● 食中毒 エジプト
PRO/EDR> Foodborne illness - Egypt (04): schoolchildren
Archive Number: 20170324.4923928
[1] 情報源 KDWN 2017年3月23日
... 3月,全国の学校で 4650人の食中毒が疑われる患者 suspected food poisoning cases が報告されたと,政府当局が明らかにした。2016年9月からの新学年で,3月以前に報告されていた食中毒患者はおよそ 300人だった。先週 [13 to 19 Mar 2017] 南部の the southern city of Sohag のアウトブレイクだけで,3353 students の患者が発生した。今週 [20 to 26 Mar 2017] も,the canal city of Suez, Menoufiya in the Nile Delta and the southern city of Aswan などで他の地域でも,より小規模ではあるが同様の事例が発生している。教育省は,毎日全国約 900万人の生徒らに供給されている給食が原因ではないかとみて,調査を開始した ...
[2] 情報源 Egypt Independent 2017年3月23日
23日から全国で給食の供給を停止すると,教育相が明らかにした ...
PRO/EDR> Foodborne illness - Egypt (04): schoolchildren
Archive Number: 20170324.4923928
[1] 情報源 KDWN 2017年3月23日
... 3月,全国の学校で 4650人の食中毒が疑われる患者 suspected food poisoning cases が報告されたと,政府当局が明らかにした。2016年9月からの新学年で,3月以前に報告されていた食中毒患者はおよそ 300人だった。先週 [13 to 19 Mar 2017] 南部の the southern city of Sohag のアウトブレイクだけで,3353 students の患者が発生した。今週 [20 to 26 Mar 2017] も,the canal city of Suez, Menoufiya in the Nile Delta and the southern city of Aswan などで他の地域でも,より小規模ではあるが同様の事例が発生している。教育省は,毎日全国約 900万人の生徒らに供給されている給食が原因ではないかとみて,調査を開始した ...
[2] 情報源 Egypt Independent 2017年3月23日
23日から全国で給食の供給を停止すると,教育相が明らかにした ...
● A型肝炎 米国
PRO/EDR> Hepatitis A - USA: (MI) increased incidence
Archive Number: 20170324.4923927
情報源 CBS Detroit 2017年3月24日
南東部・ミシガン州保健当局 The Michigan Department of Health and Human Services が,A型肝炎患者が増加していることへの注意を呼びかけている。過去 1年間で 8倍に増え,From [1 Aug 2016] to [21 Mar 2017] には, 107 cases of laboratory-confirmed hepatitis A in Macomb, Oakland, and Wayne counties, and the city of Detroit で報告された。年齢は 22歳から86歳で,大多数が男性であり,85 % が入院となり,2人が死亡した。およそ 1/3に何らかの薬物乱用歴があり,16 % は C 型肝炎と重複して感染していた。共通の感染源は確認されていない ...
● 鳥インフルエンザ、ヒト 中国、研究
Archive Number: 20170324.4923674
[1] WHO Update
3月23日に WHO から公表された情報によると、3月17日に、中国の国家衛生・計画出産委員会(NHFPC)から、新たに鳥インフルエンザA(H7N9)患者 22人が検査で確認された。
情報源 Disease Outbreak News 2017年3月23日
厚労省検疫所 FORTH より。
● 報告の詳細
発症日は、2月28日から 3月13日までで,患者 22人のうち、女性は2人だけだった。患者の年齢は 33歳から 77歳で、中央値は 52.5歳。重慶市(1人)、福建省(1人)、広東省(3人)、広西チワン族自治区(6人)、貴州省 (3人)、河南省 (2人)、湖南省(5人)、江西省(1人)から報告された。広西チワン族自治区の患者 6人のうち 5人は Hechi から報告された ... 患者 19人には家禽や生きた家禽を扱う市場との接触機会があり ... 集団感染の報告はなかった。2013年初からこれまでに、IHR を通して、鳥インフルエンザA(H7N9)の確定診断患者1,329人が報告されている ...
[2] 河南省 Henan case report
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月24日
Gushi county of Xinyang city in Henan province の 75歳男性の鳥インフルエンザ感染例 A human H7N9 AIV case が報告された。15日に河南省の病院 Henan Xinhe hospital したが,21日に死亡した。
[3] Control efforts
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月21日
ヒトへの感染源となる動物の監視報告システムの着実な運用と迅速な対応が肝要 ... 原文参照願います。
[4] Key genetic changes
情報源 BBC News 2017年3月21日
鳥インフルエンザウイルスのたった1つの遺伝情報の変化により,ヒトへの感染が容易になることが明らかになった。香港大学 the University of Hong Kong の研究者らが,数年間にわたって中国のヒトの感染の原因となった鳥インフルエンザウイルスについて調査を行った ... 患者の多くが,感染のある家きんまたは生きた家きんを売る市場と関連していた。(遺伝子 RNA を構成する) 核酸の1つに起きた変化により,鳥インフルエンザウイルス the H7N9 virus は,トリの細胞と同じようにヒトの細胞にも感染することが可能になったと,研究者らは述べている。" 鳥インフルエンザウイルスにヒトへの感染能力を付与するメカニズムの理解に重大な関心を持っており,哺乳類の細胞での増殖を助ける他の遺伝子部分の解明が感染循環するウイルスのサーベイランスにとって重要" と述べた ... 英国の研究者は,"H9N2 など他の鳥インフルエンザウイルスでもこのような変異が見つかっており,過去 15年間で徐々に広がっていることから,ヒトのパンデミックを起こすリスクがある鳥インフルエンザウイルスは,H7N9だけに限らない。より広い範囲で鳥インフルエンザを継続してサーベイランスし,このような変異を発見する必要がある" ...
[5] Potential biomarker
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月23日
...
Research findings
State Key Laboratory for Emerging Infectious Diseases and Department of Microbiology,Li Ka Shing Faculty of Medicine, HKU(香港大学)からの最新の報告によれば,H7N9 avian influenza virus は,宿主である鳥類の感染循環に選択的適合性を有しpossesses distinct fitness ながら,ヒトにおいても感染を引き起こす。研究チームは,2013年以降に得られた H7N9 ウイルスの遺伝子を解析し,H7N9 ウイルスの鳥類とヒト双方での効率的な感染は,NS セグメント核酸置換 a unique nucleotide substitution (NS-G540A) によりサポートされていることを明らかにした。この置換は,これまで特定されていない部位 a previously undefined exonic splicing enhancer (ESE) 内で起きていた。置換された核酸は,ウイルス複製をサポートするヒトの宿主細胞メカニズムに結びついた RNA 塩基配列のモチーフ (共通項 ?) に含まれ,すべてのインフルエンザウイルスに共通して機能する。宿主スプライシングレギュレーター Host splicing regulator, SF2 は,ESE との相互作用により,ウイルスの複製効率を制御する。鳥インフルエンザウイルス遺伝子 the viral genome of H7N9 virus 内にこの ESE の変異があると,ほ乳類細胞でのウイルス複製能が増強される。同チームは,この変異により H7N9 ウイルスは,宿主である鳥類間での効率的な感染循環を保ちながら,ほ乳類の細胞で複製する能力も与えられることを証明した。ヒトに感染した,H10N8 and H5N6 subtype avian influenza viruses の遺伝子でも,同じ変異が見つかっている。この核酸の変異は,2000年前半に H9N2 strains で新興した後,鳥インフルエンザウイルス間に広まり,2012年以降,the dominant genotype となりつつある。The H7N9 virus は H9N2 virus からこの変異を受け継いだ。The 2013 H7N9 virus は,H9N2 virus から internal genes が導入され,野鳥のウイルスの haemagglutinin (HA) and neuraminidase (NA) genes との再集合を生じたのち,現在のヒトに感染する the H7N9 virus となった。ヒトに感染する(能力を獲得した)ウイルスは,通常,鳥類の細胞内での複製や感染伝播は起こりにくい。しかし,H7N9 virus の変異は,ほ乳類やヒトでの複製を増強しながらも,鳥類の間でのウイルスの感染循環(効率)を犠牲にしていない。H7N9 ウイルスは変異により,種を超えてヒトに感染伝播する能力を与えられた。 NS-G540A が起きたことにより H7N9 ウイルスは,ほ乳類の宿主での複製能が高まり,ウイルス感染の中で他の適合変異を獲得し,このことによって,他の鳥インフルエンザウイルスに比べ,ヒトへの感染がより効率的となる。
Significance of the study ...
関連項目 human (36): China, H7N9 20170320.4910882
Archive Number: 20170324.4923674
[1] WHO Update
3月23日に WHO から公表された情報によると、3月17日に、中国の国家衛生・計画出産委員会(NHFPC)から、新たに鳥インフルエンザA(H7N9)患者 22人が検査で確認された。
情報源 Disease Outbreak News 2017年3月23日
厚労省検疫所 FORTH より。
● 報告の詳細
発症日は、2月28日から 3月13日までで,患者 22人のうち、女性は2人だけだった。患者の年齢は 33歳から 77歳で、中央値は 52.5歳。重慶市(1人)、福建省(1人)、広東省(3人)、広西チワン族自治区(6人)、貴州省 (3人)、河南省 (2人)、湖南省(5人)、江西省(1人)から報告された。広西チワン族自治区の患者 6人のうち 5人は Hechi から報告された ... 患者 19人には家禽や生きた家禽を扱う市場との接触機会があり ... 集団感染の報告はなかった。2013年初からこれまでに、IHR を通して、鳥インフルエンザA(H7N9)の確定診断患者1,329人が報告されている ...
[2] 河南省 Henan case report
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月24日
Gushi county of Xinyang city in Henan province の 75歳男性の鳥インフルエンザ感染例 A human H7N9 AIV case が報告された。15日に河南省の病院 Henan Xinhe hospital したが,21日に死亡した。
[3] Control efforts
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月21日
ヒトへの感染源となる動物の監視報告システムの着実な運用と迅速な対応が肝要 ... 原文参照願います。
[4] Key genetic changes
情報源 BBC News 2017年3月21日
鳥インフルエンザウイルスのたった1つの遺伝情報の変化により,ヒトへの感染が容易になることが明らかになった。香港大学 the University of Hong Kong の研究者らが,数年間にわたって中国のヒトの感染の原因となった鳥インフルエンザウイルスについて調査を行った ... 患者の多くが,感染のある家きんまたは生きた家きんを売る市場と関連していた。(遺伝子 RNA を構成する) 核酸の1つに起きた変化により,鳥インフルエンザウイルス the H7N9 virus は,トリの細胞と同じようにヒトの細胞にも感染することが可能になったと,研究者らは述べている。" 鳥インフルエンザウイルスにヒトへの感染能力を付与するメカニズムの理解に重大な関心を持っており,哺乳類の細胞での増殖を助ける他の遺伝子部分の解明が感染循環するウイルスのサーベイランスにとって重要" と述べた ... 英国の研究者は,"H9N2 など他の鳥インフルエンザウイルスでもこのような変異が見つかっており,過去 15年間で徐々に広がっていることから,ヒトのパンデミックを起こすリスクがある鳥インフルエンザウイルスは,H7N9だけに限らない。より広い範囲で鳥インフルエンザを継続してサーベイランスし,このような変異を発見する必要がある" ...
[5] Potential biomarker
情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年3月23日
...
Research findings
State Key Laboratory for Emerging Infectious Diseases and Department of Microbiology,Li Ka Shing Faculty of Medicine, HKU(香港大学)からの最新の報告によれば,H7N9 avian influenza virus は,宿主である鳥類の感染循環に選択的適合性を有しpossesses distinct fitness ながら,ヒトにおいても感染を引き起こす。研究チームは,2013年以降に得られた H7N9 ウイルスの遺伝子を解析し,H7N9 ウイルスの鳥類とヒト双方での効率的な感染は,NS セグメント核酸置換 a unique nucleotide substitution (NS-G540A) によりサポートされていることを明らかにした。この置換は,これまで特定されていない部位 a previously undefined exonic splicing enhancer (ESE) 内で起きていた。置換された核酸は,ウイルス複製をサポートするヒトの宿主細胞メカニズムに結びついた RNA 塩基配列のモチーフ (共通項 ?) に含まれ,すべてのインフルエンザウイルスに共通して機能する。宿主スプライシングレギュレーター Host splicing regulator, SF2 は,ESE との相互作用により,ウイルスの複製効率を制御する。鳥インフルエンザウイルス遺伝子 the viral genome of H7N9 virus 内にこの ESE の変異があると,ほ乳類細胞でのウイルス複製能が増強される。同チームは,この変異により H7N9 ウイルスは,宿主である鳥類間での効率的な感染循環を保ちながら,ほ乳類の細胞で複製する能力も与えられることを証明した。ヒトに感染した,H10N8 and H5N6 subtype avian influenza viruses の遺伝子でも,同じ変異が見つかっている。この核酸の変異は,2000年前半に H9N2 strains で新興した後,鳥インフルエンザウイルス間に広まり,2012年以降,the dominant genotype となりつつある。The H7N9 virus は H9N2 virus からこの変異を受け継いだ。The 2013 H7N9 virus は,H9N2 virus から internal genes が導入され,野鳥のウイルスの haemagglutinin (HA) and neuraminidase (NA) genes との再集合を生じたのち,現在のヒトに感染する the H7N9 virus となった。ヒトに感染する(能力を獲得した)ウイルスは,通常,鳥類の細胞内での複製や感染伝播は起こりにくい。しかし,H7N9 virus の変異は,ほ乳類やヒトでの複製を増強しながらも,鳥類の間でのウイルスの感染循環(効率)を犠牲にしていない。H7N9 ウイルスは変異により,種を超えてヒトに感染伝播する能力を与えられた。 NS-G540A が起きたことにより H7N9 ウイルスは,ほ乳類の宿主での複製能が高まり,ウイルス感染の中で他の適合変異を獲得し,このことによって,他の鳥インフルエンザウイルスに比べ,ヒトへの感染がより効率的となる。
Significance of the study ...
関連項目 human (36): China, H7N9 20170320.4910882
中国 H7N9 家きん OIE
PRO/AH/EDR> Avian influenza (83): China (Hunan) HPAI H7N9, poultry, OIE
Archive Number: 20170324.4924555
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2017; 30(12) 2017年3月24日
Highly pathogenic avian influenza, China (People's Rep. of),new strain of a listed disease
感染開始時期 2017年3月19日
原因ウイルス highly pathogenic avian influenza virus
Serotype: H7N9
新たな感染流行(1)
Outbreak 1: Yongzhou, Dongan, Hunan: farm
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
Birds / 189 676 / 29 760 / 18 497 / 171 179 / 0
Affected population: The event was observed in local layer farm by active surveillance
Archive Number: 20170324.4924555
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2017; 30(12) 2017年3月24日
Highly pathogenic avian influenza, China (People's Rep. of),new strain of a listed disease
感染開始時期 2017年3月19日
原因ウイルス highly pathogenic avian influenza virus
Serotype: H7N9
新たな感染流行(1)
Outbreak 1: Yongzhou, Dongan, Hunan: farm
感染した種/個体数/感染数/死亡/廃棄/処分
Birds / 189 676 / 29 760 / 18 497 / 171 179 / 0
Affected population: The event was observed in local layer farm by active surveillance
● クリミア・コンゴ出血熱 ナミビア
PRO/AH/EDR> Crimean-Congo hem. fever - Namibia (03): (OH)
Archive Number: 20170324.4923675
情報源 Outbreak News Today 2017年3月20日
2月に報告されたナミビアのクリミア・コンゴ出血熱のフォローアップ報告 a follow-up to the case of Crimean-Congo hemorrhagic fever (CCHF) で,先週 [week 13 to 19 Mar 2017] 2例目の患者が報告された。The 2nd case は,1例目の患者が報告された Gobabis からおよそ 250 km 離れた,a communal farm in Okongoua village 在住の 19歳男性で,(1例目との)疫学上の関連性は認められていない。現在も入院中だが,数日内に退院する見込みである ... the World Health Organization によると,ナミビアではじめて CCHF が報告されたのは 1996年で,3例の感染が報告された。その後,1998 (1 case), 2001 (2 cases), 2002 (1 case) and 2010 (3 cases), scattered across 5 regions (Otjozondjupa, Khomas, Omaheke, Karas, and Kavango)が報告されている。今回のアウトブレイクが発生したのは Gobabis (with a population of 72 306 people) in Omaheke region で,2001年にも its last outbreak が報告されている。今回のアウトブレイクの 2症例に疫学的関連が認められていないことから,ナミビアの家畜に CCHF が蔓延していることの証左といえる。
関連項目 Namibia (02): (OH) 20170312.4895397
● スポロトリコーシス ブラジル
PRO/AH/EDR> Sporotrichosis - Brazil: (RJ) feline-human zoonosis
Archive Number: 20170324.4921570
[1] 情報源 UOL Noticias, Agência Fapesp report [in Portuguese] 2017年3月13日
ネコやイヌの病気が,ヒトにも感染し(ブラジル)国内で感染が拡がっている。スポロトリコーシス Sporotrichosis は適切な時期に治療されない場合,深刻で致死性の病変 serious and life-threatening injuries となる可能性がある。真菌の _Sporothrix_ による感染症で,土壌中に存在し,ひっかき傷により,他のネコ,イヌ,そして飼い主にに感染する [土壌から直接感染することもある]。なぜネコが最も感染しやすくまた重症化するのか,理由はわかっていない。感染のあるネコは爪にも真菌を保有していて,他のネコやイヌとのけんかや,ネズミを捕る際に感染する。
2013年7月以降,リオデジャネイロ Rio de Janeiro での大流行 the hyperendemic status of sporotrichosis により,州内では (診断時の) 報告が義務付けられた。州の委託検査機関 the INI/Fiocruz [Evandro Chagas National Institute of Infectious Diseases of the Oswaldo Cruz Foundation] は,2015年までに 5000人以上のヒトの感染と,4703例のネコ感染例 feline cases が診断されたことを明らかにしている。リオデジャネイロ市衛生当局 the Sanitary Surveillance of the city of Rio de Janeiro は 2013 [2015?] 年だけで,3253 feline cases があったとしている。動物での感染報告は,2016年には a 400 percent increase があった ... リオデジャネイロ市保健当局 The Municipal Health Department of Rio de Janeiro は 2016年,580人の患者を報告した。ヒトの感染については報告義務がなく,正確な患者数はわからないと,科学雑誌 the journal PLOS Pathogens に,the transmission of sporotrichosis between cats and humans を報告した論文の筆頭著者が述べた ... Rio de Janeiro 市内でアウトブレイクが発生する以前,sporotrichosis はほとんど散発性の疾患 a very sporadic disease と考えられていた。研究者らによると,ペットはこの病気にかかると飼い主に捨てられることが多いという。路上で感染が拡大し,(死体が)庭やごみ捨て場に埋められると土壌も真菌に汚染される ...
[2] 情報源 Estadão Jornal Digital [in Portuguese] 2017年3月13日
sporotrichosis に感染したネコの頭数が,2016年 400 % 増加したと,the Sanitary Surveillance department が明らかにした。ネコのほか,ヒトやイヌにも感染するこの病気は,真菌の _Sporothrix_ fungi の感染が原因となり,ブラジルでは _Sporothrix brasiliensis _ による感染が最も多い。昨年 [2016年] 1年間だけで,13 536 cases in cats and 580 in humans が報告された。ヒトにおいて重症となることはまれであるが,ネコでは,特に頭部の深刻な病変を生じ,皮膚,筋肉,骨,さらには内臓にまで病変が及び,死に至る。感染のある動物の引っ掻傷から感染が拡がることが多く,治療に費用がかかり長期化(最低 6か月間)する特徴がある。このため,感染例の多くが,suburban neighborhoods and poor communities に集中している。Rio de Janeiro で感染が増加するまで,国内での発生は散発的と考えられていた。土壌中に真菌が存在していたが,今回の感染増加の原因は不明である。
[2] 情報源 Estadão Jornal Digital [in Portuguese] 2017年3月13日
sporotrichosis に感染したネコの頭数が,2016年 400 % 増加したと,the Sanitary Surveillance department が明らかにした。ネコのほか,ヒトやイヌにも感染するこの病気は,真菌の _Sporothrix_ fungi の感染が原因となり,ブラジルでは _Sporothrix brasiliensis _ による感染が最も多い。昨年 [2016年] 1年間だけで,13 536 cases in cats and 580 in humans が報告された。ヒトにおいて重症となることはまれであるが,ネコでは,特に頭部の深刻な病変を生じ,皮膚,筋肉,骨,さらには内臓にまで病変が及び,死に至る。感染のある動物の引っ掻傷から感染が拡がることが多く,治療に費用がかかり長期化(最低 6か月間)する特徴がある。このため,感染例の多くが,suburban neighborhoods and poor communities に集中している。Rio de Janeiro で感染が増加するまで,国内での発生は散発的と考えられていた。土壌中に真菌が存在していたが,今回の感染増加の原因は不明である。
From 2013 to 2015 の期間,州都にある the Evandro Chagas National Institute of Infectious Diseases of the Oswaldo Cruz Foundation (INI/Fiocruz) だけで,5000 cases in people and 4703 in cats の受診があったが,(このうち) 2015年の (ネコでの感染) 報告数は 3253例だった。Rio de Janeiro から他の都市や州に感染が拡大している。サンパウロ the Metropolitan Region of São Paulo でも近年,1093 cases が確認されている。"これまでは年間 1ないし2例の患者の報告だったが,1998年からリオデジャネイロでの感染数 the total number of cases in Rio de Janeiro が増加し始めた" と検査機関の研究者述べた。
the Carioca epidemic は,ヒトでの感染数がとびぬけて多い点で特異的 unique であり,"記録では,the largest outbreak of sporotrichosis として南アフリカの鉱山労働者でのアウトブレイク the 1940s among miners in South Africa がある。3000人の患者の感染源は,木製の坑道 the mine galleries 内の真菌のコロニー colonies of _Sporothrix_ であった。感染源が特定され,木が処理された後,流行は終息した"。
原著タイトル Epidemic of Sporotrichosis: cat to human transmission. PLoS Pathog 2017; 13(1): e1006077;
"Introduction
原著タイトル Epidemic of Sporotrichosis: cat to human transmission. PLoS Pathog 2017; 13(1): e1006077;
"Introduction
the genus _Sporothrix_ に属する,the 51 species のほとんどが,病原性を持たない環境中の真菌 nonpathogenic environmental fungi で,樹木,植物,土壌が朽ちる過程に深く関係する。しかし,members of the _Sporothrix schenckii_ complex は,ほ乳類の病原体となることに成功し,この中にはヒトや動物のスポロトリコーシス症の病原体である,_S. brasiliensis_, _S. schenckii_ sensu stricto (s. str.), _S. globosa_, and _S. luriei_ などが含まれる。ほ乳類への感染に成功した重要な鍵には,少なくとも,環境中での菌糸腐生生活環 a mycelial saprophytic lifestyle の 25℃から,温血宿主で増殖できるよう,より高温である 35-37℃の寄生酵母細胞 a parasitic yeast cell に変化する能力が関係している。典型例での感染は,汚染された土壌,植物,有機物が,創傷を介して皮内や粘膜内に真菌が,外科的に注入され発生する。あるいは,動物間 (ネコ-ネコ,ネコ-イヌ) や人獣共通 (ネコ-ヒト) の感染伝播によっても感染し,多くは感染したネコによる引っ掻き傷や咬傷による。ブラジルでは,_S. brasiliensis_ のネコでの感染が繰り返し報告され,ネズミの実験モデル murine models of sporotrichosis のように,動物の感染例では,常により高い病原性 higher virulence が示されている。_S. brasiliensis_ infection は,ネコの間でアウトブレイク outbreaks or epidemics に発展し人獣共通感染のリスクが高まる傾向が強まるとの特徴がある。スポロトリコーシスは新興疾患として,過去 20年間に,特にブラジルにおいて zoonotic sporotrichosis の増加が認められている。Rio de Janeiro, Brazil において動物とヒトでの流行 the epizootic and zoonotic epidemics が発生していることから,感染伝播チェーンの鎮静化のため,動物とヒトの双方の監視が必要と考える。
参考項目 2014
参考項目 2014
Sporotrichosis - Australia: (NT) 20140901.2740258
● ムンプス カナダ,米国
PRO/EDR> Mumps update (12): Canada (ON) USA (IL,AR)
Archive Number: 20170324.4922098
[1] Ontario
情報源 The Record 2017年3月20日
Waterloo Region では今年 [2017] これまでに,3 confirmed cases of mumps が確認されている ... 米 ・ 加両国内同様,オンタリオ州内 Ontario でもムンプスの活動性上昇が認められている。 ウイルスの感染循環があり,sporadic activity である" と説明されている。Guelph では,mid-January [2017] に開かれた問題のパーティーに関係する,大学生の 3 confirmed cases が確認されている。トロントの公衆衛生当局 Toronto Public Health は15日までに 43 confirmed cases を確認している ...
[2] Illinois
情報源 Daily Herald 2017年3月22日
イリノイ州のミドルスクール Station Middle School [Barrington, Cook and Lake counties , Illinois] で現在,3 confirmed cases of the mumps が確認され,the Barrington Area Unit School District 220 の中でアウトブレイクが発生した学校は 2校となっと,17日当局が発表した ...
[3] Arkansas outbreak analysis
情報源 NPR (National Public Radio) Shots 2017年3月22日
2016年8月にアーカンソー Arkansas 州でムンプスのアウトブレイクが開始して以来,州内の 33か所の郡で,およそ 3000例の患者が確認されている ... 州保健当局 The Arkansas Department of Health は,ワクチンに関する詳細なデータ high-resolution vaccination statistics を公表してこなかったが,今回のアウトブレイクでムンプスと診断された患者からの自己申告によるデータを収集し.た。当局の最新データ the department's latest report では,ムンプス感染例の約 70 % が,2回の接種 both doses of the mumps vaccine を完了していたとされていた。しかし数々の研究結果により,自己申告によるワクチン接種率は,実際のワクチン接種率 actual vaccination rates より,1.5 から 2倍高いことが示されている。すなわち,アーカンソー州のムンプス感染例のうち,本当に 2回のワクチン接種を完了していた患者の率は,35-46 % 程度と考えられる。our surveillance data をmathematical modeling methods で処理した結果,アウトブレイクが発生した集団 communities の 2回分のワクチンの平均接種率は,89 % を超えることはなく,最低では 70 % までの低い数字である可能性があり,理想とされる 96 % に遠く及ばないと推定された。この結果は,The Lancet Infectious Diseases に投稿した ...
出典 Vaccine compliance and the 2016 Arkansas mumps outbreak. Lancet Infect Dis. 2017; 17(4): 361-362;
● ブルセラ症 米国 ヒト,ブタ 2016
PRO/AH/EDR> Brucellosis - USA (02): (NY) human, swine 2016
Archive Number: 20170324.4924649
投稿者 Randall L. Levings 2017年3月24日
20170321.4912122 に関し。
The federal response assistance was provided by Veterinary Services of USDA' Animal and Plant Health Inspection Service.
All reactor herds in NY were depopulated through a combination of controlled marketing to slaughter and euthanasia.
PRO/AH/EDR> Brucellosis - USA (02): (NY) human, swine 2016
Archive Number: 20170324.4924649
投稿者 Randall L. Levings 2017年3月24日
20170321.4912122 に関し。
The federal response assistance was provided by Veterinary Services of USDA' Animal and Plant Health Inspection Service.
All reactor herds in NY were depopulated through a combination of controlled marketing to slaughter and euthanasia.
● 新世界ラセンウジバエ 米国、排除成功
PRO/AH/EDR> New World screwworm - USA (02): (FL) successfully eradicated
Archive Number: 20170324.4923534
[1] 情報源 SunSentinel, Associated Press (AP) report 2017年3月18日
フロリダ州農業当局 The Florida Department of Agriculture and Consumer Services は,the Florida Keys の野生動物保護区 a national wildlife refuge において,危惧種である小型シカ科動物の脅威となっていた,肉食性ウジ flesh-eating maggots への対策を縮小すると発表した。Key Largo の蛆蝿チェックポイント the check point for New World screwworms は閉鎖される。5か月間にわたる積極的な対応の結果,1月10日以降,新たな感染は確認されていない no new screwworm infestations found 。New World screwworm は,生きたままの家畜やペットを食い荒らし,かつては米国畜産業に毎年多大な被害をもたらせていた。30年以上米国内での感染の発生はなかったが,2016年9月に,野生動物保護区内に保護されていたシカ the dog-sized Key deer が screwworm により死亡していることを当局が確認した。
[2] 情報源 United States Animal Health Association (USAHA) 2017年3月23日
USDA's Animal and Plant Health Inspection Service (APHIS) is announcing the successful eradication of the New World screwworm (NWS) from Florida ...
● トウモロコシの病気、致死性壊死 マラウイ
PRO/PL> Lethal necrosis, maize - Malawi: alert
Archive Number: 20170324.4922097
情報源 MBC Malawi 2017年3月22日
近隣諸国で発生の maize lethal necrosis [MLN] disease への注意が呼びかけられている。農業当局 Department of Agricultural Research, は,まだ侵入は確認されていない疾患について全国調査を行っており,感染拡大防止のため,注意喚起を行った,としている