2023年2月22日 (2)

マラリア ケニア
ジフテリア インドネシア
梅毒 米国

● A型肝炎 インド
PRO/EDR> Hepatitis A - India: (JK)
Archive Number: 20230222.8708544
 情報源 Greater Kashmir 2023年2月19日
Wathu village in Shopian district において A型肝炎アウトブレイク Hepatitis A が発生した; 5人が検査で陽性となった。any South Kashmir village ではこれまでにもアウトブレイクが最近発生しており,Ganowpora area in the same district からもこれ以前に報告されている ... 
参考項目 2022
Hepatitis A - India: (Jammu and Kashmir): schoolchildren, fatal, RFI 20221213.8707212

● ボツリヌス症 オーストラリア アーモンドミルク
PRO/EDR> Botulism - Australia (02): (NS) almond milk, alert, expanded recall
Archive Number: 20230222.8708543
 情報源 Food Safety News 2023年2月19日
オーストラリア Australia 国内のボツリヌス症 a case of botulism の背景にあるアーモンドミルクには,貯蔵に関する情報が付いていなかった。Inside Out Nutritious Goods の製品には冷蔵保存のラベルが付けられていなかったため,範囲を拡げて回収を行っている。製品を冷蔵保存しなかった場合,菌が増殖し,摂取すると発病の原因となるバイオトキシン biotoxin で汚染されるおそれがある。Botulism はまれではあるが,the _Clostridium botulinum_ bacterium ボツリヌス菌により,生命の危険のあるトキシンが産生される。
関連項目 
Botulism - Australia: (NS) almond milk, alert, recall 20230216.8708434

● マラリア ケニア

PRO/EDR> Malaria - Africa: Kenya (MB) Anopheles stephensi, 1st rep, alert
Archive Number: 20230222.8708528
[1] 情報源 Citizen Digital 2023年2月19日
ケニア医学研究所昆虫学研究チーム The Kenya Medical Research Institute (KEMRI) Entomology Research team が,新たなマラリアベクター a new malaria vector を発見したと報告した。Anopheles stephensi_ (ステフェンスハマダラカ)と呼ばれるこのベクターは,調査を行った Laisamis and Saku sub-counties of Marsabit County において,同研究チームにより初めて確認された。都市部でも農村部の環境でも生育可能で,高率の感染伝播につながると考えられる。_A. gambiae_ and _A. [funestus]_ など以前からのマラリアの原因となる蚊族と異なり,外来種 invasive で新たな地域に急速に拡がるだけでなく,これまで(のベクター)と異なる天候や環境にも順応する能力がある,と説明されている ... 
[2] 情報源 Capital Radio Malawi, BBC News report 2月20日
ケニアの研究者らが,アフリカで使用されている殺虫剤に耐性を持つ南アジア原産の蚊族を確認した。Experts from the Kenya Medical Research Institute (KEMRI) 研究者らが,during routine surveillance in northern Marsabit county 定期調査の中で,the mosquito, _Anopheles stephensi_(ステフェンスハマダラカ)を発見した。医療機関からのデータも,乾期で国内の蚊族が活動的ではない時期にもかかわらず,マラリア症例の増加を示している。この外来種の蚊族は,乾期でも雨期でも生存し,どこででも繁殖する。他国では都市中心部の貯水容器内でボウフラが見つかっている。専門家らは,マラリアの感染伝播が季節性ではなく 1年を通じて発生するようになることを懸念している ... 
参考項目 2022
Malaria - Africa (05): Ethiopia, Anopheles stephensi 20221102.8706520

● ジフテリア インドネシア

PRO/EDR> Diphtheria - Indonesia: fatal, more cases, vaccine campaign, alert
Archive Number: 20230222.8708538
[1] 情報源 Kompas.com [in Indonesian] 2023年2月21日
Sukahurip Village, Pangatikan District, Garut Regency において,住民 7人がジフテリア diphtheria [bacterium] により死亡したと,the Head of the Surveillance Team が 21日明らかにした。in the period of 6-19 February 2023 の期間に 6人が死亡し 19日に新たに 1人が死亡した。7人の正確な死亡原因は確認されていないが,初期解析でジフテリア患者との濃厚接触が確認されている。ジフテリア感染の有無は調べられていない。
[2] 情報源 Nouvelles du monde [in French] 2023年2月21日
The Garut Regency Government において,ジフテリア感染に関連する非常事態 an Extraordinary Event Status (KLB) related to diphtheria cases in Sukahurip Village, Pangatikan District, Garut Regency が 19日に宣言された。地域病院の医師 RSUD Dr Slamet [Regional General Hospital] Garut Regency, Deputy Director of Services がジフテリア感染増加を予想し専用診察室 a special room を用意したと述べている。RSUD では現在,18日以降に入院となった 3例のジフテリア患者が治療を受けている ... 
参考項目 2018
Diphtheria - Indonesia: fatal, more cases, vaccine campaign 20180106.5542510

● 梅毒 米国

PRO/EDR> Syphilis - USA (02): (MS) congenital, increasing cases, RFI
Archive Number: 20230222.8708535
 情報源 Healthnews 2023年2月20日
ミシシッピ州 Mississippi [USA] で先天性梅毒 congenital syphilis の治療を受けた新生児の数が過去 5年間に急増している。産前ケアへのアクセスが制限されたことと,保険未加入が原因とみられている。the Mississippi State Department of Health's Crossroads Clinic in Jackson の医師らが病院の支払いデータを解析したところ,州内の先天性梅毒症例数が 900% を超えて増加していた。[1]. 
In 2021, some 102 newborns in the state were treated for the condition, compared to only 10 babies in 2016 ... 

● 日本脳炎など インド 
PRO/AH/EDR> Japanese encephalitis & other - India (02): (OR, Odisha)
Archive Number: 20230222.8708532
 情報源 Hindustan Times 2023年2月20日
Purubai Kanyashram hostel in the coastal Balasore district において,発熱,頭痛,嘔吐で公立病院に入院した少なくとも 5人の女生徒 girl students が,2日後の日本脳炎 Japanese encephalitis 検査で陽性となった。18日,嘔吐と頭痛を訴えた 10年生 a class 10 student of the hostel が,Balasore district headquarters hospital 病院に入院した翌日に死亡した。この女子生徒の検査では原因が確認できなかったが,同時に入院した他の 5人の生徒らはウイルス検査で陽性となった ...