2017年6月24日

毒グモ咬傷 ベネズエラ black widow spider

● コレラ イエメン
PRO/EDR> Cholera, diarrhea & dysentery update (60): Asia (Yemen)
Archive Number: 20170624.5128926
 情報源 NPR 2017年6月24日
[The statistics of the dreadfully impressive ongoing epidemic in Yemen in 2017 are:
Date (2017) / Cases / Deaths
8 May / 1360 / 25
02 Jun / 73 700 / 605
04 Jun / 86 400 / 676
05 Jun / 91 400 / 728
06 Jun / 96 000 / 746
07 Jun / 101 820 / 789
10 Jun / 116 700 / 869
12 Jun / 124 002 / 923
14 Jun / 140 116 / 989
16 Jun / 151 000 / 1054
19 Jun / 166 976 / 1146
21 Jun / 179 548 / 1205 ]
関連項目 (58): Asia (Yemen) 20170622.5123549

● E 型肝炎 ネパール
PRO/EDR> Hepatitis E - Nepal: (DO, KT)
Archive Number: 20170624.5128824
[1] 投稿者 Sukraraj Tropical and Infectious Disease Hospita,Dr Sher Bahadur Pun,2017年6月20日。
18日,28歳女性の E 型肝炎感染患者が Sukraraj Tropical and Infectious Disease Hospital を受診した。肝酵素が著明に上昇(ALT-1972 IU/L, AST-988 IU/L)していた。1ヶ月前に Makaibari-11, Dolkha district [Province Three]を訪れ,現地住民 80-90人が参加し現地の水道水が使用された宗教儀式に参加していた。
[2] 投稿者 同・Dr Anup Bastola 2017年6月23日
強膜の黄染のある,Bhadrabas-16, Sundarijal, Kathmandu (province 3)の 17歳の男子学生が 21日,上腹部痛および嘔吐を訴え入院となった。黄疸を発症する前に発熱が認められた。渡航歴はない。ビリルビンの上昇と,肝酵素の著明な上昇に加え,プロトロンビン時間の延長が認められた。A,C,B 型肝炎ウイルス検査はいずれも陰性だった。抗 E 型肝炎 IgM 抗体の迅速検査が陽性となった。

● 毒グモ咬傷 ベネズエラ black widow spider
PRO/AH/EDR> Toxic spider bite - Venezuela: (ZU) black widow spider
Archive Number: 20170624.5127639
 情報源 Ultimas noticias [in Spanish] 2017年6月7日
ベネズエラへの外来種のクモの侵入による犠牲者の発生が続いている。もともと南米には生息していなかったこの種類のクモが,数年前から,国内の the Andean and western regions に拡大している。_Latrodectus mactans_ による被害が最も多い地域の 1つの Zulia 州では,3~5月の間に the highest incidence of bites of 7 cases が報告され,うち 2例が死亡した。パナマからコロンビア経由で侵入したと見られている。目撃されたり被害が発生したりしている地域 black widow sightings and bites は,Falcon, Lara, Yaracuy, Trujillo and Tachira の各州である。
専門家 the Marine Firemen of the National Institute of Aquatic Spaces (Inea)によると,ヒトが咬傷を受けると致死的で,ウマさえも死亡させるほど強力なトキシンとされる。
3~5月の間に,the Sur del Lago de Maracaibo and Sierra de Perija areas を中心に 7例が報告されたと説明されている。3月2日に the general hospital of Sur del Maracaibo 病院で死亡した 21歳の犠牲者は,the area of Jesus Maria Semprum のヤシ oil palm の伐採中に a black widow の刺咬を受けた。また,the Pan American sector での肥料収集中に刺咬を受けた 17歳も in the Sur del Lago area, but in the state of Merida で咬傷を負っている。
有毒生物の専門家は,咬傷から 6時間以内抗毒素を使用する必要があるとしている。残念ながら,このクモの生息地ではなかったベネズエラ国内では抗血清は生産されておらず,コスタリカやメキシコから輸入されている。すべて援助によるものだが,非常に高価であると述べられている。
[Mod.TG- Black widow spiders (_Latrodectus mactans_) は全米及びメキシコに生息し,特徴の1つが腹部の下側の赤い砂時計状の模様である。また,乾いていない塗料のような光沢のある黒色で,滑らかな外観である。この種類のクモの咬傷を受けると,直後または数分以内に非常に強い痛みがある。痛みにより,腹部や背部を含む筋肉のれん縮 muscle cramping が起きることがある。モルフィン等の鎮痛剤を使用しても,痛みが和らぐことが無いのがこの咬傷の特徴である。モルフィンでも解消されない痛みであれば,a likely black widow bite をすぐに想起すべきだろう。
安全で有効な抗毒素 antivenom (Antivenin _Latrodectus mactans_) が存在する。抗毒素に対する reaction (患者の抵抗?) を懸念して使用が躊躇われることが時にある。もし患者(被害を受けた人) が非常に強い痛みを訴え,抗毒素に対してそれほど拒否反応がない the few reactions のであれば,the antivenin を使用するのが賢明であろう prudent 。
ベネズエラ国内でのクモの存在が知られるところとなり,死者も発生しているのであれば,抗毒素を確保し全国の医療機関に準備しておくのが良いだろう ... モルフィンが無効であった痛みを訴えた Mod. の友人に対する救急医の診断の遅れの結果,抗毒素が使用されれば翌日退院できたところ,数日間の入院が必要となったエピソード]
[The ongoing healthcare crisis in Venezuela will likely only worsen the threat posed by this recent invader]

● ウェルシュ菌食中毒 米国
PRO/EDR> Clostridium perfringens foodborne illness - USA (02): (CO)
Archive Number: 20170624.5128761
 情報源 Food Safety News 2017年6月23日
保健当局者 the Garfield County Public Health Department は,コロラド州 the Rifle Rodeo in Garfield County, CO のある特定業者の食品が,参加者の 40 % に発生したアウトブレイクの原因であることを確認したが,詳細については明らかにしなかった。5日のイベントの参加者 the 200 rodeo attendees のうちの約 80人が胃腸炎を発症した ... 患者の約 1/4 が 18歳未満の小児であるが,入院患者は公式には報告されていないと説明した。検査機関へ提出した検体の検査の結果,食中毒の主な原因菌はウェルシュ菌 _Clostridium perfringens_ であったが,と発表され,多くの参加者の聞き取り調査から,イベント会場の無許可営業の店の食品との関連性が認められた。

● 鳥インフルエンザ,ヒト 中国 H7N9
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (59): China, H7N9
Archive Number: 20170624.5122881
[1] 四川省 Sichuan - 3 updates
 情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年6月20日
攀枝花市の保健当局 the CDC of Panzhihua city によると,16日に Panzhihua central hospital 病院から 1例の鳥インフルエンザ感染が疑われる患者 suspected human H7N9 AIV case の報告があり,18日に provincial CDC lab で確認後,同市初の患者 human H7N9 case と確定診断された。この Tianba village of Renhe town of Renhe district of Panzhihua city in Sichuan province 在住の,48歳男性は,生きた家きんの売買と精肉のための市場 the 1st agriculture market in Renhe district for live poultry trading and slaughtering business に勤務していた
[2] 四川省
 情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年6月21日
during 24th May to 2nd June [2017]の期間に,四川省から 2 human H7N9 AIV cases が報告された。
1) 61-year-old female in Weiyuan county of Neijiang city(内江市)
2) 67-year-old male in Renshou county of Meishan city(梅山市)
今週[week of 18-24 Jun 2017]報告された Panzhihua city の 2例と合わせ,四川省でこれまでに報告されたのは 38 human H7N9 AIV cases となった。
[3] 天津市 Tianjin
 情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年6月21日
20日,天津市から one human H7N9 AIV case が報告された。Jinghai district 在住の 62歳男性で,指定病院で治療を受けている。
[3] 貴州省 Guizhou
 情報源 FIC (Flu Information Centre/Flu in China) 2017年6月22日
貴州省保健当局 the HFPC of Guizhou province が,the affiliated Baiyun hospital of Guizhou medical School から報告があった原因不明の肺炎患者が,H7N9 検査が陽性であったことを受け,a human H7N9 AIV case と確定診断した。Yanshanhong town of Baiyun district of Guizhou city 在住の 33歳男性患者で,運搬されるニワトリ用の飼育小屋 a live poultry booth で働いていた。16日に発症し,19日に the ICU ward of affiliated hospital of Guizhou Medical School に移送された。また,the Hong Kong CHP´s Avian influenza weekly report は先週[week of 11-17 Jun 2017],貴州省 Bijie city of Guizhou province の one human H7N9 AIV case (68-year-old male)を報告した。
関連項目 human (58): China, H7N9 20170618.5109575

● 鳥インフルエンザ 韓国
PRO/AH/EDR> Avian influenza (117): South Korea (TG) poultry, HPAI, spread, serotyping pending
Archive Number: 20170624.5127394
 情報源 KBS World Radio 2017年6月23日
大邱広域市当局 Daegu City は 21日,高病原性鳥インフルエンザ a case of avian influenza (AI),a highly pathogenic strain が確認されたことを明らかにした。感染があったニワトリは,the Animal and Plant Quarantine Agency の検査が行われるまで,Dong District の柵内 a makeshift pen で飼育されていた ...