クリミアコンゴ出血熱 セネガル
黄熱 ブラジル
● クリミアコンゴ出血熱 セネガル
PRO/AH/EDR> Crimean-Congo hem. fever - Africa (03): Senegal (LG)
Archive Number: 20230529.8710304
[1] 情報源 News Today 2023年5月29日
セネガルのクリミアコンゴ出血熱に関する続報 follow-up concerning Crimean-Congo hemorrhagic fever (CCHF) として,政府当局は9日,2例目 a 2nd case of the disease となる the Linguère district in the Louga region の患者を報告した。1例目は,4月21日に確認された35歳男性の患者で,Fadia city, Guédiawaye district, Dakar region の精肉業者 a butcher だった。4月10日に発熱とインフルエンザ類似症状で発症し,出血症状と血小板減少がみられウイルス性出血熱が疑われたため,4月20日に検体が採取された。同22日に男性は死亡した ...
[2] 情報源 Senegalese Press Agency (APS) [in French] 2023年5月11日
セネガルで2例目のクリミアコンゴ出血熱患者が確認されたと,保健当局 head of the epidemiological surveillance division at the Ministry of Health and Social Action が11日明らかにした。Linguère の男性ですでに回復していると説明された。牧畜を行っており現地医療機関を受診したとされている ...
関連項目
Crimean-Congo hem. fever - Africa: Senegal (DK) fatal 20230429.8709768
● 黄熱 ブラジル
PRO/AH/EDR> Yellow fever - Americas (08): Brazil (SP)
Archive Number: 20230529.8710303
情報源 Merco Press 2023年5月29日
サンパウロ保健当局 São Paulo health authorities からこの週末に,約2年ぶりとなる黄熱患者 [human] cases of yellow fever について,2023年に4名が感染しうち2名が黄熱により死亡したと報告された。2名はいずれも the State of São Paulo での死亡であったが,1名は a resident of Minas Gerais の住民だった。州内では2020年に1例の感染が確認されて以来,患者の発生はなかった。2023年1月から3月までの期間の黄熱ワクチンの接種率は82%であった。2022年は,当局がいずれの医療機関でも接種可能であると周知していたが64.4%であった。初回接種は生後9か月,2回目は4歳時に接種する必要がある。完了していない場合,5歳以降では1回接種が勧められている ...
黄熱には季節性パターンがあり,12月から5月にもっとも多く発生する。森林に生息し都市部ではみられない野生の蚊から感染する。the state of São Paulo では疫学上半世紀近く姿を消していた epidemiological silence していたが,2000年に再び確認され始めた。再導入後,4回のアウトブレイクが報告され,600人以上の感染が確認されている。2014年からは Goiás and Tocantins から the south eastern and southern states [of Brazil] において流行 Epidemic events も発生している。
[Mod.TY- この報告には,2023年のいつごろ,Sao Paulo 州内のどこで,どのような環境下での感染伝播により,4人が黄熱に感染したかが示されていない。2023年の human YF cases in Sao Paulo state について報告されるのはこれが初めてではない (20230318.8709020)。興味深いこととして,3月17日の報告では,Águas da Prata (Sao Paulo) で死亡して発見されたサル an Atlantic titi monkey [_Callicebus personatus_] の黄熱検査が陽性となり,この森林内で黄熱ウイルスの感染伝播が示唆されている。
上記報告では,2022年の州内の対象人口の82%がワクチン接種を受けていた。ワクチン接種戦略の強化に加え,保健当局が医療従事者への疑い例の早期発見を促している。the sylvan (forest) transmission cycle から,都市部のネッタイシマカでの感染伝播 _Aedes aegypti_ transmission への移行 possible spill-over 回避のため,Vaccination and increased surveillance が肝要である]
● ハンタウイルス感染症 パナマ
PRO/AH/EDR> Hantavirus - Americas (20): Panama
Archive Number: 20230529.8710301
情報源 Día a Día [in Spanish] 2023年5月23日
保健省 the Department of Epidemiology, the Ministry of Health (Ministerio de Salud;Minsa) からの最新報告で,デング熱,ハンタウイルス,マラリア,リーシュマニア症,チクングニア熱の患者数が発表された。全国で報告されたハンタウイルス the confirmed cases of hantavirus infection は合計17例で,うち11例が心肺症候群 hantavirus cardiopulmonary syndrome を発症し,10例が生存しており,Herrera province の1例は死亡した。6例は cases of hantavirus fever の患者であった。
The cases to date have been verified in the provinces of Los Santos (8 cases), Herrera (6), and Cocle (3).
関連項目
Hantavirus - Americas (07): Panama (HE) 20230219.8708480
● 外来種蚊族 スイス
PRO/AH/EDR> Invasive mosquito - Switzerland: (VD)
Archive Number: 20230529.8710299
情報源 Le News 2023年5月26日
東南アジアの熱帯・亜熱帯固有の the tiger mosquito は,日没および日の出の時刻のほか,日中にも活動し吸血する。黄熱,デング熱,チクングニア,ジカなど様々なウイルスを感染伝播する能力を有する。すでに the cantons of Geneva, Valais and Ticino で確認されているが,最近,Nyon and Bourg-en-Lavaux (Cully) in the canton of Vaud にも定着したと伝えられている。