2018年5月28日

MERS-CoV(16)(17)-UAE WHO
エボラ(19)
ニパウイルス-インド(07)
ハンタウイルス-ボリビア
日本脳炎-台湾(02)
クリミア・コンゴ出血熱-ウガンダ

MERS-CoV(17)-UAE WHO
Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) - United Arab Emirates - 28 May 2018
PRO/AH/EDR> MERS-CoV (17): UAE (Abu Dhabi), WHO 
Archive Number: 20180528.5824390
情報源 WHO, Emergencies preparedness, response, Disease Outbreak News 2018年5月28日
2018年5月16日,the National IHR Focal Point of the United Arab Emirates (UAE) から MERS-CoVの確定診断例 one (1) laboratory-confirmed case of Middle East Respiratory Syndrome (MERS-CoV) infection が WHO に報告された。
詳細情報Gayathi, UAE 在住の 78歳男性で,2018年5月13日,同 4日から続く発熱,息切れの症状のため,アブダビ Abu Dhabi の病院を受診した。14日に下気道,鼻咽頭から採取された検体の MERS-CoV 検査(by reverse transcription polymerase chain reaction (RT-PCR) at the Sheikh Khalifa Medical Centre laboratory) で陽性が確認された。現在安定した状態で入院中である。高血圧症と間質性肺疾患の持病があった。感染源の調査が行われている。最近サウジアラビアを旅行しており,また UAE 国内にラクダ農場を所有しており毎日訪れていた ... 

エボラ(19)
PRO/AH/EDR> Ebola update (19): Congo DR, case update 
Archive Number: 20180528.5822466

疫学状況 28 May 2018
Democratic Republic of Congo, Ministry of Health [in French]
 The Epidemiological Status of Ebola Virus Disease on 27 May 2018:
- A total of 56 cases of haemorrhagic fever were reported in the region, including 35 confirmed, 13 probable and 8 suspected.
- 4 new suspected cases: 3 in Iboko and 1 in Bikoro ...
 News from the Ebola response  ... 
疫学状況 27 May 2018
Democratic Republic of Congo, Ministry of Health [in French]
 The epidemiological situation of the Ebola Virus Disease dated 26 May 2018:
- A total of 54 cases of haemorrhagic fever were reported in the region, including 35 confirmed, 13 probable and 6 suspected.
- 1 new suspect case in Wangata ...
 News from the Ebola response
Launch of ring vaccination in Bikoro and Iboko
関連項目
Ebola update (18): cases, Uganda NOT, DRC vaccination campaign 20180527.5821927

ニパウイルス-インド(07)
PRO/AH/EDR> Nipah virus - India (07) 
Archive Number: 20180528.5822566

[1] Kerala new cases
情報源 Hindustan Times 2018年5月27日
ケララ
 Kerala 州で 27日,新たに 1人がニパウイルス感染 the Nipah virus  により死亡し,死者の数が 14人となった。死亡したのは 26歳男性で,感染により Kozhikode の私立病院に入院していた。the Kozhikode Medical College Hospital では,新たに 2 人の患者 Nipah-infected people が集中治療室での治療を受けている。死者 14人のうち,11人が Kozhikode,3人が Malappuram から報告された。患者の多くは,血液検査で陰性となり退院した ... 
[2] Kerala new cases, Telangana and Karnataka NOT
情報源 The News Minute 2018年5月27日
ケララ州内で 2週間にわたって注意喚起が呼びかけられている,ニパウイルスアウトブレイクによる死者が 14人に達した。最新の症例は Palazhi の男性で,Kozhikode の病院での闘病の末 27日に死亡した。4日前から危険な状態が続いていた。26日にも,
the Kozhikode Medical College hospital での治療を受けていた 62歳女性が死亡している ... 他の地域の状況 ... Telangana ではケララ州を訪れた 1人を含む 2人がニパウイルス感染疑いで 25日に入院したが,検体の検査の結果,陰性がであることが判明した ... 
[3] Search for virus hosts, Kerala
情報源 The Pioneer 2018年5月27日
13人の死者が発生している,Kerala's Kozhikode and Malappuram districts のコウモリから採取された検体からはニパウイルスは検出されなかった。the Union Health Ministry への報告でも,ブタのウイルスの保有は否定されている。現在他のアウトブレイクの原因が調査されている。7種のコウモリ,2種のブタ,ウシ,ヤギ各 1種からの合計 21検体が,国立研究所 the National Institute of High Security Animal Diseases in Bhopal and the National Institute of Virology in Pune で検査された。初めての死者が報告された,Kerala's Perambra の井戸で発見されたコウモリの検体も含まれているが,ニパウイルスは陰性だったと説明されている。感染が疑われたヒトからの検体も陰性となっており,確定診断されているのは死者 12名と治療中の 3名の合計 15例のみであると述べられている。Himachal Pradesh で死亡して発見されたコウモリと,Hyderabad 州の感染疑い患者からの 2検体も陰性だった。
[4] Goa ex Kerala suspected
情報源 The Hindu 2018年5月28日
政府系ゴア医科大学病院 The state-run Goa Medical College (GMC) hospital near Panaji は 28日,ゴア
 Goa を訪れたケララ Kerala 州住民がニパウイルス感染に類似する症状を発症したことのを受け,隔離措置を受けている。感染は確認されていないと,保健当局者 Health Minister が述べた ... 
関連項目 Nipah virus - India (06): (KL,KA) 20180526.5819777

MERS-CoV(16)-UAE
PRO/AH/EDR> MERS-CoV (16): UAE (AZ), RFI
Archive Number: 20180528.5823719

情報源 EMPRES-I (Global Animal Disease Information System) 2018年5月28日
28日の報告 an EMPRESS report で,an OIE report の情報に基づく情報として,アブダビ Gayathi, Abu Dhabi, United Arab Emirates において,PCR 検査による MERS-CoV 確定診断例 a human case of MERS-CoV infection が確認されたと報告されている。 
No further information was provided.

ハンタウイルス-ボリビア
20180527.5821309 に関し。
PRO/AH/EDR> Hantavirus - Americas (38): Bolivia (TR)
Archive Number: 20180528.5824214

投稿者 ベルギー・University of Leuven, Jan Clement 2018年5月28日
レプトスピラ leptospira とハンタウイルス hantavirus が重複して感染することは,おそらく一般に考えられているよりも,まれな組み合わせではない probably a less rare combination 。しかし,レプトスピラ症の多臓器不全は,ハンタウイルスによる多臓器不全よりずっと以前からよく知られているため, とりわけ,最初の診断アプローチにおいて血清学的検査でレプトスピラ症が確認されれば,ハンタウイルスの検査はあまり行われないだろう much less frequently considered。しかしこれらの人獣共通感染症の病原体 origin は全く異なるにもかかわらず,驚くほど共通の症状と検査学的異常を有し,腎と肝の異常に,初期の一過性のタンパク尿と微少血尿,"transaminitis," 低ナトリウム血症 定カリウム血症,despite renal function impediment, etc. が認められる。新世界および旧世界でのレプトスピラ症疑い例の鑑別診断として,腎症候性出血熱を考慮しなければならない。レプトスピラとハンタウイルスの重複感染 concomitant dual infection は,スリランカなどのレプトスピラ浸淫地域 hyperendemic だけでなく,ベルギーなどの非常在国からも報告された。死亡した6歳男児の重複感染が報告された the Bolivian journal El Periodico 誌に 2匹のネズミ rats [they appear to be the brown rat, _Rattus norvegicus_] の写真が掲載されたのは偶然ではない。犠牲者は,レプトスピラと同時に,HCPS ではなく, rat-induced Seoul virus (SEOV) HFRS に罹患していたと考える。この場合,病原体としてのソウルウイルスの正確な確認には,血清学的検査だけでは信頼性に乏しく,それは南米のスクリーニング検査の抗原として Andes virus (ANDV) and/or Araraquara virus (ARAV) が広く用いられているためである。These sigmodontid hantaviruses は the murid SEOV との交差反応性が弱く見逃される可能性がある。男児に,severe HCPS の重要な徴候である深刻な呼吸困難がなく,HFRS のすべての臨床症状が認められたことに注目すべきである。もしも a SEOV infection だと確認されれば,the 2nd fatal SEOV case in the Americas after the 2012 Texan case となる。

ウシマイコプラズマ症-ニュージーランド(09) 排除プラン
PRO/AH/EDR> Mycoplasma bovis, bovine - New Zealand (09): eradication plan
Archive Number: 20180528.5824157

情報源 Biosecurity New Zealand 2018年5月28日

日本脳炎-台湾(02)
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis - Taiwan (02): (KH)
Archive Number: 20180528.5823701

情報源 Focus Taiwan 2018年5月28日
高雄市 Kaohsiung's Linyuan District において,2例の確定患者と 1例の疑い例の,日本脳炎ウイルス感染 Japanese encephalitis virus infection の小集積発生が確認されていると,28日市当局が明らかにした。これらの患者の居住地がおよそ 2km圏内にあることから,小集積 a cluster infection と定義されていると the health department's disease control division が説明した。

クリミア・コンゴ出血熱-ウガンダ 東アフリカ(04)
PRO/AH/EDR> Crimean-Congo hem. fever - East Africa (04): Uganda (MD)
Archive Number: 20180528.5821815

[1] Epicore report
情報源 One Health Pathogenomics Consulting 2018年5月27日
Mubende, Uganda においてクリミア・コンゴ出血熱が疑われる患者が死亡した。検査による確定診断はまだ行われていない。
[2] Media report, with details:
情報源 Kampala Post 2018年5月28日
No Ebola Outbreak in Uganda - Minister Opendi
[3] Relief Web
情報源 Relief Web 2018年5月27日
保健省 The Ministry of Health は,各メディアが取り上げているエボラ 
an Ebola outbreak in Mubende district の報道に懸念を表した。Mubende を含む国内のどの地域でもエボラアウトブレイクは発生していない。メディアが(エボラと)伝えている内容は,クリミア・コンゴ出血熱の症例である。the CCHF outbreak in the districts of Luwero and Nakaseke -- which share a boarder with Mubende district -- の発生が 2018年1月4日に宣言され,今も封じ込めの努力が続けられている ... 疾患の説明等 ... 
2018年5月21日に Nkoko subcounty in Bugangaizi county, Kakumiro district の 35歳男性が,高熱と嘔吐のため Melt Care Clinic を受診し 2日間入院した。改善が見られたため,23日に Galde medical clinic in Kakumiro district に移され,さらに Mubende Regional Referral Hospital に転院した。Mubende RRH の担当医は直ちに隔離病棟で点滴治療を開始したが,同夜に死亡した。採取された検体が the Uganda Virus Research Institute (UVRI) に送付されている ... 長文。
関連項目 
Crimean-Congo hem. fever - East Africa (03): Uganda (NK) 20180201.5598684

狂犬病-米国 スカンク
PRO/AH/EDR> Rabies (26): Americas (USA) skunk
Archive Number: 20180528.5823130

情報源 Coloradoan.com 2018年5月26日
2018年,Weld and Larimer counties で確認される狂犬病 Rabies cases が増加しており,これまでに 2郡で 30頭近い感染が報告されている。Larimer County では今年に入り,昨年 1年間の報告より 9例多い 17 rabid skunks スカンクが報告されている ... Weld County では,Ten skunks and one bat コウモリが検査で陽性となったと報じられている ... 

口蹄疫-ウガンダ ウシ,野生動物
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Uganda: (KS) st. SAT-3, bovine, wildlife
Archive Number: 20180528.5823131
情報源 New Vision 2018年5月25日
国立農業研究所 the National Agricultural Research Organization が,新種の口蹄疫ウイルス a new strain of foot and mouth disease [FMD] virus: a Southern African Territory 3 (SAT 3) を確認した ... The SAT 3 が確認されたのは,国内西部でバッファローに近い場所で放牧されていた,健康とみられた仔牛 a seemingly healthy long-horned Ankole calf だった