネ: Doctor once infected with Ebola discusses recovery and 'uncommon heroism'
6 Nov 2015 シエラレオネ: Infographic: Counting the economic impact of Ebola
7 Nov 2015 How the Ebola scare stigmatized African immigrants In the USA
Vaccine, Research
4 Nov 2015: Ring vaccination efficacy questioned in Ebola containment
[ ... by scientists at the London School of Hygiene and Tropical Medicine ... 初期の封じ込めには役立たないが、感染の病勢が衰えたときに使用することで、ウイルス排除のために有用 ... ]
5 Nov 2015: NIBSC Ebola reference reagents endorsed as global standards by WHO
5 Nov 2015 カナダ: Medicago to develop Sudan strain Ebola antibodies
6 Nov 2015: Grantees selected to build Ebola research capacity
関連項目 (123): WHO, susp, research, vaccine, funding 20151105.3767765
● 黄熱、ワクチン不足
PRO/AH/EDR> Yellow fever vaccine shortage
Archive Number: 20151108.3775245
情報源 Global Health Now、2015年11月5日。
治療法がない黄熱 yellow fever [YF] だが、1930年代にワクチンが導入されて以来、感染リスクのある地域の少なくとも 70 % の住民に接種することで、蚊族が媒介するこの病気のアウトブレイクの発生を防ぐことができてきた。しかし、予防接種を受ける人の割合が低下 lapses しているため、現在、この予防対策が危機に瀕している。1年間に黄熱に感染する患者はおよそ 20万人で、3万人が死亡すると見られている。感染リスクのある 17か国中 14か国が存在するアフリカで、死亡の 90 % が発生している。さらにワクチンの不足が、接種率のさらなる低下を招いている; UNICEF によれば、世界中の需要が 6400万人分なのに対し、生産されるのはわずか約 3500万人分にすぎないという。" ... 定期接種率が必要なレベルに達していないだけでなく、ワクチンの供給量も世界の需要に見合っていない" と報じられている。The Gates Foundation は、セネガルの黄熱ワクチン製造メーカーである the Institut Pasteur de Dakar からの供給量の増加が可能となるよう、資金増額を行っている ...
[Mod.TY 注－黄熱ワクチンの不足は深刻な問題で、アフリカでは近年、深刻な黄熱アウトブレイクに苦しめられている。アフリカおよび南米は、森林での感染循環 the sylvan (forest) cycle が定着しているため、黄熱ワクチンの接種カバー率が不十分であると、森林から溢れたウイルスによる、免疫のない都市もしくは都市近郊の住民への感染リスクが現実のものとなる。幸い、the Gates Foundation が、特にアフリカにおいて、最重要であるワクチン製造への資金提供と増額を行ってきた。しかし、ワクチンの製造と、(現在は) 人口の 70-80 % 以下しか受けてないワクチン接種が、十分に統合されたシステムが必要である。アフリカにおいて、不足によりワクチンが入手できない状況では、偽造された接種証明書や、ワクチン接種なしに発行される接種証明、の発行を止めることはできない]
● 原因不明のウイルス性疾患、ブタ－米国 (03) IA
PRO/AH/EDR> Undiagnosed viral illness, swine - USA (03): (IA) research, comment
Archive Number: 20151108.3775086
投稿者 米 ・ Iowa State University、Bailey Wilberts, DVM, PhD、2015年11月7日。
豚コレラ Classical swine fever (CSF) は 1978年に米国内の飼育ブタからの排除が公式に確認されている。これ以降、継続的サーベイランスで、a case of CSF or presence of CSF は確認されていない ...
● 原因不明の出血熱－スーダン (05) ND RFI
PRO/AH/EDR> Undiagnosed hemorrhagic fever - Sudan (05): (ND) RFI
Archive Number: 20151108.3775050
[1] アウトブレイク継続 Outbreak continues
情報源 Radio Dabanga、2015年11月6日。
Saraf Umra locality, North Darfur のキャンプで複数の小児が、2ヶ月前に流行が開始し、現時点で原因不明の病気により死亡した。1週間で 10人が感染し死亡した。キャンプ camps in Saraf Umra 調整者は、the Dankoj and Jebel camps で死亡した 10人中 7人が小児であり、身体が腫脹し、高熱、下痢、嘔吐、関節痛の症状が認められている、と述べた。"the Saraf Umra hospital に多数の患者がいるが、死者数の統計はない (把握されていない)"。当初 Jayeen Thilo and Subyan Khavo west of Saraf Umra town and Melessa and Numera villages east of Saraf Umra で発生した。9月第1週の豪雨で、水たまりができ蚊族が発生した後に、(疾患が) 発生した ...
[Mod.TY 注－ Darfur の状況は、まだ明らかでない remains confusing。出血熱 an outbreak of hemorrhagic disease 発生の可能性はほとんどない little doubt が、20151102.3760440 にあるようなウエストナイルウイルスに原因を求めることには大いなる疑問がある ... 今回の記事では、WNV には触れられていない ... ]
[2] Alternative etiology
投稿者 ベルギー ・ Fons Van Gompel MD, DTM、2015年11月2日。
... the end of 1998/beginning of 1999、各地 parts of South Sudan で、出血傾向を持ち、高い死亡率の原因不明の病気が流行した。その後、body lice により媒介された回帰熱 a relapsing fever caused by _Borrelia recurrentis_ であることが判明した； [19990511.0767] and earlier posts from 22 Oct 1998 on "acute respiratory syndrome - Sudan" [19981022.2074] ...
関連項目 Undiagnosed hemorrhagic fever - Sudan (03): (Darfur) RFI 20151102.3760440
● Zika ウイルス－コロンビア (04) AT 疑い
PRO/EDR> Zika virus - Colombia (04): (AT ATLANTICO) susp
Archive Number: 20151108.3775023
情報源 El Heraldo [in Spanish]、2015年11月5日。
地区保健当局責任者 The district health secretary は [5 Nov 2015]、Barranquilla において、ネッタイシマカ the _Aedes aegypti_ mosquito により媒介される、10 suspected cases of Zika virus [infection] が確認されたことを明らかにした。 the National Institutes of Health (INS) での血液検査の結果が待たれている。
● 野兎病－カナダ ON
PRO/AH/EDR> Tularemia - Canada: (ON Ontario)
Archive Number: 20151108.3775022
情報源 Northern Life、2015年11月6日。
the Greater Sudbury area の成人 1名の野兎病 tularemia 感染が確定された。the Sudbury and District Health Unit's service area において、2003年以来の確認となった。野生動物との接触による感染と見られている ...
● コレラ－中東
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update (34): Middle East
Archive Number: 20151108.3775015
情報源 Reuters、2015年11月6日。
イラクのコレラ感染流行が、クウェートとバーレーンに拡大し、数百万人の巡礼者が訪問を予定する中、中東地域全体での感染流行に拡大する危険性があると UNICEF's Iraq director が指摘する。2015年9月にバグダッド Baghdad の西で発生が確認され、イラクで 2200人以上が感染し、8人が死亡した ... UNICEF country director は、バーレーン、クウェート、シリアに感染が拡大したとしていたが、後にシリアでは確認されていないとの声明を出した。UNICEF は、シリアの感染は確定診断されていないが、イラクでの感染拡大を考慮すれば、(シリア国内の) イラク国境 (地域) に感染が拡大している危険性は高いと述べている。数百万人のムスリム Shi'ite Muslims が、預言者ムハンマドの孫のフサイン Hussein の死を悼む期間の終わりの宗教行事 Arbaeen として、12月にイラクを訪れる。UNICEF は、聖地 the Shi'ite shrine cities of Najaf and Kerbala の聖職者ら clerics の協力を得て、コレラに対する感染予防の知識を広める活動を行っていた。感染拡大には様々な要因が考えられ、その中には、ユーフラテス川 the Euphrates の水位の低下と冬季の洪水が、汚水による河川や浅い井戸の汚染を招いたことがある。いわゆる Islamic State militants が支配するイラク北部および西部での戦闘による、300万人以上の難民の発生も、アウトブレイクの原因とされている ... イラクのコレラ患者の 5人に 1人が小児であるため、念のため、国内のほとんどの地域で新学年の開始が 1ヶ月延期された