2022年7月17日

COVID-19(155)BA.2.75 ECDC 小児定期接種への影響

● リステリア症 米国 死亡,アイスクリーム
PRO/AH/EDR> Listeriosis - USA (06): (FL) fatal, res/trav, ice cream culture positive, recall
Archive Number: 20220717.8704480
 情報源 Herald-Tribune 2022年7月15日
フロリダ州の工場 the Big Olaf Creamery production facility in Sarasota County [Florida] のアイスクリーム 16 of 17 ice cream flavors のサンプルの,the Florida Department of Agriculture and Consumer Services 州当局によるリステリア菌 the _Listeria_ bacteria 検査で陽性が確認され,15日までに正式な販売停止命令 a formal stop sales order が出されることとなった。同商品についてはすでに自主回収が始まっていた ... 
The CDC はこれまでに 23 illnesses 患者が報告され,22人入院し,1人死亡したと明らかにしているが,おそらく実際の患者数はこれよりも多いことが予想されるとしている。10州から報告されている。6月30日以降,新たな患者は報告されていない ... the CDC website によれば,リコール対象のアイスクリームが販売されていたのは,Big Olaf retailers, restaurants, and senior homes in Florida and in one location in Fredericksburg, Ohio とされている ... 
関連項目 
Listeriosis - USA (05): (FL) fatal, residents/travelers, ice cream susp, recall 20220710.8704342

● COVID-19(155)BA.2.75 ECDC 小児定期接種への影響
PRO/AH/EDR> COVID-19 update (155): BA.2.75, childhood vacc., WHO, global
Archive Number: 20220717.8704474
[1] オミクロン変異亜株 Omicron sub-variant BA.2.75
ECDC communicable disease threats report, 10-16 Jul 2022, week 28
 情報源 ECDC 2022年7月15日
7月7日の前回更新の後 14日の時点において,ECDC は the omicron sub-lineage BA.2.75 の分類を variant under monitoring (VUM) から variant of interest (VOI,注目すべき変異株) に変更した。BA.2.75 は新たな亜系統株 a newly designated sub-lineage of BA.2 で,主にインドで感染循環がある mainly circulating in India (234 sequences reported to GISAID EpiCoV as of 14 Jul 2022)が,他の 4大陸の 14か国で 51 sequences が確認されている。メディアは 'centaurus' と誤って伝えているが,未だ公式な命名は行われていない has not yet officially received a name in the WHO SARS-CoV-2 variant nomenclature ... ECDC は 7月7日に BA.2.75 を a variant under monitoring (VUM) に指定したが,同 14日に variant of interest (VOI) に指定し直した。これはインド及びその他の世界中で患者が増加していることに加え,変異株に懸念される変異の特徴が見られることが理由である。ウイルスの抗原性特性の変化に関係する可能性のある特徴で,最終的には新たな患者増 a new surge につながるおそれがある。現時点で,感染伝播,重症化,免疫逃避についての確立された科学的エビデンスは得られていない。The WHO は BA.2.75 を a variant of concern ±lineage under monitoring (VOC-LUM) に指定している。インド国内では増加傾向が続き,疫学第 25週に解析された遺伝子検体の 10% を占め,26週についてさらに割合が増加することが予想されるデータが示されている。インド国内において,感染の背景にあるのは主に BA.2 であり,BA.2.75 はこれより感染伝播能力が増していることが示唆される。BA.4/BA.5 はインドでは a lower proportion of circulating variants のままである。(インド国内において)BA.2.75 が the EU/EEA では優位となっている BA.4/BA.5 を凌駕して増加するのか,今のところ明らかではない ... 欧州内において Within the EU/EEA ,BA.2.75 variant cases を報告しているのは,デンマーク Denmark (1), ドイツ Germany (2), ルクセンブルグ Luxembourg (1), and オランダ the Netherlands (1) as of 14 Jul 2022 の各国で,Outside the EU/EEA では,オーストラリア Australia (2), カナダ Canada (4), インドネシア Indonesia (4), 日本 Japan (3), マルティニーク Martinique (1), ネパール Nepal (2), ニュージーランド New Zealand (6), トルコ Turkey (1), 米国 USA (9) and 英国 the United Kingdom (14) の各国。
For the latest information on variants, please see ECDC's webpage on variants. 
[2] 小児の(定期)ワクチン接種への影響 Impact on childhood vaccinations
 情報源 Reuters 2022年7月15日
2021年,世界全体で約 2500万人の小児が定期予防接種を受けられなかった。COVID-19 により世界中でロックダウンが行われた 2020年から 200万人増えたことになり,pre-pandemic in 2019 と比べると 600万人多かったと,the United Nations Children's Fund (UNICEF) and the World Health Organization (WHO) から新たに示された ... すでに最近になってワクチンにより予防可能な疾患が増加していることが報告され,アフリカでは 2022年に麻疹感染400% 増加している。[Reuters ] ... 2021年に麻疹ワクチンの 1回目を受けていない小児は 2470万人で,必要な 2回目接種についても 1470万人が受けられておらず,接種率 Coverage は 2008年以降では最低の 81% となっている。
関連項目 
COVID-19 update (154): omicron sub-variants, booster recommendations, WHO, global 20220715.8704422

● ランピースキン病 パキスタン
PRO/AH/EDR> Lumpy skin disease - Asia (12): Pakistan (SD, PB) cattle, spread, vaccination
Archive Number: 20220717.8704470
 情報源 The Express Tribune (Pakistan) 2022年7月15日
食品安全研究当局 The Ministry of National Food Security and Research はランピースキン病 lumpy skin disease [LSD] ワクチンの輸入を決定した。同ウイルスにより 10万頭以上が死亡し,ミルクと食肉の不足が発生している。
関連項目 
Lumpy skin disease - Asia (11): Pakistan, cattle, spread 20220713.8704388

● 原因不明の死亡,ウシ ロシア 硝酸カリウム
PRO/AH/EDR> Undiagnosed deaths (Russia): cattle (Rostov) potassium nitrate susp
Archive Number: 20220717.8704468
[1] 情報源 360 TV [in Russian] 2022年7月15日
the Rostov region においてウシの大量死が発生しており,the village of Bolshaya Polyana, Zimovnikovsky district では,水飲み場の水を飲んだ 13頭のウシがほぼ即死した。獣医学当局 The regional veterinary administration のウェブサイトでは,saltpeter [Another term for potassium nitrate, or simply nitrate.] による中毒の可能性が指摘されている ... 
[2] 情報源 Uprvetro (Regional Veterinary Authority) [in Russian] 2022年7月
the poisoning of cows in the village of Bolshaya Polyana, Zimovnikovsky district に関する SNS 情報では,獣医学の専門家 Veterinary specialists of the Zimovnikovskaya inter-district station for combating animal diseases が 13頭のウシが死亡した現場に向かったとされている ... 
[3] 情報源 BlokNot Rostov [in Russian] 2022年7月15日
the Zimovnikovsky district において,13 cows were poisoned by an unknown poison ... The source of poisoning was sewage. The poison was thrown into a pipe at the site, local residents suggest ...