シガテラ毒 欧州 Science
● カンピロバクター症 メキシコ、ギラン・バレー症候群
PRO/AH/EDR> Campylobacteriosis - Mexico: (SO) Guillain-Barre syndrome
Archive Number: 20170619.5115320
[1] 情報源 Canal 44, Mexico [in Spanish] 2017年6月16日
ソノラ州 San Luis Rio Colorado, Sonora において合計 7人がカンピロバクタ-the bacterium _Campylobacter jejuni_ に感染し,重症の急性顔面麻痺を発症した。1人が死亡した。州保健大臣 The secretary of Health of Sonora が認めた。水から感染したとされるが,consumption of drinking or purified water のいずれかは明らかにされていない。21日間,新たな患者は発生していない。6年前にも,米国に接する the municipality of San Luis Rio Colorado and Baja California において同菌によるアウトブレイクが発生している。世界中で毎年,多数の人々が Campylobacter jejuni_ に感染し,inflammatory bowel disease or Reiter's arthritis などの自己免疫性疾患の原因ともなっている。
[2] 情報源 Diario Noticias [in Spanish] 2017年6月17日
市保健当局 The City Council of San Luis, through the Municipal Public Health Department は,4月から5月にかけて,死者 1名を含む 6人の患者が報告されていることを受け,ギラン・バレー症候群 an outbreak of the Guillain-Barre syndrome [GBS] への注意を呼びかけている。他方,市の水道水が原因ではないとしている。
[Mod.LL- 1995年の論文(1)において,ギラン・バレー症候群 GBS 患者の 26 % が最近のカンピロバクタ-菌感染に関連していた(対照群 1 %)と報告されている。the GBS cases associated with _C. jejuni_ では,回復がより遅く後遺症が残る the poorer outcome of slow recovery and residual disability 可能性が高かった点が注目される。同論文では,GBS に関係したカンピロバクタ-の血清型 specific serotype of _C. jejuni_ は示されていないが,その後の論文(2)では,米国とドイツの GBS 症例では serotype O:19 strains が多く overrepresented,serum-resistant(抗体陽性例での感染?)が多いことが示されている。その後,両者の関連性の病態生理は抗原擬態 antigenic mimicry の 1例であるとされた(3)。すなわち,一部のカンピロバクタ菌のリポオリゴ糖 the lipooligosaccharide of certain _C. jejuni_ strains が,ヒトのガングリオシド human GM1 ganglioside との交差反応性を有することを意味し,ウサギにおいて_C. jejuni_ lipooligosaccharide(投与?)後に anti-GM1 antibody 抗体が誘導され,四肢の筋力低下 limb weakness を発症することが確かめられた。加えて,細菌糖類 the bacterial saccharide のシアル酸系統の違いにより免疫反応の変化 different modulations が生じ,これが菌型による GBS 発症の有無の説明となる可能性が示されている(4)。
参考文献
1. _Campylobacter jejuni_ infection and Guillain-Barré syndrome. N Engl J Med 1995;333(21): 1374-1349.
2. _Campylobacter jejuni_ strains from patients with Guillain-Barré syndrome. Emerg Infect Dis 1998; 4(2): 263-268.
3. Yuki N, Susuki K, Koga M, et al: Carbohydrate mimicry between human ganglioside GM1 and _Campylobacter jejuni_ lipooligosaccharide causes Guillain-Barré syndrome. Proc Natl Acad Sci USA 2004; 101(31): 11404-11409.
4. _Campylobacter jejuni_ lipooligosaccharides modulate dendritic cell-mediated T cell polarization in a sialic acid linkage-dependent manner. Infect Immun 2011; 79(7): 2681-2689.]
[Sr.Tech.Ed.MJ/Mod.JHA- スペイン語の記事によると,州保健当局 the Baja California State Health Secretariat が行った the 6 water samples の解析では菌は検出されなかった negative for _Campylobacter_ ことから,アウトブレイクの原因が飲料水 the drinking water ではないことが確認された,とされている。保健当局者も同菌の保有が一般的なニワトリ(肉)からの感染の可能性を示唆している]
PRO/AH/EDR> Campylobacteriosis - Mexico: (SO) Guillain-Barre syndrome
Archive Number: 20170619.5115320
[1] 情報源 Canal 44, Mexico [in Spanish] 2017年6月16日
ソノラ州 San Luis Rio Colorado, Sonora において合計 7人がカンピロバクタ-the bacterium _Campylobacter jejuni_ に感染し,重症の急性顔面麻痺を発症した。1人が死亡した。州保健大臣 The secretary of Health of Sonora が認めた。水から感染したとされるが,consumption of drinking or purified water のいずれかは明らかにされていない。21日間,新たな患者は発生していない。6年前にも,米国に接する the municipality of San Luis Rio Colorado and Baja California において同菌によるアウトブレイクが発生している。世界中で毎年,多数の人々が Campylobacter jejuni_ に感染し,inflammatory bowel disease or Reiter's arthritis などの自己免疫性疾患の原因ともなっている。
[2] 情報源 Diario Noticias [in Spanish] 2017年6月17日
市保健当局 The City Council of San Luis, through the Municipal Public Health Department は,4月から5月にかけて,死者 1名を含む 6人の患者が報告されていることを受け,ギラン・バレー症候群 an outbreak of the Guillain-Barre syndrome [GBS] への注意を呼びかけている。他方,市の水道水が原因ではないとしている。
[Mod.LL- 1995年の論文(1)において,ギラン・バレー症候群 GBS 患者の 26 % が最近のカンピロバクタ-菌感染に関連していた(対照群 1 %)と報告されている。the GBS cases associated with _C. jejuni_ では,回復がより遅く後遺症が残る the poorer outcome of slow recovery and residual disability 可能性が高かった点が注目される。同論文では,GBS に関係したカンピロバクタ-の血清型 specific serotype of _C. jejuni_ は示されていないが,その後の論文(2)では,米国とドイツの GBS 症例では serotype O:19 strains が多く overrepresented,serum-resistant(抗体陽性例での感染?)が多いことが示されている。その後,両者の関連性の病態生理は抗原擬態 antigenic mimicry の 1例であるとされた(3)。すなわち,一部のカンピロバクタ菌のリポオリゴ糖 the lipooligosaccharide of certain _C. jejuni_ strains が,ヒトのガングリオシド human GM1 ganglioside との交差反応性を有することを意味し,ウサギにおいて_C. jejuni_ lipooligosaccharide(投与?)後に anti-GM1 antibody 抗体が誘導され,四肢の筋力低下 limb weakness を発症することが確かめられた。加えて,細菌糖類 the bacterial saccharide のシアル酸系統の違いにより免疫反応の変化 different modulations が生じ,これが菌型による GBS 発症の有無の説明となる可能性が示されている(4)。
参考文献
1. _Campylobacter jejuni_ infection and Guillain-Barré syndrome. N Engl J Med 1995;333(21): 1374-1349.
2. _Campylobacter jejuni_ strains from patients with Guillain-Barré syndrome. Emerg Infect Dis 1998; 4(2): 263-268.
3. Yuki N, Susuki K, Koga M, et al: Carbohydrate mimicry between human ganglioside GM1 and _Campylobacter jejuni_ lipooligosaccharide causes Guillain-Barré syndrome. Proc Natl Acad Sci USA 2004; 101(31): 11404-11409.
4. _Campylobacter jejuni_ lipooligosaccharides modulate dendritic cell-mediated T cell polarization in a sialic acid linkage-dependent manner. Infect Immun 2011; 79(7): 2681-2689.]
[Sr.Tech.Ed.MJ/Mod.JHA- スペイン語の記事によると,州保健当局 the Baja California State Health Secretariat が行った the 6 water samples の解析では菌は検出されなかった negative for _Campylobacter_ ことから,アウトブレイクの原因が飲料水 the drinking water ではないことが確認された,とされている。保健当局者も同菌の保有が一般的なニワトリ(肉)からの感染の可能性を示唆している]
● シガテラ中毒 欧州
PRO/AH/EDR> Ciguatera fish poisoning - EU: possible local fish source, RFI
Archive Number: 20170619.5115458
情報源 Science Daily, BfR Federal Institute for Risk Assessment report 2017年6月16日
Increase in ciguatera fish poisoning cases in Europe
シガテラ毒 The substance ciguatoxin は,熱帯または亜熱帯の海の魚だけで確認される。 ここ数年,欧州内の特に大西洋のスペインおよびポルトガルの島々でシガテラの患者 cases of ciguatera の報告が増え,またドイツでも報告されている。新たな報告では,地中海でもこの毒素(を有する魚)が増えつつあるとされている。また,海外からの輸入も,欧州でのシガテラ中毒増加の一因である ... "Ciguatera はドイツでは非常にまれな魚類の食中毒で,various snapper species フエダイなどの肉食魚の摂取が原因となっている"。 These include _Lutjanus bohar_ (two-spot red snapper), _L. argentimaculatus_ [mangrove red snapper], _L. erythropterus_ (crimson snapper), or _Pinjalo pinjalo_.
Archive Number: 20170619.5115458
情報源 Science Daily, BfR Federal Institute for Risk Assessment report 2017年6月16日
Increase in ciguatera fish poisoning cases in Europe
シガテラ毒 The substance ciguatoxin は,熱帯または亜熱帯の海の魚だけで確認される。 ここ数年,欧州内の特に大西洋のスペインおよびポルトガルの島々でシガテラの患者 cases of ciguatera の報告が増え,またドイツでも報告されている。新たな報告では,地中海でもこの毒素(を有する魚)が増えつつあるとされている。また,海外からの輸入も,欧州でのシガテラ中毒増加の一因である ... "Ciguatera はドイツでは非常にまれな魚類の食中毒で,various snapper species フエダイなどの肉食魚の摂取が原因となっている"。 These include _Lutjanus bohar_ (two-spot red snapper), _L. argentimaculatus_ [mangrove red snapper], _L. erythropterus_ (crimson snapper), or _Pinjalo pinjalo_.
● 食中毒 イラク
PRO/EDR> Foodborne illness - Iraq (03): (NI) IDP camp, NOT fatal
Archive Number: 20170619.5115998
情報源 Kurdistan24 2017年6月19日
モスル Mosul を脱出し southwestern Erbil の難民キャンプに逃れた 825人以上の難民が食中毒を発症した。12日, Erbil でボランティアが用意しキャンプ the Hassan Sham and U2 camp まで運ばれた食事を摂った難民らが食中毒を発症し,Erbil の医療施設に搬送され治療を受けた
PRO/EDR> Foodborne illness - Iraq (03): (NI) IDP camp, NOT fatal
Archive Number: 20170619.5115998
情報源 Kurdistan24 2017年6月19日
モスル Mosul を脱出し southwestern Erbil の難民キャンプに逃れた 825人以上の難民が食中毒を発症した。12日, Erbil でボランティアが用意しキャンプ the Hassan Sham and U2 camp まで運ばれた食事を摂った難民らが食中毒を発症し,Erbil の医療施設に搬送され治療を受けた
● 食中毒 トルコ
PRO/EDR> Foodborne illness - Turkey: (MN) military base, RFI
Archive Number: 20170619.5115339
情報源 RT.com 2017年6月18日
トルコ西部 the western Turkish province of Manisa の軍事施設の食事後に嘔吐を訴え,731人の兵士らが治療を受けたと,18日発表された。5月にもサルモネラ菌による 1000人以上の集団食中毒が発生し,兵士 1名が死亡している。372人が入院となり,他の兵士らは施設内で治療を受けた。生命の危険があるものはないとされている。
[Mod.LL-はじめに嘔気と嘔吐と記載され,後に食中毒の症状は嘔気,嘔吐,下痢と書かれている。下痢があり,さらにもし発熱も伴うのであれば,ブドウ球菌性エンテロトキシンは考えにくくなる。食事から発症までの潜伏期間も診断に重要で,ブ菌は 4~6時間の短期間で発症する]
● B、C型肝炎 米国 薬物注射
PRO/EDR> Hepatitis B & C - USA: (NC) injection drug use
Archive Number: 20170619.5115801
情報源 Wilkes Journal-Patriot 2017年6月16日
ノースカロライナ州 North Carolina は最も肝炎患者 cases of hepatitis B and C が増加している地域で,州保健当局 the NC Department of Health and Human Servicesは住民らに対し,検査を受ける様呼びかけている。同局によると,2014年から 2016年までの間に,new cases of hepatitis B は 56 percent, new cases of hepatitis C は 69 percent 増加した。Hepatitis C の増加は 2009年以来続いている。感染拡大の原因は,薬物常用者間の注射針や器具 other drug paraphernalia の共用による,血液への暴露である ...
PRO/EDR> Foodborne illness - Turkey: (MN) military base, RFI
Archive Number: 20170619.5115339
情報源 RT.com 2017年6月18日
トルコ西部 the western Turkish province of Manisa の軍事施設の食事後に嘔吐を訴え,731人の兵士らが治療を受けたと,18日発表された。5月にもサルモネラ菌による 1000人以上の集団食中毒が発生し,兵士 1名が死亡している。372人が入院となり,他の兵士らは施設内で治療を受けた。生命の危険があるものはないとされている。
[Mod.LL-はじめに嘔気と嘔吐と記載され,後に食中毒の症状は嘔気,嘔吐,下痢と書かれている。下痢があり,さらにもし発熱も伴うのであれば,ブドウ球菌性エンテロトキシンは考えにくくなる。食事から発症までの潜伏期間も診断に重要で,ブ菌は 4~6時間の短期間で発症する]
● B、C型肝炎 米国 薬物注射
PRO/EDR> Hepatitis B & C - USA: (NC) injection drug use
Archive Number: 20170619.5115801
情報源 Wilkes Journal-Patriot 2017年6月16日
ノースカロライナ州 North Carolina は最も肝炎患者 cases of hepatitis B and C が増加している地域で,州保健当局 the NC Department of Health and Human Servicesは住民らに対し,検査を受ける様呼びかけている。同局によると,2014年から 2016年までの間に,new cases of hepatitis B は 56 percent, new cases of hepatitis C は 69 percent 増加した。Hepatitis C の増加は 2009年以来続いている。感染拡大の原因は,薬物常用者間の注射針や器具 other drug paraphernalia の共用による,血液への暴露である ...
● 炭疽 ルーマニア
PRO/AH/EDR> Anthrax - Romania (03): (BT) bovine, human, OIE
Archive Number: 20170619.5116427
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2017; 30(25) 2017年6月19日
Anthrax - Romania,Recurrence of a listed disease
感染開始時期 2017年6月2日
前回流行時期 2016年8月23日
病原菌 _Bacillus anthracis_
新たな感染流行 (1)
Outbreak 1: Flondora, Manoleasa, Botosani: backyard
種/頭数/感染数/死亡/廃棄/処分
ウシ Cattle / 24 / 1 / 0 / 0 / 1
Epidemiological comments: A diseased bovine was slaughtered at home and meat kept in a freezer. The owner was infected with _Bacillus anthracis_. The diagnosis was confirmed on infected meat.
Archive Number: 20170619.5116427
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2017; 30(25) 2017年6月19日
Anthrax - Romania,Recurrence of a listed disease
感染開始時期 2017年6月2日
前回流行時期 2016年8月23日
病原菌 _Bacillus anthracis_
新たな感染流行 (1)
Outbreak 1: Flondora, Manoleasa, Botosani: backyard
種/頭数/感染数/死亡/廃棄/処分
ウシ Cattle / 24 / 1 / 0 / 0 / 1
Epidemiological comments: A diseased bovine was slaughtered at home and meat kept in a freezer. The owner was infected with _Bacillus anthracis_. The diagnosis was confirmed on infected meat.
● 鳥インフルエンザ ベルギー HPAI,H5N8 OIE
PRO/AH/EDR> Avian influenza (115): Belgium (WV) poultry, HPAI H5N8, OIE
Archive Number: 20170619.5116301
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2017; 30(25) 2017年6月19日
Highly pathogenic avian influenza, Belgium,reoccurrence of a listed disease
感染開始時期 2017年6月10日
前回流行時期 2017年3月28日
原因ウイルス highly pathogenic avian influenza virus
Serotype: H5N8
新たな感染流行 (1)
Outbreak 1: Waardamme, West-Vlaanderen, West Flanders: other
Outbreak status: resolved (19 Jun 2017)
種/頭数/感染数/死亡/廃棄/処分
Birds / 4047 / 1650 / 500 / 3547 / 0
Affected population: Trader of birds intended for hobbyists
● MERS-CoV ラクダ
PRO/AH/EDR> MERS-CoV (40): animal reservoir, camels, review, FAO
Archive Number: 20170619.5115999
情報源 FAO fcc-empres information sheets, 6, Jun 2017 2017年6月19日
はじめに ... ヒトコブラクダ Dromedary camels が自然界の保有宿主の 1つ a natural reservoir of MERS-CoV で,ヒトへの感染源となっている可能性があると考えられている ... 特に医療現場のような濃厚接触のあるヒトとヒトの間でも感染伝播するが,持続性の感染伝播は現在のところ知られていない no evidence 。またワクチンや特異的な治療法も存在しない。これまでに 27カ国でヒトの感染が報告されているが,大部分がサウジアラビアで発生し,ある研究では遅くとも 1992年頃にはサウジアラビアにおいてラクダの間でウイルスの感染循環が生じていたとされる。中東以外で発生した患者およびアウトブレイクはすべて中東に端を発している。
フタコブラクダと MERS-CoV: filling knowledge gaps
MERS-CoV は元々コウモリのコロナウイルスが起源で,種を超えてヒトコブラクダに感染したと考えられ,ラクダは the natural host for MERS-CoV と考えられているものの,感染したラクダと密接して暮らすアルパカの感染も確認されている ... FAO,the World Organization for Animal Health (OIE) and the World Health Organization (WHO)は協力して知識の集積と方針決定のための会合を持っている。
Archive Number: 20170619.5116301
情報源 OIE, WAHID (World Animal Health Information Database), weekly disease information 2017; 30(25) 2017年6月19日
Highly pathogenic avian influenza, Belgium,reoccurrence of a listed disease
感染開始時期 2017年6月10日
前回流行時期 2017年3月28日
原因ウイルス highly pathogenic avian influenza virus
Serotype: H5N8
新たな感染流行 (1)
Outbreak 1: Waardamme, West-Vlaanderen, West Flanders: other
Outbreak status: resolved (19 Jun 2017)
種/頭数/感染数/死亡/廃棄/処分
Birds / 4047 / 1650 / 500 / 3547 / 0
Affected population: Trader of birds intended for hobbyists
● MERS-CoV ラクダ
PRO/AH/EDR> MERS-CoV (40): animal reservoir, camels, review, FAO
Archive Number: 20170619.5115999
情報源 FAO fcc-empres information sheets, 6, Jun 2017 2017年6月19日
はじめに ... ヒトコブラクダ Dromedary camels が自然界の保有宿主の 1つ a natural reservoir of MERS-CoV で,ヒトへの感染源となっている可能性があると考えられている ... 特に医療現場のような濃厚接触のあるヒトとヒトの間でも感染伝播するが,持続性の感染伝播は現在のところ知られていない no evidence 。またワクチンや特異的な治療法も存在しない。これまでに 27カ国でヒトの感染が報告されているが,大部分がサウジアラビアで発生し,ある研究では遅くとも 1992年頃にはサウジアラビアにおいてラクダの間でウイルスの感染循環が生じていたとされる。中東以外で発生した患者およびアウトブレイクはすべて中東に端を発している。
フタコブラクダと MERS-CoV: filling knowledge gaps
MERS-CoV は元々コウモリのコロナウイルスが起源で,種を超えてヒトコブラクダに感染したと考えられ,ラクダは the natural host for MERS-CoV と考えられているものの,感染したラクダと密接して暮らすアルパカの感染も確認されている ... FAO,the World Organization for Animal Health (OIE) and the World Health Organization (WHO)は協力して知識の集積と方針決定のための会合を持っている。
● ポテトの病気、葉枯れ病 ブータン
PRO/PL> Late blight, potato - Bhutan: (CK)
Archive Number: 20170619.5114985
情報源 Kuensel Online 2017年6月10日
[areas of] Chukha [District]のポテトの塊茎で,葉枯れ病 Late blight の発生が確認されている。昨年[2016]同様の収獲は難しいかも知れない。ポテトは主な収入源だが,ほとんどの農家 the households で被害が発生している。3月に発生し成長が阻害されている,と農家が嘆いており,当局は被害が拡大していると述べている。
● ポテトの病気、線虫症 ケニア
PRO/PL> Cyst nematode, potato - Kenya
Archive Number: 20170619.5115319
情報源 Kenya News Agency 2017年6月14日
20 [out of a total of 47] counties の地域で a potato cyst nematode が発生し,ケニアの食の安全が脅かされている。国内のポテトが全滅する可能性があると,農業の専門家 The Nakuru County Executive for Agriculture が述べた
PRO/PL> Late blight, potato - Bhutan: (CK)
Archive Number: 20170619.5114985
情報源 Kuensel Online 2017年6月10日
[areas of] Chukha [District]のポテトの塊茎で,葉枯れ病 Late blight の発生が確認されている。昨年[2016]同様の収獲は難しいかも知れない。ポテトは主な収入源だが,ほとんどの農家 the households で被害が発生している。3月に発生し成長が阻害されている,と農家が嘆いており,当局は被害が拡大していると述べている。
● ポテトの病気、線虫症 ケニア
PRO/PL> Cyst nematode, potato - Kenya
Archive Number: 20170619.5115319
情報源 Kenya News Agency 2017年6月14日
20 [out of a total of 47] counties の地域で a potato cyst nematode が発生し,ケニアの食の安全が脅かされている。国内のポテトが全滅する可能性があると,農業の専門家 The Nakuru County Executive for Agriculture が述べた
● 訃報 Martin S. Wolfe, 1935-2017
PRO/ALL> Obituary: Martin S. Wolfe
情報源 Washington Post 2017年6月18日
a tropical disease specialist who founded one of the country's 1st medical practices