髄膜炎菌性髄膜炎－ナイジェリア(07) 死亡
結核，多剤耐性－ロシア，インド，フィリピン，南ア
D 型肝炎－米国
コレラ(24)－南スーダン，インド，ネパール
A 型肝炎－ポルトガル(02)
● 髄膜炎菌性髄膜炎－ナイジェリア(07) 死亡
PRO/EDR> Meningitis, meningococcal - Nigeria (07): fatal, sg. C
Archive Number: 20170510.5027149
情報源 Medecins Sans Frontieres 2017年5月9日
北部で発生した C 型髄膜炎菌性髄膜炎のアウトブレイク a meningitis C outbreak により，多数の成人および小児が感染し，9年ぶりの感染規模となっている。Zamfara State で 1例目の患者が確認されてから約 6ヶ月が経過したが，保健省は今も，7カ所の州での発生への対応に追われている。2月に政府がアウトブレイクの発生を公表し，Médecins Sans Frontières が協力し支援しているが，政府当局の対応は緩慢で，世界的にワクチンが不足している。4月，MSF は，Sokoto Town, Anka, Zamfara に治療施設を設置した ...
[ Mod.ML 注－ ナイジェリアで，全国的な C 型髄膜炎菌髄膜炎のアウトブレイク an outbreak of meningococcal meningitis serogroup C が発生しているが，大部分の患者が the African meningitis belt 内にある states in the upper northwest に集中している。従来優位であった A 型菌_Neisseria meningitidis_ serogroup A に代わって，meningococcus serogroup C が優位である点で，過去のアウトブレイクと異なっている。おそらく，a conjugate meningococcal serogroup A vaccine, the MenAfriVac-A が，ワクチン接種キャンペーンに用いられた結果と考えられる。同ワクチンにより，the incidence of meningococcal meningitis due to serogroup A の発生は 90 % 減少した。他型の菌への交代(によるアウトブレイク発生)を予防するため，the ACYW vaccineのような 4価ワクチン a quadrivalent conjugate meningococcal vaccine (による予防接種キャンペーン)が望ましい。結合型ワクチン Conjugate vaccines は，多糖体ワクチン the polysaccharide vaccines と異なり，乳児にも免疫を付与し，咽頭での保菌が少ないため感染伝播が起こりにくい上，免疫持続期間がより長期間であるという点で，多糖体ワクチンより望ましい。 Serogroup B vaccines は，外膜タンパク抗原 meningococcal B outer membrane vesicle protein antigens が使われる。これは，ヒトにおいて group B polysaccharide 多糖体は免疫原性が乏しく poorly immunogenic，自己抗原 a potential auto-antigen と認識される恐れがあるためである]
関連項目 Nigeria (06): (NI) fatal, sg. A, B and C 20170417.4976236
● 結核，多剤耐性－ロシア，インド，フィリピン，南ア
PRO/EDR> TB, MDR: Russia, India, Philippines, S. Africa, primary, predicted incidence
Archive Number: 20170510.5027148
情報源 The Huffington Post 2017年5月9日
科学雑誌 the Lancet Infectious Diseases journal で，世界中で結核患者が最も多い 4カ国において，最も危険なタイプの結核菌の状況が悪化している。一般的に，治療により 83 % 以上が治癒する結核だが，標準的な結核治療薬の効果が見られない，多剤耐性結核 multidrug-resistant TB (MDR-TB) 菌の場合，治療による生存率は約 52 % である。超耐性菌 Extensively drug-resistant TB (XDR-TB) では，治療による生存率は a 28 percent survival rate となる。現在，世界全体でおよそ 23万例の多剤耐性結核患者の約 40 % が，ロシア，インド，フィリピン，南アフリカの患者であると，Lancet で報告された。この論文によると，2040年までに，ロシアの全結核患者の 1/3，インドとフィリピンの 1/10，南アフリカの 1/20 が，多剤耐性結核患者で占められると，予想されている。2000年の各国の多剤耐性結核患者の割合は，only 24.8 percent of cases in Russia, 7.9 percent in India, 6 percent in the Philippines and 2.5 percent in South Africa だった。薬剤耐性結核菌の感染は，(現在のような)治療中に結核菌が耐性を獲得するのではなく，(多剤耐性菌に感染した)患者からのヒト－ヒト感染になるだろうと述べられている。早期にきちんとした結核治療を行っていれば，耐性菌は駆逐されるとの考えはもはや通用しないと述べられている。すでに多くの耐性菌が蔓延し，ヒトからヒトへの感染が継続して発生するとみられている ... 現在の薬剤は 20世紀半ばに開発されたものだが，直面しているのは 21世紀に発生した問題である。2018年に結核を焦点に国連会議が開催される予定であるが，2009年にWHO 加盟国保健省会合が開かれた時に 50カ国あまりであった M/XDR-TB 発生国は，現在では 153カ国に達している ...
原著タイトル Estimating the future burden of multidrug-resistant and extensively drug-resistant tuberculosis in India, the Philippines, Russia, and South Africa: a mathematical modelling study. The Lancet Infectious Diseases. Published online: 09 May 2017. Abstract
● D 型肝炎－米国
PRO/EDR> Hepatitis D - USA
Archive Number: 20170510.5026374
情報源 Hepatitis News Today 2017年5月9日
米国で新たに D 型肝炎ウイルス感染 hepatitis delta virus (HDV) infection と診断される患者数が増加している。さらに，慢性 B 型肝炎ウイルス感染患者 chronic hepatitis B virus (HBV) patients の，同時感染例 the incidence of HDV co-infection も全国的に増えている。5月の the 2017 Digestive Disease Week で Eiger BioPharmaceuticals が公表したデータで明らかになった。"Hepatitis delta はウイルス肝炎の中で最も劇症となり，治療法がないため，あまり検査されてこなかった。""chronic HBV patients のうち，HDV co-infection についての検査が行われていたのはわずか 4.7 % で，それでも 2012年に比べ 2016年の HDV testing は 30 % 増えた。" HDV は，B 型肝炎ウイルス慢性感染の患者での同時感染 a co-infection in individuals infected with HBV でしか発生せず，HBV 単独感染に比べより重症化し，肝硬変，肝がん，肝不全の進展に関与する ... Between 2006 and 2014 のこのデータベースによると，118 867 unique individual cases of HBV mono-infection and 14 711 individual cases of HBV/HDV co-infection があり，蔓延率 a prevalence rate of 12.3 percent であった。Between October-December 2015 については，the prevalence rate は 5.6 percent (583 HBV/HDV co-infection; 10 333 HBV mono-infection)だった。研究結果によれば，chronic HBV の 11.8 % に HDV 感染の可能性がある。chronic HBV のうち，HDV co-infection に関する検査を受けていた患者はわずか(4.7 percent)だった。積極的な検査 HDV testing among people infected with HBV を行えば，より多くの HDV/HBV co-infection cases が検出される可能性がある ... 米国では，HDV testing is available through commercial laboratories.
参考文献 Hepatitis delta virus: A peculiar virus. Adv Virol 2013 1 または 2
[ Mod.LL 注－ ... "HDV は new infectious virions 形成・複製に HBsAg を必要とするため，hepatitis D は HBV 感染患者だけに発生する。その結果，2 major patterns of infection が存在する: "coinfection(同時感染)" with HBV and HDV or "superinfection(重感染)" of patients already infected with HBV。まれな第3の感染パターン(肝移植後； "helper-independent latent infection")も報告されている ...
"an HBV and HDV acute coinfection 急性同時感染では，ほとんど(95 %)の場合，ウイルスは排除 viral clearance される。しかし，B 型肝炎ウイルスの単独感染による急性肝炎よりも重症化し，肝不全となる例も存在する。3-7週間の潜伏期間を経て，非特異的な疲労感 fatigue, lethargy, or nausea 等の急性肝炎症状を発症する。
"HDV 重感染 superinfection of chronic HBV patients も重症急性肝炎を発症するが，80 % が慢性化する。HDV ウイルスが排除されるか，慢性感染となるかの決定因子は明らかになっていない。HDV 慢性感染が成立すると，既存の HBV による肝障害は増悪する aggravated 。HDV による急性肝炎の期間中に，HBV replication 複製は非常に低いレベルに抑制され，HDV 慢性感染成立後も(HBV の)抑制が持続するとされている。重感染 HDV superinfection の患者は，より早期に肝硬変に進展しやすいが，必ずしも肝細胞がんの発生率が増加するとはされていないのは，higher HBV DNA serum levels が発がんのリスクとされていることから，HDV 感染による HBV 複製抑制が(肝がん発生が必ずしも増加しない)要因であるかもしれない。]
参考項目 Hepatitis D virus - India (06): (GJ), hepatitis B 20090224.0768
● コレラ(24)－南スーダン，インド，ネパール
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update (24): Africa, Asia
Archive Number: 20170510.5026111
[1] コレラ - 南スーダン South Sudan (Fangak State)
情報源 UN News Centre 2017年5月10日
2016年6月以降，南スーダン全域でコレラ a growing cholera outbreak が発生し，Ayod, the Greater Upper Nile region of South Sudan においても国連機関 The UN International Organization for Migration (IOM) が対応している。4月に Jonglei に派遣されたチームは，230人以上が感染した Jiech in Ayod County は住民らにとって厳しい状況にあると述べた ... アウトブレイクが宣言された 2016年6月以降，more than 7200 cases of cholera including 229 deaths が報告されている。
[2] コレラ - インド India (Odisha State)
情報源 The Times of India (TOI), Times News Network (TNN) 2017年5月10日
the Jagannath Prasad block に続き，Kabisurya Nagar town of Ganjam district でもコレラの発生が確認された。11件の便検体の顕微鏡検査のうち，2件の cholera 菌陽性が確認された" と 9日当局者が明らかにした。Kabisurya Nagar NAC town と Baliasara, a nearby village の各 1例であった ...
[3] コレラ- ネパール(Kathmandu)
情報源 Kathmandu Post 2017年5月9日
Musahar settlement in Kachanari of Bariyarpatti Village Council of Siraha において数日前に発生したコレラアウトブレイクにより，少なくとも 10人が発病し，8日，10歳女児が死亡した。保健当局者The District Public Health Office (DPHO)によると，感染源は特定されていない ...
● A 型肝炎－ポルトガル(02)
PRO/EDR> Hepatitis A - Portugal (02): MSM
Archive Number: 20170510.5026077
情報源 DN [in Portuguese] 2017年5月8日
2017年初以降，欧州各国でアウトブレイクが発生している，A 型肝炎 hepatitis A の，ポルトガル国内でこれまでに確認された患者は 242 registered cases となっている。8日，保健相 the general director of Health が会見で明らかにした。the head of the Viral Hepatitis Program of the General-Directorate for Health によれば，93 percent of cases が男性で，57 percent が性行為を介する感染だった。ほとんどの患者 most situations (almost 90 percent)の年齢は，from 18 to 50 years, especially in people aged 18 to 39 years で発生している。
● ウマ伝染性貧血－米国(02)
PRO/AH/EDR> Equine infectious anemia - USA (02): (CO)
Archive Number: 20170510.5025267
情報源 NBC 2017年5月8日
Weld County でウマ 1頭の伝染性貧血 equine infectious anemia (EIA)検査が陽性となったと，コロラド州農業当局 the Colorado Department of Agriculture が明らかにした ... the last case in Colorado was that of a horse at Arapahoe Park in 2015.
結核，多剤耐性－ロシア，インド，フィリピン，南ア
D 型肝炎－米国
コレラ(24)－南スーダン，インド，ネパール
A 型肝炎－ポルトガル(02)
● 髄膜炎菌性髄膜炎－ナイジェリア(07) 死亡
PRO/EDR> Meningitis, meningococcal - Nigeria (07): fatal, sg. C
Archive Number: 20170510.5027149
情報源 Medecins Sans Frontieres 2017年5月9日
北部で発生した C 型髄膜炎菌性髄膜炎のアウトブレイク a meningitis C outbreak により，多数の成人および小児が感染し，9年ぶりの感染規模となっている。Zamfara State で 1例目の患者が確認されてから約 6ヶ月が経過したが，保健省は今も，7カ所の州での発生への対応に追われている。2月に政府がアウトブレイクの発生を公表し，Médecins Sans Frontières が協力し支援しているが，政府当局の対応は緩慢で，世界的にワクチンが不足している。4月，MSF は，Sokoto Town, Anka, Zamfara に治療施設を設置した ...
[ Mod.ML 注－ ナイジェリアで，全国的な C 型髄膜炎菌髄膜炎のアウトブレイク an outbreak of meningococcal meningitis serogroup C が発生しているが，大部分の患者が the African meningitis belt 内にある states in the upper northwest に集中している。従来優位であった A 型菌_Neisseria meningitidis_ serogroup A に代わって，meningococcus serogroup C が優位である点で，過去のアウトブレイクと異なっている。おそらく，a conjugate meningococcal serogroup A vaccine, the MenAfriVac-A が，ワクチン接種キャンペーンに用いられた結果と考えられる。同ワクチンにより，the incidence of meningococcal meningitis due to serogroup A の発生は 90 % 減少した。他型の菌への交代(によるアウトブレイク発生)を予防するため，the ACYW vaccineのような 4価ワクチン a quadrivalent conjugate meningococcal vaccine (による予防接種キャンペーン)が望ましい。結合型ワクチン Conjugate vaccines は，多糖体ワクチン the polysaccharide vaccines と異なり，乳児にも免疫を付与し，咽頭での保菌が少ないため感染伝播が起こりにくい上，免疫持続期間がより長期間であるという点で，多糖体ワクチンより望ましい。 Serogroup B vaccines は，外膜タンパク抗原 meningococcal B outer membrane vesicle protein antigens が使われる。これは，ヒトにおいて group B polysaccharide 多糖体は免疫原性が乏しく poorly immunogenic，自己抗原 a potential auto-antigen と認識される恐れがあるためである]
関連項目 Nigeria (06): (NI) fatal, sg. A, B and C 20170417.4976236
● 結核，多剤耐性－ロシア，インド，フィリピン，南ア
PRO/EDR> TB, MDR: Russia, India, Philippines, S. Africa, primary, predicted incidence
Archive Number: 20170510.5027148
情報源 The Huffington Post 2017年5月9日
科学雑誌 the Lancet Infectious Diseases journal で，世界中で結核患者が最も多い 4カ国において，最も危険なタイプの結核菌の状況が悪化している。一般的に，治療により 83 % 以上が治癒する結核だが，標準的な結核治療薬の効果が見られない，多剤耐性結核 multidrug-resistant TB (MDR-TB) 菌の場合，治療による生存率は約 52 % である。超耐性菌 Extensively drug-resistant TB (XDR-TB) では，治療による生存率は a 28 percent survival rate となる。現在，世界全体でおよそ 23万例の多剤耐性結核患者の約 40 % が，ロシア，インド，フィリピン，南アフリカの患者であると，Lancet で報告された。この論文によると，2040年までに，ロシアの全結核患者の 1/3，インドとフィリピンの 1/10，南アフリカの 1/20 が，多剤耐性結核患者で占められると，予想されている。2000年の各国の多剤耐性結核患者の割合は，only 24.8 percent of cases in Russia, 7.9 percent in India, 6 percent in the Philippines and 2.5 percent in South Africa だった。薬剤耐性結核菌の感染は，(現在のような)治療中に結核菌が耐性を獲得するのではなく，(多剤耐性菌に感染した)患者からのヒト－ヒト感染になるだろうと述べられている。早期にきちんとした結核治療を行っていれば，耐性菌は駆逐されるとの考えはもはや通用しないと述べられている。すでに多くの耐性菌が蔓延し，ヒトからヒトへの感染が継続して発生するとみられている ... 現在の薬剤は 20世紀半ばに開発されたものだが，直面しているのは 21世紀に発生した問題である。2018年に結核を焦点に国連会議が開催される予定であるが，2009年にWHO 加盟国保健省会合が開かれた時に 50カ国あまりであった M/XDR-TB 発生国は，現在では 153カ国に達している ...
原著タイトル Estimating the future burden of multidrug-resistant and extensively drug-resistant tuberculosis in India, the Philippines, Russia, and South Africa: a mathematical modelling study. The Lancet Infectious Diseases. Published online: 09 May 2017. Abstract
● D 型肝炎－米国
PRO/EDR> Hepatitis D - USA
Archive Number: 20170510.5026374
情報源 Hepatitis News Today 2017年5月9日
米国で新たに D 型肝炎ウイルス感染 hepatitis delta virus (HDV) infection と診断される患者数が増加している。さらに，慢性 B 型肝炎ウイルス感染患者 chronic hepatitis B virus (HBV) patients の，同時感染例 the incidence of HDV co-infection も全国的に増えている。5月の the 2017 Digestive Disease Week で Eiger BioPharmaceuticals が公表したデータで明らかになった。"Hepatitis delta はウイルス肝炎の中で最も劇症となり，治療法がないため，あまり検査されてこなかった。""chronic HBV patients のうち，HDV co-infection についての検査が行われていたのはわずか 4.7 % で，それでも 2012年に比べ 2016年の HDV testing は 30 % 増えた。" HDV は，B 型肝炎ウイルス慢性感染の患者での同時感染 a co-infection in individuals infected with HBV でしか発生せず，HBV 単独感染に比べより重症化し，肝硬変，肝がん，肝不全の進展に関与する ... Between 2006 and 2014 のこのデータベースによると，118 867 unique individual cases of HBV mono-infection and 14 711 individual cases of HBV/HDV co-infection があり，蔓延率 a prevalence rate of 12.3 percent であった。Between October-December 2015 については，the prevalence rate は 5.6 percent (583 HBV/HDV co-infection; 10 333 HBV mono-infection)だった。研究結果によれば，chronic HBV の 11.8 % に HDV 感染の可能性がある。chronic HBV のうち，HDV co-infection に関する検査を受けていた患者はわずか(4.7 percent)だった。積極的な検査 HDV testing among people infected with HBV を行えば，より多くの HDV/HBV co-infection cases が検出される可能性がある ... 米国では，HDV testing is available through commercial laboratories.
参考文献 Hepatitis delta virus: A peculiar virus. Adv Virol 2013 1 または 2
[ Mod.LL 注－ ... "HDV は new infectious virions 形成・複製に HBsAg を必要とするため，hepatitis D は HBV 感染患者だけに発生する。その結果，2 major patterns of infection が存在する: "coinfection(同時感染)" with HBV and HDV or "superinfection(重感染)" of patients already infected with HBV。まれな第3の感染パターン(肝移植後； "helper-independent latent infection")も報告されている ...
"an HBV and HDV acute coinfection 急性同時感染では，ほとんど(95 %)の場合，ウイルスは排除 viral clearance される。しかし，B 型肝炎ウイルスの単独感染による急性肝炎よりも重症化し，肝不全となる例も存在する。3-7週間の潜伏期間を経て，非特異的な疲労感 fatigue, lethargy, or nausea 等の急性肝炎症状を発症する。
"HDV 重感染 superinfection of chronic HBV patients も重症急性肝炎を発症するが，80 % が慢性化する。HDV ウイルスが排除されるか，慢性感染となるかの決定因子は明らかになっていない。HDV 慢性感染が成立すると，既存の HBV による肝障害は増悪する aggravated 。HDV による急性肝炎の期間中に，HBV replication 複製は非常に低いレベルに抑制され，HDV 慢性感染成立後も(HBV の)抑制が持続するとされている。重感染 HDV superinfection の患者は，より早期に肝硬変に進展しやすいが，必ずしも肝細胞がんの発生率が増加するとはされていないのは，higher HBV DNA serum levels が発がんのリスクとされていることから，HDV 感染による HBV 複製抑制が(肝がん発生が必ずしも増加しない)要因であるかもしれない。]
参考項目 Hepatitis D virus - India (06): (GJ), hepatitis B 20090224.0768
● コレラ(24)－南スーダン，インド，ネパール
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update (24): Africa, Asia
Archive Number: 20170510.5026111
[1] コレラ - 南スーダン South Sudan (Fangak State)
情報源 UN News Centre 2017年5月10日
2016年6月以降，南スーダン全域でコレラ a growing cholera outbreak が発生し，Ayod, the Greater Upper Nile region of South Sudan においても国連機関 The UN International Organization for Migration (IOM) が対応している。4月に Jonglei に派遣されたチームは，230人以上が感染した Jiech in Ayod County は住民らにとって厳しい状況にあると述べた ... アウトブレイクが宣言された 2016年6月以降，more than 7200 cases of cholera including 229 deaths が報告されている。
[2] コレラ - インド India (Odisha State)
情報源 The Times of India (TOI), Times News Network (TNN) 2017年5月10日
the Jagannath Prasad block に続き，Kabisurya Nagar town of Ganjam district でもコレラの発生が確認された。11件の便検体の顕微鏡検査のうち，2件の cholera 菌陽性が確認された" と 9日当局者が明らかにした。Kabisurya Nagar NAC town と Baliasara, a nearby village の各 1例であった ...
[3] コレラ- ネパール(Kathmandu)
情報源 Kathmandu Post 2017年5月9日
Musahar settlement in Kachanari of Bariyarpatti Village Council of Siraha において数日前に発生したコレラアウトブレイクにより，少なくとも 10人が発病し，8日，10歳女児が死亡した。保健当局者The District Public Health Office (DPHO)によると，感染源は特定されていない ...
● A 型肝炎－ポルトガル(02)
PRO/EDR> Hepatitis A - Portugal (02): MSM
Archive Number: 20170510.5026077
情報源 DN [in Portuguese] 2017年5月8日
2017年初以降，欧州各国でアウトブレイクが発生している，A 型肝炎 hepatitis A の，ポルトガル国内でこれまでに確認された患者は 242 registered cases となっている。8日，保健相 the general director of Health が会見で明らかにした。the head of the Viral Hepatitis Program of the General-Directorate for Health によれば，93 percent of cases が男性で，57 percent が性行為を介する感染だった。ほとんどの患者 most situations (almost 90 percent)の年齢は，from 18 to 50 years, especially in people aged 18 to 39 years で発生している。
● ウマ伝染性貧血－米国(02)
PRO/AH/EDR> Equine infectious anemia - USA (02): (CO)
Archive Number: 20170510.5025267
情報源 NBC 2017年5月8日
Weld County でウマ 1頭の伝染性貧血 equine infectious anemia (EIA)検査が陽性となったと，コロラド州農業当局 the Colorado Department of Agriculture が明らかにした ... the last case in Colorado was that of a horse at Arapahoe Park in 2015.