2017年3月23日

◎ 黄熱 高齢者のワクチン接種
破傷風 米国,産科 ワクチン未接種の女性 CDC

◎ 黄熱(3件)
高齢者に対するワクチン接種
PRO/AH/EDR> Yellow fever: vaccination comment
Archive Number: 20170323.4919015
 投稿者 米・New York Medical College,Stephen Seligman, MD 2017年3月22日
20170321.4916725で,60歳以上の旅行者は医師に相談すべきとされているが,何をアドバイスすれば良いのか?
比較的発生がまれな,黄熱ワクチン関連内臓疾患 yellow fever vaccine-associated viscerotropic disease (YEL-AVD) のデータでは,高齢者について微妙に異なる見解 a nuanced view が示されている (Seligman SJ and Casanova JL. Yellow fever vaccine: worthy friend or stealthy foe? Expert Rev Vaccines. 2016;15(6):681-91)。自己免疫性疾患あるいは胸腺腫がない女性の場合,56歳から 76歳までの年齢層での患者は報告されていない no reported cases of YEL-AVD。60歳の女性 1名の死亡例においては,接種後になって初めて胸腺腫と診断されている (DeSilva M, Sharma A, Staples E, Notes from the field: fatal yellow fever vaccine-associated viscerotropic disease--Oregon, September 2014. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2015;64(10):279-81)。
対して,自己免疫性疾患も胸腺腫もない 56-76歳の男性で,22人の YELL-AVD が確認されている。77歳以上の患者 (女性 2名と男性 3名)はすべて死亡している。
これらのデータに基づくと,これから旅行を計画している,自己免疫性疾患も胸腺腫もない 56-76歳の女性には,ワクチン接種を勧めてもよいかもしれない may be recommended for vaccination
77歳以上の年齢層に対しては,(ワクチン接種による YEL-AVD の) リスクが高く,until the risk has past (そのリスクが解決されない限り ?) ワクチンを接種すべきではないと説明すべきだろう。
[Mod.TY- Dr. Seligman のアドバイスを真剣に受け止めなければならない。ウイルスがどこに存在し,どこが発生がない地域かの峻別は困難で,ネッタイシマカでの都市型感染伝播が起きている都市では,とくに難しい。農村部には別の問題がある。森林型の黄熱感染サイクルは流動的であり,サルの死亡が報告される地域には,ワクチンを接種されていないものは立ち入るべきではないが,サルの死亡の報告がない地域が,必ずしも黄熱ウイルスが存在しない地域とは限らない。おそらくヒトへの感染伝播リスクは小さいが,ゼロではない]
[Mods.DK/LM/EP/ML/MPP- a risk benefit issue の問題である。一番良いのは,感染のハイリスクエリアを訪れる予定がなければ,誰もワクチンを接種されるべきではないということ。そして,必要がないなら,誰もがハイリスクエリアを訪れるべきではない。どうしてもハイリスクエリアに行かなくてはならず,ワクチン接種の禁忌に該当しないなら,ワクチンを接種すべきである。
これまでで最も優れた,入手可能な AE に関するデータは M. Martin, L.H. Weld, T.F. Tsai, et al による,Advanced age a risk factor for illness temporally associated with yellow fever vaccination. Emerg Infect Dis, 7 (6) (2001), pp. 945-951.である。このデータでは,75歳を過ぎるとリスクが増大することが示されている。Yellow Fever vaccine-viscerotropic disease (YEL-AVD) の致死率は,少なくとも 60% of cases で,年齢の増加および胸腺疾患が,an increased risk for YEL-AVD と関連付けられている(CDC)。60歳以上の旅行者での黄熱ワクチン接種 10万ドース当たり from 0.4 to one case が,70歳以上では 2.3 cases per 100,000 に増加するが,(発生の) 報告は初回接種に限られている。高齢者 (および妊娠女性)の黄熱ワクチン接種のリスクとベネフィットの評価は非常に複雑であり,理想を言えば,旅行医学の専門医に委ねるのがよい。(黄熱感染の) 疾患の重大性を鑑みれば,ワクチンが接種できない場合は,areas with active transmission への旅行は見合わせるべきであろう。
この年齢層の男性において,増加するリスクの定量化は困難である。黄熱感染のリスクが収まるまで旅行を延期すべきであろう。]

PAHO/WHO ブラジル、ペルー
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Americas (33): PAHO/WHO, Brazil
Archive Number: 20170323.4921909
[1] 南北アメリカ Situation summary in the Americas
 情報源 PAHO/WHO Epidemiological Update Yellow Fever 2017年3月23日
epidemiological week (EW) 1 to EW 11 of 2017 に,ブラジル,コロンビア,エクアドル,ペルー,ボリビア the Plurinational State of Bolivia,スリナムで黄熱患者 suspected and confirmed yellow fever cases が報告された。
ブラジルとペルーの状況
ブラジルでは,2016年12月のアウトブレイク発生以降 3月17日までの間に,1561 cases of yellow fever が報告され,このうち 28.7 % (n=448)が検査で確定診断 laboratory-confirmed されており ... 死者は 264 deaths (144 confirmed, 10 discarded, and 110 under investigation)で,among confirmed cases の致死率は 32 % である。 the probable site of infection は 188 municipalities で,49.4 % の症例が「ミ」ナスジェライス州 state of Minas Gerais の患者であり,同州では the majority of suspected and confirmed cases (1016) が報告されており,次いで多い順に Espírito Santo (243), São Paulo (15), Bahia (8), Tocantins (6), Goías (3), and Rio de Janeiro (3).1 The confirmed cases are distributed in 4 states: Minas Gerais (349), Espírito Santo (93), São Paulo (4), and Rio de Janeiro (2) が確認されている。リオデジャネイロ州 the state of Rio de Janeiro では,黄熱ウイルスの感染循環が確認されている州への渡航歴のない,the rural area of the municipality of Casimiro de Abreu 在住の 3人の男性の感染が確認されている。「ミ」ナスジェライスと「エ」スピリトサント両州では,過去 5週間の患者数の減少傾向が続いている。Figure 1 では,「ミ」州の患者の 96 % が報告されている,the 4 regional health units の患者発生動向が示されている。現在のアウトブレイクでは,黄熱の感染伝播の変化の可能性があるが,現在のところ,ネッタイシマカdate _Aedes aegypti_ が感染伝播への関与は報告されていない。「ミ」「エ」両州では,大都会に近い地域で確定診断例が報告され,さらには,the municipality of Vitoria, Espírito Santo において,動物間での感染流行と(ヒトの)感染疑い例が報告されており,感染伝播サイクルが(森林型から都市型に)変化するリスクが高いことを示している。感染が確定診断された死亡例とその感染推定地域にのうち,118 カ所が「ミ」州で,22カ所が「エ」州。以下,3 in the state of São Paulo and 1 in Rio de Janeiro であった。州ごとの致死率 the CFR among suspected and confirmed cases は高い順に,75 percent in São Paulo, 34 percent in Minas Gerais, 33 percent in Rio de Janeiro, and 24 percent in Espírito Santo となっている。
Figure 1 [graph]. 2 [graph]. Figure 3 [maps] .地図の説明等 ...
17日の最終更新以降,ヒト以外の霊長類での 21 new epizootics が報告されている ...
ペルーでは,EW 10 of 2017 現在,合計 14 cases of yellow fever ,うち死者 2例が報告され,3例の感染が確定診断されている ... 確定例の報告があったのは the department of Ayacucho,the 5 probable cases は the department of Amazonas (2), San Martin (1), Madre de Dios (1), and Pasco (1) から報告された ...
[2] リオデジャネイロ Rio de Janeiro, Brazil
 情報源 CTV News 2017年3月22日
3月に黄熱により死亡した男性の叔父が,ウイルスに感染し,地域内 the same area of Rio de Janeiro state で 3例目の感染患者となったと,州保健当局が明らかにした。この 3例目の患者は入院したのち,退院となった。Casimiro de Abreu の当局は,この男性は農村部 a rural area of the small community 在住で,この男性の 38歳のおいが,11日に死亡していたことを確認した。(おいの)隣人の 1人も感染したが生存している。保健省によると,今回のアウトブレイクによる患者は 449人で,144人が死亡している。
[Mod.TY- リオデジャネイロ州の確定診断例は,わずか 3例で,過去の 2例と同じ地域で発生している。州保健当局者は,州内の全住民へのワクチン接種キャンペーンを開始した。just 3 confirmed yellow fever cases ではあるが,黄熱のアウトブレイクは,瞬く間にコントロール不能となるため,一斉接種を行うのは賢明な手段である。幸い,これまでの感染例はすべて,森林型感染伝播サイクル the sylvan transmission cycle から波及したもので,都市型の蚊族による感染伝播 urban _Aedes aegypti_ YF virus transmission は起きていない ... ]

ブラジル(サル)
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Americas (32): Brazil, monkey
Archive Number: 20170323.4919122
 情報源 Seeker 2017年3月21日
数千頭のホエザル howler monkeys を死亡させている,ブラジル各地で発生の黄熱アウトブレイクにより,a population of northern muriqui monkeys クモザルの 1種 が a near-silent forest(黄熱によりホエザルがいなくなり,静かになった森林)に取り残されている。"hippie" primates とも呼ばれる,The northern muriqui monkeys of Brazil は草食性で,とてもおとなしい。自分たちの食べ物を食べるホエザルと同じ森で共存していることが多いが,現在は(森林内のホエザルの数が減り)流動的となっている the hippies are now in flux ... 

● コレラ アフリカ
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update (10): Africa
Archive Number: 20170323.4916153
[1] コレラ- スーダン(Al Gedaref state)
 情報源 Radio Dabanga 2017年3月20日
15日と16日に,El Gedaref in eastern Sudan でコレラにより 1人が死亡し,ほか 8人が感染している。州保健当局者が El Jinan, El Gallabat West locality で女性 1名が死亡し,同地区で合計 3人が感染したと明らかにした。El Saboni in El Gallabat では 16日に別の 2人が,El Gallabat East では 15日に 3人が入院したと報告されている ... The 1st week of March 2017 に,El Gallabat East locality. El Gedaref で小児 1名が死亡しほか 4人の患者が発生したが,患者数はわずかに減少した ...
[2] コレラ- ザンビア(Northern, Luapula provinces)
 情報源 XinHuaNet 2017年3月21日
北部の Chiengi and Mpulungu districts でアウトブレイクが発生し 70人が入院となったと,21日に保健省が発表した。Chiengi district では週末に,違法操業の漁業基地を中心に合計 54例が,Mpulungu district でも 16例の感染が確認されている ...
[3] コレラ- ソマリア
 情報源 Goobjoog Media 2017年3月20日
国内各地の医療施設で少なくとも 855人がコレラの治療を受けた。Awdhile in Bay region as the most affected with 180 people receiving treatment in medical centres, followed by Gofgodud with 140 cases also in Bay region, south western Somalia. Other areas in Bay region are Baydhabo (84), Qansadhere (80) and Bur hakaba with 50 cases. ... Gedo region also reports ...
[4] コレラ- ソマリア
 情報源 AllAfrica 2017年3月17日
干ばつの発生以降のコレラによる死者が 1500人を超えた ...
[5] コレラ- マラウイ(Southern region)
 情報源 The Maravi Post 2017年3月18日
政府が国民に対しコレラへの注意を呼びかけてから 1週間足らずで,モザンビークに隣接する Nsanje で新たな感染が報告されている ... 保健当局者 a district health officer in Nsanje が 11 suspected cholera cases at Ndamera Health Center を報告した ... モザンビークからの波及であるかは不明。
[6] コレラ- ジンバブエ(Manicaland province)
 情報源 Pindula 2017年3月16日
Manicaland Province のコレラ感染が疑われる患者のうち,2名が死亡した。3月,a confirmed cholera case in Chiredzi および 3 suspected cases at Chinyamukwakwa Clinic in Chipinge も確認されている ...
[7] コレラ- モザンビーク
 情報源 Reuters 2017年3月14日
3月の豪雨の後,モザンビークのコレラアウトブレイクによる患者が 1200人を超え,2名の死亡が確認されていると,14日保健省が明らかにした。年初以降,首都 the capital Maputo から,another 3 of Mozambique's 13 provinces に感染が拡大している ... 死亡したうちの 1人は Maputo で発生し,もう 1人は the northwestern province of Tete の患者だった。2月に熱帯ストームが発生し,洪水により 7人が死亡している。
[8] コレラ- ナイジェリア(Zamfara state)
 情報源 The Eagle 2017年3月14日
州保健当局者 The Commissioner for Health in Zamfara State が,先月,80人がコレラ感染により死亡し,ほか 500人が現在治療を受けていると,14日明らかにした。10 out of the 14 local government areas of the state に感染が拡大していると述べた。
関連項目 (09): Africa 20170313.4898254

● クリミア・コンゴ出血熱 オマーン
PRO/AH/EDR> Crimean-Congo hem. fever - Oman: case numbers
Archive Number: 20170323.4920700
 情報源 Gulf News 2017年3月20日
2017年初以来オマーン国内で,クリミア・コンゴ出血熱 Crimean-Congo Haemorrhagic Fever (CCHF)により 3人が死亡し,他 6人が治療を受けたと,保健省が発表した。昨年 [2016],7人の生命が奪われ,感染拡大防止のため the North and South Sharqiyah governorates of Oman で多数の農場が閉鎖された ... オマーンで初めて CCHF が報告されたのは 1996年である ...
参考項目 2016
Crimean-Congo hem. fever - Oman (03): (JA) fatal 20160607.4269439

● 破傷風 米国,産科 ワクチン未接種

PRO/EDR> Tetanus, obstetric - USA: (KY) unvaccinated woman
Archive Number: 20170323.4921358
 情報源 CDC. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2017; 66(11): 307-308 2017年3月23日
原著タイトル Obstetric Tetanus in an Unvaccinated Woman After a Home Birth Delivery -- Kentucky, 2016. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2017;66:307-308. doi: 10.15585/mmwr.mm6611a7
[11 Jul 2016],ケンタッキー州保健当局 state and local health departments in Kentucky に,ワクチンを受けていない女性の産科破傷風感染例 a case of obstetric tetanus in an unvaccinated woman が報告された。妊娠中または妊娠終了から 6週間以内に起きる Obstetric tetanus は,妊娠中の破傷風菌芽胞 _Clostridium tetani_ spores による創部の汚染,または分娩や流産処置中の汚染のある器具の使用や操作に続いて発生する。CDC は,during 1972-2008 の米国内では 1例 any cases of obstetric tetanus 確認していない
an Amish community のメンバーであったこの 30歳の女性は2016年6月後半に自宅で 1児を分娩し, 資格を持たない介助者 an unlicensed community childbirth assistant が分娩介助を行った。(女性は)これまで一度も破傷風のワクチン受けたことはなかった骨盤位分娩だったが,産科裂傷,不潔な環境,その他の合併症はなかった no birth trauma, unsterile conditions, or other complications と報告されている。
産褥 9日目にこの女性は顔面のしびれ facial numbness首の痛みを感じ,24時間以上経過して,首と顎を動かせなくなり,嚥下と呼吸困難を訴えるようになった。破傷風と診断され病院に入院となり,免疫グロブリン 6000 international units of tetanus immunoglobulin の筋肉内注射が行われた。気管内挿管の上,人工呼吸が必要となった。入院中にけいれん発作を合併し,長期間の補助呼吸を必要とした。およそ 1か月後に状態は安定し退院となった。
母親の入院中,出産された児の自宅での観察が行われた。(児への) Tetanus immunoglobulin 破傷風免疫グロブリンの使用が薦められたが,家族が治療を拒否した。看護師 A local advanced practice nurse が毎週訪問 weekly follow-up visits し,児に問題がないことを確認した ...

● 食中毒 エジプト
PRO/EDR> Foodborne illness - Egypt (03): schoolchildren, RFI
Archive Number: 20170323.4921318
 情報源 CTV News, The Canadian Press report 2017年3月22日
保健省 Egypt's Health Ministry は 22日,軍所属の会社が提供する学校給食を原因とする,3月はじめからの大規模な流行に続き,schools in Cairo, Suez and Aswan においても 312 students が食中毒の症状により入院したことを明らかにした。先週 [week 13 to 19 Mar 2017] the southern province of Sohag でおよそ 2200 students が同様の症状で治療を受けた。Beni Suef's central hospital 関係者は取材に対し,25 students from the province south of Cairo の状態は安定しているが,嘔吐と腹痛の症状が見られると話している。a ministry official based in the Nile Delta が,the Delta province of Menoufiya において,21日に出されたスナックを食べた 98人の生徒らに食中毒の症状が見られ,病院で治療を受け帰宅したと話している ...

● 腸管出血性大腸菌 (EHEC) 感染症 カナダ O121
PRO/AH/EDR> E. coli EHEC - Canada (03): O121
Archive Number: 20170323.4920524
[1] 情報源 EpiCore Global Surveillance Project 2017年3月22日
(最初の患者が 2016年12月に確認され) アウトブレイクの調査の期間は 3か月を少し過ぎたところであるが,いまだに感染源が特定できていない(珍しいことではないが)。ブリティッシュコロンビア州の症例 The 12 cases in BC は,発生地域も年齢もバラバラで,2月に最後に患者が確認された ...
[2] 情報源 EpiCore Global Surveillance Project 2017年3月22日
カナダの 4つの州で 24 cases of _E. coli_ O121 が報告されており,うち 12 cases in British Columbia, 4 cases in Saskatchewan, 3 cases in Alberta, and 5 cases in Newfoundland and Labrador となっており,発症は 2016年11月から 2017年2月までの期間だった。合計 6人が入院となり,回復または回復しつつある ...
関連項目 Canada (02): O121, RFI 20170321.4915570

● インフルエンザ WHO
PRO/EDR> Influenza (09): WHO global update
Archive Number: 20170323.4917382
 情報源 WHO Surveillance and monitoring, influenza updates 2017年3月20日
Update number 285 (based on data up to 5 Mar 2017)
Summary
北半球温帯地域では減少傾向。東アジアと欧州はピークを過ぎた。世界的にみて,influenza A(H3N2) virus が優位である。H1N1 を中心とする南アジアでの活動性は増している。これまでのところ,ワクチン株と抗原性は一致している。抗ウイルス・ノイラミニダーゼ阻害薬への感受性が認められている。
北米,欧州,東アジア,西アジア,南アジア(with mainly influenza A(H1N1)pdm09 virus),南東アジア,北アフリカ ... のウイルスおよび活動性について

● ハンタウイルス チリ
PRO/AH/EDR> Hantavirus - Americas (23): Chile (LL)
Archive Number: 20170323.4920698
 情報源 Diario Futrono [in Spanish] 2017年3月21日
Los Rios 保健当局は新たに,the Río Bueno community 在住の 41歳女性のハンタウイルス感染を確認した。検査が行われ,21日に確認された。the Los Rios [region] での感染であれば,the 8th person infected there となる。

● 原因不明の発疹性疾患 カメルーン(02)
PRO/AH/EDR> Undiagnosed rash - Cameroon (02): (EN) fatalities, commentary
Archive Number: 20170323.4920216
 投稿者 Steve Berger 2017年3月21日
20170321.4915569 に関し。
もし,アウトブレイクで報告されている症状が,単一の感染症によるものとすれば,Gideon が最も可能性が高い疾患としてレプトスピラ症 leptospirosis,次に腸チフス,内臓リーシュマニア症,トリパノソーマ症を挙げる。リンパ腫大と脾腫があれば,それぞれが,マラリアと黄熱を疑う所見となる [? would discount malaria and yellow fever]。
関連項目 Undiagnosed rash - Cameroon: (EN) fatalities, RFI 20170321.4915569

● ハト・ロタウイルス-オーストラリア OIE
Pigeon rotavirus, Australia,emerging disease
PRO/AH/EDR> Pigeon rotavirus - Australia: emerging, OIE
Archive Number: 20170323.4921990
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2017; 30(12) 2017年3月22日
感染開始時期 2017年3月20日
原因ウイルス Rotavirus
新たな感染流行 (6)
Outbreak 1: Western Australia, Western Australia: farm
Outbreak 2: Victoria, Victoria: farm
Outbreak 3: New South Wales, New South Wales: farm
Outbreak 4: South Australia, South Australia: farm
Outbreak 5: Queensland, Queensland: farm
Outbreak 6: Tasmania, Tasmania: farm
Summary of outbreaks: total outbreaks: 6
Total animals affected:
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
Birds / 2862 / 572** / 224 / 0 / 0
Epidemiological comments: Between May and June 2016 several submissions of pigeon mortality, with similar clinical presentation, were investigated. ...

● イヌジステンパー,野生動物 米国
PRO/AH/EDR> Canine distemper, wildlife - USA (02): (VI) raccoon, skunk, fox, susp.
Archive Number: 20170323.4921350
 情報源 WSLS10 2017年3月22日
動物愛護団体 The Martinsville Henry County Society for Prevention of Cruelty to Animals (SPCA) は,ジステンパー possible distemper outbreak への注意を呼びかけている。18日以降 5頭の動物の感染が疑われ,この数か月間では,キツネ,アライグマ,スカンクなど合計 15頭の感染が疑われている ...

● 鳥インフルエンザ 米国(2件)
PRO/AH/EDR> Avian influenza (81): USA, poultry, LPAI H7N9, HPAI H7N9, RFI
Archive Number: 20170323.4919599
[1] ケンタッキー Kentucky (Christian County): LPAI H7N9
 情報源 Kentucky Department of Agriculture 2017年3月20日
western Kentucky,the Christian County premises の養鶏場 a commercial poultry flock で
採取のサンプルで,H7N9 low pathogenic avian influenza が確認された ...
[2] テネシー Tennessee (Lincoln, Giles counties) LPAI H7N9, HPAI H7N9
 情報源 Wisconsin Ag Connection, USAgNet report 2017年3月20日
Lincoln County で 2か所目の commercial poultry breeding operation での鳥インフルエンザ検査陽性が確認された。これより前の 3月に確認された,ウイルスと同じウイルス(HPAI H7N9)が確認された ...
[3] アラバマ Alabama: LPAI H7N9, suspected, RFI
 情報源 Alabama.com 2017年3月21日
アラバマ州農業当局 the Alabama Department of Agriculture and Industries は,a Pickens County commercial poultry breeding operation のニワトリと,Madison County の庭先飼育のニワトリが,いずれも low pathogenic H7N9 avian influenza 検査で陽性になったと発表した。先週 [week of 13 Mar 2017],,フリーマーケット the TaCo-Bet Trade Day flea market in Scottsboro [Jackson County] でも,ホロホロチョウ a guinea fowl の検体が陽性となっている ...

PRO/AH/EDR> Avian influenza (71): USA (WI): turkey, HPAI H7N9 NOT, LPAI H5N2 corr
Archive Number: 20170323.491954
 投稿者 Randall Levings 2017年3月22日
20170311.4893871 に関し。 
the Wisconsin case in turkeys は,low pathogenicity and H5N2 (not HPAI H7N9)による。後半部分の情報は正しく,the LPAI H5N2 character of the virus について記述されている ...

● ペントバルビタール,ドッグフード 米国
Pentobarbital in food sickens dogs, food maker wants more regulations
PRO/AH/EDR> Pentobarbital, dog food - USA (03): recall
Archive Number: 20170323.4919598
 情報源 Journal of the American Veterinary Medical Association, (JAVM) News 2017年3月15日